JPH086503B2 - 振動構造体を持つ制振構造建造物および該建造物に用いる支持装置 - Google Patents
振動構造体を持つ制振構造建造物および該建造物に用いる支持装置Info
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- JPH086503B2 JPH086503B2 JP2217038A JP21703890A JPH086503B2 JP H086503 B2 JPH086503 B2 JP H086503B2 JP 2217038 A JP2217038 A JP 2217038A JP 21703890 A JP21703890 A JP 21703890A JP H086503 B2 JPH086503 B2 JP H086503B2
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、地震または風による揺れを、付加振動体
を用いて軽減させるようにした制振構造建造物および該
建造物に用いる支持装置に関する。
を用いて軽減させるようにした制振構造建造物および該
建造物に用いる支持装置に関する。
[従来の技術] 煙突などの塔状構造物においては、風または、地震に
よる揺れを軽減させるために、早くから付加振動体を用
いたダイナミックダンパーが作用されてきたが、近年、
超高層建造物においても、居住性の向上、設置機器類の
保護、骨組に作用する応力の軽減などの必要からダイナ
ミックダンパーが使用されるようになってきた。
よる揺れを軽減させるために、早くから付加振動体を用
いたダイナミックダンパーが作用されてきたが、近年、
超高層建造物においても、居住性の向上、設置機器類の
保護、骨組に作用する応力の軽減などの必要からダイナ
ミックダンパーが使用されるようになってきた。
重錘を付加振動体とするダイナミックダンパーは、建
造物の頂部に設置された重錘と、その重錘を振動可能に
支持する支持装置、および、重錘の振動を減衰させる減
衰装置によって構成されており、制振構造建造物に揺れ
がおこると、この揺れに同調してダイナミックダンパー
の重錘が大きく振動し、制振構造建造物の振動エネルギ
ーを吸収する。重錘の振動に置き換えられた制振構造建
造物の振動エネルギーは、減衰装置によって消散され、
制振構造建造物の揺れは急激に終息する。
造物の頂部に設置された重錘と、その重錘を振動可能に
支持する支持装置、および、重錘の振動を減衰させる減
衰装置によって構成されており、制振構造建造物に揺れ
がおこると、この揺れに同調してダイナミックダンパー
の重錘が大きく振動し、制振構造建造物の振動エネルギ
ーを吸収する。重錘の振動に置き換えられた制振構造建
造物の振動エネルギーは、減衰装置によって消散され、
制振構造建造物の揺れは急激に終息する。
現在建造物に設置されている重錘式のダイナミックダ
ンパーは、コンクリートや金属製の重錘を、復元ばねを
持った滑動装置、または、つり構造の支持装置で水平移
動可能に支持し、オイルダンパーや粘性体ダンパーなど
の減衰装置で重錘の振動を減衰させるようになってい
る。
ンパーは、コンクリートや金属製の重錘を、復元ばねを
持った滑動装置、または、つり構造の支持装置で水平移
動可能に支持し、オイルダンパーや粘性体ダンパーなど
の減衰装置で重錘の振動を減衰させるようになってい
る。
[発明が解決しようとする課題] 重錘式のダイナミックダンパーは、保守が簡単、運転
費用が不要、誤動作に対する対策が不要などの利点があ
るが、重量の大きい重錘を必要とするのが欠点である。
重錘は重量が大きいほど効果があり、その振幅が小さく
てすむが、重錘の重量を大きくすると、それによって鉛
直荷重が増加し、制振構造建造物の骨組および基礎に対
する負担が増大する。
費用が不要、誤動作に対する対策が不要などの利点があ
るが、重量の大きい重錘を必要とするのが欠点である。
重錘は重量が大きいほど効果があり、その振幅が小さく
てすむが、重錘の重量を大きくすると、それによって鉛
直荷重が増加し、制振構造建造物の骨組および基礎に対
する負担が増大する。
また、従来の方式によって重量の大きい重錘を持つダ
イナミックダンパーを設置しようとすると超高層建造物
にとって利用価値の高い上層部に、かなり大きい空間を
ダイナミックダンパーのために確保しなければならな
い。
イナミックダンパーを設置しようとすると超高層建造物
にとって利用価値の高い上層部に、かなり大きい空間を
ダイナミックダンパーのために確保しなければならな
い。
軽微な揺れに対しても、ダイナミックダンパーを敏感
に反応させるためには、支持装置は重錘の移動抵抗が極
めて小さいものでなけらばならない。また、通常の超高
層建造物では、建造物がm方向に移動する場合と、これ
に直交するn方向に振動する場合ではその固有周期が異
なる。したがって、ダイナミックダンパーの支持装置
は、建造物の固有周期に合わせてm方向、n方向別々に
固有周期を設定できるものが望ましい。さらに、一般の
機械や装置類と同様に支持装置は保守、点検が容易にで
きるものでなければならない。
に反応させるためには、支持装置は重錘の移動抵抗が極
めて小さいものでなけらばならない。また、通常の超高
層建造物では、建造物がm方向に移動する場合と、これ
に直交するn方向に振動する場合ではその固有周期が異
なる。したがって、ダイナミックダンパーの支持装置
は、建造物の固有周期に合わせてm方向、n方向別々に
固有周期を設定できるものが望ましい。さらに、一般の
機械や装置類と同様に支持装置は保守、点検が容易にで
きるものでなければならない。
n重振り子式建築物免震装置(特許公告昭54−4084
2)に使用されているつり構造の支持装置(以下単に原
発明の支持装置と呼ぶ)は、重量の大きい重錘を小さい
抵抗で移動させることができるほか、任意の水平方向に
重錘を移動させることができ、しかも、固有周期を長く
することが容易であるなど、ダイナミックダンパーの支
持装置に適した機能を多く備えている。しかし、原発明
の支持装置は、筒状の支持台の中に、筒状の遊動体と柱
状の支持脚を入子状に収容し、同じ長さのつり材で遊動
体をつり、同じ長さのつり材で支持脚をつっているた
め、どの方向の振動に対しても同じ固有周期を持ち、か
つ、保守、点検に不便であるという欠点を持っている。
2)に使用されているつり構造の支持装置(以下単に原
発明の支持装置と呼ぶ)は、重量の大きい重錘を小さい
抵抗で移動させることができるほか、任意の水平方向に
重錘を移動させることができ、しかも、固有周期を長く
することが容易であるなど、ダイナミックダンパーの支
持装置に適した機能を多く備えている。しかし、原発明
の支持装置は、筒状の支持台の中に、筒状の遊動体と柱
状の支持脚を入子状に収容し、同じ長さのつり材で遊動
体をつり、同じ長さのつり材で支持脚をつっているた
め、どの方向の振動に対しても同じ固有周期を持ち、か
つ、保守、点検に不便であるという欠点を持っている。
したがって、発明が解決しようとする課題は次の3つ
に要約される。
に要約される。
(課題1) 制振構造建造物に作用する鉛直荷重をあま
り増大させずに、できるだけ大きい重錘をダイナミック
ダンパーに設置できるようににする。
り増大させずに、できるだけ大きい重錘をダイナミック
ダンパーに設置できるようににする。
(課題2) 利用価値の高い制振構造建造物の上層部の
空間をできるだけ減少させないでダイナミックダンパー
を設置できるようにする。
空間をできるだけ減少させないでダイナミックダンパー
を設置できるようにする。
(課題3) 支持装置は次のa、b、cを満足するもの
とする。a.重錘を小さい抵抗で移動させることができ
る。b.任意方向の振動に対して、支持装置の固有周期を
制振構造建造物の固有周期に容易に合わせることができ
る。c.保守、点検を容易に行なうことができる。
とする。a.重錘を小さい抵抗で移動させることができ
る。b.任意方向の振動に対して、支持装置の固有周期を
制振構造建造物の固有周期に容易に合わせることができ
る。c.保守、点検を容易に行なうことができる。
[課題を解決するための手段] (課題1)および(課題2)について:制振構造建造
物に作用する鉛直荷重をあまり増大させずに、重錘の重
量を十分大きくし、しかも、ダイナミックダンパー設置
のために要する空間をできるだけ小さくおさえるため
に、本発明では、制振構造建造物の上層部の骨組の一部
を重錘の代りに使うようにした。重錘の代りになる骨組
(以下振動構造体と呼ぶ)は、複数層の床板部と柱もし
くは壁体によって形成されている。この振動構造体は建
造物本体に設置された複数の支持装置によって建造物本
体に対して任意の水平方向に相対変位できるように支持
されている。一方、この振動構造体に相対して、制振構
造建造物の外壁部または内部のコアを形成する非振動構
造体の壁体または架構が、振動構造体との間に適当な間
隔をとって建造物本体から立ち上げられており、その壁
体または架構と一体に形成された、非振動構造体の上載
床板および天井板が、振動構造体の床板部をはさんでそ
の上下に設けられている。非振動構造体の上載床板と天
井板には、振動構造体の柱または壁体と交さする部分に
開口部が設けられており、振動構造体の柱または壁体
は、こ開口部内を前後左右に移動できるようになってい
る。また、上載床板は滑動装置を介して振動構造体の床
板部に接しており、天井板はその上載床板からつられて
いるから、振動構造体の床板部は、上載床板と天井板と
の間にあって前後左右に移動することができる。なお、
振動構造体の柱または壁体の周囲には、その柱または壁
体の水平移動を妨げないように形成された柱囲いまたは
壁囲いが、上載床板および天井板に接続して設けられて
いる。
物に作用する鉛直荷重をあまり増大させずに、重錘の重
量を十分大きくし、しかも、ダイナミックダンパー設置
のために要する空間をできるだけ小さくおさえるため
に、本発明では、制振構造建造物の上層部の骨組の一部
を重錘の代りに使うようにした。重錘の代りになる骨組
(以下振動構造体と呼ぶ)は、複数層の床板部と柱もし
くは壁体によって形成されている。この振動構造体は建
造物本体に設置された複数の支持装置によって建造物本
体に対して任意の水平方向に相対変位できるように支持
されている。一方、この振動構造体に相対して、制振構
造建造物の外壁部または内部のコアを形成する非振動構
造体の壁体または架構が、振動構造体との間に適当な間
隔をとって建造物本体から立ち上げられており、その壁
体または架構と一体に形成された、非振動構造体の上載
床板および天井板が、振動構造体の床板部をはさんでそ
の上下に設けられている。非振動構造体の上載床板と天
井板には、振動構造体の柱または壁体と交さする部分に
開口部が設けられており、振動構造体の柱または壁体
は、こ開口部内を前後左右に移動できるようになってい
る。また、上載床板は滑動装置を介して振動構造体の床
板部に接しており、天井板はその上載床板からつられて
いるから、振動構造体の床板部は、上載床板と天井板と
の間にあって前後左右に移動することができる。なお、
振動構造体の柱または壁体の周囲には、その柱または壁
体の水平移動を妨げないように形成された柱囲いまたは
壁囲いが、上載床板および天井板に接続して設けられて
いる。
(課題3)について:本発明の支持装置は、建造物本
体に並列に設置された2基のブックケース形箱状の固定
支持体と、固定支持体に直交させ、両端を固定支持体に
連結させたブックケース形箱状の移動支持体によって形
成されている。固定支持体および移動支持体は、鉛直つ
り材によって長手方向に水平移動できるようにつられた
遊動体と支持脚を内蔵している。また、移動支持体の両
端は固定支持体の支持脚にそれぞれ連結されており、移
動支持体の支持脚の頂部には振動構造体が固着されるよ
うになっている。なお、固定支持体および移動支持体の
鉛直つり材は、つり材拘束材によって振り子の長さを調
節できるようになっている。
体に並列に設置された2基のブックケース形箱状の固定
支持体と、固定支持体に直交させ、両端を固定支持体に
連結させたブックケース形箱状の移動支持体によって形
成されている。固定支持体および移動支持体は、鉛直つ
り材によって長手方向に水平移動できるようにつられた
遊動体と支持脚を内蔵している。また、移動支持体の両
端は固定支持体の支持脚にそれぞれ連結されており、移
動支持体の支持脚の頂部には振動構造体が固着されるよ
うになっている。なお、固定支持体および移動支持体の
鉛直つり材は、つり材拘束材によって振り子の長さを調
