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JPH11213837A - 電磁継電器 - Google Patents
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JPH11213837A - 電磁継電器 - Google Patents

電磁継電器

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Publication number
JPH11213837A
JPH11213837A JP10014571A JP1457198A JPH11213837A JP H11213837 A JPH11213837 A JP H11213837A JP 10014571 A JP10014571 A JP 10014571A JP 1457198 A JP1457198 A JP 1457198A JP H11213837 A JPH11213837 A JP H11213837A
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JP
Japan
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iron core
molding material
coil
flanges
secondary molding
Prior art date
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Pending
Application number
JP10014571A
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English (en)
Inventor
Kazuhiro Nobutoki
和弘 信時
Hiroyuki Kita
宏幸 喜多
Kazuaki Nishimura
和晃 西村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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    • H01H50/00Details of electromagnetic relays
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    • H01H50/00Details of electromagnetic relays
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    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H51/00Electromagnetic relays
    • H01H51/22Polarised relays
    • H01H51/2272Polarised relays comprising rockable armature, rocking movement around central axis parallel to the main plane of the armature
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Abstract

(57)【要約】 【課題】コイルの占積率を高めるとともに、絶縁性を高
めた電磁継電器を提供する。 【解決手段】絶縁性の鍔2,2は、略コ字状の鉄芯1の
両端に一体成形される。薄肉部2a,2aは鍔2,2の
端面から鉄芯1の表面に沿って突設されており、鍔2,
2の間の鉄芯1の部位に絶縁テープ3がテーピングされ
る。絶縁テープ3の両端部は薄肉部2a,2aとオーバ
ーラップしており、鍔2,2間の鉄芯1の部位は薄肉部
2a及び絶縁テープ3により完全に覆われている。コイ
ル4は鍔2,2間の鉄芯1の部位に絶縁テープ3の上か
ら巻回され、鉄芯1とコイル4との間は薄肉部2a及び
