【前編】水曜日のカンパネラ、THE SUPER FRUIT…TikTokでバズ連発「つばさグループ」社長が明かすヒットの秘密
WACKの渡辺淳之介も「つばさ」出身
TikTokでヒットを連発している「つばさグループ」。代表取締役社長の吉永達世氏は、ヒットの秘訣について「インフルエンサー・マーケティングは無意味。大事なのはキーワード」と語っている。
吉永氏の理論が確かなものであることが証明されていくのは、時間の問題だった。Billboard JAPANチャートのTikTok Weekly Top 20で、THE SUPER FRUIT「チグハグ」が6週連続首位、水曜日のカンパネラ「エジソン」が3週連続首位と、13週にもわたって首位独占という快挙を成し遂げた。
「音楽部門で、アーティストプロデュースをやっている社員は2人しかいないんです。その2人がそれぞれ水曜日のカンパネラ、THE SUPER FRUITをヒットさせました。2分の2です。
実はかつてはアイドルグループ『BiS』をプロデュースした渡辺淳之介(WACK代表取締役)や、川嶋あいのマネージャーだった矢嶋健二(ツインプラネット社長)も、私の下で働いていました。いわゆる社長室直属というやつです。
私のような猛獣相手に毎日闘うなかで彼らは成長し、独立していきました。弊社のノウハウを上手く吸収して、それぞれに新しいやり方を生み出してくれたんです」
つばさグループは、「プロデューサー版トキワ荘」のような状態だったという。
では、そんな吉永氏自身はどうやって音楽プロデュースの道に辿り着いたのか。これまで明かされていない「経歴」を紐解いていきたい。
「小学校の頃から青年期までは『アフリカをなんとかしたい』という信念に突き動かされて生きてきました。教科書を読んで、ケニアの酷い状況を知り、自分も何かしなければいけないと思ったのがきっかけです。アフリカに関わるには、青年海外協力隊かに入るという道があった。1986年に、そういう団体に入るルートがありそうな水産系の大学に入りました。
大学生活と同時に、国際支援団体でボランティアを始めた。しかしある日、転機が訪れたのです。職員のひとりが『アフリカなんて、良い女がいないからつまらないよ』と言ったのです。純粋にアフリカのために働きたいと思っていたのに、実際に支援をしている人の中には不純な思いで関わっている人もいることを知ってしまったのです」