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JPH0797205B2 - 感光物質用包装材料 - Google Patents
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JPH0797205B2 - 感光物質用包装材料 - Google Patents

感光物質用包装材料

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JPH0797205B2
JPH0797205B2 JP25152987A JP25152987A JPH0797205B2 JP H0797205 B2 JPH0797205 B2 JP H0797205B2 JP 25152987 A JP25152987 A JP 25152987A JP 25152987 A JP25152987 A JP 25152987A JP H0797205 B2 JPH0797205 B2 JP H0797205B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、感光物質、特に写真感光材料の包装に適した
包装材料に関するものである。
〔従来の技術〕
感光物質用包装材料は種々のタイプのものが広く実用化
されており、その使途に従って様々の性能が要求されて
いる。
光に曝するとその品質価値を失う感光物質用包装材料と
しては、光を完全に遮断する包装材料が使用される。こ
の場合、要求される特性としては、包装材料スリット適
性、ガスバリヤ性、遮光性、防湿性、剛性、物理強度
(破断強度、引裂強度、衝撃穴あけ強度、ゲルボテスト
強度、摩耗強度等)ヒートシール適性(ヒートシール強
度、カットシール性、ホットタック性、夾雑物シール性
等)、帯電防止性、平面性、低発塵性、すべり特性、フ
ィルム成形適性などが挙げられる。
従来、感光物質用包装材料は、カーボンブラックを練り
込んだ高圧法分岐状低密度ポリエチレン(以後LDPEと表
示)樹脂フィルムやLDPE樹脂フィルムと紙とアルミ箔を
積層した複合ラミネートフィルムが用いられていた。例
えば、第15図に示すように、遮光性物質を含むLDPE樹脂
フィルム層2a・2aの間に、アルミニウム箔6とフレキシ
ブルシート層5を、接着層4で積層したものである。
また、ロール状写真感光材料や1kg以上の重いシート状
感光材料の包装材料(特に密封遮光袋)としては、物理
強度が大きい一軸延伸高密度ポリエチレン(以後HDPEと
表示)樹脂フィルムを用いたクロスラミネートフィルム
に、遮光物質と帯電防止剤のうち少なくともいずれか一
方を含有するLDPE樹脂フィルムを積層した積層フィルム
を、本発明者は既に提案した(実公昭56-19087号公
報)。さらに、ヒートシール性と遮光性を改善した安価
なクロスラミネートフィルムを有する包装材料も提案し
た(実公昭61-20590号公報)。
さらに、物理強度が大きく、かつヒートシール適性が優
れ、しかも安価な包装材料として、直鎖状低密度ポリエ
チレン(以後L−LDPEと表示)樹脂にカーボンブラック
を添加した樹脂組成からなるフィルム層を用いた積層フ
ィルムよりなる包装材料を提案した(特開昭61-189936
号公報、特開昭62-18547号公報)。
さらに、また、金属蒸着フィルムを用いた包装材料とし
て、金属蒸着フィルム層の両側に50重量%以上のL−LD
PE樹脂を含み、かつ片側又は両側に0.3〜30重量%の遮
光性物質を含むL−LDPE樹脂系ポリマー層を積層した感
光材料用包装材料を提案した(特開昭61-54934号公
報)。
また、軽量の食品や衣料の透明袋用として、引張強度、
剛性、表面硬度等の物理強度が大きく、かつ光沢、透明
性等の光学的特性が優れているので、結晶性ポリプロピ
レン樹脂からなる透明フィルムが広く使用されている。
この透明フィルムはヒートシール可能な温度が高く、か
つ適応温度範囲が狭いため、エチレン・ポリプロピレン
共重合体樹脂等を添加してヒートシール性を改良するこ
とが試みられている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
