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JPH083579B2 - 自動合焦装置 - Google Patents
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JPH083579B2 - 自動合焦装置 - Google Patents

自動合焦装置

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JPH083579B2
JPH083579B2 JP61161053A JP16105386A JPH083579B2 JP H083579 B2 JPH083579 B2 JP H083579B2 JP 61161053 A JP61161053 A JP 61161053A JP 16105386 A JP16105386 A JP 16105386A JP H083579 B2 JPH083579 B2 JP H083579B2
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明はビデオカメラ等に好適な自動合焦装置に関す
る。
<従来の技術> 従来、ビデオカメラ等において、撮像素子より得られ
る画像信号より撮像面上の被写体像の鮮鋭度を検出し、
鮮鋭度が最も高くなるよう光学系を駆動することによ
り、焦点合わせを行う方式が知られている。この方式は
基本的にはハイパスフイルタあるいは微分回路等によっ
て抽出した画像信号の高周波成分の強度を像の鮮鋭度の
評価値とし、光学系を駆動して得られる結像状態の異な
る2つの像の鮮鋭度を比較することにより光学系の駆動
方向を決定し、鮮鋭度が最大となった位置で光学系を停
止するものである。
<発明が解決しようとする問題点> 前述の方式では、鮮鋭度の最大となる位置で光学系を
停止すると例えば、被写体が前後に移動して鮮鋭度が変
化し、被写体像がぼけてもピントの合う方向の判断(被
写体が移動した方向の判断)がつかないため、一旦光学
系をどちらかに動かして、ピントの合う方向を求めるこ
とになる。これは1/2の確立でさらにぼける方向に駆動
することになり、前後に移動する被写体に追従した焦点
合わせの応答が低下するだけでなく、ビデオカメラやTV
カメラ等の連続して被写体を撮影する装置においては見
苦しい画像となる。
この発明の目的は、一旦合焦と判断され、光学系が停
止した後で光学系を駆動しなくても被写体が前後に移動
したときのピントの方向の判断が可能で、高速に焦点合
わせを行なうことができる自動合焦装置を提供すること
にある。
<問題点を解決する手段> 本発明は上述の目的を達成するために、撮像光学系に
より撮像面に結像された被写体像の鮮鋭度を検出する検
出手段と、前記検出手段によつて検出される前記鮮鋭度
が大きくなる方向へ前記撮像光学系を駆動するととも
に、合焦範囲内で前記鮮鋭度が最大となる位置から所定
の方向にずらした位置に前記撮像光学系を停止させると
ともに前記方向を記憶する第1の制御手段と、前記撮像
光学系の停止後、前記撮像光学系を駆動する際、前記検
出手段により検出された前記鮮鋭度の情報と前記方向の
情報とから前記撮像光学系の駆動方向を決定する第2の
制御手段とを具備する。
<作用> 上記構成に於いて撮像光学系の停止位置が鮮鋭度が最
大となる位置と異なるために、停止後の鮮鋭度が例えば
停止時の鮮鋭度より小さくなった時には、鮮鋭度が最大
となる位置の方向、大きくなった時には、最大となる位
置の逆方向がピントのあう方向であると判断して撮像光
学系の駆動方向を決定する。
<実施例> 初めに第1図(a),(b),(c)、第2図
(a),(b),(c)を用いて本発明の原理を説明す
る。
ここで、各図の横軸xは撮影レンズの位置で、第1図
(a)、あるいは第2図(a)に示されている焦点深度
は撮像光学系によって決まり、撮像面上の被写体像がピ
ントがあっているといえる範囲を示す。縦軸qは被写体
像の鮮鋭度である。また、図に示されるように鮮鋭度は
