STS-83
名称:STS-83
オービター名称:コロンビア
打ち上げ国名・機関:アメリカ/アメリカ航空宇宙局(NASA)
打ち上げ年月日:1997年4月4日
着陸年月日:1997年4月8日
宇宙飛行士:ジェームス・ドナルド・ハルセルJr./スーザン・L・スティル/ジャニス・E・ボス/ドナルド・A・トーマス/ミッシェル・L・ジャーンハードト/ロジャー・クローチ/グレッグ・リンテリス
飛行時間:95時間13分
STS-83のコロンビアにはスペースラブ(宇宙実験室)が積まれ、その内部にはMSL(微小重力科学実験室)が設けられていました。
MSLは、宇宙の微小重力のもとで金属を溶かし、物質について研究するためのもので、そのための大きな等温炉がありました。この等温炉は、日本の宇宙開発事業団(現 宇宙航空研究開発機構(JAXA))が開発したもので、STS-47ミッションとSTS-65ミッションのときにも使われていました。
コロンビアの宇宙飛行士たちは等温炉を使って、国際宇宙ステーションのためにも役立つ実験を行いました。
約4日間の飛行のあと、STS-83コロンビアは無事に地球へ帰還しました。
1.どんな形をして、どのような性能を持っているの
スペースシャトル・コロンビアは、オービター(軌道船)と呼ばれる有人宇宙船(コロンビア)と、それを打ち上げるための固体燃料ブースターロケット2基と、液体燃料を入れてある外部タンクからなっています。全体の長さは56m、高さ23m、重さ2,000tで、オービターだけの長さは37m、高さ17m、重さ85tです。外部タンクは使い捨てですが、オービターとブースターロケットはくりかえし使われます。
2.打ち上げや飛行の順序はどうなっているの?
ブースターロケットの噴射と、外部タンクの液体燃料を使うオービターの噴射で打ち上げます。2分後に、燃料の燃えつきたブースターロケットが切り離され、パラシュートで落下します。8分後、高度250kmから400kmに達したとき外部タンクが切り離され、オービターは軌道修正用エンジンで地球周回軌道に乗ります。オービターが地球に戻るときは、グライダーのように滑空しながら着陸します。
3.宇宙飛行の目的は?
MSL(微小重力科学実験室)を使って、さまざまな実験を行なうことです。
4.宇宙でどんな活動をし、どのような成果をおさめたの?
日本の宇宙開発事業団(現 宇宙航空研究開発機構(JAXA))が開発した等温炉が、宇宙での科学実験に活躍しました。
※参考文献:「Newton Collection II 宇宙開発」竹内 均・監修(教育社)1992年発行「SPACE ATLAS 宇宙のすべてがわかる本」河島信樹・監修/三品隆司・著(PHP研究所)1995年発行
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