前記従来のLDPE樹脂フィルムを有する積層フィルムは、
厚さが大きいにもかかわらず物理強度(引裂強度等)が
小さく、高価で、ヒートシール適性が悪く、包装作業中
や輸送中に穴があいたり、裂けたり、ヒートシールが剥
がれたりして遮光性や防湿性やガスバリヤ性を確保する
ことが困難であった。
実公昭56-19087号公報及び実公昭61-20590号公報で提案
したクロスラミネートフィルムを有する包装材料は、引
裂き強度や引張り強度等の物理強度は大巾に向上するの
で、重量物質用包装材料として優れており、最近まで実
用化されていた。しかし、ヒートシール層に一軸延伸高
密度ポリエチレン樹脂フィルムを用いるので、ヒートシ
ール適性が劣り、また接着層の厚さや一軸延伸高密度ポ
リエチレン樹脂フィルムの延伸倍率のバラツキにより物
理強度が悪化し、大きなカールが発生したり時々剥がれ
たり破れたりすることがあった。
また、タテ一軸延伸フィルムとヨコ一軸延伸フィルムを
延伸軸が交差するように積層したクロスラミネートフィ
ルムは、2種類のフィルム成形機を使用するため、高価
な積層フィルムになっていた。
特開昭61-189936号公報や特開昭62-18547号公報等で提
案した、L−LDPE樹脂にカーボンブラックを添加した樹
脂組成を用いた遮光フィルムを有する包装材料は、安価
でヒートシール適性も良好で、引裂強度や衝撃穴あけ強
度も優れており、感光物質用包装材料としては非常に優
れている。しかし、重量製品やエッジのシャープな感光
物質を包装する場合は、ヤング率は小さいため、L−LD
PE樹脂遮光フィルムには穴や破れは発生しないが、伸ば
され薄くなり遮光性や防湿性が充分に確保できないとき
があった。
特開昭61-54934号公報で提案した包装材料は、引裂き強
度等の物理強度が向上しているが、金属蒸着フィルムの
片側だけに遮光物質を含むL−LDPE樹脂系フィルム層を
積層した包装材料は、カーリングが大きくなるものであ
った。
このために、ヤング率が大きく耐熱性があるアルミニウ
ム真空蒸着ナイロンフィルムやポリエステルフィルムと
積層した積層フィルムとして実用化されているが、非常
にカールし易い上にこれらナイロンフィルム等は高価で
あった。
結晶性ポリプロピレン(以後PPと表示)樹脂にエチレン
・プロピレン共重合体樹脂等を添加した透明フィルム
は、ヒートシール性はある程度改良されるものの、表面
の滑りが悪く、かつカーボンブラック等の遮光性物質を
添加した遮光フィルムでは、物理強度、ヒートシール性
等が劣り、感光物質用包装材料としては実用化できなか
った。
また、L−LDPE樹脂フィルムは、引裂き強度、衝撃穴あ
け強度、ヒートシール性等が優れているが、結晶化速度
が遅いため、バブルが不安定になり、シワやブロッキン
グが発生し易かった。PP樹脂フィルムは、引裂き強度が
小さく、ヒートシール性が悪く、結晶化速度が遅くフィ
ルム成形性が悪かった。
本発明は以上の問題点を解決し、物理強度(抗張力、破
裂強度等)が大きく、結晶化速度が早くて冷却効率がよ
く、ブロッキングが発生し難く、フィルム成形性がよ
く、そしてフィルム表面に肌荒れが少ない感光物質用包
装材料を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、上記目的を達成するためになされたもので、
結晶性PP樹脂とL−LDPE樹脂に、所定の添加物を所定量
添加したものである。
すなわち、本発明の感光物質用包装材料は、結晶性ポリ
プロピレン樹脂5〜40重量%と、直鎖状低密度ポリエチ
レン樹脂30重量%以上と、遮光性物質0.1〜30重量%
と、酸化防止剤0.01〜1.0重量%と、有機造核剤0.01〜
3.00重量%と、滑剤0.01〜6.00重量%とを含む直鎖状低
密度ポリエチレン系樹脂遮光フィルム層を具備すること
を特徴として構成されている。
結晶性PP樹脂は、プロピレンホモポリマー、プロピレン
とα−オレフィンとのランダムコポリマー、又はブロッ
クコポリマーであり、5〜40重量%含まれる。
5重量%未満では剛性、ヤング率、抗張力、破裂強度の
改良効果が不充分であり、40重量%を越えると引裂強
