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JPH085384B2 - 係留装置及びそれに使用する固定ブラケット並びに被係留体ロック装置 - Google Patents
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JPH085384B2 - 係留装置及びそれに使用する固定ブラケット並びに被係留体ロック装置 - Google Patents

係留装置及びそれに使用する固定ブラケット並びに被係留体ロック装置

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JPH085384B2
JPH085384B2 JP63186262A JP18626288A JPH085384B2 JP H085384 B2 JPH085384 B2 JP H085384B2 JP 63186262 A JP63186262 A JP 63186262A JP 18626288 A JP18626288 A JP 18626288A JP H085384 B2 JPH085384 B2 JP H085384B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、ローパーティション等の壁体に沿って、ワ
ゴンや移動台車あるいはチェアポータ等の被係留体を係
留し得るようにするための係留装置及びそれに使用する
固定ブラケット並びに被係留体ロック装置に関するもの
である。
[従来の技術] 従来、書類その他を収納しておくためのワゴンや、用
紙その他を運搬するための移動台車、あるいは、多数の
椅子を載せて運ぶためのチェアポータ等の被係留体は、
不使用時には、無造作に床上に放置されている。
[発明が解決しようとする課題] ところが、ワゴン等の被係留体をこのような状態で放
置しておくと、地震等の際に自走するおそれがあり危険
である。また、机を袖のないテーブル状のものにして適
宜共用し得るようにした所謂フリーアドレス方式を採用
しているオフィス等においては、机の袖に相当するワゴ
ンを各自が占有するようにしているが、このようなワゴ
ンについては、所定の箇所に鍵をかけてロックしておき
たいという要望がある。
そのため、例えば、ローパーティション等の壁体の下
端近傍部に係留バーを設け、この係留バーにワゴン等を
係留しておくことができるようにしたものが考えられて
いる。
ところが、係留バーの取付位置を単に壁体の特定場所
に限定してしまうと、バーが床面に対して傾斜する不都
合を生じることが予想される。その理由は、壁体を配置
する場合、一般に壁体の上面が水平になるようにアジャ
スタを介して壁体の上下位置調節を行なうので、各壁体
のアジャスタ調節量が異なったり、或いは、1つの壁体
であっても左右両端でのアジャスタ調節量が互いに異な
ったりすると、係留バーの床面に対する左右の取付高さ
が当然変わってくるからである。
また、ワゴン等の被係留体に鍵をかけるにしても、床
とワゴン底面の間の微小隙間を利用する等して、目立た
ない箇所にコンパクトにロック装置を設けるのが望まし
い。このため、係留バーとの位置関係が微妙になり、前
述したように係留バーが少しでも床面に対して傾斜して
いると、ワゴン等の被係留体を係留バーにうまく係合さ
せることができなくなるという不都合を生じることが考
えられる。
請求項1に係る発明では、このような予想を踏まえ、
ワゴン等の被係留体を壁体に沿って好適に固定しておく
ことの可能な係留装置を実現することを目的としてい
る。
また、請求項2に係る発明では、請求項1に係る発明
の構成要素を工夫して、係留状態を確実なものにし、同
時に取扱の便等を図ることを目的としている。
さらに、請求項3に係る発明では、請求項1記載の係
留バーに被係留体を、簡単な操作により円滑かつ確実に
係留しロックしておくことができ、しかも、そのロック
状態を必要に応じて解除することができるようにした被
係留体ロック装置を提供することを目的としている。
[課題を解決するための手段] 本発明は、かかる目的を達成するために、次のような
構成を採用したものである。
すなわち、請求項1に係る係留装置は、アジャスタを
介して床上に支持されたフック孔付きの複数の柱を有
