VVER-1200
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/05 05:53 UTC 版)
「ロシア型加圧水型原子炉」の記事における「VVER-1200」の解説
VVER-1200 (NPP-2006またはAES-2006とも呼ばれる)はVVER-1000を改良したもので、国内及び輸出用に用いられている。燃料効率を最適化するために原子炉の設計が改良された。1kW当たり1,200ドルの夜間建設費、54か月の計画建設期間、90%の設備利用率で60年の設計寿命、VVER-1000よりも必要な運用要員が約35%少ないといった特徴がある。VVER-1200の総熱効率は37.5%、正味熱効率は34.8%である。VVER 1200は1,198 MWeの電力を生み出す。 最初の2基がレニングラード第二原子力発電所とノヴォヴォロネジ第二原子力発電所に建設された。レニングラード第二と同様のVVER-1200/491 がバルティスカヤ原子力発電所とニジニ・ノヴゴロド原子力発電所で計画され、建設中である。 2012年7月、2基のAES-2006をベラルーシのオストロベツ原子力発電所(英語版)に建設し、費用を賄うためにロシアが100億ドルを貸し付けるという契約が合意されたAES-2006は、フィンランドのピュハヨキ原子力発電所で使用することが提案されている。 2015年から2017年までに、エジプトとロシアはVVER-1200原子炉をエル・ダバ原子力発電所に建設するという合意に達した。 2017年11月30日、バングラデシュのルプール原子力発電所(英語版)で最初の2基のVVER-1200/523原子炉のベースマットにコンクリートが注がれた。この2基は2023年と2024年に稼働し、2.4 GWeの出力となる予定である。 2019年3月7日、中国核工業集団 (CNNC)とアトムストロイエクスポルトは田湾原子力発電所と徐大堡原子力発電所(英語版)に2基づつ計4基のVVER-1200を建設する契約に署名した。2021年5月に建設を開始し、2026年から2028年の間に4基全ての商業運転が始まる予定である。 2020年から、燃料交換サイクルを18か月とし、それまでの12か月サイクルに比べて稼働率を向上させることが試みられる。
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