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JPH086438B2 - タイルパネル - Google Patents
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JPH086438B2 - タイルパネル - Google Patents

タイルパネル

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JPH086438B2
JPH086438B2 JP4297028A JP29702892A JPH086438B2 JP H086438 B2 JPH086438 B2 JP H086438B2 JP 4297028 A JP4297028 A JP 4297028A JP 29702892 A JP29702892 A JP 29702892A JP H086438 B2 JPH086438 B2 JP H086438B2
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adhesive
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hollow panel
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悟 渡辺
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Gantan Beauty Industry Co Ltd
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Gantan Beauty Industry Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は建物の外装材として用い
られるところの、タイルと中空パネルが一体に組み合わ
されたタイルパネルに関し、中空パネルと焼物のタイル
との接着剤による組み付けを、中空パネルに各タイルを
上下二箇所でそれぞれ係合・受支した関係の状態に行え
るようにして、工場施工はもとより、現場施工において
も、タイル表面角度が均一化されて外観意匠が優れてい
るものに作業性良く容易に施工することができるもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来のタイルパネルには、例えば、特開
平2-194249号公報に提案されているもの(図6のA参
照)、実公平1-24277 号公報に提案されているもの(図
6のB参照)、特公昭62-6988 号公報に提案されている
もの(図6のC参照)がある。
【0003】図6の(A)のタイルパネルは、パネル50
表面とタイル51裏面との間に接着剤52を介在させると共
に、パネル50表面の係止爪53にタイル51裏面の係止溝54
を係止させて、この係止爪53と係止溝54との間の空間55
に前記接着剤52を流動させて介在せしめている構成のも
のであるため、次の問題がある。
【0004】現場でパネル50にタイル51を固定して施工
する場合、パネル50表面の係止爪53にタイル51裏面の係
止溝54を係止させるが、両者の係合・受支関係が、係止
爪53上縁部と同上縁部上側の係止溝54部分とによる一箇
所であるため、接着剤が乾燥固化するまでの間、タイル
の自重等による動きを阻止できず、タイル表面角度が不
均一になりやすい構造上の問題がある。また、パネル50
における係止爪53下側の表面に接着剤52を塗布するが、
その際、塗布量が増減しやすくて均一でないこと、塗布
位置が狂いやすく一定でないこと等の理由により、所定
の接着力を得られなかったり、接着剤52がタイル51下縁
から食み出たりする。特に、接着力の不足はタイル51の
脱落という重大な問題の発生につながるため、塗布量は
多めになりがちで、前記の食み出しが顕著となり、外観
の意匠を整えるのに、食み出した余分な接着剤を取り除
く作業を要求されている。しかも、食み出した接着剤を
除くのに大変な手間がかかり、完全に取り除くのはなか
なか困難であって、ほとんど不可能であり、コスト高に
なる。
【0005】図6の(B)のタイルパネルは、パネル60
表面に接着剤62を塗布しておいて、このパネル表面の蟻
溝61と対応する蟻突条64を形成したタイル63を全面接着
