≪韓国語≫パン
韓国語「パン」とは、「パン」の意味
韓国語で「パン」は、パンを意味する言葉で、小麦粉を主原料としたものを水でこねて発酵させて焼いたものの総称である。日本ではポルトガルから伝来した食べ物をパンと呼び、そのまま呼ばれている。日本でパンが広く食されるようになったのは戦後のころの話で、韓国が日本から距離的にも近いこともあり、韓国で広くパンが食べられるようになったのもそのころと言われている。そのため、日本でパンと呼ばれていた食べ物を韓国でもそのまま同じように呼ぶようになったという説がある。韓国語の「パン」は、西洋と日本の文化が入り混じった呼び方と言える。また、パンは日本ではご飯として、お米と同じように位置付けられているが、韓国では、お米以外の主食になる食べ物(パンやフレーク)はご飯とみなされない風潮がある。現在、若年層の間ではパンもご飯として扱われているが、多くの人からはご飯ではなく、「おかず」として扱われている。
韓国語「パン」のハングル表記
「パン」のハングル表記は「빵」である。たとえば、日本語で食パンは「식빵」、あんパンは「단팥빵」と表記する。そのほか「빵」(パン)を使った例文では、パンを食べる「빵을 먹다」、パンを焼く「빵을 굽다」などと表記される。韓国語「パン」の発音
パン「빵」は、日本語で一般的に使われる「パン」の発音とは少し異なる。たとえば、同じように発音してしまうと、韓国語で部屋を意味する言葉「방(パン)」の発音になってしまうので、パン「빵」の発音には注意が必要だ。発音において、日本語には清音(か・た・は)などと濁音(が・だ・ば)などが区分けされているが、韓国語では清音に当たる「平音」とは別に「激音」「濃音」が区分けされている。韓国語にみられる「平音」「激音」「濃音」のそれぞれの相違点は、息の出し方にある。同じ音を基本としてはいるが、それぞれの息の出し方によって発音の仕方に変化が生じる。「빵」は「濃音」に当たり、「詰まったような音」である。そのため、コツとしては「パン」の前に、小さい「ッ」を入れて息を出さないようにイメージしながら発音するといい。ただ、息を出さないように発音するが、息を出さないからといって音が小さいというわけではなく、音としては強い音である。発音する際にきちんと正しく発音できていれば、口の前にかざした薄い紙やティッシュがほとんど動くことはない。「パ」の音を出す前に少し息を飲み込むようにして「ン」と発音するイメージである。パン「빵」と表記はされるが、正しい読み方としてフリガナを付けるならば、「ッパン」とすると分かりやすいだろう。
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