度、衝撃穴あけ強度、ゲルボテスト強度等が低下し、伸
びがなくなり、低温では物理強度低下が大きく、又フィ
ルム成形性も悪化するので実用性がなくなる。
L−LDPE樹脂は第3のポリエチレン樹脂と称され、中低
圧法、高圧法両ポリエチレン樹脂の利点を併せもつ省エ
ネルギー、省資源という時代の要請に合致する低コス
ト、高強度の樹脂である。この樹脂は殆どが低圧法でエ
チレンと炭素数が3〜13個、好ましくは4〜8個のα−
オレフィンを共重合させたコポリマーでエチレン含有量
が85〜99.5モル%の線状の直鎖に短分岐をもった構造の
低中密度のポリエチレン系樹脂である。
α−オレフィンとしてはブテン−1、オクテン−1、ヘ
キセン−1、4−メチルペンテン−1、ヘプテン−1、
オクテン−1などが使用され、その量はポリマーの0.5
〜15モル%程度である。密度は一般に低中圧法ポリエチ
レン程度とされているが市販品では0.87〜0.95g/cm3
範囲内にあるものが多い。
L−LDPE樹脂の具体例を商品名で示せば、Gレジン(UC
C社)、ダウレックス(ダウケミカル社)、スクレアー
(デュポンカナダ社)、マーレックス(フィップス
社)、ネオゼックスとウルトゼックス(三井石油化
学)、日石リニレックス(日本石油化学)、スタミレッ
クス(DSM社)、などが挙げられる。
これらのL−LDPE樹脂の中で物理強度とヒートシール強
度の点から特に好ましいのは、エチレン含有量が90〜9
9.5モル%、α−オレフィン含有量が0.5〜10モル%、メ
ルトインデックス(以後MIと表示)が0.8〜30g/10分(J
ISK 6760)、密度が0.870〜0.940g/cm3(JISK 6760)、
そしてα−オレフィンの炭素数6〜8個の液相法プロセ
スで得られたものである。
特に好ましい代表的な例を商品名であげると、ポリエチ
レンにα−オレフィン側鎖として炭素数6個の4−メチ
ルペンテン−1を導入した三井石油化学(株)のウルト
ゼックス、及びα−オレフィン側鎖として炭素数8個の
オクテン−1を導入したDSM社のスタミレックスとダウ
ケミカル社のダウレックス等がある(以上3社共通液相
法プロセスで得られたL−LDPE樹脂である。)。
このL−LDPE樹脂は30重量%以上含まれる。L−LDPE樹
脂が30重量%未満であると、物理強度、ヒートシール
性、遮光性が充分確保できないからである。
遮光性物質は各層に混練又は分散可能であって、可視光
線及び紫外線等を透過されないものをいう。本発明に使
用可能に遮光性物質としては、各種カーボンブラック、
グラファイト、酸化鉄、亜鉛華、酸化チタン、クレー、
アルミ粉末、アルミニウムペースト、炭酸カルシウム、
マイカ、硫酸バリウム、タルク、カドミウム系顔料、硫
黄、弁柄、コバルトブルー、銅フタロシアニン系顔料、
モノアゾ又はポリアゾ系顔料、アニリンブラック等の有
機系顔料や無機系顔料等が挙げられる。
そして、この遮光性物質は0.1〜30重量%含まれる。0.1
重量%未満では遮光性物質の添加効果(遮光性確保,帯
電防止等)が期待できず、混練経費分だけコストアップ
になる。30重量%をこえるとポリエチレン系樹脂フィル
ムの物理強度が低下しヒートシール性が悪化して実用化
困難である。
さらにフィルム表面の遮光性物質により感光物質が汚染
されたり遮光性物質がフィルムから離脱して感光性物質
に付着する故障が多発して実用化困難である。
2種以上の遮光性物質を必要特性に従ってミックスする
ことも好ましい。例えば、薄板状の遮光性物質と、粒状
又は球状の遮光性物質をミックスしたものである。この
場合、平均粒子径が200mμ以下のカーボンブラックを包
装材料の単位面積(m2)当り0.5g/m2〜50g/m2含むこと
が遮光性を確保する為にには好ましい。一方、これらの
カーボンブラックの中ではpH5〜9、平均粒子径10〜120
mμのものが好ましく、特にpH6〜9、平均粒子径が50m
μ以下のフォーネスカーボンブラックが好ましい。この
ようなpH及び粒子径のものを使用することによって、カ
ブリの発生が少なく、感光度の増減の発生が少なく、遮
光能力が大きく、カーボンブラックの塊(ブツ)やフィ
