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JPH0832671B2 - 高純度スベロニトリルの製造法 - Google Patents
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JPH0832671B2 - 高純度スベロニトリルの製造法 - Google Patents

高純度スベロニトリルの製造法

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Publication number
JPH0832671B2
JPH0832671B2 JP62028193A JP2819387A JPH0832671B2 JP H0832671 B2 JPH0832671 B2 JP H0832671B2 JP 62028193 A JP62028193 A JP 62028193A JP 2819387 A JP2819387 A JP 2819387A JP H0832671 B2 JPH0832671 B2 JP H0832671B2
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JP
Japan
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suberonitrile
distillation
distillation column
purity
dichlorohexane
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JP62028193A
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寛行 難波
紘一 阿部
雅夫 斉藤
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Mitsubishi Gas Chemical Co Inc
Original Assignee
Mitsubishi Gas Chemical Co Inc
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Publication date
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    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
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    • Y02P20/52Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts

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  • Catalysts (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、1,6−ジクロルヘキサンと青化ソーダより
スベロニトリルを製造する方法に関する。
スベロニトリルは農医薬品やジカルボン酸、ジアミン
などの製造用中間体として、有機化学および生物化学の
分野で有用である。
(従来の技術) スベロニトリルの製造方法としては、特開昭61−1222
58号に1,6−ヘキサンジオールとヨウ化水素またはアル
カリ金属のヨウ化物とを反応させて得られた1,6−ジヨ
ードヘキサンを青化ソーダ、青化カリおよび青酸などの
シアノ化剤と反応させる方法がある。この方法において
は、粗スベロニトリルを疎水性有機溶剤、例えばエーテ
ル、クロロホルム、酢酸エチル等の溶剤で抽出し、水洗
して、減圧蒸溜することにより純度98%以上のスベロニ
トリルを得ている。
(発明が解決しようとする問題点) 発明者等は先に、一般式が (R1〜R4は炭素数が3〜10のアルキル基を示し、これら
は互いに同一でも異なっていても良い)で表される相間
移動触媒の存在下、1,6−ジクロルヘキサンと青化ソー
ダ水溶液を反応させスベロニトリルを製造する方法を発
明した。
この方法によれば、反応生成液は相間移動触媒を使用
することにより、油相と水相に分離し、油相には触媒と
スベロニトリル及び少量の未反応1,6−ジクロルヘキサ
ンと反応中間体の1−シアノ−6−クロルヘキサン(以
下モノニトリルと称する)を含有し、水相には反応生成
物であるNaClおよび少量の未反応青化ソーダが含まれ
る。
製品のスベロニトリルは、この油相液を蒸溜すること
により得られる。粗スベロニトリルの蒸留は、スベロニ
トリルの熱分解を避けるため10〜15Torrの減圧下、200
℃以下の温度で蒸留を行う。蒸留精製は一般に、まず低
沸物を除去した後、精スベロニトリルを取り出し、高沸
物を釜残として除去する方法が採られる。この蒸溜法で
は、加熱により該相間移動触媒であるテトラブチルアン
モニウムブロミド等が一部分解してトリブチルアミン等
となり、製品スベロニトリル中に混入して品質を損ねる
ことが問題となる。
(問題点を解決するための手段) 発明者等はスベロニトリルを精製する際の以上の如き
問題点を解決すべく鋭意検討した結果、従来一括の蒸溜
精製法で行われる方法、即ち第一蒸溜塔で低沸物を除去
し、第二蒸溜塔で高沸点物を除去する方法に代えて、ま
ず第一蒸溜塔で高沸物を除去し、次に第二蒸溜塔で低沸
物を除去するようにすれば、第一蒸留塔での加熱により
テトラブチルアンモニウムブロミド等が分解して生成す
るトリブチルアミンが低沸物として第二蒸溜塔で除去さ
れ、高純度のスベロニトリルが得られることを見出し本
発明に至った。
即ち本発明は、一般式が (R1〜R4は炭素数が3〜10のアルキル基を示し、これら
は互いに同一でも異なっていても良い)で表される相間
移動触媒の存在下、1,6−ジクロルヘキサンと青化ソー
