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JPH0815721B2 - 鋸 盤 - Google Patents
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JPH0815721B2 - 鋸 盤 - Google Patents

鋸 盤

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JPH0815721B2
JPH0815721B2 JP5197523A JP19752393A JPH0815721B2 JP H0815721 B2 JPH0815721 B2 JP H0815721B2 JP 5197523 A JP5197523 A JP 5197523A JP 19752393 A JP19752393 A JP 19752393A JP H0815721 B2 JPH0815721 B2 JP H0815721B2
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signal
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JP5197523A
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俊徳 伊藤
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有限会社協立精機
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、合板、フラッシュ、ハ
ードボード、プラスチック板等の板状体を鋸で切断する
鋸盤に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の鋸盤では、操作者からは鋸が見え
ないため、しばしば、テーブルの裏側を覗き込みなが
ら、操作盤のボタン操作により、鋸の位置を板材の外方
に位置させるように調整し、板材をいきなり途中から切
断してしまわないようにしていた。その調整は非常に面
倒であり、しばしば、鋸の位置調整を忘れてしまい、板
材を途中から切断してしまい、不良品の発生を招いてい
た。
【0003】このような不都合を解消するため、鋸盤の
一種である、傾斜したテーブルを備えた昇降式丸鋸盤に
ついての考案がある。すなわち、実開平3−55201
に示す板材切断装置は、板材を立てかける、傾斜角を有
する起立テーブルに、カッター通路を形成する縦長孔
と、スライドレールにしゅう動可能に設けられる切断ヘ
ッドと、この切断ヘッドのカッター下方位置に光センサ
とを設け、この光センサの信号により切断ヘッドを昇降
する制御部を設け、起立テーブルに、光センサの移動方
向に沿ってスリットを設けたことを特徴としている。し
たがって、起立テーブルの裏側を覗き込みながら切断ヘ
ッドの昇降、停止を繰り返す面倒な確認作業が不要とな
り、確認作業のミスから板状体を不良品とすることが皆
無となり、切断作業時間が短縮されるようになったので
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術では、起立テーブルの裏側には支持のための構造
材(骨組み)があるため、各スリットが不連続とならざ
るをえないため、光センサが板状体を検知できない不感
帯が生じてしまうのである。そのため、その不感帯に板
状体の上端が位置するとき、光センサは、板状体の上端
を通過しても猶も検知信号を出しつづけるので、板状体
の上端よりも余分に自動上昇してしまい、切断作業に余
分な時間を要していたのであった。また、各スリット間
の不感帯に縦細形状の板状体が配置されれば、板状体を
全く検知することができないようになってしまう。さら
に、カッター通路を形成する縦長孔の他に、その両側に
スリットをわざわざ設け、光センサを2つも設けるた
め、製造工程が面倒にならざるをえないとともに、製造
コストも余分に要してしまうこととなる。
【0005】そこで、本発明の目的は、板材検知センサ
の不感帯をなくして、板状体の検知を確実に行うことが
でき、しかも、縦細形状の板状体でも検知可能であり、
製造工程や製造コストを低減でき、適用範囲の広汎な鋸
盤を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、本発明は、テーブルと、該テーブルに連続的に穿設
され鋸道となる細隙と、前記テーブルに設けられ板状体
を案内する案内定規と、前記テーブルの裏面に設けら
れ、前記鋸道に沿って移動して板状体を切断できる鋸と
該鋸を回転させる鋸回転モータとを備える鋸ユニット
と、該鋸ユニットに配置され板状体の有無を判別するた
め板状体感知信号を検出する板状体有無感知センサと、
前記鋸ユニットを前記テーブルに沿って移動させる、回
転速度が可変速な駆動源を備えた鋸ユニット移動機構
と、前記駆動源の回転データを示す回転検出信号を検出
する回転データ検出センサと、前記板状体有無感知セン
サからの板状体感知信号と回転データ検出センサからの
回転検出信号とに基づいて、前記鋸の切断速度よりも早
い速度で切断方向と反対方向に前記鋸ユニットを戻して
板状体の外方で停止させるような制御信号を前記駆動源
に出力する制御回路とを備えたことを特徴とする鋸盤を
要旨とするものである。
【0007】
【0008】
【作用】本発明は、板状体感知センサが連続な細隙に沿
って移動できるので、板状体感知センサの不感帯をなく
することができ、板状体の検知を確実に行うことがで
き、余分な鋸の上昇を防ぐことができる。また、縦細形
状の板状体でも検知可能である。さらに細隙が鋸道と材
料感知スリットとを兼用し、センサも1つで良いので、
製造工程や製造コストを低減できることとなる。さら
に、鋸盤の適用範囲が広いので、工業的利用価値が高
い。
【0009】
【実施例】以下、本発明の第一実施例の鋸盤1を図1な
いし図7に基づいて説明する。まず、図1ないし図5に
基づいて、第一実施例の機械的構成を説明する。図1な
いし図3に示すように、安定性を保持するため垂直より
も7°ないし8°傾斜してテーブル2を立設し、テーブ
ル2に縦細隙3を穿設し、テーブル2の表面に縦細隙3
を覆うように縦に板材押え機構4を配置して、切断すべ
きベニヤボード等の板材5を上から押圧して固定可能、
あるいは解放可能としている。縦型の板材押え機構4
は、油圧シリンダ6と操作ボタン部7を備えており、材
質的には二層からなっており、表半分が金属製であり、
裏半分がフェルト製であり、このフェルト製部分に鋸1
5の通る縦細隙8を中央に縦方向に設けている。
【0010】図4に示すように、板材押え機構4で板材
5を押さえた状態において、縦細隙3と縦細隙8と両者
の間の部分とでテーブル2に対して垂直な細隙状の鋸道
9を形成している。板材5が押さえられた状態では、縦
細隙3と縦細隙8との間に板材5が存在することとな
り、後述の丸鋸15が鋸道9を下降することにより、板
材5が切断されるのである。板材押え機構4は、丸鋸1
5が露出しないように覆いカバーの役目をも兼ね安全性
を向上させているものである。また、水平定規10をテ
ーブル2に設け板材5を下から支持しており、水平定規
10は、鋸道と直角となっている。テーブル2の裏面に
おいて、図4の矢印Z方向に、鋸ユニット11がスライ
ドレール12に沿って移動可能となるように設けられて
いる。図4に示すように、鋸ユニット11は、フレーム
13と、フレーム13に固着されダクト14aを備えた
集塵カバー14と、集塵カバー14に収納されている丸
鋸15と、丸鋸15と連結していて丸鋸15を回転する
鋸回転モータ16と、丸鋸15と鋸回転モータ16だけ
をフレーム13や集塵カバー14に対して相対的に図4
の矢印Y方向に移動させる空圧シリンダ17とから構成
されているものである。また、丸鋸15が鋸道9に沿っ
て平行に移動できるようになっており、丸鋸15が進出
した状態を点線で示している。
【0011】図3に示すように、鋸ユニット11とスラ
イドレール12は、テーブル2が傾斜して設けられてい
ることと対応して、それらも傾斜して配置されているの
である。また、一定速度で回転する昇降用モータ18が
駆動チェイン19,20を駆動しており、これにより、
鋸ユニット11がスライドレール12に沿って昇降可能
となっている。
【0012】図5に示すように、フレーム13には4つ
のスライダ13aが取り付けられており、スライドレー
ル12を掴んでおり、スライドレール12に沿って移動
可能となっている。鋸回転モータ16はベルト16aを
介して回転軸16bと連結している。したがって、回転
軸16bにより、丸鋸15が回転するようになってお
り、駆動チェイン19によりフレーム13が昇降するこ
