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Art-Schoolとは? わかりやすく解説

ART-SCHOOL

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/10/14 18:26 UTC 版)

ART-SCHOOL
出身地 日本
ジャンル
活動期間 2000年 -
レーベル
公式サイト ART-SCHOOL.net
メンバー
旧メンバー
テンプレートを表示

ART-SCHOOL(アートスクール)は、日本ロックバンド。所属レーベルはメンバーの木下が立ち上げたWarszawa-Label。略称は「アート」。

メンバー

サポートメンバー

  • 中尾憲太郎(なかお けんたろう)- ベース担当。
  • 藤田勇(ふじた いさむ)- ドラム担当。
    • MO'SOME TONEBENDERのメンバー。ドラムの他にギター、キーボードを演奏。
  • やぎひろみ - ギター担当。
    • NITORODAY、Cruyffのメンバー。
    • 2022年の活動再開時からライブサポートとして参加。

旧メンバー

  • 大山純(おおやま じゅん)- ギター担当。
    • 1978年(昭和53年)5月11日生まれ、群馬県前橋市出身。通称「OJ」「オオヤマン」。
    • 2003年(平成15年)12月に脱退。音楽業界から離れていたが、日向の誘いからストレイテナーへサポートを経て、2008年(平成20年)10月に正式加入している。
  • 宇野剛史 (うの たけし) - ベース担当。
    • 1977年(昭和52年)12月24日生まれ。埼玉県出身。A型。通称「宇野ちゃん」。
    • 2011年(平成23年)12月に脱退。
    • 加入前は、「ドルポッツ兄弟」で活動。GOLIATH、QUADRANGLEで活動中。
    • 2011年(平成23年)から2015年(平成27年)までLiSAのサポートバンドであるらーメンズで活動。
  • 鈴木浩之 (すずき ひろゆき)- ドラム担当。
    • 2011年(平成23年)12月に宇野と脱退。
    • 加入前から、U&DESIGNのメンバーとして活動中。
    • QUADRANGLE、THE KEBABSで活動中。
    • 宇野と同じく、2011年(平成23年)から2015年(平成27年)までLiSAのサポートバンドであるらーメンズで活動。その後も断続的にサポートを担当し、2019年には第70回NHK紅白歌合戦にバンドメンバーとして参加した。

来歴

ソロシンガーとして活動していた木下理樹が、そのバックミュージシャンを務めていた櫻井雄一(ドラム)、日向秀和(ベース)と、友人の紹介で知り合った大山純(ギター)を誘い2000年3月に結成[1]。バンド名は当初「オレンジ」「キャンディストア」といった候補が挙がったが、木下がアメリカのインディー・ロックバンド、ペイヴメントを意識していくうちに浮かんだ「ART-SCHOOL」というバンド名に決定した。

2000年the pillowsBUMP OF CHICKENのスタッフが集まって興したレーベル[2]123RECORDSより『SONIC DEAD KIDS』でインディーズデビュー。2002年東芝EMIと契約しシングル『DIVA』でメジャー・デビュー。2003年末に日向秀和と大山純が脱退。

2004年3月、木下がバンドのファンとして交流のあった戸高賢史を誘い、宇野剛史が一般公募したオーディションから選ばれ加入[3][1]。同年、2004年からは東芝EMIとの契約が終了し、自主レーベルで音源を発表していたが、2005年6月にミニ・アルバム『あと10秒で』をポニーキャニオンから発売しメジャー復帰。10月には3rdアルバム『PARADISE LOST』を発表。

2009年4月、櫻井脱退がバンドの公式ホームページで発表。木下のブログによると、櫻井脱退は2008年夏頃から決まっていて、脱退発表までサポートメンバーという形をとっていた[4]。年5月、新メンバーとして鈴木浩之が加入。2011年末に宇野剛史と鈴木浩之が脱退[5]

2012年3月、木下と戸高の新体制の活動を発表し、サポートメンバーとして中尾憲太郎、藤田勇(MO'SOME TONEBENDER)、櫻井が参加。同年レコーディングのためサポートメンバーの中尾・藤田と渡米。スティーヴ・アルビニが所有するElectrical audio studioにてアルバムを製作。

2012年5月21日、渋谷CLUB QUATTROにて行われ、新体制後初のライブとなったフリーライブ「DAY OF THE DEAD」の中で、キューンミュージックへのレーベル移籍と、夏にアルバムをリリースすることを発表[6]

2013年3月、5,000枚限定のミニ・アルバム『The Alchemist』をリリース。

2014年12月30日、活動休止を公式ホームページ上で発表[7]

2015年2月13日に新木場STUDIO COASTにおいて活動休止前のラストライブを行う。

2015年末、COUNTDOWN JAPAN 15/16にて復活ライブを行う。

2016年2月13日に新木場STUDIO COASTにてワンマンライブ。

2019年3月30日出演予定だったとのツーマンイベントを昨年から続いていた木下の体調不良を理由にキャンセル。後日木下の休養を発表、予定していたライブも全てキャンセル。

2022年8月24日、恵比寿LIQUIDROOMでのライブより活動再開。

2023年6月14日、10枚目のアルバム『luminous』をリリース。

2023年10月15日、Zepp DiverCityにて木下理樹のバースデーライブ「KINOSHITA NIGHT 2023 〜木下理樹生誕祭・SHIGONOSEKAI〜」を開催。ゲストにPOLYSICSsyrup16gが参加。

2024年2月1日、戸高賢史の加入20周年を祝うツアーを5月から行う事を発表。

2025年5月28日、ミニアルバム『1985』をリリース。また同年8月20日にはバンド初のトリビュート・アルバム『Dreams Never End』をリリースする事を発表。Syrup16gMONOEYESMO'SOME TONEBENDERindigo la Endなど多数バンドが参加。

