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JPH0795693B2 - 符号化・復号化装置 - Google Patents
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JPH0795693B2 - 符号化・復号化装置 - Google Patents

符号化・復号化装置

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JPH0795693B2
JPH0795693B2 JP3311910A JP31191091A JPH0795693B2 JP H0795693 B2 JPH0795693 B2 JP H0795693B2 JP 3311910 A JP3311910 A JP 3311910A JP 31191091 A JP31191091 A JP 31191091A JP H0795693 B2 JPH0795693 B2 JP H0795693B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、符号化・復号化装置、
特に画像情報などの符号化・復号化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】マルコフ情報源の符号化においては、情
報源の出力シンボル系列に対し、既に符号化済みのシン
ボルである参照シンボルにより符号化対象シンボルを予
測し、その予測誤差信号を参照シンボルパターンにより
予測的中率に応じて各予測誤差信号をいくつかの群に分
類し、それぞれに適した符号を用いて符号化が行われて
いる。ここで以下この予測誤差信号の作成のことを予測
変換、群に分類することを統合、群の識別子のことを次
数と呼ぶ。また、符号化されるべき予測誤差信号のこと
を予測誤差シンボルと呼ぶことにする。
【0003】この予測変換および次数選択方法として
は、情報源の統計的性質の局所的変化に対応するため、
適応処理を行う技術が(特願平1−127134号)に
開示されている。予測誤差シンボルの符号化手法につい
ては、減算型算術符号化法が、IBM研究開発情報19
88年11月、第32巻第6号(IBM Journa
l ofReserch and Developme
nt,Vol.32,No.6,Nov.1988)の
「Q−コーダ対応2元演算符号器の基礎的原理の概観」
(An overview of the basic
principleof the Q−Coder
adaptive−binary arith−met
ic coder)や(特開平2−202267号公
報)などに開示されている。これらはシンボル系列を数
直線上で0.0から1.0までの間に写像し、その座標
を符号語として符号化する数直線表示符号化方式の一種
で、生起したシンボルに応じて数直線を分割する際に、
加減算のみで行うものである。
【0004】以下、図25に従って従来の技術による予
測変換、統合および符号化の過程を説明する。簡単のた
め、情報源は2値画像信号とし、参照シンボルは図26
の12画素、統合数は16とする。
【0005】図25で、1は情報源シンボル101の系
列から参照シンボルを選択出力する参照シンボル作成
器、2はこの出力である参照シンボルパターン102よ
り対象シンボルの次数103と予測値104を出力する
次数・予測値メモリ、3は予測値104をもとに予測誤
差シンボル105を作成する予測変換器、4は次数10
3をもとに算術符号の領域幅106を出力する領域幅テ
ーブル、5は算術符号器、6は次数・予測値メモリ2の
読み出しと更新を制御する次数・予測値制御回路であ
る。ここで、参照シンボル数を12としたことより、次
数・予測値テーブル(メモリ2の内容)は図29に示す
様に212種必要となる。次数値については統合を16の
群としたことからこれを識別するものとなる。ここでは
予測的中率の高い程次数が高いものとする。
【0006】次に図25についてその動作を説明する。
情報源から発生したシンボル101(画像信号)は参照
シンボル作成器1でその系列が記憶されると共に、図2
6に示す12画素の信号が選択されて参照シンボルパタ
ーン102として出力される。次数・予測値メモリ2で
はこれを基に図11に示すテーブル内容から対象シンボ
ルの予測値104と次数103が出力され、次数103
情報は図28に示す領域テーブル4で領域幅106とし
て変換出力される。
【0007】一方、発生シンボル101は予測変換器3
で予測値104と排他的論理和がとられ予測誤差シンボ
ル105が作成される。この予測誤差シンボルは符号化
対象が2値画像信号であるため、予測一致の場合に0
(MPS:More Probable Symbo
l)、不一致の場合に1(LPS:Less Prob
able Symbol)となる。
【0008】算術符号器5では領域幅106信号を基
に、予測誤差シンボル105を数直線上に写像してゆき
符号化が実行される。すなわち、予測誤差シンボル系列
において第i番目のシンボルをai 、第i時点でのLP
Sの写像範囲(割当領域)をSとすると、第i時点出の
シンボル系列の写像範囲(有効領域)Aiとその下界値
座標Ciは、シンボルai がMPSのとき、MPS領域
を有効領域の下側に取るとすれば、 Ai=Ai- 1 − S Ci=Ci- 1 シンボルai がLPSのとき Ai=S Ci=Ci- 1 + (Ai- 1 − S) とする。
【0009】ここで有効領域Aiが1/2以下になった
場合には、演算精度を上げるため2のべき乗倍する。こ
のとき座標Ciのオーバーフロー(小数点以上の部分)
分が符号ビット系列として出力される。以下このべき乗
処理を正規化と呼ぶ。 Ai更新値=Ai*2m (1/2<Ai更新値≦1) Ci更新値=Ci*2m
【0010】算術符号においては、SをLPSの出現確
率(=予測誤り確率)とすることで、情報源エントロピ
に極めて近い高効率の符号化ができることが知られてい
る。よって、次数に対応した予測的中率に適したS値を
選択することで上記処理により算術符号化を行うことが
できる。図28は次数と領域幅Sとの対応表の一例であ
る。表中の値は、上記式中の数値を216倍したものを記
してある。
【0011】次に予測および統合の適応処理について説
明する。次数・予測値制御回路6は予測変換器3の出力
シンボル系列から連続するMPSとLPSの数を計数
し、例えばk個MPSを検出した時及び1個LPSを検
出した時点で次に示す手順で次数・予測値テーブルメモ
リ2の内容を書き換える。なお、kやlの値については
各次数に応じ、次数・予測値制御回路6に事前に設定さ
れているものである。
【0012】1個のLPSを検出した場合 次数・予測値テーブルメモリ2において、その時の参照
シンボルパターンに対応する次数の値を1だけ減算す
る。これは、当該参照シンボル状態に於ける予測が外れ
たため、予測の的中度を示す次数を下げることによっ
て、現在の符号化対象となっている情報源に対し、次数
・予測値を適応させる動作である。次数が最低次数に達
しそれ以上次数を減じることが出来なくなると、予測値
を反転させる。この動作により的中率が極端に悪い予測
値は書き換えられる。
【0013】k個のMPSを検出した場合 次数・予測値テーブルメモリ2において、その時の参照
シンボルパターンに対応する次数の値を1だけ加算す
る。これは、当該参照シンボル状態に於ける予測が的中
したため、予測の的中度を示す次数を上げることによっ
て、現在の符号化対象となっている情報源に対し、次数
・予測値を適応させる動作である。次数がすでに最高次
数に達している場合には加算は実行されない。この動作
により予測が極めてよく的中する場合には、次数を上げ
ることによりS値が小さくなり、算術符号器5から出力
される符号量を抑えることができる。
【0014】以上の動作により次数・予測値制御回路6
は、情報源の性質に追従して次数・予測値テーブルを書
き換えてゆき、高い符号化効率による算術符号化が実現
できる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこの従来
の装置に於いては、次数・予測値メモリ2は、容量(上
記実施例では212x5bit)の点から、汎用のRAM
を使用せざるを得ない。一方、上記説明で明らかなよう
にマルコフモデルに基づく算術符号化では、1シンボル
毎に参照シンボルパターンの作成と、次数・予測値メモ
リ2の検索、数直線の領域計算を行うため、これにより
標準的なA4判原稿を水平8画素/mm、垂直7.7l
ine/mmの解像度で符号化する場合1.3秒程度
と、MMR符号化等他の符号化方式に基づく符号化・復
号化装置に比べ、処理速度が大幅に大きなものとなって
いる。
【0016】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、特定の参照シンボルパターンに
対する次数・予測値メモリを高速アクセス可能とするこ
とにより大幅な処理高速化が可能な符号化装置及び復号
化装置を得ることを目的にしている。
【0017】また、他の発明は上記のような問題点を解
消するためになされたもので、次のシンボルに対する次
数・予測値テーブルの検索と当該シンボルに対する数直
線の領域計算を並行して行わせることにより大幅な処理
高速化が可能な符号化装置及び復号化装置を得ることを
目的にしている。
【0018】更に、他の発明は上記のような問題点を解
消するためになされたもので、特定の参照シンボルパタ
ーンが連続する場合には、数直線の領域計算を一括処理
とすることにより大幅な処理高速化が可能な符号化装置
及び復号化装置を得ることを目的にしている。
【0019】
【課題を解決するための手段】請求項1及び請求項2の
発明に係る符号化装置は、参照シンボルのパターンに対
応して、上記符号化対象シンボルの予測値と予測一致率
に基づく識別子である次数とを記憶するメモリと、参照
シンボルのパターンが特定のパターンであることを検出
する検出器と、前記特定のパターンに対する予測値と次
数を記憶するレジスタと、前記検出器出力に基づき、前
記メモリとレジスタ出力を選択する選択器と、この選択