し、それらの柱を介してパネル同士を接合してなる壁体
と、前記柱のフック孔に掛止させた固定ブラケットと、
この固定ブラケットに上下位置調節可能に取着されその
下端を床上に当接させた可動ブラケットと、可動ブラケ
ット間に架設した係留バーとを具備してなることを特徴
としている。
また、請求項2に係る固定ブラケットは、下向爪を所
望のフック孔に係合させた上板と、上向爪を前記フック
孔よりも下段のフック孔に係合させた下板と、面一な上
板と下板の側面に添接され上板および下板に対応する部
位にそれぞれねじ孔を有してなる共通のナットと、前記
上板および下板をそれぞれ貫通させて前記各ねじ孔に螺
着した対をなすねじ部材とを具備してなり、それらのね
じ部材により、前記可動ブラケットを前記上板および下
板に上下位置調節可能に締着し得るように構成したこと
を特徴としている。
さらに、請求項3記載の発明は、前述した係留バー
に、移動可能な被係留体を係留するための被係留体ロッ
ク装置であって、被係留体の後端部下面に突設され前記
係留バーに係合し得る突出位置から上方側へ退避動作可
能な係合爪と、この係合爪を突出位置方向に付勢する付
勢機構と、前記係合爪の先端に設けられ被係留体を壁体
方向に後退させる際に前記保留バーの前縁に摺接してそ
の後退動作を前記係合爪の上方への退避動作に変換する
カム面と、前記係合爪の上方への退避動作を阻害しない
ようにして設けられロック解除操作に伴わせて前記係止
爪を上方へ強制退避させるロック解除機構と、被係留体
における係止爪より前側の位置に設けられ前記係合爪が
係留バーに係合した段階での該被係留体の後退及び持上
がりを防止するストッパとを具備してなることを特徴と
するものである。
[作用] このような構成であれば、アジャスタの操作により柱
の高さが調節されて、固定ブラケットの床面に対する取
付位置が変わっても、可動ブラケットは固定ブラケット
に対して上下位置調節可能に取着することができるた
め、係留バーの両端を保持する可動ブラケットの位置調
節を個別に行なえば、係留バーに床面と平行な姿勢をと
らせることが可能である。しかも、取着状態は可動ブラ
ケットの下端を床上に当接させているので、かかる調節
は自ずとなされることになり、人為的な調節を必要とし
ない。
また、請求項2の発明によれば、固定ブラケットが上
板、下板、ねじ部材、ナットによって随時組立分解自在
に構成されて、壁体のフック孔に掛止されるので、必要
時と不必要時、或いは取付場所変更の際等の壁体に対す
る着脱が可能となる。しかも、取付けた状態では、固定
ブラケットの下向爪と上向爪がそれぞれフック孔の上下
段に引掛かって抜出不可能となるので、係留バーが両ブ
ラケットとともに壁体から一体に外れることはない。そ
して、上板と下板とは共通のナットにより締付けられる
ので、ねじ部材を弛めても側面に添接されたナットによ
って上下板の面一状態が保持される。このため、可動ブ
ラケットの上下移動を簡単に行なうことができる。
さらに、請求項3の発明によれば、被係留体を壁体方
向に後退させていくと、まず、係合爪の先端部に設けた
カム面が係留バーの前縁に当接する。その状態からさら
に被係留体を後退させると、そのカム面の案内作用によ
り係合爪が付勢機構の付勢力に抗して一時的に上方に退
避させられ、最終的に該係合爪が前記係留バーの後縁に
係合する。この状態では、被係留体の前進は係合爪によ
り阻止され、後退や持上げ方向の移動は、ストッパによ
り禁止される。そのため、被係留体は、確実に係留バー
に係留されロックされることになる。この状態で、ロッ
ク解除操作を行うと、ロック解除機構の働きにより係合
爪が強制的に上方に退避させられるため、係合爪と係留
バーとの係合が解除される。その結果、被係留体を前方
へ自由に移動させることが可能となる。
[実施例] 以下、本発明の一実施例を第1図〜第7図を参照して
説明する。
この実施例の適用される壁体1は、第1図〜第4図に
示すように、全面に多数のフック孔11aを形成した角形
パイプ状の柱11をアジャスタ11bによって床S上に支持
させ、これらの柱11を介してパネル13同士を接合させて
いる。接合の際に、隣接するパネル13、13の接合部から
前記フック孔11aが全面へ表出するように、パネル13同
士の端面は完全には接合されておらず、若干の隙間が設
けてある。また、アジャスタ11bは、常に各パネル13の
