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JPH0796428B2 - エレベータ非常時救出装置 - Google Patents
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JPH0796428B2 - エレベータ非常時救出装置 - Google Patents

エレベータ非常時救出装置

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JPH0796428B2
JPH0796428B2 JP1239360A JP23936089A JPH0796428B2 JP H0796428 B2 JPH0796428 B2 JP H0796428B2 JP 1239360 A JP1239360 A JP 1239360A JP 23936089 A JP23936089 A JP 23936089A JP H0796428 B2 JPH0796428 B2 JP H0796428B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は,エレベータの故障時等においてエレベータ
内部の乗客を救出するエレベータ非常時救出装置に関す
る。
〔従来の技術〕
第4図及び第5図には,例えば,実開昭60−1774号公報
に示された従来のエレベータ非常救出装置を示す。
第4図は各々隣接するエレベータシステムを示し,乗客
(図示せず)を運ぶエレベータ乗りかご401a,401bと,
該エレベータ乗りかご401a,401bの側壁に上記隣接する
エレベータシステムに各々対向して設けられた非常ドア
402a,402bと、エレベータの正常運行時には,運行の妨
害とならないように前記エレベータ乗りかご401a,401b
の一部に収納され,異常時において前記非常ドア402a,4
02bを介して,互いに隣接するエレベータ乗りかご401a,
401bへ乗り移るために設置される渡し板403aと403bと,
該渡し板403aと403bには,乗客が安全に該渡し板403aと
403bを渡れるように手すり404a,404bが設けられてい
る。
次に、動作について説明する。
今,エレベータAに故障が発生し,階間に停止した場合
を想定すると,この状況において故障によってエレベー
タAの乗りかご401a内に閉じ込められた乗客を救出しな
ければならない。
この場合,エレベータAの乗りかご401a内に閉じ込めら
れた乗客を救出するために,制御部(図示せず)はエレ
ベータAに隣接するエレベータシステムのエレベータB
に対して救出運転指令を出力し,エレベータBの乗りか
ご401bを第4図に示すようにエレベータAの乗りかご40
1aに横付けする。
次に互いの非常ドア402a,402bを開き,渡し板403a,403b
及び手すり404a,404bを互いの非常ドア402a,402bに架け
ることによりエレベータAとエレベータBとをつなぐ通
路を構成する。エレベータAの乗りかご401a内に閉じ込
められていた乗客はこの通路を通ってエレベータBの乗
りかご401bへ乗り移り,エレベータBの,エレベータA
とは別個のエレベータシステムによって適当なフロアに
搬送され,開放されて無事救出されることになる。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら,上記のエレベータ非常救出装置では,2基
のエレベータを互いに横付けし,エレベータ乗りかご40
1a,401bの側壁に上記隣接するエレベータシステムに各
々対向して設けられた非常ドア402a,402bを介して渡し
板403a,403を渡さなければらないため,例えば第5図に
示すようにエレベータAとエレベータBの各々の乗りか
ご401a,401bの間に建物に梁501があるような場合,また
建物の壁があるような場合,更には故障したエレベータ
に隣接する救助エレベータとなりえるエレベータシステ
ムがないような場合,故障したエレベータ内部の乗客を
救出できないという問題点があった。また,上記のエレ
ベータ非常救出装置にあっては,2基のエレベータを互い
に横付けして救出作業にあたるが,例えば,特開昭58−
220075号公報に開示されているエレベータ装置のよう
に,単一の昇降路内において上下関係を有する2基のエ
レベータの場合,一方の故障エレベータの上部あるいは
下部の近傍に他方の救出用エレベータを停止制御させな