ととなる。
【0013】次に、本実施例の制御系について説明す
る。図1と図2のフートペダル21は、鋸ユニット11
を上昇させて、板材5の上端以上の位置(上端に隣接す
る位置)に制御して、板材5を途中から切断しないよう
にするために踏まれるものである。図4,5に示すよう
に、光センサ30が鋸ユニット11の下端に固着されて
おり、鋸ユニット11と一体的に昇降可能である。光セ
ンサ30は、縦細隙3に沿って移動できるように配置さ
れており、縦細隙3を照射した光線が物体に当たり、そ
の反射光の強弱により、板材5の有無を感知できるよう
になっている。光センサ30は、板材感知信号を図1と
図2に示す電子制御装置31に出力するようになってい
る。したがって、光センサ30が連続な縦細隙3に沿っ
て移動できるので、光センサ30の不感帯をなくするこ
とができ、板材5の検知を確実に行うことができ、後述
のような、余分な鋸の上昇を防ぐことができる。また、
縦細形状の板材5でも検知可能である。さらに縦細隙3
が鋸道と材料感知スリットとを兼用し、光センサ30は
1つで良いので、製造工程や製造コストを低減できるこ
ととなる。
【0014】図6に示す電子制御装置31は、基本的に
はCPU32,RAM33,ROM34より構成されて
いる。ROM34にはCPU32を制御するプログラム
が書き込まれており、CPU32は、このプログラムに
従ってインプットポート35より必要とされる外部デー
タを取り込んだり、あるいはRAM33との間でデータ
の授受を行ったりしながら演算処理し、必要に応じて処
理したデータをアウトプットポート36へ出力するもの
である。アウトプットポート36は、そのデータをD/
Aコンバータ37へ出力し、D/Aコンバータ37は、
D/A変換を行い、アナログ信号を空圧シリンダ6、鋸
回転モータ16、空圧シリンダ17、昇降用モータ18
へ出力するものである。
【0015】電子制御装置31は、操作ボタン部7から
の板材押えボタンチオン信号又はオフ信号や終了信号
と、フートペダル21からのフットペダル感知信号と、
光センサ30からの板材感知信号等の入力信号に基づい
て、所定の演算を行い、空圧シリンダ6,鋸回転モータ
16,空圧シリンダ17,昇降用モータ18に各種制御
信号を出力するものである。詳しくは次のようになって
いる。操作ボタン部7の板材押えボタンが押されると板
材押えボタンオン信号が発生し、電子制御装置31から
空圧シリンダ6に板材押え信号が出力され、板材押え機
構4が板材5を抑えるようになっている。一方、操作ボ
タン部7の板材解放ボタンが押されると、板材解放ボタ
ンオン信号が発生し、電子制御装置31から板材解放信
号が空圧シリンダ6に出力され、板材押え機構4が板材
5から離脱し、板材5が移動できるようになっている。
電子制御装置31から鋸回転モータ16に鋸回転信号が
出されると、鋸回転モータ16と丸鋸15が回転するこ
ととなる。一方、鋸回転停止信号が出されると、鋸回転
モータ16と丸鋸15が停止することとなる。電子制御
装置31から、鋸出し信号が空圧シリンダ17に出力さ
れると、空圧シリンダ17が丸鋸15と鋸回転モータ1
6を図4のY方向左側に移動させて、丸鋸15が鋸道9
に進入して板材5を切断可能となり、一方、鋸退避信号
が空圧シリンダ17に出力されると、空圧シリンダ17
が丸鋸15と鋸回転モータ16とを図4のY方向右側に
移動させて、丸鋸15が鋸道9から退避し、集塵カバー
14に収納されることとなる。電子制御装置31から下
降信号が昇降用モータ18に出力されると、昇降用モー
タ18の回転により、鋸ユニット11が下降する。一
方、電子制御装置31から上昇信号が昇降用モータ18
に出力されると、昇降用モータ18の回転により、鋸ユ
ニット11が上昇する。電子制御装置31から昇降停止
信号が出されると、昇降用モータ18の回転が停止し、
鋸ユニット11は停止する。また、電子制御装置31に
は、板材5の切断開始から切断修了までの切断時間Tを
計測するタイマ38が設けられており、計測された切断
時間Tを示すデータをRAM33に記憶することとな
る。
【0016】次に、本実施例の動作を図7のフローチャ
ートに基づいて説明する。まず縦細隙3を覆うように板
材5をテーブル2上に置き、板材押えボタンを押すと、
板材押えボタンオン信号が発生し、ステップ1でYES
と判断され、板材押え信号に基づいて空圧シリンダ6が