させて固定している構成のものであるが、次の問題を抱
えている。
【0006】蟻溝61と蟻突条64の係合・受支関係が、前
記(A)のものと同様に一箇所であるため、接着剤が乾
燥固化するまでの間、タイルの自重等による動きを阻止
できず、タイル表面角度が不均一になりやすい構造上の
問題がある。また、現場施工では接着剤62の塗布量が増
減しやすくて均一でないため、隣り合うタイル間の隙間
に接着剤が食み出してしまうことがあり、これを隠すた
めに目地処理を必須としている。しかも、タイル63は焼
物であるから蟻突条64の端面形状が一定であるとは考え
難いため、この蟻突条64端面に鏝の働きを求めて、接着
剤を均一化しようとしても、仮に蟻突条64が大きかった
場合には、前記蟻溝61に沿いスライドさせると鏝の作用
とは反対に箆として働いて、接着剤62が掻き取られてし
まい、接着力を得られないことになる。また、蟻突条64
が小さい場合では、接着剤62を均一化し得ない部分がで
きて接着力が低下することになる。
【0007】また、タイルの蟻突条64の端面形状が一定
であったとしても、接着剤62を均一化するだけで、蟻突
条64端面と接着面との間隔が0〜マイナスになり接着力
が低下することになる。
【0008】図6の(C)のタイルパネルは、パネル70
表面に凹溝71を上下平行状に、タイル72裏面に前記上下
凹溝71と嵌合する突片73を上下平行状に、それぞれ形
成すると共に、このパネル70にタイル72を接着剤74で全
面接着している。このタイルパネルも接着剤74を介した
凹溝71と突片73との嵌め合い構造および全面接着である
ことによる次の問題がある。
【0009】パネル70とタイル72は上下二箇所で嵌め合
わされるが、接着剤74を介した遊合状の嵌め合い関係で
あるため、接着剤74が乾燥固化するまでの間、タイル72
の自重等による動きを阻止できず、その表面角度が不均
一になることがある。また、前二者と同様に、現場施工
では接着剤74の塗布量が増減しやすくて均一でないた
め、パネル70表面に全面接着された隣り合うタイル72間
の隙間は、接着剤74で形良く埋められた箇所と、接着剤
74が食み出ている箇所と、そのまま空いている箇所がで
きてしまい、意匠上甚だ問題である。しかも、食み出し
た接着剤74を除くのに大変な手間がかかり、完全に取り
除くのはなかなか困難であって、ほとんど不可能であ
り、コスト高になる。また、食み出した接着剤74を除く
際に、タイル72表面を汚してしまうこともある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする課題
は、パネルとタイルの係合関係に起因するタイル表面角
度の問題、そして現場施工する場合に、接着剤の塗布量
が増減しやすくて均一でないために、接着剤が食み出し
たり、隙間が空いたり、意匠上の問題がある点、食み出
した接着剤を除くか、目地処理して隠すか等の大変な手
間がかかる点、焼物であるタイルの形状寸法のバラツキ
により、接着力が低下したり失われたりすることであ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は前記の課題を達
成するため、タイルの裏面に上下に平行状の複数の下向
き鉤形状係合突部を形成し、中空パネルの表面に前記係
合突部に対応して同係合突部を係合状態にそれぞれ受支
する上向き鉤形状係合顎部を上下に平行状に形成し、こ
のタイルの係合突部と中空パネルの係合顎部を係合させ
ると共に、中空パネルの係合顎部間の溝部に接着剤を介
在させて、この溝部内に係合突部を接着して、前記の係
合状態に固定したことを特徴とする。
【0012】また、本発明は、接着剤を、前記溝部にお
けるタイルの下側の係合突部上面側と中空パネルの係合
顎部下面側との間に介在させたことを特徴とする。
【0013】また、本発明は、接着剤を、前記溝部にお
けるタイルの下側の係合突部裏面側と中空パネルの係合
顎部間の表面部分との間に介在させたことを特徴とす
る。
【0014】また、接着剤の一部は、タイルにおける上
下の係合突部間の凹部と、中空パネルの係合顎部との間
まで介在しても良い。さらに、接着剤は、タイル、中空
パネルのどちらに塗布しても良いが、工場施工では中空
パネル側の方が自動塗布装置により塗布箇所および塗布
量を管理しながら塗布し得る点で有利であり、現場施工
ではタイル側の方が塗布量および塗布位置の管理面で有
利である。
【0015】タイルはセラミックを含む公知の部材から
適宜選択される。中空パネルは押出形材、セメントパネ
ル、その他の公知のものであり、接着剤はモルタル等の
公知のものである。
【0016】
【作用】タイル裏面の上下の下向き鉤形状係合突部がそ
れぞれ係合している中空パネル表面の上向き鉤形状係合
顎部間の溝部に接着剤を介在させて、この溝部内に係合
突部を接着して、前記の上下の係合・受支状態に固定し
てあるため、現場施工の場合のように、接着剤の塗布量
が増減しやすくて均一でなくとも、余分な接着剤が食み
出すようなことがない。したがって、従来のもののよう
に、食み出した接着剤を除く大変手間がかかる作業は一
切なくなり、また、タイル表面を汚すようなこともない
ので、作業性良好であると共に、外観意匠が優れてい
る。
【0017】タイルは上下の下向き鉤形状係合突部が中
空パネルの上向き鉤形状係合顎部にそれぞれ係合・受支
されていて、且つ、この係合・受支状態に接着剤で固定
されているため、タイルの上部は上側の係合・受支箇所
に、タイル下部は下側の係合・受支箇所に、それぞれ位
置決定され、タイル表面角度を均一に仕上げることがで
きる。
【0018】また、本発明は、接着剤を、溝部における
タイルの下側の係合突部上面側と中空パネルの係合顎部
下面側との間に介在させてあるため、接着剤の接着力が
低下しても、固形化した接着剤がタイルの動きを牽制し
て、係合突部と係合顎部を係合・受支状態に保持して働
き、タイルは浮き上がらず外れない。しかも、焼物のタ
イルにおける係合突部の高さ寸法のバラツキを、接着剤
で調整できて、接着固定状態の仕上がりを均一化するこ
とができる。
【0019】また、本発明は、接着剤を、溝部における
タイルの下側の係合突部裏面側と中空パネルの係合顎部
間の表面部分との間に介在させてあるため、焼物のタイ
ルにおける係合突部の高さ寸法のバラツキを、接着剤で
調整できて、接着固定状態の仕上がりを均一化すること
ができる。
【0020】
【実施例】図1および図2には本発明のタイルパネルの
第1実施例を例示しており、タイル1と中空パネル2の
一部に接着剤3を介在させて組み付けて構成している。
【0021】タイル1は横長矩形状のブロックで、上縁
部にはタイル厚さ分の段部4を形成すると共に、この段
部4の裏面側に突出部5を上向きに突設形成し、且つ、
下縁部裏面側には前記突出部5と対応する段部6を凹設
形成している。そして、タイル1の裏面側には上下に平
行状の上係合突部7と下係合突部8を形成し、この上下
の係合突部7,8における下面部分7a,8a はそれぞれ断
面下向き鉤形状に形成してある。
【0022】このタイル1は上下の係合突部7,8を中
空パネル2の上係合顎部9と下係合顎部10にそれぞれ係
合し、中空パネル2に対して係合・受支された状態にし
てある。
【0023】中空パネル2は長尺状の中空押出成形材
で、上端部には上側のタイルパネルにおける中空パネル
2との接続用凸状継部11を、下端部には下側のタイルパ
ネルにおける中空パネル2との接続用凹状継部12を、そ
れぞれ形成している。中空パネル2の表面側にはタイル
1の上下の係合突部7,8に対応して受支する上係合顎
部9と下係合顎部10を上下に平行させて多数列形成して
いる。この上下の係合顎部9,10は上面部分9a,10aをそ
れぞれ断面上向き鉤形状に形成しており、上向き鉤形状
の上面部分9a,10aには下向き鉤形状の下面部分7a,8a が
それぞれ係合している。
【0024】そして、上下の係合顎部9,10間の溝部13
に遊嵌状の下係合突部8における上面部分8bと上係合顎
部9における下面部分9bとの間の遊び空間aには接着剤
3を介在させて、この接着剤3の接着力で溝部13内に下
係合突部8を接着固定すると共に、固体としての接着剤
3によりタイル1の上方への動きを阻止して、上係合突
部7と上係合顎部9を、下係合突部8と下係合顎部10
を、それぞれ係合・受支状態に固定し、中空パネル2か
らタイル1が外れ落ちないようにしてある。
【0025】また、接着剤3の一部は、タイル1におけ
る上下の係合突部7,8間の凹部14の底部分14a と中空
パネル2における上係合顎部9の外面部分9cとの間の隙
間bに介在して、その接着力によりタイル1と中空パネ
ル2を接着固定している。
【0026】次に、前記した第1実施例のタイルパネル
の組み付けを工場で行う場合について説明する。先ず、