器より出力された予測値・次数情報を基に符号化対象シ
ンボルを符号化する算術符号化手段と、上記符号化対象
シンボルを予測一致しているか否かを判定する判定手段
と、その判定結果に基づいて該参照シンボルパターンに
対する予測値および次数を書き換える次数・予測値制御
回路とを備えたものである。
【0020】請求項3及び請求項4の発明に係る復号化
装置は、参照シンボルのパターンに対応して上記復合化
対象シンボルの予測値と予測一致率に基づく識別子であ
る次数とを記憶するメモリと、参照シンボルのパターン
が特定のパターンであることを検出する検出器と、前記
特定のパターンに対する予測値と次数を記憶するレジス
タと、前記検出器出力に基づき、前記メモリとレジスタ
出力を選択する選択器と、この選択器より出力された予
測値・次数情報を基に符号ビット系列を復合化する算術
復合化手段と、上記復合化対象シンボルが予測一致して
いるか否かを判定する判定手段と、その決定結果に基づ
いて該参照シンボルパターンに対する予測値および次数
を書き換える次数・予測値制御回路とを備えたものであ
る。
【0021】請求項5の発明に係る符号化装置は、参照
シンボルのパターンに対応して上記符号化対象シンボル
の予測値と予測一致率に基づく識別子である次数とを記
憶するメモリと、このメモリから読み出された当該符号
化対象シンボルの予測値および次数を記憶する次数・予
測値レジスタと、上記符号化対象シンボルが予測一致し
ているか否かを判定する判定手段と、その判定結果に基
づいて該参照シンボルパターンにおける前記メモリの予
測値及び次数を書き換える次数・予測値制御回路と、上
記符号化対象シンボルに対する参照シンボルパターンと
直前のシンボルに対する参照シンボルパターンの比較結
果に従って、上記次数・予測値レジスタの内容を更新す
る検出器と、上記次数・予測値レジスタに記憶された予
測値・次数情報をもとに符号化対象シンボルを符号化す
る算術符号化手段とを備えたものである。
【0022】請求項6の発明に係る符号化装置は、参照
シンボルのパターンに対応して上記符号化対象シンボル
の予測値と予測一致率によって基づく識別子である次数
とを記憶するメモリと、上記符号化対象シンボルが予測
一致しているか否かを判定する判定手段と、その判定結
果に基づいて該参照シンボルパターンにおける前記メモ
リの予測値及び次数を書き換える次数・予測値制御回路
と、直前の符号化対象シンボルに対する書き換え後予測
値および次数を記憶するレジスタと、上記符号化対象シ
ンボルに対する参照シンボルパターンと直前のシンボル
に対する参照シンボルパターンの比較結果に従って、上
記メモリからの次数・予測値または、上記直前の符号化
対象シンボルに対する予測値および次数を記憶するレジ
スタの何れかを選択する選択器と、この選択器出力をも
とに、符号化対象シンボルを符号化する算術符号化手段
とを備えたものである。
【0023】請求項7及び請求項8の発明に係る復号化
装置は、参照シンボルのパターンに対応して上記復合化
対象シンボルの予測値と予測一致率に基づく識別子であ
る次数とを記憶し、複数の参照シンボルパターンに対応
した予測値および次数を並列に出力するメモリと、複数
個の参照シンボルパターンに対するメモリ出力のうちの
1組の予測値および次数を選択出力する選択器と、この
選択された次数・予測値を基に符号化ビット系列を復号
化する算術復号化手段と、上記メモリの出力を記憶する
レジスタと、上記復号化対象シンボルが予測一致してい
るか否かを判定する判定手段と、その判定結果に基づい
て該参照シンボルパターンに対する予測値および次数を
書き換える次数・予測値制御回路と、上記復号化対象シ
ンボルに対する参照シンボルパターンと直前のシンボル
に対する参照シンボルパターンの比較結果に従って、上
記次数・予測値レジスタの内容を更新する検出器とを備
えたものである。
【0024】請求項7及び請求項9の発明に係る復号化
装置は、参照シンボルのパターンに対応して上記復合化
対象シンボルの予測値と予測一致率に基づく識別子であ
る次数とを記憶し、複数の参照シンボルパターンに対応
した予測値および次数を並列に出力するメモリと、複数
個の参照シンボルパターンに対するメモリ出力のうちの
1組の予測値および次数を選択出力する選択器と、この
選択された次数・予測値を基に符号化ビット系列を復号
化する算術復号化手段と、上記復合化対象シンボルが予
測一致しているか否かを判定する判定手段と、その決定
結果に基づいて該参照シンボルパターンに対する予測値
および次数を書き換える次数・予測値制御回路と、直前
の復号化対象シンボルに対する書き換え後の予測値およ
び次数を記憶するレジスタと、復号化対象シンボルに対
する参照シンボルパターンと直前のシンボルに対する参
照シンボルパターンが一致するか否かを検出する検出器
と、この検出器出力に基づき、上記選択器により選択さ
れた次数・予測値または、上記直前の復号化対象シンボ
ルに対する予測値および次数を記憶するレジスタからの
次数・予測値の何れかを選択する第2の選択器とを備え
たものである。
【0025】請求項10及び請求項11の発明に係る符
号化装置は、参照シンボルのパターンに対応して、上記
符号化対象シンボルの予測値と予測一致率に基づく識別
子である次数とを記憶するメモリと、連続する複数個の
符号化対象シンボルに対する参照シンボルのパターンが
全て特定のパターンであり且つ全ての符号化対象シンボ
ルが予測一致することを検出する検出器と、上記検出器
出力を基に、上記メモリに記憶された予測値・次数情報
により符号化対象シンボルを1シンボルずつ符号化する
か、あるいは上記複数個の符号化対象シンボルを一括し
て符号化するかの処理を切り替えて動作する算術符号化
手段と、上記符号化対象シンボルを予測一致しているか
否かを判定する判定手段と、その決定結果に基づいて該
参照シンボルパターンにおける前記メモリの予測値及び
次数を書き換える次数・予測値制御回路とを備えたもの
である。
【0026】請求項12及び請求項13の発明に係る復
号化装置は、参照シンボルのパターンに対応して復号化
対象シンボルの予測値と予測一致率に基づく識別子であ
る次数とを記憶するメモリと、連続する複数個の復号化
対象シンボルが予測一致すると仮定した場合には該複数
個の復号化対象シンボルに対する参照シンボルのパター
ンが全て特定のパターンであることを検出する検出器
と、上記検出器出力を基に、上記メモリに記憶された予
測値・次数情報により符号化対象シンボルを1シンボル
ずつ符号化するか、あるいは上記複数個の復号化対象シ
ンボルを一括して復号化するかの処理を切り替えて動作
する算術復号化手段と、上記復号化対象シンボルを予測
一致しているか否かを判定する判定手段と、その決定結
果に基づいて該参照シンボルパターンに対する予測値お
よび次数を書き換える次数・予測値制御回路とを備えた
ものである。
【0027】
【作用】請求項1及び請求項2の発明によれば、参照シ
ンボルのパターンが特定のパターンにある場合には次数
・予測値の読みだし及び更新に前記レジスタ出力を選択
し、それ以外のパターンではメモリからの出力信号を選
択してい用いることで符号化速度が向上する。
【0028】請求項3および請求項4の発明によれば、
参照シンボルのパターンが特定のパターンにある場合に
は次数・予測値の読みだし及び更新に前記レジスタ出力
を選択し、それ以外のパターンではメモリからの出力信
号を選択してい用いることで復号化速度が向上する。
【0029】請求項5の発明によれば、符号化処理に用
いる予測値及び次数として、符号化対象シンボルに対す
る参照シンボルパターンと直前のシンボルに対する参照
シンボルとの比較結果に従って、次数・予測値レジスタ
の内容を更新した後、更新後の予測値・次数情報をもと
に符号化対象シンボルを符号化することで符号化速度が
向上する。
【0030】請求項6の発明によれば、符号化処理に用
いる予測値及び次数として、符号化対象シンボルに対す
る参照シンボルパターンと直前のシンボルに対する参照
シンボルとが一致しているか否かにより、直前の符号化
対象シンボルに対する、書き換え処理後の予測値及び次
数ないしは、メモリからの出力信号をそれぞれ選択して
用いることで符号化速度が向上する。
【0031】請求項7及び請求項8の発明によれば、復
号化処理に用いる予測値及び次数として、復号化対象シ
ンボルに対する参照シンボルのパターンと直前のシンボ
ルに対する参照シンボルとが一致しているか否かによ
り、直前の復号化対象シンボルに対する、書き換え処理
後の予測値及び次数ないしは、メモリからの出力信号を
それぞれ選択して用いることで復号化速度が向上する。
【0032】請求項7及び請求項9の発明によれば、復
号化処理に用いる予測値及び次数号として、復号化対象
シンボルに対する参照シンボルのパターンと直前のシン
ボルに対する参照シンボルとが一致しているか否かによ
り、選択器により選択された次数・予測値または直前の
復号化対象シンボルに対する書き換え処理後の予測値及
び次数ないしは、次数・予測値を記憶するレジスタから
の出力信号をそれぞれ選択して用いることで復号化速度
が向上する。
【0033】請求項10及び請求項11の発明によれ
ば、連続する複数個の符号化対象シンボルに対する参照
シンボルのパターンが特定のパターンにある場合には、
上記算術符号器において、複数個のシンボルに対する算
術演算を一括して行うことで符号化速度が向上する。
【0034】請求項12及び請求項13の発明によれ
ば、連続する複数個の復号化対象シンボルに対する参照
シンボルのパターンが特定のパターンにある場合には、
上記算術符号器において複数個のシンボルに対する算術
演算を一括して行うことで復号化速度が向上する。
【0035】
【実施例】以下、第1の発明を図示実施例に基づいて説
明する。図1は本発明の一実施例の符号化装置を示すも
ので、図1において、図25の従来の符号化装置との相
違点は、参照シンボルパターン102から図26の12
画素全てが0(白画素)か否かを検出する検出器7と、
12画素全てが0の時の次数および予測値を記憶するレ
ジスタ8と、12画素全てが0か否かに応じてメモリ2
とレジスタ8の出力およびこれらへの書き込み用更新信
号を切り替える選択器9が付加されたことである。
