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JPH0824658B2 - 自動車用電気掃除機 - Google Patents
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JPH0824658B2 - 自動車用電気掃除機 - Google Patents

自動車用電気掃除機

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JPH0824658B2
JPH0824658B2 JP18180189A JP18180189A JPH0824658B2 JP H0824658 B2 JPH0824658 B2 JP H0824658B2 JP 18180189 A JP18180189 A JP 18180189A JP 18180189 A JP18180189 A JP 18180189A JP H0824658 B2 JPH0824658 B2 JP H0824658B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は、自動車内の塵埃清掃用の車載形自動車用電
気掃除機に係わり、とくに、電動送風機を制御する電気
回路に関する。
(従来の技術) 従来の自動車用電気掃除機としては、カークリーナー
と称する手持ち形の充電式小形電気掃除機が一般的であ
った。この従来の自動車用電気掃除機は、ハンドルを設
けた掃除機本体内に、電源としての蓄電池と電動送風機
と集塵室とを設け、掃除機本体の下面部に塵埃を直接吸
込む吸込口を形成した構造となっていた。しかし、この
ような手持ち形の充電式小形電気掃除機は、掃除機本体
に内蔵した電池を電源としていたため、吸込力が弱く、
小さな紙屑などは吸取ることができるものの、自動車内
の床マットすなわちカーペットに引っ掛かった土砂はほ
とんど吸取ることができなかった。また、蓄電池が小形
でその容量が小さいため、使用可能時間すなわち運転可
能時間が短かった。
一方、商用交流電源を電源とする家庭用電気掃除機
は、パワーすなわち吸込仕事率は大きいものの、自動車
用電気掃除機として用いるには、掃除機本体が大きす
ぎ、自動車内の掃除を行ないにくい。また、大きな掃除
機本体および吸込み用のホースなどを自動車まで運ばな
ければならないとともに、商用交流電源を長いコードで
自動車まで引かなければならず、非常に不便である。さ
らに、外出先など、商用交流電源のない場所では、自動
車内の掃除を行なえなかった。
そこで、手持ち形の小形電気掃除機において、掃除機
本体から導出されたコードの先端部に、自動車に搭載さ
れた蓄電池への接続用のコネクター部を接続するととも
に、このコネクター部をハンドルなどに配設された電源
スイッチを介して電動送風機に電気的に接続した構造も
採られた。この自動車用電気掃除機は、直流約12Vの車
載電池を電源とするものである。しかし、この従来の構
造でも、掃除機本体が小さいため、電動送風機も小形の
ものに制限され、そのパワーが小さいなどの欠点を有し
ていた。また、電源スイッチを切り忘れて、電動送風機
が運転状態のまま放置してしまった場合、車載電池が過
放電してしまい、自動車のエンジンがかからなくなるこ
とがあった。これとともに、電動送風機が連続運転状態
で車内に放置されているうちに、車内の雰囲気温度とあ
いまって、電動送風機のコイルが異常に温度上昇し、た
とえば80〜90℃にまでなり、これによって、掃除機本体
が変形したり、ついには発煙、発火をきたしたりするお
それがあった。
(発明が解決しようとする課題) 上述のように、従来の車載電池を電源とする自動車用
電気掃除機では、電源スイッチの切り忘れにより、車載
電池の過放電や電動送風機の過度の温度上昇を招きやす
い問題があった。また、電動送風機のパワーが小さく、
吸込仕事率が小さい問題もあった。
この後者の問題点を解決して、吸込仕事率を大きくす
るには、電動送風機をパワーの高いものにすればよい。
ところが、このように大出力の電動送風機にすると、コ
ネクラー部および電動送風機間の回路に電源スイッチを
直接挿入した上記従来の構造では、電源スイッチに大容
量のものを用いなければならない。しかし、大容量のス
イッチは、大形であり、品種も限られ、高価である。そ
して、操作される電源スイッチは、掃除機本体の外面部
に配設されるので、大形になっては、意匠性が損なわれ
