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JPH0824026B2 - 配線用遮断器 - Google Patents
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JPH0824026B2 - 配線用遮断器 - Google Patents

配線用遮断器

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JPH0824026B2
JPH0824026B2 JP17725986A JP17725986A JPH0824026B2 JP H0824026 B2 JPH0824026 B2 JP H0824026B2 JP 17725986 A JP17725986 A JP 17725986A JP 17725986 A JP17725986 A JP 17725986A JP H0824026 B2 JPH0824026 B2 JP H0824026B2
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circuit breaker
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JP17725986A
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孝信 田中
秀夫 久本
明 竹内
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 [技術分野] 本発明は配線用遮断器に関するものである。
[背景技術] 従来この種の配線用遮断器においてはトリップ装置を
保持している保持フレームを遮断器本体の筐体底部に螺
子固定するのが通常であったが、組み立て作業が複雑で
生産性が低い上に、筐体底部の外部から挿入した螺子で
固定するから耐絶縁性が劣るという問題があった。
[発明の目的] 本発明は上述の問題点に鑑みて為されたものでその目
的とするところは組み立てが容易で且つ耐絶縁性に優れ
た配線用遮断器を提供するにある。
[発明の開示] 上記目的を達成するために、本発明では、筐体と、該
筐体の開口部に被着する蓋体とで構成される遮断器本体
内には、過大な電流が通過すると駆動される引外し装置
と、保持フレームに複数のリンクを装着して引き外し装
置が駆動されるとトリップ動作を行うトリップ装置と、
主電路に挿入した可動接点を有しトリップ装置に連結さ
れた可動接触子及び該可動接触子を絶縁収納する接触子
保持部を備え前記筐体に回動自在となるように保持され
るクロスバーから構成された接点装置と、を収納した配
線用遮断器において、接点装置を筐体底部側に配置し、
保持フレームの両側方向に突出した複数のフレーム固定
部のうちの1つを保持フレームに貫通する軸部材とし、
該軸部材を上記蓋体と突き合わせる筐体の開口部縁に形
成した凹部より突き合わせ面側に突出させ該軸部材の外
周面を蓋体で押圧したものである。
以下本発明を実施例により説明する。
実施例 以下の実施例においては、3極型のブレーカを示す。
第1図に示すように、基本的には過電流が通過すると駆
動される引き外し装置10と、引き外し装置10が駆動され
るとトリップ動作を行なうトリップ装置40と、トリップ
装置40がトリップ動作を行なうと瞬間的に開離される接
点装置110と、接点装置110の開離時に発生するアークを
消弧する消弧装置130とを遮断器本体1内に納装したも
のであって、遮断器本体1の上面からはトリップ装置40
に連動したハンドル100が起倒自在に突出する。引き外
し装置10と接点装置110と消弧装置130とは各極ごとに設
けられており、またトリップ装置40は3極が共有する形
で設けられている。遮断器本体1は筐体1aと、筐体1a上
に被嵌される蓋体1bとから構成されており、蓋体1bの中
央部に形成されたハンドル挿通孔2を通してハンドル10
0が遮断器本体1の外部に突出する。また、遮断器本体
1の消弧装置130側の側面には遮断器本体1の内外を連
通させる排気板9が嵌め込まれる。
引き外し装置10は電磁引き外し装置10aと熱動引き外
し装置10bとから構成される。電磁引き外し装置10aは、
コイル11、ヨーク12、プランジャー13、復帰ばね14、お
よびブッシュ15から構成される。コイル11は短形状の板
金を折り曲げて形成するもので、右端部に端子片18が一