【0036】図2は、算術符号器5の内部構成を示すブ
ロック構成図で、図において、5aは数直線上の有効領
域Aiを記憶するAレジスタ、5bはMPS領域幅11
7を計算する減算器、5cは下界値座標118を記憶す
るCレジスタ、5dはLPSの場合のCレジスタ値11
9を計算する加算器、5eはCレジスタのオーバーフロ
ー(シフトアウト)信号であるキャリ出力120を一時
記憶してCレジスタ5c更新時に桁上がりの処理を行う
とともに、記憶した符号ビットの内容が連続した8個の
“1”になった場合には最下位ビットの下から“0”を
挿入して以後の桁上がり処理の影響をこの挿入“0”以
下に抑える処理(以後ビットスタッフ処理と呼ぶ)を行
うための符号レジスタ、5fはこの算術符号器5の動き
を制御するタイミング制御回路である。
【0037】次に、本実施例の動作について説明する。
図3、図4は本実施例の動作例を示すタイミング図であ
る。説明を容易にするため、まず図3に示す参照シンボ
ルパターン102が全て“0”ではない場合と全て
“0”の場合を分けて個別に説明する。
【0038】まず、参照シンボルパターン102が全て
“0”ではない場合は、予測対象シンボルが情報源シン
ボル101として本符号化装置に入力されると、参照シ
ンボル作成器1に於いてすでに処理済みの図26に示す
12画素の参照画素の信号が出力102され、検出器7
において全て“0”ではないことが判定される。選択器
9ではこれを受け、次数・予測値メモリ2から読み出し
た当該参照シンボルパターンに於ける出力信号を領域幅
テーブル4及び予測変換器3に出力する。ここで、本実
施例では次数・予測値メモリ2の読み出し処理は10M
HZのシステムクロック2周期分200nsecとして
いる。
【0039】次数信号112は、領域幅テーブル4で図
28に示す領域幅信号106に変換され、予測値信号1
13は予測変換器3で当該情報源シンボル101と排他
的論理和演算が施され予測誤差シンボル105が作成さ
れる。この後、上記の有効領域Ai・下界値座標Ciの
演算と次数・予測値の更新が下記の様に行われる。 (1)正規化および次数・予測値の更新がない場合(図
3 #1)上記領域と座標の演算をシステムクロック1
周期で実行される。 (2)正規化があり、次数・予測値の更新がないばあい
(図3 #2)正規化を除く領域・座標計算処理がシス
テムクロック1周期で、正規化がmクロックで実行され
る。 (3)正規化がなく、次数・予測値の更新がある場合
(図3 #3)領域と座標の演算をシステムクロック1
周期で行った後、次数・予測値メモリ2の内容を更新す
る。メモリ更新はシステムクロック2周期で行う。 (4)正規化と次数・予測値の更新がある場合(図3
#4)正規化を除く領域・座標計算処理をシステムクロ
ック1周期で行った後、mクロックで正規化を行うとと
もに次数・予測値メモリ2の更新を平行して行う。なお
このとき次のシンボルの処理は正規化およびメモリ2の
更新がともに終了してから行う。
【0040】ここで、LPSとMPSの判定を含む領域
計算および座標計算の制御は、予測誤差シンボル105
およびAレジスタ出力116のMSB信号を元に算術符
号器5のタイミング制御回路5fで行われ、次数・予測
値メモリ2の更新制御は次数・予測値制御回路6で行わ
れる。
【0041】符号レジスタ5eに於いては桁上がり処理
は、上記(正規化を除く)領域・座標計算に平行して処
理が行われる。正規化時は内部のレジスタのシフトと共
に8ビット目からの桁上がりが符号107として出力さ
れる。この時、8ビットの内部レジスタの全ビットが
“1”の場合はタイミング制御回路5fに対しビットス
タッフ信号122が送られ、正規化クロック121が一
時停止されると共にシステムクロック1周期を使って内
部レジスタの1ビットシフト(LSBシフトイン信号は
“0”とされる)が行われる。
【0042】参照シンボルパターン102が全て“0”
の場合は、選択器9において次数および予測値信号とし
て次数・予測値メモリ2の出力の代わりに次数・予測値
レジスタ8の出力が選択される。この処理は選択器9に
於ける遅延(10nsec以下)のみ考慮すれば良いた
め、次数・予測値の読み出しのための特別のサイクルは
不要になる。また、次数・予測値の更新についても、シ
ステムクロック1サイクルで可能である。そこで参照シ
ンボルパターン102がすべて“0”の場合の処理は図
4の様になる。
【0043】上記では、参照シンボルパターン102を
全て“0”あるいはそれ以外の場合を別々に説明した
が、実際の画像信号符号化では、これらは混在して起こ
る。このため、動作タイミングとしては、図3と図4の
各ケースを組み合わせた形となる。
【0044】以上の説明より明らかなように本実施例に
於ける符号化処理時間Tは、参照シンボルパターンが全
て“0”以外のシンボル数をNa、全て“0”のシンボ
ル数をNb、符号ビット数をNcとすると、 T=200*Na+100*(Na+Nb)+100*
Nc+100*α (nsec) となる。ここでαは、次数・予測値の更新の際に、更新
処理が正規化処理終了時点で完了しない場合の追加(正
規化処理がない場合は更新に必要な)所要クロック数で
ある。
【0045】そこで、標準的な解像度水平8画素/m
m、垂直7.7ライン/mmのA4判原稿として、参照
シンボルパターンが全て“0”の割合を2/3、圧縮率
を30と仮定すると Na=1728*2376*(1/3) Nb=1728*2736*(2/3) Nc=1728*2736*(1/30) となり、符号化処理時間Tは約0.7秒となる。ここ
で、次数・予測値の更新は、全シンボルの1/50から
1/200程度であるため、αの影響は無視した。
【0046】一方、従来の技術による符号化装置では上
記式で Na=1728*2376 Nb=0 Nc=1728*2736*(1/30) とすれば、符号化処理時間Tは約1.25秒となり、本
発明により符号化処理速度の大幅な向上が実現できるこ
とが分かる。
【0047】次に図5はこの第2の発明の一実施例であ
る復号化装置のブロック構成を示している。図で、10
は符号ビット系列107より領域幅信号106を基に予
測誤差シンボル105を再生する算術復号器、11はこ
の予測誤差シンボル105と予測値113との排他的論
理和演算を行って情報源シンボル101を再生する予測
逆変換器で、他の部分は図1の実施例と同一の回路であ
る。
【0048】図6はこの算術復号器10の内部構成を示
すブロック構成図で、10aは数直線上の有効領域Ai
を記憶するAレジスタ、10bはMPS領域幅117を
計算する減算器、10cは下界値座標を記憶するレジス
タ、10dはLPSの場合のCレジスタ値119を計算
する減算器、10eは符号ビット系列107を一時記憶
し正規化シフトクロック122に応じて内部の9ビット
レジスタの最上位信号をCレジスタに送ると共に、記憶
した符号ビットの下位8ビットの内容が連続した8個の
“1”になった場合には符号ビット系列107から1ビ
ット入力して内部9ビットレジスタの最下位の位置で加
算を行うことにより符号器において挿入されたビットス
タッフ信号を削除するスタッフビット除去処理を行うた
めの符号レジスタ、10fはこの算術復号器10の動き
を制御するタイミング制御回路である。
【0049】次に本実施例の動作について説明する。算
術符号の復号化においては、Cレジスタの内容である相
対座標をCi、第i番目の予測誤差シンボルai 時点で
のLPSの領域幅をSとすると、 Ci−1 < (Ai- 1 − S)ならばai はMPS Ai=Ai- 1 − S Ci=Ci- 1 Ci−1≧(Ai- 1 − S)ならばai はLPS Ai=S Ci=Ci- 1(Ai- 1 − S) とする。
【0050】ここで有効領域Aiが1/2以下になった
場合には、演算精度を上げるために正規化処理として2
のべき乗倍する。このときCiの最下位ビットから符号
レジスタ10eからキャリ入力信号123を入力する。 Ai更新値=Ai*2m (1/2Ai更新値≦1) Ci更新値=Ci*2m
【0051】図7、図8は本実施例の動作例を示すタイ
ミング図で、図7は参照シンボルパターン102が全て
“0”ではない場合を、図8は全て“0”の場合を示
す。参照シンボルパターン102の作成、次数・予測値
の作成および更新動作は図1の実施例と同一である。
【0052】予測誤差シンボルai の再生および有効領
域Ai、相対座標Ciの演算については、まずタイミン
グ制御回路10fにおいて上記の様にCi- 1と(Ai
- 1−S)の比較が行われてシンボルai が(MPSあ
るいはLPS)決定され、これに基づきAiとCiが計
算されてAレジスタ10aおよびCレジスタ10cに設
定される。この一連の処理はシステムクロック1周期で
行われる。
【0053】この演算の結果、有効領域Aiが1/2未
満になる場合上記正規化の処理がmクロックで行われ
る。このとき、符号レジスタ10eにおいて記憶した符
号ビットの下位8ビットの内容が連続した8個の“1”
になった場合には正規化クロック121が一時停止され
るとともに符号ビット系列107から1ビット入力して
内部9ビットレジスタの最下位の位置で加算が行われ
る。
【0054】そこで、復号化処理時間Tは符号化時同様 T=200*Na+100*(Na+Nb)+100*
Nc+100*α (nsec) となり、本実施例においても、従来技術による復号化装
置に比べ大幅な向上が実現できる。また、上記実施例で
は参照シンボルパターンとして全て“0”の状態のみ特
別のレジスタを設けて処理の高速化を図ったが、さらに
例えば参照シンボルパターンが全て“1”の状態などを
含め、複数個のレジスタを設けるようにしても良い。
【0055】以下、第3の本発明を図示実施例に基づい
て説明する。図9は本発明の一実施例の符号化装置を示
すもので、図9において、図25従来の符号化装置との
相違点は、参照シンボルパターン102から直前の符号
化対象シンボルに対する参照シンボルパターンと符号化
対象シンボルに対する参照シンボルパターンが一致して
いるか否かを検出する検出器7と、次数・予測値メモリ
2からの次数103及び予測値出力104ないしは、次
数・予測値制御回路6からの更新信号108一時記憶す