るとともに、掃除機本体も大形化をきたすことになる。
たとえば、電動送風機の駆動電流を従来の10A程度から
たとえば30A程度に上げようとすると、電気掃除機で一
般的なロッカースイッチが最大25A程度なので、トルグ
スイッチなどを用いなけれなならなくなる。
本発明は、このような問題点を解決しようとするもの
で、車載電池に悪影響を与えることがないとともに、安
価にでき、意匠性がよくかつコンパクトな自動車用電気
掃除機を提供することを目的とするものである。
また、この自動車用電気掃除機において、安全性をさ
らに向上させることを目的とするものである。
〔発明の構成〕
(課題を解決するための手段) 本発明の自動車用電気掃除機は、上記前者の目的を達
成するために、集塵室を内部に形成した掃除機本体と、
この掃除機本体にその集塵室に連通させて内蔵された電
動送風機と、この電動送風機および車載電池に電気的に
接続されるコネクター部とを備えるとともに、前記掃除
機本体に内蔵され前記コネクター部および電動送風機の
給電回路中に挿入された開閉器と通電時にこの開閉器を
閉状態にするコイルとを有するリレーと、前記コネクタ
ー部および前記リレーのコイル間の回路中に挿入された
小電流用小形ロッカースイッチなどからなる操作スイッ
チと、前記コネクター部の両極間電圧を検出しこの電圧
に応じた出力をなす電圧検知回路と、前記操作スイッチ
と直列に接続されるとともに前記電圧検知回路の出力端
が入力端に接続され前記コネクター部の両極間電圧が所
定値以上であるときのみ閉状態になるスイッチング素子
とを備えたものである。
また、請求項2の自動車用電気掃除機は、さらに上記
後者の目的を達成するために、操作スイッチの閉成から
所定時間経過後出力が変化するタイマー回路を加え、こ
のタイマー回路の出力端と電圧検知回路の出力端とを論
理回路たとえばAND回路などを介してスイッチング素子
の入力端に接続し、このスイッチング素子は、前記操作
スイッチの閉成から所定時間内でかつコネクター部の両
極間電圧が所定値以上であるときのみ閉状態になるよう
にしたものである。
(作用) 本発明の自動車電気掃除機では、自動車内を掃除する
とき、操作スイッチを操作して閉成するが、車載電池に
電気的に接続されたコネクター部の両極間電圧を電圧検
知回路が検知して、その結果がスイッチング素子へ出力
される。そして、コネクター部の両極間電圧が所定値以
上ならば、操作スイッチと直列に接続されたスイッチン
グ素子が閉状態になり、車載電池からコネクター部、操
作スイッチおよびスイッチング素子を介して、リレーの
コイルに電流が流れ、リレーの開閉器が閉状態になり、
コネクター部および電動送風機間の給電回路が閉じて、
電動送風機に給電が行なわれ、この電動送風機が運転す
る。これにより、外部から掃除機本体内の集塵室に塵埃
が吸込まれて、捕捉される。一方、車載電池の電池電圧
に対応するコネクター部の両極間電圧が所定値よりも低
くなったときには、コネクター部およびコイル間のスイ
ッチング素子が開状態になって、コイルへの通電が断た
れ、リレーの開閉器が開状態になって、電動送風機への
給電も絶たれ、この電動送風機が停止する。こうして、
車載電池が過放電しないうちに、電動送風機が運転でき
ないようになる。なお、操作スイッチが開状態のときに
は、コイルがもとより非通電状態になるので、電動送風
機は運転しない。
さらに、請求項2の自動車用電気掃除機では、操作ス
イッチの閉成から所定時間経過後出力が変化するタイマ
ー回路の出力と電圧検知回路の出力とのたとえば論理積
が論理回路によりとられ、その結果がスイッチング素子
に出力される。これによって、操作スイッチの閉成から
所定時間内でかつコネクター部の両極間電圧が所定値以
上であれば、スイッチング素子が閉状態になって、電動
送風機が運転するが、操作スイッチの閉成から所定時間
以上経つか、あるいは、コネクター部の両極間電圧が所
定値よりも低くなれば、スイッチング素子が開状態にな
って、車載電池から電動送風機への給電が断たれる。
(実施例) 以下、本発明の自動車用電気掃除機の一実施例を第1
図ないし第5図に基づいて説明する。
第3図において、11は掃除機本体で、この掃除機本体
11は、合成樹脂などにより成形されねじなどにより左右
方向に結合固定された一対の本体ケース部材からなって
いる。なお、12はねじ止め部である。そして、前記掃除
機本体11の外観側面形状すなわち側方から見た形状は、