節できるようになっている。
[作用] (課題1)および(課題2)について:ダイナミック
ダンパーの重錘の代りになる振動構造体は、上記のよう
に、非振動構造体の外壁部、コア、上載床板、天井板、
および、柱囲いの中に包みこまれている。振動構造体は
非振動構造体に対して任意の水平方向に相対変位できる
ように形成されているが、非振動構造体の上載床板は滑
動装置を介して振動構造体の床板部に接触しているた
め、両者が水平方向に相対変位をおこすとき、この接触
部に抵抗がおこる。しかし、上載床板および天井板の自
重と積載荷重はわずかなものであり、接触部に作用する
抵抗は軽微なものである。したがって、支持装置によっ
て任意の水平方向に移動できるように支持された振動構
造体は、制振構造建造物に揺れがおこるとこの揺れに同
調して振動し、ダイナミックダンパーの重錘としての役
目を十分果たすことができる。
ダンパーの重錘の代りになる振動構造体は、上記のよう
に、非振動構造体の外壁部、コア、上載床板、天井板、
および、柱囲いの中に包みこまれている。振動構造体は
非振動構造体に対して任意の水平方向に相対変位できる
ように形成されているが、非振動構造体の上載床板は滑
動装置を介して振動構造体の床板部に接触しているた
め、両者が水平方向に相対変位をおこすとき、この接触
部に抵抗がおこる。しかし、上載床板および天井板の自
重と積載荷重はわずかなものであり、接触部に作用する
抵抗は軽微なものである。したがって、支持装置によっ
て任意の水平方向に移動できるように支持された振動構
造体は、制振構造建造物に揺れがおこるとこの揺れに同
調して振動し、ダイナミックダンパーの重錘としての役
目を十分果たすことができる。
また、振動構造体は非振動構造体の中に包みこまれて
いるから、振動構造体が大きく振動してもその振動は居
住者の目に触れることがなく、非振動構造体の室内空間
は通常の建造物と同様に使用することができる。
いるから、振動構造体が大きく振動してもその振動は居
住者の目に触れることがなく、非振動構造体の室内空間
は通常の建造物と同様に使用することができる。
(課題3)について:上記のように本発明の支持装置
は、並列に設置された2基の固定支持体と、固定支持体
に直交し、両端を固定支持体の支持脚に連結させた移動
支持体によって構成されている。このため振動構造体が
固定支持体に平行な方向に移動しようとすると、2基の
固定支持体の支持脚が移動支持体とともに移動し、振動
構造体が移動支持体に平行な方向に移動しようとする
と、移動支持体は動かずその支持脚だけが移動する。振
動構造体が固定支持体に対して斜めの方向に移動しよう
とすると、移動支持体が固定支持体の支持脚とともに移
動し、同時に、移動支持体の支持脚が移動する。原発明
の支持装置が、どの方向に対しても同じ固有周期で振動
するのに対し、本発明の支持装置は、固定支持体と移動
支持体をそれぞれ異なる固有周期で振動させることがで
きる。この固有周期の設定は、鉛直つり材の振り子の長
さを、つり材拘束材を用いて調節することにより行な
う。
は、並列に設置された2基の固定支持体と、固定支持体
に直交し、両端を固定支持体の支持脚に連結させた移動
支持体によって構成されている。このため振動構造体が
固定支持体に平行な方向に移動しようとすると、2基の
固定支持体の支持脚が移動支持体とともに移動し、振動
構造体が移動支持体に平行な方向に移動しようとする
と、移動支持体は動かずその支持脚だけが移動する。振
動構造体が固定支持体に対して斜めの方向に移動しよう
とすると、移動支持体が固定支持体の支持脚とともに移
動し、同時に、移動支持体の支持脚が移動する。原発明
の支持装置が、どの方向に対しても同じ固有周期で振動
するのに対し、本発明の支持装置は、固定支持体と移動
支持体をそれぞれ異なる固有周期で振動させることがで
きる。この固有周期の設定は、鉛直つり材の振り子の長
さを、つり材拘束材を用いて調節することにより行な
う。
[実施例] (非振動構造体および振動構造体の構成) この実施例に挙げた本発明の制振構造建造物は、中央
部にコアを持つ長方形平面の超高層建造物である。第1
図は、本発明の制振構造建造物のC−C横断面図で、第
2図は、同上層部のA−A縦断面図、第3図は、同D−
D横断面図、第4図は同上部のB−B縦断面図である。
第2図において、最上部の床板体から数えて5つ目の床
板体(以下単に境界床板体と呼ぶ)以下の部分は、従来
の構造で形成された建造物本体で、境界床板体(1)よ
り上の4層が、非振動構造体(2)と振動構造体(3)
からなる2重構造の建造物である。支持装置(4)
(4)‥‥は、補助柱(5)(5)‥‥で補強された境
界板体(1)上にそれぞれ設置されている。振動構造体
(3)は、プレキャストコンクリート製のはりで形成さ
れた4層の床板部(6)(6)‥‥と、床板部(6)
(6)に剛接合されたプレキャストコンクリート製の柱
(7)(7)‥‥で形成され、16基の支持装置(4)
(4)‥‥によって任意の水平方向に移動できるように
支持されている。
部にコアを持つ長方形平面の超高層建造物である。第1
図は、本発明の制振構造建造物のC−C横断面図で、第
2図は、同上層部のA−A縦断面図、第3図は、同D−
D横断面図、第4図は同上部のB−B縦断面図である。
第2図において、最上部の床板体から数えて5つ目の床
板体(以下単に境界床板体と呼ぶ)以下の部分は、従来
の構造で形成された建造物本体で、境界床板体(1)よ
り上の4層が、非振動構造体(2)と振動構造体(3)
からなる2重構造の建造物である。支持装置(4)
(4)‥‥は、補助柱(5)(5)‥‥で補強された境
界板体(1)上にそれぞれ設置されている。振動構造体
(3)は、プレキャストコンクリート製のはりで形成さ
れた4層の床板部(6)(6)‥‥と、床板部(6)
(6)に剛接合されたプレキャストコンクリート製の柱
(7)(7)‥‥で形成され、16基の支持装置(4)
(4)‥‥によって任意の水平方向に移動できるように
支持されている。
非振動構造体(2)は、建造物本体から連続して立ち
上げられた中央部のコア(8)(8)、同外壁部の架構
(9)、振動構造体(3)の床板部(6)(6)‥‥の
上面に配装されコア(8)(8)と外壁部の架構(9)
を連結する上載床板(10)(10)‥‥、同下面に配装さ
れコア(8)(8)と外壁部の架構(9)を連結する天
井板(11)(11)‥‥、および、上下を天井板(11)と
上載床板(10)にそれぞれ接続させ振動構造体(3)の
柱(7)を囲む柱囲い(12)(12)……によって形成さ
れている。コア(8)(8)の内部には、エレベーター
や設備配管のための空間、階段室、便所などが設けられ
ており、コア(8)(8)の上部は、制振構造建造物の
塔屋(13)を形成している。
上げられた中央部のコア(8)(8)、同外壁部の架構
(9)、振動構造体(3)の床板部(6)(6)‥‥の
上面に配装されコア(8)(8)と外壁部の架構(9)
を連結する上載床板(10)(10)‥‥、同下面に配装さ
れコア(8)(8)と外壁部の架構(9)を連結する天
井板(11)(11)‥‥、および、上下を天井板(11)と
上載床板(10)にそれぞれ接続させ振動構造体(3)の
柱(7)を囲む柱囲い(12)(12)……によって形成さ
れている。コア(8)(8)の内部には、エレベーター
や設備配管のための空間、階段室、便所などが設けられ
ており、コア(8)(8)の上部は、制振構造建造物の
塔屋(13)を形成している。
振動構造体(3)の各階の床板部(6)(6)‥‥
は、コア(8)(8)および外壁部の架構(9)との間
に、移動のために空間を保持し、コア(8)(8)を囲
むように形成されている。なお、振動構造体(3)の最
下層の床板部(6)のコア(8)(8)との間には、振
動構造体(3)の長辺方向の振動を主に減衰させる減衰
装置(14)(14)‥‥と、同短辺方向の振動を主に減衰
させる減衰装置(15)(15)‥‥がそれぞれ設けられて
いる。第5図は、本発明の制振構造建造物の非振動構造
体(2)と振動構造体(3)の一部を示すF−F横断面
図で、第6図は、同E−E縦断面図である。非振動構造
体(2)の上載床板(10)は、振動構造体(3)の床板
部(6)上に設置された滑動装置(16)(16)‥‥に載
置されており、非振動構造体(2)の天井板(11)は、
上載床板(10)からつり下げられた天井つり材(17)
(17)‥‥によってつられている。なお、天井つり材
(17)(17)‥‥は、床板部(6)を形成するはりとは
りとの間に、床板部(6)の移動を妨げないように設け
られており、天井板(11)は、床板部(6)下面との間
に適当な間隙をとって設けられている。
は、コア(8)(8)および外壁部の架構(9)との間
に、移動のために空間を保持し、コア(8)(8)を囲
むように形成されている。なお、振動構造体(3)の最
下層の床板部(6)のコア(8)(8)との間には、振
動構造体(3)の長辺方向の振動を主に減衰させる減衰
装置(14)(14)‥‥と、同短辺方向の振動を主に減衰
させる減衰装置(15)(15)‥‥がそれぞれ設けられて
いる。第5図は、本発明の制振構造建造物の非振動構造
体(2)と振動構造体(3)の一部を示すF−F横断面
図で、第6図は、同E−E縦断面図である。非振動構造
体(2)の上載床板(10)は、振動構造体(3)の床板
部(6)上に設置された滑動装置(16)(16)‥‥に載
置されており、非振動構造体(2)の天井板(11)は、
上載床板(10)からつり下げられた天井つり材(17)
(17)‥‥によってつられている。なお、天井つり材
(17)(17)‥‥は、床板部(6)を形成するはりとは
りとの間に、床板部(6)の移動を妨げないように設け
られており、天井板(11)は、床板部(6)下面との間
に適当な間隙をとって設けられている。
非振動構造体(2)の外壁部の架構(9)は、柱およ
びはりからなるラーメン構造で、主に構面内に働く水平
力に抵抗できるように形成されている。外壁部の架構
(9)に働く構面外の水平力は、上載床板(10)(10)
‥‥、および天井板(11)(11)‥‥を介してコア
(8)(8)に伝達される。コア(8)(8)は、柱、
はり、すじかいおよび壁体で強剛に形成されており、非
振動構造体(2)に作用する水平力の大部分を負担でき
るようになっている。コア(8)(8)の内部のはりお
よび床板は通常の超高層建造物と同様に形成されてい
る。
びはりからなるラーメン構造で、主に構面内に働く水平
力に抵抗できるように形成されている。外壁部の架構
(9)に働く構面外の水平力は、上載床板(10)(10)
‥‥、および天井板(11)(11)‥‥を介してコア
(8)(8)に伝達される。コア(8)(8)は、柱、
はり、すじかいおよび壁体で強剛に形成されており、非
振動構造体(2)に作用する水平力の大部分を負担でき
るようになっている。コア(8)(8)の内部のはりお
よび床板は通常の超高層建造物と同様に形成されてい
る。
第7図は、本発明の制振構造建造物の柱囲いの縦断面
図で、第8図は、上半分が同G−G横断面図、下半分が
同H−H横断面図である。柱囲い(12)は、柱(7)を
囲んで設置された筒状部(18)、筒状部(18)の下部に
取り付けられた下部のつば(19)とつば(19)の下面に
接して設けられた下部の環状板(20)、および筒状部
(18)の上部に取り付けられた上部のつば(21)とつば
(21)の下面に接して設けられた上部の環状板(22)に
よって形成されている。上載床板(10)および天井板
(11)には、筒状部(18)の直径より大きい円形の開口
部(23)(24)が振動構造体(3)の柱(7)と交さす
る部分にそれぞれあけられている。環状板(20)(22)
は、この開口部(23)(24)の一部を覆うように上載床
板(10)および天井板(11)にそれぞれ水平移動可能に
載置されており、下部のつば(19)および上部のつば
(21)は、環状板(20)(22)の上面にそれぞれ接して
取り付けられている。なお、筒状部(18)の下部には、
他端を上載床板(10)に連結させたコイルばね(25)
(25)‥‥が、上部の環状板(22)には、他端を天井板
(11)に連結させたコイルばね(26)(26)‥‥が、そ
れぞれ取り付けられており、下部の環状板(20)と上載
床板(10)との間には板ばね(27)(27)‥‥が設けら
れている。
図で、第8図は、上半分が同G−G横断面図、下半分が
同H−H横断面図である。柱囲い(12)は、柱(7)を
囲んで設置された筒状部(18)、筒状部(18)の下部に
取り付けられた下部のつば(19)とつば(19)の下面に