駆動し、板材押え機構4が板材5を押さえてテーブル2
に固定する(ステップ2)。フットペダル21が踏まれ
ると、フットペダル感知信号が発生し、ステップ3でY
ESと判断され、光センサ30が板材5の途中の位置に
あるかどうか、つまり、板材感知信号が低いレベルにあ
るかどうかを判断する(ステップ4)。ステップ4でY
ES、すなわち、板材感知信号が低いレベルにあり、板
材光センサ30が板材5の途中の位置にあると判断され
れば、鋸ユニット11の高さの制御(ステップ5)を行
う。すなわち、電子制御装置31が上昇信号を発生し
て、昇降用モータ18を回転させて、鋸ユニット11を
上昇させるのである。そして、光センサ30の位置が板
材5の上端を越えた位置に来ると、そこでは、板材5は
存在しないため、縦細隙3から光が入ってくるようにな
る。このため、光センサ30から高いレベルの板材感知
信号が発生することとなり、昇降停止信号が発生し、昇
降用モータ18の回転を停止し、鋸ユニット11を停止
させる。このようにして、切断作業をする前段階とし
て、鋸ユニット11が常に板材5の上端部の上に位置す
るように制御するようになっているのである。一方、ス
テップ4でNO、すなわち、すなわち、板材感知信号が
高いレベルにあり、光センサ30が板材5の上端以上の
位置にあると判断されれば、鋸ユニット11の高さの制
御(ステップ5)は必要ないので、行なわれないことと
なる。
【0017】ステップ4でNOと判断された場合、又
は、ステップ5の処理が終了した場合には、板材5を丸
鋸15で切断する(ステップ6)。すなわち、鋸出し信
号により、丸鋸15と鋸回転モータ16を移動させて、
丸鋸15を集塵カバー14から飛び出させて、鋸道9に
進出させるのである。次に、鋸回転信号により鋸回転モ
ータ16が回転して丸鋸15が回転する。そして、下降
信号により昇降用モータ18が回転して、鋸ユニット1
1が下降して、丸鋸15が回転しながら鋸道9を下降す
るので、板材5が丸鋸15で切断されることとなる。こ
こで、前記下降信号の発生と同時に、タイマ38で時間
を計測し始める(ステップ7)。これは、後述の板材5
の切断後に、鋸ユニット11が上昇して元の位置に戻る
ときには、板材5が既に切断されているため、光センサ
30が高いレベルの板材感知信号を出力し、板材5の上
端が検出できないからである。そのため、切断所要時間
を計測しておいて、その時間と同一時間、鋸ユニット1
1を上昇させれば、始めの位置に戻すことができること
となり、鋸ユニット11の余分な上昇が防がれることと
なる。つぎに、板材5の切断が行われて、光センサ30
が下降して板材5の下端を通過すると、光センサ30に
光が当たるようになるため、高いレベルの板材感知信号
が発生し、丸鋸15が板材5を切断し終えたと判断し、
ステップ8でYESと判断されることとなる。同時にタ
イマ計測が終了し、切断に要した切断時間Tを示すデー
タがRAM33に記憶される。
【0018】そして、鋸回転停止信号と昇降停止信号に
より、丸鋸15の回転と、昇降用モータ18の回転即ち
鋸ユニット11の下降が停止される(ステップ9)。次
に、鋸退避信号により、丸鋸15と鋸回転モータ16を
移動させて、丸鋸15を集塵カバー14に収めて、鋸道
9から退避させるのである。次に、前記時間Tの間、上
昇信号により昇降用モータ18を回転させ、鋸ユニット
11を上昇させ、ステップ5で位置決めされた始めの位
置に戻ることが出来るのである(ステップ9)。終了ボ
タンが押されないときは、ステップ10でNOと判断さ
れてステップ1に戻り、上記の動作が繰り返されること
となるのである。したがって、鋸ユニット11の位置確
認と位置調整を全く不要とし、鋸ユニット11で板材5
を自動的に上端から切断できるようになり、高さの違う
板材5を次々に処理していっても、板材5が途中から切
断するような不具合が生じないのである。終了ボタンが
押されると、ステップ10でYESと判断されて切断処
理は終了する。
【0019】本発明の第二実施例の鋸盤を図8ないし図
9に基づいて説明する。第二実施例の機械的構成は、第
一実施例の昇降用モータ18をインバータモータとして
構成し可変速運転できるようにしたものである。つま
り、板材5の切断後、鋸ユニット11の上昇をより迅速
なものとするために、鋸ユニット11の下降速度(切断
動作)よりも、鋸ユニット11の上昇速度が早く設定さ
れたものである。第二実施例は、第一実施例と共通点が
