JPH0826298B2 - ホットメルト型成形シーラ - Google Patents
ホットメルト型成形シーラInfo
- Publication number
- JPH0826298B2 JPH0826298B2 JP23224290A JP23224290A JPH0826298B2 JP H0826298 B2 JPH0826298 B2 JP H0826298B2 JP 23224290 A JP23224290 A JP 23224290A JP 23224290 A JP23224290 A JP 23224290A JP H0826298 B2 JPH0826298 B2 JP H0826298B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sealer
- weight
- molded
- whisker
- coating
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Sealing Material Composition (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、例えば車両ボデー鋼板の接合部の防水、防
錆のために使用される成形シーラに関する。
錆のために使用される成形シーラに関する。
[従来の技術] 従来、この種の用途には、粘着性を有するペースト状
のシーラが多く使用されており、専用ガンを使用して適
用部位に塗布した後、硬化させるが、塗布時の作業のバ
ラツキによるシーラ切れ、外れといった不具合があり、
またこれらの不具合の修正によって外観不良を生ずると
いう欠点があった。
のシーラが多く使用されており、専用ガンを使用して適
用部位に塗布した後、硬化させるが、塗布時の作業のバ
ラツキによるシーラ切れ、外れといった不具合があり、
またこれらの不具合の修正によって外観不良を生ずると
いう欠点があった。
このため、近年、シーラをテープ状に成形した成形シ
ーラが提案されており、大面積のシールが容易にでき、
シール外観が良好であることから需要が増加している。
ーラが提案されており、大面積のシールが容易にでき、
シール外観が良好であることから需要が増加している。
[発明が解決しようとする課題] この成形シーラは、素材面から2種類に分類される。
1つは、熱硬化型の成形シーラで、車両に使用している
焼付塗料と硬化挙動が類似しているため、塗膜割れは発
生しにくいが、加熱時の流動性(メルトフロー性)が小
さく、シール性、塗膜表面(肌)の品質がペースト状シ
ーラに比べて低い。また、硬化性材料であるため、貯蔵
安定性が著しく劣る。
1つは、熱硬化型の成形シーラで、車両に使用している
焼付塗料と硬化挙動が類似しているため、塗膜割れは発
生しにくいが、加熱時の流動性(メルトフロー性)が小
さく、シール性、塗膜表面(肌)の品質がペースト状シ
ーラに比べて低い。また、硬化性材料であるため、貯蔵
安定性が著しく劣る。
もう1つは、熱可塑性材料を用いたホットメルト型の
成形シーラであり、シール性、塗膜品質、貯蔵安定性の
いずれも上記熱硬化型の成形シーラに比し優れている。
成形シーラであり、シール性、塗膜品質、貯蔵安定性の
いずれも上記熱硬化型の成形シーラに比し優れている。
しかしながら、ホットメルト型成形シーラは、熱可塑
性という特性上、熱が加わる度に軟化して流動し、特に
塗装炉でのオーバーベーク等によってその傾向が顕著に
なる。このため、例えば第3図に示すように、ボデー鋼
板1、2の段差を有する接合部にシーラ3を適用した場
合に、シーラ3が塗装焼付工程でメルトフローし、表面
の焼付塗膜4に割れ5やシワ6が発生しやすい。
性という特性上、熱が加わる度に軟化して流動し、特に
塗装炉でのオーバーベーク等によってその傾向が顕著に
なる。このため、例えば第3図に示すように、ボデー鋼
板1、2の段差を有する接合部にシーラ3を適用した場
合に、シーラ3が塗装焼付工程でメルトフローし、表面
の焼付塗膜4に割れ5やシワ6が発生しやすい。
そこで本発明は、上記ホットメルト型成形シーラの長
所を保持しつつ、再加熱によるシーラのメルトフロー性
を制御し、塗膜割れや、シワの発生を防止できるホット
メルト型成形シーラを提供することを目的とする。
所を保持しつつ、再加熱によるシーラのメルトフロー性
を制御し、塗膜割れや、シワの発生を防止できるホット
メルト型成形シーラを提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明者等は上記実情に鑑みて鋭意検討を行ない、そ