体に延設された半ターンのコイルを構成する。端子片18
の中央部には端子螺子19が螺合され、端子片18のコイル
11側の端部には筐体1a外側から固定螺子20が螺合され
る。而してブッシュ15を装着したヨーク12にプランジャ
ー13を挿通し、ヨーク12の第1横片12aと第2横片12bと
の間にばね収納凹所25を対応させた状態で復帰ばね14を
ばね収納凹所25に側方より装着すれば、復帰ばね14の上
下両端がヨーク12の第1横片12aとブッシュ15とにそれ
ぞれ弾接し、プランジャー13が上下に移動するときに復
帰ばね14が圧縮され、プランジャー13に復帰力が作用す
るのである。プランジャー13の下端部はコイル11の縦片
11bとヨーク12の第1縦片12dとの間に配置され、コイル
11への通電によりプランジャー13が下方に吸引されるよ
うに構成される。この構成により、ヨーク12にプランジ
ャー13を装着した状態でコイル11を最後にヨーク12の側
方からヨーク12内に配置することができるのであり、コ
イル11にプランジャー13を挿通する場合に比較して、組
立性が向上したものとなる。コイル11の一端部に形成さ
れた突片21には熱動引き外し装置10bが結合される。
熱動引き外し装置10bは、ヒータ板31、バイメタル板3
2、および押圧螺子33により構成される。ヒータ板31お
よびバイメタル板32はそれぞれ下端部にコイル11の突片
21が挿入される挿入孔を有し、バイメタル板32を電磁引
き外し装置10a側としてヒータ板3とバイメタル板32と
を積層し、前記挿入孔に突片21を挿入して突片21をかし
めることにより、ヒータ板31とバイメタル板32とがコイ
ル11に一体に固定されるようになっている。ヒータ板31
とバイメタル板32とを積層した状態において、バイメタ
ル板32の右端部はヒータ板31の上端よりも上方に突出し
ており、この突出部分に形成された螺子孔に押圧螺子33
が進退自在に螺合するのである。ヒータ板31の上端部に
は、第1図に示すように、編組線よりなる接続線37が接
続され、ヒータ板31に通電される電流によりヒータ板31
が加熱されると、バイメタル板32の上端部が電磁引き外
し装置10a側に曲がるようになっているのである。
以上のようにして構成された引き外し装置10は、第1
図に示すように、端子片18を遮断器本体1の外部に露出
させるように配置され、筐体1aの下面より螺入される固
定螺子20,4により、遮断器本体1の定位置に固定され
る。この引き外し装置10は、各極ごとに設けられるもの
であって、互いに独立して動作するようになっている。
トリップ装置40は第2図に示すように、左右に離間し
た略平行な一対の支承板41aを一体に連結した形状に形
成された保持フレーム41を備えている。保持フレーム41
において引き外し装置10側の端部にはラッチリンク51が
リンクピン52により揺動自在に軸支される。
ラッチリンク51は、軸支部分よりも引き外し装置10に
近い部分に下方に突出するばね受け突片53を有し、この
ばね受け突片53と保持フレーム41の端部に上方に向かっ
て突設されたばね受け突片42との間に圧縮ばね54を挟持
する。ラッチリンク51において引き外し装置10に近い端
部にはラッチ片55が延設され、ラッチ片55は連動バー61
に形成された保持溝62内に挿入される。ラッチリンク51
において軸支部分よりも引き外し装置10から遠い端部に
は押さえ片56が延設されており、押さえ片56の下面には
係止レバー71の上端が当接する。
連動レバー61は軸方向の3箇所から略等間隔離間して
押圧片63と引掛片64とが互いに略直交する方向に突設さ
れるとともに、軸方向の中央部に押圧片63とは略直交す
る方向に係止片65が突設された形状に形成されており、
連動バー61の軸方向の両端部は遮断器本体1の内側面の
定位置に回動自在に軸支されている。押圧片63は上記熱
動引き外し装置10bの押圧螺子33の先端に対応して配置
され、また引掛片64は電磁引き外し装置10aのプランジ
ャー13の先端の引掛片の下面側に配設される。而してプ
ランジャー13が下方に引き込まれるかバイメタル板32が
ヒータ板31から離れる向きに曲がると、連動バー61が第
1図中左回りに回転するのである。ここで、連動バー61
の3箇所に押圧片63と引掛片64とが設けられていること
により、各極ごとに設けられた引き外し装置10のうちの
いずれか1つが動作すると連動バー61が回転してトリッ
プ装置40を動作させるのである。係止片65には側面およ