絶縁テープ3によって完全に絶縁される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電磁継電器に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】この種の電磁継電器としては、図8
(a)に示すように、略直方体状の中央片1cの両端か
ら側片1a,1aが同方向に立設されて略コ字状に形成
された鉄芯1の両端部に合成樹脂よりなる鍔2,2を一
体成形した後、図8(b)に示すように、鍔2,2間の
鉄芯1の部位に絶縁テープ3をテーピングしてボビンブ
ロックAを形成し、鍔2,2間の鉄芯1の部位に絶縁テ
ープ3の上からコイル4を巻回してコイルブロックを形
成したものがあった。
【0003】絶縁テープ3は、鉄芯1とコイル4との間
の絶縁を完全に確保するとともに、ボビンブロックBの
断面積を小さくしてコイル4の占積率を高める目的で、
鍔2,2間のコイル4が巻回される鉄芯1の部位にテー
ピングされている。ここで、鉄芯1に絶縁テープ3をテ
ーピングする際は、鍔2,2間の寸法と略同じ寸法に絶
縁テープ3を切断して、絶縁テープ3を鉄芯1に巻き付
ければ、鍔2,2間の鉄芯1の部位全体を隙間無く覆う
ことができるが、テーピングの作業性を考慮すると、絶
縁テープ3の寸法を鍔2,2間の寸法よりも短い寸法に
切断して、鉄芯1に巻き付けるのが望ましく、そのため
テーピング後に鍔2,2と絶縁テープ3との間に隙間G
ができ、この隙間Gから鉄芯1が露出して、鉄芯1とコ
イル4との間の絶縁を完全に確保できないという問題が
あった。
【0004】そこで、図8(c)〜(e)に示すよう
に、鍔2と絶縁テープ20との隙間Gを絶縁性の保護鍔
20で塞いだボビンブロックAが従来より提案されてい
る。このボビンブロックAは、略直方体状の中央片1c
の両端から側片1a,1aが同方向に立設されて略コ字
状に形成された鉄芯1の両端部に合成樹脂よりなる鍔
2,2を一体成形し、鍔2,2間の寸法よりも短い寸法
に切断された絶縁テープ3を鍔2,2間の鉄芯1の部位
にテーピングした後、中央片1cが突出する鍔2の端面
に略コ字状の絶縁性の保護鍔20を装着して形成され、
その後、保護鍔20,20間の鉄芯1の部位に絶縁テー
プ3の上からコイル4を巻回する。このように、鍔2と
絶縁テープ3との間の隙間Gが保護鍔20で塞がれてい
るので、鉄芯1とコイル4との絶縁を完全に確保するこ
とができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記構成の電磁継電器
に用いるボビンブロックAでは、鉄芯1とコイル4との
間を完全に絶縁するため、鍔2と絶縁テープ3との間の
隙間Gを塞ぐ保護鍔20を設けているので、保護鍔20
の断面積だけコイル4の断面積が減少して、コイル4の
占積率が低下するという問題がある。また、保護鍔20
を別部品としているので、ボビンブロックAの部品点数
が増加してコストアップになり、しかも保護鍔20の寸
法だけボビンブロックAが大きくなるという問題があ
る。
【0006】本発明は上記問題点に鑑みて為されたもの
であり、その目的とするところは、コイルの占積率が高
く、小型で高絶縁の電磁継電器を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明では、鉄芯と、鉄芯の両端部に一体
成形された鍔と、両鍔の間の鉄芯の部位を覆う絶縁テー
プと、両鍔の間の鉄芯の部位に巻回されたコイルと、コ
イルへの通電によって開閉する接点部とを備えた電磁継
電器において、コイルが巻回される鉄芯の部位の一部を
覆う薄肉部を鍔に突設し、絶縁テープを薄肉部まで被せ
ており、両鍔に突設された薄肉部を含む両鍔の間の鉄芯
の部位を絶縁テープで覆っているので、別部材を設ける
ことなく、鉄芯とコイルとの間を絶縁テープと薄肉部と
で完全に絶縁することができる。
【0008】請求項2の発明では、請求項1の発明にお
いて、薄肉部に対応する鉄芯の部位に凹所を設け、薄肉
部の表面を鉄芯の表面よりも低くしているので、鉄芯の
表面から薄肉部が突出している場合に比べて、薄肉部の
断面積だけコイルの断面積を増やすことができ、コイル
の占積率を高めることができる。請求項3の発明では、
