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JPH0796810B2 - 建物の逆打ち工法における壁コンクリ−トの後打ち方法 - Google Patents
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JPH0796810B2 - 建物の逆打ち工法における壁コンクリ−トの後打ち方法 - Google Patents

建物の逆打ち工法における壁コンクリ−トの後打ち方法

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JPH0796810B2
JPH0796810B2 JP61185972A JP18597286A JPH0796810B2 JP H0796810 B2 JPH0796810 B2 JP H0796810B2 JP 61185972 A JP61185972 A JP 61185972A JP 18597286 A JP18597286 A JP 18597286A JP H0796810 B2 JPH0796810 B2 JP H0796810B2
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通夫 鈴木
博文 大山
和美 桝田
司 河合
陽治 森島
豊和 今井
広隆 沢井
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、建物の地下階構造をグランドレベルから順
次下向きに地下階構造体を構築してゆく逆打ち工法に係
り、さらにいえば、逆打ち工法において各階の壁コンク
リートを後打ち施工する方法に関する。
従来の技術 建物の地下階構造を構築する逆打ち工法は、建物の地下
階構造を構築するにあたり、まず地下1階分の地盤掘削
を行なって地下1階の構造体を構築し、次いでその下に
地下2階分の地盤掘削を行なって地下2階の構造体を構
築し、以下順に深さ方向に地下階構造体を構築すること
を特徴とする工法であり、従来周知に属し(例えば特許
第257941号公報に記載のもの)、多くの実施例もある。
従来、逆打ち工法における各階の壁施工法としては、第
5図に略示したように、例えば地下1階(B1F)と地上
1階(1F)との間の壁(つまりB1Fの壁)の構築は、予
め1Fのスラブa1と梁b1及び壁の上方部分c1を先行して打
設し、次いでB1Fのスラブa2及び梁b2を先行打設した後
に、前記B1Fの壁の下方部分c1′を後打ちにより打継い
で完成していた。壁の下方部分c1′の後打ち施工の方法
としては、同壁の後打ち用型枠dのうちその上部を内側
へ適度に傾けて漏斗状部d1′に形成し、該漏斗状部d′
の上からコンクリートを投入し打設していた。
本発明が解決しようとする問題点 上述した壁の下方部分C1′の後打ち施工は、漏斗状部
d′を通じて横方向からコンクリートを投入し打設する
ことになるため、打継ぎ部へのコンクリートの充填がし
にくい。その上、バイブレーターもかけにくいので、出
来上ったコンクリート壁の品質を確保しがたい。
しかも、壁コンクリートは、その打設終了時には漏斗状
部d′の上に適度に盛り上げたまま養生し、この盛り上
げ部分eは後で斫り取るので、斫りが大量に発生し手間
がかかった。その上、壁の仕上り具合いが悪いという問
題点があった。
また、漏斗状部d′を形成しなければならないので、型
枠dの組立てに手間がかかるという問題点もあった。
問題点を解決するための手段 上記従来技術の問題点を解決するための手段として、こ
の発明に係る建物の逆打ち工法における壁コンクリート
の後打ち方法は、図面の第1図〜第4図に実施例を示し
たとおり、 建物の地下階構造を構築するにあたり、地下1階分の地
盤掘削を行なって地下1階の構造体を構築し、次いで地
下2階分の地盤掘削を行なって地下2階の構造体を構築
し、以下順に深さ方向に地下階構造体の構築を進める建
物の逆打ち工法において、 地下階構造体における上階の梁、スラブのコンクリート
打設を先行して行なうにあたり、次下階の壁施工位置に
前記梁の下底まで貫通する壁コンクリート打設用のパイ
プを予め埋設しておき、下階の梁及びスラブを構築した
後、上階と下階の間に壁用型枠を組立て、同壁用型枠の
