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ソフトウエアジャパン2017 IT Forum AITC(3) | PPTX
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『空気を読む家』におけるIoT技術
2017年2月3日
先端IT活用推進コンソーシアム
ナチュラルユーザーインターフェース活用部会 リーダー
岡村 和英(株式会社テクリエ)
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Today’s Topics
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3
NUI部会活動紹介
睡眠環境データの取得
今後の取り組み
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4
NUI部会活動紹介
睡眠環境データの取得
今後の取り組み
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活動テーマ
人の自然な振る舞いや仕草を
ユーザーインターフェースとする
ナチュラルユーザーインタフェース
(NUI)を追求
様々なデバイスを実際に使用したり
プロトタイプの開発を通して
現時点での限界や可能性を探求
5
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ゴール
協働プロジェクト「空気を読む家」
のなかで
日常的な人間の振る舞いが
自然なインターフェースとして
システムと繋がるような
フレームワークを検討・開発する
6
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これまでの活動内容
NUI技術及び事例の調査
NUIデバイスを用いたアプリ試作
7
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デジタルガジェット祭り
8
各種デバイス、およびそれを利用したアプ
リケーション等を紹介・展示。最新デバイ
スを身近に触れる機会を提供。
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デジタルガジェット祭り
9
昨年6月に行った第3回では、コンソーシア
ムメンバーが作成した自作のIoTガジェット
を紹介
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NUIを活用した乗車券販売機
10
TheEyeTribeTracker
視線を検出する
アイトラッキングセンサー
LeapMotion
指と手の動きを検出する
モーションセンサー
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11
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空間OSによる照明制御
12
空間OS
訪問者情報
在宅状況
室温
状態
取得
Hueブリッジ照明
制御
在宅状況に応じたON/OFF制御
• 不在時は自動消灯
• 帰宅時に自動点灯
誰もいないよ!
消灯!
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13
空間OS
訪問者情報
在宅状況
室温
状態
取得
Hueブリッジ照明
制御
来客の通知
・知人、宅配便など
→ 人がいる部屋の電灯を点滅
・セールスマン
→ 何もしない(無視)
来客だよ!
アラート!
空間OSによる照明制御
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14
空間OS
訪問者情報
在宅状況
室温
状態
取得
Hueブリッジ照明
制御
環境に応じた調色制御
・室温が高い
→ 寒色系の色合い
・室温が低い
→ 暖色系の色合い
寒いよ!
温かい気分に!
空間OSによる照明制御
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15
在室状況
起床時刻
睡眠度
起床制御
07:30
2 of 9
在室
起床時間にはちょっと
早いけど、睡眠が浅いから
環境音楽と優しい照明で
ゆっくりと起こし始めよう
空気を読む家における起床
空間OS
状態取得
睡眠レベルや起床すべき時刻に基
づいて、起きやすい状態の時に目
覚めを誘う
超指向性スピーカーで狙った
ところに音を届ける
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16
在室状況
起床時刻
睡眠度
起床制御
07:30
4 of 9
在室
起床時刻なのにまだ寝てるぞ!
うるさい音と激しい点灯で
はげしく起こさないと!
空間OS
空気を読む家における起床
状態取得
状態に合わせて起こし方を変える
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17
在室状況
起床時刻
睡眠度
状態取得 起床制御
07:30
在室
無事に起きれたみたいだ。
音を止めて
普通の灯りをつけよう!
0 of 9
空間OS
空気を読む家における起床
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UX技術部会との連携
18
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19
NUI部会活動紹介
睡眠環境データの取得
今後の取り組み
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データ取得の目的
• 空気の読む家における睡眠の位置づけと
はどういうものか?
• 快眠を得られる環境は人によって違うの
ではないか?
• 環境と睡眠具合の関係を調べ、再現する
ことによって快適な睡眠を得られるよう
にすることが出来るのではないか?