び先端面が開口する保持溝62が形成されており、係止片
65の先端部で保持溝62の上壁は係止片65の先端に向かっ
て緩やかに昇り傾斜する傾斜面66を形成している。
係止レバー71は下端部がリンクピン72により保持フレ
ーム41に揺動自在に軸着されており、軸着部分よりも上
方には引き外し装置10から離れる向きにばね受け突片73
が突設されている。このばね受け突片73は保持フレーム
41の上端部において引き外し装置10に近付く向きに突設
されたばね受け突片43との間で圧縮ばね74を挟持する。
また、係止レバー71には切欠孔75が形成されており、切
欠孔75の下縁からは引き外し装置10から離れる向きで昇
り傾斜する傾斜片76が延設される。係止レバー71の切欠
孔75にはクレドル81より延設された係止突片82が挿入さ
れる。
クレドル81は保持フレーム41の両支承板41aに略平行
な脚片を備えた略コ字形に折曲されており、リンクピン
83により下端部が保持フレーム41に揺動自在に軸着され
る。クレドル81の上端部内周面には軸突起84が打ち出さ
れており、軸突起84は円柱状であって円柱の周面の一部
を軸方向に平行な平面85で切り取って周面を優弧状とし
た形状に形成される。この軸突起84には第1リンク91の
上端部が回動自在に軸着される。第1リンク91は両脚片
の外周面間の距離がクレドル81の両脚片の内周面間の距
離に略等しく設定された略コ字形に形成され、両脚片の
上端部には軸突起84と直径の略等しい優弧状に切り欠か
れた軸受溝92を有しており、この軸受溝92が軸突起84に
回動自在に結合される。而して軸突起84の軸方向と直交
する面内で軸突起84の平面85と平行な方向から第1リン
ク91の軸受溝92を軸突起84に挿入し、その後第1リンク
91を軸突起84の軸の回りに回転させれば、第1リンク91
がクレドル81に抜け止めされた形で揺動自在に保持され
るのである。ここで、軸突起84における平面85の位置は
クレドル81と第1リンク91との動作範囲においては第1
リンク91がクレドル81から脱落しない位置に設けられ
る。この構成により、リンクピンを用いずにクレドル81
と第1リンク91とを揺動自在に連結できるのであり、構
成が簡単でしかも両者を結合した後には容易にはずれな
いようにすることができるのである。クレドル81の両脚
片において係止突片82とは反対側の端部には押圧突片86
が延設される。
第1リンク91の下端部は、第3図に示すように、第2
リンク94の上端部にリンクピン93により回動自在に連結
される。リンクピン93には引張ばね102の一端部が結合
される。引張ばね102の他端部はハンドルリンク101の上
端部の引掛孔103に連結されている。ハンドルリンク101
は下方に開放された略コ字形に形成されており、上端部
がハンドル100に一体に結合され、ハンドル100の起倒に
伴なって揺動するようになっている。すなわち、ハンド
リンク101の下端部は保持フレーム41の支承板41aの外側
面に突設された軸突起44に係合する下方に開放された略
U字形の軸受溝104を有しており、軸突起44の回りでハ
ンドル100とともに揺動自在となっている。支承板41aの
外側面において軸突起44とは異なる位置にはハンドルリ
ンク101の回動範囲を規制するストッパ突起45が突設さ
れる。また、ハンドルリンク101において保持フレーム4
1よりも上方に突出する部分には押圧ピン105が装着され
る。ハンドル100の下端部上面には、遮断器本体1の上
端部でハンドル挿通孔2の周囲の内周面に形成された円
弧面6に沿う円弧面106が形成されており、両円弧面6,1
06はともに上記軸突起44を中心とする円弧となってい
る。ところで、第2リンク94の下端部には略U字形の連
結溝95が形成されており、この連結溝95は接点装置110
に連結される。
接点装置110は、可動接点112を備えた可動接触子111
と、可動接触子111を保持するクロスバー121と、クロス
バー121と可動接触子111との間に介装された圧縮ばね11
3と、後述する消弧装置130に一体に設けられた固定接点
131とを備えている。可動接触子111にはヒータ板31に一
端部が接続された接続線37の他端部が接続されている。
クロスバー121は遮断器本体1の内周面の定位置に軸支
されているものであって、他極の可動接触子111を同時
に駆動するようになっている。つまり上述した連動バー
61と同様にクロスバー121は各極の可動接触子111を同時
に保持しており、いずれか1つの可動接触子111が動作