る次数・予測値レジスタ8bを設け、この出力を領域幅
テーブル4及び予測変換器3の入力としている点であ
る。
【0056】図10は、算術符号器5の内部構成を示す
ブロック構成図である。図において、5aは数直線上の
有効領域Aiを記憶するAレジスタ、5bはMPS領域
幅117を計算する減算器、5cは下界値座標115を
記憶するCレジスタ、5dはLPSの場合のCレジスタ
値116を計算する加算器、5eはCレジスタのオーバ
ーフロー(シフトアウト)信号であるキャリ出力117
を一時記憶してCレジスタ5c更新時に桁上がりの処理
を行うとともに、記憶した符号ビットの内容が連続した
8個の“1”になった場合には最下位ビットの下から
“0”を挿入して以後の桁上がり処理の影響をこの挿入
“0”以下に抑える処理(以後ビットスタッフ処理と呼
ぶ)を行うための符号レジスタ、5fはこの算術符号器
5の動きを制御するタイミング制御回路である。
【0057】次に、本実施例の動作について説明する。
図11は本実施例の動作例を示すタイミング図である。
まず、符号化対象シンボルが情報源シンボル101とし
て本符号化装置に入力されると、参照シンボル作成器1
においてすでに処理済の図26に示す12画素の参照画
素の信号が出力102され、当該参照シンボルパターン
における次数及び予測値が次数・予測値メモリ2から読
み出され次数・予測値レジスタ8に記憶される。ここ
で、本実施例では上記参照シンボルパターン作成からレ
ジスタ8に記憶する処理は10MHZのシステムクロッ
ク1周期分100nsecとしている。
【0058】次数信号111は、領域幅テーブル4で図
28に示す領域幅信号106に変換され、予測値信号1
12は予測変換器3で当該情報源シンボル101と排他
的論理和演算が施され予測誤差シンボル105が作成さ
れる。この後、上記の有効領域Ai・下界値座標Ciの
演算と次数・予測値の更新が下記の様に行われる。 (1)正規化および次数・予測値の更新がない場合(図
19 #1)上記領域と座標の演算をシステムクロック
1周期で実行される。 (2)正規化があり、次数・予測値の更新がない場合
(図19 #2)正規化を除く領域・座標計算処理がシ
ステムクロック1周期で、正規化がmクロックで実行さ
れる。
【0059】(3)正規化がなく、次数・予測値の更新
がある場合(図19 #3)領域と座標の演算をシステ
ムクロック1周期で行った後、次数・予測値メモリ2の
内容を更新する。メモリ更新はシステムクロック1周期
で行う。 (4)正規化と次数・予測値の更新がある場合(図19
#4)正規化を除く領域・座標計算処理をシステムク
ロック1周期で行った後、mクロックで正規化を行うと
ともに次数・予測値メモリ2の更新を平行して行う。な
おこのとき次のシンボルの座標計算処理は正規化および
メモリ2の更新がともに終了してから行う。
【0060】ここで、LPSとMPSの判定を含む領域
計算および座標計算の制御は、予測誤差シンボル105
およびAレジスタ出力113のMSB信号を元に算術符
号器5のタイミング制御回路5fで行われ、次数・予測
値メモリ2の更新制御は次数・予測値制御回路6で行わ
れる。
【0061】符号レジスタ5eに於いては桁上がり処理
は、上記(正規化を除く)領域・座標計算に平行して処
理が行われる。正規化時は内部のレジスタのシフトと共
に8ビット目からの桁上がりが符号107として出力さ
れる。この時、8ビットの内部レジスタの全ビットが
“1”の場合はタイミング制御回路5fに対しビットス
タッフ信号119が送られ、正規化クロック118が一
時停止されると共にシステムクロック1周期を使って内
部レジスタの1ビットシフト(LSBシフトイン信号は
“0”とされる)が行われる。
【0062】上記次数・予測値メモリ2からの読み出し
処理と有効領域Ai・下界値座標Ciの計算は次数・予
測値の更新が行われる可能性があることから、従来、直
列(シリアル)処理とされていた。本実施例では、これ
を以下の様に当該符号化対象シンボルに対する有効領域
Ai・下界値座標Ciの計算と、次の符号化対象シンボ
ルに対する次数・予測値メモリ2からの読み出し処理を
平行して処理する。
【0063】すなわち、次数・予測値レジスタ8から当
該符号化対象シンボルの次数信号及び予測値信号が出力
されると、次数・予測値メモリ2においては次の符号化
対象シンボルに対する次数及び予測値がシステムクロッ
ク1周期を用いて読み出される。その後、以下のように
処理が行われる。 (1)正規化および次数・予測値の更新がない場合(図
19 #1)上記領域と座標の演算後、次符号化対象シ
ンボルの領域・座標演算に移る。 (2)正規化があり、次数・予測値の更新がない場合
(図19 #2)正規化完了後、次符号化対象シンボル
の領域・座標演算に移る。 (3)正規化がなく、次数・予測値の更新がある場合
(図19 #3)次数・予測値メモリ2の内容の更新
は、検出器7から出力される当該シンボルに対する参照
パターン(参照シンボルパターン102を1シンボル分
遅らせたもの)、次数・予測制御回路6からの更新信号
108をもとに行う。この時、参照シンボルパターン1
02(次の符号化対象シンボルに対する信号)と当該符
号化対象シンボルに対する参照パターンが一致する場合
は、検出信号110をもとに次数・予測値レジスタの内
容更新が行う。これら内容更新はシステムクロック1周
期で処理されその後、次符号化対象シンボルの領域・座
標演算に移る。 (4)正規化と次数・予測値の更新がある場合(図19
#4)次数・予測値の内容更新は(3)同様に行う。
内容更新後正規化処理が完了していない場合にはそれを
待って、次符号化対象シンボルの領域・座標演算に移
る。
【0064】以上の説明より明らかなように本実施例に
於ける符号化処理時間Tは、全シンボル数をNa、符号
ビット数をNcとすると、 T=100+100*Na+100*Nc+100*α
(nsec) となる。ここでαは、上記(3)のケースで次数及び予
測値更新に必要なクロック数である。そこで、標準的な
解像度水平8画素/mm、垂直7.7ライン/mmのA
4判原稿として、圧縮率を30と仮定すると Na=1728*2376 Nc=1728*2736*(1/30) となり、符号化処理時間Tは約0.4秒となる。ここ
で、次数・予測値の更新は、全シンボルの1/50から
1/200程度であり、上記(3)のケースはしかも予
測結果がMPS且つ正規化が発生しない場合に限られる
ため、αの影響は無視した。
【0065】一方、従来の技術による符号化装置では同
様に T=(100+100)*Na+100*Nc+100
*α (nsec) となる。そこで上記同様の条件で計算すれば、符号化処
理時間Tは約0.8秒となり、本発明により符号化処理
速度の大幅な向上が実現できることが分かる。
【0066】次に、図12は本発明の他の実施例である
符号化装置のブロック構成を示している。図で9は更新
用次数・予測値レジスタ、10は次数・予測値メモリ2
からの読み出し信号を記憶する次数・予測値レジスタ8
の出力と更新用次数・予測値レジスタ9の出力を選択す
る選択器である。
【0067】本実施例では、次数・予測値レジスタ8に
は次数・予測値メモリ2からの読み出し信号のみを記憶
し、更新次数・予測値レジスタ9には次数及び予測値の
適応処理後(更新が行われる場合は更新値、行われない
場合は領域計算に用いられた選択器10出力値)の信号
を記憶し、検出信号110により、当該符号化対象シン
ボルの参照パターンが直前の符号化対象シンボルの参照
パターンと同一の場合には更新用次数・予測値レジスタ
9からの出力を、異なる場合には次数・予測値レジスタ
8からの出力を用いて領域幅計算及び予測変換を行うも
のであり、他の処理は図17の実施例と同様の処理を行
うものである。ただし、検出器7からの検出信号110
は図17の実施例の場合に比べ1シンボル分遅れたもの
となる。
【0068】次に図13は第4の本発明の一実施例であ
る復号化装置のブロック構成を示している。図で、11
は符号ビット系列107より領域幅信号106を基に予
測誤差シンボル105を再生する算術復号器、12はこ
の予測誤差シンボル105と予測値112との排他的論
理和演算を行って情報源シンボル101を再生する予測
逆変換器である。また、2は図26の参照画素のうちA
を除いた11画素の参照シンボルパターンを入力しAが
1及び0の2種類の状態に対する次数及び予測値信号
(それぞれ103a、104aと103b、104bの
2種類)を出力する次数・予測値メモリであり、8もこ
の出力を受け、同じく2種類の次数・予測値を記憶する
レジスタである。また13は予測逆変換器12で再生さ
れた直前の情報源シンボル101に応じて2種類の次数
及び予測値のいずれかを選択する選択器であり、また次
数・予測値制御回路6からの更新信号108を受け、再
生された情報源シンボルに応じて図26の参照画素Aが
1あるいは0のいずれかの次数・予測値メモリ2の内容
及び次数・予測値レジスタ8の内容を更新するための第
1選択更新信号108a及び第2選択更新信号108b
を作成する機能を有している。他の部分は図1の実施例
と同一の回路となっている。
【0069】図14はこの算術復号器11の内部構成を
示すブロック構成図で、11aは数直線上の有効領域A
iを記憶するAレジスタ、11bはMPS領域幅114
を計算する減算器、11cは下界値座標を記憶するレジ
スタ、11dはLPSの場合のCレジスタ値116を計
算する減算器、11eは符号ビット系列107を一時記
憶し正規化シフトクロック118に応じて内部の9ビッ
トレジスタの最上位信号をCレジスタに送ると共に、記
憶した符号ビットの下位8ビットの内容が連続した8個
の“1”になった場合には符号ビット系列107から1
ビット入力して内部9ビットレジスタの最下位の位置で
加算を行うことにより符号器において挿入されたビット
スタッフ信号を削除するスタッフビット除去処理を行う
ための符号レジスタ、11fはこの算術復号器11の動
きを制御するタイミング制御回路である。
【0070】次に本実施例の動作について説明する。算
術符号の復号化においては、Cレジスタの内容である相
対座標をCi、第i番目の予測誤差シンボルai 時点で