少なくとも鉄芯、鉄芯の両端部に一体成形された鍔より
なるボビンブロックと、ボビンブロックに巻回されたコ
イルと、少なくともボビンブロックとコイルを二次成形
材料で封止して形成されたボディブロックと、コイルへ
の通電によって開閉する接点部とを備え、鍔を成形する
一次成形材料の融点よりも、二次成形材料の融点を高く
しており、二次成形材料の成形時に一次成形材料の表面
が溶けて、一次成形材料と二次成形材料とが融着するの
で、一次成形材料と二次成形材料との間に隙間が発生せ
ず、絶縁性を高めることができる。
【0009】請求項4の発明では、鉄芯、鉄芯の両端部
に一体成形された鍔、両鍔の間の鉄芯の部位を覆う絶縁
テープよりなるボビンブロックと、両鍔の間の鉄芯の部
位に巻回されたコイルと、少なくともボビンブロックと
コイルとを二次成形材料で封止して形成されたボディブ
ロックと、コイルへの通電によって開閉する接点部とを
備え、コイルが巻回される鉄芯の部位の一部を覆う薄肉
部を鍔に突設し、絶縁テープを薄肉部まで被せるととも
に、鍔を成形する一次成形材料の融点よりも、二次成形
材料の融点を高しており、両鍔に突設された薄肉部を含
む両鍔の間の鉄芯の部位を絶縁テープで覆っているの
で、別部材を設けることなく、鉄芯とコイルとの間を絶
縁テープと薄肉部とで完全に絶縁することができる。し
かも、一次成形材料の融点よりも、二次成形材料の融点
を高くしているので、二次成形材料の成形時に一次成形
材料の表面が溶けて、一次成形材料と二次成形材料とが
融着するので、一次成形材料と二次成形材料との間に隙
間が発生せず、絶縁性を高めることができる。
【0010】請求項5の発明では、請求項3又は4の発
明において、一次成形材料がPBT又はPCTの何れか
であり、二次成形材料が液晶ポリエステルであることを
特徴としており、安定した成形を行うことができる。請
求項6の発明では、請求項3又は4の発明において、一
次成形材料が低融点の液晶ポリエステルであり、二次成
形材料が高融点の液晶ポリエステルであることを特徴と
しており、一次成形材料と二次成形材料に同性質の成形
材料を用いているので、使用時の長期的な温度変化によ
って一次成形材料と二次成形材料との間に発生する熱ス
トレスなどが低減され、一次成形材料と二次成形材料と
の密着性が損なわれるのを防止できる。
【0011】
【発明の実施の形態】(実施形態1)本実施形態の電磁
継電器を図1乃至図4を参照して説明する。図1及び図
2に示すように、略直方体状の中央片1cの両端から側
片1a,1aが同方向に立設されて略コ字状に形成され
た鉄芯1の両端部に合成樹脂(一次成形材料)よりなる
鍔2,2が一体成形され、鍔2の周面から鉄芯1の磁極
となる側片1aが露呈される。鍔2,2の端面には、そ
れぞれ、鍔2,2間のコイル4が巻回される鉄芯1の部
位の一部を覆う薄肉部2a,2aが突設されており、薄
肉部2a,2aを含む鍔2,2間の鉄芯1の部位に絶縁
テープ3をテーピングしてボビンブロックAが形成さ
れ、鍔2,2間の鉄芯1の部位に絶縁テープ3の上から
コイル4を巻回する。なお、薄肉部2aの肉厚は薄く、
鍔2,2の間の鉄芯1の部位全体に樹脂をまわして薄肉
部2aを形成するのは難しいので、鍔2,2の間の鉄芯
1の部位を部分的に覆う薄肉部2aをそれぞれの鍔2に
突設している。
【0012】ここで、絶縁テープ3は鍔2,2間の寸法
よりも短く、且つ、絶縁テープ3の両端が薄肉部2a,
2aまでオーバーラップするような寸法に切断されてい
るので、テーピング作業の作業性が悪化することなく、
鍔2,2間の鉄芯1の部位を薄肉部2a及び絶縁テープ
3で隙間無く覆うことができ、鉄芯1とコイル4との間
を完全に覆うことができる。また、鉄芯1が露出する隙
間を無くすために保護鍔20を装着する場合に比べて、
保護鍔20の断面積だけコイル4の断面積を増やすこと
ができ、コイル4の占積率が向上し、しかも保護鍔20
を別部材で設けていないので、部品点数が増加してコス
トアップとなることはなく、しかも保護鍔20の分だけ
ボビンブロックAを小型化できる。
【0013】図3(a)に示すように、ボビンブロック
Aにコイル4を巻回してコイルブロックを形成した後、
鉄芯1の磁極となる側片1a,1aの間に永久磁石5を
介装して電磁石ブロックBが形成される。永久磁石5は
鉄・ニッケル・コバルトの合金からなり、圧延加工によ
って略板状に形成される。後述の接極子ブロックDと対
向する永久磁石5の表面には、長手方向における両端部
から中央部に向かって除々に接極子11に近づくように
傾斜した傾斜面52,52が形成され、表面中央部には
接極子ブロックDを揺動自在に支持する底面の平坦な凹
所53が設けられている。また、永久磁石5を鉄芯1の
両側片1a間に位置決めする冶具(図示せず)が当接す
る永久磁石5の長手方向の両端部には表面の平らな平坦
面54,54が形成されている。ここに、永久磁石5の
長手方向の両端部は同極に着磁され、中央部が異なる磁
極に着磁されている。すなわち、両端部がN極(S極)
であれば、中央部がS極(N極)となるように着磁され
ている。
【0014】この永久磁石5を鉄芯1の両側片1a,1
a間に介装する際は、冶具の押圧部で永久磁石5の平坦
面54,54をそれぞれ押圧し、鍔2,2にそれぞれ突
設された押し潰し突起21を永久磁石5の下面で押し潰
すようにして、永久磁石5を鉄芯1の両側片1a,1a
間に位置決めし、永久磁石5の端面と鉄芯1の両側片1
a,1aとをレーザ溶接などにより溶着して、永久磁石
5を両鍔2,2に固着して、電磁石ブロックBが形成さ
れる。
【0015】さらに電磁石ブロックBは、基端に固着片
8が形成された共通接点端子板7aと、基端に固定接点
9が形成された固定接点端子7bと、コイル4に通電を
行うコイル端子7cと共に合成樹脂(二次成形材料)で
モールドされ、ボディブロックCとして一体に形成され
る。図4に示すように、ボディブロックCには接極子ブ
ロックDが永久磁石5と対向して揺動自在に配設され
る。接極子ブロックDは、平板状に形成された磁性材料
からなる接極子11と、先端部に固定接点9と接離する
可動接点13が形成されるとともに、接極子11の両側
方に配設された接点ばね12と、接極子11及び接点ば
ね12と共に一体に成形された合成樹脂のような絶縁性
材料よりなる成形部15とから構成される。接極子11
の永久磁石5と対向する面には、接極子11の幅方向に
走る断面略半円形の支点突起(図示せず)が形成されて
いる。接点ばね12は導電性の板ばねからなり、接極子
11の両側方で接極子11の揺動方向において接極子1
1と重ならないように配置される。各接点ばね12の長
手方向の中央部には略U字状のヒンジばね片14が一体
に形成されており、ヒンジばね片14の先端部を固着片
8に溶着することによって、2本の接点ばね12がそれ
ぞれ2本の共通接点端子7aに電気的に接続される。ま
た、ヒンジばね片14の先端部を固着片8に溶着するこ
とによって、接極子11の支点突起が永久磁石5の凹所
53と当接して、接極子11が永久磁石5の凹所53に
揺動自在に配設されるとともに、接極子11の両端部が
それぞれ鉄芯1の両側片1a,1aに対向配置され、接
極子11の揺動によって接点ばね12に形成された可動
接点13が固定接点9と接離し得る位置に配設される。
尚、ヒンジばね片14は、接極子11が鉄芯1の一方の
磁極(側片1a)に吸引されたときに生じるたわみによ
り、接極子11に復帰力を付与する働きも有している。
【0016】そして、ボディブロックCに接極子ブロッ
クDを揺動自在に配設した状態で、下面が開口する箱状
に形成されたケース17をボディブロックCに被嵌して
電磁継電器が構成されるのである。ここに、ボディブロ
ックCにモールドされた共通接点端子板7a及び固定接
点端子7bと接極子ブロックDとから接点部が構成され
る。
【0017】この電磁継電器の動作について以下に簡単
に説明する。この電磁継電器では、コイル4への通電が
行われると、磁化の向きに応じて接極子11の長手方向
の一端部が鉄芯1の一方の側片1a(磁極)に吸引され
て接極子ブロックDが揺動し、鉄芯1→接極子11→永
久磁石5→鉄芯1の閉磁路が形成され、接点ばね12の
先端部に設けられた可動接点13のうち揺動中心よりも
鉄芯1の側片1aに吸引された側にある可動接点13が
ボディブロックCの固定接点9と接触し、上記吸引され
た側と反対側にある可動接点13が固定接点9と解離す
