promenade
「promenade」とは
「promenade」は、フランス語起源の英語単語で、公園や広場などでの散歩や、散策する場所を指す。また、音楽や舞踊の分野では、特定のリズムやステップを伴うダンスを指すこともある。海辺や湖畔に設けられた遊歩道を指すこともあり、その場所が人々の憩いの場となっている。「promenade」の発音・読み方
「promenade」の発音は、IPA表記では/prɒməˈnɑːd/となる。IPAのカタカナ読みでは「プロマナード」となる。日本人が発音するカタカナ英語の読み方では「プロメナード」となる。「promenade」の定義を英語で解説
「promenade」は、"a public area where people walk for pleasure, especially one next to the sea"と定義される。つまり、人々が楽しみのために歩く公共の場所、特に海隣接の場所を指す。「promenade」の類語
「promenade」の類語としては、「stroll」、「walk」、「saunter」などがある。これらはすべて散歩や散策を意味するが、そのニュアンスや使用状況が異なる。「stroll」はゆっくりとした散歩を、「walk」は一般的な歩行を、「saunter」はのんびりとした散歩を表す。「promenade」に関連する用語・表現
「promenade」に関連する用語としては、「esplanade」、「boardwalk」、「pier」などがある。「esplanade」は海や川沿いの広い散歩道を、「boardwalk」は木製の遊歩道を、「pier」は海や湖に突き出た桟橋を指す。「promenade」の例文
1. English: I enjoy a leisurely promenade along the beach.日本語訳: 私はビーチ沿いでのんびりとしたプロメナードを楽しむ。
2. English: The promenade was crowded with people enjoying the sunny weather.
日本語訳: プロメナードは晴天を楽しむ人々で混雑していた。
3. English: The town has a beautiful promenade with views of the ocean.
日本語訳: その町には海を一望できる美しいプロメナードがある。
4. English: They danced the promenade in the ballroom.
日本語訳: 彼らはボールルームでプロメナードを踊った。
5. English: The promenade is a perfect place for an evening stroll.
日本語訳: プロメナードは夕方の散歩に最適な場所である。
6. English: The promenade was lined with shops and cafes.
日本語訳: プロメナードには店舗やカフェが並んでいた。
7. English: The promenade offers stunning views of the sunset.
日本語訳: プロメナードからは素晴らしい夕日を眺めることができる。
8. English: The city plans to build a new promenade along the river.
日本語訳: 市は川沿いに新たなプロメナードを建設する計画である。
9. English: The promenade is a popular spot for tourists.
日本語訳: プロメナードは観光客に人気のスポットである。
10. English: The promenade was decorated with beautiful flowers for the festival.
日本語訳: プロメナードは祭りのために美しい花で飾られていた。
ガーシュウィン:プロムナード
| 英語表記/番号 | 出版情報 | |
|---|---|---|
| ガーシュウィン:プロムナード | Promenade | 作曲年: 1936年 |
作品解説
《パリのアメリカ人》などで顕著だが、ガーシュウィンにとってムード、或いは状況設定という要素は作曲する過程でどうしてもついてまわるもののようだ。
プロムナードのリズムに乗せて洒脱な旋律が始まり、心地のいい空気が流れ出すが、何かに気を取られそわそわし…突然ばたばたと騒ぎ出す。かと思うとなにもなかったかのようにプロムナードの続きがはじまる。
副題にwalking the dog と付けられているのに目が留まり、なるほど散歩している犬の気分で音楽が進んでいることに気付く。