下面と後面とが直交するほぼ直角3角形状、より正確に
は扇形状になっており、前面が前方へ向かって円弧状に
下降する傾斜面になっている。なお、前記掃除機本体11
の前面中央部には窪部13が形成されている。また、前記
掃除機本体11の前面に繋がる上面後部には凹部14が形成
されている。
また、前記掃除機本体11内には、仕切壁16により、電
動送風機室17が前側に区画形成されているとともに、前
記仕切壁16の後方に形成された通気性のある格子板18に
より、上下方向に延びる集塵室19が掃除機本体11の後面
に沿って区画形成されている。そして、前記仕切壁16に
形成された連通口20と前記格子板18とにより、前記電動
送風機室17と集塵室19とが連通されているが、前記仕切
壁16と格子板18との間が整流空間21になっている。ま
た、前記掃除機本体11の凹部14には、前記集塵室19に上
方から対向連通する挿脱口22が形成されている。さら
に、前記電動送風機17に臨んで掃除機本体11の両側面部
には、排気口(図示しない)がそれぞれ開口形成されて
いる。また、前記両本体ケース部材に跨がって、掃除機
本体11の下側最前部にはコネクター用開口部23が形成さ
れており、前記窪部13にはスイッチ用開口部24が形成さ
れている。
31は電動送風機で、この電動送風機31は、電動機32と
この電動機32により回転駆動されるファン(図示しな
い)とからなっており、このファンは、前記電動機32の
外被フレーム32aよりも径の大きいファンカバー33によ
り覆われている。このファンカバー33には、前記連通口
20の内側に位置する吸気口34が開口形成されている。一
方、前記電動機32のフレーム32aの側部には排出口(図
示しない)が開口形成されている。さらに、前記電動機
32のフレーム32aの上下部にはカーボン端子36,37がそれ
ぞれ設けられている。そして、前記電動送風機31は、そ
のファン側を後方へ向けてすなわち前記集塵室19に隣接
させて、前記電動送風機室17内で前後部がゴム製支持体
38,39を介して固定的に支持されている。より詳しく
は、前記電動送風機31は、掃除機本体11の両本体ケース
部材の内面に形成された電動送風機支持リブ40により挾
持されているとともに、仕切壁16などによっても支持さ
れている。そして、前記集塵室19に吸気口34が連通され
ているとともに、前記排気口に排出口が連通されてい
る。
また、前記電動機32の前方に隣接するコネクター用開
口部23に、車載電池から前記電動送風機31への給電用の
コネクター部41が設けられている。このコネクター41
は、第2図にも示すように、両本体ケース部材により固
定的に挾持された基板42と、この基板42にそれぞれ貫通
されナット43,44により固定された一対のコネクター端
子45,46とからなっている。
また、前記スイッチ用開口部24に位置して掃除機本体
11に、前記電動送風機31の近傍に位置しこれを制御する
操作スイッチ47が固定的に挾持されている。この操作ス
イッチ47は、たとえば小電流用小形ロッカースイッチな
どからなっており、掃除機本体11外に露出した操作子48
を有しているとともに、掃除機本体11内に位置する一対
の端子49,50を有している。
また、前記掃除機本体11内にはコネクター部41の後方
で電動機32の下方位置に、リレー51が両本体ケース部材
に形成された支持リブ52などにより固定的に支持されて
いる。
さらに、前記掃除機本体11内には操作スイッチ47の下
方近傍の位置に、回路基板53が両本体ケース部材に形成
された支持リブ54などにより固定的に支持されている。
そして、一方の+極コネクター端子45に電線56の一端
が接続具57を介して接続されており、この電線56の他端
が前記リレー51に接続されている。また、他方の−極コ
ネクター端子46に電線58,59の一端が接続具60を介して
接続されており、一方の電線58の他端が前記電動機32の
他方のカーボン端子38に接続具61を介して接続されてい
るとともに、他方の電線59の他端が前記リレー51に接続
されている。また、このリレー51と操作スイッチ47の一
方の端子49とが電線62を介して電気的に接続されてい
る。また、前記操作スイッチ47の他方の端子50と回路基
板53とが電線63を介して電気的に接続されている。ま
た、前記回路基板53とリレー51とが電線64を介して電気
的に接続されている。さらに、前記リレー51に電線65の
一端が接続されており、この電線の他端が接続具66を介