上面が水平となるように、各部の柱11の高さを調整し得
るようになっている。
一方、前記柱11のフック孔11aには、第5図中実線で
示す固定ブラケット2を組立てて掛止することができる
ようにしている。この固定ブラケット2は、下向爪21a
および一対のボルト挿通孔21b、21cを有した上板21と、
上向爪22aおよび一対のボルト挿通孔22b、22cを有した
下板22と、面一な上板21と下板22の側面に添接され上板
21および下板22のボルト挿通孔21b、22b(或いは21c、2
2c)に対応する部位にそれぞれねじ孔23a、23bを有して
なる共通の板状ナット23と、前記上板21および下板22の
ボルト挿通孔21b、22b(或いは21c、22c)をそれぞれ貫
通させて前記各ねじ孔23a、23bに螺着し得る対をなすね
じ部材24、24とによって構成される。
そして、この固定ブラケット2を次のようにして前記
柱11のフック孔11aに掛止させるようにしている。すな
わち、第2図〜第4図に示すように、下向爪21aを所望
のフック孔11aに係合させるとともに上向爪21を前記フ
ック孔11aよりも下段のフック孔11aに係合させ、上下両
板21、22の端面同士を当接させる。この状態で、これら
の一側面に前記ナット23を添接し、他側面から挿入した
ボルト24でこれらを一体に締付ける。これにより、固定
ブラケット2全体が、両フック孔11aに対して抜出およ
び上下移動不能に固定される。
また、この固定ブラケット2には、下端31を床S上へ
当接させた状態で可動ブラケット3を取着できるように
している。可動ブラケット3は、第5図中二点鎖線で示
すように、上下方向に延びる一対の長孔32、32を有した
側面視長靴状のもので、固定ブラケット2の上下両板2
1、22の他側面に添接される。そして、長孔32、32の適
宜位置にボルト24、24をそれぞれ挿通させ、固定ブラケ
ット2を締付ける際に該固定ブラケット2に一体に締込
まれるようにしてある。換言すれば、ボルト24を長孔32
内のどの位置で固定させるかによって、固定ブラケット
2に対して可動ブラケット3の上下位置を調節すること
が可能となる。このため、長孔32の縦寸法、および各一
対のボルト挿通孔21b−21c、22b−22c、23a−23b間の間
隔は、柱11のフック孔11aのピッチに略対応させてあ
る。すなわち、可動ブラケット3の上下位置調節をどの
ように行なっても、必ずボルト24、24を上下何れかの各
ボルト挿通孔を貫通させて締付けることができるように
するためである。
この可動ブラケット3には、その突出端部と、他の対
をなす可動ブラケット3の突出端部との間に、係留バー
4が溶接により架設されている。係留バー4は、横断面
が楕円状をなす円柱状のもので、可動ブラケット3の下
端31を床S上へ当接させた際に、パネル13よりも所定寸
法だけ前面であって、かつ、床面Sよりも所定寸法だけ
高い位置に配されるようにしている。すなわち、上述し
た可動ブラケット3の固定ブラケット2への取着は、第
1図にも示すように、係留バー4を保持する左右の可動
ブラケット3、3をそれぞれ固定ブラケット2、2を介
して各対応する柱11、11のフック孔11aに同時に掛止す
るようにしており、さらに、壁体1の終端をなす柱11
(第1図中右側の柱)以外の柱11には、可動ブラケット
3が二枚つづり締着されるが、これらは、上述した固定
ブラケット2を共有させて、その一つに締込むようにし
ている。
なお、この係留装置の一使用例を第6図に示す。同図
は、フリーアドレス方式を採用したオフィスにおいて、
各自の占有するワゴン5を、退社等の不使用時にテーブ
ル6の下に収容し、本実施例の係留装置にロック状態で
係留しておくことができるようにしたものである。フリ
ーアドレス方式とは、ワゴン5を取出して袖のないテー
ブル状の机(図示省略)の袖部に挿入することにより、
不特定多数の机に対し、各自が何れの机にも業務に応じ
て自由に着座できるようにしたオフィス形態である。し
たがって、不使用時には机を開放しておかなければなら
ず、このため、例えばワゴン5を図示の如く、上面13a
を水平にして保持して設置したパネル13に沿ってまとめ
て係留しておく必要が生じる。
第7図は、係留装置に被係留体であるワゴン5が係留
された状態を示している。すなわち、前述したような構
