生産計画
【英】: production schedule
開発対象の油・ガス田からどのようなレート(日産量)で原油または天然ガスを生産するかを時間的に展開したものが生産計画である。 油田またはガス田の一生からみれば、生産開始からピーク生産に達するまでの立ち上がり期間(buildup period)、ピーク生産期間および減退期間に分けられる。油田の場合、ピーク生産量は可採埋蔵量/生産量(R/P)値を目安にして定めることが多い。ガス田の場合には需要先が固定していることが多いため、10 ~ 20 年という長期にわたって一定レートで採収可能なようにピーク生産量を定める。ピーク生産期間においては坑井全体の生産レートは生産能力以下に保たれるが、減退期間に入ると生産能力そのものが生産レートとなる。立ち上がり期間の生産量は開発工事の工程や、掘削工事に併行して生産するかどうかなどによって決まってくる。同じ意味で生産パターン(production pattern)ということもある。生産計画は油・ガス田開発の経済性の検討にあたり重要な要素であり、試・探掘段階で得られた多くのデータを基に油層スタディを実施し、全期間にわたる生産予測を行って決めるのが普通である。 |
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