接して設けられた下部の環状板(20)、および筒状部
(18)の上部に取り付けられた上部のつば(21)とつば
(21)の下面に接して設けられた上部の環状板(22)に
よって形成されている。上載床板(10)および天井板
(11)には、筒状部(18)の直径より大きい円形の開口
部(23)(24)が振動構造体(3)の柱(7)と交さす
る部分にそれぞれあけられている。環状板(20)(22)
は、この開口部(23)(24)の一部を覆うように上載床
板(10)および天井板(11)にそれぞれ水平移動可能に
載置されており、下部のつば(19)および上部のつば
(21)は、環状板(20)(22)の上面にそれぞれ接して
取り付けられている。なお、筒状部(18)の下部には、
他端を上載床板(10)に連結させたコイルばね(25)
(25)‥‥が、上部の環状板(22)には、他端を天井板
(11)に連結させたコイルばね(26)(26)‥‥が、そ
れぞれ取り付けられており、下部の環状板(20)と上載
床板(10)との間には板ばね(27)(27)‥‥が設けら
れている。
(支持装置の構成) 第9図は、本発明の制振構造建造物用支持装置(以下
単に本発明の支持装置と呼ぶ)のM−M横断面図で、第
10図は、同I−I縦断面図、第11図は、同J−J縦断面
図、第12図は、同K−K縦断面図、第13図は、同L−L
縦断面図である。支持装置は、底面を境界床板体(1)
に固着させて、並列に設置された2つの固定支持体(2
8)(28)と、底面を境界床板体(1)から浮かした状
態で、固定支持体(28)(28)に取り付けられた移動支
持体(29)によって形成されている。固定支持体(28)
は、底面を境界床板体(1)に固着させたブックケース
形箱状の支持台(30)、支持台(30)の内部に入子状に
収容された台形わく状の第1遊動体(31)、台形わく状
の第2遊動体(32)、柱状の支持脚(33)、第1遊動体
(31)を支持台(30)につる第1可とう鉛直つり材(3
4)(34)‥‥、第2遊動体(32)を第1遊動体(31)
につる第2可とう鉛直つり材(35)(35)‥‥、支持脚
(33)を第2遊動体(32)につる第3可とう鉛直つり材
(36)(36)‥‥、支持台(30)と第1可とう鉛直つり
材(34)(34)‥‥とを連結する1組のつり材拘束材
(37)(37)、および、支持脚(33)と第3可とう鉛直
つり材(36)(36)‥‥とを連結する1組のつり材拘束
材(38)(38)によって形成されている。
単に本発明の支持装置と呼ぶ)のM−M横断面図で、第
10図は、同I−I縦断面図、第11図は、同J−J縦断面
図、第12図は、同K−K縦断面図、第13図は、同L−L
縦断面図である。支持装置は、底面を境界床板体(1)
に固着させて、並列に設置された2つの固定支持体(2
8)(28)と、底面を境界床板体(1)から浮かした状
態で、固定支持体(28)(28)に取り付けられた移動支
持体(29)によって形成されている。固定支持体(28)
は、底面を境界床板体(1)に固着させたブックケース
形箱状の支持台(30)、支持台(30)の内部に入子状に
収容された台形わく状の第1遊動体(31)、台形わく状
の第2遊動体(32)、柱状の支持脚(33)、第1遊動体
(31)を支持台(30)につる第1可とう鉛直つり材(3
4)(34)‥‥、第2遊動体(32)を第1遊動体(31)
につる第2可とう鉛直つり材(35)(35)‥‥、支持脚
(33)を第2遊動体(32)につる第3可とう鉛直つり材
(36)(36)‥‥、支持台(30)と第1可とう鉛直つり
材(34)(34)‥‥とを連結する1組のつり材拘束材
(37)(37)、および、支持脚(33)と第3可とう鉛直
つり材(36)(36)‥‥とを連結する1組のつり材拘束
材(38)(38)によって形成されている。
支持台(30)は、上部に張り出し部(39)を持つ縦長
の妻板(40)(40)、側板(41)(41)、底板(42)お
よび天板(43)によってブックケース形箱状に形成され
ている。移動支持体(29)に面した支持台(30)の側板
(41)には、横長の連結盤移動口(44)(44)が上下に
設けられており、他方の側板(41)には、改め口が要所
に設けられている。第1遊動体(31)は、八の字形に配
置された厚板状の2つの斜材(45)(45)と、斜材(4
5)(45)の上部および下部に剛接合された厚板状のつ
なぎ材(46)(46)によって台形わく状に形成されてい
る。第1遊動体(31)は、上端を、妻板(40)(40)の
張り出し部(39)(39)のつり材連結部に、下端を、第
1遊動体(31)下部の外隅角のつり材連結部にそれぞれ
連結された第1可とう鉛直つり材(34)(34)‥‥によ
って、支持台(30)の妻板(40)(40)、天板(43)お
よび底板(42)との間に適当な間隔を保持した状態でつ
られている。第2遊動体(32)は、第1遊動体(31)と
同様に台形わく状に形成されており、第1遊動体(31)
の中に入子状に納まる大きさになっている。第2遊動体
(32)は、上端を、第1遊動体(31)の上部の内隅角の
つり材連結部に、下端を、第2遊動体(32)下部の外隅
角のつり材連結部にそれぞれ連結させた第2可とう鉛直
つり材(35)(35)‥‥によって、第1遊動体(31)に
対して上下、左右に適当な間隔を保持した状態でつられ
ている。支持脚(33)は、下部に張り出し部(47)(4
7)を持つ逆T字形の長方形断面の柱状体で、一方の側
面の上下に、移動支持体(29)を受ける連結盤(48)
(48)を突出させている。支持脚(33)は、第2遊動体
(32)の中に入子状に収容されており、上端を、第2遊
動体(32)上部の内隅角のつり材連結部に、下端を、支
持脚(33)の張り出し部(47)(47)のつり材連結部に
それぞれ連結させた第3可とう鉛直つり材(36)(36)
‥‥によって、第2遊動体(32)に対して上下、左右に
適当な間隔を保持した状態でつられている。支持脚(3
3)の連結盤(48)(48)は、側板(41)の連結板移動
口(44)(44)をそれぞれゆるく貫通し、先端の接続面
が側板(41)の外面よりわずかに突出するように取り付
けられている。第1遊動体(31)、第2遊動体(32)お
よび支持脚(33)は、それぞれ滑動装置(49)(49)‥
‥を介して側板(41)(41)に接しており、いずれも支
持台(30)の側板(41)(41)に沿って滑らかに移動で
きるようになっている。第1可とう鉛直つり材(34)
(34)‥‥、第2可とう鉛直つり材(35)(35)‥‥、
および、第3可とう鉛直つり材(36)(36)‥‥は、そ
れぞれ、ワイヤーロープ状の可とう部と、その上下端に
設けられた連結部によって形成されている。支持台(3
0)、第1遊動体(31)、第2遊動体(32)および支持
脚(33)のつり材連結部には、側板(41)に対して垂直
に、水平軸が取り付けられており、各可とう鉛直つり材
の連結部は、この水平軸に回動自在に連結されている。
つり材拘束材(37)(37)は、妻板(40)(40)から水
平に張り出して設けられており、その先端は、第1可と
う鉛直つり材(34)(34)‥‥の可とう部に連結されて
いる。つり材拘束材(38)(38)は、支持脚(33)から
水平に張り出して設けられており、その先端は、第3可
とう鉛直つり材(36)(36)‥‥の可とう部に連結され
ている。
の妻板(40)(40)、側板(41)(41)、底板(42)お
よび天板(43)によってブックケース形箱状に形成され
ている。移動支持体(29)に面した支持台(30)の側板
(41)には、横長の連結盤移動口(44)(44)が上下に
設けられており、他方の側板(41)には、改め口が要所
に設けられている。第1遊動体(31)は、八の字形に配
置された厚板状の2つの斜材(45)(45)と、斜材(4
5)(45)の上部および下部に剛接合された厚板状のつ
なぎ材(46)(46)によって台形わく状に形成されてい
る。第1遊動体(31)は、上端を、妻板(40)(40)の
張り出し部(39)(39)のつり材連結部に、下端を、第
1遊動体(31)下部の外隅角のつり材連結部にそれぞれ
連結された第1可とう鉛直つり材(34)(34)‥‥によ
って、支持台(30)の妻板(40)(40)、天板(43)お
よび底板(42)との間に適当な間隔を保持した状態でつ
られている。第2遊動体(32)は、第1遊動体(31)と
同様に台形わく状に形成されており、第1遊動体(31)
の中に入子状に納まる大きさになっている。第2遊動体
(32)は、上端を、第1遊動体(31)の上部の内隅角の
つり材連結部に、下端を、第2遊動体(32)下部の外隅
角のつり材連結部にそれぞれ連結させた第2可とう鉛直
つり材(35)(35)‥‥によって、第1遊動体(31)に
対して上下、左右に適当な間隔を保持した状態でつられ
ている。支持脚(33)は、下部に張り出し部(47)(4
7)を持つ逆T字形の長方形断面の柱状体で、一方の側
面の上下に、移動支持体(29)を受ける連結盤(48)
(48)を突出させている。支持脚(33)は、第2遊動体
(32)の中に入子状に収容されており、上端を、第2遊
動体(32)上部の内隅角のつり材連結部に、下端を、支
持脚(33)の張り出し部(47)(47)のつり材連結部に
それぞれ連結させた第3可とう鉛直つり材(36)(36)
‥‥によって、第2遊動体(32)に対して上下、左右に
適当な間隔を保持した状態でつられている。支持脚(3
3)の連結盤(48)(48)は、側板(41)の連結板移動
口(44)(44)をそれぞれゆるく貫通し、先端の接続面
が側板(41)の外面よりわずかに突出するように取り付
けられている。第1遊動体(31)、第2遊動体(32)お
よび支持脚(33)は、それぞれ滑動装置(49)(49)‥
‥を介して側板(41)(41)に接しており、いずれも支
持台(30)の側板(41)(41)に沿って滑らかに移動で
きるようになっている。第1可とう鉛直つり材(34)
(34)‥‥、第2可とう鉛直つり材(35)(35)‥‥、
および、第3可とう鉛直つり材(36)(36)‥‥は、そ
れぞれ、ワイヤーロープ状の可とう部と、その上下端に
設けられた連結部によって形成されている。支持台(3
0)、第1遊動体(31)、第2遊動体(32)および支持
脚(33)のつり材連結部には、側板(41)に対して垂直
に、水平軸が取り付けられており、各可とう鉛直つり材
の連結部は、この水平軸に回動自在に連結されている。
つり材拘束材(37)(37)は、妻板(40)(40)から水
平に張り出して設けられており、その先端は、第1可と
う鉛直つり材(34)(34)‥‥の可とう部に連結されて
いる。つり材拘束材(38)(38)は、支持脚(33)から
水平に張り出して設けられており、その先端は、第3可
とう鉛直つり材(36)(36)‥‥の可とう部に連結され
ている。
移動支持体(29)は、境界床板体(1)から浮かせて
両端を固定支持体(28)(28)の連結盤(48)(48)
(48)(48)に連結させたブックケース形箱状の支持台
(50)、支持台(50)の内部に入子状に収容された台形
わく状の第1遊動体(51)、台形わく状の第2遊動体
(52)、柱状の支持脚(53)、第1遊動体(51)を支持
台(50)につる第1可とう鉛直つり材(54)(54)‥
‥、第2遊動体(52)を第1遊動体(51)につる第2可
とうつり材(55)(55)‥‥、支持脚(53)を第2遊動
体(52)につる第3可とう鉛直つり材(56)(56)‥
‥、支持台(50)と第1可とう鉛直つり材(54)(54)
‥‥とを連結する1組のつり材拘束材(57)(57)、お
よび、支持脚(53)と第3可とう鉛直つり材(56)(5
6)‥‥とを連結する1組のつり材拘束材(58)(58)
によって形成されている。
両端を固定支持体(28)(28)の連結盤(48)(48)
(48)(48)に連結させたブックケース形箱状の支持台
(50)、支持台(50)の内部に入子状に収容された台形
わく状の第1遊動体(51)、台形わく状の第2遊動体
(52)、柱状の支持脚(53)、第1遊動体(51)を支持
台(50)につる第1可とう鉛直つり材(54)(54)‥
‥、第2遊動体(52)を第1遊動体(51)につる第2可
とうつり材(55)(55)‥‥、支持脚(53)を第2遊動
体(52)につる第3可とう鉛直つり材(56)(56)‥
‥、支持台(50)と第1可とう鉛直つり材(54)(54)
‥‥とを連結する1組のつり材拘束材(57)(57)、お
よび、支持脚(53)と第3可とう鉛直つり材(56)(5
6)‥‥とを連結する1組のつり材拘束材(58)(58)