ッシュアイ等によるピンホールが発生しにくい物理強度
向上やヒートシール性向上等の数々の利点を有する包装
材料を得ることができる。
遮光性物質を配合する形態は種々あるが、マスターバッ
チ法がコストダウン、作業場の汚染防止等の点で好まし
い。
カーボンブラックの次に遮光性物質として好ましい金属
粉末について説明する。この金属粉末は、光反射性遮光
性物質で銀色の商品価値の高い外観を与え、且つ防湿
性、遮光性、帯電防止性、太陽光下での防熱性、ガスバ
リヤ性等多くの点ですぐれている。
金属粉末としてはアルミニウム粉末又はアルミニウムペ
ーストより低揮発物質を除去した物質を熱可塑性樹脂に
混練したものが特に好ましい。
ここにアルミニウムペーストとは、ボールミル法、スタ
ンプミル法、又はアトマイズ法等の公知の方法でアルミ
ニウム粉末を作るときに、ミネラルスピリット等溶剤と
少量のステアリン酸又はオレイン酸等の高級脂肪酸の存
在のもとにペースト状に作ったものである。本発明では
このアルミニウムペーストとポリオレフィン熱可塑性樹
脂(各種ポリプロピレン樹脂、各種ポリエチレン樹脂、
EVE樹脂、EEA樹脂、EAA樹脂等)を加熱混練し、低揮発
物質(主として悪臭が強いミネラルスピリット等の溶
剤)を真空ポンプ等で除去したものをアルミニウムペー
ストコンパウンド樹脂、アルミニウムペーストマスター
バッチ樹脂として使用する。
特にアルミニウムペーストマスターバッチ樹脂として使
用するのが写真感光材料への悪影響や悪臭をなくすため
に好ましい。例えばアルミニウムペースト含有率40重量
%のマスターバツチ樹脂中のミネラルスピリット含有率
が1.0重量%であっても、これをフィルム層中でのアル
ミニウムペースト濃度を2重量%にしようとすると、ア
ルミニウムペーストマスターバッチ1重量部に対してナ
チュラル樹脂19重量部を混練することになり、フィルム
層中にはフィルム成形中にミネラルスピリットがガスと
して除去される分もあるのでミネラルスピリットがガス
として除去される分もあるのでミネラルスピリット含有
量は0.05重量%以下になる。その結果、写真感光材料へ
の悪影響もなくなる上悪臭も低減される。
またアルミニウム粉末とは、溶融アルミニウムをアトマ
イズ法、粒化法、回転円盤滴下法、蒸発法等により粉末
状にしたものの外、アルミニウム箔をボールミル法やス
タンプミル法等で粉砕してフレーク状にしたものを含
む。アルミニウム粉末単体では不安定なのでアルミニウ
ム粉末表面を不活性にする各種の公知の処理が施され
る。最も代表的な処理としては飽和又は不飽和高級脂肪
酸でアルミニウム粉末の表面に高級脂肪酸金属塩を形成
する方法である。
前記酸化防止剤としては以下に示すものが代表的であ
る。
フェノール系 n−オクタデシル−3(3′,5′−ジ−t−ブチル4′
ヒドロキシフェニル)プロピネート、 2,6ジ−t−ブチル−4−メチルフェノール、 2,6ジ−t−ブチル−p−クレゾール、 2,2′−メチレンビス(4−メチル−6−t−ブチルフ
ェノール)、 4,4′−チオビス(3−メチル6−t−ブチルフェノー
ル、 4,4′−ブチリデンビス(3−メチル−6−t−ブチル
フェノール)、 ステアリル−β(3,5−ジ−4−ブチル4−ヒドロキシ
フェニル)プロピオネート、 1,1,3−トリス((2−メチル−4−ヒドロキシ−5−
t−ブチルフェニル)ブタン、 1,3,5−トリメチル−2,4,6−トリス(3,5−ジ−t−ブ
チル−4−ヒドロキシベンジル)ベンゼン、 オクタデシル−3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒド
ロキシフェニル)プロピオネート、 テトラキス〔メチレン−3(3′,5′−ジ−t−ブチル
−4′−ヒドロキシフェニル)プロピオネート〕メタン
等 硫黄系 ジラウリル−3,3′−チオジプロピオネート、 ジミリスチル−3,3′−チオジプロピオネート、 ラウリルステアリルチオジプロピオネート、 ジステアリル−3′−チオジプロピオネート、 ジトリデシル−3,3′−チオジプロピオネート等 燐系 トリノニルフェニルフォスファイト、 トリフェニルフォスファイト等 アミン系 フェニル−β−ナフチルアミン、 N,N′−ジ−β−ナフチル−p−フェニレンジアミン、 N,N′−ジフェニル−フェニレンジアミン、 フェニル−α−ナフチルアミン、 フェニル−β−ナフチルアミン等 チオエーテル系 ジ−ラウリル−チオ−ジ−プロピオネート、 ジ−ステアリル−チオ−ジ−プロピオネート等 特に2,6−ジ−t−ブチル−p−クレゾール(BHT)や低
