ドアノブ
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/12/17 00:10 UTC 版)
ドアノブ(英: doorknob)は、ドアを開閉させるための取っ手。ドアセットの構成要素の一つである[1]。ドアハンドル(英: door handle)とも呼ばれる。ドアの把手には開き戸用と引戸用があり[2]、広義のドアノブは回転型やレバーハンドル型に分類される[1]。狭義には開き戸用の握り玉をノブという[2]。
概要
ドアノブは狭義には開き戸用の握り玉をいう[2]。通常はドアの側面からばねで付勢されて突出し、ドアを固定しているラッチボルトを、ドアノブを回転させてドア内部に格納させることでドアの開扉が可能となる[1]。ドアの施錠機構を内蔵するものもある。開扉に必要なドアノブの回転角度は約60度である[1]。握り玉の形式のドアノブは手指による把持と回旋動作が必要であり[1]、握力の弱い高齢者や障がい者には操作しにくい問題がある[2]。
広義のドアノブは上述の回転型にレバーハンドル型などを含む[1]。ドアの把手の形状としては、開き戸用としてはノブ(握り玉)、レバーハンドル型、プッシュ・プル式などがある[2]。また、引戸用としては彫り込み型や棒型などがある[2]。なお、通常の取っ手は出っ張っているが、手を掛ける部分が扉の表面から突き出ないように折り畳んで収納できるケースハンドルと呼ばれる形式もある[3]。
接触による感染を防ぐため、病院などでは銅など抗菌性のある素材が使われることがある。
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ドアノブ
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レバータイプのドアノブ
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ライオンの装飾が施されたドアノブ
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中央に鍵穴のあるドアノブ
2013年11月21日、カナダのバンクーバー市は、バリアフリーの観点から、新築の建物への回転式のドアノブ設置を禁止したことを発表した(なお禁止措置は既存の建物に適用されることはないという)。これについてトロントのOCAD大学でデザインを教えているハワード・ゲーリーは新聞の取材に対し「(これは)個人住宅においても非常に合理的。高齢者や買い物袋を抱えた人、小さい子供にとっては、レバー式の取っ手の方がより楽にドアの開閉ができる」と語ったという。一方、アンティークのドアノブ販売業者などはこの禁止措置に怒っている、といい、またアメリカ・アンティーク・ドアノブ収集家協会のアレン・ジョスリン代表は地方紙の取材に対し「誰もが不自由なく出入りしたいと思っている公共機関の建物なら(回転式ドアノブが)問題であるのは理解できる。しかし、自分の家を建てる時に、レバー式の取っ手を必要とする障害者がいないとすれば、これはやりすぎだと思う」と語ったという[4][5]。
ドアノブの利用
ドアノブの利用法のひとつにドアノブサインを掛けるのに使うというものもある。ドアノブサイン(英: doorknob sign)は部屋の使用者が他の人に意思を表示するためのものである。たとえばホテルの個室などでは「掃除してください(Please make up the room)」と「起こさないでください(Please don't disturb)」を印刷したものなどが用いられ、企業の会議室などでは「空室」と「使用中」を印刷したものが用いられる。英語圏ではドアノブタグ(英: doorknob tag)やドアノブハンガー(英: doorknob hanger)ともいい、日本語では「ドアノブ札」ということもある。
脚注
関連項目
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