図5に例示した自動塗布装置15で中空パネル2に接着剤
3を塗布する。自動塗布装置15は、中空パネル2を搬送
するコンベア16と、コンベア16で移動される中空パネル
2における各上係合顎部9下縁上に位置する自動ガン17
と、各自動ガン17にメルト状接着剤3を供給する接着剤
供給要素18と、自動ガン17のソレノイドバルブ19と接着
剤供給要素18とに接続している圧縮空気供給要素20と、
自動ガン17手前のコンベア16脇に位置して、自動ガン17
に向けて移動中の中空パネル2端部を検出するセンサー
21と、ソレノイドバルブ19およびセンサー21と連絡して
いて、センサー21から中空パネル2端部を検出したこと
の出力を受けてソレノイドバルブ19に開弁動作を一定時
間出力するタイマー22からなり、接着剤3を一定箇所に
一定量塗布可能に構成してある。
【0027】この自動塗布装置15を用いて、中空パネル
2における各上係合顎部9の外面部分9cから下面部分9b
にかかるコーナーに沿い接着剤3を定量塗布する。塗布
量は、焼物であるタイル1における下係合突部8の形状
寸法のバラツキを考慮して、組み付け時に接着剤が遊び
空間aの全部に介在し得るように、多少多めに設定して
いる。
【0028】そして、タイル1を下側から上側に組み付
ける施工法では、タイル1を上端部の突出部5が中空パ
ネル2側に傾いた状態で、先ず上係合突部7を上係合顎
部9に係合させる。と同時に、タイル1下部を中空パネ
ル2側に押して、凹部14で接着剤3を下面部分9b側に流
動させ、下係合突部8を下係合顎部10に係合すると共
に、この下係合突部8の上面部分8bと上係合顎部9の下
面部分9bとの間の遊び空間a全部に接着剤3を、余分な
接着剤3は上係合顎部9の外面部分9cと凹部14の底部分
14a との間の隙間bに、それぞれ介在させて、タイル1
を中空パネル2に係合・受支状態に接着し且つ固定す
る。
【0029】次に、上側のタイル1を中空パネル2に同
様の手順を経て係合・受支状態に接着・固定し、これを
繰り返して下側から上側に順次組み付ける。
【0030】また、上側から下側に組み付ける施工法で
は、中空パネル2の上側からタイル1を前記と同様の手
順を経て係合・受支状態に接着・固定し、これを繰り返
して上側から下側に順次組み付ける。
【0031】これにより、タイル1の表面側に余分な接
着剤3が食み出すようなことがないので、食み出した接
着剤3を除く大変手間がかかる作業は一切なくなり、ま
た、タイル1表面を汚すようなこともないので、作業性
良好であると共に、外観意匠が優れている。
【0032】タイル1は上下の係合突部7,8が中空パ
ネル2の上下の係合顎部9,10にそれぞれ係合・受支さ
れていて、且つ、この係合・受支状態に接着剤3で固定
されているので、タイル1の上部は上側の係合・受支箇
所に、タイル1下部は下側の係合・受支箇所に、それぞ
れ位置決定され、タイル1の表面角度を均一に仕上げる
ことができる。
【0033】また、接着剤3が、溝部13におけるタイル
1の下係合突部上面部分8bと中空パネル2の上係合顎部
下面部分9bとの間の遊び空間aに介在しているので、接
着剤3の接着力が低下しても、固形化した接着剤3がタ
イル1の上側への動きを牽制して、上下の係合突部7,
8と上下の係合顎部9,10を係合・受支状態に保持して
働き、タイル1は浮き上がらず外れない。しかも、焼物
のタイル1における係合突部7,8の高さ寸法のバラツ
キを、隙間b側に流動して介在する接着剤3で調整でき
て、接着固定状態の仕上がりを均一化することができ
る。
【0034】また、タイル1の組み付けを、上側あるい
は下側のいずれからでも行うことができ、組み付け作業
の融通性が優れている。そして、工場施工時に、中空パ
ネル2への接着剤3の塗布を、自動塗布装置15により塗
布箇所および塗布量を管理しながら塗布できるので、タ
イル1の形状に応じて塗布量を増減して、最適な塗布量
に調整することができる。さらに、塗布量を均一にでき
るので、必要以上に接着剤を塗布せずに済み、接着剤の
無駄な消費がなくなりコスト低減を実現できる。
【0035】図3には本発明のタイルパネルの第2実施
例を例示しており、構成は前記第1実施例のものと基本
的に同一であるため、共通する構成の説明を省略して、
相違している構成について以下に説明する。
【0036】接着剤3は、上下の係合顎部9,10間の溝
部13に遊嵌状の下係合突部8における上面部分8bと上係