すると、残りの可動接触子111が連動するようにしてい
るのである。クロスバー121は合成樹脂成形品等の絶縁
材料により形成されており、軸方向の3箇所に接触子保
持部122を備えている。接触子保持部122は、クロスバー
121の軸方向から見た外形が略三角形の基部体122aの先
端に保持体122bが突出する形状となっており、保持体12
2bの先端部はクロスバー121の軸方向において離間して
いる。基部体122aは、保持体122bの突出する面とその反
対側の面とが開放された形状に形成されている。基部体
122aの下壁における保持体122b側の側面は上下方向の平
面である第1ばね受け面123を形成し、第1ばね受け面1
23の上端には保持体122bから離れる向きで上方に昇り傾
斜する第2ばね受け面124が形成されている。すなわ
ち、第1ばね受け面123と第2ばね受け面124との間にエ
ッジ125が形成されるのである。基部体122aの下壁には
このエッジ125に跨がる形で斜め上方に突出するばね受
け突起126が設けられており、ばね受け突起126の突出方
向は第2ばね受け面124に略直交する方向に設定されて
いる。基部体122aにおいて保持体122bとは反対側の開口
の上下幅は可動接触子111の上下幅よりも大きく設定さ
れている。保持体122bの内周面には、保持体122bの内側
と基部体122a側とに開放された保持溝128が形成されて
おり、保持溝128の上周壁は基部体122aに近付くほど下
周壁から離れるように傾斜している。また、保持溝128
において基部体122aからもっとも離れた先端部は略一定
幅となっている。保持体122bの先端部には内向きに抜け
止め突起129が突設されており、保持溝128の先端と抜け
止め突起129との間は第2リンク94における連結溝95の
周囲部分の幅に略等しく設定されている。ところで、可
動接触子111は長手方向の略中央部に軸ピン114が挿通さ
れ、また基部体122a側端部の下部には基部体122a側に突
出するばね受け舌片115が形成されるとともにばね受け
舌片115にはばね受けピン116が挿通される。圧縮ばね11
3は基部体122aのばね受け突起126と可動接触子111のば
ね受け舌片115との間に挟装されるのであって、可動接
触子111側の端部はばね受けピン116に当接する。圧縮ば
ね113にはばね受け突起126が挿入されるから圧縮ばね11
3はその軸方向が第1ばね受け面123に直交する位置と第
2ばね受け面124に直交する位置との間で揺動自在とな
るのであり、両ばね受け面123,124の間にエッジ125が形
成されていることにより、圧縮ばね113が上記両位置の
いずれか一方の位置に確実に位置決めされるのである。
軸ピン114は保持溝128内に挿入されるのであって、圧縮
ばね113のばね力により、軸ピン114が保持溝128の先端
に向かうように可動接触子111が付勢される。軸ピン114
には第2リンク94が回動自在に係止され、第2リンク94
は圧縮ばね113のばね力により抜け止め突起129と軸ピン
114との間に挟持される。したがって、トリップ装置40
と接点装置110との結合にあたっては、接点装置110を組
み立てた後、圧縮ばね113を押し縮めて軸ピン114を保持
溝128の先端から後退させ、その状態でトリップ装置40
の第2リンク94の連結溝95に軸ピン114を装着した後、
圧縮ばね113への圧縮力を除去すれば、第2リンク94は
抜け止め突起129と軸ピン114との間に挟持されて軸ピン
114と直交する方向における抜け止めがなされる。ま
た、軸ピン114に沿う方向においては、可動接触子111と
保持体122bとの間に挟持されることにより抜け止めがな
される。
可動接点112とともに接点を構成する固定接点131は消
弧装置130の固定接点板132の上面に設けられており、固
定接点板132の一端部にはアーク走行板133が設けられ
る。固定接点板132において固定接点131を挟んでアーク
走行板133とは反対側の端部にはアーク駆動コイル134の
一端部が接続される。アーク駆動コイル134は下方に開
放された略U字形に曲成されており、両脚片間に対応す
る位置に固定接点131が位置するように配設される。ア
ーク駆動コイル134の他端部は固定板135に接続される。
固定板135は階段状に屈曲されており、その下段側は固
定片135aであって、筐体1aの下面から挿入される固定螺
子7が固定片135aに螺合することにより、固定板135が