ければならず,当該制御が高精度のものでなければ,同
一の昇降路内であるため,救出用エレベータが、停止し
て故障エレベータに衝突して二次災害を招来したり,あ
るいは,反対に,救出に必要な距離を同一の昇降路内に
おいて確保できず,救出作業に支障をきたすという不具
合もあった。
この発明は,上記のような問題点を解消するためになさ
れたものであって、建物の構造上,梁或いは壁等が平行
して2基設置されているエレベータ間に存在するような
場合にあっても,或いは建物の中にエレベータが平行し
て2基設置されていないような場合にあっても,故障エ
レベータ内部に閉じ込められた乗客を迅速確実に救出す
ることが可能なエレベータ非常時救出装置を得ることを
第1の目的とする。また,同一の昇降路内において停止
して動作不能になった一方のエレベータかごの上部(あ
るいは下部)の所定位置に救出用となるエレベータかご
を正確に近接・停止させることが可能なエレベータ非常
時救出装置を得ることを第2の目的とする。
〔課題を解決するための手段> この発明に係るエレベータ非常時救出装置においては,
床部に救出口が設けられた第1のエレベータかごと,該
第1のエレベータかごが昇降する昇降路と,該昇降路内
において前記第1のエレベータかごの下方に位置し,且
つ,第1のエレベータかごとは独立して昇降し,天井部
に救出口が設けられた第2のエレベータかごと,前記第
1または第2のエレベータかごの何れか一方が故障して
停止したとき,残る一方のエレベータかごを故障したエ
レベータかごに接近させる救出運転制御手段とを備えて
いる。
〔作用〕
この発明におけるエレベータ非常時救出装置は,同一昇
降路内における1つのエレベータが故障すると,その上
方或いは下方の他のエレベータが故障エレベータに正確
に接近或いは互いに結合して,エレベータの天井部或い
は床部に設けれた救出口を介して故障エレベータ内部の
乗客を上方部或いは下方部の救出エレベータへ移して救
出する。
〔実施例〕
以下,この発明の一実施例を図面に基づいて具体的に説
明する。
第1図〜第3図は,この発明によるエレベータ非常時救
出装置の一実施例を示す構成図である。
第1図において,建物内に装備されたエレベータ用昇降
路101と,該昇降路101内を上下移動して乗客を所定のフ
ロアに搬送する上部乗りかご102と,該上部乗りかご102
の直下位で昇降動作を行っている下部乗りかご103と,
前記上部乗りかご102及び下部乗りかご103をガイドレー
ル104,105に沿って移動させるガイドローラ106と,前記
上部乗りかご102及び下部乗りかご103の昇降路101内で
の上下動を制御するため,上部乗りかご102及び下部乗
りかご103の下方部に設置されている制動装置107と,前
記昇降路101の両側面に配置されたリニアモータの一次
側コイル108(この一次側コイル108は各フロアに対応し
て分割されている。即ち,第1図に示すように1階に対
応した一次側コイル109と110,2階に対応した一次側コイ
ル111と112,3階の対応した一次側コイル113と114,4階に
対応した一次側コイル115と116である)と,該リニアモ
ータの一次側コイル108に対向させて上記上部乗りかご1
02及び下部乗りかご103の側面に配設されたリニアモー
タの二次側を構成する二次導体117と,上記昇降路101内
において上部乗りかご102及び下部乗りかご103をリニア
モータを駆動して昇降動作させるために上記一次側コイ
ルに対して給電を行うインバータ118と,該インバータ1
18内部に設置されている可変電圧可変周波数制御装置
(VVVF装置)119とから構成されている。
第1図中120は,昇降路101に対する各々の位置に対応し
たフロアを示す。
また,上記の如く昇降路101の両側面に配置されたリニ
アモータの一次側コイル108は各フロアに対応して分割
されているため,その各々の一次側コイル109〜116に対
して独立してインバータ118から給電されることにより
昇降路101内の複数の乗りかご102,103の昇降動作を各々
独立して制御することができる。例えば,上部乗りかご
102の位置を検出し,その位置に対応する一次側コイル1
09〜116を選択してインバータ118が対応一次側コイルを
付勢することにより上部乗りかご102の昇降動作を制御
するものである。
また,インバータ118内に設置されている可変電圧可変
周波数制御装置(VVVF装置)119は,リニアモータを可
変電圧,可変周波数の交流で制御するものである。
