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「偶力」の意味や使い方 わかりやすく解説 Weblio辞書
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偶力とは? わかりやすく解説

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ぐう‐りょく【偶力】

読み方:ぐうりょく

物体異なる二点に作用する力で、大きさ等しく方向反対作用線が平行な一対の力。物体の回転運動生ずる。


偶力

英語 couple forcescouple

回転中心に対し互いに等距離かつ同等の力で反対方向作用する一対の力で発生するトルクのこと。例えT型レンチ両手持ちボルト締めるときに発生するトルクには偶力と力が片方だけのものがあり、クランクシャフト回転させようとする力は偶力と説明されることがあるが、厳密に後者である。

※「大車林」の内容は、発行日である2004年時点の情報となっております。

偶力

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/23 06:38 UTC 版)

古典力学

質量中心から距離 d の剛体にかかる力 F は、質量中心に直接かかる同じ力と偶力 Cℓ = Fd と同じ効果を持つ[3]。この偶力は、剛体の角加速度を偶力の平面に対して直角に発生させる。質量中心にかかる力は、向きを変えずに力の方向に物体を加速させる[3]

一般に、以下の定理が成り立つ[3]

  1. 剛体の任意の点O′に働く単一の力は、「任意の点Oに働く等しく平行な力F」と「そのモーメントが M=FddOO′ の分離)である F に平行な力を持つ偶力」とに置き換えることができる。
    • 逆に、偶力と偶力の平面上の力は、適切に配置された1つの力に置き換えることができる。
  2. どの偶力も、同じ平面上で同じ方向とモーメントを持つ別のカップルに置き換えられ、任意の力と任意の腕(arm)を持つことができる[3]

応用

機械工学に多く応用される。例えば、以下の例がある。

液晶では、ディレクタと呼ばれる光軸が回転することで、これらの化合物の機能が発現する。例えば、アメリカ合衆国の数学者ジェラルド・エリクセン(Jerald Ericksen)はこう説明している。

一見すると、力学ではなく、光学や電子工学がそれに関係しているように思われるかもしれない。実は、光学的挙動の変化などは、配向の変化と関連している。これらは偶力によって次々に生み出される。非常に大雑把に言えば、偶力を応用して、ワイヤーを曲げるのと同じようなものである。(At first glance, it may seem that it is optics or electronics which is involved, rather than mechanics. Actually, the changes in optical behavior, etc. are associated with changes in orientation. In turn, these are produced by couples. Very roughly, it is similar to bending a wire, by applying couples.)[4]

脚注

注釈

  1. ^ 日本語に対応する用語は存在しないと思われるが、直訳で「単純な偶力」を意味する。

出典

  1. ^ a b Kane & Levinson 1985, p. 94, 4.2 COUPLES, TORQUE.
  2. ^ Hartsuijker, C.; Welleman, J. W.. Engineering Mechanics: Equilibrium. p. 64. https://books.google.com/books?id=oPhH90IWW60C&pg=PA64 
  3. ^ a b c d Augustus Jay Du Bois (1902). The mechanics of engineering, Volume 1. Wiley. p. 186. https://archive.org/details/mechanicsengine01boisgoog 
  4. ^ J.L. Ericksen (1979) Timoshenko Acceptance Speech at iMechanica.org site for mechanicians

関連項目

参考文献

外部リンク


偶力

出典:『Wiktionary』 (2021/08/22 11:37 UTC 版)

名詞

(ぐうりょく)

  1. (力学) 一直線上には存在しないが、同じ大きさ向きに働く2つ。モーメント・トルクを生む力の組。

関連語

翻訳




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