ラグーン
(潟湖 から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/15 08:18 UTC 版)
|
この記事は英語版の対応するページを翻訳することにより充実させることができます。(2024年12月)
翻訳前に重要な指示を読むには右にある[表示]をクリックしてください。
|
ラグーン(英語: lagoon)は、砂州やサンゴ礁により外海から隔てられた水深の浅い水域のことである[1]。ラテン語のlacuna(池、地面にあいた穴)がイタリア語のlagunaを経て英語に入ったもので、主として潟湖と礁湖の2通りの意味で用いられる。
形態
潟、潟湖
潟(かた)、潟湖(せきこ)は、湾が砂州によって外海から隔てられ湖沼化した地形のこと。砂州の成長段階によって、完全に外海から隔てられたものと、ごく狭い水道により外海とつながっているものがある。多くの場合、ラグーンは塩湖である。 日本では北海道のサロマ湖・風蓮湖、秋田県の八郎潟などがラグーンの好例。日本国外ではアメリカの東海岸やメキシコ湾岸、フランスの地中海沿岸やイタリアのアドリア海沿岸などにラグーンを見ることができる。
ラグーンは水深が浅く広大であることから、昔から干拓が行われることが多い。
礁湖
礁湖(しょうこ)は、サンゴ礁によって形成される地形の一つであり、堡礁や環礁において、サンゴ礁やサンゴ礁からなる島嶼に囲まれた海域のこと。リーフラグーンとも呼ばれる。もともと火山島や陸地を取り巻くように形成された裾礁が、プレートテクトニクスや侵食などにより、その火山島や陸地が一部または完全に水没したのちも、サンゴ礁の発達が続くことで形成された (チャールズ・ダーウィンによる沈降説)。
世界のラグーン
北アメリカのラグーン
- パムリコ湾 - アメリカ合衆国
- ポンチャートレイン湖 - アメリカ合衆国
南アメリカのラグーン
アフリカのラグーン
- チュニス湖 - チュニジア
ヨーロッパのラグーン
- ヴェネツィアの潟 - イタリア
- アルブフェーラ自然公園 - スペイン
- マール・メノール - スペイン
- ベール湖 - フランス
- 腐海 - ウクライナ
- ホゥプ潟湖 - アイスランド
- ヨークルスアゥルロゥン - アイスランド
オセアニアの主なラグーン
- オリエルトン・ラグーン - オーストラリア
- フランス領ポリネシアの環礁群
南極のラグーン
アジアのラグーン
- カラ・ボガス・ゴル湾 - トルクメニスタン
- ソンクラー湖 - タイ
日本の主なラグーン
潟湖
北海道
東北
関東
中部
近畿
中国・四国
九州
礁湖
ギャラリー
- ラグーン
脚注
- ^ 日本地形学連合 2017, p. 892.
出典
- 地理用語研究会編『地理用語集 A・B共用』山川出版社、2014年10月25日。ISBN 9784634054264。
- 日本地形学連合 編『地形の辞典』朝倉書店、2017年。 ISBN 978-4-254-16063-5。
潟湖
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/24 04:51 UTC 版)
郊外の平野部には、湿田や潟湖を干拓した広大な水田が広がる一方でかつて大小の潟湖(せきこ)が多くあり、漁業やアシ刈り場などに利用されていた。現在でも鳥屋野潟や佐潟、福島潟などの潟湖が残されており、このうち佐潟については1997年(平成9年)に、ラムサール条約登録湿地となっている。 福島潟 鳥屋野潟 清五郎潟 佐潟 御手洗潟(みたらせがた) 上堰潟(うわせきがた) どんち池 北山池 じゅんさい池 松浜の沼
※この「潟湖」の解説は、「新潟市の地理」の解説の一部です。
「潟湖」を含む「新潟市の地理」の記事については、「新潟市の地理」の概要を参照ください。
- >> 「潟湖」を含む用語の索引
- 潟湖のページへのリンク