STS-335
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STS-134は、スペースシャトル計画で最後に予定されていたミッションである。これ以降の予定はなかったため、この飛行のためにSTS-335として、特殊な救出ミッションが開発された。これは、アトランティスと、ハリケーン・カトリーナによる損傷の修復を終えた外部燃料タンクET-122を用いるもので、ステーションの補給品を一杯に積んだ多目的補給モジュールも運ぶものであった。 STS-134が無事に帰還した場合はミッション取り消しの予定であったが、費用をかけて準備をしておいてから飛行しないのは無駄であるため、ミッションを取り消さずにそのままSTS-135として飛行することがNASAから求められた。アメリカ合衆国上院は2010年8月5日、アメリカ合衆国下院は9月29日にSTS-135を通常の飛行として認可し、10月11日にバラク・オバマが署名を行った。しかし、ミッションの費用は続く予算案の承認に依るとした。 このような状況下で、NASAは2011年1月20日に最後のLONミッションであるSTS-335を通常の運用ミッション(STS-135)に転換した。2011年2月13日、プログラムマネージャは、予算案に関する決議の状況に関わらず、STS-135を実施することを従業員に伝えた。最終的に、アメリカ合衆国政府の予算案は、2011年4月中旬にに承認された。NASAの宇宙部門の予算は、スペースシャトルや宇宙ステーションの計画を含んで55億ドルであった。NASAによると、2011年9月30日までに執行された予算は、STS-135ミッションへの資金に関するすべての懸念を解消した。 STS-134が成功裏に終了し、STS-335は不要となったが、これを用いてそのまま第39発射施設AでSTS-135の打上げ準備が進められた。 STS-135の救出ミッションのためのスペースシャトルがなかった。そのため、4人の乗組員がISSで待機し、翌年、ソユーズに乗って帰還するという別の手段の救出計画が開発された。
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