Deprecated: The each() function is deprecated. This message will be suppressed on further calls in /home/zhenxiangba/zhenxiangba.com/public_html/phproxy-improved-master/index.php on line 456
JPH0826260B2 - インク及びこれを用いたインクジェット記録方法 - Google Patents
[go: Go Back, main page]

JPH0826260B2 - インク及びこれを用いたインクジェット記録方法 - Google Patents

インク及びこれを用いたインクジェット記録方法

Info

Publication number
JPH0826260B2
JPH0826260B2 JP63016206A JP1620688A JPH0826260B2 JP H0826260 B2 JPH0826260 B2 JP H0826260B2 JP 63016206 A JP63016206 A JP 63016206A JP 1620688 A JP1620688 A JP 1620688A JP H0826260 B2 JPH0826260 B2 JP H0826260B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink
cyclodextrin
paper
dye
recording
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP63016206A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01190771A (ja
Inventor
康子 富田
祥司 小池
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP63016206A priority Critical patent/JPH0826260B2/ja
Priority to US07/154,883 priority patent/US4838938A/en
Priority to EP88301275A priority patent/EP0280458B1/en
Priority to DE88301275T priority patent/DE3884641T2/de
Publication of JPH01190771A publication Critical patent/JPH01190771A/ja
Publication of JPH0826260B2 publication Critical patent/JPH0826260B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Inks, Pencil-Leads, Or Crayons (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、インクジエツト用に特別に調整された指定
紙はもちろん、それ以外のコピー紙、レポート用紙、ボ
ンド紙、連続伝票用紙等のオフイスや家庭で一般に使用
されている紙及び各種布帛類に対し、高速でしかも定着
性が速く、耐水性及び印字品位の優れた記録を行うこと
ができ、且つ保存安定性に優れたインク、及びこれを用
いたインクジェット記録方法に関する。
〔従来の技術〕
インクジエツト記録方式は、種々のインク吐出方式に
より、インク小滴(droplet)を形成し、それらの1部
若しくは全部を紙,加工紙,プラスチツクフイルム,織
布等の被記録材に付着させて記録を行うものであり、こ
のようなインクジエツト記録方式に使用するインクとし
ては、各種の染料または顔料を、水又は水と水溶性有機
溶剤から成る液媒体に溶解又は分散させたものが知ら
れ、且つ使用されている。
このようなインクには被記録材との関係も含めて一般
的に下記の如き性能が要求されている。
(1)滲みがなく、品位の良好な記録画像が得られるこ
と。
(2)インクの定着速度が速いこと。
(3)印字をしばらく中断した場合でも、プリンターの
ノズルを目詰まりさせないこと。
(4)プリンターの印字速度に合せたインクの吐出が可
能な周波数応答性が良好なこと。
(5)インクの保存安定性が高いこと。
(6)安全性が高いこと。
(7)耐水性、耐光性等の印字物の耐久性が優れている
