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Terry Gene Carrとは? わかりやすく解説

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テリー・カー

(Terry Gene Carr から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/18 09:54 UTC 版)

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テリー・カー(Terry Gene Carr、1937年2月19日 - 1987年4月7日[1]は、アメリカ合衆国SF作家アンソロジスト編集者

経歴

オレゴン州グランツ・パス(Grants Pass)生まれ。1954年サンフランシスコのシティ・カレッジに入学。1957年カリフォルニア大学バークレー校に移り、1959年卒業。

1949年、SFファンダムの存在を知り、熱心なファンジン出版者となった。そのことが後に商業出版の編集者となる素地を作った。カーともう1人のSFファンは架空のSFファン「カール・ブランドン」を作り上げ、それが広く知られるようになり、カール・ブランドン協会 (Carl Brandon Society) はそれに因んで名付けられた。SFのプロとして経歴を積み上げる一方で、カーはSFファンとしての活動も死ぬまで継続し、ヒューゴー賞ベスト・ファンジン部門には5回ノミネートされ(1959-1961年と1967-1968年)、1959年にロン・エリックと共同編集した雑誌『FANAC』で受賞し、ベスト・ファンライター部門にも3回ノミネートされ(1971-1973年)、1973年に受賞した。また、1986年のワールドコンにはファン・ゲストとして招待された。

1961年ニューヨークに転居し、作家活動を開始した。作家としてのデビュー作は「Who Sups with Devil?」(『F&SF』誌1962年5月号)だが、徐々に編集の仕事に重点を置くようになる。

1962年から1964年まで出版エージェントのスコット・メレディス社に勤務。

1964年からエース・ブックス社に編集者として勤務し、ドナルド・A・ウォルハイムと共同で1965年から1971年まで、ジュディス・メリルの『年刊SF傑作選』に対抗したアンソロジー『WORLD'S BEST SCIENCE FICTION』を刊行[2]。1967年にはフランク・ハーバートの『デューン』のペーパーバック版を刊行する[3]。また1968年から Ace Science Fiction Specials というシリーズを立ち上げる。これには例えばアーシュラ・K・ル=グウィンの『闇の左手』『影との戦い』、アレクセイ・パンシン『成長の儀式』、R・A・ラファティ『トマス・モアの大冒険 -パスト・マスター』『九百人のお祖母さん』、キース・ロバーツ『パヴァーヌ』 といった有名作品も含まれていた。

エース・ブックスを率いていたドナルド・A・ウォルハイムと意見の食い違いから対立するようになり、フリーランスの編集者となった。Universe というオリジナル・アンソロジーと年間ベストSF作品を集めた The Best Science Fiction of the Year というアンソロジーを1972年から亡くなった1987年まで毎年刊行した。また、その間に他のアンソロジーも多数手がけた。ヒューゴー賞の編集者部門には13回ノミネートされ(1973-1975年、1977-1979年、1981年-1987年)、2回受賞している(1985年、1987年)。1985年に受賞した当時は、フリーランスの編集者として初の受賞だった。

1978年には、ミシガン州立大学クラリオン・ワークショップの講師を務めた。このときの受講者にはパット・マーフィーやリチャード・キャドリーがいた。

また1984年から New Ace Science Fiction Specials というシリーズを立ち上げ[4]キム・スタンリー・ロビンソン『荒れた岸辺』、ルーシャス・シェパード『緑の瞳』、ウィリアム・ギブスンニューロマンサー』などを刊行した。

彼のファンジンのコレクションは、カリフォルニア大学リバーサイド校Eaton collection of Science Fiction の一部となっている。

私生活

1959年、SFファン仲間のミリアム・ダイチェスと結婚した[1]が、1961年に離婚している。同年中にキャロル・ニューマークと結婚し、カーが亡くなるまで添い遂げた。妻キャロルもキャロル・カー(Carol Carr)の名で「生まれつきの猫もいる」(1973年、夫と共作)や "You Think You've Got Troubles"(1969年)といったSF作品を書いている。

1987年4月7日、糖尿病の合併症から心不全で亡くなった。同年5月30日、バークレーTilden Park でSFコミュニティによる追悼会が行われた。翌年にはオリジナル・アンソロジー Terry's Universe が出版され、収益は全て未亡人に贈られた[5]

日本語訳された著作

長編

短編

  • 「試金石」 Touch Stone (1964) - SFマガジン246号
  • 「オジマンディアス」 Ozymandias (1972) - 『ミュータント傑作選』(講談社文庫)に収載
  • 「変身の祭り」 The Dance of the Changer and the Three (1968) - SFマガジン264号
  • 「生まれつきの猫もいる」 Some Are Born Cats (1973) - SFマガジン492号/『魔法の猫』(扶桑社ミステリー)に収載(妻キャロル・カーとの共作)
  • 「ホップ・フレンド」 Hop-Friend (1962) - 『天使の卵』(集英社文庫コバルトシリーズ)に収載
  • 「ロボットはここに」 The Robots Are Here (1967) - 『ロボット貯金箱』(集英社文庫コバルトシリーズ)に収載

アンソロジー

ドナルド・A・ウォルハイムとの共同編集。すべてハヤカワ文庫SF。

  • ワールズ・ベスト1965『時のはざま』(1965)
  • ワールズ・ベスト1966『忘却の惑星』(1966)
  • ワールズ・ベスト1967『追憶売ります』(1967)
  • ワールズ・ベスト1968『ホークスビル収容所』(1968)

脚注

  1. ^ a b “Terry Carr Dies”. Locus 20. (May 1987).  p.1
  2. ^ 『ホークスビル収容所』(ハヤカワ文庫)解説・安田均
  3. ^ 『ホークスビル収容所』(ハヤカワ文庫)解説・安田均
  4. ^ 『聖堂都市サーク』訳者あとがき(宮脇孝雄
  5. ^ “Terry Carr Dies”. Locus 20. (May 1987).  p.4

出典

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