成を備えてなる係留装置に対し、ワゴン5には、収納位
置に配された際に、前記係留バー4の下方に突出されて
ワゴン5を上方へ持上げることを禁止するストッパ51
と、収納位置に配されてキー操作が行なわれた際に、前
記係留バー4の背後に垂下してワゴン5の前方への抜出
を禁止する昇降ロッド52とが設けられている。ワゴン5
には、このために、キー操作によりクランク54の軸部55
を回転させる錠53が設けてあり、このクランク54の回転
により前記昇降ロッド52が昇降し得るようになってい
る。すなわち、錠53に挿入した図示しないキーを非ロッ
ク位置にセットすると、前記昇降ロッド52が、前記係留
バー4と干渉しない高さにまで退避する。逆に、キーを
ロック位置にまわすと、昇降ロッド52が、第7図に示す
ような突出位置にまで降下し、係留バー4と係合可能と
なる。
しかして、以上のような使用例に対して、前述した構
成の保留装置であれば、アジャスタ11bの調節により固
定ブラケット2の床面Sに対する取付位置が変わって
も、可動ブラケット3は固定ブラケット2に対して上下
位置調節可能に取着することができるため、係留バー4
の両端で個別にその位置調節を行なうことにより、係留
バー4に常に床面Sと平行な姿勢をとらせることが可能
である。したがって、仮に床面Sが傾斜していたとして
も、収容した際にワゴン5の水平バー51と前記係留バー
4との位置関係は常に適切な状態に保持されることにな
る。しかも、係留バー4は可動ブラケット3の下端31を
床S上に当接させることによって自ずと一定の高さの位
置に配されるので、人為的な調節を必要とせず、取扱い
が極めて便利なものとなる。
また、固定ブラケット2が第5図に示したようなもの
であれば、固定ブラケット2が上板21、下板22、ボルト
24、ナット23によって随時組立分解自在に構成されて、
壁体1のフック孔11aに掛止されるので、必要時と不必
要時、或いは取付場所変更の際等の壁体1に対する着脱
が容易となる。しかも、取付けた状態では、固定ブラケ
ット2の下向爪21aと上向爪22aがそれぞれフック孔11a
の上下段に引掛かって抜出不可能となり、係留バー4が
固定ブラケット2とともに壁体1から一体に外れること
はない。したがって、ワゴン5を保留してキー操作をす
れば、ロック状態を確実なものにしておくことができ
る。
さらに、可動ブラケット3と固定ブラケット2とは共
通のボルト24およびナット23により締付けられるので、
部品点数が少なくて済み、しかも、ボルト24を弛めても
側面に添接されたナット23によって上下両板21、22の面
一状態が保持されるので、可動ブラケット3の上下位置
調節を簡単に行なうことができるものである。
第8図〜第10図は、前記係留装置に被係留体たるワゴ
ン105をロック状態で係留するための他の実施例を示し
たものである。すなわち、この実施例における被係留体
ロック装置は、ワゴン105の本体151における後端部下面
に突設した係合爪101と、この係合爪101を突出位置方向
に付勢する付勢機構102と、前記係合爪101の先端に設け
たカム面103と、ロック解除操作に伴わせて前記係合爪1
01を上方へ強制退避させるロック解除機構104と、ワゴ
ン105における係合爪101より前側の位置に設けたストッ
パ106とを具備してなる。
ワゴン105の本体151は、底板152、左右の側板153、背
面板154、及び天板155を備えてなるボックス形のもの
で、その側板153間に引出し156を有している。底板152
は、水平板部152aの周縁に垂直折曲板部152bを有した偏
平筐形のもので、その下面にはキャスタ157が装着して
あり、床S上を水平に走行し得るようになっている。
係合爪101は、例えば、第8図及び第9図に示すよう
に、天井片111の両縁に爪片112を一体に形成してなるも
ので、それら両爪片112の先端近傍部には、前記係留バ
ー4の後縁に係合する係合段部113を有している。そし
て、この係合爪101は、その基端部を支軸114を介して前
記底板152に固着したブラケット115に軸着することによ
って、上方側へ退避動作し得るようにしてある。係合爪
101の先端には、カム面103が形成してある。このカム面
103は、ワゴン105を壁体1方向に後退させる際に、前記
係留バー4の前縁4aに摺接して、その後退動作を前記係
