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IRobotとは? わかりやすく解説

I, Robot

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/13 10:32 UTC 版)

原題が "I, Robot"または"I Robot"(アイ ロボット)の作品



iRobot

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/02/21 19:43 UTC 版)

iRobot Corporation
iRobot本社
種類 株式会社
市場情報 NASDAQ: IRBT
本社所在地 マサチューセッツ州ベッドフォード
設立 1990年
業種 ロボット
事業内容 家庭用ロボット
売上高 12億1400万USドル(2019年)
従業員数 920名(2017年)[1]
関係する人物 ロドニー・ブルックス
外部リンク www.irobot.com
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iRobot Corporation(アイロボット・コーポレーション)は、アメリカ合衆国マサチューセッツ州ベッドフォードに本社を置く家庭用清掃ロボットの設計・開発を行う企業。

概要

自律型家庭用掃除ロボットルンバ」や全自動モップかけ機「ブラーバ」や全自動フローリング洗浄掃除機「スクーバ」で知られている世界的な企業。

米国マサチューセッツ州ベッドフォード(Bedford)に本社がある。

歴史

マサチューセッツ工科大学MIT人工知能研究所で働いていた、ロドニー・ブルックス、コリン・アングル(現CEO)、ヘレン・グレイナー(現UAV開発企業CyPhy Works社CEO)の3人が設立した会社である。

iRobotは1990年に設立され、2000年に Delawareと合併した。設立から2003年まで常に赤字であった[1]。2005年11月9日に株式公開し、500万株を24ドル/株で売って1億2000万ドルを得た[2]

最初は主に、アメリカ軍SWAT爆発物処理や偵察に使用されている、軍事用ロボットパックボット(PackBot)などを開発していた。 商用および家庭用の 遠隔操作ロボット もいくつか開発したものの、こちらは全く売れなかった。

第一世代ルンバ

2002年に、家庭用ロボット掃除機ルンバを発売し、その販売が好調となり、同社の主力事業となっていった。

2016年2月、かつては主力事業のひとつであった軍事用ロボット部門をアーリントンキャピタルパートナーズに4500万ドルで売却すると発表した。それにより家庭用ロボットのほうに注力するということである[3]

経営難

2021年まで業績を伸ばし続けてきたiRobotであったが、中国系企業の台頭により[4]、2022年以降は売上が急落し赤字に陥った。

業績回復への活路を見出すべく、2022年8月5日にAmazonがiRobotを16億5000万ドル(約2200億円)で買収することを発表した[5]。しかし、連邦取引委員会(FTC)や欧州連合(EU)の規制当局による審査が難航したことを受けて、Amazonは2024年1月29日にiRobotの買収を断念することを発表[6][7]した。

その後、2025年12月14日にデラウェア州の連邦破産裁判所に連邦破産法11条の適用を申請した[8]。これに伴い、中国の企業でルンバの製造を受託していたピセア・ロボティクス(杉川机器人)が全ての株式を取得した[9][10]

家庭用ロボット

ルンバ 700シリーズ(2014年)
  • 2000年、iRobot は My Real Baby玩具市場に参入した。この製品は、アニマトロニクスを利用したリアルな表情の人形である。同製品はハズブロと共同で製品化されたが、既に製造されていない。
  • 2002年、iRobot は掃除ロボットルンバをリリースした。ルンバの販売は好調で当社の主力製品となった。[11] 2006年3月、iRobot はルンバを200万台販売したことを発表した。
  • 2005年5月、iRobot はフローリング洗浄掃除機ロボットスクーバをリリースした。ルンバとの違いは、水を使ってフローリングを洗浄する点である。なお、完全な製品が市場に登場したのは2006年前半のことである。
  • 2006年、iRobot は作業場用ロボット iRobot Dirt Dog をリリースした。このロボットは、作業場の床に落ちているナットボルトといった小さな物体を集めるものである。
  • 2007年、趣味のロボットとして iRobot Create がリリースされた。これはプログラム可能なロボットで、センサーなどの機能を追加することも可能。

