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木橋(モクキョウ)とは何? わかりやすく解説 Weblio辞書
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木橋とは? わかりやすく解説

木橋

作者永山則夫

収載図書木橋
出版社立風書房
刊行年月1990.4

収載図書木橋
出版社河出書房新社
刊行年月1990.7
シリーズ名河出文庫


木橋

作者北原もみじ

収載図書セピア色坂道
出版社日本図刊行
刊行年月2000.12


木橋

読み方:モクキョウ(mokukyou)

作者 安東次男

初出 昭和46年

ジャンル 俳句


木橋

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/07 01:25 UTC 版)

ドイツにある木橋

木橋(もくきょう)とは主要部材に木材を用いたである。

概要

橋の材料として古くから用いられており、現在でも人道橋など荷重強度が小さな橋を中心に架設例がある。構造自体が木橋でも、歩行面が土の場合、土橋と呼ばれることがある。

鉄筋コンクリート鋼材繊維強化プラスチックなどとの複合橋も架設されている。

橋梁形式

刎橋桁橋トレッスル橋トラス橋アーチ橋を中心に各種の形式がある。

城郭における役割

中世城郭の各部名称 ①横堀 ②土塁 ③連続竪堀 ④堀切 ⑤畝堀 ⑥障子堀 ⑦枡形虎口 ⑧土橋・平虎口 ⑨馬出 ⑩木橋 ⑪曲輪 ⑫櫓台

城に用いられる橋を大別すると、土橋石橋、木橋に大別される。木橋は撤去が容易であり、主要路で使用される土橋とは別に重要度の低い通路に使用され、戦時には敵の移動を制限するために撤去された[1]。使用された木材は、板は丸鋸などの製材技術が無い中世では高級品であり拠城や戦略度の高い場所で、専門家を雇って建築されたと考えられる。居住性のない山城でも見られるが、構造は簡素で使用される木材も丸太のような加工が施されていない材木が多用された[2]

維持管理

木材は環境条件によって腐朽し、強度低下をもたらす[3]。高強度で耐朽性がありヨーロッパで多数実績のあるボンゴシを用いた木橋も、日本の高温多湿の環境下では厳しい[4]。そのため、適切な維持管理が欠かせない[5]

木材の耐久性を確保するためにまずは防腐剤を用いた防腐処理が行われる[5]。しかし、防腐処理が行われていても滞留水があれば耐久性を損なうおそれがあるため、構造部材に水がかからないよう止水・排水処理も行う必要がある[5]

歴史

ヨーロッパや北米では19世紀から20世紀にかけて屋根付きの木橋(カバードブリッジ)が多く架設されている[6]。橋に屋根を設けることで橋を風雨にさらさず、腐朽から守ることができる[6]

1948年アメリカオレゴン州にあるローンレイク橋は集成材を用いた橋の中では最も古いと言われる[7]。その後も、ヨーロッパや北米で道路橋を中心に多くの木橋が建設された[7]

日本

古来から日本では錦帯橋1673年に架橋)など木橋が伝統的に建設されている[8]愛媛県内子町大洲市では明治から昭和20年代にかけて作られた屋根付きの木橋が数多く残る[8]。これらの木橋は渡るだけではなく、農作業中の休憩場所や農作物倉庫として利用されたと言われる[8]

1950年代までは木材輸送を目的とした鉄道や林道を中心に多くの木橋が設けられていた[8]。1960年代に入ると、鉄道用の木橋は姿を消し、林道用の木橋も耐久性の問題からコンクリート橋や鋼橋に姿を変えた[8]。一般の道路では、1954年昭和29年)時点の建設省の資料で国道府県道に57,368本の木橋が存在していたが、うち重量制限が加えられている橋は20,037本であった[9]高度成長期に向けて交通量が増加するとコンクリートや鋼材を材料とする橋に置き換えられ、ほとんどが姿を消した。

1987年(昭和62年)の建築基準法改正以降は、従来の無垢材に加えて集成材の利用が可能となり、これを応用して木橋を建設できるようになった(近代木橋)[10]。この年に秋田県北秋田市には国内ではじめてスギ集成材を用いた坊川林道2号橋が建設され、長野県軽井沢町にはカラマツ集成材を用いた矢ヶ崎大橋が建設された[7]。木材利用の拡大や林業振興を目的に、2003年平成15年)頃までに国内の民有林道に大規模な木橋が多数建設された[7]

ギャラリー

脚注

  1. ^ 城の戦国史 どう攻めたか いかに守ったか 著者: 鷹橋忍 河出書房新社, 2015
  2. ^ 土の城指南 著者:西股総生 学研プラス, 2015
  3. ^ 秋田県立大学木材高度加工研究所 2011, p. 296.
  4. ^ 秋田県立大学木材高度加工研究所 2011, pp. 296–297.
  5. ^ a b c 秋田県立大学木材高度加工研究所 2011, p. 297.
  6. ^ a b 秋田県立大学木材高度加工研究所 2011, p. 293.
  7. ^ a b c d 秋田県立大学木材高度加工研究所 2011, p. 294.
  8. ^ a b c d e 秋田県立大学木材高度加工研究所 2011, p. 292.
  9. ^ 「制限無視の事故は自業自得」『日本経済新聞』昭和29年10月10日11面
  10. ^ 町田初男「2014年春期生物劣化研究会「これからの木橋を考える」に参加して」『木材保存』第40巻第4号、日本木材保存協会、2014年9月9日、183-186頁、doi:10.5990/jwpa.40.1832019年8月17日閲覧 

参考文献

  • 秋田県立大学木材高度加工研究所『コンサイス木材百科』秋田文化出版、2011年2月15日。ISBN 978-4-87022-540-4 

関連項目

外部リンク


木橋(旧橋)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/11 03:06 UTC 版)

鬼怒橋」の記事における「木橋(旧橋)」の解説

初代鬼怒橋は、307間5分(≒554メートル)、幅員18尺(≒10.2メートル)の木造トラス橋であったトラス15連で、スパン鋼橋とほぼ同じであった橋の構造形式鋼橋酷似していたが、西欧形式模倣したに過ぎなかった。

※この「木橋(旧橋)」の解説は、「鬼怒橋」の解説の一部です。
「木橋(旧橋)」を含む「鬼怒橋」の記事については、「鬼怒橋」の概要を参照ください。

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