ピントがあうにつれて大きくなり、一番ピントがあった
状態で最大値をとる。
焦点合わせは、第1図(a)に示すように、まず、撮
影レンズをピントの合う方向、すなわち、鮮鋭度が大き
くなる方向に動かしていき、焦点深度以内で、鮮鋭度が
最大となる位置を越えたところで停止する。このように
撮影レンズを鮮鋭度最大となる位置と異なる位置に停止
し、停止時の鮮鋭度を記憶しておくことによって、その
後、第1図(b)の点線で示すように、検出される鮮鋭
度が大きくなる方向に被写体が移動した時には、ピント
の合う方向は、鮮鋭度が最大であった位置の逆方向であ
ると判断できる。また、第1図(c)の点線で示すよう
に、検出される鮮鋭度が小さくなる方向に被写体が移動
した時には、ピントの方向は鮮鋭度が最大となった位置
の方向であると判断できる。
また、第2図(a)に示すように撮影レンズの停止位
置を鮮鋭度が最大となる位置を越えない位置としても、
鮮鋭度が第2図(b)、あるいは第2図(c)の点線で
示されるように被写体が移動した場合に、同様なピント
方向の判断が可能である。
ここで示した第1図(a),第2図(a)のように焦
点深度の範囲内で鮮鋭度が最大となる位置と異なる位置
に撮影レンズを停止させる方法には以下のようなものが
ある。
第1の方法は第1図(a)のように、鮮鋭度が大きく
なる方向に撮影レンズを駆動していって、鮮鋭度が極大
となる位置を検出し、その位置から撮影レンズの焦点距
離、Fナンバーより算出される焦点深度相当の距離だ
け、撮影レンズの駆動を続けた後、停止させるものであ
る。
第2の方法は、第2図(a)のように、鮮鋭度が大き
くなる方向に撮影レンズを駆動し、その際の鮮鋭度の変
化状態から鮮鋭度が最大となる位置を予測することによ
り、鮮鋭度が最大となる位置を越えずに焦点深度以内で
停止するものである。
鮮鋭度が最大となる位置を予測するには、例えば、特
願昭61−46869号等に示された方法を用いることができ
る。
第3の方法は、被写体の輝度やコントラスト、パター
ン等に依存しない、被写体像の鮮鋭度評価方式を用いる
方法である。このような鮮鋭度評価方式の具体例は特願
昭60−245239号に示されており、これは被写体像のエツ
ジ部分の幅を検出することにより被写体のコントラスト
等によらず、被写体像のボケ具合のみを評価することが
できる。また、他の簡易的な評価方法としては画像信号
の高周波成分の強度を低周波成分で正規化するもの、あ
るいは特開昭61−7443号に示されたものなどがある。
このような鮮鋭度評価方式を用いた場合には、検出さ
れた鮮鋭度は被写体像のボケ具合を直接表しているた
め、鮮鋭度が増加する方向に、撮影レンズを駆動し、鮮
鋭度が所定のしきい値を越えたところで、駆動を停止す
ることにより、第2図(a)のように焦点深度の範囲内
で鮮鋭度が最大となる位置の手前で撮影レンズを停止で
きる。
以下、以上の原理を用いた本発明の実施例について説
明する。また、実施例の説明の前に前述した第3の方法
の原理について図面を用いて詳述する。
尚、本発明が鮮鋭度を検出する方法に限定されるもの
ではないことは勿論である。
まず、第3図(a)(b)(c)乃至第4図(a)
(b)(c)を用いて上述の第3の方法の原理を説明す
る。第3図(a)のような白黒パターンから成るエツヂ
図形が被写体であったとする。x′は光学系の光軸と直
交方向の空間座標を示す。かかるエツヂ図形の像を光電
変換する撮像素子より得られる画像信号のレベルI
(x)は光学系が合焦の場合には第3図(b)のように
鋭いエツヂを持つが、非合焦の場合には第3図(c)の
ようになだらかなエツヂになる。なおxは第3図(a)
に示したx′に対応した撮像素子の撮像面上の座標であ
る。また画像信号は通常撮像素子の電気的走査によって
時系列信号として取り出されるが、説明の都合上、ここ
では撮像面上の座標xに関する信号とみなす。
第3図(b),(c)において、画像信号I(x)と
エツヂ部分の幅Δxは合焦状態で最も小さな値Δx0とな
り、非合焦になるにつれて増大する。Δxは光学系の錯
乱円径,撮像素子の解像力,画像信号処理回路の帯域幅