して前記電動機32の一方のカーボン端子37に接続されて
いる。
71は集塵フィルターで、この集塵フィルター71は、前
記集塵室19に着脱自在に装着されるものである。前記集
塵フィルター71は、前記掃除機本体11の挿脱口22を介し
て挿脱される通気性を有する袋体72と、この袋体72の開
口部73に接着または一体成形などの手段により設けられ
た環状のフィルターパッキング74とからなっている。こ
のフィルターパッキング74の上部には、前記掃除機本体
11の挿脱口22の外縁部に上方から接離自在に圧接される
フランジ部75が形成されている。
また、前記掃除機本体11内における電動送風機室17の
上方でかつ凹部14の下方の位置には、前記電動送風機31
のファン側と集塵フィルター71との間の圧力を検出して
このフィルター71に貯溜した塵埃の量を表示するダスト
メーター76が配設されている。
81は内側蓋体で、この内側蓋体81は、前記凹部14内で
両本体ケース部材により左右方向を回動軸方向として所
定角度回動自在に挾持されている。すなわち、前記内側
蓋体81は、その前縁部において支軸(図示しない)によ
り掃除機本体11に枢着されており、前記フィルターパッ
キング74のフランジ部75に上方から接離自在に圧接され
るものである。また、前記掃除機本体11への内側蓋体81
の係止手段として、この内側蓋体81の後部に係止突起82
が下方へ突出形成されているとともに、前記凹部14の後
部には、前記係止突起82が係脱自在に係合される係止受
け部83が形成されている。そして、前記内側蓋体81の中
央部には、前記掃除機本体11の挿脱口22に対向連通され
る短い円筒形状の吸込口84が開口形成されている。
また、前記内側蓋体81と同軸的に、ハンドル86が回動
自在に支持されている。このハンドル86は、折り畳み式
であり、前記内側蓋体81上に収納されるものである。
91は吸込口蓋体で、この吸込口蓋体91は、その後縁部
に位置する支軸92により前記内側蓋体81上に左右方向を
回動軸方向として所定角度回動自在に支持されており、
この内側蓋体81の吸込口84を開閉自在に閉塞するもので
ある。すなわち、前記吸込口蓋体91の下面側には、前記
吸込口84の上端面に接離自在に圧接される吸込口パッキ
ング93が保持リブ94により係止されて取付けられてい
る。また、前記内側蓋体81への吸込口蓋体91の係止手段
として、この吸込口蓋体91の前部にクランプ95が枢着さ
れているとともに、前記内側蓋体81の前部には、前記ク
ランプ95が係脱自在に係合される係止受け部96が形成さ
れている。
なお、前記両蓋体81,91を閉じかつハンドル86を収納
した状態で、前記掃除機本体11の傾斜した前面と吸込口
蓋体91、ハンドル86および内側蓋体81の上面とが滑らか
に連続するようになっている。
つぎに、電気回路の構成を第1図を参照して説明す
る。
車載電池に電気的に接続される前記コネクター部41の
+極コネクター端子45と−極コネクター端子46との間
に、前記操作スイッチ47とリレー51のコイル101とスイ
ッチング素子としてのnpn形トランジスター102とがこの
順序で直列に接続されている。なお、前記コイル101に
はダイオード103が並列に接続されている。
また、前記操作スイッチ47と−極コネクター端子46と
の間に、ICなどからなる電圧検知回路104が接続されて
いる。この電圧検知回路104は、両コネクター端子45,46
すなわちコネクター部41の両極間電圧を検知するもので
あり、この電圧が所定値以上であるとき出力がHIGHにな
り、所定値よりも小さいとき出力がLOWになるものであ
る。そして、前記電圧検知回路104の出力端が前記トラ
ンジスター102の入力端であるベースに接続されてい
る。なお、前記所定値は、前記コネクター部41の両極間
電圧に対応する車載電池の電圧により自動車のエンジン
がかかる値に設定されている。
さらに、車載電池から前記電動機32への給電回路とし
て、+極コネクター端子45が電動機32の一方のカーボン
端子37に前記リレー51の開閉器105を介して接続されて
いるとともに、−極コネクター端子46が他方のカーボン
端子36に電気的に直接接続されている。前記開閉器105
は、前記コイル101の通電時に閉状態(ON)になり、非
通電時に開状態(OFF)になるものである。
なお、前記トランジスター102および電圧検知回路104
を形成する各種回路素子が前記回路器板53に搭載されて