ディスコグラフィ

シングル

  発売日 タイトル 規格品番 収録曲 備考
1st 2001年9月7日 MISS WORLD 123R-4 123RECORDS
2nd 2002年10月30日 DIVA TOCT-22211 オリコン80位
3rd 2003年4月11日 EVIL TOCT-4468 オリコン92位
4th 2003年7月30日 SWAN SONG(DISC1) TOCT-22218 限定生産盤、オリコン96位
5th 2003年7月30日 SWAN SONG(DISC2) TOCT-4533 限定生産盤、オリコン94位
6th 2003年9月29日 UNDER MY SKIN TOCT-4559 オリコン109位
7th 2006年4月19日 フリージア PCCA-2254 オリコン46位
8th 2006年12月20日 テュペロ・ハニー PCCA-2373 限定生産盤、オリコン34位

配信限定シングル

  発売日 タイトル 収録曲 備考
1st 2017年7月26日 スカートの色は青

ミニ・アルバム

  発売日 タイトル 規格品番 収録曲 備考
1st 2000年9月8日 SONIC DEAD KIDS 123R-1 123RECORDS
2nd 2001年4月6日 MEAN STREET 123R-3 123RECORDS
3rd 2002年4月5日 シャーロット.e.p 123R-5 123RECORDS
4th 2004年8月4日 SCARLET VAR-001 TOWER RECORDS初回生産限定盤、オリコン71位
5th 2005年2月9日 LOST IN THE AIR VAR-002 TOWER RECORDS初回生産限定盤、オリコン98位
6th 2005年6月22日 あと10秒で PCCA-02140 オリコン70位
7th 2007年9月19日 左ききのキキ PCCA-02548 オリコン66位
8th 2008年10月15日 ILLMATIC BABY PCCA-02770 オリコン25位
9th 2010年7月7日 Anesthesia PCCA-03199 オリコン39位
10th 2013年3月13日 The Alchemist KSCL-2199 5000枚限定[8]、オリコン30位
11th 2022年7月13日 Just Kids .ep UKDZ-0233 オリコン36位
12th 2025年5月28日 1985 UKDZ-0270 オリコン43位

フル・アルバム

  発売日 タイトル 規格品番 収録曲 備考
1st 2002年11月27日 REQUIEM FOR INNOCENCE TOCT-24879 オリコン99位
2nd 2003年11月12日 LOVE/HATE TOCT-25216:初回生産限定盤
TOCT-25229:通常盤
初回限定盤のみシークレットトラック収録、オリコン56位
3rd 2005年10月19日 PARADISE LOST PCCA-02183 初回限定盤のみBonus Disc付、オリコン53位
4th 2007年2月28日 Flora PCCA-02398:初回限定盤
PCCA-02399:通常盤
初回限定盤のみDVD付、オリコン48位
5th 2009年8月5日 14SOULS PCCA-02958 オリコン41位
6th 2012年8月1日 BABY ACID BABY KSCL-2096 オリコン28位
7th 2014年4月9日 YOU KSCL-2890:初回生産限定盤
KSCL-2892:通常盤
初回限定盤のみ、Music VideoとCOUNTDOWN JAPAN 13/14の模様を収めたDVD付。オリコン24位
8th 2016年5月18日 Hello darkness, my dear friend WARS-0002 NORTH MARINE DRIVEは木下理樹名義でリリースしたミニアルバム「TEENAGE LAST」に収録されていた曲のリメイク。オリコン30位
9th 2018年3月7日 In Colors WARS-0005 オリコン39位
10th 2023年6月14日 luminous UKDZ-0240

その他アルバム

  発売日 タイトル 規格品番 収録曲 備考
ライブ 2004年3月17日 BOYS DON'T CRY TOCT-25329 オリコン74位
コンピレーション・アルバム 2006年9月6日 Missing PCCA-02313:初回生産限定盤
PCCA-02314:通常盤
「スカーレット」「LOST IN THE AIR」+新曲「Missing」「それは愛じゃない」のコンパイル、初回限定盤のみMusic VideoとSHIBUYA-AXでのTour'06“フリージア”final(2006.5.27)の模様を収録したDVD付、オリコン54位
ベスト・アルバム 2008年10月15日 Ghosts & Angels PCCA-02771 オリコン37位
B-side Best Album 2017年 1月25日 Cemetery Gates WARS-0003 オリコン70位
トリビュートアルバム 2025年 8月20日 Dreams Never End UKDZ-0271 オリコン21位

DVD

  発売日 タイトル 規格品番 収録曲 備考
1st 2005年12月21日 sleep flowers PCBP-51590 オリコン220位
2nd 2007年9月19日 Tour'07“Flora”Live&Document PCBP-51829 オリコン66位
3rd 2012年3月7日 ART-SCHOOL LIVE at STUDIO COAST PCBP-52087 オリコン27位
4th 2015年 5月20日 ART-SCHOOL LIVE 〜2015.02.13 at STUDIO COAST〜 WARS-0001 オリコン27位

参加作品

発売日 タイトル 規格品番 収録曲
2003年9月17日 BEST OF 蓮沼 1999→2003 DIGA-001 DISC2-3.車輪の下
2006年5月10日 ALL APOLOGIES(ニルヴァーナ トリビュート) UPCH-1489 12.About A Girl
2006年9月20日 bd SNOWBOARD RULERZ ORIGINALSOUNDTRACK PCCA-2325 11.あと10秒で
2008年7月9日 ASIAN KUNG-FU GENERATION presents NANO-MUGEN COMPILATION 2008 KSCL-1256 3.あと10秒で
2013年11月27日 WINTER LOVE MIX PCCA-3944 15.あと10秒で
2014年3月26日 Yes, We Love butchers 〜Tribute to bloodthirsty butchers〜 Night Walking PCCA-3944 1.ファウスト

自主制作デモテープ

  1. 1st DEMO (2000年)
    サンディ・ドライバー/ニーナの為に/Outsider
  2. 2nd DEMO (2000年)
    汚れた血/メルヘン(MARCHEN)
  3. 3rd DEMO (2000年)
    FIONA APPLE GIRL/汚れた血