こと等。
上記の要求の一部、或いは全てを満足させるためにイ
ンク及び装置の両面からの精力的な検討がなされてお
り、要求性能によってはかなりの効果が認められてきて
いる。
〔発明が解決しようとしている問題点〕
しかしながら現在までの多くの研究にも係らず、前記
の要求性能の中で特に現在強く要求されている性能とし
て、 (1)繊維の露呈した被記録材に対して滲みがなく、且
つ定着性が優れていること、 (2)高速記録に対応し、周波数応答性が良好であるこ
と、 (3)水溶性染料を用いた場合にも記録画像の耐水性が
優れていること、 (4)前記(1)〜(3)の性能を満たし且つ保存安定
性が優れていること、 等が挙げられ、未だ充分には解決されていないというの
が現状である。
まず第1に、繊維が露呈している被記録材での滲みや
定着性に関しては、特に被記録材としてコピー紙、レポ
ート用紙、ボンド紙、連続伝票用紙等の一般の普通紙に
印字した場合、インクが紙の繊維に沿って滲んだり、又
普通紙に含有されているサイズ剤の影響で定着性が不充
分であるという問題である。
そこで、滲みと定着性を改善する目的でPHを強アルカ
リ性にしたインクを用いて記録を行う方法(特開昭56−
57862号報)、多量の界面活性剤を添加したインクを用
いて記録を行う方法(特開昭55−29546号報)、常温で
固体のインクを加熱して液状として記録する方法(特開
昭58−108271号報)等が既に試みられている。しかし、
インクのpHを強アルカリ性にして記録する方法は、イン
クを手で触れた場合に危険であり、又ある種のサイズ剤
を用いた紙に対しては、滲み,定着性とも良好でない場
合がある等の欠点がある。又、多量の界面活性剤を添加
する方法では、紙によっては滲みが非常に多く発生した
り、プリンタヘツドの条件によっては、インクがオリフ
イス面より後退してしまいインクが吐出しなかったり、
逆にオリフイス面全体が濡れてしまい、インクが吐出し
ない等のトラブルが見られる。更に、常温で固体のイン
クを加熱して液状として記録する方法では、滲み,印字
の定着性についてある程度の効果が見られるが、プリン
タを設計する際、インクを溶解させながら供給する装置
やプリンタヘツド内に加熱装置が必要となるため、プリ
ンタが大型化する点やコスト高という問題が見られる。
第2の問題点である高速記録に対応した周波数応答性
向上に関しては、その検討の大部分がヘツド構成等のメ
カニツクの面から行われており、インクによる吐出応答
周波数の向上については、あまり検討されていないのが
実状である。
一般にインクの粘度が小さくなるにつれて周波数応答
性は向上していくが、しかしながらそれに伴い、吐出の
安定性は低下していく。従って吐出安定性を保持したま
まで、周波数応答性を向上させるようなインクの開発は
難しい。とりわけオンデマンド型インクジエツト方式で
は、1KHz以上の周波数の駆動条件に於て、周波数応答性
や吐出安定性が劣るといった問題が生じており、この傾
向は2KHz,4KHzと駆動周波数が高くなると一層顕著であ
り、圧電素子や熱エネルギーを利用したインクジエツト
方式において特に深刻な問題である。
第3の耐水性に関しては、油性染料や顔料を使用した
インクを用いる方法や耐水化剤を添加した特殊な用紙を
用いる方法等が多数提案されている。
しかしながらこれらの方法では、インクの保存安定性
の問題や記録紙のコスト高の問題が新たに生じる。
第4の保存安定性は、通常の水溶性染料、水溶性液媒
体等からなる水性インクではほぼ解決されている問題で
はあるが、前記(1)〜(3)の性能と共に全てを充分
に満足するインクは未だ提案されていないのが現状であ
る。
そこで本発明の主たる目的は、インクジエツト用に特
別に調整された指定紙はもちろん、被記録面に繊維が露
呈し、更にはサイジンクされているコピー紙、レポート
紙、ボンド紙、連続伝票用紙等の一般の普通紙に対して
も定着速度が速く、しかも滲みの少ない印字が得られ、
安全で操作性に優れたインク及びこれを用いたインクジ
エツト記録方法を提供することにある。
又、本発明の他の目的は、駆動周波数が高くとも周波
数応答性の良好なインクを提供し、印字スピードの速い
インクジエツト記録方法を提供することにある。
又、本発明の他の目的は、水溶性染料を用いているに
もかかわらず、耐水性に優れたインクを提供し、更に、
かかるインクを用いて経時的に安定して良品位の印字を
得るインクジェット記録方法を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段及び作用〕 前記の目的は、以下の本発明によって達成される。