ガーシュウィン晩年の映画音楽で、1936年に発表されていたが、小品として出版されたのは死後数年経った1960年。映画から切り離されてひとつの作品としてのアウトラインはよりはっきりしてきた感がある。演奏会やレコードなどでアンコールとして(トラックの最後のほうで)時折取り上げられている。
アンダーソン, リロイ:プロムナード
散歩
(promenade から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/01/29 04:42 UTC 版)
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散歩(さんぽ、英: a walk, a stroll, a turn[1]、仏: promenade)とは、気晴らしや健康などのために、ぶらぶらと歩くことである[2]。散策(さんさく)、そぞろ歩き[3]、逍遥(しょうよう)ともいう。
概要
散歩とは、気晴らしや健康などのために、ぶらぶらと歩くことである[2]。散歩というのは、多くの場合、自宅や滞在している場所などの周辺を、とりとめもなく、ぶらぶらと歩くことを言う。
「散歩」というのは、健康増進を明確な目的とした近年「ウォーキング」と呼ばれる行為と重なる部分はあるが、「散歩」のほうは、ただの気晴らし目的がありうる、という点でそれとは異なった概念である。また「ハイキング」とも用法が異なる。
散歩をする理由は、人により、またその時々の状況により、さまざまである。辞書の説明文に「気晴らし」とも挙げてあるように、例えば、自宅の部屋に籠って仕事をしていて「根を詰め」がちな人などの場合は、「散歩」として、部屋から出ることで、ひととき仕事のことも忘れることができ、良い気晴らし(ストレスの発散)になるので散歩をする人もいる。また、散歩中に触れたり見たり、聞いたり、匂いを感じたりできる自然(木々、花々、植栽、鳥とそのさえずり 等々)が好きで、明るい気持ちになるので散歩する人もいる。散歩経路の途中にある公園、神社仏閣を楽しむ人もいるし、家並みや、店舗のウィンドウなどをなんとなく眺めて楽しむ人もいる。散歩中に偶然出会う人と会話(コミュニケーション)を楽しむ人もいる。建物の中に籠っていると、脚の運動が足りなくなりがちで、脚が弱りがちなので、ともかく脚を使うために散歩する人もいる。屋外の新鮮な空気を吸うために散歩する人もいる。
肥満の防止のために散歩をする人もいる。特に心肺機能の衰えが出始めた高齢者や病み上がりの人、あるいは循環器系障害のある人の健康維持に、散歩を勧める医療関係者もいるし、適度な散歩は睡眠をうながす作用もあるとして不眠症に悩む人に散歩が勧められることもあり、そうしたアドバイスに従って散歩をしている人もいる。健康のためには、1日平均8,000歩以上で、その内、速歩き等が20分以上含まれていると効果的であるとの研究結果がある[4]。
散歩は、走らず行うことができ、ジョギングやランニングよりもひざへ負担が小さく、運動不足の人が無理をせず身体を動かすのに適している。歩数計をつけて数値で量を把握して楽しむ人もいる。
散歩と思索
アリストテレスは弟子たちと散歩しつつ語らうことを好んだといい、そこからアリストテレスのグループ(学派)は「逍遙学派」と呼ばれた。18-19世紀ドイツの数学者ガウスも散歩をしつつ数学について考えることを好み、さかんに歩きながら考え、すると良いアイディアが浮かんだ、という。思想家ジャン=ジャック・ルソーも散歩を好んだらしい。『孤独な散歩者の夢想』という題名の書も残した[注釈 1]。京都には、散歩に適した「哲学の道」という小道があるが、かつて京都学派の哲学者、西田幾多郎や田辺元らが散策していたといい、現在でも周辺の大学の教員や学生たちが散歩をしつつ語らっている風景が見られることがある。
乳幼児
乳幼児では、ベビーカーに乗せられるなどして散歩させられることがある、これは日光浴にもなり、ビタミンDの生成を促し、乳児の成長に欠かせないと考えられており、戸外に出る事で音や光といった様々な刺激をうけ精神的な成長にもよいなどとされ、育児書などで奨められている[要出典]。保護者の気晴らしを兼ねて行われる。ただし過度の日照や事故には気をつけて、適度な時間にとどめる。
児童
児童にも散歩は健康維持に有効であるといえよう。ただし、児童の場合は戸外での遊びとの区別はつき難く、往々にして「遊び歩く」といった状態になる。安全確保の面から、児童の散歩の際には防犯ブザーや携帯電話などを持たせる保護者も多い。
散歩人気の高まり
近年では、人々がすぐ近くの移動でも鉄道や自動車に頼りがちで、統計的に見て昔に比べて歩く量が減っていることが指摘されている。 おまけにコンビニエンスストアの数が増え近所にある人も増えたので、ますます歩く量が減る傾向がある。