主なライブ

ワンマンライブ・主催イベント

出演イベント

  • 2002年7月27日 - FUJI ROCK FESTIVAL '02
  • 2002年9月1日 - RUSH BALL 2002
  • 2002年12月6日 - くるり presents 百鬼夜行2002
  • 2003年8月3日 - ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2003
  • 2003年8月11日 - ASIAN KUNG-FU GENERATION presents NANO-MUGEN FES.
  • 2003年8月23日 - 小岩井ロックフェスティバル
  • 2003年12月31日 - COUNTDOWN JAPAN 03/04
  • 2004年6月13日 - RUSH BALL★6
  • 2004年8月6日 - ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2004
  • 2004年11月13日 - JAPAN CIRCUIT-Vol.20-
  • 2004年12月31日 - COUNTDOWN JAPAN 04/05
  • 2005年4月29日 - ARABAKI ROCK FEST.04292005
  • 2005年8月5日 - ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2005
  • 2005年12月31日 - COUNTDOWN JAPAN 05/06
  • 2006年7月22日 - ウドー・ミュージック・フェスティバル
  • 2006年8月6日 - ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2006
  • 2006年12月29日、31日 - COUNTDOWN JAPAN 06/07
  • 2007年8月18日 - RISING SUN ROCK FESTIVAL 2007 in EZO
  • 2007年10月5日 - OGRE YOU ASSHOLE SPLIT TOUR 2007 - Massacred Kiki
  • 2007年10月13日 - 凛として時雨 レコ発ツアー07 " NAKANO Inspiration "
  • 2007年12月31日 - COUNTDOWN JAPAN 07/08
  • 2008年6月27日 - COALTAR OF THE DEEPERS presents 「Entropy 08」
  • 2008年7月21日 - ASIAN KANG-FU GENERATION presents NANO-MUGEN FES.2008
  • 2008年8月2日 - ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2008
  • 2008年12月30日 - COUNTDOWN JAPAN 08/09
  • 2009年3月31日-4月5日(4公演) - Base Ball Bear LIVE MATHEMATICS TOUR09
  • 2009年8月2日 - ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2009
  • 2009年12月30日 - COUNTDOWN JAPAN 09/10
  • 2010年8月8日 - ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2010
  • 2010年9月11日 - FACTORY 0911
  • 2010年10月17日 - Sound Massive Appearance(SMA) in 爆音宮殿
  • 2010年12月29日 - COUNTDOWN JAPAN 10/11
  • 2011年9月10日 - BAYCAMP 2011
  • 2011年12月29日 - COUNTDOWN JAPAN 11/12
  • 2012年8月8日 - Talking Rock! FES.2012
  • 2012年8月8日 - 8otto "One or Eight" 2012
  • 2012年8月11日 - RISING SUN ROCK FESTIVAL 2012 in EZO
  • 2012年12月17日 - December's Calling
  • 2012年12月28日 - Muddy Apes 2012 Year-End Live
  • 2012年12月31日 - COUNTDOWN JAPAN 12/13
  • 2013年1月27日 - PLASTICZOOMS presents DIE KUSSE #3
  • 2013年1月30日 - Yutaka Furukawa QUATTRO 3days 〜first communication〜
  • 2013年2月2日 - BAYCAMP 201302
  • 2013年3月9日 - NO NUKES 2013
  • 2013年6月5日、7日、8日 - THE NOVEMBERS "GIFT" and "Fourth wall" Release Tour "I'll Be Your Mirror"
  • 2013年7月17日 - メレンゲ Space Frontier Foundation Tour
  • 2013年9月29日 - JAPAN CIRCUIT vol.52 WEST 〜山崎死闘編〜
  • 2013年11月26日 - WWW 3rd Anniversary 環ROY presents 「ラッキー vol.2」
  • 2013年12月12日 - STUDIO COAST クリスマスライブ
  • 2013年12月29日 - COUNTDOWN JAPAN 13/14
  • 2014年5月28日 - Yes, We Love butchers
  • 2014年6月23日、24日 - DUM-DUM LLP presents「Kill your T.V.」Premium Show
  • 2014年6月26日 - The First Half of "DECADE" Day1
  • 2014年7月11日 - THE NOVEMBERS TOUR- The World Will Listen -
  • 2014年7月13日 - ASIAN KUNG-FU GENERATION presents NANO-MUGEN FES. 2014
  • 2014年8月2日 - ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2014
  • 2014年9月3日 - LIQUIDROOM 10th ANNIVERSARY
  • 2014年9月30日 - 木下理樹×園子温presents ART-SCHOOL×園子温BAND(Revolution Q)映画「ラブ&ピース」完成記念祭
  • 2014年10月10日 - 撃鉄presentsバーいってバーやっちゃおうよ番外編 〜下北沢2MANシリーズ死闘戦〜
  • 2014年11月15日 - Kidori Kidoriのタデ食う虫もウキウキツアー
  • 2014年12月25日 - ATF 15th 大感謝祭!フォーエヴァーヤング!! 〜渋谷でメリクリ編〜
  • 2014年12月30日 - LIVE DI:GA JUDGEMENT 2014
  • 2014年12月31日 - COUNTDOWN JAPAN 14/15
  • 2015年12月31日 - COUNTDOWN JAPAN 15/16
  • 2016年5月12日 - 東京キネマ倶楽部プレゼンツ〜ヨカノスゴシカタ 3〜
  • 2016年8月7日 - ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2016
  • 2016年8月12日 - RISING SUN ROCK FESTIVAL 2016 in EZO
  • 2016年8月16日 - UKFC on the Road 2016
  • 2016年10月22日 - cinema staff presents"OOPARTS 2016"
  • 2016年10月23日 - LOSTAGE presents [生活 2016]
  • 2016年11月13日 - The Mirraz 10周年スタートツアー〜10年目の奇跡2016AW〜
  • 2016年11月16日 - SYNCHRONICITY'16 -Autumn Party!!- -People In The Box×ART-SCHOOL-
  • 2016年12月31日 - LIVE DI:GA JUDGEMENT 2016
  • 2017年1月30日 - 55 daimas "Another year of experience"
  • 2017年4月9日 - After Hours'17
  • 2017年5月14日 - 森、道、市場2017〜行き交う色と、ふたつの場所〜
  • 2017年5月31日 - polly presents 「想」
  • 2017年7月29日 - Reborn-Art Festival × ap bank fes 2017
  • 2017年8月5日 - ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2017
  • 2017年8月24日 - 音霊 OTODAMA SEA STUDIO 2017「BEACH CAMP 2017」
  • 2017年10月6日 - SEAGULL SCREAMING KISS HER KISS HER/ART-SCHOOL @下北沢SHELTER