即ち、本発明の第一は、像を形成する成分である色素
と、該色素を溶解又は分散する液媒体を含むインクに於
て、α−シクロデキストリン、γ−シクロデキストリ
ン、又はマルトシルシクロデキストリンの何れかの化合
物を含有することを特徴とするインクであり、本発明の
第二は、像を形成する成分である色素と、該色素を溶解
又は分散する液媒体を含むインクに於て、α−シクロデ
キストリン、γ−シクロデキストリン、又はマルトシル
シクロデキストリンの何れかの化合物を含有し、25℃に
於ける粘度が5cp以下であることを特徴とするインクで
あり、更に、第三の発明は、上記第一、又は第二のイン
クを用い、該インクの液滴を形成し、この液滴を以て記
録を行うことを特徴とするインクジェット記録方法であ
る。
本発明を特徴づける内部に空孔を有する3次元構造
(原子又は分子が結合してできた3次元構造)の成す化
合物とは、その空孔内に他の物質を取り込む包接能を有
する化合物であり、より詳細には空孔を有して他の物質
を包接するホスト分子と呼ぼれるものである。
本発明は、包接能を有するホスト分子を含有すること
に特徴があり、そのゲスト分子としては、インク構成成
分中の染料母体やその一部分が対応する。
以上のような原子又は分子が結合してできた、内部に
空孔を有する3次元構造を成す化合物を含有したインク
を用いることによって、被記録材での耐水性及び定着
性、印字品位が優れる理由は未だ定かではない。
おそらく、その空孔中に染料母体やその一部分を取り
込んで包接化合物を形成し、染料単独の場合よりも被記
録材、特にサイジングされている一般の普通紙に対する
親和性が増大して、定着性及び耐水性が向上するのでは
ないかと考えられる。
更に包接化合物の形成によりヘツド構成部材との濡れ
性が向上して周波数応答性が改善されるものと考えられ
る。
又これら化合物の含有は、各種界面活性剤の添加とは
異なり、大幅なインクの表面張力の低下を伴わないた
め、吐出安定性に対する悪影響もみられない。さらに包
接化合物の形成によってみかけ上色素分子が大きくなり
流動性が低下しているものと推定され、滲みがなく、印
字品位の優れた記録が得られる。
本発明者の検討によれば、滲みのない良好な印字品位
を得るためには、色素を含む包接化合物の流動性の面か
ら含有するホスト化合物の大きさが重要であり、具体的
にはホスト化合物の分子量は400以上、より好ましくは8
00以上であることが必要である。
従って、分子量が400未満であり、包接能を有すると
いわれている尿素、チオ尿素、デオキシコール酸及び特
公昭53−43843号公報に記載されている18−クラウン−
6などのホスト化合物を含有するインクでは、その滲み
防止効果が不充分であり、印字品位の良好な記録を得る
ことは難しい。
更に本発明者の検討によれば、インクの長期保存安定
性を考慮すると、ホスト分子の水に対する溶解度が3%
以上、より好ましくは5%以上であることが必要であ
る。
例えば特開昭56−14569号公報に記載されているよう
に、水に対する溶解度が3%未満であるβ−シクロデキ
ストリン(溶解度1.58%)を含むインクは、長期保存中
に沈殿物を析出し易いという欠点がある。
本発明に用いる分子量が400以上であり、原子又は分
子が結合してできた、内部に空孔を有する3次元構造を
成し、水に対する溶解度が3%以上の化合物、すなわち
ホスト化合物としては、例えばパリノマイシン系天然抗
性物質、各種ポリエーテル化合物、ナイジユリシン系天
然抗性物質、あるいは複数のピラノール環を有する環状
化合物、例えばグルコース、フルクトース、ガラクトー
ス等の単糖類、及びサツカロース、マルトース、ラクト
ース等の二糖類等が、1,4及び1,6結合して環状化合物を
形成したもの等が挙げられるが、これらの物質に限定さ
れるものではない。中でも特に好ましい物質としては、
6個以上のα−D−グルコピラノース基がα−1,4結合
して環状化合物を形成したシクロデキストリンが挙げら
れ、その効果は顕著である。
シクロデキストリンの中でもグルコース分子が6個結
合して環状となったα−シクロデキストリン及び8個結
合したγ−シクロデキストリン、さらには前記シクロデ
キストリンの誘導体、例えば溶解性向上の目的でマルト
ースを結合させたマルトシルシクロデキストリンなどが
良好である。
前記化合物の含有量は、インク全重量に対して0.1〜2
0重量%、好ましくは0.2〜15重量%、より好ましくは0.