筐体1aに固定される。固定板135の上段側は遮断器本体
1の外側面に露出する螺子片135bとなり、端子片135bに
は端子螺子136が螺合する。アーク走行板133の上方には
消弧器137が配設される。消弧器137は、上下方向に小間
隔離間して平行に配設された導電板である複数枚のグリ
ッド板138と、グリッド板138を保持する絶縁材料で形成
された保持枠139とで形成され、最下段のグリッド板138
がアーク走行板133に対面して配置される。
以上のようにして、端子片18、コイル11、ヒータ板3
1、接続線37、可動接触子111、可動接点112、固定接点1
31、固定接点板132、アーク駆動コイル134、および固定
板135を通る主電路が形成されるのである。
また、上述の構成を有することにより、遮断器本体1
内への各装置の組み付けにあたっては、まず主電路を形
成する消弧装置130を筐体1内に組み込み次いで引き外
し装置10、接点装置110を組み込んだ後、トリップ装置4
0を組み込めばよいのであり、その際にトリップ装置40
の第2リンク94と接点装置110の軸ピン114とを連結す
る。ここで引き外し装置10は保持フレーム41を貫通した
リンクピン83の両端と、同じく保持フレーム41を貫通さ
せてあるピン87の両端を筐体1aの開口部の両側壁の上端
縁、つまり蓋体1bの下縁に対する突き合わせ面に夫々形
成した前後の凹部88に嵌合して引き外し装置10及びこれ
に連結する接点装置110を懸架するのである。そして凹
部88の上端開口縁より上方へ突出したピン83,87の外周
縁を被着する蓋体1bの下縁で押圧して第4図に示すよう
固定するのである。ここで筐体1aは絶縁性等を考慮して
熱硬化性樹脂で成形され、蓋体1bは熱可塑性樹脂で成形
されており、そのため上記のピン83,87の蓋体1bによる
押圧は蓋体1bの弾性によって行なわれるため、蓋体1bと
筐体1aの突き合わせ面には隙間が生じることなく確実に
ピン83,87を固定できるのである。また凹部88は筐体1a
の開口部の縁部に形成するため、上下金型で筐体1aを成
形する際凹部88の形状を精度良く成形することができ、
そのためピン83,87をがたつき無く凹部88に嵌合するこ
とができる。また保持フレーム41の下端を筐体1a底部で
螺子固定する必要が無いから、保持フレーム41の上下方
向の長さを短くできるのである。
以下、動作を説明する。而してハンドル100が引き外
し装置10側に倒されているときには、可動接点112と固
定接点131とが開離する。この状態においては、連動バ
ー61の保持溝62内にラッチリンク51のラッチ片55が挿入
されており、ラッチリンク51は圧縮ばね54によりリンク
ピン52の回りで左回りに付勢されている。ラッチリンク
51の押さえ片56の下面は係止レバー71の上端縁に当接し
ており、係止レバー71は圧縮ばね74によりリンクピン72
の回りで右回りに付勢されている。ここで、ラッチリン
ク51と係止レバー71とが当接していることにより、両者
の回転止めがなされる。係止レバー71の切欠孔75にはク
レドル81の係止突片82が挿入され、クレドル81の回転止
めがなされている。一方、引張ばね102の両端を結ぶ直
線は軸突起84よりも右側を通り、かつ第1リンク91と第
2リンク94とを連結するリンクピン93に上向きのばね力
が作用するから、第1リンク91は軸突起84の回りで左回
りに付勢される。したがって、第2リンク94が第2リン
ク94に連結された可動接触子111とともに右上方に引き
上げられて可動接点112と固定接点131とが開離している
のであり、クロスバー121が右回りに付勢される。ベー
ス1aにはクロスバー121の基部体122aに対応した係止面
8が形成されているから、基部体122aが係止面8に当接
することによりクロスバー121の回転角度が規制されて
いる。ここで、圧縮ばね113の両端を結ぶ直線は軸ピン1
14の右側を通り、かつ圧縮ばね113のばね力が上向きに
作用するから、可動接触子111は左回りに付勢される。
すなわち、可動接触子111は基部体122aの上壁下面に当
接する状態となっている。
次に、第1図に示すように、ハンドル100を消弧装置1
30側(図示左側)に倒すと、引張ばね102の両端を結ぶ
直線が軸突起44よりも左側を通り、かつばね力が下向き
に作用するから、ハンドルリンク101は左回りに付勢さ
れ、ハンドル100が左側に倒された状態が維持される。
ここで、ハンドルリンク101は、ストッパ突起45に当接
することにより、最大回動角が規制されている。また、