脚注

出典

外部リンク


美術学校

(Art-School から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/01/17 03:16 UTC 版)

マリ・バシュキルツェフ「アトリエにて」(1881年)は、美術学校における人体デッサン授業の様子を描いている。ドニプロペトロウシク美術館(ウクライナ)所蔵。

美術学校(びじゅつがっこう、英語: art school)とは、視覚芸術イラストレーション絵画写真彫刻グラフィックデザインなど)に特化した教育機関初等教育中等教育高等教育の各段階の美術教育機関が存在する。

混同されがちではあるが、音楽系学部などを含む場合もある芸術大学は、厳密には美術大学とは区別される。また、音楽学部だけを持つ単科大学音楽大学と呼ばれ、区別される。大学の種別としての美術大学・芸術大学は「美大(びだい)/芸大(げいだい)」と略され、後記する各大学については、学生・関係者や近隣住民により、その大学の省略形呼称を「○○美術大学/芸術大学」を「○○美術大/芸術大」「○○美大/芸大」などとする場合も多い(大学の略称については本稿の説明範疇ではないので詳細については当該項目を参照の事)。

フランスのエコール・デ・ボザールが今日の美術教育機関の最初のモデルであると考えられ、徒弟制度に基づく伝統的な美術教育に代わる組織として登場した。

概要

日本の美術学校(専修学校)・美術大学は美術における実技者の育成に主眼を置き、油絵日本画版画彫刻陶芸工芸(木工・金工など)、建築デザインなどを学ぶことができる。近年ではパソコンウェブデザイン演劇映画映像編集マンガアニメーションゲーム染織文化財・美術品保存修復、博物館学学芸員イベントマネジメント文芸、情報系など多様な分野に関する学科の設置も増えている。しかしいずれも必ず実技を修得させる教育を伴うものであり、実技の教育を通じて学生に造形・製作に関する能力や視点を身に付けさせることが美術学校・美術大学における教育の最大の目的である。なお、実技によって生み出された作品を研究対象とする美学芸術学及び美術史に関する科目も大半の美術大学に設置されているが、美学・芸術学及び美術史は人文科学の分野であり、基本的には実技を伴わないため、美術大学にはこの分野のみを専攻する学科は設置されていない。また実技を伴う書道については美術に含める場合もあり、一部の美術大学・学科に書道系の専攻が設置されている。元来書道は東洋独特の芸道であり、日本においては茶道華道香道とともに伝統芸能の範疇に入るが、書道の実技教育即ち習字自体は毛筆硬筆とも国語学国語教育の分野に属しているため、書道単独の学科としては文学部教育学部に設置されている場合が多い。一部の美術大学は通信制の課程を併設している。

英語圏の美術学校は、大抵の場合、一般的な大学システムの中に位置づけられている。一方デンマークフランスイタリアなどでは、美術学校は独自の高等教育機関として存在しており、所在国の文部省の管轄外に置かれている。それらの学校では公的な学位は発行せず、独自の修了証明書を学生に与えている。一般大学とは異なる美術学校の特殊な位置づけは、ヨーロッパ圏外のいくつかの国でも引き継がれている。

今日、多くの美術学校が美術に関連する他の科目も提供しており、また一般大学でも美術学校での科目に対応するコースを創設している。例えば、タイのバンコクにあるチュラロンコーン大学は、伝統的な学部に加えて美術学部を設けており、美術学校から一般大学に発展したシラパコーン大学と並んで美術教育を行っている。

美術大学の文化

世間でのステレオタイプとは異なり、全米美術学校協会や全米美術大学協会の認証を受けた美術大学では、リベラルアーツ・一般教養科目が卒業要件として厳格に組み込まれている。そのため、美術大学の学生も一般大学と変わらず、正統な大学の学位を受けられるようになっている。

学生の選抜と教育内容

日本の場合、美術大学受験の多くは、基礎学力を考査する「学科試験」と、基礎技術を考査する「実技試験」の両試験の選考を経て行われる。受験者の多くは、数ヶ月~数年、美術大学受験のためにデッサンや色彩、デザインなどの基礎知識を学ぶのが一般的である。美術大学受験専門の「画塾」と呼ばれる美術専門の美大予備校も全国に存在する。

学科試験は、芸術関係の設問が多い。学科試験よりも実技試験を重視する傾向が強いが、最低基準値に達しない場合、実技が満点であっても不合格になることがある。そのため、学科授業も設ける予備校も多い。学科試験に大学入試センター試験を利用する美術大学も多い。美術制作を主体としない芸術学科を受験する場合、個別学力試験を課す大学もある。

実技試験は主に、素画、写生、着彩写生、静物写生、立体造形、彫刻、デザイン、空間構成、などを数時間かけて完成させ提出する。推薦入試・AO入試等の場合は事前指定された制作課題を提出することもある。また実技試験を課さない学科・専攻等も存在しており、美術制作を主体としない芸術学科を受験する場合、実技試験に代えて小論文等を選択できる美術大学も多い。大阪芸術大学嵯峨美術大学など、全学科・専攻について実技試験・作品提出を課さない選抜方法を設定している美術大学もある。また美術大学の学部の通信制課程については現在書類選考のみとなっており、入学試験自体を行っていないため、実技試験・作品提出は課されない。

