prefix
「prefix」とは、「先頭につけるもの」や「前に置く」といった意味があり単語の先頭に接頭辞を付けることで意味が変化する英語表現である。
「prefix」とは・「prefix」の意味
「prefix(名前)」とは
「prefix」の意味と「名前」は直接的な意味がないが、コンピュータゲームのキャラクターや、作家のペンネームなどに「prefix」が使用されることがある。
「prefix(IP)」とは
IPアドレスを表現する際にネットワーク部分のビット数を指定するために使用され、「prefix」はネットワークプレフィックスと呼ばれている。
「prefix(電話番号)」とは
「prefix」という単語は電話番号を入力する時、市外局番として使用されることがある。
「prefix」の語源・由来
ラテン語の「praefixus(前に置かれた)」が語源である。後に「prefix」に変化していった。「prefix」を含む英熟語・英語表現
「name prefix」とは
「name prefix」は、英語で名前の接頭辞を指す言葉である。人の名前の前につく敬称や称号、学位などを表している。例えば「Mr.(男性に対する敬称)」や「Mrs.(既婚女性に対する敬称)」「Ms.(未婚女性や既婚女性に対する敬称)」などがある。しかし、社会の多様性やジェンダーの観点から、名前接頭辞の使用が問題視されることもある。「Mr.」や「Mrs.」のような男女別の敬称が不適切だとされることもあるので、注意が必要である。
「prefix notation」とは
「prefix notation」とは、数式やプログラムの表現方法であり、演算子がオペランドの前に置く表記方法である。この表記方法は、「前置記法」と呼ばれいる。一般的な数式では、演算子がオペランドの間に置かれる中置記法が使用されている。例えば、「3+4」のような式は、オペランドである「3」と「4」の間に演算子が配置されている。これに対して、「prefix notation」では、「+34」と表記されます。このような表記方法は、LispやSchemeといったプログラミング言語で使用されいる。メリットとしては、複雑な式やプログラムを解読する際に、括弧の数を気にする必要がないため、解析が比較的容易になる。また、数式の演算順序が明白であるため、実行速度が向上できる。
「prefix code」とは
「prefix code」とは、情報をビット列などの符号で表現する方法の一つで、符号語の長さに特定の制限を掛けている。具体的には、各データに対して、符号の長さが、他のデータの符号の長さと重複しないように設計された符号化方式のことを指す。データが重複しないので、無駄な手間が省かれ、効率的なデータ圧縮や誤り訂正機能がある。
「prefix sum」とは
「prefix sum」はアルゴリズムの一つで、配列の要素を走査しながら、それまでの要素の合計値を計算し、新しい配列を作成する方法である。データベースやグラフィックス処理など、様々なアプリケーションで使用されている。例えば、画像処理において、画像の輝度値を一定の間隔でサンプリングし、輝度値の累積和を計算することで、画像の輪郭やエッジを抽出することが可能である。
「prefix match」とは
「prefix match」とは、データの探索やマッチングにおいて、文字列の先頭から一致する部分を探す方法のことを指す。
「prefix query」とは
「prefix query」とは、検索エンジンやデータベースなどで用いられる、文字列の前方一致検索のことを指す。
「prefix」の使い方・例文
・The prefix "un-" is used to indicate the opposite meaning of a word.(接頭辞「un-」は、単語の反対の意味を表すために使用される)
・The word "prejudice" has the prefix "pre-", which means "before".
(「prejudice」という言葉には、「pre-」という接頭辞がついており、「before」を意味する)
・The prefix "micro-" is used to indicate a very small size or scale.
(接頭辞「micro-」は、非常に小さいサイズやスケールを示すために使用される)
・The word "postgraduate" has the prefix "post-", which means "after".
(「postgraduate」という単語には、「post-」という接頭辞がついており、「after」を意味する)
・The prefix "tele-" is used to indicate a distance or remote location.
(接頭辞「tele-」は、距離や遠隔地を示すために使用される)
・The prefix "anti-" is used to indicate opposition or against something.
(接頭辞「anti-」は、反対や対抗を示すために使用される)
・The word "renewable" has the prefix "re-", which means "again" or "repeatedly".
(「renewable」という単語には、「re-」という接頭辞がついており、「再び」や「繰り返し」という意味を持つ)
プリフィックス【prefix】
読み方:ぷりふぃっくす
プレフィックス【prefix】
プリフィクス Prefix
DCBN
接頭辞
(pre-fix から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/07 01:52 UTC 版)
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接辞 |
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接頭辞(せっとうじ)、プレフィックス(英: prefix)とは、接辞のうち、語基よりも前に付くもの。接頭語(せっとうご)とも言う。対義語は接尾辞または接尾語。
接頭辞の分類
- 言語における接頭辞
- 数を表す接頭辞
- 化学接頭辞
- 化学接頭辞・接尾辞一覧を参照。
日本語の接頭辞
日本語の接頭辞をいくつか挙げる。
- ど〜
- 超〜
- 全〜
- 真〜
- 真っ〜(〜っ〜
接合辞 ())- 真っ〜 + 白 = 真っ白
- お〜
- お〜 + 母さん = お母さん
- ぶっ〜/打ち〜【ぶち〜】
- ぶっ〜 + 叩く = ぶっ叩く
- 新〜
- 旧〜
- 大〜【だい〜】
- 小〜【こ〜】
- 小〜 + 規模 = 小規模
- 軽〜
- 異〜
否定の接頭辞
- 反〜 【はん〜】
- 非〜 【ひ〜】
- 不〜 【ふ〜、ぶ〜】
- 不〜 + 本意 = 不本意
- 未〜 【み〜】
- 無〜 【む〜】
英語の接頭辞
英語の接頭辞をいくつか挙げる。
- un-
- dis-
- in-/im-
-
否定を表し反意語をつくる。
- 例1: un- + fortunately(幸いにも)= unfortunately(不運にも)
- 例2: dis- + connect(接続する)= disconnect(切断する)
- 例3: im- + perfect(完全な)= imperfect(不完全な)
- in-
-
「〜の中へ」を意味する。
- 例: in- + claudere(ラテン語で「閉じる」)= inclaudere → include(中に閉じこめる → 含める)
- re-
-
「繰り返し〜する」「再び〜する」を意味する。
- 例: re- + try(試す)= retry(もう一度する)
- ex-
-
「外へ」を意味する。
- 例: ex- + planare(ラテン語で「明瞭にする」)= explanere → explain(外に対して明瞭にする → 説明する)
- extra-
-
「〜の外」「〜以外」を意味する。
- 例: extra- + ordinary(普通の)= extraordinary(普通以外 → 並外れた)
- con-/com-
-
「共に〜する」を意味する。
- 例: con- + battuere(ラテン語で「叩く」)= combattuere → combat(共に叩き合う → 戦う)
- pre-
- ante-
-
「〜の前に」を意味する。
- 例1: pre- + dicere(ラテン語で「話す」)= predicere → predict(前もって話す → 予測する)
- 例2: ante- + bellum(戦い)= antebellum(戦前、特に南北戦争前のこと)
- post-
-
「後に」を意味する。
- 例: post- + ponere(ラテン語で「置く」)= postponere → postpone((時系列の)後ろに置く → 延期する)
- super-
-
「〜の上」「超〜」を意味する。
- 例: super- + sensitive(敏感な)= supersensitive(過敏な)
- infra-
- sub-
-
「〜の下」「〜未満」を意味する。
- 例1: infra- + structure(構造)= infrastructure(インフラ、基盤)
- 例2: sub- + scribere(ラテン語で「書く」)= subscribere → subscribe((書類の)下に(名前を)書く → 署名する)
- neo-
-
「新しい〜」を意味する。
- 例: neo- + natal(出生の)= neonatal(新生児)
- paleo-
- 「旧い〜」を意味する。
- tele-
-
「遠くの〜」を意味する
- 例: tele- + -gramma(ギリシア語で「書く」「手紙」)= telegramma → telegram(遠くへの手紙 → 電報)
- anti-
-
「〜に反する」「〜と逆」を意味する。
- 例: anti- + páthos(古代ギリシア語で「感情」)= antipathy(嫌悪)
数を表す接頭辞
ここでは、ラテン語由来とギリシャ語由来の1から10までと100、1,000、10,000の数を表す主な接頭辞を挙げる[注釈 1]。以下の接頭辞は英語の単語(一部形が変化)や様々な表現としても使われており、例えば倍数詞(「倍」を参照)や命数法、元素の系統名、暦の上での月名(9月〜12月)などに使用されている。
- 1
- uni〜、sim〜、sing〜、prim〜、unus〜、un〜、a〜(ラテン語系)
- mono〜、haplo〜、hen〜、en〜(ギリシャ語系)
- 2
- bi〜、bis〜、bin〜、duae〜、du〜(ラテン語系)
- di〜、dis〜、dy〜(ギリシャ語系)
- duo〜(ラテン語およびギリシャ語系)
- 3
- ter〜、tern〜、tre〜、tres〜、tria〜(ラテン語系)
- tri〜、tris〜(ラテン語およびギリシャ語系)
- 4
- quadri〜、quadr〜、quart〜、quater〜、quattuor〜(ラテン語系)
- tetra〜(ギリシャ語系)
- 5
- quinque〜、quint〜、quin〜(ラテン語系)
- penta〜、pent〜(ギリシャ語系)
- 6
- sexa〜、sext〜、sex〜、sen〜(ラテン語系)
- hexa〜、hex〜(ギリシャ語系)
- 7
- septa〜、sept〜、septem〜、septen〜(ラテン語系)
- hepta〜、hept〜(ギリシャ語系)
- 8
- octo〜、oct〜、octon〜(ラテン語およびギリシャ語系)
- octa〜、ogdo〜(ギリシャ語系)
- 9
- novem〜、noven〜(ラテン語系)、ennea〜(ギリシャ語系)
- nona〜、non〜(ラテン語およびギリシャ語系)
- 10
- deci〜、dec〜、den〜、decem〜(ラテン語系)
- deca〜、deka〜(ギリシャ語系)
- 100
- centi〜、cent〜、centen〜、centum〜(ラテン語系)
- hecto〜、hecato〜、hecaton〜(ギリシャ語系)
- 1,000
- milli〜、mille〜、millen〜、millia〜(ラテン語系)
- kilo〜、chilia〜、chili〜(ギリシャ語系)
- 10,000
- myria〜(ギリシャ語系)
コンピュータ
コンピュータプログラミングの分野では、ソースコード上の変数や定数、関数(サブルーチン)、データ型などの識別子の命名において、スコープやデータ型の種別などを表すために接頭辞を使う命名規則を採用していることが多い。具体的な用法はプログラミング言語やライブラリ、個々の開発プロジェクトあるいは組織の慣習にも大きく左右されるが、例えばグローバル変数の名前はg_
で始める、メンバー変数(フィールド)の名前はm_
で始める、ポインタ変数の名前はp
で始める、定数(コンパイル時定数)の名前はk
で始める、クラスの名前はC
で始める[1]、インターフェイスの名前はI
で始める[2]、といったものである。命名に一貫性を持たせることによって、ソースコードの読みやすさやメンテナンス性を向上させることができる。なお、接頭辞は名前空間の代わりに使われることもある。クロノス・グループが管理しているAPIのうち、例えばOpenGL、OpenCL、Vulkanの関数はそれぞれgl
、cl
、vk
といった接頭辞を持つ。これらのAPIは移植性や相互運用性を考慮してC言語互換の関数インターフェイスを持つ設計となっており、識別子は名前空間を持つことができない。そのため、公式のAPIによる識別子であることを分かりやすくし、他のプロジェクトと名前の衝突を避けるために接頭辞が使われている。
リテラル
多くのコンピュータ言語では、整数型の数値リテラルを記述するとき、数字の前に0x
や0b
のような接頭辞を付けることによって、16進数や2進数の数値リテラルとすることができる[3][4][5]。例えば16進数の2116は0x21
、2進数の10102は0b1010
、といった具合である。これらのリテラル記法は、特にフラグビットの集合やマスクとして使う定数を定義する際に有用である。16進数のリテラル表記に関してはプログラミング言語だけでなく、SQLのようなデータベース言語でも使用可能となっている。
C/C++では、文字リテラルおよび文字列リテラルにL
接頭辞を付けることで、ワイド文字およびワイド文字列にすることができる。例えばL'a'
はwchar_t
型を持つワイド文字リテラルであり[6][7]、L"abc"
はCの場合wchar_t[4]
型、C++の場合const wchar_t[4]
型を持つワイド文字列リテラルである[8][9]。他にもUTF-16に対応したu
接頭辞などがある。
マークアップ言語のHTMLでは、数値に#
接頭辞を付けることによって、カラーコードを16進数で記述することができる。例えば以下のような#RRGGBB
の形式でRGBカラーを指定する。
<font color="#ff0000">赤色で表示されます。</font><br>
<font color="#008000">緑色で表示されます。</font><br>
<font color="#0000ff">青色で表示されます。</font><br>
脚注
注釈
出典
- ^ MFC Classes | Microsoft Learn
- ^ C# identifier names - rules and conventions - C# | Microsoft Learn
- ^ 2進数リテラル - cpprefjp C++日本語リファレンス
- ^ 整数数値型 - C# リファレンス - C# | Microsoft Learn
- ^ Chapter 3. Lexical Structure §3.10.1. Integer Literals | Java SE 8 Specifications > Java Language Specification | Oracle
- ^ Character constant (C) - cppreference.com
- ^ Character literal (C++) - cppreference.com
- ^ String literals (C) - cppreference.com
- ^ String literal (C++) - cppreference.com
参考文献
この節には参考文献や外部リンクの一覧が含まれていますが、脚注による参照が不十分であるため、情報源が依然不明確です。
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日本語
この節の加筆が望まれています。
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英語
出典は列挙するだけでなく、脚注などを用いてどの記述の情報源であるかを明記してください。
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- 『英語の「語脳」をつくる接頭辞と接尾辞の完全ガイド』 酒井玲子、国際語学社、2009年、ISBN 9784877314620
関連項目
- 接尾辞
- SI接頭語
- 化学接頭辞・接尾辞一覧 - 化学物質の命名に使われる接頭辞と接尾語
- 敬称#他の言語の敬称
外部リンク
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この節の出典は、Wikipedia:信頼できる情報源に合致していないおそれがあります。特にYouTubeの動画は個人の見解のひとつとして引用することはできるものの、信頼できる情報源ではないとの指摘を受けています。
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- 英語の接頭辞(Prefix)一覧(英文サイト)
- 接頭辞と接尾辞 - ゼロから始める英文法[リンク切れ]
- 過去の読みの基準類 - 国立国会図書館
- e-とかdis-とかun-とか接頭辞は語形成の重要な要素だが、それだけではない--かんたんに作れる分、時代を反映している!【井上逸兵・堀田隆一英語学言語学チャンネル 123回】- YouTube
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