第2図は,上部乗りかご102及び下部乗りかご103の下方
部に設置されている制動装置107の詳細な構成を示す説
明図である。
この制動装置107は,ガイドレール105の側面の各々対向
して設けられた制動シュー201と,該制動シュー201をレ
バー203を介してガイドレール105に押圧するスプリング
202と,励磁時において前記スプリング202の付勢力に抗
してロッド206を吸引し,制動シュー201を開放位置に保
持する上部乗りかご102の下部に固定されている電磁石
装置204と,上部乗りかご102に固定され,前記レバー20
3を回動支持するピン205とから構成されている。
更に,上部乗りかご102及び下部乗りかご103の詳細な構
造は第3図に示す。
上部乗りかご102は,かご枠301と,該かご枠301の内部
に形成され,乗客を搭乗させるかご室302と,該かご室3
02の昇降動作に起因する振動を減殺する防振ゴム303
と,前記かご室302の床部には救出口306と,正常時には
該救出口306を閉塞しておく蓋305とから成る床側救出部
304と,前記救出口306の下方部近傍には,故障エレベー
タ内の乗客が他のエレベータに乗り移るとに利用するイ
ンスタント梯子310を係止する係止部311が設けられてい
る。
また,下部乗りかご103も,上記上部乗りかご102と同様
に,かご枠301と,該かご枠301の内部に形成され,乗客
を搭乗させるかご室302と,該かご室302の昇降動作に起
因する振動を減殺する防振ゴム303とを備え,更に前記
かご室302の天井部には救出口309と,正常時には該救出
口309を閉塞しておく蓋308とから成る天井側救出部307
とから構成されている。
ここで用いられるインスタント梯子310は,折り畳みが
可能で,小さい収納部に収納可能であり,例えば,上部
乗りかご102におけるかご室302の外部で,床側救出部30
4近傍に折りたたんでかご室302内部から取り出しやすい
部位に収納しておく。また,上記インスタント梯子310
の端部には,前記停止部311に係止可能に係止部材312が
設けられている。
以上の構成において,その動作を説明する。
エレベータに対して起動指令信号が出力がされると,制
動装置107内の電磁石装置204が付勢されて制動装置107
自体が開放状態に設定される。また,インバータ118内
の可変電圧可変周波数制御装置(VVVF装置)119は,所
定の速度指令信号に基づいて所定電圧周波数の交流を発
生し,一次側コイル108に対してそれを印加する。
その結果,発生した移動磁界によって乗りかご102,103
が昇降駆動される。
乗りかご102,103が昇降路101内の目的フロアに到着する
と,前記制動装置107は乗りかご102,103を停止させると
共に,該制動装置107内の電磁石装置204を消勢して乗り
かご102,103をガイドレール104,105に保持された状態に
設定する。
次に,上部乗りかご102が故障し,正常な運転が不可能
になったとき,下部乗りかご103を利用して,上部乗り
かご102内に閉じ込められている乗客を救出する場合の
動作を説明する。
第1図において,昇降路101内で,上部乗りかご102が故
障し,その昇降動作が制御できないような状況にある場
合,下部乗りかご103に対して起動指令信号が出力され
(この起動指令信号は,故障した上部乗りかご102の中
に閉じ込められている乗客が出力してもよいし,またエ
レベータシステムの外部から故障エレベータの存在に基
がついた第三者が出力してもよい),その制動装置107
内の電磁石装置204が付勢されて制動装置107自体が開放
状態に設定される。その後,インバータ118内の可変電
圧可変周波数制御装置(VVVF装置)119は、所定の速度
指令信号に基づいて所定電圧周波数の交流を発生し,一
次側コイル108に対して印加して発生した移動磁界によ
り下部乗りかご103を昇駆動させる。
下部乗りかご103が昇降路101内において上部乗りかご10
2の直下に到着すると,前記制御装置107は下部乗りかご
103を停止させると共に、該制動装置107内の電磁石装置
204を消勢して下部乗りかご103をガイドレール104,105
に保持された状態に設定する。
その後,上部乗りかご102内に閉じ込められている乗客
は,かご室302内に貼付してある注意書に基づいて,或
いはスピーカからの音声指示に基づいて,床側救出部30
4を構成する蓋305を開放し,救出口306を出現させる。
そして,上部乗りかご102の救出口306から,直下に停止