によって定まるが、後者の2つは光学系の合焦状態に無
関係であるから、画像信号のエツヂ部分の幅Δxを検出
することにより光学系の合焦・非合焦を判定できる。即
ちΔxx0なら合焦、Δx>Δx0なら非合焦であり、こ
の判定は被写体であるエツヂ図形の平均明るさ、或いは
コントラストによらない。換言すれば被写体のエツヂ部
分における幅を検出し、該幅が大きい場合には非合焦、
該幅が小さい場合には合焦と判断することができるわけ
である。
また、第4図(a)に示す一般的な被写体の場合で
も、人物や物体等の輪郭部分においては不連続な明るさ
の変化が生じており、その近傍では第3図のエツヂ図形
の場合と良く似た明るさ分布を持つ。従って第4図
(b),(c)のように画像を信号I(x)のエツヂ部
分の幅Δxを求め、既知の値Δx0、即ち光学系が合焦時
となった際のエツヂ部分の幅の大きさと比較することに
より合焦・非合焦が判断できる。尚、第5図のように微
細なパターンを持つ被写体においては、第5図(c)の
ように非合焦時においても2つのエツヂ部分からの寄与
が重なってΔxが増大せず、合焦検出ができない。従っ
て合焦検出を行えるためには第3図に示すように、エツ
ヂを形成する白・黒部分の幅LがΔx0に比して少し大き
いこと、例えばΔx0の2倍〜数倍程度必要である。Δx0
は光学系の最小錯乱円径程度の大きさであるから、Lは
全画面の大きさに比してかなり小さく、このようなエツ
ヂ部分はほとんどの被写体において存在している。従っ
てほとんどの場合は合焦検出を行うことが出来る。
そして、前述のエツヂ部分の幅Δxは、画像信号I
(x)よりエツヂ部分の輝度の勾配dI/dxと、第3図,
第4図に示すエツヂ部分における輝度差ΔIを算出し、
その比P=(dI/dx)/ΔIを算出することにより、間
接的にエツヂ部分の幅Δxを求めることができる。即ち
Pはエツヂ部分の幅Δxの逆数に相当し、エツヂ部分の
鋭さを表わす。ここで、エツヂ部分における輝度差ΔI
は第3図(b),(c)のように、光学系が多少非合焦
であっても合焦時と変わらない値を持つから、非合焦
時、即ち合焦時の画像信号の波形がわからない場合にお
いても検出可能であり、このΔIによって合焦・非合焦
によって鋭敏に変化するエツヂ部分の勾配dI/dxを正規
化することによって、エツヂ部分の幅Δxを求めること
が出来、更にかかる幅Δxは被写体の平均明るさやコン
トラストに依存せず、光学系の合焦・非合焦を判定でき
る。
次に以上の原理に基づいて合焦検出を行う第3の方法
を詳述する。
第6図は前述の第3の方法を実現するための装置の第
1の例のブロツク図を示す。
この実施例においては、前述のP=(dI/dx)/ΔI
を求めるに際して撮像面上の各点xについてP(x)=
(dI/dx)/ΔI(x)を求め、これを所定の閾値P01
/Δx0と比較することにより、ピントの合ったエツヂの
数を計数し、所定数以上あれば合焦と判断する。また、
ΔI(x)の算出は により行っている。ここでLは前述のように光学系の最
小錯乱円径の2〜数倍程度の大きさであり、従ってこの
積分は撮像素子の数画素〜10画素程度の領域で行う。か
かるΔI(x)は第3図(b),(c)に示したような
エツヂ部分に対してはそのエツヂの前後所定範囲におけ
る最高輝度と最低輝度の差ΔIを与えるが、第5図のよ
うな微細なパターンに対しては常にその最高輝度と最低
輝度の差より大きい値をとるため、結果的にP(x)の
値が小さくなるので誤って合焦と判断されることがな
い。
第6図において、1は撮像素子、2は撮像素子より得
られる画像信号I(t)を微分して、画像信号の勾配dI
/dtを求める微分あるいは差分回路、3は絶対値回路で
あり、4は前述のΔI(x)に対応する信号ΔI(t)
を算出する回路である。尚、tは撮像素子1から信号を
読み出す際における読み出し開始時からの時間を示す。
第7図にはΔI(t)算出回路4の構成を示す。第7図
において、14は時間Tだけ信号を遅延させる遅延回路、
15は減算回路、16は積分回路であり、この両回路により