多いので、便宜上、構成や作用効果の異なる点のみを説
明することとし、共通点の説明は省略することとする。
【0020】図8に示すように、回転数センサ40が昇
降用モータ18に近接配置されている。回転数センサ4
0は、ピックアップ41と、光センサ42とらなってい
る。ピックアップ41は、昇降用モータ18と同期回転
するように、その回転軸に接続されており、四角い板の
四隅に突起41aを設けているものである。光センサ4
2が突起41aを捕らえることにより、昇降用モータ1
8の回転数Nを検出するのである。突起41aの数を増
加すればするほど、精密な回転数Nの検出が可能となる
のである。ここで、回転数Nとは、計測開始から、計測
終了までに、回転軸が何回、回転したかを示す回数をい
うものである。
【0021】第二実施例の電子回路のブロック図は、第
一実施例の図6において、回転数センサ40がインプッ
トポート35に追加的に接続されたものであり、回転数
信号がインプットポート35を介して電子制御装置31
に入力されることが追加されているだけであるので、図
示は省略することにする。
【0022】次に、本実施例の動作を図9のフローチャ
ートに基づいて説明する。ステップ11ないしステップ
ステップ15は、第一実施例の図7のフローチャ−トの
ステップ1ないしステップ5と全く同様であるので、説
明は省略し、本実施例特有のステップ16ないしステッ
プ21の処理を説明する。まず、板材5を丸鋸15で切
断する(ステップ16)。すなわち、鋸出し信号によ
り、丸鋸15と鋸回転モータ16を前進させ、丸鋸15
を集塵カバー14から飛び出させて、鋸道9に進出させ
るのである。鋸回転信号により鋸回転モータ16が回転
して丸鋸15が回転する。下降信号により昇降用モータ
18が回転して、鋸ユニット11が下降することによ
り、板材5が丸鋸15で切断されるのである。切断中
は、回転数センサ40で昇降用モータ18の回転軸が何
回回転したかを示す回転数Nを計測している(ステップ
17)。これは、第一実施例では、昇降モータ18の回
転時間Tを計測したが、第二実施例では、上昇時の回転
速度は、下降時の回転速度より大きいため、第一実施例
のような回転時間Tの計測では、鋸ユニット11が余分
に上昇してしまい、不都合が生じるからである。光セン
サ30が板材5の下端を通過すると、高いレベルの板材
感知信号が発生し、丸鋸15が板材5を切断し終えたと
判断し、ステップ18でYESと判断されることとな
る。同時に回転数Nの計測が終了し、このような切断に
要した回転数Nを示すデータがRAM33に記憶され
る。そして、鋸回転停止信号と昇降停止信号により、丸
鋸15の回転と、昇降用モータ18の回転、即ち鋸ユニ
ット11の下降が停止され、鋸退避信号により、丸鋸1
5と鋸回転モータ16を移動させて、丸鋸15を集塵カ
バー14に収めて、鋸道9から退避させることとなる
(ステップ19)。
【0023】昇降用モータ18が回転し始めて鋸ユニッ
ト11が上昇し始めると同時に、回転数センサ40で回
転数N’を計測開始し、前記下降時に計測した回転数N
と同じ回転数になるまで昇降用モータ18が回転するこ
とにより、鋸ユニット11がステップ14で制御した高
さまで復帰して停止することができることとなる(ステ
ップ20)。ここでは、インバータモータである昇降用
モータ18は、周波数を変化させることにより、回転速
度を変化させており、下降時(切断時)は周波数f、上
昇時(復帰時)は周波数fより大きい周波数f’で運転
されているので、上昇時の回転速度が下降時の回転速度
よりも早くなっている。したがって、素早く元の位置に
鋸ユニット11が戻ることが出来るようになっている。
終了ボタンが押されないときは、ステップ21でNOと
判断され、ステップ11に戻り、上記の動作が繰り返さ
れることとなる。したがって、鋸ユニット11の上昇速
度と下降速度が異なっていても、正確に始めの位置まで
素早く復帰できることとなる。終了ボタンが押される
と、ステップ21でYESと判断されて処理は終了す
る。
【0024】なお、当業者が本発明の要旨を逸脱しない
範囲で本発明の構成を適宜変更し得ることは勿論であ
り、このような変更も技術的思想が同一であるので、本
発明に包含されることとなる。第一実施例の図7のステ
ップ7では、タイマで時間Tを計測し、ステップ9で前
記時間Tだけ昇降用モータ18を駆動しているが、それ
の代わりに、昇降用モータ18の回転数を検出して、そ
れに基づき、昇降用モータ18を制御しても良い。ま
た、第二実施例の図7のステップ17で、回転数Nを計
測し、ステップ20でその回転数Nだけ昇降用モータ1
8を駆動しているが、それの代わりに、昇降用モータ1
8の周波数や下降時間等から、上昇時間を計算して、そ
れに基づき、昇降用モータ18を制御しても良い。さら
に、鋸出し入れ手動スイッチや鋸ユニット昇降スイッチ
を設け、鋸の出し入れや鋸ユニットの昇降をボタン操作
で制御するように構成してもよい。実施例では、切断の
みの場合を説明したが、毛引き等に適用できることは当
然であり、また、実施例では、ベニヤボード等の板材を
切断しているが、フラッシュ、プラスチック等の板状体
を切断しえることを当然である。また、光センサ30の
代わりにエアを噴出するエアセンサを使用し、噴出方向
に板材の有無を感知するようにしてもよい。
【0025】さらに、本実施例では、傾斜テーブルに押
さえ機構のついた昇降丸鋸盤であるが、水平なテーブル
を備えた走行丸鋸盤等他の種類の鋸盤にも広汎に適用で
きることは当業者には当然のことである。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、鋸道を
形成する連続な細隙に沿って板状体感知センサが移動で
きるので、板状体感知センサの不感帯をなくして、板状
体の感知を確実に行うことができ、しかも、細い板状体
でも検知可能である。さらに細隙が鋸道と材料感知スリ
ットとを兼用しており、センサも1つで十分であるの
で、構成が極めて簡素となり、製造工程や製造コストを
低減できることとなる。
【0027】また、本発明は、鋸ユニットで板状体の切
断をした後は、切断速度よりも早い速度で、鋸ユニット
の復帰が行われるので、切断作業をより迅速化すること
ができることになる。
【0028】さらに、本発明は、多くの種類の鋸盤に適
用でき、その工業的利用価値は極めて大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一実施例の正面図である。
【図2】第一実施例において、板材押え機構4と板材5
を取り除いて縦細隙3が見えるようにした正面図であ
る。
【図3】第一実施例の右側面図である。
【図4】第一実施例を裏側から見た場合の鋸ユニットと
その周辺を示す斜視図である。
【図5】第一実施例のテーブル2と板材押え機構4を取
り去った場合の鋸ユニットとその周辺を示す正面図であ
る。
【図6】第一実施例の電子回路のブロック図である。
【図7】第一実施例による板材切断のフローチャートで
ある。
【図8】第二実施例の回転数センサとその周辺を示す斜
視図である。
【図9】第二実施例による板材切断のフローチャートで
ある。
【符号の説明】
1 鋸盤 2 テーブル 3 縦細隙 4 板材押え機構 5 板材 6 空圧シリンダ 7 操作ボタン部 8 縦細隙 9 鋸道 11 鋸ユニット 12 スライドレール 15 鋸 16 鋸回転モータ 17 空圧シリンダ 18 昇降用モータ 21 フートペダル 30 光センサ 31 電子制御装置 40 回転数センサ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テーブルと、該テーブルに連続的に穿設
    され鋸道となる細隙と、前記テーブルに設けられ板状体
    を案内する案内定規と、前記テーブルの裏面に設けら
    れ、前記鋸道に沿って移動して板状体を切断できる鋸と
    該鋸を回転させる鋸回転モータとを備える鋸ユニット
    と、該鋸ユニットに配置され板状体の有無を判別するた
    め板状体感知信号を検出する板状体有無感知センサと、
    前記鋸ユニットを前記テーブルに沿って移動させる、回
    転速度が可変速な駆動源を備えた鋸ユニット移動機構
    と、前記駆動源の回転データを示す回転検出信号を検出
    する回転データ検出センサと、前記板状体有無感知セン
    サからの板状体感知信号と回転データ検出センサからの
    回転検出信号とに基づいて、前記鋸の切断速度よりも早
    い速度で切断方向と反対方向に前記鋸ユニットを戻して
    板状体の外方で停止させるような制御信号を前記駆動源
    に出力する制御回路とを備えたことを特徴とする鋸盤。
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