20
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取得するデータ
• 睡眠具合を示す指標
– 睡眠時間
– 睡眠度(深い眠り、浅い眠り、レム睡眠)
– 途中の目覚め(回数、時間)
• 睡眠に影響を与えるもの
– 温度、湿度、風速 → 体感温度
– 明るさ、騒音
– 気圧
– 就寝時刻、起床時刻
などなど
21
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睡眠データの計測
• 睡眠具合をデータ化するための手段として睡眠
度を測定可能なセンサー商品を用いた
– リストバンド型活動量計
Jawbone UP3
– 電波式睡眠計
オムロン HSL-101
– マット式睡眠計
タニタ スリープスキャン SL-504
• いずれの商品も専用アプリケーションを用いて
サーバーにデータをアップロードすることで、
睡眠時間・睡眠度などの表示が行えるように
なっている
22
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睡眠データの表示例
23
UP3 HSL-101 SL-504
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睡眠データの取得
24
• Jawbone社の提供するAPI
を用いて、同社サーバー
上に蓄積された睡眠デー
タの取得を行えるように
した
[
{
"time_completed": 1484695142,
"xid": "Be-Z567GsRIEWTDnfnQ-_NaBVxVzKH7y",
"title": "for 5h 42m",
"time_created": 1484671133,
"time_updated": 1484920278,
"details": {
"body": "",
"tz": "Asia/Tokyo",
"awakenings": 2,
"light": 14001,
"mind": 0,
"asleep_time": 1484671975,
"deep": 0,
"awake": 3415,
"rem": 5368,
"duration": 24009,
"smart_alarm_fire": "",
"quality": "",
"awake_time": 1484694818
},
"date": 20170118,
"shared": true,
"sub_type": 0,
"phases": [
{
"depth": 1,
"time": 1484671133
},
{
"depth": 2,
"time": 1484671975
},
......
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環境データの計測
• 各環境データ用の測定センサーを含む電子回路
を試作し、マイコン基盤を用いてデータの数値
化と収集を行った
25
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環境データの計測
26
温湿度センサーモジュール
(DHT11)
気温と湿度を測定(精度は
あまり高くない)
大気圧センサーモジュール
(LPS331AP)
大気圧、海抜高度、気温を
高精度で測定
照度センサー(CdSセル)
明るさにより電圧が変化
音量センサーモジュール
(浅草ギ研 AS-SS)
一定時間内でのピーク音
量を演算して検出
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環境データの計測
27
測定用プローブ:
温めたダイオードに風が
当たることで生じる温度
低下による電圧変化を検
出する
熱式風量センサー(自作)
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環境データの計測
28
ZigBee通信モジュール:
センサーから取得した値を無線送出
する
制御用マイコン(Arduino UNO)
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ログファイル
環境データの収集
29
約0.5秒毎に各データ
を測定し、PCに接続
された親機に送信
受信したデータを10秒単位
に集計。平均値(音量のみ
最大値)をplotlyに送信し、
リアルアイムでグラフ描画
受信したデータを逐次、
日毎のログファイルに保存
クラウド部会の
データ解析担当者に提出
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環境データの出力例
30
湿度(%)
気温(℃)
気圧(hPa)
音量(V)
照度(V)
風量(V)
センサー側で
単位変換された
値を記録
センサーの
出力電圧を
そのまま記録
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試作所感
• 制御および通信周りのプログラムについては過去
に作成したものがほぼ流用できた
• 風速センサーについては、思ったよりも感度が敏
感で回路の調整に手間取った
→ プローブ以外の部分に風があたらないようケー
スに入れるなどの工夫も必要
• 音量センサーはかなり大きな音でないと反応せず、
睡眠時の騒音を測定するには不向きであった
→ 配布版に先立ち自作を行おうと思ったが時間不
足で断念
• ZigBeeのパケット抜けにより不正なデータが混入
するケースが多々生じた
→ バイナリ化して1パケットに収める、または
チェックサムを設けてエラー検出することが必要
31
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配布版の製作
• より多くのデータを収集するため、配布用に10
セットの測定モジュールを用意することにした
• 試作版からいくつかの変更を行った
– CdS を フォトトランジスタ に変更
– 気圧センサーが廃版となったため、後継製品に変更
– アナログ温湿度センサー も より精度の高いデジタル
センサーに変更