入力信号 の遅延差信号 を積分することにより出力信号 を得る。第6図に示す6は を時間T/2程度遅延させる回路、5,7は対数回路、8は減
算回路であり、対数の差をとることにより を得る。
P(t)は予め与えられた前述の閾値P0と比較回路9
によって比較され、ワンシヨツト回路10はP(t)>P0
のときに比較回路9の出力に基づきパルスを発生し、そ
のパルス数がカウンタ11によって計数される。12は撮像
素子1の駆動クロツク及び全系のタイミング信号を発生
するタイミング発生回路であり、カウンタ11は垂直同期
信号によってリセツトされ、1フイールドあるいは1フ
レーム内の閾値P0をこえる鋭さを持つエツヂ部分の数を
計数し、計数値が所定値以上ならば合焦、その他のとき
は非合焦と判断される。閾値P0は固定でも良いが、光学
系の結像性能が絞り値やズーム状態によってかなり変動
する場合には、それらのパラメータを検出し、P0を最適
な値に設定する手段を設けることが望ましい。例えば絞
り値が大きくなるほど光学系の性能が悪化し、錯乱半径
が大きくなるときには、絞り値が大きくなるほど閾値P0
を小さくする。尚通常のNTSC信号の場合、微分ないしは
差分回路2の時定数は100nsec〜500nsec程度遅延回路14
の遅延時間Tは500nsec〜2μsec程度の値が適当であ
る。またΔI(t)の求め方を例えば と変更しても良い。この場合 が小さい部分はΔI(t)の値にほとんど寄与しなくな
るため、第4図(b)のように多少リツプルがのったエ
ツヂ部分に対しても第3図(b)のような理想的なエツ
ヂの場合と同様にエツヂ部の輝度差ΔIが算出できる。
この場合には第6図に示した絶対値回路3を2乗回路に
置換えれば良い。また、第6図の絶対値回路3とΔI
(t)算出回路4の間にリミツタを設け、 が所定値以下のときにはΔI(t)算出回路4の入力信
号を強制的に0とすることによっても同様の効果が得ら
れる。
また、ΔI(t)算出回路4によって算出されたΔI
(t)の値が小さい場合には、対数回路7に入力される の値には画像信号のノイズ成分によって誤差が含まれて
いるため、検出されるP(t)の精度が悪化する。これ
を除去するには、入力信号ΔI(t)が小さいほど出力
信号がlogΔI(t)より大きな方向にずれるように、
対数回路8の特性を変えて検出されるP(t)の値が小
さくなるようにすればよい。
第8図は前述の第3の方法を実現するための装置の第
2の例のブロツク図であり、自動合焦装置に適用した場
合を示す。尚第8図においては、メモリのアドレスカウ
ンタやメモリ、A/D変換器の制御線等はわかりやすくす
るために省略されている。第8図において、撮像素子1
より得られる画像信号はゲート回路17によって制御信号
Gに応じて、画面の所定の検出領域に対応した部分のみ
通過させられる。18はハイパスフイルターであり、19は
検波回路、20は積分回路であり、1フレームあるいは1
フイールドにおける検出領域中の画像信号の高周波成分
の強度を検出する。21はA/D変換器であり、検出された
高周波成分の強度をA/D変換し、信号Bとしてマイクロ
プロセサ30に送出する。13は第6図に示したエツヂの鋭
さP(t)を算出する回路、22はピークホールド回路で
あり、1水平走査線中のP(t)の最大値Piを保持し、
1水平走査毎にレベルが切り換わる信号fHによりリセツ
トされる。ここでiは検出領域中の走査線の番号であ
る。23はA/D変換器であり、水平走査ごとのP(t)の
最大値PiをA/D変換し、メモリ24に順次記録していく。
メモリ24の内容は1フレームあるいは1フイールドの垂
直帰線期間内にマイクロプロセサ30によって読み出され
る。25〜29は被写体像の移動速度を算出するために設け
られており、特にビデオカメラの場合、手ぶれや被写体
の動きによって自動合焦装置が誤動作したり、あるいは
不安定になったりするのを防止するために設けられてい
る。即ち、手ぶれや被写体の移動によってピントの合っ
ていた被写体が一時的に画面の検出領域から出てしまう
と、非合焦と判断されてモータが駆動されてしまうし、
また被写体が検出領域内にとどまっていても振動したり
