Deprecated: The each() function is deprecated. This message will be suppressed on further calls in /home/zhenxiangba/zhenxiangba.com/public_html/phproxy-improved-master/index.php on line 456
phosphorineとは - わかりやすく解説 Weblio辞書
[go: Go Back, main page]

phosphorineとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > phosphorineの意味・解説 

ホスホリン

(phosphorine から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/13 00:07 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動
ホスホリン
識別情報
CAS登録番号 289-68-9
PubChem 123046
ChemSpider 109668
日化辞番号 J1.187.957H
MeSH Phosphinine
特性
化学式 C5H5P
モル質量 96.07 g mol−1
精密質量 96.012886672 g mol-1
関連する物質
関連する-ines アルサベンゼン

ピリジン
シラベンゼン

関連物質 ホスホール
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

ホスホリン (phosphorine、ホスファベンゼン phosphabenzene) は窒素原子の替わりにリン原子を含むピリジン類縁体である。ホスファアルケンに属する平面芳香族化合物であるが、芳香族性はベンゼンの88%程度である。P-C間の結合長は173 pmC-C結合長は場所によって違うがおよそ140 pm。

シラベンゼンなどと異なり空気や湿気に対して安定で、不活性気体を用いなくとも扱える。この安定性はリン (2.1) と炭素 (2.5) の電気陰性度が近いことに起因する。金属錯体配位子としてよく研究されている。

沿革

1966年、Märklによって、対応するピリリウムとリン源(ホスフィン・P(CH2OH)3・P(SiMe3)3など)を用いて2,4,6-トリフェニルホスホリンが合成された[2]

1971年、Arthur J. Ashe IIIによって無置換のホスホリンが合成され[3][4]、多少空気に敏感だが加水分解に強く蒸留可能な液体として得られた。1990年代にはFrançois Matheyが遷移金属触媒反応(例えばパラジウムニッケル触媒を用いたカップリング反応)を用いた置換ホスホリンの合成方法を確立した。

さらに近年では、MatheyとGrundyによってホスホールからワンポット合成する方法も開発された[5]

性質・反応

ピリジン類縁体ではあるが、電子状態はそれとかなり異なっている。ピリジンの孤立電子対分子HOMOにあるため、σ供与性が高い。だがホスホリンの場合、そのHOMO・LUMOはそれぞれπ・π*軌道であるため、孤立電子対のエネルギーが低い。そのためピリジンに比べπ受容性が高くσ供与性が低い。ホスホリンのリン原子は+0.55e、ピリジンの窒素原子は−0.67eの電荷を帯びていることからも、その求核剤との反応性の違いが分かる。窒素電気陰性度が高いため、ピリジンは求核剤と2位で反応する。だが、ホスホリンの場合、求核剤はリン原子を攻撃し、λ4-ホスホリンアニオンを与える。これはさらに求核剤と反応し、λ5-ホスホリンとなる。最近λ4-ホスホリンアニオンが遷移金属にπ供与体として配位することが報告された。

メチルリチウムとの反応でλ4・λ5化合物が生成する

臭素化・アシル化などの求電子置換反応に関しては、通常の芳香族化合物と同じである。

脚注

  1. ^ Phosphate-Binding Proteolipid - Compound Summary”. The PubChem Project. USA: National Center of Biotechnology Information. 2012年3月29日閲覧。
  2. ^ G. Märkl (1966). “2,4,6-Triphenylphosphabenzene”. Angew. Chem. Int. Ed. 5 (9): 846–847. doi:10.1002/anie.196608463. 
  3. ^ Ashe, A. J. (1971). “Phosphabenzene and arsabenzene”. J. Am. Chem. Soc. 93 (13): 3293–3295. doi:10.1021/ja00742a038. 
  4. ^ Greenwood, Norman N.; Earnshaw, Alan (1997). Chemistry of the Elements (英語) (2nd ed.). Butterworth-Heinemann英語版. p. 544. ISBN 978-0-08-037941-8
  5. ^ J. Grundy, F. Mathey (2005). “One-pot conversion of phospholide ions into beta-functional phosphinines”. Angew. Chem. Int. Ed. 44: 1082-1084. doi:10.1002/anie.200462020. PMID 15662672. 

推薦文献

  • A Guide to Organophosphorus Chemistry Louis D. Quin Wiley-Interscience 2000 [ISBN 0-471-31824-8]それら

関連項目

6員複素芳香環化合物




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「phosphorine」の関連用語

phosphorineのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



phosphorineのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのホスホリン (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2026 GRAS Group, Inc.RSS