いる。
つぎに、上記実施例の作用について説明する。
第4図および第5図は、自動車内の略図であり、111
は前部の一対のフロントシート、112は後部のリアシー
ト、113はフロアトンネル、114はコンソールボックスの
蓋体である。
掃除機本体11は、なるべく邪魔にならないように、た
とえば、フロアトンネル113上でコンソールボックスの
後側に、後面がリアシート112の座盤の前面に当たるよ
うに据え付けられる。また、一方のフロントシート111
の横などに設置してもよい。また、コネクター部41に
は、自動車のボンネット内にある蓄電池すなわち車載電
池から後方へ延びる外部コード115の先端部のコネクタ
ー部を着脱自在に接続する。この外部コード115は、シ
ート111の下方またはフロアトンネル113付近に通され
る。
自動車内の掃除時には、吸込口蓋体91を回動させて開
け、開放された吸込口84に吸込み用のホース(図示しな
い)の一端部を差し込んで接続する。また、このホース
の他端部にはノズルなどの吸込口体を接続する。もちろ
ん、内側蓋体81は閉じでおくが、この内側蓋体81により
フィルターパッキング74のフランジ部75が掃除機本体11
の挿脱口22の外縁部に圧接されることにより、外気と集
塵室19内との気密姓が保持される。
そして、操作スイッチ47を操作して閉成(ON)する
と、電圧検知回路104がコネクター部41の両極間電圧を
検知するが、この電圧が所定値以上であれば、電圧検知
回路104からトランジスター102のベースへの出力がHIGH
になって、操作スイッチ47と直列のトランジスター102
がONになる。これによって、車載電池の+極から、コネ
クター端子45、ONになっている操作スイッチ47、リレー
5のコイル101、トランジスター102およびコネクター端
子46を介して、車載電池の−極に電流が流れる。したが
って、リレー51の開閉器105がONになり、コネクター部4
1および電動機32間の給電回路が閉じて、車載電池の+
極から、コネクター端子45、開閉器105、電動機32およ
びコネクター端子46を介して、車載電池の−極に電流が
流れる。こうして、電動機32に車載電池の電圧が印加さ
れ、この電動機32に給電が行なわれる。
そして、運転するこの電動機32によりファンが回転駆
動される。このファンの回転により、外部から吸込口体
へ吸込風とともに塵埃が吸込まれ、ホースを介して掃除
機本体11の集塵室19内に導かれ、集塵フィルター71内に
捕捉される。また、この集塵フィルター71により濾過さ
れた空気は、格子板18および整流空間21を介して吸気口
34から電動送風機31内へ吸込まれ、この電動送風機31の
排出口から排出された後、さらに掃除機本体11の排気口
から外部へ排出される。
なお、必要に応じて、回動させて立てたハンドル86を
把持することにより、手で掃除機本体11を持って掃除す
ることもできる。
掃除後には、操作スイッチ47を操作してOFFにする。
そうすると、コネクター部41および操作スイッチ47間に
挿入されたリレー51のコイル101が非通電状態になるの
で、リレー51の開閉器105がOFFになり、電動機32への通
電が断たれて、電動送風機31が停止する。
なお、必要ならば、吸込口84からホースを抜いて外す
とともに、吸込口蓋体91を回動させて閉じる。この状態
で、吸込口84が吸込口蓋体91の吸込口パッキング93によ
り閉塞されるので、集塵フィルター71内に貯溜した塵埃
が自動車の走行時の振動などにより外部へ飛び出すこと
が防止される。なお、吸込口84にホースを接続したまま
にしておいてもよいが、この場合は、もとより吸込口84
から塵埃が漏出することはない。しかし、吸込口蓋体91
と閉じておいた方が、見た目はよい。
また、操作スイッチ47がONになっているときでも、車
載電池の電圧が低くなり、コネクター部41の両極間電圧
が所定値よりも低くなれば、電動送風機31が停止する。
すなわち、電圧検知階路104からトランジスター102のベ
ースへの出力がLOWになることより、このトランジスタ
ー102がOFFになって、コイル101への通電が断たれ、こ
れによって、開閉器105がOFFになり、電動機32への通電
も断たれて、電動送風機31が自動的に停止する。
こうして、操作スイッチ47を切り忘れて、電動送風機
31が運転状態のまま放置してしまったような場合でも、
車載電池の電圧が、自動車のエンジンのかからなくなる