揮発性の高分子量フェノール型酸化防止剤(商品名lreg
anox 1010,lreganox 330,Topano ICA等)やジラウリル
チオジプロピオネートやジステアリルチオジプロピオネ
ートやジアルキスフォスフェート等の1つ以上、特に2
つ以上を併用するのが効果的である。
添加量は単独使用の場合でも2種以上の併用の場合でも
合計量が0.01〜1.0重量%である。添加量が0.01重量%
未満では添加効果がほとんどない。一方、添加量が1.0
重量%をこえる酸化、還元作用を利用する写真フィルム
に悪影響があり性能に異常が発生する場合がある。この
為酸化防止剤は着色故障やブツが発生しない最少量を添
加するようにすることが好ましい。特に好ましいのはフ
ェノール系酸化防止剤であり、市販品としてはチバガイ
ギー社のイルガノックス各種と住友化学(株)のSumili
zer BHT,Sumilizer BP-76,Sumilizer WX−R,Sumilizer
BP-101等がある。
有機造核剤は、ジベンジリデンソルビトール化合物が好
ましく例えばビス(メチルベンジリデン)ソルビトー
ル、1・3,2・4−ジ−(メチルベンジリデン)ソルビ
トール、1・3,2・4−ジ(トルイリデン)ソルビトー
ル、1・3,2・4−ジ(アルキルベンジリデン)ソルビ
トール、1・3,2・4−ジ(パラ−エチルベンジリデ
ン)ソルビトール、1・3,2・4−ジ(パラメトキシベ
ンジリデン)ソルビトール、1・3,2・4−ジ(パラエ
トキシベンジリデン)ソルビトール、高純度アルキル置
換ジベンジリデンソルビトール(新日本理化製ゲルオー
ルMD)、安息香酸ナトリウム等が代表的であり、0.01〜
3.00重量%含まれる。
0.01重量%未満では添加効果はほとんどなく、3.00重量
%を越えると悪臭が強くなり、増量効果は期待できず3.
00重量%と殆ど同等の効果が得られるだけで意味がなく
なる。
本発明に有効なベンジリデンソルビトール化合物有機造
核剤又はビス(置換ベンジリデン)ソルビトール化合物
有機造核剤としては、例えば以下に記載するものが利用
できる。
アルキル基…メチル基、エチル基、プロピル基、イソプ
ロピル基、ブチル基等 アルコキシ基……メトキシ基、エトキシ基、プロボキシ
基、プトキシ基等又は塩素等のハロゲンで核置換された
誘導体 また、有機造核剤は成形樹脂の悪臭防止、分散性改良の
ため脂肪族金属塩、アルキル乳酸金属塩、乳酸金属塩等
の安定剤で表面処理されること好ましい。
前記滑剤は、飽和脂肪酸アミド系、不飽和脂肪酸アミド
系、ビス脂肪酸アミド系、高級脂肪酸系、脂肪酸金属塩
系、金属スルフォサクシネート系、シリコン系等があ
る。
代表的滑剤とその製造メーカー名を以下に記載する。
(1) シリコーン系滑剤;各種グレードのジメチルポ
リシロキサン(信越シリコーン、東レシリコーン)等 (2) オレイン酸アミド滑剤;アーモスリップCP(ラ
イオン・アクゾ)、ニュートロン(日本精化)、ニュー
トロンE−18(日本精化)、アマイドO(日東化学)、 アルフローE−10(日本油脂)、 ダイヤミッドO−200(日本化成)、 ダイヤミッドG−200(日本化成)等 (3) エルカ酸アミド系滑剤;アルフロ−P−10(日
本油脂)、ニュートロンS(日本精化)等 (4) ステアリン酸アミド系滑剤;アルフロ−S−10
(日本油脂)、ニュートロン2(日本精化)、ダイヤミ
ッド200(日本化成)等 (5) ビス脂肪酸アミド系滑剤;ビスアマイド(日本
化成)、ダイヤミッド200ビス(日本化成)、アーモワ
ックスEBS(ライオン・アクゾ)等 (6) アルキルアミン系滑剤;エレクトロストリッパ
−TS−2(花王石鹸)等がある。
このような滑剤の添加量は、0.01〜6.0重量%である。
0.01未満では、流動性等の特性を向上させる効果がほと