のLPSの領域幅をSとすると、 Ci−1 <(Ai−1 − S)ならばai はMPS Ai= Ai−1 − S Ci= Ci−1 Ci−1 ≧(Ai−1 − S)ならばai はLPS Ai= S Ci= Ci−1(Ai−1 − S) とする。
【0071】ここで有効領域Aiが1/2以下になった
場合には、演算精度を上げるために正規化処理として2
のべき乗倍する。このときCiの最下位ビットから符号
化レジスタ11eからキャリ入力信号117を入力す
る。 Ai更新値=Ai*2m (1/2Ai更新値≦1) Ci更新値=Ci*2m
【0072】図15は本実施例の動作例を示すタイミン
グ図である。まず復号化対象シンボルに対し、図26の
参照画素のうちAを除いた11画素の参照シンボルパタ
ーンを基に、Aが1及び0の2種類の状態に対する次数
及び予測値をメモリ2から読み出しレジスタ8に記憶す
る。これらの処理はシステムクロック1周期の時間に行
う。その後、直前に再生された情報源シンボルであるA
の値によりこの2種類の次数及び予測値の一方を選択し
て当該情報シンボルの再生及び次数・予測値の更新を行
う。
【0073】予測誤差シンボルai の再生および有効領
域Ai、相対座標Ciの演算については、まずタイミン
グ制御回路11fにおいて上記の様にCi−1と(Ai
−1−S)の比較を行ってシンボルai を(MPSある
いはLPS)決定、これに基づきAiとCiを計算され
てAレジスタ11aおよびCレジスタ11cに設定され
る。この一連の処理はシステムクロック1周期で行う。
この演算の結果、有効領域Aiが1/2未満になる場合
上記正規化の処理がmクロックで行う。ここで、符号レ
ジスタ11eにおいて記憶した符号ビットの下位8ビッ
トの内容が連続した8個の“1”になった場合には正規
化クロック118が一時停止するとともに符号ビット系
列107から1ビット入力して内部9ビットレジスタの
最下位の位置で加算が行われる。
【0074】次数・予測値の更新が必要な場合は、次数
・予測値制御回路6より更新信号が出され、選択器13
で直前に再生された情報源シンボルの値に基づき参照画
素Aが1ないし0に対応する選択更新信号(108a,
108b)を生成し、次数・予測値メモリ2の内容を更
新する。また、このとき直前に読み出された次数・予測
値メモリ2の参照パターン102が更新用参照シンボル
パターンと一致する場合は、次数・予測値レジスタ8の
内容も同時に更新する。この更新処理は上記Aレジスタ
とCレジスタの設定の後行われ、1システムクロック期
間で実行する。
【0075】そこで、復号化処理時間Tは符号化次同様 T=100+100*Na+100*Nc+100*α
(nsec) となり、本実施例においても、従来技術による復号化装
置に比べ大幅な向上が実現できる。
【0076】また、図16は他の実施例である復号化装
置のブロック構成を示している。本実施例は図13同様
にメモリ2の読み出し信号を記憶するレジスタ8aとは
別に、更新用のレジスタ9を別に設けたものであり、選
択器10が追加されている。ただし、図12の実施例同
様、本実施例では図13の実施例の場合に比べ検出器7
の検出信号出力110は1シンボル分遅れたものとな
る。
【0077】上記実施例では次数及び予測値の更新をL
PSとMPSの数を計数して制御する方法を用いたが、
上記IBM研究開発情報の様に正規化が行われるタイミ
ングに限って更新制御する方式を用いるようにしても良
い。
【0078】以下、この第5の発明を図示実施例に基づ
いて説明する。図17は本発明の一実施例の符号化装置
を示すもので、図17において、図25の従来の符号化
装置との相違点は、参照シンボルパターン102から直
前の8個の符号化対象シンボルに対する図26の12参
照画素全てが“0”(白画素)で且つ、符号化シンボル
も“0”であるか否かを検出する検出器7と、12参照
画素全てが“0”の時の次数及び予測値を記憶するレジ
スタ8と、検出器7出力とレジスタ8からの12参照画
素全てが“0”の時の次数が最高次数16であることを
示すa11“0”状態次数信号110と同じく予測値が
“0”であることを示すa11“0”状態予測信号11
1の論理積を演算する第1のAND回路9が付加された
ことである。
【0079】図18は、算術符号器5の内部構成を示す
ブロック構成図である。図において、5aは数直線上の
有効領域Aiを記憶するAレジスタ、5bはMPS領域
幅114を計算する減算器、5cは下界値座標115を
記憶するCレジスタ、5dはLPSの場合のCレジスタ
値116を計算する加算器、5eはCレジスタのオーバ
ーフロー(シフトアウト)信号であるキャリ出力117
を一時記憶してCレジスタ5c更新時に桁上がりの処理
を行うとともに、記憶した符号ビットの内容が連続した
8個の“1”になった場合には最下位ビットの下から
“0”を挿入して以後の桁上がり処理の影響をこの挿入
“0”以下に抑える処理(以後ビットスタッフ処理と呼
ぶ)を行うための符号レジスタ、5fはこの算術符号器
5の動きを制御するタイミング制御回路である。
【0080】更に、5gはAレジスタ出力が0X 100
0+0X 0008を越えていることを検出する領域検出
器、5hはこの出力と第1のAND回路9の出力である
切替え信号112との論理積を演算する第2のAND回
路、5iはこの第2のAND回路出力が1のときは領域
幅信号106を8倍する切替え器である。このうち、5
aから5fまでの回路は従来の算術符号器に用いられる
もので、本実施例と従来装置との相違点は5gから5i
が追加された時点である。
【0081】次に、本実施例の動作について説明する。
図19及び図20は本実施例の動作例を示すタイミング
図である。説明を容易にするため、連続する8符号化シ
ンボルに対する参照シンボルパターン102が全て
“0”ではない場合(以下単にa11“0”状態と呼
ぶ)と、連続する8符号化シンボルに対する参照シンボ
ルパターン102が全て“0”の場合とに分けて個別に
説明する。
【0082】まず、a11“0”状態の場合は、予測対
象シンボルが情報源シンボル101として本符号化装置
に入力されると、参照シンボル作成器1においてすでに
処理済の図26に示す12画素の参照画素の信号が出力
102され、検出器7において連続する8符号化シンボ
ルに対する参照シンボルパターンが全て“0”でないこ
とが判定される。そこで検出信号109としては“0”
が出力される。これと同時に、次数・予測値メモリ2か
らは当該参照シンボルパターンにおける次数信号103
及び予測値信号104が出力信号が読み出される。ここ
で、本実施例ではメモリ2の読み出し処理は10MHZ
のシステムクロック1周期分100nsecとしてい
る。
【0083】次数信号103は、領域幅テーブル4で図
28に示す領域幅信号106に変換され、予測値信号1
04は予測変換器3で当該情報源シンボル101と排他
的論理和演算が施され予測誤差シンボル105が作成さ
れる。この後、上記の有効領域Ai・下界値座標Ciの
演算と次数・予測値の更新が下記の様に行われる。 (1)正規化および次数・予測値の更新がない場合(図
19 #1)上記領域と座標の演算をシステムクロック
1周期で実行される。 (2)正規化があり、次数・予測値の更新がない場合
(図19 #2)正規化を除く領域・座標計算処理がシ
ステムクロック1周期で、正規化がmクロックで実行さ
れる。 (3)正規化がなく、次数・予測値の更新がある場合
(図19 #3)領域と座標の演算をシステムクロック
1周期で行った後、次数・予測値メモリ2の内容を更新
する。メモリ更新はシステムクロック2周期で行う。 (4)正規化と次数・予測値の更新がある場合(図19
#4)正規化を除く領域・座標計算処理をシステムク
ロック1周期で行った後、mクロックで正規化を行うと
ともに次数・予測値メモリ2の更新を平行して行う。な
おこのとき次のシンボルの処理は正規化およびメモリ2
の更新がともに終了してから行う。
【0084】ここで、a11“0”状態で次数・予測値
の更新が行われるときには、次数・予測値メモリ2と同
時にa11“0”状態用の次数・予測値レジスタ8の内
容も更新される。
【0085】LPSとMPSの判定を含む領域計算およ
び座標計算の制御は、予測誤差シンボル105およびA
レジスタ出力113のMSB信号を元に算術符号器5の
タイミング制御回路5fで行われ、次数・予測値メモリ
2の更新制御は次数・予測値制御回路6で行われる。
【0086】符号レジスタ5eに於いては桁上がり処理
は、上記(正規化を除く)領域・座標計算に平行して処
理が行われる。正規化時は内部のレジスタのシフトと共
に8ビット目からの桁上がり符号107として出力され
る。この時、8ビットの内部レジスタの全ビットが
“1”の場合はタイミング制御回路5fに対しビットス
タッフ信号119が送られ、正規化クロック118が一
時停止されると共にシステムクロック1周期を使って内
部レジスタの1ビットシフト(LSBシフトイン信号は
“0”とされる)が行われる。
【0087】8連続符号化シンボルに対する参照シンボ
ルパターン102が全て“0”の場合は、第1及び第2
のAND回路により算術演算を一括処理するか否かが判
断される。即ち、第2のAND回路5h出力121は、
対応する8符号化シンボルが全て“0”(検出信号10
9が“1”)、且つa11“0”状態の次数が16(a
11“0”状態次数信号110が“1”)、且つ同状態
の予測値が“0”(a11“0”状態予測値“1”)場
合に、“1”となる。これが“0”の場合は上記同様図
11に示すタイミングで処理される。
【0088】一括処理の場合は、切替え器5iで領域幅
信号106が8倍され、“0X 0008”が減算器5b
の減算入力123とされ算術演算が行われる。直前のA
レジスタ出力113は、0X 0008を越えており、検
算処理を行っても0X 1000以上となるため正規化処
理は発生しない。また次数及び予測値の更新も生じない
ため、引き続き次符号化シンボル、すなわち9画素目の
符号化が実行される。この領域演算処理はシステムクロ
ック1サイクルで可能である。この処理の動作を図4に
示す。
【0089】上記では、連続する8参照シンボルパター
ン102を全て“0”あるいはそれ以外の場合を別々に