によって形成されている。
支持台(50)は、上部に張り出し部(59)を備えた縦
長の妻板(60)(60)、側板(61)(61)、底板(62)
および中央に開口部を持つ天板(63)によってブックケ
ース形箱状に形成されている。支持台(50)の両端の妻
板(60)(60)は、固定支持体(28)(28)の側板(4
1)(41)との間に適当な間隙を保持し、固定支持体(2
8)(28)の支持脚(33)(33)の連結盤(48)(48)
(48)(48)にそれぞれ連結されている。第1遊動体
(51)は、八の字形に配置された厚板状の2つの斜材
(65)(65)と、斜材(65)(65)の上部および下部に
剛接合された厚板状のつなぎ材(66)(66)によって台
形わく状に形成されている。第1遊動体(51)は、上端
を、妻板(60)(60)の張り出し部(59)(59)のつり
材連結部に、下端を、第1遊動体(51)下部の外隅角の
つり材連結部にそれぞれ連結させた第1可とう鉛直つり
材(54)(54)‥‥によって、支持台(50)の妻板(6
0)(60)、天板(63)および底板(62)との間に適当
な間隔を保持した状態でつられている。第2遊動体(5
2)は、第1遊動体(51)と同様に台形わく状に形成さ
れており、第1遊動体(51)の中に入子状に納まる大き
さになっている。第2遊動体(52)は、上端を、第1遊
動体(51)上部の内隅角のつり材連結部に、下端を、第
2遊動体(52)下部の外隅角のつり材連結部にそれぞれ
連結させた第2可とう鉛直つり材(55)(55)‥‥によ
って、第1遊動体(51)に対して上下、左右に適当な間
隔を保持した状態でつられている。支持脚(53)は、第
2遊動体(52)の中に入子状に収容された逆T字形の張
り出し部(67)(67)を持つ長方形断面の柱状体(64)
と、柱状体(64)の上部に接続された頭部(68)によっ
て形成されている。支持脚(53)の柱状体(64)は、上
端を、第2遊動体(52)上部の内隅角のつり材連結部
に、下端を、張り出し部(67)(67)のつり材連結部に
それぞれ連結させた第3可とう鉛直つり材(56)(56)
‥‥によって、第2遊動体(52)に対して上下、左右に
適当な間隔を保持した状態でつられている。支持脚(5
3)の頭部(68)は、下部の遊動体貫通口(69)に、第
1遊動体(51)の上部のつなぎ材(66)、および、第2
遊動体(52)の上部のつなぎ材(70)をゆるく貫通させ
た状態で柱状体(64)に接続されており、支持台(50)
から突出させた頂部に振動構造体(3)を設置する支持
盤(71)を備えている。第1遊動体(51)、第2遊動体
(52)および支持脚(53)は、それぞれ、滑動装置(7
2)(72)‥‥を介して側板(61)(61)に接してお
り、いずれも支持台(50)の側板(61)(61)に沿って
滑らかに移動できるようになっている。第1可とう鉛直
つり材(54)(54)‥‥、第2可とう鉛直つり材(55)
(55)‥‥、および、第3可とう鉛直つり材(56)(5
6)‥‥は、それぞれ、ワイヤーロープ状の可とう部
と、その上下に設けられた連結部によって形成されてい
る。支持台(50)、第1遊動体(51)、第2遊動体(5
2)および支持脚(53)のつり材連結部には、側板(6
1)に対して垂直に、水平軸が取り付けられており各可
とう鉛直つり材の連結部は、この水平軸に回動自在に連
結されている。つり材拘束材(57)(57)は、妻板(6
0)(60)から水平に張り出して設けられており、その
先端は、第1可とう鉛直つり材(54)(54)‥‥の可と
う部に連結されている。つり材拘束材(58)(58)は、
支持脚(53)から水平に張り出して設けられており、そ
の先端は、第3可とう鉛直つり材(56)(56)‥‥の可
とう部に連結されている。
長の妻板(60)(60)、側板(61)(61)、底板(62)
および中央に開口部を持つ天板(63)によってブックケ
ース形箱状に形成されている。支持台(50)の両端の妻
板(60)(60)は、固定支持体(28)(28)の側板(4
1)(41)との間に適当な間隙を保持し、固定支持体(2
8)(28)の支持脚(33)(33)の連結盤(48)(48)
(48)(48)にそれぞれ連結されている。第1遊動体
(51)は、八の字形に配置された厚板状の2つの斜材
(65)(65)と、斜材(65)(65)の上部および下部に
剛接合された厚板状のつなぎ材(66)(66)によって台
形わく状に形成されている。第1遊動体(51)は、上端
を、妻板(60)(60)の張り出し部(59)(59)のつり
材連結部に、下端を、第1遊動体(51)下部の外隅角の
つり材連結部にそれぞれ連結させた第1可とう鉛直つり
材(54)(54)‥‥によって、支持台(50)の妻板(6
0)(60)、天板(63)および底板(62)との間に適当
な間隔を保持した状態でつられている。第2遊動体(5
2)は、第1遊動体(51)と同様に台形わく状に形成さ
れており、第1遊動体(51)の中に入子状に納まる大き
さになっている。第2遊動体(52)は、上端を、第1遊
動体(51)上部の内隅角のつり材連結部に、下端を、第
2遊動体(52)下部の外隅角のつり材連結部にそれぞれ
連結させた第2可とう鉛直つり材(55)(55)‥‥によ
って、第1遊動体(51)に対して上下、左右に適当な間
隔を保持した状態でつられている。支持脚(53)は、第
2遊動体(52)の中に入子状に収容された逆T字形の張
り出し部(67)(67)を持つ長方形断面の柱状体(64)
と、柱状体(64)の上部に接続された頭部(68)によっ
て形成されている。支持脚(53)の柱状体(64)は、上
端を、第2遊動体(52)上部の内隅角のつり材連結部
に、下端を、張り出し部(67)(67)のつり材連結部に
それぞれ連結させた第3可とう鉛直つり材(56)(56)
‥‥によって、第2遊動体(52)に対して上下、左右に
適当な間隔を保持した状態でつられている。支持脚(5
3)の頭部(68)は、下部の遊動体貫通口(69)に、第
1遊動体(51)の上部のつなぎ材(66)、および、第2
遊動体(52)の上部のつなぎ材(70)をゆるく貫通させ
た状態で柱状体(64)に接続されており、支持台(50)
から突出させた頂部に振動構造体(3)を設置する支持
盤(71)を備えている。第1遊動体(51)、第2遊動体
(52)および支持脚(53)は、それぞれ、滑動装置(7
2)(72)‥‥を介して側板(61)(61)に接してお
り、いずれも支持台(50)の側板(61)(61)に沿って
滑らかに移動できるようになっている。第1可とう鉛直
つり材(54)(54)‥‥、第2可とう鉛直つり材(55)
(55)‥‥、および、第3可とう鉛直つり材(56)(5
6)‥‥は、それぞれ、ワイヤーロープ状の可とう部
と、その上下に設けられた連結部によって形成されてい
る。支持台(50)、第1遊動体(51)、第2遊動体(5
2)および支持脚(53)のつり材連結部には、側板(6
1)に対して垂直に、水平軸が取り付けられており各可
とう鉛直つり材の連結部は、この水平軸に回動自在に連
結されている。つり材拘束材(57)(57)は、妻板(6
0)(60)から水平に張り出して設けられており、その
先端は、第1可とう鉛直つり材(54)(54)‥‥の可と
う部に連結されている。つり材拘束材(58)(58)は、
支持脚(53)から水平に張り出して設けられており、そ
の先端は、第3可とう鉛直つり材(56)(56)‥‥の可
とう部に連結されている。
移動支持体(29)の支持脚(53)の頭部(68)は、天
井板(11)の開口部(73)を通って上方へ伸び、振動構
造体(3)を支持している。移動支持体(29)の前後に
は、移動支持体(29)との間に適当な間隔をおいて支持
体囲い(74)が設けられている。支持体囲い(74)は、
両翼と上部に下り曲げ部を持つ2枚の鉛直壁体を、連結
材によって連結したもので、固定支持体(28)と固定支
持体(28)との間、および、境界床板体(1)と天井板
(11)との間にゆるくはめこまれており、移動支持体
(29)の移動方向に移動できるようになっている。な
お、支持体囲い(74)の内部下端には、他端を固定支持
体(28)に連結させたコイルばね(75)(75)‥‥が取
り付けられている。
井板(11)の開口部(73)を通って上方へ伸び、振動構
造体(3)を支持している。移動支持体(29)の前後に
は、移動支持体(29)との間に適当な間隔をおいて支持
体囲い(74)が設けられている。支持体囲い(74)は、
両翼と上部に下り曲げ部を持つ2枚の鉛直壁体を、連結
材によって連結したもので、固定支持体(28)と固定支
持体(28)との間、および、境界床板体(1)と天井板
(11)との間にゆるくはめこまれており、移動支持体
(29)の移動方向に移動できるようになっている。な
お、支持体囲い(74)の内部下端には、他端を固定支持
体(28)に連結させたコイルばね(75)(75)‥‥が取
り付けられている。
(非振動構造体および振動構造体の作用) 第14図は、本発明の制振構造建造物の振動構造体
(3)が第5図に示す原位置から矢印の方向に移動した
ときの状態を示す横断面図である。振動構造体(3)
は、プレキャストコンクリート製の床板部(6)(6)
‥‥と柱(7)(7)‥‥で剛な架構を形成しているか
ら、支持装置(4)(4)‥‥の支持脚(53)(53)‥
‥に固着された最下層の床板部(6)が第14図のように
移動すると、第2〜4層の床板部(6)(6)‥‥もほ
とんど一体となって第14図のように移動する。非振動構
造体(2)のコア(8)(8)と外壁部の架構(9)
は、振動構造体(3)の床板部(6)(6)‥‥の任意
方向への水平振動を妨げないように、振動構造体(3)
との間に十分空間をとって設けられており、非振動構造
体(2)の上載床板(10)(10)‥‥と天井板(11)
(11)‥‥には、振動構造体(3)の柱(7)(7)‥
‥と交さする部分に、振動構造体(3)の柱(7)
(7)‥‥の任意方向への水平振動を妨げない大きさの
開口部(23)(23)‥‥、(24)(24)‥‥がそれぞれ
設けられている。非振動構造体(2)の上載床板(10)
(10)‥‥は、第6図のように滑動装置(16)(16)‥
‥を介して振動構造体(3)の床板部(6)(6)‥‥
に支えられており、天井板(11)(11)‥‥は、振動構
造体(3)の床板部(6)(6)‥‥に対して、前後左
右に空間をとって設けられた天井つり材(17)(17)‥
‥によって上載床板(10)(10)‥‥につられている。
非振動構造体(2)の上載床板(10)(10)‥‥の自重
と積載荷重の大部分、および、天井板(11)(11)‥‥
の自重の大部分は振動構造体(3)が負担する。したが
って、振動構造体(3)の振動にあたって活動装置(1
6)(16)‥‥に抵抗が生ずるが、上載床板(10)(1
0)‥‥および天井板(11)(11)‥‥は軽量に造られ
ており、積載荷重もそれ程大きくないから、この抵抗が
振動構造体(3)の振動を妨げることはない。第15図
は、本発明の制振構造建造物の振動構造体(3)の振幅
が、あまり大きくないときの柱囲い(12)(12)‥‥の
作用を示す縦断面図で、第16図は、上半分が同N−N横
断面図、下半分が同O−O横断面図である。振動構造体
(3)の振幅があまり大きくないときは、振動構造体
(3)の柱(7)(7)‥‥は、柱囲い(12)(12)‥
‥内の空間を前後左右に移動するだけで、柱囲い(12)
(12)‥‥と非振動構造体(2)の上載床板(10)(1
0)‥‥との間に相対変位はおこらない。第17図は、本
発明の制振構造建造物の振動構造体(3)の振幅が、か
なり大きいときの柱囲い(12)(12)‥‥の作用を示す
縦断面図で、第18図は、上半分が同P−P横断面図、下
半分が同Q−Q横断面図である。振動構造体(3)の振
幅が大きくなり、柱(7)(7)‥‥が柱囲い(12)
(12)‥‥の筒状部(18)に接触すると、柱囲い(12)
(12)‥‥の筒状部(18)と環状板(20)(22)は、柱
(7)に押されて柱(7)と一緒に移動する。このと
き、上載床板(10)と環状板(20)との接触面、およ
び、環状板(20)のつば(19)との接触面に摩擦抵抗が
おこるが、柱囲い(12)の自重は小さいから、この移動
によって生ずる抵抗はわずかなものである。なお、天井
板(11)、環状板(22)およびつば(21)の部分にも摩
擦抵抗がおこるが、柱囲い(12)(12)‥‥は上載床板
(10)に支持されているから、この抵抗は微々たるもの
である。柱囲い(12)(12)‥‥の筒状部(18)はコイ
ルばね(25)(25)‥‥を介して上載床板(10)に連結
され、環状板(22)はコイルばね(26)(26)‥‥を介
して天井板(11)に連結されており、環状板(20)と上
載床板(10)との間には板ばね(27)(27)‥‥が設け
られているから、柱(7)(7)‥‥に押されて移動し
た柱囲い(12)(12)‥‥は、振動構造体(3)の振幅
が小さくなると原位置に復帰する。柱囲い(12)(12)
‥‥を上載床板(10)に対して相対変位させるのは、居
住者に不安を与えるので好ましいことではないが、この
ような大振動は十数年に一度という大地震の際におこる
ものであることを考えると、柱囲い(12)(12)を、ど
のような大きい振幅に対しても柱(7)(7)‥‥に接
触しないように大きい径にしておくより実用的である。
(3)が第5図に示す原位置から矢印の方向に移動した
ときの状態を示す横断面図である。振動構造体(3)
は、プレキャストコンクリート製の床板部(6)(6)
‥‥と柱(7)(7)‥‥で剛な架構を形成しているか
ら、支持装置(4)(4)‥‥の支持脚(53)(53)‥
‥に固着された最下層の床板部(6)が第14図のように
移動すると、第2〜4層の床板部(6)(6)‥‥もほ
とんど一体となって第14図のように移動する。非振動構
造体(2)のコア(8)(8)と外壁部の架構(9)
は、振動構造体(3)の床板部(6)(6)‥‥の任意
方向への水平振動を妨げないように、振動構造体(3)
との間に十分空間をとって設けられており、非振動構造
体(2)の上載床板(10)(10)‥‥と天井板(11)
(11)‥‥には、振動構造体(3)の柱(7)(7)‥
‥と交さする部分に、振動構造体(3)の柱(7)
(7)‥‥の任意方向への水平振動を妨げない大きさの
開口部(23)(23)‥‥、(24)(24)‥‥がそれぞれ
設けられている。非振動構造体(2)の上載床板(10)
(10)‥‥は、第6図のように滑動装置(16)(16)‥
‥を介して振動構造体(3)の床板部(6)(6)‥‥
に支えられており、天井板(11)(11)‥‥は、振動構
造体(3)の床板部(6)(6)‥‥に対して、前後左
右に空間をとって設けられた天井つり材(17)(17)‥
‥によって上載床板(10)(10)‥‥につられている。
非振動構造体(2)の上載床板(10)(10)‥‥の自重
と積載荷重の大部分、および、天井板(11)(11)‥‥
の自重の大部分は振動構造体(3)が負担する。したが
って、振動構造体(3)の振動にあたって活動装置(1
6)(16)‥‥に抵抗が生ずるが、上載床板(10)(1
0)‥‥および天井板(11)(11)‥‥は軽量に造られ
ており、積載荷重もそれ程大きくないから、この抵抗が
振動構造体(3)の振動を妨げることはない。第15図
は、本発明の制振構造建造物の振動構造体(3)の振幅
が、あまり大きくないときの柱囲い(12)(12)‥‥の
作用を示す縦断面図で、第16図は、上半分が同N−N横
断面図、下半分が同O−O横断面図である。振動構造体
(3)の振幅があまり大きくないときは、振動構造体
(3)の柱(7)(7)‥‥は、柱囲い(12)(12)‥
‥内の空間を前後左右に移動するだけで、柱囲い(12)
(12)‥‥と非振動構造体(2)の上載床板(10)(1
0)‥‥との間に相対変位はおこらない。第17図は、本
発明の制振構造建造物の振動構造体(3)の振幅が、か
なり大きいときの柱囲い(12)(12)‥‥の作用を示す
縦断面図で、第18図は、上半分が同P−P横断面図、下
半分が同Q−Q横断面図である。振動構造体(3)の振
幅が大きくなり、柱(7)(7)‥‥が柱囲い(12)
(12)‥‥の筒状部(18)に接触すると、柱囲い(12)
(12)‥‥の筒状部(18)と環状板(20)(22)は、柱
(7)に押されて柱(7)と一緒に移動する。このと
き、上載床板(10)と環状板(20)との接触面、およ
び、環状板(20)のつば(19)との接触面に摩擦抵抗が
おこるが、柱囲い(12)の自重は小さいから、この移動
によって生ずる抵抗はわずかなものである。なお、天井
板(11)、環状板(22)およびつば(21)の部分にも摩
擦抵抗がおこるが、柱囲い(12)(12)‥‥は上載床板
(10)に支持されているから、この抵抗は微々たるもの
である。柱囲い(12)(12)‥‥の筒状部(18)はコイ
ルばね(25)(25)‥‥を介して上載床板(10)に連結
され、環状板(22)はコイルばね(26)(26)‥‥を介
して天井板(11)に連結されており、環状板(20)と上
載床板(10)との間には板ばね(27)(27)‥‥が設け
られているから、柱(7)(7)‥‥に押されて移動し
た柱囲い(12)(12)‥‥は、振動構造体(3)の振幅
が小さくなると原位置に復帰する。柱囲い(12)(12)
‥‥を上載床板(10)に対して相対変位させるのは、居
住者に不安を与えるので好ましいことではないが、この
ような大振動は十数年に一度という大地震の際におこる
ものであることを考えると、柱囲い(12)(12)を、ど
のような大きい振幅に対しても柱(7)(7)‥‥に接
触しないように大きい径にしておくより実用的である。
以上のように、振動構造体(3)に対して非振動構造
体(2)が形成されており、これを支持する支持装置
(4)(4)‥‥も後記のように優れた性能を持ってい
るから、本発明の制振構造建造物に揺れがおこると振動
構造体(3)は、この揺れに敏感に反応して振動をおこ
す。
体(2)が形成されており、これを支持する支持装置
(4)(4)‥‥も後記のように優れた性能を持ってい
るから、本発明の制振構造建造物に揺れがおこると振動
構造体(3)は、この揺れに敏感に反応して振動をおこ
す。
振動構造体(3)が振動すると、振動構造体(3)の
最下層の床板部(6)と、非振動構造体(2)のコア
(8)との間に設置された減衰装置(14)(14)‥‥、
(15)(15)‥‥が、第14図のようにそれぞれ伸縮し振
動構造体(3)の振動エネルギーを吸収する。
最下層の床板部(6)と、非振動構造体(2)のコア
(8)との間に設置された減衰装置(14)(14)‥‥、
(15)(15)‥‥が、第14図のようにそれぞれ伸縮し振
動構造体(3)の振動エネルギーを吸収する。
(支持装置の作用) 第9〜13図の本発明の支持装置において、振動構造体
(3)から移動支持体(29)の支持脚(53)にかかる鉛
直荷重は、第3可とう鉛直つり材(56)(56)‥‥、第
2遊動体(52)、第2可とう鉛直つり材(55)(55)‥
‥、第1遊動体(51)および第1可とう鉛直つり材(5
4)(54)‥‥を介して支持台(50)の両妻板(60)(6
0)に伝達され、両妻板(60)(60)に伝達された荷重
は、連結盤(48)(48)を経て固定支持体(28)の支持
脚(33)に伝達される。固定支持体(28)の支持脚(3
3)に伝達された鉛直荷重は、第3可とう鉛直つり材(3
6)(36)‥‥、第2遊動体(32)、第2可とう鉛直つ
り材(35)(35)‥‥、第1遊動体(31)および第1可
とう鉛直つり材(34)(34)‥‥を介して支持台(30)
の両妻板(40)(40)に伝達され、両妻板(40)(40)
に伝達された鉛直荷重は、境界床板体(1)を経て補助
柱(5)(5)‥‥に伝達される。
(3)から移動支持体(29)の支持脚(53)にかかる鉛
直荷重は、第3可とう鉛直つり材(56)(56)‥‥、第
2遊動体(52)、第2可とう鉛直つり材(55)(55)‥
‥、第1遊動体(51)および第1可とう鉛直つり材(5
4)(54)‥‥を介して支持台(50)の両妻板(60)(6
0)に伝達され、両妻板(60)(60)に伝達された荷重
は、連結盤(48)(48)を経て固定支持体(28)の支持
脚(33)に伝達される。固定支持体(28)の支持脚(3
3)に伝達された鉛直荷重は、第3可とう鉛直つり材(3
6)(36)‥‥、第2遊動体(32)、第2可とう鉛直つ
り材(35)(35)‥‥、第1遊動体(31)および第1可
とう鉛直つり材(34)(34)‥‥を介して支持台(30)
の両妻板(40)(40)に伝達され、両妻板(40)(40)
に伝達された鉛直荷重は、境界床板体(1)を経て補助
柱(5)(5)‥‥に伝達される。
振動構造体(3)から移動支持体(29)の支持脚(5
3)に作用する移動支持体(29)に平行な水平力は、移
動支持体(29)の第3可とう鉛直つり材(56)(56)‥
‥、第2遊動体(52)、第2可とう鉛直つり材(55)
(55)‥‥、第1遊動体(51)および第1可とう鉛直つ
り材(54)(54)‥‥を介して移動支持体(29)の支持
台(50)に伝達され、支持台(50)に伝達された水平力
は、連結盤(48)(48)を経て固定支持体(28)(28)
の支持脚(33)(33)に伝達される。支持脚(33)に伝
達された水平力は、固定支持体(28)の支持台(30)を
介して、境界床板体(1)に伝達される。なお、振動構
造体(3)から移動支持体(29)の支持脚(53)に使用
する移動支持体(29)に直交する方向の水平力は、移動
支持体(29)の支持台(50)、連結盤(48)(48)(4
8)(48)を経て、左右の固定支持体(28)(28)の支
持脚(33)(33)に伝達される。固定支持体(28)の支
持脚(33)に伝達された水平力は、固定支持体(28)の
第3可とう鉛直つり材(36)(36)‥‥、第2遊動体
(32)、第2可とう鉛直つり材(35)(35)‥‥、第1
遊動体(31)および第1可とう鉛直つり材(34)(34)
‥‥を介して固定支持体(28)の支持台(30)に伝達さ
れたのち、境界床板部(1)に伝達される。一般に、地
震または風による本発明の制振構造建造物の揺れの方向
は、移動支持体(29)に対して平行な方向や、これと直
交する方向ではなく、斜め方向となるから、振動構造体
(3)から境界床板体(1)に伝達される水平力は、前
記の2方向の伝達が同時に行なわれる。
3)に作用する移動支持体(29)に平行な水平力は、移
動支持体(29)の第3可とう鉛直つり材(56)(56)‥
‥、第2遊動体(52)、第2可とう鉛直つり材(55)
(55)‥‥、第1遊動体(51)および第1可とう鉛直つ
り材(54)(54)‥‥を介して移動支持体(29)の支持
台(50)に伝達され、支持台(50)に伝達された水平力
は、連結盤(48)(48)を経て固定支持体(28)(28)
の支持脚(33)(33)に伝達される。支持脚(33)に伝
達された水平力は、固定支持体(28)の支持台(30)を
介して、境界床板体(1)に伝達される。なお、振動構
造体(3)から移動支持体(29)の支持脚(53)に使用
する移動支持体(29)に直交する方向の水平力は、移動
支持体(29)の支持台(50)、連結盤(48)(48)(4
8)(48)を経て、左右の固定支持体(28)(28)の支
持脚(33)(33)に伝達される。固定支持体(28)の支
持脚(33)に伝達された水平力は、固定支持体(28)の
第3可とう鉛直つり材(36)(36)‥‥、第2遊動体
(32)、第2可とう鉛直つり材(35)(35)‥‥、第1
遊動体(31)および第1可とう鉛直つり材(34)(34)
‥‥を介して固定支持体(28)の支持台(30)に伝達さ
れたのち、境界床板部(1)に伝達される。一般に、地
震または風による本発明の制振構造建造物の揺れの方向
は、移動支持体(29)に対して平行な方向や、これと直
交する方向ではなく、斜め方向となるから、振動構造体
(3)から境界床板体(1)に伝達される水平力は、前
記の2方向の伝達が同時に行なわれる。
第19図は、振動構造体(3)が第14図のように矢印の
方向に移動したときの本発明の支持装置の状態を示すT
−T横断面図で、第20図は、同R−R縦断面図で、第21
図は、同S−S縦断面図である。振動構造体(3)が移
動すると、振動構造体(3)に固着された移動支持体
(29)の支持脚(53)は、第19図のように、移動支持体
(29)とともに図の下方に移動し、かつ、移動支持体
(29)の支持台(50)に沿って図の右方に移動する。支
持脚(53)が図の右方に移動したとき、移動支持体(2
9)の内部では、第20図のように、第1可とう鉛直つり
材(54)(54)‥‥、第2可とう鉛直つり材(55)(5
5)‥‥、および、第3可とう鉛直つり材(56)(56)
‥‥が振り子運動を行なって同一角度傾き、それにつれ
て、第1遊動体(51)と第2遊動体(52)は図の右方へ
それぞれ移動する。第1遊動体(51)および第2遊動体
(52)の上部のつなぎ材(66)(70)は、支持脚(53)
の遊動体貫通口(69)をそれぞれゆるく貫通しているか