る。この状態でコイル4への通電が停止されると、永久
磁石5の磁力により上記閉磁路がそのまま維持され、接
極子11の端部が鉄芯1の一方の側片1aに接触した状
態が保たれる。また、コイル4への通電方向を逆向きに
すれば、接極子11は鉄芯1の他方の側片1aに吸引さ
れ、固定接点9に接触していた可動接点13は解離し、
反対側の可動接点13が固定接点9に接触する。この状
態においてもコイル4への通電を停止した後、永久磁石
5の磁力によってそのままの状態が維持され、いわゆる
双安定動作が行われる。なお、上述の説明は双安定型の
場合について行なったが、単安定型の場合にも適用可能
である。
【0018】ところで、本実施形態の電磁継電器におい
て、図5(a)〜(c)に示すように、鍔2の薄肉部2
aに対応する鉄芯1の表面に、深さ寸法が薄肉部2aの
厚さ寸法と略同じ凹所1bを形成しても良く、鉄芯1の
両端部に鍔2,2を一体成形すると、凹所1b内に合成
樹脂が流れ込み、凹所1b内に薄肉部2aが形成され
る。この時、薄肉部2aの表面は鉄芯1の表面よりも低
くなっており、薄肉部2aが鉄芯1の表面から突出する
ことはないので、図1に示すボビンブロックAに比べて
薄肉部2aの断面積だけコイル4の断面積が増加し、コ
イル4の巻数をさらに増やすことができ、コイル4の占
積率がさらに向上する。また、コイル4を均一に巻回す
ることができる。
【0019】(実施形態2)上述の電磁継電器では、鉄
芯1や外部接続用の端子7a〜7cなどとコイル4とを
絶縁するために、電磁石ブロックBと端子7a〜7cと
を二次成形材料23でモールドしてボディブロックCを
形成しているが、図6に示すように、見掛け上はコイル
4が二次成形材料23によって完全に封止されていて
も、ボビンブロックAの一次成形材料22とボディブロ
ックDの二次成形材料23との密着性が悪い場合、一次
成形材料22と二次成形材料23との間に微小な隙間2
4が発生し、この微小隙間24を介して絶縁破壊が発生
し、鉄芯1とコイル4との間やコイルブロックAと端子
7a〜7cとの間を完全に絶縁できない虞がある。
【0020】従来は、耐環境特性などを考慮して、一次
成形材料22及び二次成形材料23に同じ材料を選定す
るのが一般的であった。すなわち、一次成形材料22及
び二次成形材料23に同一材料を用いた場合、一次成形
材料22及び二次成形材料23の熱膨張係数が同じであ
るので、長期の温度変化によって一次成形材料22と二
次成形材料23との間に熱ストレスなどが発生すること
がなく、一次成形材料22と二次成形材料23との間の
密着性が損なわれることがないため、一次成形材料22
と二次成形材料23との密着度の信頼性が高くなる。し
かしながら、一次成形材料22と二次成形材料23とに
同じ材料を使用した場合、両者の融点が同じであるの
で、二次成形材料23の成形時に一次成形材料22と二
次成形材料23とが互いに融着することがない。そのた
め、一次成形材料22と二次成形材料23との間に微小
隙間24が発生し、この微小隙間24が絶縁破壊経路と
なり、鉄芯1や端子7a〜7cとコイル4との間を完全
に絶縁できない虞がある。
【0021】そこで、本実施形態の電磁継電器では、図
7に示すように、ボビンブロックAの鍔2を成形する一
次成形材料22と、ボディブロックCをモールドする二
次成形材料23に融点の異なる成形材料を用いており、
例えば一次成形材料22に融点が約220℃のポリブチ
レンテレフタレート(PBT)、或いは、融点が約29
0℃のポリ塩化トリフェニル(PCT)のいずれかを用
い、二次成形材料23として、融点が約330℃の液晶
ポリエステル(LCT)を用いている。尚、電磁継電器
の基本構成は実施形態1と同様であるので、共通する構
成要素には同一の符号を付して、その説明を省略する。
【0022】このように、一次成形材料22よりも融点
の高い成形材料を二次成形材料23に用いることによっ
て、電磁石ブロックB及び端子7a〜7cを二次成形材
料23でモールドする際に、二次成形時の加熱温度で一
次成形材料22の表面が溶かされるため、一次成形材料
22と二次成形材料23とが融着し、一次成形材料22
と二次成形材料23との間に微小隙間が発生するのを防