上方から前記パイプを通じて壁コンクリートを後打ち施
工し、以下各地下階に同様の工程を繰り返すこととし
た。
なお、上述した壁コンクリート打設用のパイプは少なく
とも2本以上複数本埋設し、壁コンクリートの打設は、
前記複数のパイプの一又は複数にポンプ車のホースを直
接ジョイントして行ない、隣接する他のパイプにはバイ
ブレーターを挿入しコンクリートの締固めを行なうこと
とした。
作用 壁コンクリートは、予め上階の梁に埋設してあるパイプ
を通じて下向きに打設するので、該パイプにコンクリー
トポンプ車から配管したホースを接続することにより、
極めて簡単、確実、迅速に効率良く打設できる。しか
も、従来のように打設コンクリートの盛り上げが壁面に
突出しないので、斫りなどの駄目工事は一切無用であ
る。
また、壁はそのコンクリートを一気に打設して構築でき
るので、従来の打継ぎ工法に比して壁の仕切り面が良く
なる。また、壁用型枠には従来のように漏斗状部を設け
る必要がないから組立が容易で手間がかからない。
その上、ホースを接続したパイプ以外の隣接位置のパイ
プにバイブレータを挿入し、コンクリートの締固めを同
時に行なうことができるので、品質の良いコンクリート
打設が可能である。
実施例 次に図面の第1図に示したこの発明の第1実施例を説明
する。
第1図は、山留壁8の内側にまず地上1階(1F)の梁11
及びスラブ21のコンクリート打設を行ない、つづいて地
下1階(B1F)の梁12及びスラブ22のコンクリート打設
をそれぞれ先行して行ない、これらの地下構造体の構築
を完成した後に、B1Fの壁51のコンクリートを後打ち施
工しつつある段階を示している。
つまり、先行打設する1F、B1Fのコンクリートはそれぞ
れの梁底までとし、B1Fの壁51は全部後打ちコンクリー
トで施工されている。また、1Fの梁11には、下端が梁底
まで貫通し上端はスラブ面上にホース接続が容易な寸法
だけ突出するパイプ31を予め埋設しておく。ちなみに、
このパイプ31は全長が2m位であり、コンクリート打設用
であるために直径はホース6と同様にφ150位とし、1F
の梁11の長手方向(紙面と垂直方向)に例えば5mピッチ
位で複数本埋設されている。
したがって、B1Fの壁51のコンクリート後打ちは、1FとB
1Fそれぞれの地下構造体を先行して構築した後に、まず
B1Fのスラブ面上から1Fの梁底までの間にきっちりと壁
用型枠4を組み立て、壁と梁11との打継ぎ部の山留側に
は必要に応じて止水用のスパンシール7を設置してお
く。そして、1Fのスラブ21上に突出したパイプ31にポン
プ車から配管してホース6を接続し、圧送されてきたコ
ンクリートをそのままパイプ31を通じて上方から打設す
る。と同時に、隣接位置のパイプ31にしバイプレータを
挿入し、打設コンクリートの締固めを行なう。
こうして打設されるコンクリートには、圧送圧力が付与
されているので、壁51と梁11との打継ぎ部に密実なコン
クリート充填が行なわれる。また、十分な締め固めがで
きるので壁51の仕上り面が良い。その上、壁面に突出す
るコンクリートの盛り上げがないので、斫り作業の必要
は全く生じないのである。
第2の実施例 第2図は、第1図のものよりもさらに深くB2F以下の地
下階構造体が構築される場合における壁コンクリートの
後打ち方法を示している。
この場合、第1図のようにB1Fの壁51がB2Fのものよりも
先にコンクリート打設されているので、B1Fの壁51を構
築後に次下階(B2F)の壁52のコンクリートを後打ちす
ることを可能ならしめる必要がある。このために、予め
B1Fの梁12中に埋設されたパイプ32、あるいはB2Fのパイ
プ33はそれぞれ壁51、52よりも内側に開口するように傾
けて設置されている。要するに、各地下階の梁にパイプ
を予め埋設しなければならないからである。
したがって、B1Fの壁51のコンクリートが先に打設され
た後に、B2Fの壁52のコンクリートを打設するべくホー
ス6をパイプ32に接続することに支障は全くない。よっ
て、上述した第1実施例の場合と全く同じ要領で壁コン
クリートの打設を深さ方向に順に繰り返す工程を容易に
行い得る。
なお、各階の梁中に予め埋設しておくパイプ32,33
は、第3図Aのようにクランク形状に屈折せしめて、又
は第3図Bのように上端部を略直角内方に屈曲せしめて
壁51、52…よりも内側に上端部が開口する態様で実施す
ることもできる。
第3の実施例 次に、第4図は、建物の地下階構造体のうち、とりあえ
ず各階の梁11〜13及びスラブ21〜23のみを先行して全部
構築してしまい、その後各階の壁51、52は最下階(B2F)
の壁52から順次上階(B1F)の壁51の順序で後打ちする
場合の施工方法を示している。
この実施例の場合、パイプ31、32は全て第1図の例と同
様に梁11、12中に垂直な姿勢で埋設してよく、ホース6
との接続に支障は全く生じない。のみならず、使用済の
パイプ32は上階の壁51のコンクリート中に完全に埋殺し
となり、壁構築後にパイプの一部を切除する等の後処理
を必要としないという好都合な利点もある。
本発明が奏する効果 この発明に係る建物の逆打ち工法における壁コンクリー
トの後打ち方法によれば、コンクリート打設はコンクリ
ートポンプ車を使用してコンクリートに圧送圧力を加え
たまま打設できるので、コンクリート輸送の手間を省け
ることは勿論のこと、打継ぎ部にコンクリートが密実に
充填される。
また、壁用型枠は上階の梁底まできっちりと単純に組立
てればよく、従来のように漏斗状部を形成する配慮を必
要としないので、面倒がなく手間がかからない。しか
も、駄目工事としてのコンクリートの斫り作業は一切無
用であるから、労力の軽減と工期の短縮が図れ、ひいて
はコストダウンを期待できるのである。
さらに、特許請求の範囲第2項の発明によれば、コンク
リート打設と同時にバイブレータによる締め固めも容易
に、かつ十分に行えるので、高品質で仕切り面の良いコ
ンクリート壁を施工でき、質の良いコンクリート構造物
を構築することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に係る壁コンクリートの後打ち方法の
第1実施例を示した施工図、第2図は同第2実施例の施
工図、第3図A、Bはパイプの埋設に関する異なる実施
態様の施工図、第4図は第3実施例の施工図、第5図は
従来の壁コンクリート後打ち方法の施工図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 河合 司 愛知県名古屋市中区錦1丁目18番22号 株 式会社竹中工務店名古屋支店内 (72)発明者 森島 陽治 愛知県名古屋市中区錦1丁目18番22号 株 式会社竹中工務店名古屋支店内 (72)発明者 今井 豊和 愛知県名古屋市中区錦1丁目18番22号 株 式会社竹中工務店名古屋支店内 (72)発明者 沢井 広隆 愛知県名古屋市中区錦1丁目18番22号 株 式会社竹中工務店名古屋支店内 (56)参考文献 特開 昭60−133161(JP,A)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】建物の地下階構造を構築するにあたり、地
    下1階分の地盤掘削を行なって地下1階の構造体を構築
    し、次いで地下2階分の地盤掘削を行なって地下2階の
    構造体を構築し、以下順に深さ方向に地下階構造体の構
    築を進める建物の逆打ち工法において、 地下階構造体における上階の梁、スラブのコンクリート
    打設を先行して行なうにあたり、次下階の壁施工位置に
    前記梁の下底まで貫通する壁コンクリート打設用のパイ
    プを予め埋設しておき、下階の梁及びスラブを構築した
    後、上階と下階の間に壁用型枠を組立て、同壁用型枠の
    上方から前記パイプを通じて壁コンクリートを後打ち施
    工すること、及び以下各地下階に同様の工程を繰り返す
    ことを特徴とする、建物の逆打ち工法における壁コンク
    リートの後打ち方法。
  2. 【請求項2】特許請求の範囲第1項に記載した壁コンク
    リート打設用のパイプは少なくとも2本以上複数本埋設
    し、壁コンクリートの打設は、前記複数のパイプの一又
    は複数にポンプ車のホースを直接ジョイントして行な
    い、隣接する他のパイプにはバイブレーターを挿入しコ
    ンクリートの締固めを行なうことを特徴とする、建物の
    逆打ち工法における壁コンクリートの後打ち方法。
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