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ヘモシアニンとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 固有名詞の種類 > 自然 > 物質 > 化合物 > タンパク質 > ヘモシアニンの意味・解説 

ヘモシアニン【hemocyanin】

読み方:へもしあにん

軟体動物甲殻類血液中に含まれるを含む色素たんぱく質酸素結合する無色から青色になり、酸素を運ぶ働きをする。血青素(けっせいそ)。


ヘモシアニン


ヘモシアニン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/21 09:35 UTC 版)

ヘモシアニン

ヘモシアニン (hemocyanin, Hc) は、呼吸色素のひとつ。エビカニ昆虫の一部 等の節足動物の一部やイカタコ等の軟体動物に見られる[1]。ただし、軟体動物の赤貝環形動物ゴカイは、ヘモシアニンではなくヘモグロビンと似た鉄由来のエリトロクルオリンという呼吸色素を持っているため、赤い血液を持っている。

ヘモシアニンは本来は無色透明だが、酸素と結びつくことで銅イオン由来の青色になる。ヘモシアニンの名称中に含まれている「シアン(: cyan)」は、しばしば誤解されているような青酸ではなく、この銅イオン由来の青色を意味する。

3つのヒスチジン残基のもつイミダゾール環の窒素3つに囲まれた銅原子を2つ使い、酸素分子を挟むようにして結合する構造をとる。この構造中の銅原子により自然光から約600nmのオレンジ色の光が吸収され、その補色である青い色が現れる。この構造をサブユニットとして円柱状に配列した多量体をつくり、分子量は数百万に達する。

機能的には、ヘモグロビン、クロロクルオリンヘモエリスリンと同じく、酸素を運搬する呼吸色素の役割を持つ。ヘモグロビンとは異なり血球中に含まれるのではなく、血リンパ液に溶存する形で含まれる。ただし酸素の結合力は、ポルフィリン環内に鉄が配位されたヘモグロビンよりも弱い。

出典

  1. ^ 血液の話:血液の色 化学だいすきクラブだより(日本化学会 (PDF)

関連項目


ヘモシアニン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/23 03:04 UTC 版)

ヘモグロビン」の記事における「ヘモシアニン」の解説

自然界2番目に多く見られる酸素運搬タンパク質である。多く節足動物軟体動物血液見られる鉄原子のヘム基かわりに補欠分子族を持つ。酸素結合時は青色になる。

※この「ヘモシアニン」の解説は、「ヘモグロビン」の解説の一部です。
「ヘモシアニン」を含む「ヘモグロビン」の記事については、「ヘモグロビン」の概要を参照ください。

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