していると、撮像素子1の蓄積作用によって検出される
エツヂの鋭さP(t)が減少して合焦であるにもかかわ
らず、非合焦と判断してしまうという欠点が生じる。25
〜29はかかる欠点を解消するため、像の移動速度を検出
するために設けられた基本的な回路である、25は画像信
号を2値化することにより画像のパターンを抽出する2
値化回路、26はマルチプレクサ、27,28は画像のパター
ンを記憶するメモリであり、抽出されたパターンは1フ
レームあるいは1フイールドごとにレベルの切り換わる
信号fVに応じてマルチプレクサによりメモリ27,28に交
互に記録される。メモリ27,28には継続する2つのフレ
ームないしはフイールドの画像パターンが記録されてい
るから、速度検出回路29によってそのパターン間の相関
演算がなされ、1フレームないしは1フイールド間の像
の移動ベクトルVが算出され、マイクロプロセツサ30へ
送出される。尚、特願昭60−111472号では像の移動ベク
トルVを検出する具体的な手段が詳述されている。
31は光学系内のフオーカシングレンズを移動させるた
めのモータであり、マイクロプロセサ30からの信号VM
よってその速度及び方向が制御される。
次にマイクロプロセサ30により実行されるフローにつ
いて第9図乃至第12図を用いて説明する。
第9図はエツヂの幅を評価する評価値q(以後、鮮鋭
度と呼ぶ)を検出し、高周波成分の強度B、像の移動ベ
クトルVを取り込むサブルーチンのフローチヤートであ
り、第10図は、本実施例の動作を説明するための図、第
11図は本実施例の自動合焦装置の動作の流れを示すフロ
ーチヤート、第12図は合焦が検出された際の自動合焦装
置の動作を示すフローチヤートである。まず、第9図に
示すサブルーチンについて説明する。
S−2において設定されている検出領域内の画像信号
を抽出するためにフレームの開始時点でゲート回路17に
制御信号Gを送出する。続いてS−3ではフレームの終
了時点でメモリ24に記録されるP1,……PNの値、A/D変換
器21より高周波成分の強度B、速度検出回路29より像の
移動ベクトルVを入力し、次いでS−4,S−5でエツヂ
の鋭さの評価値qを算出する。
かかるステツプS−3〜S−5においてはマイクロプ
ロセサ30は以下のような動作を行う。まずメモリ24の内
容P1,P2,……,PNを順次読み出し、更にA/D変換器21によ
り高周波成分の強度B、速度検出回路29により像の移動
ベクトルVを入力する。ここでNは検出領域中に含まれ
る走査線の数である。これらP1,P2,……NPNに対し、 をi=M+1〜N−Mについて算出し(S−4)、さら
にqiの最大値qを求める(S−5)。ここでMはM<N
なる整数である。Pkは第k走査線中で検出されたエツヂ
の鋭さP(t)の最大値のであるから、qiは連続するM
本の走査線各々におけるP(t)の最大値の平均であ
り、従って第3図(a)のように画面垂直方向にある程
度長さをもった最も鋭いエツヂ部分の鋭さがqとして算
出され、この鮮鋭度qを光学系の合焦状態の尺度として
使用する。換言すればS−4で得たエツヂの鋭さの最大
値、換言すれば最もエツヂの幅の小さい箇所のエツヂの
幅を検出することになる。
なお通常のビデオカメラの場合、検出領域の走査線の
数Nは50〜100、平均をとる走査線の数Mは5〜10程度
が適当である。
第10図は本実施例の動作を説明するための図面で、横
軸xはレンズ位置、縦軸は前述のqを表わすものであ
る。ここで、鮮鋭度qは前述した様にできるだけ被写体
の輝度やコントラストによらないものが望ましく、qL2
は合焦と非合焦の閾値、qL1はqL1>qL2となる値であ
る。そして、本実施例はピントが合ってから撮影レンズ
を焦点深度内でqが最大となる位置を越えず、qL1とqL2
の間の値となる位置に停止するものである。
またq2は鮮鋭度qのノイズレベルである。
次いで第11図を用いて自動合焦装置の動作の流れを説
明する。自動合焦装置の動作が開始されると(S−
7)、まず検出領域として標準域(通常画面の中央部
分)を設置し(S−8)即ち前述の第9図に示したS−
