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JPH0818596B2 - 飛行体用放水・薬剤散布ブーム - Google Patents
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JPH0818596B2 - 飛行体用放水・薬剤散布ブーム - Google Patents

飛行体用放水・薬剤散布ブーム

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Publication number
JPH0818596B2
JPH0818596B2 JP10029692A JP10029692A JPH0818596B2 JP H0818596 B2 JPH0818596 B2 JP H0818596B2 JP 10029692 A JP10029692 A JP 10029692A JP 10029692 A JP10029692 A JP 10029692A JP H0818596 B2 JPH0818596 B2 JP H0818596B2
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JP
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boom
piston
water
cylinder
water discharge
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JP10029692A
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巌 前田
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Shinmaywa Industries Ltd
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Shinmaywa Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、飛行体、例えば消防ヘ
リコプター、植林ヘリコプター、農園ヘリコプター等
で、消火用水の放水や、殺虫剤、除草剤等の薬剤の散布
等を行なうときに使用されるブーム(筒状体)に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、放水・薬剤散布ブーム(図示省
略)は、先端にノズルを具えた固定ブームを有し、例え
ば小型ヘリコプターの下部に取付けられ、消火用水の放
水或いは松食い虫の駆除や除草のための薬剤散布を行う
とき使用されている。この場合、ヘリコプターの回転す
るローターの吹き降ろし風によって噴霧が乱れないよう
にするため、固定ブームを長くし、固定ブームの先端に
設けられたノズルをローターの回転領域外に突出させて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
放水・薬剤散布ブームは、ヘリコプター下部から長い固
定ブームが伸びているため、特に離着時に地面と干渉す
る恐れがあるという問題点を有している。又、固定ブー
ムが長いため、ヘリコプターの飛行中の空気抵抗や気流
の影響等によって固定ブームが振動して損傷を受けた
り、ヘリコプターの飛行バランスを崩したりする恐れが
あり、ヘリコプターの飛行速度を速めることができない
という問題点も有している。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、第1に、飛行
体に具えられ先端にリング体が設けられたパイプ状のシ
リンダーブームと、前記シリンダーブーム内を摺動する
リング状のピストンと放水ノズルとが両端に設けられ前
記リング体を貫通して前記シリンダーブームを出入りす
るパイプ状のピストンブームと、前記リング体と前記ピ
ストンとの間で前記シリンダーブームに形成された圧縮
エア給気、排気孔とを具えたブームにより前記課題を解
決した。
【0005】
【作用】ブームには、リング体とピストンとの間と、シ
リンダーブームの内周と、ピストンブームの外周とに囲
まれた空間によって一種のシリンダーが形成される。こ
の空間に給気孔から圧縮エアを送り込むと、ピストンは
圧縮エアに押されてシンリンダーブーム内を飛行体の方
へ摺動し、ピストンブームをシリンダーブーム内に引込
む。これによって、ピストンブームはシリンダーブーム
内に収納された状態になり、飛行体の飛行中はこの状態
に保持されている。放水或いは薬剤散布を行なうとき、
シリンダーブームとピストンブームに消火用水或いは薬
剤を送り込む。消火用水或いは薬剤はシリンダーブーム
内に流れ込みながら、ピストンを押圧し、ピストンブー
ムをシリンダーブームから突出させる。消火用水或いは
薬剤はピストンブームの先端から噴出し、散布される。
【0006】請求項2の構成では、ピストンブームがシ
リンダーブーム内に没入しているとき、ニードル軸はピ
ストンブーム内に進入し、パイプ状のピストンブームの
孔を塞いでいる。このため、シリンダーブームとピスト
ンブームに送り込まれた消火用水或いは薬剤は、直ちに
ピストンブームの先端から噴出せず、ピストンを押圧
し、ピストンブームをシリンダーブームから突出させ、