止し、鉄芯1や端子7a〜7cとコイル4との間を確実
に絶縁することができる。
【0023】また、一次成形材料22として低融点の液
晶ポリエステル(例えば半芳香族液晶ポリエステルな
ど)を用い、二次成形材料23として高融点の液晶ポリ
エステル(例えば全芳香族液晶ポリエステル)を用いた
場合、一次成形材料22と二次成形材料23の性質が同
じなので、長期の環境変化が発生しても一次成形材料2
2と二次成形材料23との間に熱ストレスなどが発生す
ることはなく、一次成形材料22と二次成形材料23と
の密着性が損なわれることはない。そのため、一次成形
材料22と二次成形材料23との密着度の信頼性が向上
する。
【0024】
【発明の効果】上述のように、請求項1の発明は、鉄芯
と、鉄芯の両端部に一体成形された鍔と、両鍔の間の鉄
芯の部位を覆う絶縁テープと、両鍔の間の鉄芯の部位に
巻回されたコイルと、コイルへの通電によって開閉する
接点部とを備えた電磁継電器において、コイルが巻回さ
れる鉄芯の部位の一部を覆う薄肉部を鍔に突設し、絶縁
テープを薄肉部まで被せており、両鍔に突設された薄肉
部を含む両鍔の間の鉄芯の部位を絶縁テープで覆ってい
るので、別部材を設けることなく、鉄芯とコイルとの間
を絶縁テープと薄肉部とで完全に絶縁することができる
という効果がある。しかも、従来の電磁継電器のように
鉄芯とコイルとの間の絶縁を確保するために保護鍔を設
けていないので、保護鍔の断面積だけコイルの巻線を増
やすことができ、コイルの占積率が向上するという効果
もある。さらに、部品点数の増加によってコストアップ
となったり、ボビンブロックが大きくなることはなく、
小型で高絶縁の電磁継電器を実現することができるとい
う効果もある。
【0025】請求項2の発明は、薄肉部に対応する鉄芯
の部位に凹所を設け、薄肉部の表面を鉄芯の表面よりも
低くしているので、鉄芯の表面から薄肉部が突出してい
る場合に比べて、薄肉部の断面積だけコイルの断面積を
増やすことができ、コイルの占積率を高めることができ
るという効果がある。請求項3の発明は、少なくとも鉄
芯、鉄芯の両端部に一体成形された鍔よりなるボビンブ
ロックと、ボビンブロックに巻回されたコイルと、少な
くともボビンブロックとコイルを二次成形材料で封止し
て形成されたボディブロックと、コイルへの通電によっ
て開閉する接点部とを備え、鍔を成形する一次成形材料
の融点よりも、二次成形材料の融点を高くしており、二
次成形材料の成形時に一次成形材料の表面が溶けて、一
次成形材料と二次成形材料とが融着するので、一次成形
材料と二次成形材料との間に隙間が発生せず、絶縁性を
高めることができるという効果がある。
【0026】請求項4の発明は、鉄芯、鉄芯の両端部に
一体成形された鍔、両鍔の間の鉄芯の部位を覆う絶縁テ
ープよりなるボビンブロックと、両鍔の間の鉄芯の部位
に巻回されたコイルと、少なくともボビンブロックとコ
イルとを二次成形材料で封止して形成されたボディブロ
ックと、コイルへの通電によって開閉する接点部とを備
え、コイルが巻回される鉄芯の部位の一部を覆う薄肉部
を鍔に突設し、絶縁テープを薄肉部まで被せるととも
に、鍔を成形する一次成形材料の融点よりも、二次成形
材料の融点を高しており、両鍔に突設された薄肉部を含
む両鍔の間の鉄芯の部位を絶縁テープで覆っているの
で、別部材を設けることなく、鉄芯とコイルとの間を絶
縁テープと薄肉部とで完全に絶縁できるという効果があ
る。しかも、従来の電磁継電器のように鉄芯とコイルと
の間の絶縁を確保するために保護鍔を設けていないの
で、保護鍔の断面積だけコイルの巻線を増やすことがで
き、コイルの占積率が向上するという効果もある。さら
に、部品点数の増加によってコストアップとなったり、
ボビンブロックが大きくなることはなく、小型で高絶縁
の電磁継電器を実現することができるという効果もあ
る。またさらに、一次成形材料の融点よりも、二次成形
材料の融点を高くしているので、二次成形材料の成形時
に一次成形材料の表面が溶けて、一次成形材料と二次成
形材料とが融着するので、一次成形材料と二次成形材料
との間に隙間が発生せず、絶縁性を高めることができる
という効果がある。
【0027】請求項5の発明は、一次成形材料がPBT