2000年代以降、少子化が進む中定員の充足が困難になっている美術大学も出ており、健全な大学運営を維持できず教育課程の大幅変更を余儀なくされたり、宝塚大学のように学部・学科廃止に至ったりした事例もある[1]2006年に美術系としては初の専門職大学院として設立された映画専門大学院大学は開学以来定員充足率が50%にも届いたことがなく、わずか6年後の2012年には募集停止、2013年に廃学に追い込まれるなど、美術大学を取り巻く環境は厳しさを増している。こうした中、多様な人材を広範に確保したいという目的から、AO入試を実施する大学や、学科試験のみ、または面接・小論文など実技以外の試験科目でも受験できる学科・専攻等が増えている。画塾に通うなどして受験前に実技に関する専門的な経験を積まなくても美術大学への入学が可能になりつつあり、従って未経験者も受講することを前提として設置されている科目も増加している。このような状況を背景として美術大学がカバーする学問領域の拡大、学科・専攻の多様化も進んでいる。こうした傾向は、旧来からの実技試験を必ず課し、定員の充足が困難であっても一定の水準に到達した経験者のみを学生として受け入れ、経験者が履修することを前提とした教育課程を設定している音楽大学とは対照的である[注釈 1]

日本の美術学校

大学教育

美術・芸術大学一覧

国立大学

公立大学

私立大学

美術系学部等のある大学の一覧

美術短期大学

公立短期大学

私立短期大学

美術系学科等のある短期大学一覧

残りは、芸術系学科のある短期大学一覧を参照

通信制課程を設置している美術・芸術大学及び美術系学部等のある大学

大学

短期大学

教員養成系大学一覧

国立大学

私立大学

  • 文教大学 教育学部 学校教育課程 美術専修

日本の美術系専修学校


高等学校

その他

英語圏の美術学校に相当する教育施設

アメリカ合衆国

ペンシルバニア州アレンタウンにあるバウム美術大学

アメリカにある美術学士号もしくは美術修士号を授与する美術大学は、下記のようにいくつかの基本類型に分類することができる(ただし、一部に重複や変動がある)。

最も評価の高い美術大学は、1991年に設立された全米美術大学協会に所属する学校である。ここに含まれる大学は、営利目的のキャリアスクールとは異なり、リベラルアーツ科目を学ぶことを強く要求している。それに専門のアート・デザインの科目を合わせることで、円熟したバランスのよい大学学位を提供している。

美術大学と一般大学が提携関係を結んでいるケースもある。例を次に挙げる。シカゴ美術館附属美術大学とルーズベルト大学[2]、ニューイングランド美術大学とサフォーク大学、ボストン美術学校とレスリー大学、ロードアイランド・スクール・オブ・デザインとブラウン大学、メリーランド美術大学とジョンズ・ホプキンス大学、コーコラン美術大学とジョージワシントン大学、ボストン美術館附属美術大学とタフツ大学、テンプル大学タイラー美術学校、ニュースクール大学パーソンズ美術大学、インディアナ大学のヘロン美術大学。

アメリカには1校だけ州立の独立した美術大学があり、それはマサチューセッツ美術大学である。アメリカで最初にできた美術大学は、ペンシルベニア美術アカデミーである。

ニューヨーク市にあるクーパー・ユニオンは、最も入学競争率の高い美術大学の一つであり、応募者の4%しか入学を許可されない。なお、入学者にはもれなく、学費を全額カバーする奨学金が与えられる。イェール大学のイェール・スクール・オブ・アートは、2年間の美術修士課程のみを提供している。『イェール・デイリー・ニュース』紙が2007年2月1日に報じるところによると、2009年からの入学を希望する1,215人の応募者のうち、入学許可がおりたのは55人だけだったという。

美術大学として次に規模が大きいグループとしては、総合大学の中の一つの学科(デパートメント)、学校(スクール)、もしくはカレッジとして付設している学校がある。例えばアイオワ州立大学のデザイン学部(カレッジ)に見られるように、このタイプの典型的な美術大学では、美術実技、グラフィックデザイン写真建築ランドスケープアーキテクチュアインテリアデザインインテリア建築のコースがあり、ファインアートデザイン建築史のコースと並んで教えられている。場合によっては、ファインアート、建築、デザインの学校(スクール)であることもあり、イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校のファインアート・応用美術学部(カレッジ)やイェール・スクール・オブ・アートはその例である。3,000人以上の学生を抱えるバージニアコモンウェルス大学VCU美術学部は、アメリカ国内最大級の美術大学の一つであり、公立大学の中では各種ランキングで最も高く評価されている[3][4][5]。規模の大きな美術大学には色々な種類があるが、共通の要素としては、リベラルアーツ科目が多く、実技の授業が少ない傾向にあるということだ。これが美術に特化した単科大学と比較した時の違いである。

最後に、最も一般的なタイプの美術大学として挙げられるのは、州立もしくは私立の単科大学として運営されている学校である。典型的には学士号プログラムを持っているが、美術学士号、修士号、あるいは美術修士号を授与するものもある。この種のプログラムは、美術における一般的な学位を発行する点を強調しており、一つの特定の専門科目を選ぶことは要求せず、代わりにコンセントレーションを提供する。一部の認証機関・専門機関は、コンセントレーションを学位として受け付けないことがあり、専門家としての成功をもたらすための適切な準備要件としては認められないことがある。例えば、グラフィックデザイン領域で最低限求められる学位はグラフィックデザインの美術学士号であることが多く、グラフィックデザインのコンセントレーションは通用しない。