研究用ロボットと軍事用ロボット

  • Genghis1991年) - ゲンギスは、iRobot の最初のロボット。研究用に設計された。現在は国立航空宇宙博物館にある。
  • Ariel1996年) - 水陸両用で地雷を除去するカニ型ロボット。
  • Urbie1997年) - 都市環境でのロボットの概念実証用。戦車を2台繋げたような形で、階段を登ることができる。
  • PackBot Scout - 接近が困難な危険な場所で、1人の兵で操作運用可能な偵察用ロボット。静止画カメラを搭載していて、撮影した画像を操縦システムに送ってくる。イラクとアフガニスタンで実際に運用された。この研究はDARPAの援助を受けている。
  • PackBot Explorer - Scout の進化したもので、音声と動画カメラを備え、他にもいくつかのセンサーを備えている。人質救出の際の偵察や戦闘によるダメージを調べるのに使われることを想定している。
  • Swarm - 群知能研究のために開発された。このプロジェクトもDARPAの援助を受けている。
  • Warrior - 2008年完成を目指して現在開発中[12]。重量 250 ポンドで凹凸の激しい地形を毎時12マイルの速度で移動でき、100ポンド以上の荷物を搭載可能。爆発物処理、戦場での死傷者搬送、消火活動などへの応用が考えられる[13]
  • RGator - Deere & Company との提携による製品。小型多用途車にロボット機能を搭載したもの。自律的に設定した地点まで(障害物を回避しつつ)移動する機能と遠隔操縦による半自律動作が可能。

テレビ番組

書籍

関連書籍

  • 『「共創力」 ルンバを作った男コリン・アングル』(著者:大谷和利)(2020年10月29日、小学館)ISBN 9784093887908

脚注

  1. ^ a b http://www.canada.com/technology/news/story.html?id=ccbb6511-0e7f-4783-ae87-7a11fdfa8a14 [リンク切れ]
  2. ^ Test for iRobot - The Boston Globe
  3. ^ 「ルンバ」のiRobotが軍事部門を売却、家庭用ロボットに注力 2016年02月05日『MONOist』
  4. ^ “ルンバの米アイロボットCEO、倒産原因は「技術面で中国勢に4年遅れ」”. 日本経済新聞. (2025年12月18日). https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN170LF0X11C25A2000000/?n_cid=SNSTW005&n_tw=1766009104 2025年12月18日閲覧。 
  5. ^ アマゾン、16.5億ドルでアイロボット買収へ-ロボット掃除機メーカー”. Bloomberg.com (2022年8月5日). 2022年8月6日閲覧。
  6. ^ 朝田賢治 (2024年1月29日). “Amazon、「ルンバ」のアイロボット買収を撤回 欧州当局の承認難航”. 日本経済新聞. 2024年1月30日閲覧。
  7. ^ David Shepardson (2024年1月30日). “アマゾン、アイロボット買収中止 EUが反対 米も拒否の意向”. ロイター通信. https://jp.reuters.com/markets/bonds/X6E4J4C76VJQJASLTOBRWVBPOA-2024-01-29/ 2024年1月30日閲覧。 
  8. ^ Reshmi Basu、Dorothy Ma (2025年12月15日). “「ルンバ」製造のアイロボット、連邦破産法11条適用申請-近年収益減”. Bloomberg.com. 2025年12月15日閲覧。
  9. ^ 木瀬武 (2025年12月15日). “「ルンバ」のアイロボット、アメリカで破産申請…中国メーカーの下で再建目指す”. 読売新聞. 2025年12月16日閲覧。
  10. ^ 「ルンバ」の米アイロボット、破産法申請 高関税でコスト増大”. BBCNEWS JAPAN (2025年12月15日). 2025年12月16日閲覧。
  11. ^ 他社も類似製品を出してきた。例えば、Sharper Image の eVac、Metapo の Cleanmate などである。
  12. ^ http://www.fool.com/News/mft/2006/mft06102701.htm?source=eptyholnk303100&logvisit=y&npu=y [リンク切れ]
  13. ^ iRobot Warrior: If Your House is Really, Really Dirty
  14. ^ 独占取材!アイロボット 革命児が見据える未来 - テレビ東京 2023年10月26日

関連項目

外部リンク





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