ピストンブームがニードル軸から抜け出たとき、ピスト
ンブームの先端から噴出し、散布される。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。放水ブーム(放水・薬剤散布ブーム、図1参照)
33は空中から消火用水を放水し消火作業を行なうとき
に使用されるものであって、ヘリコプターHの両側に設
けられ、ヘリコプターHの機体31に沿う位置(図5参
照)と、機体31の脇に突出する位置を取り得るように
なっている。放水ブーム33は、主に、固定ブーム(シ
リンダーブーム)34と、この固定ブーム34を出入り
して伸縮する伸縮ブーム(ピストンブーム)35とで構
成されている。固定、伸縮ブーム34,35は、全体的
にパイプ状になっている。放水ブーム33はヘリコプタ
ー(飛行体)Hの機体31の下部に設けられた放水配管
41の自在継手32に取付けられている。機体31内に
は、水タンク29と放水ポンプ30が搭載されている。
【0008】伸縮ブーム35(図2参照)のパイプブー
ム11の先端には放水ノズル37及び鍔状のロック金具
38が取付けられ、他端にはピストン39が取付けられ
ている。ピストン39の外周にはOリング状のパッキン
グ40,40が填め込まれている。伸縮ブーム35は、
後述するリング体47を貫通している。さらに、パイプ
ブーム11の外周の長手方向にキー12が設けられてい
る。
【0009】固定ブーム34(図1参照)は、ステイ2
5と、機体金具26のピン27とによって機体31に水
平回動自在に設けれられておりエンジン抽気用ホース2
8を具えている。固定ブーム34(図2参照)のパイプ
状のブーム本体20の先端(図2の右側)には、軸受1
8が複数のボルト19,19によって固定されている。
軸受18は、筒部46とリング体47とで構成されてい
る。
【0010】軸受18(図2参照)には、上記キー12
が係合するキー溝13、圧縮エア給気孔14、圧縮エア
排気孔15、電動排気弁16、ソレノイド42で作動す
るロック片17が、形成及び設けられている。リング体
47とピストン39との間にはスプリング21が組み込
まれている。ロック金具38は、ロック片17とでロッ
ク機構44を構成している。ブーム本体20の他端(図
1の左側)の内周にはニードル軸23を支持する支持金
具22が設けられている。支持金具22(図4参照)
は、消火用水Wが固定ブーム34内を通過することがで
きるように板状の4つの舌片43で構成されている。
【0011】ニードル軸23(図1参照)は、パイプブ
ーム11の内径より細く、且つ、伸縮ブーム35の移動
距離の長さより短い軸状の部材であり、先端には細径の
ガイド24が形成されている。
【0012】次に動作を説明する。ヘリコプターHの飛
行中、放水ブーム33(図5参照)は、ヘリコプターH
の飛行方向に向き、機体31に沿った位置に納められて
いる。又、伸縮ブーム35は、固定ブーム34内に収納
されている。消火用水を放水するときは、機内のオペレ
ーターが図示しない駆動装置によって固定ブーム34を
水平傾動させ、機体31から脇に突出した状態にする。
オペレーターは、さらに、電動排気弁16を大気に解放
し、ロック機構44を解放して、放水ポンプ30を作動
させる。すると、水タンク29から放水ブーム33へ消
火用水が流れ込む。
【0013】この消火用水の水圧が伸縮ブーム35のピ
ストン39の側面に加わり、伸縮ブーム35は押圧され
固定ブーム34から突出していく。このときの消火用水
はパッキング40,40によって、固定ブーム34の軸
受18と伸縮ブーム35のピストン39で形成されたシ
リンダー45内に入るようなことがない。又、このシリ
ンダー45内の空気は圧縮エア排気孔15及び電動排気
弁16を通って大気に排出される。このため、伸縮ブー
ム35の突出速度は電動排気弁16からの排気速度で決
定される。
【0014】この作動中、ニードル軸23は、伸縮ブー
ム35のパイプブーム11内の孔111内に入ってお
り、孔111を塞いでいる状態になっている。このた
め、消火用水は、伸縮ブーム35に殆ど流れ込むことが
できず、放水ノズル37から放水されない。伸縮ブーム
35が固定ブーム34の軸受18に接近するとスプリン
グ21を圧縮して停止する。この間、伸縮ブーム35は
キー12と軸受18のキー溝13によって回転止めされ
ている。
【0015】伸縮ブーム35が略々突出し終わったと
き、伸縮ブーム35のピストン39は、ニードル軸23
のガイド部24の所まで移動している(図2参照)。こ
のため、パイプブーム11はニードル軸23から抜け出
た状態になっており、開放されたパイプブーム11の孔
111内に消火用水が流れこみ、放水ノズル37から放
水される。このとき、放水ノズル37(図5、図6参
照)はヘリコプターHのローターRの回転領域Sの外に
突出しているため、ローターの吹き降ろし風によって噴
霧が乱れるようなことが殆どない。
【0016】消火作業が完了すると、放水ポンプ30
(図1参照)を停止し、電動排気弁16(図2参照)を
閉じ、ヘリコプターのエンジンの抽気を圧縮エア給気孔
14から注入する。すると、ピストン39と軸受18に
よって形成されたシリンダー45内にエンジン抽気が注
入され、伸縮ブーム35が固定ブーム34の中に引込ま
れ、収納される。伸縮ブーム35が固定ブーム34に収
納されると、伸縮ブーム35の先端に設けられたロック
金具38はロック片17に係合し、伸縮ブーム35の没
