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コハク酸とは? わかりやすく解説

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こはく酸

分子式C4H6O4
その他の名称Succinic acid、Butanedioic acidワームウッド酸、アスクシン、アンバー酸、Amber acidWormwood acid、Asuccin、Ethane-1,2-dicarboxylic acid、Succinate
体系名:コハク酸、こはく酸塩、エタン-1,2-ジカルボン酸ブタン二酸、こはく酸


物質名
コハク酸
化学式
HOOC(CH2)2COOH
融点(℃)
188
沸点(℃)
235

琥珀から発見され果実酸。独特の酸味旨味持っている。コハク酸は清酒の味(甘口辛口)を左右している成分であり、また化粧水ではpH調整成分として配合されていることも多い。

コハク酸(こはくさん)

乳酸とともに清酒中に最も多く含まれる有機酸である。旨味のある特有の酸味をもち、清酒の味を構成する重要な一因となっている。コハク酸ソーダは、貝汁旨味成分といわれている。

コハク酸

白色粉末で独特の酸味をもつ、クエン酸酒石酸よりもコク持っている  

コハク酸

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/21 10:08 UTC 版)

コハク酸
識別情報
CAS登録番号 110-15-6
E番号 E363 (酸化防止剤およびpH調整剤)
特性
化学式 C4H6O4
モル質量 118.09 g/mol
密度 1.56 g/cm3
融点

185–187℃[1]

沸点

235℃[1]

への溶解度 58g/L(20℃)[1]
酸解離定数 pKa pKa1 = 4.2
pKa2 = 5.6
危険性
引火点 206℃[1]
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

コハク酸琥珀酸、コハクさん、succinic acid)は、構造式 HOOC-(CH2)2-COOH で表されるカルボン酸の一種。はじめコハク乾留により見つかったためにこの名がついた。英名のsuccinic acidはラテン語のsuccinum(コハク)に由来する。

沿革

琥珀を破砕し、砂浴で蒸留することで得られた。外用薬としてリウマチに、内服薬として淋病に用いられていた。

現在は食品産業で用いられる。全生産量は16,000-30,000tと推定されており、年10%ずつ増加している[2]

生化学・化学

クエン酸回路を構成する化合物のひとつで、コハク酸デヒドロゲナーゼによって酸化されフマル酸となる。このときに使われる補酵素FAD

コハク酸 + FAD → フマル酸 + FADH2

コハク酸のジエチルエステルはシュトッベ縮合の基質となる。

用途

類に含まれるうま味物質である。うま味を感じさせる作用は、コハク酸ナトリウムの方が高い。医薬品の賦形剤としてpH調整に[3]調味料として食品に用いられる他、メッキなどの工業用にも用いられる。また炭酸ガスを発泡する入浴剤の成分でもある[4]

アルコール発酵の副産物でもあり、ワインやビールに塩味・苦味・酸味を与える[5]

製造法

一般的に石油から作られるが、2022年現在は生物由来のバイオコハク酸の研究開発が進んでいる[6]

水素添加法

無水マレイン酸に水素添加して製造する。最も一般的なやり方[7]

接触付加法

アセチレン一酸化炭素、水を高温(80〜250℃)、高圧(30〜500atm)で反応させる。対アセチレン収率は80%程度[7]




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