合顎部9における下面部分9bとの間の遊び空間aのほぼ
全部と、同下係合突部8の内面部分8cと溝部13の底部分
13a との間の隙間c全部に、それぞれ介在していて、接
着力で溝部13内に下係合突部8を接着固定すると共に、
固体としての接着剤3によりタイル1の上方への動きを
阻止して、上係合突部7と上係合顎部9を、下係合突部
8と下係合顎部10を、それぞれ係合・受支状態に固定
し、中空パネル2からタイル1が外れ落ちないようにし
てある。
【0037】この第2実施例のタイルパネルの組み付け
を工場で行う場合、自動塗布装置15を用いて、中空パネ
ル2の各溝部13に接着剤3を定量塗布する。塗布量は、
焼物であるタイル1における下係合突部8の形状寸法の
バラツキを考慮して、接着剤が隙間cの全部と遊び空間
aのほぼ全部に介在し得るように、多少多めに設定して
いる。
【0038】そして、タイル1を下側から上側に組み付
ける施工法では、タイル1を上端部の突出部5が中空パ
ネル2側に傾いた状態で、先ず上係合突部7を上係合顎
部9に係合させる。と同時に、タイル1下部を中空パネ
ル2側に押して、下係合突部8の内面部分8cで溝部13内
の接着剤3を押し動かして遊び空間a側に流動させ、下
係合突部8を下係合顎部10に係合すると共に、この溝部
13の底部分13a と下係合突部8の内面部分8cとの間の隙
間c全部に接着剤3を、さらに、遊び空間aのほぼ全部
に接着剤3を、それぞれ介在させて、タイル1を中空パ
ネル2に係合・受支状態に接着し且つ固定する。
【0039】次に、上側のタイル1を中空パネル2に同
様の手順を経て係合・受支状態に接着・固定し、これを
繰り返して下側から上側に順次組み付ける。
【0040】また、上側から下側に組み付ける施工法で
は、中空パネル2の上側からタイル1を前記と同様の手
順を経て係合・受支状態に接着・固定し、これを繰り返
して上側から下側に順次組み付ける。
【0041】これにより、前記第1実施例のものと同様
の効果がある。
【0042】図4には本発明のタイルパネルの組み付け
を現場で施工した例を示しており、タイルパネル自体の
構成は前記第1実施例のものと基本的に同一であるた
め、説明を省略する。
【0043】施工現場で、タイル1の凹部14における底
部分14a から上面部分8bにかかるコーナーに接着剤3を
塗布する。塗布量は、焼物であるタイル1における下係
合突部8の形状寸法のバラツキを考慮して、組み付け時
に接着剤が遊び空間aの全部に介在し得るように、多少
多めに設定している。
【0044】そして、タイル1を下側から上側に組み付
ける施工法では、タイル1を上端部の突出部5が中空パ
ネル2側に傾いた状態で、先ず上係合突部7を上係合顎
部9に係合させる。と同時に、タイル1下部を中空パネ
ル2側に押して、接着剤3を上係合顎部9の下面部分9b
側に流動させて、下係合突部8を下係合顎部10に係合す
ると共に、遊び空間a全部に接着剤3を、余分な接着剤
3は隙間bに、それぞれ介在させて、タイル1を中空パ
ネル2に係合・受支状態に接着し且つ固定する。
【0045】次に、上側のタイル1を中空パネル2に同
様の手順を経て係合・受支状態に接着・固定し、これを
繰り返して下側から上側に順次組み付ける。
【0046】また、上側から下側に組み付ける施工法で
は、中空パネル2の上側からタイル1を前記と同様の手
順を経て係合・受支状態に接着・固定し、これを繰り返
して上側から下側に順次組み付ける。
【0047】これにより、タイル1における接着剤3の
塗布量が均一でなくとも、余分な接着剤3がタイル1か
ら食み出すようなことがないので、タイル1の組み付け
を現場で施工することができ、しかも、前記第1実施例
のものと工場施工による利点を除いて同様の効果があ
る。
【0048】尚、図5に例示した自動塗布装置15におい
て、センサー21を移動中の中空パネル2の存在を検出し
て出力するものに換え、且つ、タイマー22に換えて、前
記センサーから中空パネル2の存在を検出したことの出
力を受けている間、ソレノイドバルブ19に開弁動作を出
力するコントロールボックスを備えて構成しても良い。
【0049】
【発明の効果】A.請求項1により、タイル裏面の上下
下向き鉤形状係合突部がそれぞれ係合している中空パ
ネル表面の上向き鉤形状係合顎部間の溝部に接着剤を介
在させて、この溝部内に係合突部を接着して、前記の
下の係合・受支状態に固定してあるので、現場施工の場