ら、支持脚(53)が第1遊動体(51)および第2遊動体
(52)の移動を妨げることはない。各可とう鉛直つり材
は、支持台(50)、第1遊動体(51)、第2遊動体(5
2)および支持脚(53)のつり材連結部に取り付けられ
た水平軸に、両端の連結部を回動自在に連結させてお
り、つり材拘束材(57)(57)(58)(58)に連結され
た可とう部は容易に曲がるようになっている。しかも、
第1遊動体(51)、第2遊動体(52)および支持脚(5
3)は、滑動装置(72)(72)‥‥の働きで、支持台(5
0)の側板(61)(61)を滑動できるようになっている
から、各材に大きい圧縮力または引張力がかかっている
にもかかわらず、支持脚(53)の移動にともなう抵抗は
極めて小さい。移動支持体(29)の固有周期は、第1可
とう鉛直つり材(54)、第2可とう鉛直つり材(55)お
よび第3可とう鉛直つり材(56)の振り子運動の支点間
距離の合計長さによって決るから、妻板(60)(60)に
設置したつり材拘束材(57)(57)を下方に移動させて
第1可とう鉛直つり材(54)(54)‥‥を連結すれば移
動支持体の固有周期がより短くなり、上方に移動させて
第1可とう鉛直つり材(54)(54)‥‥を連結すれば同
固有周期がより長くなる。同様に、支持脚(53)に設置
したつり材拘束材(58)(58)を上方に移動させれば、
移動支持体の固有周期が短くなり、下方に移動させれば
同固有周期が長くなる 第19図のように移動支持体(29)が図の下方に移動す
ると、移動支持体(29)の支持台(50)に連結された固
定支持体(28)(28)の支持脚(33)(33)もまた図の
下方に移動する。第21図によればこのとき固定支持体
(28)の支持脚(33)は図の左方に移動する。これにと
もなって、第1可とう鉛直つり材(34)(34)‥‥、第
2可とう鉛直つり材(35)(35)‥‥、および、第3可
とう鉛直つり材(36)(36)‥‥が振り子運動を行なっ
て同一角度傾き、第1遊動体(31)および第2遊動体
(32)は図の左方へそれぞれ移動する。各可とう鉛直つ
り材は、支持台(30)、第1遊動体(31)、第2遊動体
(32)および支持脚(33)のつり材連結部に取り付けら
れた水平に、両端の連結部を回動自在に連結させてお
り、つり材拘束材(37)(37)(38)(38)に連結され
た可とう部は容易に曲がるようになっている。しかも、
第1遊動体(31)、第2遊動体(32)および支持脚(3
3)は、滑動装置(49)(49)‥‥の働きで、支持台(3
0)の側板(41)(41)を滑動できるようになっている
から、各材に大きい圧縮力または引張力がかかっている
にもかかわらず、支持脚(33)の移動にともなう抵抗は
極めて小さい。固定支持体(28)(28)の固有周期は、
移動支持体(29)と同様に、つり材拘束材(37)(37)
(38)(38)を上下させて調節することができる。すな
わち、妻板(40)(40)のつり材拘束材(37)(37)を
下降させれば固有周期が短くなり、上昇させれば固有周
期が長くなる。また、支持脚(33)つり材拘束材(38)
(38)を上昇させれば固有周期が短くなり、下降させれ
ば固有周期が長くなる。
方向に移動したときの本発明の支持装置の状態を示すT
−T横断面図で、第20図は、同R−R縦断面図で、第21
図は、同S−S縦断面図である。振動構造体(3)が移
動すると、振動構造体(3)に固着された移動支持体
(29)の支持脚(53)は、第19図のように、移動支持体
(29)とともに図の下方に移動し、かつ、移動支持体
(29)の支持台(50)に沿って図の右方に移動する。支
持脚(53)が図の右方に移動したとき、移動支持体(2
9)の内部では、第20図のように、第1可とう鉛直つり
材(54)(54)‥‥、第2可とう鉛直つり材(55)(5
5)‥‥、および、第3可とう鉛直つり材(56)(56)
‥‥が振り子運動を行なって同一角度傾き、それにつれ
て、第1遊動体(51)と第2遊動体(52)は図の右方へ
それぞれ移動する。第1遊動体(51)および第2遊動体
(52)の上部のつなぎ材(66)(70)は、支持脚(53)
の遊動体貫通口(69)をそれぞれゆるく貫通しているか
ら、支持脚(53)が第1遊動体(51)および第2遊動体
(52)の移動を妨げることはない。各可とう鉛直つり材
は、支持台(50)、第1遊動体(51)、第2遊動体(5
2)および支持脚(53)のつり材連結部に取り付けられ
た水平軸に、両端の連結部を回動自在に連結させてお
り、つり材拘束材(57)(57)(58)(58)に連結され
た可とう部は容易に曲がるようになっている。しかも、
第1遊動体(51)、第2遊動体(52)および支持脚(5
3)は、滑動装置(72)(72)‥‥の働きで、支持台(5
0)の側板(61)(61)を滑動できるようになっている
から、各材に大きい圧縮力または引張力がかかっている
にもかかわらず、支持脚(53)の移動にともなう抵抗は
極めて小さい。移動支持体(29)の固有周期は、第1可
とう鉛直つり材(54)、第2可とう鉛直つり材(55)お
よび第3可とう鉛直つり材(56)の振り子運動の支点間
距離の合計長さによって決るから、妻板(60)(60)に
設置したつり材拘束材(57)(57)を下方に移動させて
第1可とう鉛直つり材(54)(54)‥‥を連結すれば移
動支持体の固有周期がより短くなり、上方に移動させて
第1可とう鉛直つり材(54)(54)‥‥を連結すれば同
固有周期がより長くなる。同様に、支持脚(53)に設置
したつり材拘束材(58)(58)を上方に移動させれば、
移動支持体の固有周期が短くなり、下方に移動させれば
同固有周期が長くなる 第19図のように移動支持体(29)が図の下方に移動す
ると、移動支持体(29)の支持台(50)に連結された固
定支持体(28)(28)の支持脚(33)(33)もまた図の
下方に移動する。第21図によればこのとき固定支持体
(28)の支持脚(33)は図の左方に移動する。これにと
もなって、第1可とう鉛直つり材(34)(34)‥‥、第
2可とう鉛直つり材(35)(35)‥‥、および、第3可
とう鉛直つり材(36)(36)‥‥が振り子運動を行なっ
て同一角度傾き、第1遊動体(31)および第2遊動体
(32)は図の左方へそれぞれ移動する。各可とう鉛直つ
り材は、支持台(30)、第1遊動体(31)、第2遊動体
(32)および支持脚(33)のつり材連結部に取り付けら
れた水平に、両端の連結部を回動自在に連結させてお
り、つり材拘束材(37)(37)(38)(38)に連結され
た可とう部は容易に曲がるようになっている。しかも、
第1遊動体(31)、第2遊動体(32)および支持脚(3
3)は、滑動装置(49)(49)‥‥の働きで、支持台(3
0)の側板(41)(41)を滑動できるようになっている
から、各材に大きい圧縮力または引張力がかかっている
にもかかわらず、支持脚(33)の移動にともなう抵抗は
極めて小さい。固定支持体(28)(28)の固有周期は、
移動支持体(29)と同様に、つり材拘束材(37)(37)
(38)(38)を上下させて調節することができる。すな
わち、妻板(40)(40)のつり材拘束材(37)(37)を
下降させれば固有周期が短くなり、上昇させれば固有周
期が長くなる。また、支持脚(33)つり材拘束材(38)
(38)を上昇させれば固有周期が短くなり、下降させれ
ば固有周期が長くなる。
(ダイナミックダンパーの作用) 地震または風によって、本発明の制振構造建造物が任
意の方向に揺れ始めると、16基の支持装置(4)(4)
‥‥は、この揺れに同調して振動構造体(3)を制振構
造建造物の揺れる方向に共振させる。この振動構造体
(3)の共振によって、制振構造建造物から振動エネル
ギーが吸収され、制振構造建造物の揺れは急速に終息す
る。一方、振動構造体(3)の振動エネルギーは、減衰
装置(14)(14)‥‥、(15)(15)‥‥によって吸収
され、振動構造体(3)の揺れも次第に終息する。
意の方向に揺れ始めると、16基の支持装置(4)(4)
‥‥は、この揺れに同調して振動構造体(3)を制振構
造建造物の揺れる方向に共振させる。この振動構造体
(3)の共振によって、制振構造建造物から振動エネル
ギーが吸収され、制振構造建造物の揺れは急速に終息す
る。一方、振動構造体(3)の振動エネルギーは、減衰
装置(14)(14)‥‥、(15)(15)‥‥によって吸収
され、振動構造体(3)の揺れも次第に終息する。
[発明の効果] (課題1)および(課題2)について:ダイナミック
ダンパーの重錘の代りとなる振動構造体は、上記のよう
に非振動構造体を構成する外壁部の架構、コア、上載床
板、天井板、および、柱囲いの中に包みこまれている。
非振動構造体の上載床板は、振動構造体の床板部に滑動
装置に介して接触しており、両者が水平方向に相対変位
をおこすとき、接触部に抵抗が生ずるが、上載床板は軽
量で積載荷重も軽微なものであるから、この抵抗は極め
て小さい。また、振動構造体を支持する本発明の支持装
置は、振動に対して鋭敏に反応するように形成されてい
るから、本発明の制振構造建造物に揺れがおこると、振
動構造体はこの揺れに直ちに同調して制振構造建造物の
揺れる方向に共振をおこしダイナミックダンパーの重錘
の役目を十分に果す。
ダンパーの重錘の代りとなる振動構造体は、上記のよう
に非振動構造体を構成する外壁部の架構、コア、上載床
板、天井板、および、柱囲いの中に包みこまれている。
非振動構造体の上載床板は、振動構造体の床板部に滑動
装置に介して接触しており、両者が水平方向に相対変位
をおこすとき、接触部に抵抗が生ずるが、上載床板は軽
量で積載荷重も軽微なものであるから、この抵抗は極め
て小さい。また、振動構造体を支持する本発明の支持装
置は、振動に対して鋭敏に反応するように形成されてい
るから、本発明の制振構造建造物に揺れがおこると、振
動構造体はこの揺れに直ちに同調して制振構造建造物の
揺れる方向に共振をおこしダイナミックダンパーの重錘
の役目を十分に果す。
非振動構造体の上載床板と天井板の自重、および、上
載床板にかかる積載荷重の大部分は、振動構造体の床板
部が負担し、非振動構造体の外壁部の架構に作用する地
震力と風圧力による構面外の水平荷重は上載床板および
天井板を介してコアに伝達される。したがって、振動構
造体を内蔵する非振動構造体には、鉛直荷重を支持し、
水平荷重に抵抗する大ばりおよび小ばりは不要である。
また、上載床板にかかる鉛直荷重の大部分は、振動構造
体、支持装置を経て境界床板体に伝達され、非振動構造
体の外壁部の架構にかかる荷重は、自重による鉛直荷重
と、地震力と風圧力による構面内の水平荷重だけである
から、外壁部の架構は断面の小さい部材で形成すること
ができる。以上により、本発明の制振構造建造物は、振
動構造体と同じ重量の重錘を持つ従来の超高層建造物に
くらべて、重錘を含む上層部の重量がかなり軽くなるこ
とは明らかである。上層部の重量が軽減されると、これ
を支える建造物本体の構造体の断面削減が可能になり、
この結果、制振構造建造物全体の重量が軽減されるか
ら、下層部ではさらに構造体の断面削減が可能になる。
載床板にかかる積載荷重の大部分は、振動構造体の床板
部が負担し、非振動構造体の外壁部の架構に作用する地
震力と風圧力による構面外の水平荷重は上載床板および
天井板を介してコアに伝達される。したがって、振動構
造体を内蔵する非振動構造体には、鉛直荷重を支持し、
水平荷重に抵抗する大ばりおよび小ばりは不要である。
また、上載床板にかかる鉛直荷重の大部分は、振動構造
体、支持装置を経て境界床板体に伝達され、非振動構造
体の外壁部の架構にかかる荷重は、自重による鉛直荷重
と、地震力と風圧力による構面内の水平荷重だけである
から、外壁部の架構は断面の小さい部材で形成すること
ができる。以上により、本発明の制振構造建造物は、振
動構造体と同じ重量の重錘を持つ従来の超高層建造物に
くらべて、重錘を含む上層部の重量がかなり軽くなるこ
とは明らかである。上層部の重量が軽減されると、これ
を支える建造物本体の構造体の断面削減が可能になり、
この結果、制振構造建造物全体の重量が軽減されるか
ら、下層部ではさらに構造体の断面削減が可能になる。
したがって、本発明の制振構造建造物は、従来のダイ
ナミックダンパーを設置した制振構造建造物にくらべ
て、ダイナミックダンパーの重量を加えた建造物の自重
が大幅に軽減される。
ナミックダンパーを設置した制振構造建造物にくらべ
て、ダイナミックダンパーの重量を加えた建造物の自重
が大幅に軽減される。