入状態を保持する。
【0017】なお、以上の説明では、放水ブーム33
(図5参照)を機体31の脇に突出させて消火作業を行
なう場合について説明したが、消防ブース33は機体3
1に沿わせたままで飛行方向の前方に伸ばして消火作業
を行なうこともできる。この場合においても、放水ノズ
ル37はヘリコプターHのローターRの回転領域Sの外
に突出させることができるため、ローターの吹き降ろし
風によって噴霧が乱れるようなことが殆どない。
【0018】なお、ニードル軸23は図8に示すように
設けられていなくても、収縮ブーム35を固定ブーム3
4から突出させることができる。しかし、ニードル軸2
3は、収縮ブーム35が固定ブーム34から突出し終わ
るまで、消火用水を殆ど止めておくことができるため、
消火用水を節約する役目を有している。又、放水ノズル
37は放水効率を高めるため、やや上方に向いており、
伸縮ブーム35が延びていく間に消火用水が放水される
と、図8中矢印A方向の反力が伸縮ブーム35に加わ
り、ピストン39のパッキン40(図2参照)の耐久性
が低下させられるとともに、伸縮ブーム35は摺動しに
くくなることがある。しかし、ニードル軸23を設けて
おくと、ニードル軸23は、消火用水を止めておくこと
ができるため、矢印A方向の反力が生じるようなことが
なくなり、伸縮ブーム35の移動が円滑になる。
【0019】なお、以上の実施例の放水ブームはヘリコ
プターに取付けた場合について説明したが、軽飛行機に
設けることもできる。又、放水ブームは、消火用水を放
水することの他に、粉末状の殺虫剤や除草剤等の薬剤を
散布することもできることは勿論である。
【0020】
【発明の効果】請求項1の飛行体用放水・薬剤散布ブー
ムは、伸縮式にしたことにより、コンパクト化を図るこ
とができ、離着時の地面との干渉や飛行中の空気抵抗に
よる損傷を防止することができる。又、コンパクト化す
ることによって、空気抵抗を低減させることができ、飛
行体の飛行特性への悪影響を排除することもできる。さ
らに、放水或いは散布するときのみ、ピストンブームを
突出させるようにしているため、飛行体がヘリコプター
であるようなとき、ローターの回転領域の外にまで突出
させ、ローターの吹き降ろし風による影響を少なくし
て、噴霧が乱れないようにすることができる。そして、
請求項2の飛行体用放水・薬剤散布ブームは、ピストン
ブームがシリンダーブームを出入りするとき、ニードル
軸によって、放水或いは散布が規制されるため、消火用
水や薬剤等を節約することができる。又、放水或いは散
布を規制することができると、ピストンブームに放水或
いは散布による反力が加わるようなことがなく、ピスト
ンブームの出入りを円滑にすることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の飛行体用放水・薬剤散布ブームをブー
ムの長手方向に沿った断面図である。
【図2】固定ブームと伸縮ブームとの連結部分の詳細図
でありブームの長手方向に沿った断面図である。
【図3】伸縮ブームが固定ブーム内に収納されたとき
の、ニードル軸を支持している支持金具付近の詳細図で
あり、ブームの長手方向に沿った断面図である。
【図4】図3中4−4矢視断面図である。
【図5】本発明の飛行体用放水・薬剤散布ブームを装備
したヘリコプターの平面図である。
【図6】図5の左側面図である。
【図7】図5の正面図である。
【図8】放水・薬剤散布ブームにニードル軸を設けない
場合の、ブームの長手方向に沿った断面図である。
【符号の説明】
H ヘリコプター(飛行体) 14 圧縮エア給気孔 15 圧縮エア排気孔 23 ニードル軸 33 放水ブーム(放水・薬剤散布ブーム) 34 固定ブーム(シリンダーブーム) 35 伸縮ブーム(ピストンブーム) 37 放水ノズル 39 ピストン 47 リング体

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 飛行体に具えられ先端にリング体が設け
    られたパイプ状のシリンダーブームと、前記シリンダー
    ブーム内を摺動するリング状のピストンと放水ノズルと
    が両端に設けられ前記リング体を貫通して前記シリンダ
    ーブームを出入りするパイプ状のピストンブームと、前
    記リング体と前記ピストンとの間で前記シリンダーブー
    ムに形成された圧縮エア給気、排気孔とを具えたことを
    特徴とする、飛行体用放水・薬剤散布ブーム。
  2. 【請求項2】 請求項1の飛行体用放水・薬剤散布ブー
    ムにおいて、前記シリンダーブームは、前記シリンダー
    ブーム内への前記ピストンブームの進入にともなって前
    記ピストンブーム内に受け入れられるニードル軸を有す
    ることを特徴とする、飛行体用放水・薬剤散布ブーム。
JP10029692A 1992-03-27 1992-03-27 飛行体用放水・薬剤散布ブーム Expired - Lifetime JPH0818596B2 (ja)

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JP7165974B2 (ja) * 2018-12-18 2022-11-07 鈴健興業株式会社 流体放出システム

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