散歩は、お金を(ほとんど)かけず行うことができ、脚力の維持もでき、良い気分転換にもなるので、日本では、健康に対する意識の高まりもあり、お金のかからない趣味の1つとして、散歩の人気が高まってきた。
散歩は高齢者にとっても適した活動である。日本では高齢化が進んでいるが、高齢者が散歩をすることにより、脚力を維持し、寝たきり予防に効果がある。 また、行った事がない場所に行く事が脳の刺激になり、ボケ予防にも効果があることが発見され、その意味でも散歩が注目されることも多い。
散歩番組
日本では散歩人気の高まりを受けて、散歩に関するテレビ番組がいくつか作られ、視聴率もそれなりの水準に達した。その結果、いくつものテレビ局が散歩番組を制作するようになった。例えば次のような番組がある。
※太字は現在放送中の番組
- ちい散歩 - 若大将のゆうゆう散歩 - じゅん散歩(テレビ朝日「散歩シリーズ」)
- ぶらり途中下車の旅(日本テレビ)
- ブラタモリ(NHK総合)- ブラブラ散歩するが、毎度「お題」(質問)が設定され、途中にあらかじめ先生役のガイドを配置しており、地質学や歴史に関する知識を深める。
- 鶴瓶の家族に乾杯(NHK総合) - 散歩するが、「家族」を探しつつ散歩している。
- 世界ふれあい街歩き(NHK BS) - 散歩と海外観光の融合した番組。
- 街道てくてく旅(NHK-BS)
- さんぽサンデー(テレビ朝日)
- 夜の巷を徘徊する(テレビ朝日)- 夜間ロケ。番組末期は「夜の巷を徘徊しない」に改題された。
- モヤモヤさまぁ〜ず2(テレビ東京)
- 有吉くんの正直さんぽ(フジテレビ)
- なりゆき街道旅(フジテレビ)
- かのサンド(フジテレビ)
- ごぶごぶ(毎日放送)
- 見参!アルチュン(毎日放送)
- おとな旅あるき旅(テレビ大阪)
- キンシオ(tvk)
- 岡崎体育の京の観察日記(2020年1月〜、KBS京都他)
- バナナマン日村が歩く! ウォーキングのひむ太郎(BS朝日)
- 大杉漣の漣ぽっ(BSフジ)
- 宇梶剛士のあっちこっち散歩(BSフジ)
- ウルトラ怪獣散歩(フジテレビONE)
注意点
- 携帯音楽プレーヤーなどのイヤホンで周囲の音が聞こえないと、事故や犯罪に巻き込まれる可能性が増す。
- 知らない土地では迷わないようナビを使う場合は、歩きスマホにならないよう、操作する時は道幅の広い所で立ち止まって、他の通行人の邪魔にならないよう配慮する。
- 満腹時の散歩は食べ物の消化が悪くなるので控える。極度の空腹も危険。また、夏場は熱中症に注意し、飲み物を持参するのが望ましい。
語源
中国の三国時代に、五石散という粉末薬が貴族や文化人の間で滋養強壮薬として流行した。名前のとおり主材料は五石(石鐘乳、紫石英、白石英、石硫磺、赤石脂)であり、服用すると体が熱くなる(散発)のだが、散発がないと体に毒が溜まり害になるとされた。そのため、散発を促すべく歩き回るようになった(行散)。散発のために歩くことを散歩というようになり、これが転じてただ歩くことを散歩というようになった[5][6][7]。しかし、散発があろうがなかろうがひどい中毒症状が出るため、命を落とす者も多くいたという。
脚注
注釈
出典
- ^ 散歩の意味 - プログレッシブ和英中辞典(第3版) - コトバンク
- ^ a b デジタル大辞泉
- ^ まち再発見!とことこ散歩
- ^ “1年の1日平均の身体活動からわかる予防基準一覧”. 健康長寿研究所. 2022年5月26日閲覧。
- ^ “プロムナード(=歩くことを楽しむ)を「散歩」と訳した勝海舟”. 企業実務オンライン (2015年5月13日). 2025年1月25日閲覧。
- ^ “【MFA健康コラムVol.25】散歩の由来”. 一般社団法人メディカル・フィットネス協会. 2025年1月25日閲覧。
- ^ 『散歩の“散”ってなに?』「チコちゃんに叱られる!」2025年1月24日放送分。
関連項目
- 何晏:「散歩」の由来になった人物。
- 歩行、ウォーキング
- 徒歩旅行、ピクニック
- ランブリング、ヴァンデルング
- ポタリング
- 徘徊
- プロムナード
- 歩行者専用道路、フットパス
- 銀ぶら
- デート
- 観光
- 公園
- 森林浴
- 自然享受権
- 夢の散歩
- 長い散歩
- 屋根裏の散歩者
- 散歩唱歌(作詞:大和田建樹、作曲:多梅稚、1901年)
- 散歩 (多梅稚の曲)(作詞:勝承夫、作曲:多梅稚、1947年)
- となりのトトロ (曲)(『となりのトトロ』オープニングテーマ。作詞:中川李枝子、作曲:久石譲)
- 散歩の達人
外部リンク
散策路