説明したが、実際の画像信号符号化では、これらは混在
して起こる。このため、動作タイミングとしては、図1
1と図12の各ケースを組み合わせた形となる。
【0090】以上の説明より明らかなように、本実施例
に於ける符号化処理時間Tは、一括処理が可能な場合す
なわち、8連続符号化対象画素に対する参照シンボルパ
ターンが全て“0”、且つ対応する8符号化シンボルが
全て“0”、且つa11“0”状態の次数が16、且つ
同状態の予測値が“0”、且つ有効領域幅が0X 100
0+0X 0008を越えている場合の符号化対象シンボ
ル数をNa、それ以外の符号化対象シンボル数をNb符
号、符号ビット数をNcとすると、 T=100(Na/8+Nb)+100*(Na/8+Nb) +100*Nc+100*α (nsec) となる。ここでαは、上記(3)の次数・予測値の更新
の際に必要な所要クロック数である。
【0091】そこで、標準的な解像度水平8画素/m
m、垂直7.7ライン/mmのA4判原稿として、一括
処理可能な画素の割合を2/3、圧縮率を30と仮定す
ると Na=1728*2376(2/3) Nb=1728*2376*(1/3) Nc=1728*2736*(1/30) となり、符号化処理時間Tは約0.35秒となる。ここ
で、次数・予測値の更新は、全シンボルの1/50から
1/200程度であるため、αの影響は無視した。
【0092】一方、従来の技術による符号化装置では上
記式で Na=0 Nb=1728*2376 Nc=1728*2736*(1/30) とすれば、符号化処理時間Tは約0.83秒となり、本
発明により符号化処理速度の大幅な向上が実現できるこ
とが分かる。
【0093】次に図21は第6の発明の一実施例である
復号化装置のブロック構成を示している。図で、10は
符号ビット系列107より領域幅信号106を基に予測
誤差シンボル105を再生する算術復号器、11はこの
予測誤差シンボル105と予測値104との排他的論理
和演算を行って情報源シンボル101を再生する予測逆
変換器である。12は算術復号器10からの一括処理識
別信号121を受け通常処理の場合は予測逆変換器11
出力を、一括処理の場合は8連続の“0”信号を情報源
シンボル101として出力する情報シンボル切替え器
(選択器)で、他の部分は図1の実施例と同一の回路で
ある。
【0094】図22はこの算術復号器11の内部構成を
示すブロック構成図で、10aは数直線上の有効領域A
iを記憶するAレジスタ、10bはMPS領域幅117
を計算する減算器、10cは下界値座標を記憶するレジ
スタ、10dはLPSの場合のCレジスタ値119を計
算する減算器、10eは符号ビット系列107を一時記
憶し正規化シフトクロック122に応じて内部の9ビッ
トレジスタの最上位信号をCレジスタに送ると共に、記
憶した符号ビットの下位8ビットの内容が連続した8個
の“1”になった場合には符号ビット系列107から1
ビット入力して内部9ビットレジスタの最下位の位置で
加算を行うことにより符号器において挿入されたビット
スタッフ信号を削除するスタッフビット除去処理を行う
ための符号レジスタ、10fはこの算術復号器10の動
きを制御するタイミング制御回路である。更に、10g
はAレジスタ出力が0X 1000+0X 0008を越え
ていることを検出する領域検出器、10hはこの出力と
第1のAND回路9の出力である切替え信号112との
論理積を演算する第2のAND回路、10iはこの第2
のAND回路出力が1のときは領域幅信号106を8倍
する切替え器である。
【0095】次に本実施例の動作について説明する。算
術符号の復号化においては、Cレジスタの内容である相
対座標をCi、第i番目の予測誤差シンボルai 時点で
のLPSの領域幅をSとすると、 Ci−1 <(Ai−1 − S)ならばai はMPS Ai= Ai−1 − S Ci= Ci−1 Ci−1 ≧(Ai−1 − S)ならばai はLPS Ai= S Ci= Ci−1(Ai−1 − S) とする。
【0096】ここで有効領域Aiが1/2以下になった
場合には、演算精度を上げるために正規化処理として2
のべき乗倍する。このときCiの最下位ビットから符号
レジスタ10eからキャリ入力信号117を入力する。 Ai更新値=Ai*2m (1/2Ai更新値≦1) Ci更新値=Ci*2m
【0097】図23及び図24は本実施例の動作例を示
すタイミング図である。図23は図19同様通常の処理
を行う場合を、図24は一括処理を行う場合を示す。参
照シンボルパターン102の作成、次数・予測値の作成
及び更新動作は図1の実施例と同一である。
【0098】次に、通常の処理の場合、予測誤差シンボ
ルai の再生及び有効領域Ai 、相対座標Ciの演算に
ついては、まずタイミング制御回路10fにおいて上記
の様にCi−1と(Ai−1−S)の比較が行われてシ
ンボルai が(MPSあるいはLPS)決定、これに基
づきAiとCiを計算されてAレジスタ10aおよびC
レジスタ10cに設定される。この一連の処理はシステ
ムクロック1周期で行われる。この演算の結果、有効領
域Aiが1/2未満になる場合上記正規化の処理がmク
ロックで行われる。このとき、符号レジスタ10eにお
いて記憶した符号ビットの下位8ビットの内容が連続し
た8個の“1”になった場合には正規化クロック118
が一時停止するとともに符号ビット系列107から1ビ
ット入力して内部9ビットレジスタの最下位の位置で加
算が行われる。
【0099】一括処理の場合、即ち、情報源シンボルの
復元が完了していない画素を除き、8連続符号化対象画
素に対する参照シンボルパターンが全て“0”、(検出
信号109が“1”)で、且つa11“0”の状態の次
数が16(a11“0”状態次数信号110が
“1”)、且つ同状態の予測値が“0”(a11“0”
状態予測値信号111が“1”)、且つ有効領域幅11
3が0X 1000+0X 0008を越えている(領域検
出器出力120が“1”)の場合には図19の場合同
様、切替え器10iによって領域幅減算用信号122と
して“0X 0008”が用いられ、8連続シンボルに対
する算術演算が行われる。この処理は図19同様システ
ムクロック1周期で行われる。この時復元される情報源
シンボル101としては予測逆変換器11出力に関わら
ず、8連続“0”が情報源シンボル切替え器12より出
力される。
【0100】そこで、復号化処理時間Tは符号化時同様 T=100(Na/8+Nb)+100*(Na/8+Nb) +100*Nc+100*α (nsec) となり、本実施例においても、従来技術による復号化装
置に比べ大幅な向上が実現できる。
【0101】また、上記実施例では参照シンボルパター
ンとして全て“0”の状態のみ特別のレジスタを設けて
処理の高速化を図ったが、さらに例えば参照シンボルパ
ターンが全て“1”の状態などを含め、複数個のレジス
タを設けるようにしても良い。更に、本実施例では一括
処理は次数が最上位16の場合のみとしたが、例えば1
5次の場合にも効領域幅13が0X 1000+0X 10
00を領域検出器5gの判定基準として用いることによ
り同様の一括処理としても良い。
【0102】更に、上記実施例では特定のシンボルパタ
ーン状態における次数及び予測値についても次数・予測
値メモリ2から読み出す処理としたが、第1の発明同様
に次数及び予測値の切替え回路を設け、参照シンボルパ
ターンが全て“0”の場合は次数・予測値メモリ2の読
み出し、更新を行わない形としても良い。
【0103】また、上記実施例では次数及び予測値の適
応化をMPSあるいはLPS発生数に基づいて行う方式
を示したが、上記IBM研究開発情報記載の様に、正規
化が発生した時点のシンボルがMPSかLPSに応じて
行う方式に適用しても上記同様の効果を奏する。
【0104】
【発明の効果】請求項1及び請求項2の発明に係る符号
化装置は、参照シンボルのパターンに対応して、上記符
号化対象シンボルの予測値と予測一致率に基づく識別子
である次数とを記憶するメモリと、参照シンボルのパタ
ーンが特定のパターンであることを検出する検出器と、
前記特定のパターンに対する予測値と次数を記憶するレ
ジスタと、前記検出器出力に基づき、前記メモリとレジ
スタ出力を選択する選択器と、この選択器より出力され
た予測値・次数情報を基に符号化対象シンボルを符号化
する算術符号化手段と、上記符号化対象シンボルを予測
一致しているか否かを判定する判定手段と、その判定結
果に基づいて該参照シンボルパターンに対する予測値お
よび次数を書き換える次数・予測値制御回路とを備えた
ので、参照シンボルのパターンが特定のパターンにある
場合には次数・予測値の読みだし及び更新に前記レジス
タ出力を選択し、それ以外のパターンではメモリからの
出力信号を選択してい用いることができるため符号化速
度が向上するという効果がある。
【0105】請求項3及び請求項4の発明に係る復号化
装置は、参照シンボルのパターンに対応して上記復合化
対象シンボルの予測値と予測一致率に基づく識別子であ
る次数とを記憶するメモリと、参照シンボルのパターン
が特定のパターンであることを検出する検出器と、前記
特定のパターンに対する予測値と次数を記憶するレジス
タと、前記検出器出力に基づき、前記メモリとレジスタ
出力を選択する選択器と、この選択器より出力された予
測値・次数情報を基に符号ビット系列を復合化する算術
復合化手段と、上記復合化対象シンボルが予測一致して
いるか否かを判定する判定手段と、その決定結果に基づ
いて該参照シンボルパターンに対する予測値および次数
を書き換える次数・予測値制御回路とを備えたので、参
照シンボルのパターンが特定のパターンにある場合には
次数・予測値の読みだし及び更新に前記レジスタ出力を
選択し、それ以外のパターンではメモリからの出力信号
を選択してい用いることできるため復号化速度が向上す
るという効果がある。
【0106】請求項5の発明に係る符号化装置は、参照
シンボルのパターンに対応して上記符号化対象シンボル
の予測値と予測一致率に基づく識別子である次数とを記
憶するメモリと、このメモリから読み出された当該符号
化対象シンボルの予測値および次数を記憶する次数・予
測値レジスタと、上記符号化対象シンボルが予測一致し