5〜10重量%の範囲である。
前記化合物の含有量が0.1重量%未満のときは、定着
性や印字品位及び吐出安定性の向上に対する効果が顕著
ではなく、又前記化合物の含有量が20重量%を越える場
合は、インクの粘度上昇や目詰りの点からインクジエツ
ト用インクとしては好ましくない。
本発明のインクを構成する他の成分としては、まず色
素として、直接染料、酸性染料、塩基性染料、食用染
料、反応染料、建染染料、可溶性建染染料等の水溶性染
料が挙げられる。
「水溶性」の基準としては、本発明のインクの場合、
少なくとも20℃における溶解度が1%以上であれば、イ
ンクの性能上問題のないものである。
これら色素の含有量は液媒体成分の種類、インクに要
求される特性等に依存して決定されるが、一般にはイン
ク全重量に対して0.2〜20重量%、好ましくは0.5〜10重
量%、より好ましくは1〜5重量%の範囲とされる。
本発明において上記の如き色素を溶解させる水性液媒
体としては、従来の一般的なインクジエツト記録用イン
クの媒体に使用されている媒体はいずれも使用でき、例
えば水及び/又は有機溶剤が好ましく、有機溶剤として
はメチルアルコール、エチルアルコール、n−プロピル
アルコール、イソプロピルアルコール、n−ブチルアル
コール、sec−ブチルアルコール、tert−ブチルアルコ
ール、イソブチルアルコール、n−ペンタノール等の炭
素数1〜5のアルキルアルコール、類; ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド等のアミ
ド類; アセトン、ジアセトンアルコール等のケトンまたはケト
アルコール類; テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエーテル類; ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール等
のポリアルキレングリコール類; エチレングリコール、プロピレングリコール、ブチレン
グリコール、トリエチレングリコール、1,2,6−ヘキサ
ントリオール、チオジグリコール、ヘキシレングリコー
ル、ジエチレングリコール等のアルキレン基が2〜6個
の炭素原子を含むアルキレングリコール類; グリセリン; エチレングリコールモノメチル(またはエチル)エーテ
ル、ジエチレングリコールモノメチル(またはエチル)
エーテル、トリエチレングリコールモノメチル(または
エチル)エーテル等の多価アルコールの低級モノアルキ
ルエーテル類; トリエチレングリコールジメチル(またはエチル)エー
テル、テトラエチレングリコールジメチル(またはエチ
ル)エーテル等の多価アルコールの低級ジアルキルエー
テル類; スルフオラン、N−メチル−2−ピロリドン、1,3−ジ
メチル−2−イミダゾリジノン等が挙げられる。
本発明のインクの必須成分は上記の通りであるが、そ
の他従来公知の各種の分散剤、界面活性剤、粘度調整
剤、表面張力調整剤、蛍光増白剤等を必要に応じて添加
することができる。
例えば、ポリビニルアルコール、セルロース類、水溶
性樹脂等の粘度調整剤;カチオン、アニオンあるいはノ
ニオン系の各種界面活性剤、ジエタノールアミン、トリ
エタノールアミン類等の表面張力調整剤;緩衝液による
pH調整剤、防カビ剤等を挙げることができる。
また、インクを帯電するタイプのインクジエツト記録
方法に使用されるインクを調合する為には、塩化リチウ
ム、塩化アンモニウム、塩化ナトリウムの無機塩類等の
比抵抗調整剤が添加される。尚、熱エネルギーの作用に
よってインクを吐出させるタイプのインクジエツト方法
に適用する場合には、熱的な物性値(例えば、比熱、熱
膨張係数、熱伝導率等)が調整されることもある。
以上の如き本発明のインクは、プリンタヘツドから安
定して吐出するための性能、特に1KHz以上の駆動周波数
にて安定吐出するための性能が要求されることが多いた
め物性的には、好ましくは25℃における粘度が5cP以
下、表面張力が35〜65dyne/cm、より好ましくは粘度が
さらに3cP以下の低粘度タイプに調整されることが望ま
しい。
インクの粘度が5cPを越えると、本発明に係る包接能