合爪101の上方への退避動作に変換するためのもので、
前記両爪片112の先端を斜めに切除することにより形成
してある。しかして、付勢機構102に付勢されて係合爪1
01が第8図に実線で示す突出位置に保持されている場合
には、このカム面103の上縁103aが係留バー4よりも高
く、下縁103bが係留バー4よりも低くなるように設定し
てある。
付勢機構102は、例えば、前記係合爪101の基端と、前
記ブラケット115との間に、引張りコイルスプリング121
を介設してなる。
ロック解除機構104は、ワゴン105の背面板154の内面
に沿って設けた昇降ロッド141と、この昇降ロッド141の
上端に連設したクランク142と、キー143によるロック解
除操作に伴わせてこのクランク142を回転させる錠144と
を具備してなるもので、前記錠144は、その鍵穴144aを
前面に表示させてワゴン105の天板155の前部に固設して
ある。昇降ロッド141の下端部は、前記係合爪101の天井
片111の先端近傍部に穿設した貫通孔111aに挿通させて
あり、その貫通端にピン145により抜け止めされたワッ
シャ146を設けている。そして、キー143をロック位置に
保持している際に、前記昇降ロッド141が下死点に保持
され、この昇降ロッド141のワッシャ146に係止されて前
記係合爪101が第8図に実線で示す所定の突出位置に保
持されるようになっている。一方、キー143をロック解
除位置にまで回動させると、前記クランク142が回転し
て前記昇降ロッド141が上死点にまで上昇し、前記係合
爪101が第8図に想像線で示す退避位置にまで持ち上げ
られるように設定してある。
ストッパ106は、ワゴン105の底板152の下面から垂下
させた垂下片161と、この垂下片161の下端から後方へ水
平に延出させた水平片162とを具備してなるもので、前
記水平片162は、前記係留バー4の下側に潜り込み得る
ようになっている。そして、前記垂下片161の後面に
は、前記係留バー4の前縁4aに弾設するゴム製のクッシ
ョン材163が設けてある。
このような構成のロック装置であれば、錠144を非ロ
ック位置にセットしている場合には、昇降ロッド141が
下死点に位置しており、係合爪101は、所定の突出位置
に係止されている。この状態で、ワゴン105を壁体1方
向に後退させていくと、まず、係合爪101の先端部に設
けたカム面103が係留バー4の前縁4aに当接する。その
状態からさらにワゴン105を後退させると、そのカム面1
03の案内作用により係合爪101がコイルスプリング121の
弾性付勢力に抗して一時的に上方に退避させられ、最終
的に、第8図で実線で示すように、該係合爪101が前記
係留バー4の後縁4bに係合する。この状態では、ワゴン
105の前進は係合爪101により阻止され、また、ワゴン10
5の後退や持上げ方向の移動は、ストッパ106により禁止
される。そのため、ワゴン105は、確実に係留バーに係
留されロックされることになる。この状態で、鍵孔144a
にキー143を挿入してロック解除操作を行うと、クラン
ク142が回転して昇降ロッド141が上方へ移動する。その
結果、この昇降ロッド141の下端に設けたワッシャ146に
より、係合爪101の先端側が上方に引上げられ、該係合
爪101が、第8図に想像線で示すように、退避動作を行
う。そのため、該係合爪101と、係留バー4との係合が
強制的に解除される。その結果、ワゴン105を前方へ自
由に移動させることが可能となる。
第11図〜第14図は、被係留体ロック装置の他の実施例
を示している。このロック装置は、係合爪201、付勢機
構202及びロック解除機構204の一部が前記実施例のもの
とは異なっている。すなわち、この実施例では、ロック
解除機構204の昇降ロッド241の下端部に、合成樹脂製の
係合爪201を上下摺動可能に保持させている。係合爪201
は、天井片211と、この天井片211の前縁から垂下させた
前片212と、これら天井片211及び前片212の両側縁に設
けた側片213とを一体に成形したもので、その天井片211
の中央に前記昇降ロッド241に摺動可能に外嵌されるボ
ス部214を有している。そして、前記両側片213の後縁に
は、前縁203aが後縁203bよりも高くなる下向き傾向のカ
ム面203を形成している。なお、この実施例の昇降ロッ