の結果、熱可塑性樹脂、可塑剤、充填剤および密着成分
よりなる混和物に、ウィスカー繊維を1〜2重量%混入
し、成形してなるホットメルト型成形シーラを用いるこ
とにより、上記目的が達成されることを見出した。
の結果、熱可塑性樹脂、可塑剤、充填剤および密着成分
よりなる混和物に、ウィスカー繊維を1〜2重量%混入
し、成形してなるホットメルト型成形シーラを用いるこ
とにより、上記目的が達成されることを見出した。
本発明において、基体樹脂である熱可塑性樹脂として
は、具体的には、高分子系または低分子系のエチレン−
酢酸ビニル樹脂等が好適に用いられる。
は、具体的には、高分子系または低分子系のエチレン−
酢酸ビニル樹脂等が好適に用いられる。
この熱可塑性樹脂に添加される可塑剤としては、例え
ば、ナフテン系、エポキシ系、ポリエステル系、ウレタ
ン系、パラフィン系の可塑剤等が挙げられ、充填剤とし
ては、例えば、炭酸カルシウム、ケイ酸、ケイ酸アルミ
ニウム、炭酸マグネシウム、ケイ酸マグネシウム、発泡
防止剤、顔料、石油樹脂等が挙げられる。また密着成分
としてはアクリル系およびウレタン系のものが好適に使
用できる。
ば、ナフテン系、エポキシ系、ポリエステル系、ウレタ
ン系、パラフィン系の可塑剤等が挙げられ、充填剤とし
ては、例えば、炭酸カルシウム、ケイ酸、ケイ酸アルミ
ニウム、炭酸マグネシウム、ケイ酸マグネシウム、発泡
防止剤、顔料、石油樹脂等が挙げられる。また密着成分
としてはアクリル系およびウレタン系のものが好適に使
用できる。
本発明では、これら成分の混和物に、さらに成形シー
ラのメルトフロー性を制御するために、ウイスカー繊維
を混入させることを必須要件とする。本発明で使用され
るウイスカー繊維としては、例えば炭化ホウ素、炭化ケ
イ素、アルミナ、チタン酸カリウム等のセラミックス系
繊維等が挙げられる。またシーラ中のウイスカー繊維の
配合量は、1〜2重量%の範囲となるようにする。ここ
で、配合量が1重量%に満たない場合にはフロー性の制
御が困難であり、2重量%を越えると、初期の配向が制
御しにくくなり、配合初期におけるフロー性が低下して
シールが良好になされない。
ラのメルトフロー性を制御するために、ウイスカー繊維
を混入させることを必須要件とする。本発明で使用され
るウイスカー繊維としては、例えば炭化ホウ素、炭化ケ
イ素、アルミナ、チタン酸カリウム等のセラミックス系
繊維等が挙げられる。またシーラ中のウイスカー繊維の
配合量は、1〜2重量%の範囲となるようにする。ここ
で、配合量が1重量%に満たない場合にはフロー性の制
御が困難であり、2重量%を越えると、初期の配向が制
御しにくくなり、配合初期におけるフロー性が低下して
シールが良好になされない。
なお、ウィスカー繊維以外の成分の配合割合は、通
常、熱可塑性樹脂が20〜50重量%、可塑剤が5〜15重量
%、充填剤が40〜70重量%、密着成分が5〜15重量%と
なるようにすることが望ましい。
常、熱可塑性樹脂が20〜50重量%、可塑剤が5〜15重量
%、充填剤が40〜70重量%、密着成分が5〜15重量%と
なるようにすることが望ましい。
本発明の成形シーラを製造する場合には、熱可塑性樹
脂に、これら各種配合物とウィスカー繊維を所定量添加
し、十分混練する。このようにして得られた混和物は、
第1図に示すようにウィスカー繊維7どうしの絡み合い
が強く、このままの状態では良好なフロー性が得られな
い。そこで、これを加温しながらスクリュー押出しす
る。これにより、ウィスカー繊維7間の絡み合いが解
け、押出しの流れに沿って、ウィスカー繊維7が配向し
た成形シーラ3が得られる(第2図)。なお、この押出
し成形時の加熱温度は、通常、50〜60℃の範囲とするこ
とが好ましい。しかる後、所望の製品形状にカットして
本発明の成形シーラとする。
脂に、これら各種配合物とウィスカー繊維を所定量添加
し、十分混練する。このようにして得られた混和物は、
第1図に示すようにウィスカー繊維7どうしの絡み合い
が強く、このままの状態では良好なフロー性が得られな
い。そこで、これを加温しながらスクリュー押出しす
る。これにより、ウィスカー繊維7間の絡み合いが解
け、押出しの流れに沿って、ウィスカー繊維7が配向し
た成形シーラ3が得られる(第2図)。なお、この押出
し成形時の加熱温度は、通常、50〜60℃の範囲とするこ
とが好ましい。しかる後、所望の製品形状にカットして
本発明の成形シーラとする。
[作用] このようにして得られた本発明の成形シーラを、車両
の塗装シーラ工程に使用する場合、まず、所定のシール