2においてゲート回路における制御信号Gに応じてゲー
ト回路17の動作する範囲を設定し、鮮鋭度qの値を第9
図に示したフローに基づいて算出し(S−9)、ノイズ
レベルq3と比較する(S−10)。q<q3ならば即ち評価
値qが所定値よりも小さい場合換言すれば被写体のうち
で最も狭いエツヂの幅においても像のボケによりかかる
エツヂが大きい場合にはS−11〜S−16により高周波成
分の強度Bが増大する方向にq>q3となるまで光学系を
駆動する。即ちqの値は光学系が合焦よりはずれるに従
い急激に減少するため、いわゆる大ボケ状態ではノイズ
の影響で検出不可能になる。第8図18〜21に示した回路
はこの場合のために設けられており、qの値が所定のノ
イズレベルを示すq3以下の場合には、画像信号の高周波
成分の強度Bの値を取りこみ、かかる強度Bに基づいて
山登り制御が行われる。即ちS−11で任意方向にモータ
が駆動し、次に得られたBの値を前の値と比較して(S
−13)、Bが減少したならばモータを逆転させ(S−1
4)、検出されるqの値がq3をこえるまでモータの駆動
を続け(S−15,S−16)、ある程度合焦に近づきq>q3
となれば即ち被写体のうちで最も狭いエツヂ部分の幅が
所定よりも狭くなった場合にはS−27へ移行する。
また一方S−10においてq>q3であた場合、即ち被写
体のうちで最も幅の狭いエツヂの幅が所定よりも小さい
場合にはS−11〜S−16に示す山登り制御を行わずS−
17〜S−26で鮮鋭度qが大きくなるように制御を行う。
まず所定量以上の移動ベクトルVが検出された場合に
はS−17において被写体の移動に追従して移動ベクトル
Vだけ検出領域が移動されるようマイクロプロセツサ30
はゲート回路17に制御信号Gを与える。続いてS−18に
おいては第9図に示すフローを実行し、鮮鋭度q、移動
ベクトルVを検出し、次いでS−19において移動ベクト
ルVに応じて鮮鋭度qを補正する。即ち像が水平方向に
速度VHで移動している場合、検出されるエツヂの幅はお
およそVHΔtだけ増大する。ここでΔtは撮像素子1の
蓄積時間である。従って算出した値qに対してこの分を
補正し、新たにqとする。q−20で、この時のqをq1
する。
次いで、撮影レンズのピント位置を制御するモータを
任意方向に駆動し(S−21)、検出されるqの値が増加
する方向へモータを駆動する(S−22,S−26)。尚S−
22〜S−24はS−17〜S−19と同様のステツプである。
S−27においてその時点におけるモータの駆動方向を
Aに記憶する。ここでAは撮影光学系が無限端より至近
端に向かうとき1、その逆のときを−1とする。
S−28〜S−36は合焦を検出し、光学系の駆動を停止
させる過程である。S−28〜S−30によりqの値の検出
を行い、S−31においてはqの値が第10図に示した閾値
qL1より大きいか否かを判別し、大きい場合にはS−32
へ大きくない場合には、S−35へフローは分岐する。
S−35においては検出されたqの値が第10図に示した
閾値qL2より大きいか否かを判別し、大きい場合にはS
−37へ、大きくない場合にはS−36へ分岐する。
したがって、鮮鋭度qがqL1より小さく、qL2より大き
い時S−37において合焦とされる。また、鮮鋭度qがq
L1よりも大きい時には、S−32においてモータの駆動方
向Cを前述のフローで設定した駆動方向Aと逆の方向と
し、鮮鋭度qがqL2よりも小さい時には、S−36におい
てモータの駆動方向Cを前述で設定した駆動方向Aと同
じ方向とする。S−33においてC方向にモータを駆動
し、qの値がqL1或いはqL2に近づくほどモータ速度を遅
くなるように変更し、再びqの値の検出を行い、合焦と
判定されるまでS−28〜S−36のステツプをくり返す。
以上のような手順により光学系が合焦状態に達した後
の自動焦点合わせのフローを第12図を用いて説明する。
まず、合焦状態となった場合には直ちにモータの駆動
を停止する(S−38)。次いで像が動いている場合には
それに応じて検出領域を変更し(S−39)、前述の第9