ているか否かを判定する判定手段と、その判定結果に基
づいて該参照シンボルパターンにおける前記メモリの予
測値及び次数を書き換える次数・予測値制御回路と、上
記符号化対象シンボルに対する参照シンボルパターンと
直前のシンボルに対する参照シンボルパターンの比較結
果に従って、上記次数・予測値レジスタの内容を更新す
る検出器と、上記次数・予測値レジスタに記憶された予
測値・次数情報をもとに符号化対象シンボルを符号化す
る算術符号化手段とを備えたので、符号化処理に用いる
予測値及び次数として、符号化対象シンボルに対する参
照シンボルパターンと直前のシンボルに対する参照シン
ボルとの比較結果に従って、次数・予測値レジスタの内
容を更新した後、更新後の予測値・次数情報をもとに符
号化対象シンボルを符号化することができるため符号化
速度が向上するという効果がある。
【0107】請求項6の発明に係る符号化装置は、参照
シンボルのパターンに対応して上記符号化対象シンボル
の予測値と予測一致率によって基づく識別子である次数
とを記憶するメモリと、上記符号化対象シンボルが予測
一致しているか否かを判定する判定手段と、その判定結
果に基づいて該参照シンボルパターンにおける前記メモ
リの予測値及び次数を書き換える次数・予測値制御回路
と、直前の符号化対象シンボルに対する書き換え後予測
値および次数を記憶するレジスタと、上記符号化対象シ
ンボルに対する参照シンボルパターンと直前のシンボル
に対する参照シンボルパターンの比較結果に従って、上
記メモリからの次数・予測値または、上記直前の符号化
対象シンボルに対する予測値および次数を記憶するレジ
スタの何れかを選択する選択器と、この選択器出力をも
とに、符号化対象シンボルを符号化する算術符号化手段
とを備えたので、符号化処理に用いる予測値及び次数信
号として、符号化対象シンボルに対する参照シンボルパ
ターンと直前のシンボルに対する参照シンボルとが一致
しているか否かにより、直前の符号化対象シンボルに対
する、書き換え処理後の予測値及び次数ないしは、メモ
リからの出力信号をそれぞれ選択して用いることができ
るため符号化速度が向上するという効果がある。
【0108】請求項7及び請求項8の発明によれば、参
照シンボルのパターンに対応して上記復合化対象シンボ
ルの予測値と予測一致率に基づく識別子である次数とを
記憶し、複数の参照シンボルパターンに対応した予測値
および次数を並列に出力するメモリと、複数個の参照シ
ンボルパターンに対するメモリ出力のうちの1組の予測
値および次数を選択出力する選択器と、この選択された
次数・予測値を基に符号化ビット系列を復号化する算術
復号化手段と、上記メモリの出力を記憶するレジスタ
と、上記復号化対象シンボルが予測一致しているか否か
を判定する判定手段と、その決定結果に基づいて該参照
シンボルパターンに対する予測値および次数を書き換え
る次数・予測値制御回路と、上記符号化対象シンボルに
対する参照シンボルパターンと直前のシンボルに対する
参照シンボルパターンの比較結果に従って、上記次数・
予測値レジスタの内容を更新する検出器とを備えたの
で、復号化処理に用いる予測値及び次数信号として、復
号化対象シンボルに対する参照シンボルのパターンと直
前のシンボルに対する参照シンボルとが一致しているか
否かにより、直前の復号化対象シンボルに対する、書き
換え処理後の予測値及び次数ないしは、メモリからの出
力信号をそれぞれ選択して用いることができるため復号
化速度が向上するという効果がある。
【0109】請求項7及び請求項9の発明によれば、参
照シンボルのパターンに対応して上記復合化対象シンボ
ルの予測値と予測一致率に基づく識別子である次数とを
記憶し、複数の参照シンボルパターンに対応した予測値
および次数を並列に出力するメモリと、複数個の参照シ
ンボルパターンに対するメモリ出力のうちの1組の予測
値および次数を選択出力する選択器と、この選択された
次数・予測値を基に符号化ビット系列を復号化する算術
復号化手段と、上記復合化対象シンボルが予測一致して
いるか否かを判定する判定手段と、その決定結果に基づ
いて該参照シンボルパターンに対する予測値および次数
を書き換える次数・予測値制御回路と、直前の復号化対
象シンボルに対する書き換え後の予測値および次数を記
憶するレジスタと、復号化対象シンボルに対する参照シ
ンボルパターンと直前のシンボルに対する参照シンボル
パターンが一致するか否かを検出する検出器と、この検
出器出力に基づき、上記選択器により選択された次数・
予測値または、上記直前の復号化対象シンボルに対する
予測値および次数を記憶するレジスタからの次数・予測
値の何れかを選択する第2の選択器を備えたので、復号
化処理に用いる予測値及び次数信号として、復号化対象
シンボルに対する参照シンボルのパターンと直前のシン
ボルに対する参照シンボルとが一致しているか否かによ
り、選択器により選択された次数・予測値または直前の
復号化対象シンボルに対する書き換え処理後の予測値及
び次数ないしは、次数・予測値を記憶するレジスタから
の出力信号をそれぞれ選択して用いることができるため
復号化速度が向上するという効果がある。
【0110】請求項10及び請求項11の発明によれ
ば、参照シンボルのパターンに対応して、上記符号化対
象シンボルの予測値と予測一致率に基づく識別子である
次数とを記憶するメモリと、連続する複数個の符号化対
象シンボルに対する参照シンボルのパターンが全て特定
のパターンであり且つ全ての符号化対象シンボルが予測
一致することを検出する検出器と、上記検出器出力を基
に、上記メモリに記憶された予測値・次数情報により符
号化対象シンボルを1シンボルずつ符号化するか、ある
いは上記複数個の符号化対象シンボルを一括して符号化
するかの処理を切り替えて動作する算術符号化手段と、
上記符号化対象シンボルを予測一致しているか否かを判
定する判定手段と、その決定結果に基づいて該参照シン
ボルパターンにおける前記メモリの予測値及び次数を書
き換える次数・予測値制御回路とを備えたので、連続す
る複数個の符号化対象シンボルに対する参照シンボルの
パターンが特定のパターンにある場合には、上記算術符
号器において、複数個のシンボルに対する算術演算を一
括して行うことができるため符号化速度が向上するとい
う効果がある。
【0111】請求項12及び請求項13の発明によれ
ば、参照シンボルのパターンに対応して復号化対象シン
ボルの予測値と予測一致率に基づく識別子である次数と
を記憶するメモリと、連続する複数個の復号化対象シン
ボルが予測一致すると仮定した場合には該複数個の復号
化対象シンボルに対する参照シンボルのパターンが全て
特定のパターンであることを検出する検出器と、上記検
出器出力を基に、上記メモリに記憶された予測値・次数
情報により符号化対象シンボルを1シンボルずつ符号化
するか、あるいは上記複数個の復号化対象シンボルを一
括して復号化するかの処理を切り替えて動作する算術復
号化手段と、上記復号化対象シンボルを予測一致してい
るか否かを判定する判定手段と、その決定結果に基づい
て該参照シンボルパターンに対する予測値および次数を
書き換える次数・予測値制御回路とを備えたので、連続
する複数個の復号化対象シンボルに対する参照シンボル
のパターンが特定のパターンにある場合には、上記算術
符号器において複数個のシンボルに対する算術演算を一
括して行うことができるため復号化速度が向上するとい
う効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1本発明の一実施例による符号化装置のブロ
ック構成図である。
【図2】本実施例における算術符号器の内部構成を示す
ブロック構成図である。
【図3】本実施例による動作例を示すタイミング図であ
る。
【図4】同じく本実施例による動作例を示すタイミング
図である。
【図5】第2発明の一実施例を示す復号化装置のブロッ
ク構成図である。
【図6】本実施例における算術復号器の内部構成を示す
ブロック構成図である。
【図7】本実施例による動作例を示すタイミング図であ
る。
【図8】本実施例による動作例を示すタイミング図であ
る。
【図9】第3の発明の一実施例による符号化装置のブロ
ック構成図である。
【図10】図9の実施例における算術符号器の内部構成
を示すブロック構成図である。
【図11】図9の実施例による動作例を示すタイミング
図である。
【図12】本発明の他の実施例による符号化装置のブロ
ック図である。
【図13】第4発明の一実施例を示す復号化装置のブロ
ック構成図である。
【図14】図13の実施例における算術復号器の内部構
成を示すブロック構成図である。
【図15】図13の実施例による動作例を示すタイミン
グ図である。
【図16】本発明の他の実施例を示す復号化装置のブロ
ック図である。
【図17】第5の発明の一実施例による符号化装置のブ
ロック構成図である。
【図18】図17の実施例における算術符号器の内部構
成を示すブロック構成図である。
【図19】図17の実施例による動作例を示すタイミン
グ図である。
【図20】図17の実施例による動作例を示すタイミン
グ図である。
【図21】第6の発明の一実施例を示す復号化装置のブ
ロック構成図である。
【図22】図21の実施例における算術復号器の内部構
成を示すブロック構成図である。
【図23】図21の実施例による動作例を示すタイミン
グ図である。
【図24】図21の実施例による他の動作例を示すタイ
ミング図である。
【図25】従来の技術による符号化装置のブロック構成
図である。
【図26】符号化に利用される参照シンボルの位置を示
す図である。
【図27】次数・予測値テーブルの内容を示す図であ
る。
【図28】領域幅テーブルの内容を示す図である。
【符号の説明】
2 次数・予測値メモリ 3 予測変換器 5 算術符号器 6 次数・予測値制御回路 7 検出器 8 次数・予測値レジスタ 9,12 選択器 10 算術復号器 11 予測逆変換器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木村 智広 神奈川県鎌倉市大船五丁目1番1号 三菱 電機株式会社 通信システム研究所内 (72)発明者 小野 文孝 神奈川県鎌倉市大船五丁目1番1号 三菱 電機株式会社 通信システム研究所内 (56)参考文献 特開 平2−305225(JP,A) 特開 平2−202267(JP,A) 特開 平2−65373(JP,A) 米国特許5313204(US,A) 欧州特許出願公開510627(EP,A)