– 風速センサーは製作難度が高く、また設置後の調整
作業も必要となるため除外
– 音量センサーの改良も時間不足で断念、配布版から
は除外
• ZigBeeを用いた無線接続は使わず、USB直結で行っ
てもらうことにした
– 後述のとおりZigBeeでの運用には限界があり、また費
用をかけるのであれば今後WiFiへの改良に使った方が
よいのでは?という思いもあった
32
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配布版センサーセット
33
温湿度センサーモジュール
(HDC1000)
気温と湿度を高精度に測定
大気圧センサーモジュール
(LPS25H)
大気圧、海抜高度、気温を
高精度で測定
照度センサー
(フォトトランジスター)
明るさにより電圧が変化
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製作所感
• 10セットの測定モジュール組み立ては配布前日か
らの徹夜作業になってしまいかなり大変だった
– 特に配線用のジャンパケーブルを作成するのに時間
がかかった
→ 今後同様のことを行うのであれば、各自に組み立て
て貰いたいが、回路図・配線図などを作成し提供す
る作業も大変なので悩ましい
34
• Arudinoとの配線の説明は文
章だとわかりにくそうだった
ので写真を加工して図解して
みた
– 空港への移動中に画像加工
• 制御用マイコン含めてワン
ボード化できるとよりよかっ
た
– その方が設置も容易
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データ収集所感
• 収集用PCにWindows10の自動アップデートで勝手にリ
ブートしてしまい、収集が途切れてしまうことが頻発
した
→ ローカルグループポリシーを変更して、自動アップ
デートを行わないように設定した
→ PCを介さず、Wi-Fiなどで直接外部サーバーにデータ蓄
積を行うように変更したい
→ WiFi前提であれば Arduinoではなく、ESP-WROOM-02を
使ってワンボード化したい
• 睡眠データ、環境データのそれぞれをファイルとして
提供してもらうのは手間だし、プライバシー保持の面
からも望ましくない
→ 空間OSのリポジトリに自動的に登録できる仕組みを考
える
→ JawboneのAPIでPubSub機能が提供されているので、そ
れを使う?
→センサーからのデータもWi-Fiなどでアップロードする
35
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ソースコード
https://github.com/kzokm/aitc-nui-20170203
36
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37
NUI部会活動紹介
睡眠環境データの取得
今後の取り組み
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IoTの技術要素
• センシング(計測、把握)
• ネットワーキング(接続、収集)
• アナリシス(分析、評価)
• フィードバック(指示、制御)
• セキュリティ(情報保護)
38
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今回できたこと
• センシング(計測、把握)
• ネットワーキング(接続、収集)
→ NUI活用部会にて実施
• アナリシス(分析、評価)
→ クラウド活用部会にて実施
• フィードバック(指示、制御)
• セキュリティ(情報保護)
→ 今後の検討課題
39
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空気を読む家とIoT
• IoTデバイスに求められる性質とは?
– ロバストネス
– コネクティビティ
– ポータビリティ
– セキュリティ
• 空間OSとの連携
– エンドポイントの発見・利用
– データ活用の範囲、匿名化
40
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空気を読む家とNUI
• 空気を読む家=ユーザーインターフェー
スを必要としない家?
– 空気を読む=オートメーションとは限らない
– 自動化がすすんでも明示的な操作が必要とさ
れる場面は存在する
– その時々に応じて必要・適正な操作を促し、
導くことも空気を読んでいるといえるのでは
ないか?
• 「NUIとは何か?」をもう一度考えてみよ
う
41
最新情報は
こちらをご参照ください
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http://aitc.jp
https://www.facebook.com/aitc.jp
ハルミン
AITC非公式イメージキャラクター

ソフトウエアジャパン2017 IT Forum AITC(3)

  • 1.
    Copyright © 2017Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 『空気を読む家』におけるIoT技術 2017年2月3日 先端IT活用推進コンソーシアム ナチュラルユーザーインターフェース活用部会 リーダー 岡村 和英(株式会社テクリエ)
  • 2.
    Copyright © 2017Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. Today’s Topics
  • 3.
    Copyright © 2017Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 3 NUI部会活動紹介 睡眠環境データの取得 今後の取り組み
  • 4.
    Copyright © 2017Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 4 NUI部会活動紹介 睡眠環境データの取得 今後の取り組み
  • 5.