んどなく混練経費増となるだけである。6.0重量%を越
えると押出し機のスクリューとのスリップ発生が多くな
り均一な厚さのフィルムを成形することが困難になる。
さらに、ブリードアウトしやすくなり写真感光材料用に
用いた場合は、感光層に付着して現像阻害等の故障が発
生する。好ましくは0.05〜1.0重量%である。
また、滑剤は単独添加だけなく、2種類併用しても前記
範囲内なら可能である。なお、好ましい脂肪酸アミド系
滑剤としては、炭素数が8〜50ケ、特に好ましいのは15
〜35ケである。
以上のような組成でL−LDPE系樹脂遮光フィルム層が成
形されている。本発明の感光物質用包装材料は、このL
−LDPE樹脂系フィルム層の単一層でも、L−LDPE樹脂系
フィルム層と他の層の多層共押出しフィルム層で構成さ
れていても、L−LDPE樹脂系フィルム層に他の層を直接
又は接着層を介して間接的に積層したものであってもよ
い。
本発明の感光物質用包装材料は、写真感光材料、食料
品、医薬品、化学物質等あらゆる感光物質の包装に用い
ることができる。特に、わずかなガスや光や湿度により
品質が破壊されるハロゲン化銀写真感光材料、熱現像感
光材料、ジアゾ写真感光材料、直接ポジカラー感光材
料、感光性樹脂、自己現像型写真感光材料、拡散転写型
写真感光材料等の写真感光材料に最適である。
本発明の感光物質用包装材料を例えば上記の写真感光材
料に適用する場合、一重平袋、2重平袋、自立袋、一重
ガゼット袋、二重ガゼット袋、単層L−LDPE系樹脂フィ
ルム、多層共押出しL−LDPE系樹脂フィルム、多層共押
出しL−LDPE系樹脂フィルム、防湿箱の内貼り、明室装
填遮光箱の内貼り、リーダー紙等公知のあらゆる形態に
使用可能である。
製袋の方法は使用するL−LDPEフィルムの性質に応じ
て、ヒートシール、溶断シール、インパルスシール、超
音波シール、高周波シールなど、従来公知のプラスチッ
クフィルムのシール法による。なお、また適宜の接着
剤、粘着剤など使用して製袋することも可能である。
〔作用〕
本発明の感光物質用包装材料では、結晶性PP樹脂が、有
機造核剤との相乗効果及び遮光性物質、L−LDPE樹脂、
滑剤との併用効果により、遮光性、ヤング率、抗張力、
破裂強度、剛性を大巾に向上させ、フィルムの結晶化速
度を速め、バブルを安定させ、フィルム成形速度を向上
させ、冷却不足が発生しにくくし、ブロッキングを発生
しにくくし、さらに、スリップ性を向上させている。L
−LDPE樹脂が、PP樹脂に欠けているヒートシール性、引
裂き強度、衝撃穴開け強度等を向上させ、特に遮光性物
質と併用することによりこれらの物質強度を相乗的に向
上させている。また、PP樹脂と併用することによりヘイ
ズを大きくして遮光性を向上させ、また、カーボンブラ
ック等の遮光性物質との併用相乗効果により、物理強
度、ヒートシール性及び酸化防止効果を向上させてい
る。酸化防止剤が、L−LDPE樹脂より高融点のPP樹脂を
完全に溶融させる温度まで上昇させても、L−LDPE樹脂
に焼けや着色が発生させないようにする。有機造核剤
が、PP樹脂との併用による抗張力、ヤング率、剛性、破
裂強度の向上とフィルム成形性向上等の相乗効果を発揮
させ、また滑剤との併用効果によりフィルム表面の肌荒
れを防止している。滑剤が、遮光性物質の分散性を向上
させ、フィルム成形性を向上させ、フィルムの巻じわを
防止し、包装加工適性を向上させ、フィルム表面を平滑
にして滑性を向上させ、防塵性を確保しさらに、剥離帯
電量を減少させている。
〔実施例〕
本発明の感光物質用包装材料の実施例を第1図から第13
図に基づいて説明する。
第1図から第13図は、感光物質用包装材料の層構成を示
す部分断面図である。
第1図の感光物質用包装材料は、L−LDPE系樹脂フィル
ム層1aの単一フィルムで構成されている。
第2図の感光物質用包装材料は、L−LDPE系樹脂フィル
ム層1aと遮光性物質を含む熱可塑性樹脂フィルム層2aの
二層からなる多層共押出し遮光フィルム1aで構成されて
いる。
第3図の感光物質用包装材料は、L−LDPE系樹脂フィル
ム層1aと遮光性物質を含まない熱可塑性樹脂フィルム層
2の二層からなる多層共押出し遮光フィルム1aで構成さ
