AK-9
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/09/24 07:55 UTC 版)
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サプレッサーを装着したAK-9
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| 概要 | |
|---|---|
| 種類 | 自動小銃 |
| 製造国 | |
| 設計・製造 | イズマッシュ |
| 性能 | |
| 口径 | 9 mm[1] |
| 銃身長 | 200 mm[1] |
| 使用弾薬 | 9x39mm弾[1] |
| 装弾数 | 20発[1] |
| 作動方式 | ガス圧作動方式[1] |
| 全長 | 705 mm / 465 mm[1] |
| 重量 | 3.1 kg[1] |
| 発射速度 | 700発/分[1] |
AK-9(ロシア語: АК-9)は、2000年代にロシアの兵器メーカーであるイズマッシュで開発された自動小銃。ベースとなった銃が異なる複数のモデルが存在し、少数が製造された。
開発
1980年代後期から、ソ連の特殊部隊はAS-VAL消音自動小銃とVSS消音狙撃銃という2種類の銃器を装備していた[2]。これらは亜音速の9x39mm弾を使用する特殊作戦用の小銃で[3]、400メートル以内での隠密射撃に使用する銃として一定の評価を得ていたが、一部部品の寿命の短さや、分解整備時に紛失しやすい部品の多さ、サプレッサーなしでは射撃できない点などが指摘されていた[2]。そこで、これらを更新するためにイズマッシュで開発されたのがAK-9である[1][2]。
最初の試作銃は2004年頃に製作された[1]。ベースとなった銃はAK-74自動小銃を小型化した派生モデルのAKS-74Uで、やや長い銃身と着脱可能なサプレッサーを備えていた[1]。
2007年までに設計の変更が決定され、AK-100自動小銃シリーズの小型モデルであるAK-104をベースにした新しい試作銃が登場した[1]。このモデルは20丁ほどが試験とデモンストレーション用に製造され、試験では同じく9x39mm弾を使用するSR-3Mや9A-91自動小銃よりも安価で信頼性が高かったが、メーカーが新型のAK-12自動小銃シリーズへ移行するために旧来のAKシリーズベースの製品の開発中止を決定したとみられ、2011年までに姿を消した[1]。
2013年には、イズマッシュの主任設計者であるウラジミール・ヴィクトロヴィッチ・ズロービンがAK-9はAK-12をベースに変更したと述べていたが[4]、ズロービンの設計したAK-12の初期モデルは結局失敗し、計画ごと中止されてしまった(ロシア軍に採用されたのは別設計モデル)ため、AK-9についてもペーパープラン以上のものになったかどうかは不明である[1]。
イズマッシュは2014年にカラシニコフ・コンツェルンの一部となった[5]。2025年時点でカラシニコフ・コンツェルンの製品一覧にはAK-9は記載されておらず[6]、9x39mm弾を使用する消音自動小銃としてAMB-17が開発されている[7][8]。
設計
基本的な構造はベースとなった銃を引き継いでいるが、使用弾薬がAKS-74U/AK-104の5.45x39mm弾から9x39mm弾に変更されたことで、装弾数と威力は低下したが無音・無発砲炎で射撃することが可能になった[2]。AS-VALやVSSと異なり、サプレッサーは外した状態でも射撃が可能である[2]。レシーバー左側面にはスコープや暗視装置を取り付け可能なアクセサリーレール、ハンドガードにもレーザーサイトやライトなどを取り付け可能なピカティニー・レールを備えていた[2]。
脚注
出典
- ^ a b c d e f g h i j k l m n Maxim Popenker. “Kalashnikov AK-9 assault rifle (Russia)”. Modern Firearms. 2025年9月24日閲覧。
- ^ a b c d e f イーゴリ・ロジン (2020年8月4日). “消音ライフルAK-9はどんな銃か”. ロシア・ビヨンド. 2025年9月24日閲覧。
- ^ 床井雅美『オールカラー最新軍用銃事典』並木書房、2013年5月1日、210,343頁。ISBN 978-4-89063-303-6。
- ^ Андрей Бондаренко. “Главный конструктор «Ижмаша» о модернизации и создании стрелкового оружия и патронов нового поколения”. vpk.name. 2025年9月24日閲覧。
- ^ “История АО «Ижевский механический завод»”. kalashnikovgroup.ru. 2025年9月24日閲覧。
- ^ “Боевое стрелковое оружие”. kalashnikovgroup.ru. 2025年9月24日閲覧。
- ^ “Эргономика, удобство и простота: на что способен новый малогабаритный автомат концерна «Калашников»”. RT (2019年2月27日). 2021年7月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年9月22日閲覧。
- ^ “Производство автомата АМ-17 (6П74) стартует в 2025 году”. kalashnikov.ru (2024年10月8日). 2025年9月22日閲覧。
関連項目
- AK-9のページへのリンク