また、振動構造体は非振動構造体の中に包みこまれて
いるから、振動構造体が激しく共振をおこしても、振動
構造体の振動は居住者の目に触れることがなく、非振動
構造体の室内空間は通常の建造物と同様に使用すること
ができる。しかも、ダイナミックダンパーを設置するた
めに必要な空間は、支持装置を設置するための空間と、
柱囲いおよび補助柱を設置するための空間だけで、専用
のダイナミックダンパー室を設ける場合にくらべればそ
の占有空間はかなり小さい。
いるから、振動構造体が激しく共振をおこしても、振動
構造体の振動は居住者の目に触れることがなく、非振動
構造体の室内空間は通常の建造物と同様に使用すること
ができる。しかも、ダイナミックダンパーを設置するた
めに必要な空間は、支持装置を設置するための空間と、
柱囲いおよび補助柱を設置するための空間だけで、専用
のダイナミックダンパー室を設ける場合にくらべればそ
の占有空間はかなり小さい。
(課題3)および支持装置全般について:本発明の支
持装置は、原理的には、(第1可とう鉛直つり材の振り
子運動の長さ)+(第2可とう鉛直つり材の振り子運動
の長さ)+(第3可とう鉛直つり材の振り子運動の長
さ)を振り子運動の長さとする長いつり材で振動構造体
をつったのと同じになるので、ベアリング装置を使って
重錘を滑動させる従来の方式より、軽度な揺れに対して
重錘(振動構造体)をより敏感に反応させることができ
る。とくに、重錘の重量が大きい場合、ベアリング装置
で重錘を滑動させるのは容易ではないが、つり構造の本
発明の支持装置の場合比較的容易にその目的を達するこ
とができる。振動構造体が、移動支持体に対して平行に
揺れないで、斜めの方向に揺れると、移動支持体および
固定支持体の遊動体と支持脚は、支持台の側板に接触し
た状態で振動し、接触部の滑動装置に抵抗が生ずるが、
重錘の重量がそのままベアリングに作用する従来の支持
装置にくらべれば、その接触圧は極めて小さく、接触部
に生ずる抵抗はわずかなものである。
持装置は、原理的には、(第1可とう鉛直つり材の振り
子運動の長さ)+(第2可とう鉛直つり材の振り子運動
の長さ)+(第3可とう鉛直つり材の振り子運動の長
さ)を振り子運動の長さとする長いつり材で振動構造体
をつったのと同じになるので、ベアリング装置を使って
重錘を滑動させる従来の方式より、軽度な揺れに対して
重錘(振動構造体)をより敏感に反応させることができ
る。とくに、重錘の重量が大きい場合、ベアリング装置
で重錘を滑動させるのは容易ではないが、つり構造の本
発明の支持装置の場合比較的容易にその目的を達するこ
とができる。振動構造体が、移動支持体に対して平行に
揺れないで、斜めの方向に揺れると、移動支持体および
固定支持体の遊動体と支持脚は、支持台の側板に接触し
た状態で振動し、接触部の滑動装置に抵抗が生ずるが、
重錘の重量がそのままベアリングに作用する従来の支持
装置にくらべれば、その接触圧は極めて小さく、接触部
に生ずる抵抗はわずかなものである。
上記の実施例においては、固定支持体も移動支持体も
遊動体を2つ取り付けたものを使用しているが、遊動体
の数をさらに増やせば、支持装置の高さを高くしないで
その固有周期を長くすることができる。このように、本
発明の支持装置の場合、支持装置の高さを通常の建造物
の天井高の範囲内におさえながらその固有周期を所定の
長さに設定することができる。原発明の多重つり構造支
持機構を応用したこの2方向多重つり構造支持機構は、
本発明の支持装置の大きな特長である。
遊動体を2つ取り付けたものを使用しているが、遊動体
の数をさらに増やせば、支持装置の高さを高くしないで
その固有周期を長くすることができる。このように、本
発明の支持装置の場合、支持装置の高さを通常の建造物
の天井高の範囲内におさえながらその固有周期を所定の
長さに設定することができる。原発明の多重つり構造支
持機構を応用したこの2方向多重つり構造支持機構は、
本発明の支持装置の大きな特長である。
直交する固定支持体と移動支持体が、それぞれ独立し
た多重つり構造支持機構を持っているので、本発明の支
持装置では、固定指示体と移動支持体の固有周期を、制
振構造建造物のそれぞれの方向の固有周期に合わせて設
定することができる。すなわち、固定支持体の固有周期
を、制振構造建造物が固定支持体に平行な方向に振動す
るときの制振構造建造物の固有周期に合わせ、かつ、移
動支持体の固有周期を、制振構造建造物が移動支持体に
平行な方向に振動するときの制振構造建造物の固有周期
に合わせる。なお、固定支持体および移動支持体の固有
周期は、つり材拘束材を上下に移動させることによって
微調整が容易であるから、ダイナミックダンパーは常に
最適な状態で作動することができる。
た多重つり構造支持機構を持っているので、本発明の支
持装置では、固定指示体と移動支持体の固有周期を、制
振構造建造物のそれぞれの方向の固有周期に合わせて設
定することができる。すなわち、固定支持体の固有周期
を、制振構造建造物が固定支持体に平行な方向に振動す
るときの制振構造建造物の固有周期に合わせ、かつ、移
動支持体の固有周期を、制振構造建造物が移動支持体に
平行な方向に振動するときの制振構造建造物の固有周期
に合わせる。なお、固定支持体および移動支持体の固有
周期は、つり材拘束材を上下に移動させることによって
微調整が容易であるから、ダイナミックダンパーは常に
最適な状態で作動することができる。
本発明の支持装置は、ブックケース形箱状の固定支持
体と同形状の移動支持体を、H形平面に結合したもので
あるから、原発明の支持装置のように閉鎖的な空間がな
い。また、固定支持体および移動支持体の支持台の側板
は、妻板を連結し、遊動体と支持脚の横揺れを押えるの
が主な役目で、全面に大きな応力が働くことはないか
ら、保守、点検用の改め口を比較的自由に設けることが
できる。このため、本発明の支持装置は、内部の保守、
点検が非常にやりやすく、原発明の支持装置の最大の欠
点であった保守、点検の問題は解消された。
体と同形状の移動支持体を、H形平面に結合したもので
あるから、原発明の支持装置のように閉鎖的な空間がな
い。また、固定支持体および移動支持体の支持台の側板
は、妻板を連結し、遊動体と支持脚の横揺れを押えるの
が主な役目で、全面に大きな応力が働くことはないか
ら、保守、点検用の改め口を比較的自由に設けることが
できる。このため、本発明の支持装置は、内部の保守、
点検が非常にやりやすく、原発明の支持装置の最大の欠
点であった保守、点検の問題は解消された。
ダイナミックダンパーの性能について:振動構造体の
重量が十分大きければ、制振構造建造物の振動エネルギ
ーを吸収する能力が大きく、制振構造建造物の振動を急
速に終息させることができる。また、振動構造体の重量
が大きければ、小さい振幅で大きい振動エネルギーを吸
収することができるから、変形能力の小さい支持装置を
使用することができ、振動構造体および非振動構造体の
設計も容易になる。
重量が十分大きければ、制振構造建造物の振動エネルギ
ーを吸収する能力が大きく、制振構造建造物の振動を急
速に終息させることができる。また、振動構造体の重量
が大きければ、小さい振幅で大きい振動エネルギーを吸
収することができるから、変形能力の小さい支持装置を
使用することができ、振動構造体および非振動構造体の
設計も容易になる。
本発明の制振構造建造物では、振動構造体の層数を増
やして、振動構造体の重量を重くしても、制振構造建造
物の総重量はそれ程増加しないから、振動構造体を最適
重量にし、ダイナミックダンパーの性能を向上させるこ
とができる。振動構造体の重量が増加すると、支持装置
に大きい荷重がかかることになるが、本発明の支持装置
は、建造物全体を支持する目的で考案された原発明の支
持装置と同様に、大荷重に十分耐え得る応力を持ってい
る。
やして、振動構造体の重量を重くしても、制振構造建造
物の総重量はそれ程増加しないから、振動構造体を最適
重量にし、ダイナミックダンパーの性能を向上させるこ
とができる。振動構造体の重量が増加すると、支持装置
に大きい荷重がかかることになるが、本発明の支持装置
は、建造物全体を支持する目的で考案された原発明の支
持装置と同様に、大荷重に十分耐え得る応力を持ってい
る。
振動構造体は、重錘であるから単位体積重量の大きい
材料で形成するのが一般的であるが、上記の実施例のよ
うに、鋼材にくらべて単位体積重量は小さいが、比較的
安価で、剛な構造体を形成しやすいプレキャストコンク
リートを使用すれば、2重構造によって生ずる建築費の
増加をかなり抑えることができる。
材料で形成するのが一般的であるが、上記の実施例のよ
うに、鋼材にくらべて単位体積重量は小さいが、比較的
安価で、剛な構造体を形成しやすいプレキャストコンク
リートを使用すれば、2重構造によって生ずる建築費の
増加をかなり抑えることができる。
第1図は、本発明の制振構造建造物のC−C横断面図
で、第2図は、同上層部のA−A縦断面図、第3図は、
同D−D横断面図、第4図は、同上層部のB−B縦断面
図である。 第5図は、本発明の制振構造建造物の非振動構造体と振
動構造体の一部を示すF−F横断面図で、第6図は、同
E−E縦断面図である。 第7図は、本発明の制振構造建造物の柱囲いの縦断面図
で、第8図は、上半分が同G−G横断面図、下半分が同
H−H横断面図である。 第9図は、本発明の支持装置のM−M横断面図で、第10
図は、同I−I縦断面図、第11図は、同J−J縦断面
図、第12図は、同K−K縦断面図、第13図は、同L−L
縦断面図である。 第14図は、本発明の制振構造建造物の振動構造体の作用
を示す横断面図である。 第15図は、本発明の制振構造建造物の柱囲いの作用を示
す縦断面図で、第16図は、上半分が同N−N横断面図、
下半分が同O−O横断面図である。 第17図は、本発明の制振構造建造物の柱囲いの作用を示
す縦断面図で、第18図は、上半分が同P−P横断面図、
下半分が同Q−Q横断面図である。 第19図は、本発明の支持装置の作用を示すT−T横断面
図で、第20図は、同R−R縦断面図、第21図は、同S−
S縦断面図である。 (1)……境界床板体、(2)……非振動構造体、
(3)……振動構造体、(4)……支持装置、(5)…
…補助柱、(6)……床板部、(7)……柱、(8)…
…コア、(9)……外壁部の架構、(10)……上載床
板、(11)……天井板、(12)……柱囲い、(13)……
塔屋、(14)(15)……減衰装置、(16)(49)(72)
……滑動装置、(17)……天井つり材、(18)……筒状
部、(19)(21)……つば、(20)(22)……環状板、
(23)(24)(73)……開口部、(25)(26)(75)…
…コイルばね、(27)……板ばね、(28)……固定支持
体、(29)……移動支持体、(30)(50)……支持台、
(31)(51)……第1遊動体、(32)(52)……第2遊
動体、(33)(53)……支持脚、(34)(54)……第1
可とう鉛直つり材、(35)(55)……第2可とう鉛直つ
り材、(36)(56)……第3可とう鉛直つり材、(37)
(38)(57)(58)……つり材拘束材、(39)(47)
(59)(67)……張り出し部、(40)(60)……妻板、
(41)(61)……側板、(42)(62)……底板、(43)
(63)……天板、(44)……連結盤移動口、(45)(6
5)……斜材、(46)(66)(70)……つなぎ材、(4
8)……連結盤、(64)……柱状体、(68)……頭部、
(69)……遊動体貫通口、(71)……支持盤、(74)…
支持体囲い
で、第2図は、同上層部のA−A縦断面図、第3図は、
同D−D横断面図、第4図は、同上層部のB−B縦断面
図である。 第5図は、本発明の制振構造建造物の非振動構造体と振
動構造体の一部を示すF−F横断面図で、第6図は、同
E−E縦断面図である。 第7図は、本発明の制振構造建造物の柱囲いの縦断面図
で、第8図は、上半分が同G−G横断面図、下半分が同
H−H横断面図である。 第9図は、本発明の支持装置のM−M横断面図で、第10
図は、同I−I縦断面図、第11図は、同J−J縦断面
図、第12図は、同K−K縦断面図、第13図は、同L−L
縦断面図である。 第14図は、本発明の制振構造建造物の振動構造体の作用
を示す横断面図である。 第15図は、本発明の制振構造建造物の柱囲いの作用を示
す縦断面図で、第16図は、上半分が同N−N横断面図、
下半分が同O−O横断面図である。 第17図は、本発明の制振構造建造物の柱囲いの作用を示
す縦断面図で、第18図は、上半分が同P−P横断面図、