ド241は、例えば、横断面四角形をなしており、前記係
合爪201が水平面内で回転することがないようにしてあ
る。しかして、この昇降ロッド201自体も回転しないよ
うに、その上端折曲部を固定ブラケット247に設けた長
孔247aにより案内するようにしている。そして、この昇
降ロッド241の下端に、下ワッシャ246を抜止めピン245
により下方への移動を禁止した状態で設け、下ワッシャ
246で前記係合爪201を突出位置に係止するようにしてい
る。この実施例の付勢手段202は、前記昇降ロッド241の
前記下ワッシャ246よりも所定距離だけ上方に抜け止め
ピン222を設けこの抜け止めピン222と前記係合爪201と
の間に上ワッシャ223と中ワッシャ224とを摺動可能に設
けている。そして、この上ワッシャ223と前記係合爪201
のボス214に当接した中ワッシャ224との間に圧縮コイル
スプリング221を該昇降ロッド241に巻装して介設したも
のである。なお、前記第11図〜第14図において、前記実
施例と同様な部分には、同一の符号を付して説明を省略
する。
このような構成のものであれば、錠144を非ロック位
置にセットしている場合には、昇降ロッド241が下死点
に位置しており、係合爪201は、所定の突出位置に係止
されている。この状態で、ワゴン105を壁体1方向に後
退させていくと、まず、係合爪201の先端部に設けたカ
ム面203が係留バー4の前縁4aに当接する。その状態か
らさらにワゴン105を後退させると、第12図に示すよう
に、そのカム面103の案内作用により係合爪201がコイル
スプリング221の弾性付勢力に抗して一時的に上方に退
避させられ、最終的に、第11図に示すように、該係合爪
201が前記係留バー4の後縁4bに係合する。この状態で
は、ワゴン105の前進は係合爪201により阻止され、ま
た、ワゴン105の後退や持上げ方向の移動は、ストッパ1
06により禁止される。そのため、ワゴン105は、確実に
係留バーに係留されロックされることになる。この状態
で、鍵孔144aにキー143を挿入してロック解除操作を行
うと、クランク142が回転して昇降ロッド241が上方へ移
動する。その結果、この昇降ロッド241の下端に設けた
ワッシャ246により、係合爪201の先端側が上方に引上げ
られ、該係合爪201が昇降ロッド241と伴に真上に退避動
作を行う。そのため、該係合爪101と、係留バー4との
係合が強制的に解除される。その結果、ワゴン105を前
方へ自由に移動させることが可能となる。
以上、本発明の実施例について説明したが、可動ブラ
ケットと固定ブラケットを構成する各要素の組付の位置
関係は図示実施例に限定されるものではない。
また、被係留体は、ワゴンに限られるものではなく、
移動台車やチェアポータ等であってもよい。
さらに、被係留体ロック装置の構成も、以上の実施例
に限られるものではなく、例えば、ワゴンの下面に弾性
変形可能な帯状の鋼材の基端を片持的に固着し、その鋼
材の自由端側に係合爪を一体に形成してもよい。このよ
うにすれば、前記鋼材に、前記係合爪を退避動作可能に
保持する保持部材としての役割と、該係合爪を突出位置
方向に付勢する付勢機構としての役割を兼ねさせること
が可能となる。
その他、実施例の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が
可能である。
[発明の効果] 請求項1に係る発明は、可動ブラケットを固定ブラケ
ットに対して上下位置調節可能に設け、しかも、係留バ
ーの位置調節が可動ブラケットの下端を床上へ当接させ
ることによって自ずとなされるようにした構成により、
可動ブラケットを介して係留バーを固定ブラケットに簡
単かつ適切な位置に固定できるようにした係留装置を提
供することができる。
また、請求項2に係る発明は、上板、下板、ねじ部
材、ナットによって随時組立分解自在にした構成によ
り、着脱容易であって取扱の便を図った固定ブラケット
を提供することができる。しかも、このものは、フック
孔に一旦固定されれば上下の爪によって抜出不可能とな
るので、被係留体の係留を確実なものにしておくことが
できる。また、両ブラケットを共通のねじ部材およびナ
ットによって締付けるので、部品点数が少なくて済み、
可動ブラケットの上下位置調節もねじ部材を弛めて簡単
に行なうことができる。
さらに、請求項3の発明によれば、被係留体を壁体方
向に押圧するだけで、カム面の案内作用によって係合爪
が一時的に上方に退避動作を行い、係留バーの後縁に係
合することになる。そして、その係合状態においては、
該係合爪とストッパとの協働により、前後及び上方への
持上げが禁止されることになる。そのため、きわめて簡
単な操作により、被係留体を円滑に係留バーに係留し、
所要のロック解除操作を行うまでは、確実にロックして
おくことができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第5図は請求項2に係る発明を請求項1に係る
発明に適用した場合の一実施例を示し、第1図は一部を
破断して示す斜視図、第2図は部分的な平面図、第3図
は第2図の側面図、第4図は第2図の正面図、第5図は
固定ブラケットの分解図である。また、第6図および第
7図は本発明の一使用例を示し、第6図は使用状態を示
す斜視図、第7図は係留状態を示す側面図である。第8
図〜第10図は、請求項3記載の発明に係る一実施例を示
し、第8図は第7図相当の側面図、第9図は要部を示す
拡大斜視図、第10図は概略的な斜視図である。第11図〜
第14図は同発明の他の実施例を示し、第11図は側面図、
第12図は作用説明図、第13図は要部を示す拡大斜視図、
第14図は概略的な斜視図である。 1……壁体、2……固定ブラケット 3……可動ブラケット、4……係留バー 11……柱、11a……フック孔 11b……アジャスタ、13……パネル 21……上板、21a……下向爪 22……下板、22a……上向爪 23……ナット、23a、23b……ねじ孔 24……ねじ部材 101……係合爪、102……付勢機構 103……カム面、104……ロック解除機構 105……被係留体(ワゴン) 106……ストッパ、151……本体 201……係合爪、202……付勢機構 203……カム面、204……ロック解除機構

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アジャスタを介して床上に支持されたフッ
    ク孔付きの複数の柱を有し、それらの柱を介してパネル
    同士を接合してなる壁体と、前記柱のフック孔に掛止さ
    せた固定ブラケットと、この固定ブラケットに上下位置
    調節可能に取着されその下端を床上に当接させた可動ブ
    ラケットと、可動ブラケット間に架設した係留バーとを
    具備してなることを特徴とする係留装置。
  2. 【請求項2】請求項1の係留装置に使用する固定ブラケ
    ットであって、下向爪を所望のフック孔に係合させた上
    板と、上向爪を前記フック孔よりも下段のフック孔に係
    合させた下板と、面一な上板と下板の側面に添接され上
    板および下板に対応する部位にそれぞれねじ孔を有して
    なる共通のナットと、前記上板および下板をそれぞれ貫
    通させて前記各ねじ孔に螺着した対をなすねじ部材とを
    具備してなり、それらのねじ部材により、前記可動ブラ
    ケットを前記上板および下板に上下位置調節可能に締着
    し得るように構成したことを特徴とする固定ブラケッ
    ト。
  3. 【請求項3】請求項1記載の係留バーに、移動可能な被
    係留体を係留するための被係留体ロック装置であって、
    被係留体の後端部下面に突設され前記係留バーに係合し
    得る突出位置から上方側へ退避動作可能な係合爪と、こ
    の係合爪を突出位置方向に付勢する付勢機構と、前記係
    合爪の先端に設けられ被係留体を壁体方向に後退させる
    際に前記係留バーの前縁に摺接してその後退動作を前記
    係合爪の上方への退避動作に変換するカム面と、前記係
    合爪の上方への退避動作を阻害しないようにして設けら
    れロック解除操作に伴わせて前記係止爪を上方へ強制退
    避させるロック解除機構と、被係留体における係止爪よ
    り前側の位置に設けられ前記係合爪が係留バーに係合し
    た段階での該被係留体の後退及び持上がりを防止するス
    トッパとを具備してなることを特徴とする被係留体ロッ
    ク装置。
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