部位に本発明の成形シーラを配し、シーラ乾燥炉内で加
熱乾燥する。この工程では、成形シーラ中のウイスカー
繊維は一定の方向に配向しているので、良好なメルトフ
ロー性を示し、鋼板の接合部に密着してこれをシールす
る。同時に今まで配向していたウィスカー繊維が絡み合
う。従って、続く塗装焼付工程ではこのウィスカー繊維
の絡み合いによりシーラの流動が抑制され、塗膜の割
れ、シワの発生が抑制される。
の塗装シーラ工程に使用する場合、まず、所定のシール
部位に本発明の成形シーラを配し、シーラ乾燥炉内で加
熱乾燥する。この工程では、成形シーラ中のウイスカー
繊維は一定の方向に配向しているので、良好なメルトフ
ロー性を示し、鋼板の接合部に密着してこれをシールす
る。同時に今まで配向していたウィスカー繊維が絡み合
う。従って、続く塗装焼付工程ではこのウィスカー繊維
の絡み合いによりシーラの流動が抑制され、塗膜の割
れ、シワの発生が抑制される。
[実施例] 以下、本発明を実施例により詳細に説明する。なお、
本発明はその要旨を越えない限り、これら実施例により
何等限定されるものではない。
本発明はその要旨を越えない限り、これら実施例により
何等限定されるものではない。
実施例1、2 熱可塑性樹脂として高分子系エチレン−酢酸ビニル樹
脂(EVA)および低分子系EVAを用い、これに各種成分と
ウィスカー繊維(チタン酸カリウムウィスカーで繊維径
0.2〜0.5μm、繊維長10〜20μm)を、第1表に示す配
合比で添加、混練し、得られた混和物をスクリュー押出
ししてテープ状の成形シーラを得た。
脂(EVA)および低分子系EVAを用い、これに各種成分と
ウィスカー繊維(チタン酸カリウムウィスカーで繊維径
0.2〜0.5μm、繊維長10〜20μm)を、第1表に示す配
合比で添加、混練し、得られた混和物をスクリュー押出
ししてテープ状の成形シーラを得た。
得られた成形シーラを用いて鋼板接合部のシール試験
を行なった。性能評価は、シーラ工程における成形シー
ラのメルトフロー性、シール後の塗装工程における塗膜
割れ、シワの有無等の塗装外観および生産性の3点につ
いて行ない、結果を第1表に併記した。表に明らかなよ
うに、ウィスカー繊維を1重量%または2重量%の割合
で配合した本実施例の成形シーラは、フロー性、塗装外
観および生産性のいずれも良好であった。
を行なった。性能評価は、シーラ工程における成形シー
ラのメルトフロー性、シール後の塗装工程における塗膜
割れ、シワの有無等の塗装外観および生産性の3点につ
いて行ない、結果を第1表に併記した。表に明らかなよ
うに、ウィスカー繊維を1重量%または2重量%の割合
で配合した本実施例の成形シーラは、フロー性、塗装外
観および生産性のいずれも良好であった。
比較例1〜4 ウィスカー繊維を添加せず、炭酸カルシウムまたは熱
可塑性樹脂の配合量を、それぞれ第1表に示すように変
更して成形シーラを得た。上記実施例1同様にして性能
評価を行ない、結果を第1表に併記した。
可塑性樹脂の配合量を、それぞれ第1表に示すように変
更して成形シーラを得た。上記実施例1同様にして性能
評価を行ない、結果を第1表に併記した。
表に明らかなように、比較例1は、ウィスカー繊維を
添加しない以外はほぼ実施例1と同様の配合を有する
が、塗装工程においてシーラがメルトフローし、塗膜に
割れ、シワが発生して塗装外観が劣る。高分子系熱可塑
性樹脂の配合量を増加した比較例2においては、初期の
硬さは増すものの塗膜割れ、シワの低減には効果がな
い。また架橋剤を添加した比較例3は、塗膜割れ、シワ
の低減には効果があるが、メルトフロー性、生産性が悪
化する。さらに炭酸カルシウムの配合量を大幅に増加し
た比較例4では、塗装外観の向上効果が得られないばか
りかフロー性、生産性も劣る。
添加しない以外はほぼ実施例1と同様の配合を有する
が、塗装工程においてシーラがメルトフローし、塗膜に
割れ、シワが発生して塗装外観が劣る。高分子系熱可塑
性樹脂の配合量を増加した比較例2においては、初期の
硬さは増すものの塗膜割れ、シワの低減には効果がな
い。また架橋剤を添加した比較例3は、塗膜割れ、シワ
の低減には効果があるが、メルトフロー性、生産性が悪
化する。さらに炭酸カルシウムの配合量を大幅に増加し
た比較例4では、塗装外観の向上効果が得られないばか
りかフロー性、生産性も劣る。
比較例5 実施例2の配合の成形シーラにおいて、ウィスカー繊
維に代えてガラス繊維を添加した成形シーラを得た。同
様にして性能評価を行ない、結果を第1表に併記した。
維に代えてガラス繊維を添加した成形シーラを得た。同
様にして性能評価を行ない、結果を第1表に併記した。
表に明らかなように、ガラス繊維の使用により塗装外
観は向上するが、フロー性、生産性を制御することが難
しい。
観は向上するが、フロー性、生産性を制御することが難
しい。
比較例6 ウィスカー繊維の配合量を2.5重量%に増加し、これ
に伴って炭酸カルシウムの配合量を減少した以外は実施
例1同じ配合の成形シーラを得た。上記実施例1同様に
して性能評価を行ない、結果を第1表に併記した。
に伴って炭酸カルシウムの配合量を減少した以外は実施
例1同じ配合の成形シーラを得た。上記実施例1同様に
して性能評価を行ない、結果を第1表に併記した。
表に明らかなように、ウィスカー繊維の配合量を2重
量%より多くするとフロー性は逆に低下する。これは成
形工程でウィスカー繊維が配向しにくく、ウィスカー繊
維の絡み合いにより初期のフロー性が得られないためと
思われ、以上の結果よりウィスカー繊維の配合量は1〜
2重量%の範囲が好適であることがわかる。
量%より多くするとフロー性は逆に低下する。これは成
形工程でウィスカー繊維が配向しにくく、ウィスカー繊
維の絡み合いにより初期のフロー性が得られないためと
思われ、以上の結果よりウィスカー繊維の配合量は1〜
2重量%の範囲が好適であることがわかる。
[発明の効果] このように、本発明のホットメルト型成形シーラは、
ウィスカー繊維を所定量配合したことにより、塗装焼付
工程の再加熱によるシーラのメルトフロー性を制御し、
塗膜割れ、シワの発生を防止することができる。よって
優れたシール性を保持しつつ、塗装外観を著しく向上さ
せることができる。
ウィスカー繊維を所定量配合したことにより、塗装焼付
工程の再加熱によるシーラのメルトフロー性を制御し、
塗膜割れ、シワの発生を防止することができる。よって
優れたシール性を保持しつつ、塗装外観を著しく向上さ
せることができる。
第1図および第2図は本発明の成形シーラの製造工程を
示す図であり、第3図は従来の成形シーラを適用した鋼
板接合部の断面図である。 3……成形シーラ 4……塗膜 7……ウィスカー繊維
示す図であり、第3図は従来の成形シーラを適用した鋼
板接合部の断面図である。 3……成形シーラ 4……塗膜 7……ウィスカー繊維
Claims (1)
- 【請求項1】熱可塑性樹脂、可塑剤、充填剤および密着
成分よりなる混和物に、ウィスカー繊維を1〜2重量%
混入し、成形してなることを特徴とするホットメルト型
成形シーラ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23224290A JPH0826298B2 (ja) | 1990-08-31 | 1990-08-31 | ホットメルト型成形シーラ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23224290A JPH0826298B2 (ja) | 1990-08-31 | 1990-08-31 | ホットメルト型成形シーラ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04114083A JPH04114083A (ja) | 1992-04-15 |
| JPH0826298B2 true JPH0826298B2 (ja) | 1996-03-13 |
Family
ID=16936201
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23224290A Expired - Lifetime JPH0826298B2 (ja) | 1990-08-31 | 1990-08-31 | ホットメルト型成形シーラ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0826298B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2790765B2 (ja) * | 1993-06-17 | 1998-08-27 | 丸尾カルシウム株式会社 | シール部材 |
-
1990
- 1990-08-31 JP JP23224290A patent/JPH0826298B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04114083A (ja) | 1992-04-15 |
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