    Copyright © 2017Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 活動テーマ 人の自然な振る舞いや仕草を ユーザーインターフェースとする ナチュラルユーザーインタフェース (NUI)を追求 様々なデバイスを実際に使用したり プロトタイプの開発を通して 現時点での限界や可能性を探求 5
  • 6.
    Copyright © 2017Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. ゴール 協働プロジェクト「空気を読む家」 のなかで 日常的な人間の振る舞いが 自然なインターフェースとして システムと繋がるような フレームワークを検討・開発する 6
  • 7.
    Copyright © 2017Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. これまでの活動内容 NUI技術及び事例の調査 NUIデバイスを用いたアプリ試作 7
  • 8.
    Copyright © 2017Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. デジタルガジェット祭り 8 各種デバイス、およびそれを利用したアプ リケーション等を紹介・展示。最新デバイ スを身近に触れる機会を提供。
  • 9.
    Copyright © 2017Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. デジタルガジェット祭り 9 昨年6月に行った第3回では、コンソーシア ムメンバーが作成した自作のIoTガジェット を紹介
  • 10.
    Copyright © 2017Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. NUIを活用した乗車券販売機 10 TheEyeTribeTracker 視線を検出する アイトラッキングセンサー LeapMotion 指と手の動きを検出する モーションセンサー
  • 11.
    Copyright © 2017Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 11
  • 12.
    Copyright © 2017Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 空間OSによる照明制御 12 空間OS 訪問者情報 在宅状況 室温 状態 取得 Hueブリッジ照明 制御 在宅状況に応じたON/OFF制御 • 不在時は自動消灯 • 帰宅時に自動点灯 誰もいないよ! 消灯!
  • 13.
    Copyright © 2017Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 13 空間OS 訪問者情報 在宅状況 室温 状態 取得 Hueブリッジ照明 制御 来客の通知 ・知人、宅配便など → 人がいる部屋の電灯を点滅 ・セールスマン → 何もしない(無視) 来客だよ! アラート! 空間OSによる照明制御
  • 14.
    Copyright © 2017Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 14 空間OS 訪問者情報 在宅状況 室温 状態 取得 Hueブリッジ照明 制御 環境に応じた調色制御 ・室温が高い → 寒色系の色合い ・室温が低い → 暖色系の色合い 寒いよ! 温かい気分に! 空間OSによる照明制御
  • 15.
    Copyright © 2017Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 15 在室状況 起床時刻 睡眠度 起床制御 07:30 2 of 9 在室 起床時間にはちょっと 早いけど、睡眠が浅いから 環境音楽と優しい照明で ゆっくりと起こし始めよう 空気を読む家における起床 空間OS 状態取得 睡眠レベルや起床すべき時刻に基 づいて、起きやすい状態の時に目 覚めを誘う 超指向性スピーカーで狙った ところに音を届ける
  • 16.
    Copyright © 2017Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 16 在室状況 起床時刻 睡眠度 起床制御 07:30 4 of 9 在室 起床時刻なのにまだ寝てるぞ! うるさい音と激しい点灯で はげしく起こさないと! 空間OS 空気を読む家における起床 状態取得 状態に合わせて起こし方を変える
  • 17.
    Copyright © 2017Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 17 在室状況 起床時刻 睡眠度 状態取得 起床制御 07:30 在室 無事に起きれたみたいだ。 音を止めて 普通の灯りをつけよう! 0 of 9 空間OS 空気を読む家における起床
  • 18.
    Copyright © 2017Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. UX技術部会との連携 18
  • 19.
    Copyright © 2017Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 19 NUI部会活動紹介 睡眠環境データの取得 今後の取り組み
  • 20.
    Copyright © 2017Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. データ取得の目的 • 空気の読む家における睡眠の位置づけと はどういうものか? • 快眠を得られる環境は人によって違うの ではないか? • 環境と睡眠具合の関係を調べ、再現する ことによって快適な睡眠を得られるよう にすることが出来るのではないか? 20
  • 21.
    Copyright © 2017Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 取得するデータ • 睡眠具合を示す指標 – 睡眠時間 – 睡眠度(深い眠り、浅い眠り、レム睡眠) – 途中の目覚め(回数、時間) • 睡眠に影響を与えるもの – 温度、湿度、風速 → 体感温度 – 明るさ、騒音 – 気圧 – 就寝時刻、起床時刻 などなど 21
  • 22.