を有するホスト化合物を含有するインクであっても、普
通紙における印字品位と定着性、周波数応答性が不充分
となる。
以上の如くして得られる本発明の及び本発明に用いる
インクは被記録材、とりわけその被記録面に繊維が露呈
し、さらにはサイジングされたコピー紙、レポート用
紙、ボンド紙、連続伝票用紙等のオフイスや家庭で一般
に使用されている普通紙における耐水性、定着性及び印
字品位に優れたものであり、各種方式のインクジエツト
用インクとして有効であり、優れた記録を行うことがで
きる。
又1KHz,2KHz,4KHzとますます要求性能が高まっている
高速記録のための駆動周波数に対して適確に応答可能で
あり、とりわけオンデマンド型方式一般、中でも圧電素
子や熱エネルギーを使用するタイプのインクジエツト方
式においても長期間にわたる良好な記録が可能となる。
〔実施例〕
次に、実施例,比較例を挙げて本発明を更に詳細に説
明する。尚文中、部及び%とあるのは全て重量基準であ
る。
実施例1 上記成分中、まずα−シクロデキストリンを水に溶解
させ、次いで染料C.I.フードブラツク2を加え1時間攪
拌し、さらにグリセリン、エチレングリコール、エチレ
ングリコールモノフエニルエーテルを加えて40℃にて3
時間攪拌した。その後、水酸化ナトリウムの0.1%水溶
液でpHが7.5になるよう調整した後、ポアサイズ1μの
フロロポアフイルター(商品名;住友電工(株)製)に
て加圧濾過して本発明のインク(A)を得た。
次に、このインクを用いて、インクジエツト記録装置
としてインクの吐出エネルギー源として発熱素子を利用
したインクジエツトプリンター(オリフイスサイズ40×
50μm、ヒーターサイズ30×150μm、ノズル数24本、
駆動電圧24.5V、周波数2KHz)を使用して、市販のコピ
ー紙、ボンド紙に印字し、得られた印字物の定着性及び
印字品位、保存性、耐水性を評価した。インク物性及び
評価結果を第1表に示す。
実施例2 上記成分中、まずα−シクロデキストリンを水に溶解
させ、次いで染料C.I.アシツドレツド35を加えて攪拌
し、さらにグリセリン、1,3−ジメチル−2−イミダゾ
リジノンを加えて40℃にて3時間攪拌した。その後、水
酸化ナトリウムの0.1%水溶液でpHが7.5になるよう調整
した後、ポアサイズ1μのフロロポアフイルター(商品
名;住友電工(株)製)にて加圧濾過して本発明のイン
ク(B)を得た。
実施例3(インクCの調整) 上記成分中、まずγ−シクロデキストリンを水に溶解
させ、次いで染料C.I.ダイレクトブルー86を加えて攪拌
し、さらにジエチレングリコール、エチレングリコー
ル、エチレングリコールモノフエニルエーテルを加えて
40℃にて3時間攪拌した。その後、水酸化ナトリウムの
0.1%水溶液でpHが7.5になるよう調整した後、ポアサイ
ズ1μのフロロポアフイルター(商品名;住友電工
(株)製)にて加圧濾過して本発明のインク(C)を得
た。
実施例4 上記成分中、まずマルトシルシクロデキストリンを水
に溶解させ、次いで染料C.I.フードブラツク154を加え
て攪拌し、さらにジエチレングリコール、N−メチル−
2−ピロリドン、ノニオン系界面活性剤を加えて40℃に
て3時間攪拌した。その後、水酸化ナトリウムの0.1%
水溶液でpHが7.5になるよう調整した後、ポアサイズ1
μのフロロポアフイルター(商品名;住友電工(株)
製)にて加圧濾過して本発明のインク(D)を得た。
実施例5(インクEの調整) 上記成分中、まずα及びγ−シクロデキストリンを水
に溶解させ、次いで染料C.I.ダイレクトイエロー86を加
えて攪拌し、さらにトリエチレングリコール、エチレン
グリコール、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノンを
加えて40℃にて3時間攪拌した。その後、水酸化ナトリ
ウムの0.1%水溶液でpHが7.5になるよう調整した後、ポ
アサイズ1μのフロロポアフイルター(商品名;住友電
工(株)製)にて加圧濾過して本発明のインク(E)を
得た。
実施例6(インクCの調整) 上記成分中、まずモネンシンを水に溶解させ、次いで
染料C.I.フードブラツク2を加え1時間攪拌し、更にグ