学位を授与するアメリカの美術大学の多くでは、古典的な写実主義や、アカデミックな絵画・デッサンの技法については集中した訓練を行っていない。ライムアカデミー美術大学はこの教育モデルを大学に取り入れた事例と考えられる。このギャップは、アトリエ型美術大学(アーティストのスタジオの中に設置された大学)や、次に挙げる大学によって埋められている。ニューヨーク美術アカデミー、ナショナル・アカデミー・ミュージアム・アンド・スクール、ニューヨーク・スタジオ・スクール、ペンシルベニア美術アカデミー(1805年創立)、アート・スチューデンツ・リーグ・オブ・ニューヨーク(1875年創立)、アカデミー・オブ・クラシカル・デザイン。

イギリス

ロイヤル・カレッジ・オブ・アート

おそらく、「美術大学」の定義に最もよくあてはまるのは、継続教育高等教育を提供している自律的大学群になるだろう。それらは、全英美術大学協会に加盟しており、全部で約18校ある。その他には、より大きな、特定の専門を持たない大学に付随している大学もある(例えばスレード美術大学)。どちらの種類にしても、ほとんどの美術大学は16歳以降の課程と大学院レベルのどちらの教育機会も提供している。

大学の種類は、継続教育に特化したものから、研究主体の専門機関まで多岐にわたる。例えばロンドン芸術大学(University of the Arts London)は連邦的な構造をとった組織であり、ロンドンにある6校の独立した大学から構成されている。その他にも同様の大学として、スレード美術大学、ロイヤル・カレッジ・オブ・アート、ロンドン大学ゴールドスミス・カレッジがあり、どれも学部もしくは大学院課程を一つの大学の傘下のもとで提供している。ロイヤル・カレッジ・オブ・アートのみ、単独の大学院大学であるという点で、例外的な存在である。

ロンドン以外の美術大学としては、次に挙げる大学がある。

  • アカデミー・オブ・リアリスト・アートUK
  • エディンバラ美術大学
  • ヘレフォード美術大学
  • ダンカン・オブ・ジョルダンストーン美術大学
  • グラスゴー美術大学
  • グレイズ美術大学
  • マレー美術大学(ハイランド・アンド・アイランド大学)
  • バーミンガム美術大学
  • コベントリー美術大学
  • ノリッチ美術大学
  • ファルマス美術大学
  • プリマス美術大学
  • ラフバラー美術大学

1970年代以降、ディプロマに代わって学位(degree)が美術高等教育における一流の資格となった。

完全に自律的な美術大学の場合、学位認定の際は一般大学と同様に、学士号(Bachelor of Arts (Hons))かそれ以上の学位を授与するのが長い慣習となっている。最近では、総合大学が視覚芸術のプログラムを設けたり、独立した美術大学がポリテクニックや一般大学と合併して美術の学位機関となる、という傾向がある。顕著な例外としては、シティ・アンド・ギルド・ロンドン美術学校があり、独立した美術大学としてファインアートならびに彫刻や保存修復などの関連分野のみに特化した学校である。いくつかの学校は自力で大学の地位を得たが、先に言及したロイヤル・カレッジ・オブ・アートとロンドン芸術大学がその例である。

イギリスにあるほとんどの専門研究機関は、その起源を19世紀かそれ以前にまで辿ることができる。もともとは政府主導で創立されていることが一般的である。

2011年4月に『モダン・ペインターズ』(雑誌)は美術業界のプロたちを対象に調査を行い、イギリスの美術大学トップ10を発表した。結果は次のとおりである[6]。 1位:ロイヤル・カレッジ・オブ・アート、2位:ロイヤル・アカデミー・オブ・アーツ、3位:シティ&ギルド・ロンドン美術学校、4位:スレード美術大学、5位:ロンドン大学ゴールドスミス・カレッジ、6位:グラスゴー美術大学、7位:セントラル・セント・マーチンズ(ロンドン芸術大学)、8位:キャンバーウェル・カレッジ・オブ・アーツ(ロンドン芸術大学)、9位:エディンバラ美術大学、10位:チェルシー・カレッジ・オブ・アーツ(ロンドン芸術大学)。

オーストラリア

  • メルボルン大学ビクトリアン美術学部・メルボルン音楽学部(VCA・MCM学部)
  • ロイヤルメルボルン工科大学(RMIT大学
  • モナシュ大学美術・建築学部
  • ラ・トローブ大学美術学部
  • 南オーストラリア大学ファインアート・建築・デザイン学部(UniSA)
  • アデレード中央美術大学[7]
  • シドニー・アート・スクール[8]
  • ナショナル・アート・スクール(NAS)
  • ニューサウスウェールズ大学美術学校(UNSW)
  • シドニー大学シドニー美術学校(SCA)
  • グリフィス大学クイーンズランド美術学校

カナダ

ノバスコシア美術デザイン大学

カナダには4つの美術大学がある。それらはオンタリオ美術デザイン大学(トロント)、エミリー・カー美術大学英語版(バンクーバー)、ノバスコシア美術デザイン大学(ハリファックス)、アルバータ美術大学英語版(カルガリー)である。

エミリー・カー美術大学は、4校の中では最も活動的な研究プログラムを有しており[9]、過去5年間に1,500万ドルの研究投資を行っている。オンタリオ美術デザイン大学の2011年~2012年の研究投資は320万ドルに達した[10]。4校とも幅広い科目を教えており、絵画を始めとして新しいメディア、デザインも扱う。4校ともに公立の学校で、規模が最も大きいのはオンタリオ美術デザイン大学、2番目に大きいのがエミリー・カー美術大学である。過去5年間以上にわたり、エミリー・カー美術大学の在学生・卒業生がカナダ国内のほとんどの主要な賞を獲得してきた。最近のRBC絵画コンペティションでは、オンタリオ美術デザイン大学の卒業生であるヴァネッサ・マルチーズが受賞した。オンタリオ美術デザイン大学は大学院課程の充実化に成功しており、エミリー・カー美術大学もそれに迫る勢いで大学院を整備している。ノバスコシア美術大学の大学院は長い歴史を持っている。