又はPCTの何れかであり、二次成形材料が液晶ポリエ
ステルであることを特徴としており、安定した成形を行
うことができるという効果がある。請求項6の発明は、
一次成形材料が低融点の液晶ポリエステルであり、二次
成形材料が高融点の液晶ポリエステルであることを特徴
としており、一次成形材料と二次成形材料に同性質の成
形材料を用いているので、使用時の長期的な温度変化に
よって一次成形材料と二次成形材料との間に発生する熱
ストレスなどが低減され、一次成形材料と二次成形材料
との密着性が損なわれるのを防止できるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)〜(c)は実施形態1の電磁継電器のボ
ビンブロックを示す断面図である。
【図2】同上のコイルブロックを示し、(a)は上面
図、(b)は断面図である。
【図3】(a)〜(c)は同上のボディブロックの製造
工程を説明する説明図である。
【図4】同上の分解斜視図である。
【図5】(a)〜(c)は同上の別のボビンブロックを
示す断面図である。
【図6】同上の絶縁破壊の経路を説明する説明図であ
る。
【図7】実施形態2の電磁継電器に用いるボディブロッ
クの断面図である。
【図8】(a)〜(e)は従来の電磁継電器に用いるボ
ビンブロックを示す説明図である。
【符号の説明】
1 鉄芯 2 鍔 2a 薄肉部 3 絶縁テープ 4 コイル
【手続補正書】
【提出日】平成10年4月27日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項2
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】請求項2の発明では、請求項1の発明にお
いて、薄肉部に対応する鉄芯の部位に凹所を設け、薄肉
部の表面を鉄芯の表面と略同一面としているので、鉄芯
の表面から薄肉部が突出している場合に比べて、薄肉部
の断面積だけコイルの断面積を増やすことができ、コイ
ルの占積率を高めることができる。請求項3の発明で
は、少なくとも鉄芯、鉄芯の両端部に一体成形された鍔
よりなるボビンブロックと、ボビンブロックに巻回され
たコイルと、少なくともボビンブロックとコイルを二次
成形材料で封止して形成されたボディブロックと、コイ
ルへの通電によって開閉する接点部とを備え、鍔を成形
する一次成形材料の融点よりも、二次成形材料の融点を
高くしており、二次成形材料の成形時に一次成形材料の
表面が溶けて、一次成形材料と二次成形材料とが融着す
るので、一次成形材料と二次成形材料との間に隙間が発
生せず、絶縁性を高めることができる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】ところで、本実施形態の電磁継電器におい
て、図5(a)〜(c)に示すように、鍔2の薄肉部2
aに対応する鉄芯1の表面に、深さ寸法が薄肉部2aの
厚さ寸法と略同じ凹所1bを形成しても良く、鉄芯1の
両端部に鍔2,2を一体成形すると、凹所1b内に合成
樹脂が流れ込み、凹所1b内に薄肉部2aが形成され
る。この時、薄肉部2aの表面は鉄芯1の表面と略同一
面になっており、薄肉部2aが鉄芯1の表面から突出す
ることはないので、図1に示すボビンブロックAに比べ
て薄肉部2aの断面積だけコイル4の断面積が増加し、
コイル4の巻数をさらに増やすことができ、コイル4の
占積率がさらに向上する。また、コイル4を均一に巻回
することができる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】(実施形態2)上述の電磁継電器では、鉄
芯1や外部接続用の端子7a〜7cなどとコイル4とを
絶縁するために、電磁石ブロックBと端子7a〜7cと
を二次成形材料23でモールドしてボディブロックCを
形成しているが、図6に示すように、見掛け上はコイル
4が二次成形材料23によって完全に封止されていて
も、ボビンブロックAの一次成形材料22とボディブロ
ックの二次成形材料23との密着性が悪い場合、一次
成形材料22と二次成形材料23との間に微小な隙間2
4が発生し、この微小隙間24を介して絶縁破壊が発生
し、鉄芯1とコイル4との間やコイルブロックAと端子