図に示す様に鮮鋭度qを検出し(S−40)、像の動きに
応じてqを補正する(S−41)。尚、像が動いてなけれ
ば検出領域の変更は行われない。そして、鮮鋭度qがq
L1より小さくqL2より大きい状態ではS−38〜S−45を
くり返し、モータは停止しつづける。
この状態で被写体像と撮像光学系との間の距離が変化
し、鮮鋭度qがqL1より大きくなった場合にはS−43か
らS−44へフローは分岐し、前述のモータ駆動方向Aと
は逆の方向をモータ駆動方向Cとし(S−43)、S−44
において撮像光学系を合焦方向とは反対の非合焦となる
方向に移動する様モータを駆動する。
また、鮮鋭度qがqL2より小さくなった場合にはS−4
5からS−46へフローは分岐し、さらにS−46において
qが前述のq3よりも大きい場合には、S−47へフローは
分岐して、前述のモータ駆動方向Aと同じ方向をモータ
の駆動方向Cとして、S−44において、撮像光学系を合
焦方向に移動する様モータを駆動する。S−46において
qが前述のq3よりも小さい場合には、ぼけ量が大きい場
合あるいは被写体が他へ移った場合であるから再びスタ
ート(S−7)に戻って焦点合わせをやり直す。
したがって本実施例においては、被写体が第5図に示
す様な被写体の場合であっても常に確実に合焦動作を行
わせることが出来る。
本実施例において、撮像面上の被写体像が合焦になっ
て、撮像光学系を停止した後、光学系を駆動しないでも
ピントの合う方向の判断ができることにより、ビデオカ
メラ、TVカメラ等の連続して被写体を撮影する系におい
て、前後に動く被写体に対して追尾可能となり、ビデオ
カメラ等の自動合焦装置として好適である。
<発明の効果> 本発明に依れば合焦範囲内で鮮鋭度が最大となる位置
から所定の方向にずらして停止させ、該方向と鮮鋭度の
情報とから駆動方向を決定したので、従来の様に鮮鋭度
が最大となる位置に撮像光学系を駆動する方法に比して
駆動方向を直ちに決定することが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図,第2図は本発明の原理を説明するための図、 第3図(a),(b),(c)、第4図(a),
(b),(c)は鮮鋭度を検出するための本実施例の方
法を説明するための図、 第5図(a),(b),(c)は微細パターンを持つ被
写体を対象とした場合に合焦検出が困難であることを説
明するための図、 第6図は本発明の一実施例の構成を示す図、 第7図は第6図に示したΔI(+)回路4の構成を示す
図、 第8図は本発明の他の実施例の構成を示す図、 第9図は鮮鋭度qを検出するフローを示す図、 第10図は鮮鋭度qと閾値qL1,qL2との関係を示す図、 第11図,第12図はマイクロプロセツサ30の動作を説明す
るフローチヤートである。 1……撮像素子、 4……ΔI(t)算出回路、 30……マイクロプロセツサ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】撮像光学系により撮像面に結像された被写
    体像の鮮鋭度を検出する検出手段と、 前記検出手段によつて検出される前記鮮鋭度が大きくな
    る方向へ前記撮像光学系を駆動するとともに、合焦範囲
    内で前記鮮鋭度が最大となる位置から所定の方向にずら
    した位置に前記撮像光学系を停止させるとともに前記方
    向を記憶する第1の制御手段と、 前記撮像光学系の停止後、前記撮像光学系を駆動する
    際、前記検出手段により検出された前記鮮鋭度の情報と
    前記方向の情報とから前記撮像光学系の駆動方向を決定
    する第2の制御手段と、 を具備したことを特徴とする自動合焦装置。
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SG185345A1 (en) * 2010-05-26 2012-12-28 Hiok Nam Tay Auto-focus image system
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