トロントの公立美術学校

クロード・ワトソン美術学校とカレン・カイン美術学校は、オンタリオ州トロントにある公立の美術中等教育学校である。卒業後の進路として、次のような美術系学校がある。アール・ヘイグ・セカンダリー・スクールのクロード・ワトソンプログラム、エトビコーク美術学校、ローズデール・ハイツ美術学校、ウェックスフォード美術学校、カーディナル・カーター美術アカデミー。

ブランプトンのメイフィールド・セカンダリー・スクールには地域美術プログラムがあり、公立の高等教育レベルの美術教育を行っている。

ヨーロッパ大陸の美術学校に相当する教育施設

歴史

1720年頃のアカデミーにおけるヌードデッサンの様子。ジョヴァンニ・バッティスタ・ティエポロの作品。
「王立アカデミーにおける会員たちの肖像」、ヨハン・ゾファニーの1771/72年の作品。

美術アカデミーの起源はイタリアに発する。1563年にフィレンツェに建てられたアカデミア・デッレ・アルティ・デル・ディゼーニョ(Accademia delle Arti del Disegno、通称「アカデミア」)が、ヨーロッパに初めて作られた絵画アカデミーである。このアカデミアは、トスカーナ大公コジモ1世の庇護のもとで運営されていた。王室の援助によって美術アカデミーを運営するという教育モデルは、ヨーロッパ中で広く取り入れられた。ローマ教皇は1593年、ローマにアカデミア・ディ・サン・ルカ(Accademia di San Luca)を設立し、それに続いてフランス国王は1648年に王立絵画・彫刻アカデミー(Académie de peinture et de sculpture)を作った。これは、今日まで続く芸術アカデミー(Académie des Beaux-Arts)として引き継がれている。

ドイツ帝国における最初の美術大学・アカデミーは、1662年に創設された絵画アカデミーであり、銅版画家のヨアヒム・フォン・ザンドラルトによってニュルンベルクに作られた。17世紀から18世紀後半に設立されたアカデミーでは、諸侯のもと、芸術家は教授として学生を指導した。学校が成功することで領邦の名誉が得られたのである。ヨーロッパの他の国でもアカデミーが登場し、国家の庇護のもとに運営された。1696年にベルリン、1725年にウィーン、1735年にストックホルム、1768年にロンドンで、順にアカデミーが出来た。ドイツにおける著名なアカデミーは、ドレスデン、マンハイム、デュッセルドルフ、ミュンヘンの各領邦に作られた。これらのアカデミーとは対照的に、アウクスブルク美術アカデミーは都市部に作られたが、1755年にはドイツ帝国の特権が与えられ、美術作品の制作・発表を通じて大きなカリスマ性を得るに至った。アカデミーでは学問的訓練と厳格な古典的規則の教授が行われてきたが、18世紀後半にはそういった教育方法を疑問視する反対運動が起き、美術の自由を求める声が上がった。ナザレ派に代表されるグループは、公的な美術の教義から身を引き、新しい表現方法を求めた。19世紀を通じて、アカデミーでの美術教育により確立された絵画に対抗する偉大な個人・変革者が登場した。例えばフランスでは、ドラクロワ、クールベ、そして印象派の画家たちが現れ、国立のアカデミーの外で美術を発展させようという動きを見せた。しかし、同時期には私立の美術学校も「アカデミー」と呼ばれていた(例えば、アカデミー・ジュリアン)。そこでは、国立のエコール・デ・ボザールの入学資格に満たない者が主に学んでいた。20世紀に美術教育が自由化されたため、美術アカデミーは伝統的な美術の擁護者としての役割の大部分を放棄している。

オーストリア

オーストリア最初の美術大学は、1692年に宮廷画家のペーター・シュトゥルーデルの私設アカデミーとして創設された(1725年に、ウィーン帝立・王立画家・彫刻家・建築家アカデミーとして再開した。今日のウィーン美術アカデミーの前身である)。最初の音楽大学は、1819年創立のウィーン音楽アカデミーであり、1909年に公立学校となった(ウィーン帝立・王立音楽舞台芸術アカデミー)。

オーストリアでは、以前に芸術大学だった組織はすべて総合大学になった。現在、6校の国立芸術大学があり、そのうち3校は音楽・舞台芸術に特化しており、その他3校は美術・応用美術を専門としている。また、いくつかの美術アカデミーや音楽学校が高等教育機関として存在している。

  • グラーツ音楽・舞台芸術大学
  • リンツ美術工芸大学
  • ザルツブルク・モーツァルテウム大学
  • ウィーン音楽・舞台芸術大学
  • ウィーン応用美術大学
  • ウィーン美術アカデミー

広い意味で取れば、2004年にできたニューデザイン大学(産業デザイン、グラフィックデザイン、インテリアデザイン)も芸術大学の一つと言える。

スイス

スイスでは、美術大学は応用科学大学に所属している。

スウェーデン

スウェーデンの美術大学の歴史は、18世紀前半に始まる。当時、美術を学ぶ学生は、1735年に創立されたスウェーデン王立美術大学に入学した。1844年には、職人が日曜日に通う美術学校としてスウェーデン国立美術工芸大学(コンストファック)が作られた。今日、コンストファックは学士課程と修士課程を持っており、陶、ガラス、テキスタイル、金属などの教育を行っている。

また、ヨーテボリ大学、マルメ大学、ウメオ大学に付属する美術大学もある。

ドイツ

ドイツでは、芸術大学は総合大学と同じく、芸術・学問領域の博士号を授与する権利を持っていることが一般的である[11]。ドイツ高等教育法で規定される芸術大学は、教育と研究を通じた芸術・学問の発展を担っており、とりわけ芸術家の育成機関として機能している。