下半分が同Q−Q横断面図である。 第19図は、本発明の支持装置の作用を示すT−T横断面
図で、第20図は、同R−R縦断面図、第21図は、同S−
S縦断面図である。 (1)……境界床板体、(2)……非振動構造体、
(3)……振動構造体、(4)……支持装置、(5)…
…補助柱、(6)……床板部、(7)……柱、(8)…
…コア、(9)……外壁部の架構、(10)……上載床
板、(11)……天井板、(12)……柱囲い、(13)……
塔屋、(14)(15)……減衰装置、(16)(49)(72)
……滑動装置、(17)……天井つり材、(18)……筒状
部、(19)(21)……つば、(20)(22)……環状板、
(23)(24)(73)……開口部、(25)(26)(75)…
…コイルばね、(27)……板ばね、(28)……固定支持
体、(29)……移動支持体、(30)(50)……支持台、
(31)(51)……第1遊動体、(32)(52)……第2遊
動体、(33)(53)……支持脚、(34)(54)……第1
可とう鉛直つり材、(35)(55)……第2可とう鉛直つ
り材、(36)(56)……第3可とう鉛直つり材、(37)
(38)(57)(58)……つり材拘束材、(39)(47)
(59)(67)……張り出し部、(40)(60)……妻板、
(41)(61)……側板、(42)(62)……底板、(43)
(63)……天板、(44)……連結盤移動口、(45)(6
5)……斜材、(46)(66)(70)……つなぎ材、(4
8)……連結盤、(64)……柱状体、(68)……頭部、
(69)……遊動体貫通口、(71)……支持盤、(74)…
支持体囲い
Claims (4)
- 【請求項1】重錘を付加振動体に用いて、地震または風
による振動を軽減させるようにした制振構造建造物にお
いて、重錘の代りに、複数層の床板部とこれらの床板部
を連結する柱を備えた振動構造体を設け、その振動構造
体を、制振構造建造物の本体(以下単に建造物本体と呼
ぶ)に設置した支持装置によって一方向または任意の水
平方向に振動できるように支持するとともに、建造物本
体に下部を連結し振動構造体に相追して形成された柱ま
たは壁体、それらの柱または壁体に連結して形成され振
動構造体の床板部の上面を覆う上載床板、同下面を覆う
天井板、および、前記の上載床板と天井板に接続して形
成され振動構造体の柱を覆う柱囲いをぞれぞれ備えた非
振動構造体を、振動構造体の振動を妨げないように設け
たものである振動構造体を持つ制振構造建造物。 - 【請求項2】重錘を付加振動体に用いて、地震または風
による振動を軽減させるようにした制振構造建造物にお
いて、重錘の代りに、複数層の床板部とこれらの床板部
を連結する柱を備えた振動構造体を設け、その振動構造
体を、建造物本体に設置した支持装置によって一方向ま
たは任意の水平方向に振動できるように支持し、かつ、
振動構造体と建造物本体とを、振動構造体の振動を減衰
させることができる減衰装置を介して連結するととも
に、建造物本体に下部を連結し振動構造体に相対して形
成された柱または壁体、それらの柱または壁体に連結し
て形成され振動構造体の床板部の上面を覆う上載床板、
同下面を覆う天井板、および、前記の上載床板と天井板
に接続して形成され振動構造体の柱を覆う柱囲いをそれ
ぞれ備えた非振動構造体を、振動構造体の振動を妨げな
いように設けたものである請求項1記載の振動構造体を
持つ制振構造建造物。 - 【請求項3】支持脚の振動方向を水平m方向に向けて、
支持台を建造物本体に固着させるようにした下記のaに
記載の固定支持体を、適当な間隔をおいて並列に2基建
造物本体に設置し、支持脚の振動方向を前記の水平m方
向に対して直角または直角に近い角度で交わる水平n方
向に向け、その両端を前記の2基の固定支持体の支持脚
にそれぞれ連結するようにした下記のbに記載の移動支
持体を、支持台が2基の固定支持体の支持脚とともに水
平m方向に振動できるように設置し、その移動支持体の
支持脚の頂部に振動構造体を固着するようにした振動構
造体を持つ制振構造建造物用支持装置。 a.支持台の上部からつり下げた複数の第1鉛直つり材の
下端に、第1遊動体の下部を連結して、第1遊動体を支
持台の側方につり、その第1遊動体の上部からつり下げ
た複数の第2鉛直つり材の下端に、支持脚の下部を連結
して、支持脚を第1遊動体の側方につるか、または、第
2鉛直つり材に支持脚をつる代りに、第2鉛直つり材の
下端に、第2遊動体の下部に連結して、第2遊動体を第
1遊動体の側方につり、その第2遊動体の上部からつり
下げた複数の第3鉛直つり材の下端に支持脚の下部を連
結して、支持脚を第2遊動体の側方につるというよう
に、複数の鉛直つり材と、1ないし複数の遊動体を用い
て支持脚を支持台の側方につり、支持脚を一定の水平方
向に振動させることができるように形成した固定支持
体。 b.支持台の上部からつり下げた複数の第1鉛直つり材の
下端に、第1遊動体の下部を連結して、第1遊動体を支
持台の側方につり、その第1遊動体の上部からつり下げ
た複数の第2鉛直つり材の下端に、支持脚の下部を連結
して、支持脚を第1遊動体の側方につるか、または、第
2鉛直つり材に支持脚をつる代りに、第2鉛直つり材の
下端に、第2遊動体の下部を連結して、第2遊動体を第
1遊動体の側方につり、その第2遊動体の上部からつり
下げた複数の第3鉛直つり材の下端に支持脚の下部を連
結して、支持脚を第2遊動体の側方につるというよう
に、複数の鉛直つり材と、1ないし複数の遊動体を用い
て支持脚を支持台の側方につり、支持脚を一定の水平方
向に振動させることができるように形成した移動支持
体。 - 【請求項4】支持脚の振動方向を水平m方向に向けて、
支持台の底部を建造物本体に固着させるようにした下記
のcに記載の固定支持体を、適当な間隔をおいて並列に
2基建造物本体に設置し、支持脚の振動方向を前記の水
平m方向に対して直角に交わる水平n方向に向け、その
両端の妻板を前記の2基の固定支持体の支持脚の連結盤
にそれぞれ連結するようにした下記のdに記載の移動支
持体を、支持台が2基の固定支持体の支持脚とともに水
平m方向に振動できるように設置し、その移動支持体の
支持脚の頂部の支持盤に振動構造体を固着するようにし
た請求項3記載の振動構造体を持つ制振構造建造物用支
持装置。 c.縦長の両妻板の上部に張り出し部を向い合わせて設
け、一方の側板に連結盤移動口を設けた箱状の支持台
の、両張り出し部から複数の第1可とう鉛直つり材をそ
れぞれつり下げ、妻板との間に適当な間隔をとって八の
字状に配置された一対の斜材と、それらの斜材に剛接合
されたつなぎ材からなる第1遊動体を、第1可とう鉛直
つり材の下端に両斜材の下部をそれぞれ連結させて支持
台の内部につり、その第1遊動体の両斜材の上部から複
数の第2可とう鉛直つり材をそれぞれつり下げ、第1遊
動体の斜材との間に適当な間隔をとって配置された下部
に逆T字形張り出し部を持つ柱状の支持脚、第2可とう
鉛直つり材の下端に両張り出し部をそれぞれ連結させて
支持台の内部につるか、または、第2可とう鉛直つり材
に支持脚をつる代りに、第1遊動体の斜材との間に適当
な間隔をとって八の字状に配置された一対の斜材と、そ
れらの斜材に剛接合されたつなぎ材からなる第2遊動体
を、第2可とう鉛直つり材の下端に両斜材の下部をそれ
ぞれ連結させて支持台の内部につり、その第2遊動体の
両斜材の上部から複数の第3可とう鉛直つり材をそれぞ
れつり下げ、第2遊動体の斜材との間に適当な間隔をと
って配置された下部に逆T字形張り出し部を持つ柱状の
支持脚を、第3可とう鉛直つり材の下端に両張り出し部
をそれぞれ連結させて支持台の内部につるというよう
に、複数の可とう鉛直つり材と、一対の斜材とつなぎ材
からなる1ないし複数の遊動体を用いて支持脚を支持台
の内部につり、支持台に対して遊動体および支持脚が、
支持台の側板に平行な水平方向に相対変位できるように
形成し、かつ、可とう鉛直つり材と、その可とう鉛直つ
り材に隣接する妻板または斜材あるいは支持脚とを任意
の位置で連結することができるつり材拘束材を、少なく
とも一対以上設けるとともに支持脚の側面に、支持台の
連結盤移動口をゆるく貫通して突出する連結盤を固着し
た固定支持体。 d.縦長の両妻板の上部に張り出し部を向い合わせて設け
た箱状の支持台の、両張り出し部から複数の第1可とう
鉛直つり材をそれぞれつり下げ、妻板との間に適当な間
隔をとって八の字状に配置された一対の斜材と、それら
の斜材に剛接合されたつなぎ材からなる第1遊動体を、
第1可とう鉛直つり材の下端に両斜材の下部をそれぞれ
連結させて支持体の内部につり、その第1遊動体の両斜
材の上部から複数の第2可とう鉛直つり材をそれぞれつ
り下げ、第1遊動体の斜材との間に適当な間隔をとって
配置された下部に逆T字形張り出し部を持つ柱状の支持
脚、第2可とう鉛直つり材の下端に両張り出し部をそれ
ぞれ連結させて支持台の内部につるか、または、第2可
とう鉛直つり材に支持脚をつる代りに、第1遊動体の斜
材との間に適当な間隔をとって八の字状に配置された一
対の斜材と、それらの斜材に剛接合されたつなぎ材から
なる第2遊動体を、第2可とう鉛直つり材の下端に両斜
材の下部をそれぞれ連結させて支持台の内部につり、そ
の第2遊動体の両斜材の上部から複数の第3可とう鉛直
つり材をそれぞれつり下げ、第2遊動体の斜材との間に
適当な間隔をとって配置された下部に逆T字形張り出し
部を持つ柱状の支持脚を、第3可とう鉛直つり材の可端
に両張り出し部をそれぞれ連結させて支持台の内部につ
るというように、複数の可とう鉛直つり材と、一対の斜
材とつなぎ材からなる1ないし複数の遊動体を用いて支
持脚を支持台の内部につり、支持台に対して遊動体およ
び支持脚が、支持台の側板に平行な水平方向に相対変位
できるように形成し、かつ、可とう鉛直つり材と、その
可とう鉛直つり材に隣接する妻板または斜材あるいは支
持脚とを任意の位置で連結することができるつり材拘束
材を、少なくとも一対以上設けるともに、支持脚の上部
に遊動体の水平移動を妨げないように頭部を接続し、そ
の頭部に振動構造体を固着する支持盤を設けた移動支持
体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2217038A JPH086503B2 (ja) | 1990-08-20 | 1990-08-20 | 振動構造体を持つ制振構造建造物および該建造物に用いる支持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2217038A JPH086503B2 (ja) | 1990-08-20 | 1990-08-20 | 振動構造体を持つ制振構造建造物および該建造物に用いる支持装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04102674A JPH04102674A (ja) | 1992-04-03 |
| JPH086503B2 true JPH086503B2 (ja) | 1996-01-24 |
Family
ID=16697869
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2217038A Expired - Lifetime JPH086503B2 (ja) | 1990-08-20 | 1990-08-20 | 振動構造体を持つ制振構造建造物および該建造物に用いる支持装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH086503B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN113622539B (zh) * | 2021-09-23 | 2023-01-03 | 浙江工业大学 | 一种含钢丝绳隔振器的tmd减振装置 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH01247667A (ja) * | 1988-03-30 | 1989-10-03 | Taisei Corp | 重層式免震制振構造物 |
-
1990
- 1990-08-20 JP JP2217038A patent/JPH086503B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04102674A (ja) | 1992-04-03 |
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