    Copyright © 2017Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 睡眠データの計測 • 睡眠具合をデータ化するための手段として睡眠 度を測定可能なセンサー商品を用いた – リストバンド型活動量計 Jawbone UP3 – 電波式睡眠計 オムロン HSL-101 – マット式睡眠計 タニタ スリープスキャン SL-504 • いずれの商品も専用アプリケーションを用いて サーバーにデータをアップロードすることで、 睡眠時間・睡眠度などの表示が行えるように なっている 22
  • 23.
    Copyright © 2017Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 睡眠データの表示例 23 UP3 HSL-101 SL-504
  • 24.
    Copyright © 2017Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 睡眠データの取得 24 • Jawbone社の提供するAPI を用いて、同社サーバー 上に蓄積された睡眠デー タの取得を行えるように した [ { "time_completed": 1484695142, "xid": "Be-Z567GsRIEWTDnfnQ-_NaBVxVzKH7y", "title": "for 5h 42m", "time_created": 1484671133, "time_updated": 1484920278, "details": { "body": "", "tz": "Asia/Tokyo", "awakenings": 2, "light": 14001, "mind": 0, "asleep_time": 1484671975, "deep": 0, "awake": 3415, "rem": 5368, "duration": 24009, "smart_alarm_fire": "", "quality": "", "awake_time": 1484694818 }, "date": 20170118, "shared": true, "sub_type": 0, "phases": [ { "depth": 1, "time": 1484671133 }, { "depth": 2, "time": 1484671975 }, ......
  • 25.
    Copyright © 2017Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 環境データの計測 • 各環境データ用の測定センサーを含む電子回路 を試作し、マイコン基盤を用いてデータの数値 化と収集を行った 25
  • 26.
    Copyright © 2017Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 環境データの計測 26 温湿度センサーモジュール (DHT11) 気温と湿度を測定(精度は あまり高くない) 大気圧センサーモジュール (LPS331AP) 大気圧、海抜高度、気温を 高精度で測定 照度センサー(CdSセル) 明るさにより電圧が変化 音量センサーモジュール (浅草ギ研 AS-SS) 一定時間内でのピーク音 量を演算して検出
  • 27.
    Copyright © 2017Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 環境データの計測 27 測定用プローブ: 温めたダイオードに風が 当たることで生じる温度 低下による電圧変化を検 出する 熱式風量センサー(自作)
  • 28.
    Copyright © 2017Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 環境データの計測 28 ZigBee通信モジュール: センサーから取得した値を無線送出 する 制御用マイコン(Arduino UNO)
  • 29.
    Copyright © 2017Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. ログファイル 環境データの収集 29 約0.5秒毎に各データ を測定し、PCに接続 された親機に送信 受信したデータを10秒単位 に集計。平均値(音量のみ 最大値)をplotlyに送信し、 リアルアイムでグラフ描画 受信したデータを逐次、 日毎のログファイルに保存 クラウド部会の データ解析担当者に提出
  • 30.
    Copyright © 2017Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 環境データの出力例 30 湿度(%) 気温(℃) 気圧(hPa) 音量(V) 照度(V) 風量(V) センサー側で 単位変換された 値を記録 センサーの 出力電圧を そのまま記録
  • 31.
    Copyright © 2017Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 試作所感 • 制御および通信周りのプログラムについては過去 に作成したものがほぼ流用できた • 風速センサーについては、思ったよりも感度が敏 感で回路の調整に手間取った → プローブ以外の部分に風があたらないようケー スに入れるなどの工夫も必要 • 音量センサーはかなり大きな音でないと反応せず、 睡眠時の騒音を測定するには不向きであった → 配布版に先立ち自作を行おうと思ったが時間不 足で断念 • ZigBeeのパケット抜けにより不正なデータが混入 するケースが多々生じた → バイナリ化して1パケットに収める、または チェックサムを設けてエラー検出することが必要 31
  • 32.