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報源の出力シンボル系列の予め定めて
    おいた位置の複数の参照シンボルのパターンから符号化
    対象シンボルの予測を行ってその予測誤差信号を符号化
    する符号化装置において、参照シンボルのパターンに対
    応して、上記符号化対象シンボルの予測値と予測一致率
    に基づく識別子である次数とを記憶するメモリと、参照
    シンボルのパターンが特定のパターンであることを検出
    する検出器と、前記特定のパターンに対する予測値と次
    数を記憶するレジスタと、前記検出器出力に基づき、前
    記メモリとレジスタ出力を選択する選択器と、この選択
    器より出力された予測値・次数情報を基に符号化対象シ
    ンボルを符号化する算術符号手段とを備えたことを特
    徴とする符号化装置。
  2. 【請求項2】 上記符号化対象シンボルを予測一致して
    いるか否かを判定する判定手段と、その判定結果に基づ
    いて該参照シンボルパターンに対する予測値および次数
    を書き換える次数・予測値制御回路とを備えたことを特
    徴とする請求項第1項記載の符号化装置。
  3. 【請求項3】 情報源の出力シンボル系列の予め定めて
    おいた位置の複数の参照シンボルのパターンから符号化
    対象シンボルの予測を行ってその予測誤差信号を符号化
    した符号ビット系列を復号化する復号化装置において、
    参照シンボルのパターンに対応して上記復合化対象シン
    ボルの予測値と予測一致率に基づく識別子である次数と
    を記憶するメモリと、参照シンボルのパターンが特定の
    パターンであることを検出する検出器と、前記特定のパ
    ターンに対する予測値と次数を記憶するレジスタと、前
    記検出器出力に基づき、前記メモリとレジスタ出力を選
    択する選択器と、この選択器より出力された予測値・次
    数情報を基に符号ビット系列を復合化する算術復合化手
    段を備えることを特徴とする復号化装置。
  4. 【請求項4】 上記復合化対象シンボルが予測一致して
    いるか否かを判定する判定手段と、 その決定結果に基づいて該参照シンボルパターンに対す
    る予測値および次数を書き換える次数・予測値制御回路
    とを備えたことを特徴とする請求項第3項記載の復合化
    装置。
  5. 【請求項5】 情報源の出力シンボル系列の予め定めて
    おいた位置の複数の参照シンボルのパターンから符号化
    対象シンボルの予測を行ってその予測誤差信号を符号化
    する符号化装置において、 参照シンボルのパターンに対応して上記符号化対象シン
    ボルの予測値と予測一致率に基づく識別子である次数と
    を記憶するメモリと、 このメモリから読み出された当該符号化対象シンボルの
    予測値および次数を記憶する次数・予測値レジスタと、 上記符号化対象シンボルが予測一致しているか否かを判
    定する判定手段と、 その判定結果に基づいて該参照シンボルパターンにおけ
    る前記メモリの予測値及び次数を書き換える次数・予測
    値制御回路と、 上記符号化対象シンボルに対する参照シンボルパターン
    と直前のシンボルに対する参照シンボルパターンの比較
    結果に従って、上記次数・予測値レジスタの内容を更新
    する検出器と、 上記次数・予測値レジスタに記憶された予測値・次数情
    報をもとに符号化対象シンボルを符号化する算術符号化
    手段とを備えたことを特徴とする符号化装置。
  6. 【請求項6】 情報源の出力シンボル系列の予め定めて
    おいた位置の複数の参照シンボルのパターンから符号化
    対象シンボルの予測を行ってその予測誤差信号を符号化
    する符号化装置において、 参照シンボルのパターンに対応して上記符号化対象シン
    ボルの予測値と予測一致率によって基づく識別子である
    次数とを記憶するメモリと、 上記符号化対象シンボルが予測一致しているか否かを判
    定する判定手段と、 その判定結果に基づいて該参照シンボルパターンにおけ
    る前記メモリの予測値及び次数を書き換える次数・予測
    値制御回路と、 直前の符号化対象シンボルに対する書き換え後予測値お
    よび次数を記憶するレジスタと、 上記符号化対象シンボルに対する参照シンボルパターン
    と直前のシンボルに対する参照シンボルパターンの比較
    結果に従って、上記メモリからの次数・予測値または、
    上記直前の符号化対象シンボルに対する予測値および次
    数を記憶するレジスタの何れかを選択する選択器と、 この選択器出力をもとに、符号化対象シンボルを符号化
    する算術符号化手段とを備えたことを特徴とする符号化
    装置。
  7. 【請求項7】 情報源の出力シンボル系列の予め定めて
    おいた位置の複数の参照シンボルのパターンから符号化
    対象シンボルの予測を行ってその予測誤差信号を符号化
    した符号ビット系列を復合化する復号化装置において、 参照シンボルのパターンに対応して上記復合化対象シン
    ボルの予測値と予測一致率に基づく識別子である次数と
    を記憶し、複数の参照シンボルパターンに対応した予測
    値および次数を並列に出力するメモリと、 複数個の参照シンボルパターンに対するメモリ出力のう
    ちの1組の予測値および次数を選択出力する選択器と、
    この選択された次数・予測値を基に符号化ビット系列を
    復号化する算術復号化手段を備えたことを特徴とする復
    号化装置。
  8. 【請求項8】 上記メモリの出力を記憶するレジスタ
    と、 上記復号化対象シンボルが予測一致しているか否かを判
    定する判定手段と、 その決定結果に基づいて該参照シンボルパターンに対す
    る予測値および次数を書き換える次数・予測値制御回路
    と、 上記復号化対象シンボルに対する参照シンボルパターン
    と直前のシンボルに対する参照シンボルパターンの比較
    結果に従って、上記次数・予測値レジスタの内容を更新
    する検出器とを備えたことを特徴とする請求項第7項記
    載の復号化装置。
  9. 【請求項9】 上記復合化対象シンボルが予測一致して
    いるか否かを判定する判定手段と、 その決定結果に基づいて該参照シンボルパターンに対す
    る予測値および次数を書き換える次数・予測値制御回路
    と、 直前の復号化対象シンボルに対する書き換え後の予測値
    および次数を記憶するレジスタと、 復号化対象シンボルに対する参照シンボルパターンと直
    前のシンボルに対する参照シンボルパターンが一致する
    か否かを検出する検出器と、 この検出器出力に基づき、上記選択器により選択された
    次数・予測値または、上記直前の復号化対象シンボルに
    対する予測値および次数を記憶するレジスタからの次数
    ・予測値の何れかを選択する第2の選択器を備えたこと
    を特徴とする請求項第7項記載の復合化装置。
  10. 【請求項10】 情報源の出力シンボル系列の予め定め
    ておいた位置の複数の参照シンボルのパターンから符号
    化対象シンボルの予測を行ってその予測誤差信号を符号
    化する符号化装置において、 参照シンボルのパターンに対応して、上記符号化対象シ
    ンボルの予測値と予測一致率に基づく識別子である次数
    とを記憶するメモリと、 連続する複数個の符号化対象シンボルに対する参照シン
    ボルのパターンが全て特定のパターンであり且つ全ての
    符号化対象シンボルが予測一致することを検出する検出
    器と、 上記検出器出力を基に、上記メモリに記憶された予測値
    ・次数情報により符号化対象シンボルを1シンボルずつ
    符号化するか、あるいは上記複数個の符号化対象シンボ
    ルを一括して符号化するかの処理を切り替えて動作する
    算術符号化手段を備えたことを特徴とする符号化装置。
  11. 【請求項11】 上記符号化対象シンボルを予測一致し
    ているか否かを判定する判定手段と、 その決定結果に基づいて該参照シンボルパターンにおけ
    る前記メモリの予測値及び次数を書き換える次数・予測
    値制御回路とを備えたことを特徴とする請求項第10項
    記載の符号化装置。
  12. 【請求項12】 情報源の出力シンボル系列の予め定め
    ておいた位置の複数の参照シンボルのパターンから符号
    化対象シンボルの予測を行ってその予測誤差信号を符号
    化する符号ビット系列を復号化する復号化装置におい
    て、 参照シンボルのパターンに対応して復号化対象シンボル
    の予測値と予測一致率に基づく識別子である次数とを記
    憶するメモリと、 連続する複数個の復号化対象シンボルが予測一致すると
    仮定した場合には該複数個の復号化対象シンボルに対す
    る参照シンボルのパターンが全て特定のパターンである
    ことを検出する検出器と、 上記検出器出力を基に、上記メモリに記憶された予測値
    ・次数情報により符号化対象シンボルを1シンボルずつ
    符号化するか、あるいは上記複数個の復号化対象シンボ
    ルを一括して復号化するかの処理を切り替えて動作する
    算術復号化手段を備えたことを特徴とする復号化装置。
  13. 【請求項13】 上記復号化対象シンボルを予測一致し
    ているか否かを判定する判定手段と、 その決定結果に基づいて該参照シンボルパターンに対す
    る予測値および次数を書き換える次数・予測値制御回路
    とを備えたことを特徴とする請求項第12項記載の復号
    化装置。
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