れている。
第4図の感光物質用包装材料は、2つのL−LDPE系樹脂
フィルム層1aの間に中間層3を積層した三重からなる多
層共押出し遮光フィルム1aで構成されている。
第5図の感光物質用包装材料は、L−LDPE系樹脂フィル
ム層1aと遮光性物質を含んだ熱可塑性樹脂フィルム層2a
の間に、遮光性物質を含まない中間層3を積層した三層
からなる多層共押出し遮光フィルム1aで構成されてい
る。
第6図の感光物質用包装材料は、L−LDPE系樹脂フィル
ム層1aと遮光性物質を含んだ熱可塑性樹脂フィルム層2a
の間に、遮光性物質を含んだ中間層3aを積層した三層か
らなる多層共押出し遮光フィルム1aで構成されている。
第7図の感光物質用包装材料は、L−LDPE系樹脂フィル
ム層1aと遮光性物質を含まない熱可塑性樹脂フィルム層
2の間に遮光性物質を含んだ中間層3aを積層した三層か
らなる多層共押出し遮光フィルム1aで構成されている。
第8図の感光物質用包装材料は、L−LDPE系樹脂フィル
ム層1aに接着層4を介してフレキシブルシート層5を積
層した三層で構成されている。
第9図の感光物質用包装材料は、L−LDPE系樹脂フィル
ム層1aにヒートシール層7を直接積層して構成されてい
る。
第10図の感光物質用包装材料は、第2図に示す多層共押
出し遮光フィルム1aに接着層4を介してフレキシブルシ
ート層5を積層して構成されている。
第11図の感光物質用包装材料は、第2図に示す多層共押
出し遮光フィルム1aに接着層4を介して金属箔6及びフ
レキシブルシート層5を積層して構成されている。
第12図の感光物質用包装材料は、第2図に示す多層共押
出し遮光フィルム1a間に、フレキシブルシート層5に金
属薄膜8を加工した金属薄膜加工フレキシブルシート層
9を積層して構成されている。
第13図の感光物質用包装材料は、2つのL−LDPE系樹脂
フィルム層1aの間に接着層4を介して金属箔6を積層し
て構成されている。
第14図は比較例の層構成を示す部分断面図で、遮光性物
質を含む熱可塑性樹脂フィルム層2aの単一フィルムで構
成されている。
次に、本発明品I〜III、比較品I、II、従来品Iの特
性を比較した実験結果について説明する。
本発明品I 本発明品Iは第1図に示す層構成に相当する。
結晶性ポリプロピレン樹脂 20.0重量% プロピレン97重量%とエチレン3重量%の気相法重合法
のプロピレン−エチレンランダム共重合体樹脂 MI 40g/10分 密度 0.910g/cm3 L−LDPE樹脂 76.6重量% エチレンと4メチルペンテン−1の共重合体樹脂 MI 2.1g/10分 密度 0.920g/cm3 フェノール系酸化防止剤(BHT) 0.2重量% 滑剤 0.1重量% オレイン酸アミド 有機造核剤 0.1重量% 1・3,2・4−ビス(メチルベンジリデン)ソルビトー
ル 遮光性物質 3.0重量% オイルフォーネスカーボンブラック 上記樹脂組成で、インフレーションフィルム成形機を用
いてブローアップ比2で厚さ70μmに形成した。
本発明品II 本発明品IIは第2図に示す層構成に相当する。
L−LDPE系樹脂遮光フィルム層 本発明品Iと同一樹脂組成で厚さ30μmに形成した。
熱可塑性樹脂遮光フィルム層 結晶性ポリプロピレン樹脂の代わりに、下記のL−LDPE
樹脂を用いた他は、本発明品Iと同一の樹脂組成であ
る。
L−LDPE樹脂 エチレンとブテン−1の共重合体樹脂 MI 2.0g/10分 密度 0.922g/cm3 上記2層を2層共押出しインフレーションフィルム成形
機を用いて厚さ70μmに成形した。
本発明品III 本発明品IIIは第12図に示す層構成に相当する。
フレキシブルシート層 厚さ15μmのアルミニウム真空蒸着二軸延伸ナイロンフ
ィルム金属薄膜 金属薄膜は厚さ400Åのアルミニウム真空蒸着膜 接着層 LDPE樹脂エクストルージョン接着層 MI 5.1g/10分 密度 0.919g・cm3 厚さ 15μm L−LDPE系樹脂遮光フィルム層と熱可塑性樹脂フィルム
層は、本発明品IIと同一である。
比較例I 比較品Iは第14図に示す層構成に相当する。