(promenade から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/12 01:33 UTC 版)
散策路(さんさくろ)とは、散策[1]をするため定められたり(散策ルート)設けられた道。
日本では特に自治体で史跡を巡らせる目的[2]や 余暇活動及び健康増進を図る目的などで、自治体内の公園園内[3]や河川堤防天端[4] や、市区町村内そのもの[5]を散策するルートを散策路として指定し紹介していることがある。
美しい日本の歩きたくなるみち500選では、多くの散策路が選定されている。
登山道のうち、トレイル(en:Trail)、ウォーキング・トレイル(walking trail)[6]の意味で散策路の名を使用される場合もある[7]。
ウッドランド・ガーデン
ウッドランド・ガーデン[8](Woodland garden)とは、高木を取り込んで、多かれ少なかれ自然の森林地帯での散策路に「見えるように」作られた庭園空間またはその一角。大木が山中の雰囲気を醸し出すようにして森の中の気分になるのであるが、実際には人工的に切り開き森の中の雰囲気したものであることが多い。そして一般に、花を咲かせる低木やその他の観賞用植物が、特に再現した山の中を通る小道の脇に植栽されていることが多い。落葉樹の林を整え、その下草として四季折々の花が咲く植物を植栽して、山の中の散策という雰囲気を楽しむ。
この庭園様式は基本的に18世紀後半から19世紀にかけて考案された実現したものであるが、それ以前の庭園史の流れを汲んでいる。現在では世界のほとんどの地域で見られるが、植栽は地域や地元の条件によってかなり異なる。本来のイギリスの方式では通常、樹種はほとんどが地元の在来種であるが、一部の樹木と低木や花のほとんどは外来種である[9]。
森林地帯の登山散策路を活用したものであると、自在種のみであると散策可能となっても自然保護区として紹介される傾向にある。しかし、例えばアメリカ合衆国では、多くのウッドランド・ガーデンが在来種または地域種のみであることを重要視しており、しばしば植物園としても紹介されている[10]。しかし、両国とも非常に多くのウッドランド・ガーデンが在来種のみで植栽されてある。
両国とも、多くのウッドランド・ガーデンが花を植える際には非常に大きな花を咲かせる低木、特に多くの種類のシャクナゲをアジア種に依存している実態がある。当時「ペラルゴニウムがヴィクトリア朝のベディング構想 (bedding schemes) のためにあったように、シャクナゲはウッドランド・ガーデンのためにあった...。」のである[11]。
類似の語にフォレストガーデニング (forest gardening) があるがこれは別の概念で、それのほとんどが鑑賞でなく食料生産用が主となっている。
1800年までにイギリスで知られていたヨーロッパやアメリカのシャクナゲは「淡いピンクやモーブ色」の花であったが、1820年代にインドから「鮮やかな緋色」の花をつける大型種が到着し、ヒマラヤや隣接地域で、他の多くの種類の植物も含めて1世紀以上続く植物採集の段階が始まったのである[12]。1847年から50年にかけて、後にキューガーデンの園長になるジョセフ・ダルトン・フッカー卿が3年間行ったヒマラヤへの遠征は、イギリスの大規模庭園に急激な影響を与え、「石楠園」が誕生した[13]。アジアの新しい植物は、一般に前世紀に渡来したアメリカよりも北ヨーロッパでうまく育てるのが簡単で、取って代わる傾向があった[14]。
その中の1種であるセイヨウシャクナゲen:rhododendron ponticumは、問題のある侵入植物としてイギリス、アイルランド、ニュージーランドであまりにも目立つようになった。イギリスやスペイン西部とポルトガルに持ち込まれたと思われるのは北東部のトルコが原産である。
1763年にロッディジーズ家の苗師によって初めてイギリスに持ち込まれたが、当初はアメリカ種と同じ湿った環境を必要とすると考えられていたが、19世紀になるとそうではないことがわかり、この種は繁茂するようになった。1840年代には、地主たちがこの種を森林にまいて狩猟用の茂みを作っていた[15]。
19世紀の庭園に影響を与えたもうひとつの園芸形態は、樹木園とその特殊なサブタイプのピネタム、一般的な樹木、しかし主に外来種や針葉樹の標本コレクションである。植物群別、地理的起源別、サイズと形状別、そして最後に最も一般的なのは色別である[16]。多くの庭園は、所有者と設計者が本からしか知らなかった、エキゾチックで遠い風景、主にアジアの風景をできる限り再現しようとしたのである。