この状態において引張ばね102の両端を結ぶ直線がクレ
ドル81を軸支するリンクピン83よりも右側を通り、かつ
ばね力が上向きに作用するから、クレドル81は左回りに
付勢されることになる。ここでクレドル81、係止レバー
71、ラッチリンク51、連動バー61は上述した接点の開極
状態と同じ状態に保たれる。一方、第1リンク91と第2
リンク94とを連結するリンクピン93は引張ばね102のば
ね力により左側に引っ張られているから、第1リンク91
と第2リンク94とが略一直線上に並ぶことになり、第2
リンク94の下端に連結された可動接触子111が下方に押
圧されて可動接点112と固定接点131とが閉成される。ま
た、圧縮ばね113の両端を結ぶ直線が軸ピン114の右側を
通り、かつばね力が上向きに作用していることにより十
分な接点圧が得られるようになっている。こうしてハン
ドル100を左側に倒した状態では引張ばね102のばね力が
蓄積されたセット状態となるのである。
以上のようにして接点が閉成されている状態で短絡電
流のようなきわめて大きな電流が主電路に流れると、可
動接点112と固定接点131とが電磁反発力により瞬間的に
開離する。このとき、圧縮ばね113の両端を結ぶ直線が
軸ピン114の下側を通り、かつばね力が左向きに作用す
るから、圧縮ばね113のばね力により可動接点112は固定
接点131から離れる向きに付勢されることになる。圧縮
ばね113はこの位置において、第1ばね受け面123に当接
するのであり、第1ばね受け面123と第2ばね受け面124
との間にエッジ125が形成されていることにより、圧縮
ばね113の反転動作が容易に行なわれるのである。ま
た、圧縮ばね113が第1ばね受け面123に当接することに
より、ばね力の作用方向が正確に設定されるのである。
以上のようにして、圧縮ばね113は接点閉成時には接点
圧を付与し、接点開離時には接点の開離を加速するよう
に反転ばねの作用をするのである。ここで、接点の開離
に伴なってアークが発生するが、アーク駆動コイル134
の回りに発生する磁界とアークの間に作用するローレン
ツ力により、アークは消弧器137に向かって強く付勢さ
れ、アーク長が急速に引き延ばされる。
電磁反発力による接点の開離に引き続いて、電磁引き
外し装置10aによりトリップ装置40が駆動される。電磁
引き外し装置10aは短絡電流のみではなく、定格の数倍
以上程度の大電流が流れると作動する。すなわち、電磁
引き外し装置10aのコイル11を大電流が通過すると、プ
ランジャー13が復帰ばね14のばね力に抗して下方に引き
込まれ、プランジャー13の上端部に形成された引掛片24
により連動バー61の引掛片64が下方に引かれる。これに
より、連動バー61は第12図に示すように左回りに回転
し、ラッチリンク51のラッチ片55が保持溝62の傾斜面66
により下方に押圧される。すなわち、ラッチリンク51が
圧縮ばね54のばね力で右回転し、係止レバー71への押圧
力が解除されるから、係止レバー71が圧縮ばね74のばね
力で左回転し、クレドル81の係止突片82が係止レバー71
の切欠孔75から外れる。クレドル81は上述したように、
引張ばね102のばね力により左回りに付勢されているか
ら、係止レバー71との係合が解除されると左回りに回転
し、第1リンク91を左上方に引き上げる。また、第1リ
ンク91が引き上げられると、引張ばね102の収縮ととも
に第2リンク94が右上方に引き上げられ、可動接点112
を固定接点131から引き離すように可動接触子111が引き
上げられる。これらの一連の動作は瞬間的に行なわれ、
いわゆるトリップ動作を行なうのである。このようにし
て可動接点112が固定接点131から離れるとアーク長が引
きのばされ、消弧器137のグリッド板138でアークが分割
されてアークが急速に消弧される。また、アーク発生に
ともなう高圧のアークガスは排気板9を通して遮断器本
体1外に排出される。ここで、上述したようにクロスバ
ー121の基部体122aの下端部がベース1aの底面に形成さ
れた係止面8に当接することによりクロスバー121の回
転止めがなされるのである。このように、可動接触子11
1の開極角度がクロスバー121をベース1aの係止面8に当
接させることによって規制されており、可動接触子111
は軸ピン114と圧縮ばね113とによりクロスバー121に保
持されているから、クロスバー121が係止面8に当接す
るときの衝撃力が緩和され、可動接触子111やトリップ
