夫婦放談
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「山下達郎のサンデー・ソングブック」の記事における「夫婦放談」の解説
原則として毎年8月と12月の末尾2週には、「納涼夫婦放談」「年忘れ夫婦放談」と題して妻の竹内まりやをゲストに迎えて、竹内が選んだハガキを読み上げながら2人で番組を進行する。 番組開始当初から竹内は不定期に出演していたが、開始当初は「ゲストコーナー」、年末スペシャルゲスト的な扱いだった。1997年12月21日放送(273回)の「年忘れ夫婦放談」で初めて「放談」のタイトルが使用されたが、その後もサブタイトルは「夫婦対談」「竹内まりやさんをゲストに迎えて」など流動的に変わり、現在のように定着したのは1999年8月22日放送(360回)の「納涼夫婦放談その1」から。 竹内が定期的に出演する唯一の番組で、自身の近況だけでなく「竹内まりやによる野原しんのすけの真似」(2008年12月21日放送、846回「年忘れ夫婦放談その2」)のような内容も含まれる。こうした「日常的でたわいもない話」を番組内では「薄い内容」と話している。 この特集では、竹内が音楽仲間のライブにゲスト出演したときの音源や、自宅スタジオでこの放送のために録音された、洋楽カヴァー(洋楽カラオケを使用したものや、センチメンタル・シティ・ロマンス、BOXがバックを務めたものなど)や他人の提供曲のセルフ・カヴァーなどの「未発表音源」「レア音源」がオンエアされることがある。「納涼夫婦放談」の番組最後のナンバーとして、前編には山下・竹内のデュエットによる「Summer Vacation」、後編には山下の「さよなら夏の日」が選曲されるのが恒例になっている。「年忘れ夫婦放談」は原則12月末尾2週の放送だが、まれに第2・3週の放送、あるいは12月が5週ある場合の第3・4週の放送となる場合は、最終週の放送も竹内が引き続きゲストとなる(内容は通常のリクエスト特集)場合がある。また、クリスマス直近の放送回では、山下の「クリスマス・イブ」と竹内の「素敵なホリデイ」に多数のリクエストが寄せられ、ほぼ毎年の様に放送される。 山下が「公だから」という理由で「竹内まりやさんをゲストにお迎えして」と敬称を付けて紹介し、番組中は「あぁた(あなた)」と呼ぶのに対して、竹内は「達郎」、「たっつぁん」と日常的な呼び名を通している。 2011年2月27日には、2010年12月3-4日(日本武道館)、12月21-22日(大阪城ホール)に行なわれた竹内のスペシャル・ライブ「TOKYO FM/FM OSAKA 開局40周年記念スペシャル『Souvenir again』 竹内まりや LIVE 2010」を振り返る、960回「夫婦放談番外編」が放送された。 竹内の新作アルバムの発売に際しては、「夫婦放談」の形式で2週にわたって発売記念の特集が組まれる。この時には山下のアルバム特集同様に、個々の収録曲について解説が挿まれる。2014年は8月24日と8月31日の前後編で、竹内の7年ぶりのアルバム『TRAD』の楽曲解説を中心とした特集が2週間の予定で組まれたが、リスナーからのハガキが紹介できなかったためという理由で9月7日に「延長戦」という位置づけで放送が行われた。 2020年11月3日には本番組のメインスポンサーである、楽天カード特別協賛の特番『FMフェスティバル2020 MUSIC CHRONICLE ~竹内まりやと辿る音楽の50年』の企画の一環として、総合司会の竹内まりやが山下達郎を迎えるという逆の体で夫婦放談番外編が生放送された。 2020年12月20日の「疫病退散!!年忘れ夫婦放談前編」は放送時間が1時間拡大・前倒しされ、13時から放送された。このうちの前編第1部は、12月26日に開催される予定のストリーミング配信ライブ『Tatsuro Yamashita SUPER STREAMING ACOUSTIC LIVE in Live Music JIROKICHI supported by G-SHOCK』開催記念特別番組の扱いとしての『山下達郎のサンデー・ソングブック スペシャル supported by 楽天カード G-SHOCK』(協賛:楽天カード、カシオ計算機・G-SHOCK)のタイトルで生放送(前編第2部は通常同様の体裁)。 2021年4月25日には急遽、「夫婦放談<番外編>」として放送され、竹内が、未公開映像を含むライブ映像配信『LIVE Turntable Plus』を、同年5月29日に高音質配信プラットフォーム 『MUSIC/SLASH』 にて配信されることが明らかとなった。 この特集の締めは、誕生日メッセージ代読の「皆さんおめでとうございます」、及び最後の挨拶「さようなら」の部分だけ、声を揃えて言うのが通例になっているが、年忘れ夫婦放談の1週目は「メリークリスマス」、年内最後の放送となる2週目は「よいお年を」にそれぞれ変わる。
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