こうした庭園は1870年にものいう造園家であり作家でもあったウィリアム・ロビンソンによって『The Wild Garden』が出版されてから特に注目されるようになった[17]。1881年版の「序文」でロビンソンは、これが本質的に「完全に丈夫な外来植物を、定着して自分の面倒を見る場所と条件の下に置くこと」を意味していると説明している [18]。この庭園においてロビンソンの影響は、特に落葉樹や低木の下や前に球根やその他の花を大量に植えることを意味し、ロビンソンは1885年に購入した en:Gravetye Manor の自分の庭で壮大なスケールで実践している[19]。このようにロビンソンの思想は、ウッドランドガーデンに大きな影響を与えた。
1900年前後からの第二の決定的な影響は、中国南西部、特に雲南とヒマラヤ山麓の一部が、ジョージ・フォレスト や アーネスト・ヘンリー・ウィルソン などヨーロッパの植物収集家に対して開放されたことであった。これらの地域には、温帯気候でよく育つ花の咲く低木や樹木が数多くあり、農業にはほとんど使えない酸性土壌を好むことが多かった。ウッドランドガーデンは、鋭いが小さな輪郭を持つ土地で、間違いなく最もよく機能する。アジアの新しい植物のほとんどは、急峻な谷や丘陵が元の生息地であった[20] 。
1860年代から1880年頃までに造られたノーサンバーランドのクラッグサイドにある急勾配の庭園は、この種の庭園の「先駆的な例とみなすことができる」し、その後30年間に他の庭園にもいくつか真似された[21]。20世紀初期に金持ちによって開発された非常に広い庭園敷地では、比較的安い土地、それはしばしばすでに森林と化した場所を使った。 イーストサセックスのシェフィールド・パーク・ガーデンのような庭園は、18世紀のイギリスの風景式庭園のスタイルで作られた公園を引き継いでおり、その場合はランスロット・ブラウンとハンフリー・レプトンが共に取り組んでいた[22]。またビクトリア朝の集約的で整形式な植林よりも一面積あたりの庭師の数が少なく済むようになっていた[23]。チャールズ・クエスト・リットソン (Charles Quest-Ritson) によれば、「外来の低木や草本を色鮮やかに植えたウィリアム・ロビンソン様式の庭園は、1910年から1960年までイギリスの園芸を支配した」[24] とされている。
第一次世界大戦後、森風の庭のデザインに新たな潮流が生まれた。エリック・サヴィル(1895-1980)はウィンザー・グレート・パークのサヴィル・ガーデンとバレー・ガーデンの両方、少なくとも前者においては「グレーズと眺望が庭を構成する主要手段となり、色の塊は軽視された新しいスタイル」で設計したのである[21]。
- 日本庭園からの影響
1900年前後のもう一つの影響は日本庭園である[25]。その独特の美学はジョサイア・コンドルの『Landscape Gardening in Japan』(en:Kelly & Walsh, 1893)によって西洋に普及した。コンドルはイギリス人建築家で、1877年から亡くなるまで、日本政府や他のクライアントのために日本で仕事をした。この本は、西洋の芸術における日本の影響というジャポニスムの一般的な流れがすでに確立していた頃に出版され、西洋で最初の日本庭園に火をつける。1912年には第2版が必要とされた[26]。
日本の伝統的な庭園様式は、これまでに発展してきた西洋のウッドランドガーデンと多くの類似点を持っていたのである。そして日本庭園の人気が高まるにつれ、多くの日本庭園が公共の公園や庭園に加えられ、日本の植物や様式も西洋の庭園に広く浸透していった[27]。
日本人は何世紀にもわたって園芸植物を育種してきたため、西洋に輸出されたもののほとんどは園芸品種であったが、それでも植物採集のコレクターは野生の中から有用なものを見つけてきていた。
脚注
- ^ 『散策』 - コトバンク
- ^ 例えば[1]
- ^ 例えば[2]
- ^ 例えば[3]
- ^ 例えば[4][5]
- ^ とくに国土交通省のウォーキング・トレイル事業が知られる[6]。同省では自然の中を歩くための環境整備 事例集も
- ^ 例えば登山道・散策路MAP、 手洗散策路(PDF:872KB) - 霧島市、[7]
- ^ 恵泉女学園大学キャンパスのガーデンめぐりの写真 2015/05/25
- ^ Quest-Ritson, 234-235; Uglow, 187-188; Hobhouse, 291-293
- ^ Hobhouse, 299-301; 318-319
- ^ Elliott, 79-80, 78引用; Quest-Ritson, 234-235
- ^ Uglow, 188
- ^ Hobhouse, 293
- ^ Hobhouse, 290-292; Elliott, 78-79
- ^ "Rhododendron control", Forest Research (UK government); Elliott, 75; Uglow, 160
- ^ Elliott, 72-77
- ^ Quest-Ritson, 216-219, 234-235; Elliott, 75-76
- ^ Preface, vii
- ^ Hobhouse, 237-239, 254-255, 291-293; Elliott, 75-76
- ^ Hobhouse, 289-293, 302; Quest-Ritson, 234-236; Uglow, 187-188
- ^ a b Elliott, 77-80
- ^ Elliott、78
- ^ Quest-Ritson, 234-236; Uglow, 187-188
- ^ Quest-Ritson, 235 (quoted); Elliott, 81
- ^ 「ロビンソンが実践した 「ワイルドガーデン」 では、 耐寒性のある外来種を野生化させるプロセスを経て、在来種と外来種がともに共生する新たな野生を再創造した。 「ワイルドガーデン」 によって創られた風景は、 外来種 (異文化) の野生化に基づくイギリスの風景の再創造であり、 ハイブリッドなナショナリズムだと考えられる。 ロビンソンは日本を訪れたことがなかった。 しかしながらロビンソンがガーデニングで採用した外来種の植物のなかには、 イタドリ (the great Japan knotweed) などの耐寒性のある日本原産植物が含まれていた。 また『ワイルドガーデン』が広く読まれるようになった要因の一つに、 アルフレッド・パーソンズが描いた挿絵の魅力があげられている。 アルフレッド・パーソンズは、 1881年以降の版で挿絵を担当したが、 1892年に日本を訪れ、 1896年に挿絵付きの旅行記である『Notes on Japan』を刊行している。 ロビンソンはパーソンズの挿絵を介しても日本とつながっていた。」(橘セツ「庭園のなかの野生と異文化:ウィリアム・ロビンソン『ワイルドガーデン』(1870)の思想と実践について」『神戸山手大学紀要』第11号、神戸山手大学、2009年12月、141-156頁、CRID 1050569070654049408、 ISSN 13453556。)
- ^ Slawson 1987:15 and note2.
- ^ 花の庭巡りならここ! 息を呑むほどに美しい英国式庭園「アンディ&ウィリアムス ボタニックガーデン」【閉園】「「ウッドランド」のエリアは、欧州圏で19世紀に流行した日本庭園の影響を受けていた頃の風景式庭園がモチーフになっています。しだれ柳、睡蓮、アヤメ類、アジサイなど、当時流行していた植物がふんだんに使われています。」
参考文献
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出典は列挙するだけでなく、脚注などを用いてどの記述の情報源であるかを明記してください。
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- Elliott, Brent, “From the Arboretum to the Woodland Garden”, 2007, Garden History 35: 71–83, JSTOR
- "HEALD", History of Early American Landscape Design, Center for Advanced Study in the Visual Arts, National Gallery of Art (Washington DC). "Wood/Woods" by Anne L. Helmreich
- Hobhouse, Penelope, Plants in Garden History, 2004, Pavilion Books, ISBN 1862056609
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- Trotha, Hans von, The English Garden, 2009, Haus Publishing, ISBN 9781906598204
- Uglow, Jenny, A Little History of British Gardening, 2004, Chatto & Windus, ISBN 0701169281
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関連項目
- promenadeのページへのリンク