装置40への影響が少なくなり、トリップ装置40が作動し
て接点が開離したときに、可動接触子111の回転角度を
規制しながらも、可動接触子111やトリップ装置40への
衝撃を少なくすることができるのである。接触点の開極
位置では、圧縮ばね113は第2ばね受け面124に当接し、
圧縮ばね113の両端を結ぶ直線が軸ピン114の右側を通
り、かつばね力が上向きに作用して可動接触子111が左
回りに付勢されるように設定される。
以上のように、定格の数倍以上程度の大電流が通過し
たときには、電磁引き外し装置10aが作動してトリップ
装置40が駆動されるが、定格よりもやや大きい程度の過
電流が長時間通電されたときには、ヒータ板31がバイメ
タル板32を加熱することにより、バイメタル板32が曲が
り、押圧ねじ33が連動バー61の押圧片63を押圧すること
により連動バー61を左回りに回転させ、上述したのと同
様にトリップ装置40を作動させて接点を開極させること
ができる。
このように、トリップ装置40が作動すると、クレドル
81が係止レバー71から外れるものであるから、接点を再
度閉成するためには、リセットを行なう必要がある。リ
セットはハンドル100を右側に最大限に倒すことによっ
て行なわれる。すなわち、ハンドル100を右側に最大限
に倒すと、ハンドルリンク101に設けた押圧ピン105によ
りクレドル81の押圧突片86が右方向に押圧され、クレド
ル81が左回りに回転する。この操作によりクレドル81の
係止突片828が係止レバー71の切欠孔75の下縁に延設さ
れた傾斜片76に沿って切欠孔75内に挿入され、クレドル
81からの押圧力で係止レバー71が左回りに回転する。し
たがって、係止レバー71の上端がラッチリンク51の押さ
え片56の下面に当接することになる。
[発明の効果] 本発明は、接点装置を筐体底部側に配置し、保持フレ
ームの両側方向に突出した複数のフレーム固定部のうち
の1つを保持フレームに貫通する軸部材とし、該軸部材
を上記蓋体と突き合わせる筐体の開口部縁に形成した凹
部より突き合わせ面側に突出させ該軸部材の外周面を蓋
体で押圧したので、従来のように保持フレームを筐体底
部に螺子固定する必要がなく、軸部材を凹部に嵌合する
だけで組み込み固定が行えるから組み立て作業が容易で
あり、しかも固定位置が筐体と蓋体の突き合わせ面部分
であるから、絶縁距離が大きくとれ、耐絶縁性が向上す
るという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例の断面図、第2図は同上に使用
するトリップ装置と接点装置との分解斜視図、第3図は
同上に使用するトリップ装置と接点装置と筐体との一部
省略破断せる斜視図、第4図は同上の組み立て説明用の
要部拡大断面図であり、1は遮断器本体、1aは筐体、1b
は蓋体、10は引き外し装置、40はトリップ装置、41は保
持フレーム、83はリンクピン、87はピン、88は凹部、11
0は接点装置である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】筐体と、該筐体の開口部に被着する蓋体と
    で構成される遮断器本体内には、過大な電流が通過する
    と駆動される引外し装置と、保持フレームに複数のリン
    クを装着して引き外し装置が駆動されるとトリップ動作
    を行うトリップ装置と、主電路に挿入した可動接点を有
    しトリップ装置に連結された可動接触子及び該可動接触
    子を絶縁収納する接触子保持部を備え前記筐体に回動自
    在となるように保持されるクロスバーから構成された接
    点装置と、を収納した配線用遮断器において、接点装置
    を筐体底部側に配置し、保持フレームの両側方向に突出
    した複数のフレーム固定部のうちの1つを保持フレーム
    に貫通する軸部材とし、該軸部材を上記蓋体と突き合わ
    せる筐体の開口部縁に形成した凹部より突き合わせ面側
    に突出させ該軸部材の外周面を蓋体で押圧して成ること
    を特徴とする配線用遮断器。
  2. 【請求項2】上記筐体を熱硬化性樹脂で形成し、蓋体を
    熱可塑性樹脂で形成したことを特徴とする特許請求の範
    囲第1項記載の配線用遮断器。
  3. 【請求項3】上記軸部材としてリンクピンを用いて成る
    ことを特徴とする特許請求の範囲記載の配線用遮断器。
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