GC-21
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/08 02:41 UTC 版)
「富士グランチャンピオンレース」の記事における「GC-21」の解説
往年の富士GCの盛り上がりを再現することを狙い、2002年(平成14年)に富士スピードウェイが中心となって発足させた新カテゴリー。初年度は、同年のミス・ユニバース日本代表にもなった千葉美苗がイメージガールを務めていた。 マシンは、F3の型落ちシャシーに、ムーンクラフト製のフルカウルを取り付けたものを使用する。エンジンはF3用のものなら何でも使用可能とされたが、事実上はトヨタ・3S-GEのワンメイクとなった(ただしサイレンサーが装備されていないため、エンジン音は大きく異なる)。2004年(平成16年)は、富士スピードウェイの改修の関係から、ツインリンクもてぎやスポーツランドSUGOでもレースが開催された。 当時は年間4~5戦程度が開催された。2002年には後に全日本F3選手権やSUPER GTでチャンピオンになるロニー・クインタレリ、2003年(平成15年)にはタレントのヒロミが参戦するなどの話題もあった。しかし参戦台数は5~6台程度にとどまっており、シリーズ運営が成功しているとは言いがたかった。このため2006年(平成18年)一杯で独自のシリーズ展開は終了した。 一方、2006年(平成18年)に発足した全日本スポーツカー耐久選手権(JLMC)に特認の形で参戦が認められるようになり、元々スプリントレース用の車両と思われていたGC-21の意外な耐久性の高さが示された。しかしJLMCも2007年(平成19年)限りでシリーズを終了し、GC-21の参戦可能なカテゴリーは消滅した。
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