ダ水溶液を反応して得られた粗スベロニトリル液を蒸留
してスベロニトリルを製造するに際し、蒸留塔を2基設
け、まず第一蒸留塔において該触媒を含む高沸物を除去
し、次に第二蒸溜塔において未反応1,6−ジクロルヘキ
サンを除去することを特徴とする高純度スベロニトリル
の製造法である。
本発明で使用される相間移動触媒の例としては、テト
ラプロピルアンモニウムブロミド、テトラブチルアンモ
ニウムブロミドなどがある。特にテトラブチルアンモニ
ウムブロミドが好適である。
青化ソーダ水溶液は、工業的に市販されている濃度30
〜35%の水溶液をそのまま使用することができ、また更
に必要に応じて濃度を下げて使用することもできる。
本発明において、青化ソーダの使用量は1,6−ジクロ
ルヘキサンに対する青化ソーダのモル比を理論量の2.0
に対し2.1〜2.6程度に若干過剰とすることが好ましい。
このモル比が低過ぎる場合は収率が低く、1,6−ジクロ
ルヘキサンの損失が大きくなる。またこのモル比が高過
ぎる場合は排水中にCNイオンが残留し、排水処理の費用
が増加する。
テトラブチルアンモニウムブロミド等の使用量は1,6
−ジクロルヘキサン1モル当たり、1.5〜10g、好ましく
は1.5〜6.5gとする。テトラブチルアンモニウムブロミ
ド等の使用量が少なすぎると収率が低く、多い場合は次
の精製工程の負荷が大きくなる。
反応温度は80〜140℃、好ましくは90〜110℃とする。
反応温度が低いと反応が進行せず、高すぎる場合は着色
や重合の原因となる。
反応圧力は特に制限が無いが、通常は常圧で行う。反
応時間は通常0.5〜8hr、好ましくは2〜4hrである。
反応生成液は常温まで冷却することにより、上層の油
相液と下層の水相液に分離する。油相液には製品のスベ
ロニトリルと反応中間体のモノニトリルおよび触媒が含
まれ、これを2基の蒸留塔で蒸留することにより、高純
度のスベロニトリルが得られる。第一蒸留塔では触媒を
含む高沸物を除去し、第二蒸留塔では低沸物を除去す
る。
第一蒸溜塔および第二蒸溜塔において、前述の如くス
ベロニトリルの熱分解を避けるため液温を200℃以下、
好ましくは180℃以下とする。またこのため圧力は1〜4
0Torr、好ましくは1〜15Torrとする。圧力が高すぎれ
ば、塔底の温度が高くなりスベロニトリルが分解し回収
率が低下する。圧力がこれより低くても良いが蒸溜塔が
大きくなるので経済的でない。各蒸溜塔は段塔でも充填
塔でも良いが、理論段数として第一蒸溜塔では1段で良
く、第二蒸溜塔では蒸留条件によるが5〜50段、好まし
くは15〜30段とする。還流比は第一蒸溜塔では0〜5、
好ましくは0〜1であり、第二蒸溜塔では5〜20、好ま
しくは5〜10である。
(作用および効果) 本発明によれば、相間移動触媒であるテトラブチルア
ンモニウムブロミド等が分解することにより生成するト
リブチルアミン等が製品中に混入することなく高純度の
スベロニトリルが得られる。
本方法においては工業的に安価に得られる1,6−ジク
ロルヘキサンを原料としており、且つ反応工程および精
製工程が非常に簡略なプロセスで高純度のスベロニトリ
ルが得られるので、本発明の工業的意義が大きい。
(実施例) 次に実施例を用い本発明を具体的に説明する。比較例
は、従来一般の蒸留精製法で行われる方法、即ちまず低
沸物を除去し、次に高沸物を除去する方法による場合と
し、本発明の方法による実施例と対比した。
実施例1 相間移動触媒としてテトラブチルアンモニウムブロミ
ドを用い、1,6−ジクロルヘキサンに対する青化ソーダ
のモル比を2.1、触媒量を1,6−ジクロルヘキサン1モル
当たり3.3gとし、常圧下反応温度110℃で4時間反応さ
せ、冷却により分離した粗スベロニトリル液1000g(ス
ベロニトリル濃度84%)を、圧力10Torr温度180℃で単
蒸留により高沸物を除去し、留出液950g(スベロニトリ
ル濃度87%)を得た。この留出液を上部に30段相当の充
填物を有する蒸留釜を用い頂部圧力5Torr(釜内15Tor
r)還流比5.0で回分蒸留を行い、低沸留出液130gを得
た。この蒸留時の温度は、頂部53〜160℃、釜内167〜19
0℃であった。この結果、純度99.0%以上の精スベロニ
トリルが820g得られ、精スベロニトリル中にトリブチル
アミンおよびブチルブロミドが検出されなかった。
比較例1 実施例1と同様にして得られた粗スベロニトリル液10
00g(スベロニトリル濃度83.0%)を、実施例1と同じ3
0段相当の蒸留釜を用い回分蒸留し、低沸留出液110gを
得た。この時の還流比は5.0とし、圧力は頂部2Torr、釜
内10Torrであり、温度は頂部42〜140℃、釜内156〜173
℃であった。この蒸留により得られた釜残液880g(スベ
ロニトリル濃度91.5%)を、圧力10Torr、温度180℃で
単蒸留することにより、精スベロニトリル810gが得られ
たが、その純度は98.4%であり、トリブチルアミン0.97
%、ブチルブロミド0.24%が検出された。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式が (R1〜R4は炭素数が3〜10のアルキル基を示し、これら
    は互に同じでも異なっていても良い)で表される相間移
    動触媒の存在下、1,6−ジクロルヘキサンと青化ソーダ
    水溶液を反応させて得られた粗スベロニトリル液を蒸留
    してスベロニトリルを製造するに際し、蒸留塔を2基設
    け、まず第一蒸溜塔において該触媒を含む高沸物を除去
    し、次に第二蒸溜塔において未反応1,6−ジクロルヘキ
    サンを含む低沸物を除去することを特徴とする高純度ス
    ベロニトリルの製造法
JP62028193A 1987-02-12 1987-02-12 高純度スベロニトリルの製造法 Expired - Lifetime JPH0832671B2 (ja)

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