している下部乗りかご103の天井側救出部307を構成する
蓋308を開き,救出口309を出現させる。その後,上部乗
りかご102の下方部に収納されていたインスタント梯子3
10の端部に設けられている係止部材312を上部乗りかご1
02に設けられている係止部311に係止し,蓋インスタン
ト梯子310を前記下部乗りかご103の救出口309を介して
垂下させる。
上部乗りかご102内に閉じ込められていた乗客は上部乗
りかご102の救出口306を通って,前記垂下させたインス
タント梯子310を利用し,更に下部乗りかご103の救出口
309を通って下部乗りかご103に乗り移る。
その後,救出された乗客を乗せた下部乗りかご103に対
して起動指令信号が出力され,その制動装置107内の電
磁石装置204が付勢されて制動装置107自体が開放状態に
設定され,インバータ118内の可変電圧可変周波数制御
装置(VVVF装置)119は,所定の速度指令信号に基づい
て所定電圧周波数の交流を発生し,それを一次側コイル
108に対して印加して発生した移動磁界により下部乗り
かご103を降移動させる。その後下部乗りかご103が昇降
路101内において救助に適切なフロアに到着すると,前
記制動装置107は下部乗りかご103を停止させる。その結
果,下部乗りかご103内に収容されている乗客は,エレ
ベータ外部へ出ることができる。
上記実施例では,昇降路内に2基の乗りかごを設置した
場合について説明したが,2基に限定されることなく2基
以上でも適用可能である。その場合,最上部と最下部の
乗りかごには,各々床側救出部と天井側救出部だけ設置
すればよいが,それらの中間部に設備された乗りかごに
は上方向からの救出或いは下方向からの救出に対応すべ
く床側救出部と天井側救出部の両方を設置する必要があ
る。
〔発明の効果〕
以上のように,この発明によれば,同一昇降路内におけ
る1のエレベータが故障すると,その上方或いは下方の
他のエレベータが故障エレベータに接近或いは互いに結
合して,エレベータの天井部或いは床部に設けられた救
出口を介して故障エレベータ内部の乗客を上方部或いは
下方部の救出エレベータへ移して救出するように構成し
たので,建物の構造上,梁或いは壁等が平行して2基設
置されているエレベータ間に存在するような場合にあっ
ても,或いは建物の中にエレベータが平行して2基設置
されていないような場合にあっても,故障エレベータ内
部に閉じ込められた乗客を迅速確実に救出することがで
きる。また,同一の昇降路内において停止して動作不能
になった一方のエレベータかごの上部(あるいは下部)
の所定位置に救出用となるエレベータかごを正確に近接
・停止させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明によるエレベータ非常時救出装置の全
体構成を示す説明図,第2図はこの発明における乗りか
ごの制動装置の構造を示す説明図,第3図はこの発明に
おける乗りかごの構造と,救出処理時における乗りかご
の各部動作を示す説明図,第4図は従来のエレベータ非
常救出装置の構造を示す説明図,第5図は従来のエレベ
ータ非常救出装置の問題点を指摘する説明図である。 図において, 101……昇降路、102……上部乗りかご 103……下部乗りかご、106……ガイドローラ 107……制動装置、108……一次側コイル 109〜116……(分割された)一次側コイル 117……二次導体、118……インバータ 119……可変電圧可変周波数制御装置 304……床側救出部 306,309……救出口、307……天井側救出部 なお,図中,同一符号は同一,又は相当部分を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】各々が独立して運行される複数のエレベー
    タかごが同一昇降路内に配設され,前記エレベータかご
    の1台あるいは複数台が運行不能状態になったとき,当
    該エレベータかごに対して同一昇降路内の他のエレベー
    タかごを接近させることにより救出作業を行うエレベー
    タ非常時救出装置において, 前記複数のエレベータかごの床部および天井部に設けら
    れた救出口と, 前記運行可能なエレベータかごを前記運行不能状態にあ
    るエレベータかごに接近させる救出運転制御手段とを備
    えたことを特徴とするエレベータ非常時救出装置。
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