ツァンタトラン【ツァンタトラン】(草花類)
登録番号 | 第5760号 | |
登録年月日 | 1997年 10月 9日 | |
農林水産植物の種類 | アルストロメリア | |
登録品種の名称及びその読み | ツァンタトラン よみ:ツァンタトラン |
|
品種登録の有効期限 | 15 年 | |
育成者権の消滅日 | 2001年 10月 10日 | |
品種登録者の名称 | コーニンクルック ヴァン ザンテン社 | |
品種登録者の住所 | オランダ王国 2180エイエイ ヒルゴム 1イー ルーステルヴェーグ 1エイ | |
登録品種の育成をした者の氏名 | G.E.ヴェルトハウゼン ヴァン ザンテン | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,出願者所有の無名系統どうしを交配して育成されたものであり,花は側方外花被は上部が鮮紫ピンク,中央部が紫ピンク,側方内花被は上部が穏紫ピンク,中央部が鮮黄,下部が淡紫ピンクの切花向き品種である。 草丈は高,茎の太さは中,色は緑である。葉の全形は披針形,長さ及び幅は中,表面の色は濃緑,光沢は中である。開花の方向は水平 ,散形花序の分枝数,花柄長及び1分枝当たりの花数は中である。花の縦径及び横径は中,花被片の展開度は大,側方外花被の全形は広倒卵形,内面の花色の模様はⅡ型,内面のAゾーンの色は鮮紫ピンク(JHS カラーチャート9205),Bゾーンの色は紫ピンク(同8903),条線は無である。中央外花被の全形は広倒卵形,内面の花色の模様はⅡ型,内面のAゾーンの色は紫ピンク(同8903),Bゾーンの色は鮮紫ピンク(同9205),条線は無である。側方内花被の全形は倒披針形,内面の花色の模様はⅤ型,内面のAゾーンの色は穏紫ピンク(同9212),Bゾーンの色は鮮黄(同2507),Cゾーンの色は淡紫ピンク(同9501),条線の数は中,大きさは大,分布は全体,色は暗紅(同0110)である。中央内花被の全形は長倒卵形,内面の花色の模様はⅠ型,内面のAゾーンの色は紫ピンク(同8903),条線の数はかなり少,大きさは中,分布は上部及び下部,色は濃赤茶(同0709)である。花糸の主な色は濃紫ピンク(同9213),葯に対する柱頭の位置は葯より下位,花柱の主な色は濃紫ピンク(同9213)である。開花習性は二季咲き以上,開花の早晩は中である。 「スタルビア」と比較して,側方外花被及び中央外花被の全形が広倒卵形であること,側方外花被及び中央外花被の内面の花色の模様がⅡ型であること,側方内花被の内面の条線の色が暗紅であること等で,「ウイルヘルミナ」と比較して,側方外花被及び中央外花被の内面の花色の模様がⅡ型であること,側方内花被の内面の花色の模様がⅤ型であること,側方内花被の内面のBゾーンの色が鮮黄であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,1986年に出願者の温室(オランダ王国)において,出願者所有の無名系統どうしを交配して得られた実生の中から選抜し,以後,増殖を行いながら特性の調査を継続し,1990年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 なお,出願時の名称は「アトランタ」であった。 |
- ツァンタトランのページへのリンク