Deprecated: The each() function is deprecated. This message will be suppressed on further calls in /home/zhenxiangba/zhenxiangba.com/public_html/phproxy-improved-master/index.php on line 456
120mm迫撃砲PM-38とは - わかりやすく解説 Weblio辞書
[go: Go Back, main page]

120mm迫撃砲PM-38とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 固有名詞の種類 > 製品 > 武器・装備 > 武器 > 迫撃砲 > 120mm迫撃砲PM-38の意味・解説 

120mm迫撃砲PM-38

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/13 06:33 UTC 版)

射撃状態
トレーラーに搭載した状態
自動車牽引時は砲弾20発を収納した弾薬車と一緒に牽引された

120mm迫撃砲PM-38(ロシア語:120-мм полковой миномёт обр. 1938 г.)とは第二次世界大戦ソビエト連邦赤軍が使用した迫撃砲である。

概要

полковой миномётとはロシア語で連隊迫撃砲という意味である。 Б. И. Шавыринаによって開発され、1938年に正式採用された、1941年には3000門が配備されていたという。後にА. А. Котова の手で再設計された物が後継の120mm迫撃砲PM-43として採用されている。さらに本砲をスケールダウンした107mm迫撃砲GVPM-38も開発された。

底板は従来一般的だった四角形ではなく、円形をしている。迫撃砲の方向射角を大きく変えなければならない場合、従来型では底板を含めた全体を設置し直す必要があったが、本砲では底板をそのままにして、脚付きの砲身だけを旋回させることができた。

独ソ戦でソ連側は多数を使用したが、序盤の劣勢期には多数がドイツ国防軍に鹵獲されている。ドイツ国防軍はコピー品の12 cm GrW 42まで製造するほどにこの迫撃砲を重宝した。

大戦後は東側諸国に供与され、ベトナム戦争でも南ベトナム解放民族戦線(ベトコン)がアメリカ軍南ベトナム軍の野戦部隊や基地の攻撃に使用している。

なお、独ソ戦でドイツ国防軍が接収したものについては12cm迫撃砲378(r)の名称が与えられて前線に配備された。

スペック

  • 重量:280 kg
  • 砲身長:1,862 mm
  • 仰角:45°~80°
  • 水平射角:6°
  • 初速:272m/s
  • 最大射程:6,000m
  • 連射速度:10発/分
  • 砲弾重量:16 kg

運用国

現用

脚注

出典

  1. ^ IISS 2024, p. 180.
  2. ^ The International Institute for Strategic Studies (IISS) (2023-02-15) (英語). The Military Balance 2023. Routledge. p. 182. ISBN 978-1-032-50895-5 
  3. ^ IISS 2024, pp. 208–209.

参考文献

  • The International Institute for Strategic Studies (IISS) (2024) (英語). The Military Balance 2024. Routledge. ISBN 978-1-032-78004-7 




固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「120mm迫撃砲PM-38」の関連用語

120mm迫撃砲PM-38のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



120mm迫撃砲PM-38のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの120mm迫撃砲PM-38 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS