TransRecog
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/03/03 16:34 UTC 版)
| 種類 | 株式会社 |
|---|---|
| 本社所在地 | 東京都港区 |
| 設立 | 2017年11月 |
| 業種 | 情報・通信業(ソフトウェア) |
| 事業内容 | ソフトウェアの開発・販売(PDF注釈ツールなど) |
| 代表者 | 小林敬明(代表取締役CEO) |
株式会社TransRecog(トランスレコグ、英: TransRecog Co., Ltd.)は、日本のソフトウェア企業。Windows向けの注釈ソフトウェア「AxelaNote」と[1][2][3]、AI最適化ソフトウェアの開発で知られる[4]。
概要
2017年に設立。東京都港区に本社を置き、PDF上に注釈レイヤーを重ねる方式の文書注釈ソフトなどを開発・提供する[5]。東京都のスタートアップ支援事業「NEXs Tokyo」に登録されており[6]、東京都立大学(公立大学法人)の「大学等発ベンチャー」一覧にも社名が掲載されている[7]。
沿革
- 2018年:NoMaps「“NEDO Dream Pitch” with 起業家万博」で優秀賞・北海道起業家万博賞[8]。川崎市産業振興財団「第113回かわさき起業家オーディション」で受賞[9]。
- 2020年:東京都「世界発信コンペティション」サービス部門 特別賞[10]。
- 2024年:大阪産業局「OIHスタートアップアクセラレーションプログラム(OSAP)」第18期の参加企業に選定(2024年12月–2025年3月期)[11]。
- 2024–2025年:東京消防庁と「Windows用PDFレイヤーソフト」に関する協働(実証)を開始[12]。
製品
- AxelaNote
主にPDFファイルへの自由な書き込み・編集を可能にするWindows用ソフトウェア「AxelaNote(アクセラノート)」を開発・提供する首都大学東京発のスタートアップ企業。
- PDF原本を改変しない: PDFに透明なレイヤーを重ねる方式を採用しており、元のデータを書き換えずに注釈やメモを追記可能。
- 制限付きPDFに対応: 注釈禁止や印刷禁止のPDFファイルであっても、内容を確認しながら手書きでメモやコメントを書き込める。
- 紙のような操作感: マウスやペンタブレットを使用して、紙の書類にペンで書き込むような感覚で操作できる。
- 用途: 建築・土木図面のチェック、自治体や企業のペーパーレス化、テレワークなど、修正・コメント業務で利用されている。
- AI最適化ソフトウェア
シフト最適化、高速道路・夜間規制枠の割付など数理最適化を用いたAI最適化ソフトウェアを開発している。
- 「説明できるAI」: 単に結果を提示するだけでなく、「なぜその計画になったか」という理由を人間が理解・納得できる形(説明可能性)で提示することを目指している。
- 数理最適化の活用: 従来のヒューリスティックな手法では解けなかった、制約の多い複雑な計画業務を高精度に最適化している。
- 実証実験での実績: 首都高速道路の通行止め計画の効率化に向け、同社のAI最適化技術が「首都高 Open Innovation Challenge 2025」に採択され、実証実験が開始されている。
受賞
- 2018年:川崎市産業振興財団「第113回かわさき起業家オーディション」かわさき起業家賞・よい仕事おこし賞[9]。
- 2018年:NoMaps「“NEDO Dream Pitch” with 起業家万博」優秀賞・北海道起業家万博賞(経済産業省北海道経済産業局 公表資料)[8]。
- 2018年:第15回みたかビジネスプランコンテスト 最優秀賞(主催:株式会社まちづくり三鷹)[13][14]。
- 2020年:東京都「世界発信コンペティション」サービス部門 特別賞[10]。
外部連携・採択
- 東京都のスタートアップ支援事業「NEXs Tokyo」参加企業[6]。
- 公立大学法人東京都立大学「大学等発ベンチャー」一覧に掲載[7]。
- 大阪産業局「OIHスタートアップアクセラレーションプログラム(OSAP)」第18期 参加企業[11]。
- 東京消防庁と協働による実証(2024年11月1日–2025年3月31日)[12]。
- 西宮市「Urban Innovation NISHINOMIYA」2022年度プロジェクト「図面審査をデジタル化!建築確認関連の業務を効率化したい」の採択事業者に選定[15]。
- 首都高速道路「首都高 Open Innovation Challenge -Robotics&Software-」の採択事業者に選定[16]。
評価・報道
同社や製品に関する紹介は、新聞や業界紙でも行われている(『日本経済新聞』朝刊・東京/首都圏経済面 37面、2021年2月17日;『電波新聞』朝刊1面、2020年4月8日)[17][18]。
関連項目
脚注
- ^ 「PDFに重ねて書ける、Windows向けメモアプリ「AxelaNote」 ブラウザやテキストエディタにも順次対応」『』2018年6月18日。2025年8月24日閲覧。
- ^ 「公的文書にも容赦なく追記できるWindows用アプリ」『』2019年2月11日。2025年8月24日閲覧。
- ^ 「「Acrobat Reader」で開いたPDFに重ねて自由に書き込みができる「AxelaNote」がベータ公開」『』Impress、2018年6月19日。2025年8月24日閲覧。
- ^ “東京都立大発のスタートアップTransRecog、AI活用した首都高「通行止め計画」効率化へ実証実験開始)”. LOGI-BIZ online (2025年12月26日). 2025年12月26日閲覧。
- ^ “企業概要”. TransRecog. 2025年8月24日閲覧。
- ^ a b “株式会社TransRecog(NEXs Tokyo 参加企業)”. 東京都(NEXs Tokyo) (2024年12月4日). 2025年8月24日閲覧。
- ^ a b “大学等発ベンチャー支援(東京都立大学発ベンチャー一覧)”. 公立大学法人 東京都立大学 産学公連携センター. 2025年8月24日閲覧。
- ^ a b “過去の受賞者(“NoMaps NEDO Dream Pitch” with 起業家万博)” (PDF). 経済産業省 北海道経済産業局 (2021年6月21日). 2025年8月24日閲覧。
- ^ a b “株式会社TransRecog 代表取締役 小林 敬明|第113回受賞者”. かわさき起業家オーディション(川崎市産業振興財団) (2018年6月8日). 2025年8月24日閲覧。
- ^ a b “2020年世界発信コンペティション受賞企業を決定!”. 東京都 (2020年12月1日). 2025年8月24日閲覧。
- ^ a b “第18期プログラム参加スタートアップ企業一覧(OSAP)”. 公益財団法人大阪産業局(大阪イノベーションハブ) (2024年12月). 2025年8月24日閲覧。
- ^ a b “消防テック市場をアツくする!! 東京消防庁と民間企業12社が新たに協働をスタート” (PDF). 東京消防庁 (2024年12月26日). 2025年8月24日閲覧。
- ^ “直近10月~11月に2つイベントで3賞受賞。「“No Maps NEDO Dream Pitch” with 起業家万博」でのダブル受賞は同イベント史上初。”. PR TIMES. 株式会社TransRecog (2018年12月4日). 2025年8月24日閲覧。
- ^ “TransRecog - トランスレコグ(受賞実績)”. テックウインド. 2025年8月24日閲覧。
- ^ “〖採択事業者の決定〗官民連携による課題解決プロジェクト「Urban Innovation NISHINOMIYA」”. 西宮市 (2023年4月4日). 2025年8月24日閲覧。
- ^ “「首都高 Open Innovation Challenge -Robotics&Software-」3社を採択しました”. SHutoko online (2025年12月25日). 2025年12月25日閲覧。
- ^ 「編集禁止PDF上書き」『日本経済新聞』2021年2月17日、朝刊、37頁。2025年8月24日閲覧。
- ^ 「ソフト市場開拓に力」『電波新聞』2020年4月8日、朝刊、1面。
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