plate accretion
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2013/02/20 22:00 UTC 版)
「付着成長」の記事における「plate accretion」の解説
plate accretionとは、海洋プレートの移動に伴って、海洋プレートの上に存在していた物が、海洋プレートの移動と共に大陸プレートとの境界付近まで運ばれてきて、プレート境界で海洋プレート沈み込みに巻き込まれたことによって発生する付着成長である。地球のプレートの境界の中には、沈み込み帯として知られる、一方のプレートが他方のプレートの下に沈み込んでいる場所が存在する。その代表的な場所が海溝が存在する場所、つまり大陸プレートの下に海洋プレートが沈み込んでいる場所である。通常海洋プレートは海嶺で形成されて、それが海溝で沈み込むわけだが、この沈み込みが起こる場所まで移動する間に、海底には様々な物が堆積する。そして、海洋プレートが大陸プレートの下に沈み込む時に、海洋プレートの上の堆積物の一部が剥ぎ取られてしまう。なお、この海洋プレートから擦り取られた堆積物が、大陸プレートの側に付着してしまった物を付加体と呼ぶ。また堆積物の他にも、例えば海洋プレートがホットスポットの上を通過したことによってできた火山島や海山、さらには、海洋プレートが沈み込む場所にできる火山弧などといった、火山活動によってプレートの上に作られた火成岩による地形が寄せ集められて、大陸プレートの側に付着してしまう場合もある。火山活動によって海洋プレートの上に作られた火成岩の比重が軽い(密度が小さい)場合、大陸プレートの下に沈み込んでゆくのが難しく、結果として大陸プレートに押し付けられた時に、大陸プレートの側に付着してしまうのである。
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