リセリン、エチレングリコール、エチレングリコールモ
ノフエニルエーテルを加えて40℃にて3時間攪拌した。
その後、水酸化ナトリウムの0.1%水溶液でpHが7.5にな
るよう調整し、ポアサイズ1μのフロロポアフイルター
(商品名;住友電工(株)製)にて加圧濾過して本発明
のインク(F)を得た。
比較例1 実施例1における成分中、α−シクロデキストリンを
除いた成分を3時間攪拌後、実施例1と同様に水酸化ナ
トリウムの0.1%水溶液でpHが7.5になるよう調整した
後、ポアサイズ1μのフロロポアフイルター(商品名;
住友電工(株)製)にて加圧濾過して比較用インク
(G)を得た。
比較例2 実施例2における成分中、α−シクロデキストリンを
除いた成分を比較例1と同様に処理して比較用インク
(H)を得た。
比較例3 実施例3における成分中、γ−シクロデキストリンを
除いた成分を比較例1と同様に処理して比較用インク
(I)を得た。
比較例4(インクIの調整) 実施例1におけるα−シクロデキストリンの代わりに
サツカロースを用いた以外は実施例1と全く同様に処理
して比較用インク(J)を得た。
比較例5 実施例4において、マルトシルシクロデキストリンを
除き、その代わりにノニオン系界面活性剤(ニツサンノ
ニオンP223(商品名),日本油脂(株)製)を0.5部加
えて、比較例1と同様に処理して比較用インク(K)を
得た。
比較例6 実施例1の成分中、α−シクロデキストリンの代わり
にβ−シクロデキストリンを用いた他は、実施例1と同
様にして比較用インク(L)を得た。
比較例7 実施例1の成分中、α−シクロデキストリンの代わり
に18−クラウン−6を用いた他は、実施例1と同様に処
理して比較用インク(M)を得た。
比較例8 実施例6におけるモネンシンの代わりに尿素を用いた
以外は、実施例6と同様に処理して比較用のインク
(N)を得た。
実施例2〜6、比較例1〜8のインク(B−N)につ
いても実施例1と同様の記録を行った。インク物性及び
評価結果を第1表に示す。
*1粘度測定 東京計器製ビスコニツク(VISCONIC)ELD *2表面張力測定 協和科学製キヨーワCBVPサーフイステンシオメーター
(SURFACE TENSIOMETER)A−1 *3定着性評価 市販のコピー紙及びボンド紙に印字して10秒後、30秒
後に印字部を濾紙(商品名:No.5C,東洋科学産業(株)
製)にて擦った。
(25℃、60%RHの環境条件にて評価) ◎……………………10秒でカスレ なし ○……………………10秒でカスレ 小 △……………………30秒でカスレ 小 ×……………………30秒でカスレ 大 *4印字品位評価 前述のコピー用紙及びボンド紙に印字した後、1時間
以上放置し、その後ドツトレベルでの滲み、エツヂのシ
ヤープさを評価した。
(25℃、60%RHの環境条件にて評価) ◎…滲みがなく、エツヂは極めてシヤープである。
○…滲みは多少みられるが、ドツトのエツヂはシヤープ
である。
△…ほぼ全ドツトに滲みがみられ、ドツトのエツヂも少
しぼやけている。
×…全ドツトに滲みがみられ、ドツトのエツヂもはっき
りしない。
*5保存性 インクを保存ピン(SCHOTTビン、DURAN製)に入れ、−3
0℃と60℃にて1カ月保存して析出物の有無を評価し
た。
○…析出物なし。
△…析出物少々あり。
×…析出物多量にあり。
*6耐水性 前述のコピー紙に印字後、印字サンプルを1日放置
し、その後水中に1分間浸して画像の滲みを評価した。
○…滲みがほとんどみられない。
△…滲みが少しみられる。
×…滲みがたくさん発生し、画像の判読が困難である。
実施例7〜21及び比較例9〜23 実施例1〜5及び比較例1〜5によって得られたイン
クA〜E,G〜Kを用い、下記プリンターイ,ロを使用し
て、周波数を1〜6KHzの範囲内に設定して、15×4cm2
面積のベタ印字及びアルフアベツト130文字のキヤラク
ター印字を市販のコピー紙に対して行い、得られた印字
物のインク追従性及び着弾点精度を調べ、インクの周波
数応答性を評価し、その評価結果を第2表に示す。
(プリンターイ) インクの吐出エネルギー源として発熱素子を利用し
(ヒーターサイズ30×150μm2)オリフイスサイズ40×5