限界値以下まで降下することが防止され、車載電池の過
放電が防止される。したがって、掃除を行なうことが車
載電池に悪影響を与えることがない。また、とくに使用
中に上述のようにして電動送風機31が停止すれば、使用
者は車載電池の電圧が低下したことをはっきりと知るこ
とができ、この車載電池を充電するなどの適切な処置を
早急にとることができる。
なお、集塵フィルター71内に塵埃がある程度貯溜した
ら、内側蓋体81を回動させて開け、集塵室19内から集塵
フィルター71を外して、その内部の塵埃を捨てる。そし
て、集塵フィルター71を再装着した後、内側蓋体81を再
び閉じる。
上記構成によれば、電動送風機31への給電回路外に、
この電動送風機31を手動で起動および停止させるための
操作スイッチ47を設けたので、電動送風機31をパワーの
高いものとし、その電動機32の駆動電流をたとえば30A
程度にしても、操作スイッチ47には大電流を流す必要が
ないことにより、この操作スイッチ47としては、市場に
おいて一般性を有するとともに安価な小電流用の小形ス
イッチを用いることができる。したがって、掃除機本体
11などの外面部に位置させなければならない操作スイッ
チ47により掃除機本体11の意匠性が損なわれてしまうこ
とも防止できる。
また、電動送風機31への給電回路はリレー51の開閉器
105により開閉するが、リレー51は、開閉器105の許容電
流が40A程度のものまで、市場において一般性を有する
とともに安価であり、また、制御回路を組やすく、製造
上有利である。しかも、リレー51は掃除機本体11に内蔵
されているので、その外観的意匠性に悪影響を与えな
い。
こうして、吸込仕事率が高いとともに意匠性のよい安
価な自動車用電気掃除機を提供できる。また、掃除機本
体11に内蔵される部品よりも、その外面部に配設される
部品のほうが掃除機本体11の小形化の支障になることな
どにより、コンパクトな電気掃除機とできる。
つぎに、本発明の他の実施例を第6図に基づいて説明
する。
この実施例では、先の実施例と同様の電圧検知回路10
4にタイマー回路106と論理回路であるAND回路107とが並
列に接続されている。前記タイマー回路106は、自身へ
の電圧印加後すなわち操作スイッチ47のON後所定時間内
では出力がHIGHであり、それ以後は出力がLOWになるも
のである。なお、前記所定時間すなわちタイマー時間
は、通常5〜10分に設定する。そして、前記電圧検知回
路104の出力端とタイマー回路106の出力端とが前記AND
回路107の両入力端に接続されており、このAND回路107
の出力端が先の実施例と同様のnpn形トランジスター102
のベースに接続されている。
そして、操作スイッチ47のONからタイマー時間内でか
つコネクター部41の両極間電圧が所定値以上であれば、
電圧検知回路104の出力とタイマー回路106の出力とがと
もにHIGHなので、これら両出力の論理積を出力するAND
回路107からトランジスター102への出力がHIGHであり、
このトランジスター102がONになる。したがって、先の
実施例と同様にして、電動送風機31が運転する。
一方、操作スイッチ47のONからタイマー時間以上経過
するか、あるいは、コネクター部41の両極間電圧が所定
値よりも低くなれば、電圧検知回路104の出力とタイマ
ー回路106の出力とのうちの少なくともいずれか一方がL
OWになるので、AND回路107からトランジスター102への
出力がLOWになり、このトランジスター102がOFFにな
る。これにより、リレー51の開閉器105がOFFになり、車
載電池から電動機32への給電が断たれて、電動送風機31
が自動的に停止する。
したがって、先の実施例と同様に車載電池の過放電を
防止できるのみならず、使用中に誤って自動車のドアを
閉め、電動送風機31が運転状態のまま放置してしまった
ような場合などでも、少なくともタイマー時間経過後に
は、自動的に電動送風機31の運転が終了するので、無駄
な電力消費を防止できるとともに、安全である。すなわ
ち、運転が長時間連続することによる電動送風機31の過
熱を防止でき、熱による掃除機本体11の変形、発煙、発
火などを防止できる。
なお、電圧検知回路とタイマー回路とは、それぞれ点
検される条件に対する出力のHIGH、LOWを上記実施例と
は逆にし、また、AND回路107をNOR回路に代えてもよ
い。さらに、AND回路107をNAND回路に代えるとともに、