    Copyright © 2017Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 配布版の製作 • より多くのデータを収集するため、配布用に10 セットの測定モジュールを用意することにした • 試作版からいくつかの変更を行った – CdS を フォトトランジスタ に変更 – 気圧センサーが廃版となったため、後継製品に変更 – アナログ温湿度センサー も より精度の高いデジタル センサーに変更 – 風速センサーは製作難度が高く、また設置後の調整 作業も必要となるため除外 – 音量センサーの改良も時間不足で断念、配布版から は除外 • ZigBeeを用いた無線接続は使わず、USB直結で行っ てもらうことにした – 後述のとおりZigBeeでの運用には限界があり、また費 用をかけるのであれば今後WiFiへの改良に使った方が よいのでは?という思いもあった 32
  • 33.
    Copyright © 2017Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 配布版センサーセット 33 温湿度センサーモジュール (HDC1000) 気温と湿度を高精度に測定 大気圧センサーモジュール (LPS25H) 大気圧、海抜高度、気温を 高精度で測定 照度センサー (フォトトランジスター) 明るさにより電圧が変化
  • 34.
    Copyright © 2017Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 製作所感 • 10セットの測定モジュール組み立ては配布前日か らの徹夜作業になってしまいかなり大変だった – 特に配線用のジャンパケーブルを作成するのに時間 がかかった → 今後同様のことを行うのであれば、各自に組み立て て貰いたいが、回路図・配線図などを作成し提供す る作業も大変なので悩ましい 34 • Arudinoとの配線の説明は文 章だとわかりにくそうだった ので写真を加工して図解して みた – 空港への移動中に画像加工 • 制御用マイコン含めてワン ボード化できるとよりよかっ た – その方が設置も容易
  • 35.
    Copyright © 2017Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. データ収集所感 • 収集用PCにWindows10の自動アップデートで勝手にリ ブートしてしまい、収集が途切れてしまうことが頻発 した → ローカルグループポリシーを変更して、自動アップ デートを行わないように設定した → PCを介さず、Wi-Fiなどで直接外部サーバーにデータ蓄 積を行うように変更したい → WiFi前提であれば Arduinoではなく、ESP-WROOM-02を 使ってワンボード化したい • 睡眠データ、環境データのそれぞれをファイルとして 提供してもらうのは手間だし、プライバシー保持の面 からも望ましくない → 空間OSのリポジトリに自動的に登録できる仕組みを考 える → JawboneのAPIでPubSub機能が提供されているので、そ れを使う? →センサーからのデータもWi-Fiなどでアップロードする 35
  • 36.
    Copyright © 2017Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. ソースコード https://github.com/kzokm/aitc-nui-20170203 36
  • 37.
    Copyright © 2017Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 37 NUI部会活動紹介 睡眠環境データの取得 今後の取り組み
  • 38.
    Copyright © 2017Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. IoTの技術要素 • センシング(計測、把握) • ネットワーキング(接続、収集) • アナリシス(分析、評価) • フィードバック(指示、制御) • セキュリティ(情報保護) 38
  • 39.
    Copyright © 2017Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 今回できたこと • センシング(計測、把握) • ネットワーキング(接続、収集) → NUI活用部会にて実施 • アナリシス(分析、評価) → クラウド活用部会にて実施 • フィードバック(指示、制御) • セキュリティ(情報保護) → 今後の検討課題 39
  • 40.
    Copyright © 2017Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 空気を読む家とIoT • IoTデバイスに求められる性質とは? – ロバストネス – コネクティビティ – ポータビリティ – セキュリティ • 空間OSとの連携 – エンドポイントの発見・利用 – データ活用の範囲、匿名化 40
  • 41.
    Copyright © 2017Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 空気を読む家とNUI • 空気を読む家=ユーザーインターフェー スを必要としない家? – 空気を読む=オートメーションとは限らない – 自動化がすすんでも明示的な操作が必要とさ れる場面は存在する – その時々に応じて必要・適正な操作を促し、 導くことも空気を読んでいるといえるのでは ないか? • 「NUIとは何か?」をもう一度考えてみよ う 41
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Editor's Notes

  • #19 ・NUIを活用するためのデザインアプローチ ・NUIを活用したアプリケーション ・NUIの活用によってもたらされるなにか