芸術大学は、若者の芸術的・学問的な才能を育んでいる。入学するためには、特別な芸術的適性を持っていることが求められており、作品のサンプルを提出し、入学試験に合格する必要がある。教育の根本にある価値観として、学生たちは固有の芸術作品と芸術家としてのアイデンティティを自ら見出さねばならない、という想定がある。なぜなら、技術、方法、研究方針などは教えることができても、芸術それ自体は教えることができないからである。

教授の任命は、教員の提案に基づき、州政府を通じて行われる。総合大学とは異なり、芸術大学で教授となるために博士号やハビリタチオンは必要とされない。その代わりに、芸術家として卓越していることを示すライフワークが必要であり、それが専門家たちの間で認められなければならない。

学科は、専門の特別な要求に応じて個別に分かれている場合と、学際的に相互連携している場合がある。一部の学科では、個人授業、小グループの授業、そして教授の授業を組み合わせることができる。また他の学科では、自分の芸術作品のために、あるいは自分の勉強を組織するために、与えられたコースを自由に組み合わせることができる。

美術大学では、独立したアーティストになるためだけでなく、メディア、デザイン、ファッション、舞台芸術などの領域で活躍するための教育も行われている。他にも、美術作品の保存修復や美術教育を教える学科もある。

入学するためには、入学手続きとアビトゥーアや大学入学資格の枠の中で、特別な芸術的才能を示すことが必要である。非常に卓越した芸術的才能が認められる場合には、大学入学資格が免除されることがある。

ドイツの芸術大学で得られる学位には様々な種類がある。個人的なディプロマ(例:音楽教育ディプロマ)や非個人的なディプロマ(例:視覚芸術ディプロマ)の他に、学士、修士、博士レベルの学位が内容に応じて複数存在する。例えば、Graduierter Künstler、Akademiebrief、Meisterschüler、Bühnenreife、Konzertreifeなどである。

フランス

パリ国立高等美術学校は、グランゼコールの地位を得ている。フランスでは、伝統的な美術教育機関であるエコール・デ・ボザールと並んで、1968年の学生運動の結果、大学に視覚芸術(Arts plastiques)学部が作られた。視覚芸術の概念は、人類学的・社会学的な芸術概念へと拡張され、伝統的な美術の概念に意識的に対抗している。

アジアの美術学校に相当する教育施設

中華人民共和国

中国八大美術学院

中国九大美術学院

シンガポール

オンライン美術大学

最近では、数多くの美術大学が一部もしくはすべてのカリキュラムをオンラインで、つまり国境を超えて提供している。例として、ピッツバーグ美術大学オンライン、アカデミー・オブ・アート大学などがある。通学制大学と同様に、多くの専攻でコンピュータが利用されており、Photoshop、Illustrator、3D-Studio Maxなどを用いた作品制作が行われている。作品の提出と評価は、通学制・オンライン授業のどちらも実質的に同様の手順で進められる。オンライン授業が伝統的なドローイングやそれに類する作品制作を課する際には、実物の写真やスキャンしたものが提出され、教員によって評価される。

関連項目

脚注

注釈

  1. ^ 近年、音楽大学の著しい志願者減少や定員割れ状態の慢性化を受け、声楽や楽器演奏、作曲など実技の修得を第一の目的としない学科や専攻を新設する音楽大学も増えている。またAO入試を採用した音楽系学科や、実技試験に代えて小論文等を選択できる選考方法を設定している音楽大学も出現している。音楽大学についてもまた、受験前に実技に関する専門的な経験がなくても入学が可能になっている。

出典

  1. ^ 宝塚大 28年度から造形芸術学部の募集停止”. 産経新聞 (2015年5月16日). 2016年3月3日閲覧。
  2. ^ [1][リンク切れ]
  3. ^ [2][リンク切れ]
  4. ^ Virginia Commonwealth University Office of the Provost”. Vcu.edu (2013年11月19日). 2014年2月15日閲覧。
  5. ^ VCUarts - Virginia Commonwealth University School of the Arts”. Arts.vcu.edu (2011年8月15日). 2014年2月15日閲覧。
  6. ^ City and Guilds of London Art School - Modern Painters Survey Ranks School as 3rd Best UK Graduate Arts Programme”. シティ&ギルド アートスクール. 2015年10月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年2月15日閲覧。
  7. ^ http://www.acsa.sa.edu.au/ Official website
  8. ^ http://sydneyartschool.com.au/ Official website
  9. ^ research
  10. ^ http://www.ocadu.ca/research.htm
  11. ^ ドイツ州政府の高等教育法を参照。

参考文献

  • Nikolaus Pevsner, Geschichte der Kunstakademien, Mäander, München 1986, ISBN 3-88219-285-2.
  • Heike Belzer, Daniel Birnbaum (Hrsg.): kunst lehren, teaching art. Städelschule Frankfurt/Main. Verlag der Buchhandlung Walther König, Köln 2007, ISBN 978-3-86560-339-5.
  • Katrin Hofer: Akademische Grade, Abschlüsse und Titel an künstlerischen Hochschulen. Lang, Frankfurt/M. 1996, ISBN 3-631-30623-7 (zugl. Dissertation, Universität Hamburg 1996).
  • Katia Tangian: Spielwiese Kunstakademie. Habitus, Selbstbild, Diskurs. Olms, Hildesheim 2010, ISBN 978-3-487-14357-6 (zugl. Dissertation, Universität Karlsruhe 2008).

外部リンク

  • Paul Ortwin Rave, Ernst Herbert Lehmann: Akademie, in: Reallexikon zur Deutschen Kunstgeschichte, Bd. 1, Stuttgart 1933, Sp. 243-262.
  • Kunsthochschulen in Deutschland

ART-SCHOOL

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/08 10:25 UTC 版)

日向秀和」の記事における「ART-SCHOOL」の解説

2000年3月にソロシンガーとして活動していた木下理樹結成2003年脱退

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