7a〜7cとの間を完全に絶縁できない虞がある。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】そこで、本実施形態の電磁継電器では、図
7に示すように、ボビンブロックAの鍔2を成形する一
次成形材料22と、ボディブロックCをモールドする二
次成形材料23に融点の異なる成形材料を用いており、
例えば一次成形材料22に融点が約220℃のポリブチ
レンテレフタレート(PBT)、或いは、融点が約29
0℃のPCTのいずれかを用い、二次成形材料23とし
て、融点が約330℃の液晶ポリエステル(LCT)を
用いている。尚、電磁継電器の基本構成は実施形態1と
同様であるので、共通する構成要素には同一の符号を付
して、その説明を省略する。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】請求項2の発明は、薄肉部に対応する鉄芯
の部位に凹所を設け、薄肉部の表面を鉄芯の表面と略同
一面としているので、鉄芯の表面から薄肉部が突出して
いる場合に比べて、薄肉部の断面積だけコイルの断面積
を増やすことができ、コイルの占積率を高めることがで
きるという効果がある。請求項3の発明は、少なくとも
鉄芯、鉄芯の両端部に一体成形された鍔よりなるボビン
ブロックと、ボビンブロックに巻回されたコイルと、少
なくともボビンブロックとコイルを二次成形材料で封止
して形成されたボディブロックと、コイルへの通電によ
って開閉する接点部とを備え、鍔を成形する一次成形材
料の融点よりも、二次成形材料の融点を高くしており、
二次成形材料の成形時に一次成形材料の表面が溶けて、
一次成形材料と二次成形材料とが融着するので、一次成
形材料と二次成形材料との間に隙間が発生せず、絶縁性
を高めることができるという効果がある。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】鉄芯と、鉄芯の両端部に一体成形された鍔
    と、両鍔の間の鉄芯の部位を覆う絶縁テープと、両鍔の
    間の鉄芯の部位に巻回されたコイルと、コイルへの通電
    によって開閉する接点部とを備えた電磁継電器におい
    て、コイルが巻回される鉄芯の部位の一部を覆う薄肉部
    を鍔に突設し、絶縁テープを薄肉部まで被せることを特
    徴とする電磁継電器。
  2. 【請求項2】薄肉部に対応する鉄芯の部位に凹所を設
    け、薄肉部の表面を鉄芯の表面よりも低くしたことを特
    徴とする請求項1記載の電磁継電器。
  3. 【請求項3】少なくとも鉄芯、鉄芯の両端部に一体成形
    された鍔よりなるボビンブロックと、ボビンブロックに
    巻回されたコイルと、少なくともボビンブロックとコイ
    ルを二次成形材料で封止して形成されたボディブロック
    と、コイルへの通電によって開閉する接点部とを備え、
    鍔を成形する一次成形材料の融点よりも、二次成形材料
    の融点を高くすることを特徴とする電磁継電器。
  4. 【請求項4】鉄芯、鉄芯の両端部に一体成形された鍔、
    両鍔の間の鉄芯の部位を覆う絶縁テープよりなるボビン
    ブロックと、両鍔の間の鉄芯の部位に巻回されたコイル
    と、少なくともボビンブロックとコイルとを二次成形材
    料で封止して形成されたボディブロックと、コイルへの
    通電によって開閉する接点部とを備え、コイルが巻回さ
    れる鉄芯の部位の一部を覆う薄肉部を鍔に突設し、絶縁
    テープを薄肉部まで被せるとともに、鍔を成形する一次
    成形材料の融点よりも、二次成形材料の融点を高くする
    ことを特徴とする電磁継電器。
  5. 【請求項5】一次成形材料がPBT又はPCTの何れか
    であり、二次成形材料が液晶ポリエステルであることを
    特徴とする請求項3又は4記載の電磁継電器。
  6. 【請求項6】一次成形材料が低融点の液晶ポリエステル
    であり、二次成形材料が高融点の液晶ポリエステルであ
    ることを特徴とする請求項3又は4記載の電磁継電器。
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