npn形トランジスター102をpnp形トランジスターに代え
るなどしてもよい。
〔発明の効果〕
本発明によれば、つぎのような効果が得られる。
請求項1の自動車用電気掃除機では、車載電池への電
気的接続用のコネクター部および電動送風機間の給電回
路に挿入された開閉器と通電時にこの開閉器を閉状態に
するコイルとを有するリレーと、コネクター部および前
記コイル間に挿入された操作スイッチと、コネクター部
の両極間電圧を検出する電圧検知回路と、操作スイッチ
と直列に接続されるとともに電圧検知回路に接続され前
記電圧が所定値以上であるときのみ閉状態になるスイッ
チング素子とを備えているので、自動車のエンジンがか
からなくなるまで車載電池が過放電する前に電動送風機
への給電を自動的に断つことができ、車載電池を電源と
する掃除がこの車載電池に悪影響を与えることを防止で
きる。また、電動送風機をパワーが高く大電流が流れる
ものとしても、電動送風機への給電回路外に操作スイッ
チがあることにより、掃除機本体などの外面部に位置し
ていなければならないこの操作スイッチには小電流用で
小形かつ安価なスイッチを用いることができ、一方、前
記給電回路を開閉する開閉器を有するリレーは、掃除機
本体に内蔵されているとともに、大電流用のものが一般
的なので、吸込仕事率が高いとともに意匠性がよくかつ
コンパクトで安価な自動車用電気掃除機を提供すること
ができる。
さらに、請求項2の電気掃除機では、タイマー回路を
加え、このタイマー回路および電圧検知回路の出力端を
論理回路を介してスイッチング素子の入力端に接続し、
このスイッチング素子が、操作スイッチの閉成から所定
時間内でかつコネクター部の両極間電圧が所定値以上で
あるときのみ閉状態になるようにしたので、車載電池の
過放電を防止できるのみならず、操作スイッチを切り忘
れて放置してしまっても、所定時間後に電動送風機が自
動的に停止することにより、無駄な電力消費を防止でき
るとともに、電動送風機の過度の連続運転によるこの電
動送風機の過熱を防止でき、したがって、熱による掃除
機本体の変形、発火などを防止でき、安全である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の自動車用電気掃除機の一実施例を示す
回路図、第2図は同上実態配線図、第3図は同上掃除機
本体の縦断面図、第4図は同上自動車内に据え付けた状
態の概略平面図、第5図は同上概略側面図、第6図は本
発明の他の実施例を示す回路図である。 11……掃除機本体、19……集塵室、31……電動送風機、
41……コネクター部、47……操作スイッチ、51……リレ
ー、101……リレーのコイル、102……スイッチング素子
としてのnpn形トランジスター、104……電圧検知回路、
105……リレーの開閉器、106……タイマー回路、107…
…論理回路であるAND回路。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】集塵室を内部に形成した掃除機本体と、こ
    の掃除機本体にその集塵室に連通させて内蔵された電動
    送風機と、 この電動送風機および車載電池に電気的に接続されるコ
    ネクター部と、 前記掃除機本体に内蔵され前記コネクター部および電動
    送風機の給電回路中に挿入された開閉器と通電時にこの
    開閉器を閉状態にするコイルとを有するリレーと、 前記コネクター部および前記リレーのコイル間の回路中
    に挿入された操作スイッチと、 前記コネクター部の両極間電圧を検出しこの電圧に応じ
    た出力をなす電圧検知回路と、 前記操作スイッチと直列に接続されるとともに前記電圧
    検知回路と出力端が入力端に接続され前記コネクター部
    の両極間電圧が所定値以上であるときのみ閉状態になる
    スイッチング素子と を備えたことを特徴とする自動車用電気掃除機。
  2. 【請求項2】操作スイッチの閉成から所定時間経過後出
    力が変化するタイマー回路を加え、 このタイマー回路の出力端と電圧検知回路の出力端とを
    論理回路を介してスイッチング素子の入力端に接続し、 このスイッチング素子は、前記操作スイッチの閉成から
    所定時間内でかつコネクター部の両極間電圧が所定値以
    上であるときのみ閉状態になる ことを特徴とする請求項1記載の自動車用電気掃除機。
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