0μm2のノズルを24本有するインクジエツトプリンター
(駆動電圧24.5V)。
(プリンターロ) インクに加える圧力手段としてピエゾ素子を利用し、
電気信号によりピエゾ素子に機械的変位を生じさせてイ
ンクを吐出させる。オリフイス径50μm、流路長40mmの
ノズル8本を有するインクジエツトプリンター(駆動電
圧60V)。
*7周波数応答性の評価 得られた印字物の印字状態すなわちカスレや白抜け状
態及びスプラツシユやヨレ等の着弾点不良状態を肉眼で
観察し、評価した。
◎…周波数に対するインクの追従性は良好であり、ベタ
印字及びキヤラクタ印字共にカスレや白抜け、着弾点不
良がみられない。
○…周波数に対するインクの追従性は、ほぼ良好であ
り、キヤラクタ印字ではカスレや白抜け、着弾点不良が
みられないが、ベタ印字においてわずかにカスレがみら
れる。
△…キヤラクタ印字でカスレ、白抜けはみられないが、
一部着弾点不良がみられる。又、ベタ印字ではカスレ、
白抜けがベタ全体の1/3程度みられる。
×…ベタ印字においてカスレ、白抜けが多く、又キヤラ
クタ印字においてもカスレや着弾点不良がたくさんみら
れる。
〔効 果〕
以上説明したように本発明によれば、インクジエツト
用に特別に調整された指定紙はもちろんのこと、被記録
面に繊維が露呈し、更にはサイジングされている一般の
普通紙、例えばコピー用紙、レポート用紙、ボンド紙、
連続伝票用紙等に対しても耐水性が良好であり、定着速
度が速く、しかも滲みの少ない印字が得られるインクジ
エツト記録が可能となる。
更に本発明のインクは保存安定性に優れているため、
安全で吐出安定性及びインクの操作性に優れたインクジ
エツト記録が長期間に亘って可能となる。
更に、インクの周波数応答性が良好であるため、高駆
動周波数による高速・安定記録が可能となる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】像を形成する成分である色素と、該色素を
    溶解又は分散する液媒体を含むインクに於て、α−シク
    ロデキストリン、γ−シクロデキストリン、又はマルト
    シルシクロデキストリンの何れかの化合物を含有するこ
    とを特徴とするインク。
  2. 【請求項2】像を形成する成分である色素と、該色素を
    溶解又は分散する液媒体を含むインクに於て、α−シク
    ロデキストリン、γ−シクロデキストリン、又はマルト
    シルシクロデキストリンの何れかの化合物を含有し、25
    ℃に於ける粘度が5cp以下であることを特徴とするイン
    ク。
  3. 【請求項3】請求項(1)又は(2)に記載のインクを
    用い、該インクの液滴を形成し、この液滴を以て記録を
    行うことを特徴とするインクジェット記録方法。
JP63016206A 1987-02-16 1988-01-26 インク及びこれを用いたインクジェット記録方法 Expired - Fee Related JPH0826260B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63016206A JPH0826260B2 (ja) 1988-01-26 1988-01-26 インク及びこれを用いたインクジェット記録方法
US07/154,883 US4838938A (en) 1987-02-16 1988-02-11 Recording liquid and recording method by use thereof
EP88301275A EP0280458B1 (en) 1987-02-16 1988-02-16 Recording liquid and recording method by use thereof
DE88301275T DE3884641T2 (de) 1987-02-16 1988-02-16 Aufzeichnungsflüssigkeit und Aufzeichnungsverfahren unter Verwendung derselben.