合のように、接着剤の塗布量が増減しやすくて均一でな
くとも、余分な接着剤が食み出すようなことがない。し
たがって、従来のもののように、食み出した接着剤を除
く大変手間がかかる作業は一切なくなり、また、タイル
表面を汚すようなこともないので、作業性良好であると
共に、外観意匠が優れている。
【0050】B.同項により、タイルは上下の下向き鉤
形状係合突部が中空パネルの上向き鉤形状係合顎部にそ
れぞれ係合・受支されていて、且つ、この係合・受支状
態に接着剤で固定されているので、タイルの上部は上側
の係合・受支箇所に、タイル下部は下側の係合・受支箇
所に、それぞれ位置決定され、同位置に接着剤で固定で
きて、タイル表面角度を均一に仕上げることができる。
【0051】C.請求項2により、接着剤を、溝部にお
けるタイルの下側の係合突部上面側と中空パネルの係合
顎部下面側との間に介在させてあるので、接着剤の接着
力が低下しても、固形化した接着剤がタイルの動きを牽
制して、係合突部と係合顎部を係合・受支状態に保持し
て働き、タイルは浮き上がらず外れない。しかも、焼物
のタイルにおける係合突部の高さ寸法のバラツキを、接
着剤で調整できて、接着固定状態の仕上がりを均一化す
ることができる。
【0052】D.請求項3により、接着剤を、溝部にお
けるタイルの下側の係合突部裏面側と中空パネルの係合
顎部間の表面部分との間に介在させてあるので、焼物の
タイルにおける係合突部の高さ寸法のバラツキを、接着
剤で調整できて、接着固定状態の仕上がりを均一化する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のタイルパネルの第1実施例を例示し
た組み付け途中の斜視図。
【図2】 同拡大縦断面図。
【図3】 本発明のタイルパネルの第2実施例を例示し
た組み付け途中の部分縦断面図。
【図4】 本発明のタイルパネルの第1実施例のものに
おける組み付けの現場施工例を示した部分縦断面図。
【図5】 本発明のタイルパネルにおける接着剤を塗布
するのに採用した自動塗布装置の概略図。
【図6】 (A)〜(C)はそれぞれ従来のタイルパネ
ルを示す部分縦断面図。
【符号の説明】
1 タイル 2 中空パネル 3 接着剤 4 タイルの段部 5 タイルの突出部 6 タイルの段部 7 タイルの上係合突部 7a 上係合突部の下面部分 8 タイルの下係合突部 8a 下係合突部の下面部分 8b 下係合突部の上面部分 8c 下係合突部の内面部分 9 中空パネルの上係合顎部 9a 上係合顎部の上面部分 9b 上係合顎部の下面部分 9c 上係合顎部の外面部分 10 中空パネルの下係合顎部 10a 下係合顎部の上面部分 11 中空パネルの凸状継部 12 中空パネルの凹状継部 13 中空パネルの溝部 13a 溝部の底部分 14 タイルの凹部 14a 凹部の底部分 15 自動塗布装置 16 自動塗布装置のコンベア 17 自動塗布装置の自動ガン 18 自動塗布装置の接着剤供給要素 19 自動塗布装置のソレノイドバルブ 20 自動塗布装置の圧縮空気供給要素 21 自動塗布装置のセンサー 22 自動塗布装置のタイマー a タイルパネルの遊び空間 b,c タイルパネルの隙間

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タイルの裏面に上下に平行状の複数の
    向き鉤形状係合突部を形成し、中空パネルの表面に前記
    係合突部に対応して同係合突部を係合状態にそれぞれ
    支する上向き鉤形状係合顎部を上下に平行状に形成し、
    このタイルの係合突部と中空パネルの係合顎部を係合さ
    せると共に、中空パネルの係合顎部間の溝部に接着剤を
    介在させて、この溝部内に係合突部を接着して、前記の
    係合状態に固定したことを特徴とするタイルパネル。
  2. 【請求項2】 接着剤は、前記溝部におけるタイルの下
    側の係合突部上面側と中空パネルの係合顎部下面側との
    間に介在させたことを特徴とする請求項1記載のタイル
    パネル。
  3. 【請求項3】 接着剤は、前記溝部におけるタイルの下
    側の係合突部裏面側と中空パネルの係合顎部間の表面部
    分との間に介在させたことを特徴とする請求項1、2い
    ずれかに記載のタイルパネル。
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