結晶性ポリプロピレン樹脂 20.0重量% 本発明品Iと同一 L−LDPE樹脂 76.6重量% 本発明品Iと同一 遮光性物質 3.0重量% オイルフォーネスカーボンブラック 上記樹脂組成で、インフレーションフィルム成形機を用
いてブローアップ比2で厚さ70μmに形成した。
比較品II 比較品IIは第14図に示す層構成に相当する。
L−LDPE樹脂 96.8重量% 本発明品Iと同一 フェノール系酸化防止剤(BHT) 0.2重量% 遮光性物質 3.0重量% オイルフォーネスカーボンブラック 従来品I 従来品Iは第14図に示す層構成に相当する。
LDPE樹脂 96.8重量% MI 2.3g/10分 密度 0.923g/cm3 フェノール系酸化防止剤(BHT) 0.2重量% 遮光性物質 3.0重量% オイルフォーネスカーボンブラック 上記樹脂組成で、インフレーション成形機を用いてブロ
ー比2で厚さ70μmに形成した。
実験結果を第1表に示す。
評価は下記による。
◎…非常に優れている ○…優れている ●…可(実用限度内) ▲…問題あり、改良必要 ×…実用不可 ※Aバブル安定性 インフレーションフィルム成形機にて前記条件でフィル
ムを成形した時のバルブのゆれ、蛇行、折径の変化等よ
り判断 ※B面荒れ防止性 インフレーションフィルム成形機にて前記条件でフィル
ムを成形した時のメルトフラクチャーの発生状態、フィ
ルム表面の状態を官能評価 ※C引裂き強度 JISP8116に準ずる ※D抗張力 JISP8133に準ずる ※Eヤング率(=縦弾性係数kg/mm2) 東洋精機製引張試験機(商品名ストログラフ)を用いて
ASTM D−882に準拠した方法で20℃65%RHにて測定した ※Fブロッキング インフレーションフィルム成形機で成形巻取後インフレ
ーションフィルム内側のブロッキング(接着)の強さを
官能的に評価 ※Gフィルム成形性 各サンプルを単層又は同時2層共押出しインフレーショ
ンフィルム成形機を用いて記載内容の樹脂処方、フィル
ム厚さでフィルム成形するときの電流負荷の少なさ、バ
ブルの安定性、フィルムシワの発生の少なさ等より判断 ※H成形機通過適性 インフレーションフィルム成形機でフィルム成形時に成
形機のガイド板やパスロールの通過性及びしわの発生状
況を観察評価 〔発明の効果〕 本発明は以上のように構成したので、滑剤及び遮光性物
質により樹脂の流動性、バブルの安定性、帯電防止性が
良化し、さらに酸化防止剤の併用効果により目ヤニやブ
ツによるピンホールの筋の発生が少なく肌荒れを防止し
ている。また、結晶性ポリプロピレン樹脂と有機造核剤
の併用効果により、結晶化が促進されフィルム成形速度
をアップしても、冷却不足になっても、滑性がありブロ
ッキングが発生せず、かつ剛性、ヤング率、抗張力、引
裂強度が向上している。さらに、L−LDPE樹脂と遮光物
質の併用により、引裂強度、衝撃穴あけ強度、伸び、ゲ
ルボテスト強度等が向上している。
【図面の簡単な説明】
第1図から第13図は、本発明の感光物質用包装材料の層
構成を示す部分断面図、第14図は比較例の層構成を示す
部分断面図、第15図は従来例の層構成を示す部分断面図
である。 1a……L−LDPE系樹脂フィルム層1a 2、2a……熱可塑性樹脂フィルム層 3、3a……中間層 4、4a……接着層 5、5a……フレキシブルシート層 Ia……多層共押出し樹脂フィルム a;遮光性物質を含んでいることを示す
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03C 3/00 F J Z 565 A

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】結晶性ポリプロピレン樹脂5〜40重量%
    と、直鎖状低密度ポリエチレン樹脂30重量%以上と、遮
    光性物質0.1〜30重量%と、酸化防止剤0.01〜1.0重量%
    と、有機造核剤0.01〜3.00重量%と、滑剤0.01〜6.00重
    量%とを含む直鎖状低密度ポリエチレン系樹脂遮光フィ
    ルム層を具備することを特徴とする感光物質用包装材料
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