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63016206A JPH0826260B2 (ja) 1988-01-26 1988-01-26 インク及びこれを用いたインクジェット記録方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01190771A JPH01190771A (ja) 1989-07-31
JPH0826260B2 true JPH0826260B2 (ja) 1996-03-13

Family

ID=11910039

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63016206A Expired - Fee Related JPH0826260B2 (ja) 1987-02-16 1988-01-26 インク及びこれを用いたインクジェット記録方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0826260B2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6233717A (ja) * 1985-08-05 1987-02-13 Mitsubishi Electric Corp 誘導加熱装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01190771A (ja) 1989-07-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4838938A (en) Recording liquid and recording method by use thereof
JP3453399B2 (ja) サーマルインクジェット記録方法
JP2948286B2 (ja) インクジェット用インク及びそれを用いたインクジェット記録方法
JPS63139964A (ja) インクジエツト用インク及びそれを用いたインクジエツト記録方法
JPH0742429B2 (ja) インクジェット記録方法
JPH09137091A (ja) 記録用水性マゼンタインク及びインクジェット記録方法
US5830264A (en) Water-based recording ink composition, and ink-jet recording process
JPH0726178A (ja) インク、これを用いたインクジェット記録方法及び染料の会合防止方法
JPS6237070B2 (ja)
JPH0826260B2 (ja) インク及びこれを用いたインクジェット記録方法
JP2894568B2 (ja) インクジェット用インク
JPH0721125B2 (ja) インクジエツト用インク及びそれを用いたインクジエツト記録方法
JPH06271798A (ja) インク、これを用いたインクジェット記録方法及び機器
JP3055810B2 (ja) インク、インクジェット記録方法、記録ユニット、インクカートリッジ及びインクジェット記録装置
JP2948308B2 (ja) インク、インクジェット記録方法、記録ユニット、インクジェット記録装置及びインクカートリッジ
JPH04211475A (ja) インク、これを用いたインクジェット記録方法及びかかるインクを用いた機器
JPH06322304A (ja) 記録液及びこれを用いたインクジェット記録方法、及び記録装置
JPH0676569B2 (ja) 記録液
JPS5953563A (ja) ジエツトインク組成物
JPH072924B2 (ja) 記録液
JPH0768472B2 (ja) インク
JPH0726047B2 (ja) インクジエツト用インク及びそれを用いたインクジエツト記録方法
JPH04211472A (ja) インク、これを用いたインクジェット記録方法及びかかるインクを用いた機器
JPH04211474A (ja) インク、これを用いたインクジェット記録方法及びかかるインクを用いた機器
JPH0768475B2 (ja) インクジェット用記録液

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees