shield
「shield」の意味
「shield」は、主に二つの意味を持つ単語である。一つ目は、物理的な防御具や装置を指す。例えば、戦士が使う盾や、電磁波を遮断するシールドなどがこれに該当する。二つ目は、比喩的な意味での保護や防御を指す。この場合、人や物事を守るために立ちはだかる役割を果たすものを指す。「shield」の発音・読み方
「shield」の発音は、IPA表記では /ʃiːld/ であり、カタカナ表記では「シールド」となる。日本人が発音する際のカタカナ英語では「シールド」と読む。発音によって意味や品詞が変わる単語ではないため、特別な注意は必要ない。「shield」の定義を英語で解説
A shield is a protective device or barrier, designed to protect a person, object, or area from harm or damage. It can be a physical object, such as a warrior's shield, or a metaphorical concept, such as a legal shield that protects someone from liability.「shield」の類語
「shield」の類語としては、以下のような単語が挙げられる。protect, guard, safeguard, defend, screen などである。これらの単語は、いずれも何らかの形で保護や防御を意味する。「shield」に関連する用語・表現
「shield」に関連する用語や表現としては、以下のようなものがある。shielded cable(シールドケーブル)、radiation shield(放射線シールド)、legal shield(法的保護)、shield law(盾法)、human shield(人間の盾)などである。「shield」の例文
1. The warrior raised his shield to block the enemy's attack.(戦士は敵の攻撃を防ぐために盾を上げた。) 2. The company used a legal shield to avoid liability.(会社は法的保護を利用して責任を回避した。) 3. The shielded cable prevents interference from other electronic devices.(シールドケーブルは他の電子機器からの干渉を防ぐ。) 4. The radiation shield protects the workers from harmful exposure.(放射線シールドは労働者を有害な被曝から守る。) 5. The shield law protects journalists from revealing their sources.(盾法はジャーナリストが情報源を明かさなくても良いように保護する。) 6. The government acted as a shield for the vulnerable population.(政府は弱い立場の人々を守る盾として機能した。) 7. The firewall acts as a shield against cyber attacks.(ファイアウォールはサイバー攻撃に対する盾として機能する。) 8. The trees served as a shield against the strong wind.(木々は強風からの盾として役立った。) 9. The goalkeeper shielded the goal from the opposing team's shots.(ゴールキーパーは相手チームのシュートからゴールを守った。) 10. The organization provided a financial shield for struggling families.(その組織は困窮した家族に経済的な保護を提供した。)シールド【shield】
楯状地
【英】: shield
| 基盤岩類が地表に露出し、安定した平たんで広大な面積を持つ地域。カナダたて状地、ブラジルたて状地、バルトたて状地などがあり、実例の多くは先カンブリア時代の岩石類からなる。 |
遮へい
英語表記:shield
放射線からの外部被ばくを防止するために、放射性物質または放射線を発生する機器(レントゲン機器など)と人体との間に物体(水、コンクリート、鉄、鉛等)を設けること。この物体を遮へい物または遮へい材と言う。
遮へい物は、放射線の種類によってその透過力(通り抜ける力)が異なるので使用される材質が違う。
| アルファ線: | 紙、ビニール |
| ベータ線(β線): | アルミニウムなど薄い金属、または厚めのプラスチック等 |
| ガンマ線(γ線): | 鉄、鉛、コンクリート(放射線エネルギーによって厚さが異なる) |
| 中性子: | 水やパラフィン(ろう)など水素、酸素などの元素を多く含むもの |
放射線の透過力
Shield
S.H.I.E.L.D.
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/11/06 00:44 UTC 版)
| S.H.I.E.L.D. | |
|---|---|
| 出版情報 | |
| 出版社 | マーベル・コミック |
| 初登場 | 『ストレンジ・テイルズ』#135(1965年8月) |
| 製作者 | スタン・リー ジャック・カービー |
| 物語内 | |
| 組織の種類 | 情報機関 執行機関 |
| 本拠地 | ヘリキャリア トリスケリオン |
S.H.I.E.L.D.とは、マーベル・コミックに登場する架空の組織[1]。時代や登場作品によって差異はあるが、スーパーヒーローを管理する国家組織として描かれている。『ストレンジ・テイルズ』第135号(1965年8月)でスタン・リーとジャック・カービーにより創造された。
正式名称
組織名の「S.H.I.E.L.D.」は、初登場時には「Supreme Headquarters, International Espionage, Law-Enforcement Division(最高司令部及び国際情報局法執行部)」のアクロニムであるとされていたが[2]、1991年に「Strategic Hazard Intervention Espionage Logistics Directorate(戦略危機介入諜報配備司令部)」に変更された。
マーベル・シネマティック・ユニバースや、複数のアニメや実写のテレビシリーズでは、「Strategic Homeland Intervention, Enforcement and Logistics Division(戦略国土調停補強配備局)」の略であるとされている[2]。
-
→詳細は「§ MCU版」を参照
コミックでの歴史
S.H.I.E.L.D.はニコラス・ジョセフ・フューリーによって第二次世界大戦後に創設されたが、フューリーはアイデアを捨て、合衆国政府はこんな機関の成立を推進しないだろうと感じて隔離された機関に草案を残したままにした。しかしこの頃の不特定の時点で国際連合をベースにした国際グループがフューリーの与り知らぬ所でアイデアを掘り起こした。彼は事務局長(機関のNo.2)に起用されるまでS.H.I.E.L.D.の存在を知らなかった。
通常はニック・フューリー事務局長によって(ただし彼は彼も正体を知らない12名からなる評議会に指示を仰いでいる。)率いられているこの団体はしばしば外見上軍事的な組織として運営され、当初はアメリカ合衆国の傘下の団体として描かれていた。その後、S.H.I.E.L.D.は国連の管理下にあるという描写がなされ、国連総会の決議によって巨大な技術的リソースを自由に使え、加盟国に任務遂行のために入国する法律制定が存在することになった[3][4]。しかし、S.H.I.E.L.D.は国連ではなくアメリカ合衆国の管理下にあるというおそらく組織の架空の歴史を把握していない筆者による食い違った描写もある。例えば、アストニッシング・X-メン3号ではニック・フューリーはS.H.I.E.L.D.が虐殺事件に対して活動しないことについてアメリカ合衆国の国土で発生した事件ではないからと説明している[5]。
ゴジラがアメリカ合衆国をぶらつき大西洋に消えるまで、S.H.I.E.L.D.は下位組織としてゴジラを捕獲するためのゴジラスカッドを結成した。このユニットはダムダム・デュガンによって率いられ、レッドローニンと呼ばれる巨大ロボやベヒーモスとして知られているヘリキャリアの小型版を使用した。
S.H.I.E.L.D.独自の技術革新の一つ、LMD(Life Model Decoy)は、差し迫った殺害の危機において人々の代替となる極めて生物に近いアンドロイドであり、二つの大きな激変の発端となっている。一つ目はスーパーヴィラン・スコーピオが技術を盗み、ゾディアックと呼ばれるヴィランのチームの二代目を作り出したことである。もう一つはデルタイツといういくつかのLMDが知性を獲得し、主要メンバー達に成り代わって潜入し、フューリーが対峙するはめになったことである。この事件により、オリジナルの組織は解散に追い込まれ、同じ略称の別のタスクフォースに置き換えられた。
ミニシリーズ・シークレットウォーでのラトベリアでの悲惨な非公認の任務によって、フューリーは事実上長官の座を退き、彼の逮捕に国際的な懸賞金がかけられることになった。彼の最初の後継者は彼の親しい仲間からではなく、S.H.I.E.L.D.のヒエラルキーにとって正体不明の新参者マリア・ヒルだった。ヒルと合衆国大統領の間の会話を筆記したもの[6]によると彼女が長官の座についたのはフューリーに忠実な者たちを職から遠ざけ、スーパーヒーローコミュニティへの関わりを最小限にしようとする国連のコンセンサスがあったためである。大統領は合衆国民であるヒルにS.H.I.E.L.D.は国連に公認された組織だが、まずアメリカ合衆国に忠実であることを求めた。
合衆国超人登録法可決とそれに伴うスーパーヒーロー達のシビル・ウォーでは、S.H.I.E.L.D.が諜報員として施行を請負い、登録したスーパーヒーローの味方をした為にS.H.I.E.L.D.とスーパーヒーローコミュニティの間にさらなる政治的・倫理的軋轢を生み出た[7]。
紛争の終結に向け、ヒルは自分が失敗するような意図を伴って長官にさせられていたと結論し、自分は長官代理となりトニー・スタークに後任を頼んだ。スタークは任命を受け入れ、超人シビル・ウォーの締めくくりとして長官となり、イニシアチヴのシリーズを引き受け、アイアンマンアーマーのデザインをモチーフにした金と赤のヘリキャリアの建造や被雇用者の投書箱の構築などに取り組んだ。S.H.I.E.L.D.をスタークインダストリーの子会社として扱うことに関して非難されながらも、組織の合理化とモラルの向上に成功した[8]。S.H.I.E.L.D.は国際的な超人テロの波と戦い、2つの国際的な事件によってスターク長官はもう少しで逮捕される所だったが、その影にマンダリンがいることが明らかにし、病原体エクストリミスを使った大量殺戮を止めた。
自在に姿を変える宇宙民族スクラル人シークレットインベージョンが始まったとき、スクラルのウイルスによりヘリキャリアは無力化され、バミューダトライアングルに取り残された[9]。この時点でスクラルは既にかなり多くのS.H.I.E.L.D.のエージェントと入れ替わっており、高い地位にいたダムダムデュガンも例外ではなかった[10]。侵略が撃退されるとブッシュ大統領はS.H.I.E.L.D.の解体を決定し[11]、50州のイニシアチブとアベンジャーズをノーマン・オズボーンの管理下におかれたサンダーボルツイニシアチブに置き換えた[12]。
オズボーンはS.H.I.E.L.D.をかつてのS.H.I.E.L.D.やHYDRAと同じくサンダーボルツの忠実な構成員で構成されたH.A.M.M.E.R.と呼ばれる新たな組織に改編する機会を得た[13]。サンダーボルツはその過程で公式に解散された。彼はサンダーボルツを自分だけのための闇の軍事作戦部隊に改編した。その一方、H.A.M.M.E.R.は最新にして唯一政府がスポンサーになったアヴェンジャーズ『ダークアヴェンジャーズ』を運営している[14]。
侵略の後、ニック・フューリーはS.H.I.E.L.D.自体が表面上は最初期からテロリスト集団HYDRAのコントロール下にあること突き止めた[11]。
メンバー (原作コミック)
歴代長官
- リック・ストーナー[15]
- ニック・フューリー[16]
- ダム・ダム・デューガン[17]
- G・W・ブリッジ[18]
- シャロン・カーター[19]
- マリア・ヒル[20]
- トニー・スターク[21]
- ノーマン・オズボーン[22]
- スティーヴ・ロジャーズ[23]
MCU版
本項は、“アース616”(正史の宇宙)におけるS.H.I.E.L.D.を主軸として表記する。
概要
第二次世界大戦で秘密結社“ヒドラ”を壊滅させた“戦略科学予備軍SSR”を発展させる形で創設された国際平和維持組織。“S.H.I.E.L.D.”とは、Strategic.Homeland.Intervention.Enforcement.and Logistics.Division.(戦略国土調停補強配備局)の略称である[注釈 1]。組織のロゴは、猛禽類のシルエットが内側に施された輪で、2種類存在する[注釈 2][注釈 3]。世界各地に支部や関連施設を構え、最新鋭装備と情報網を有し[25]、それらを駆使して人類に危険を及ぼしうる地球上の物体・物質・超常現象、そして超人的な能力を持った人物についての捜査・研究と、それらの強大な力を得た者への対処を主任務とする。
所属するエージェントや職員たちは、調査をはじめとする各専門分野で優れた技能を発揮することに加え、調査現場での仮設研究所の設営や大災害が発生した都市の中心部の事後処理などの大規模作業を1日足らずで成し遂げるくらいに、一般の公共機関を大きく上回るほどの組織力まで有している。その一方で彼らは、ミッション内容や現場指揮官の裁量次第で民間人の意に反する行動も躊躇無くとり、有用と認められた人物なら犯罪者でも組織の一員として招き入れてしまうことまであるなど、倫理観を疑う場面も稀に見せる。
創設以降、長年に渡って活動し、現代では長官のニック・フューリーによって、超人的な能力を持った人物たちをリクルート・団結させ、“アベンジャーズ”を結成させることにも成功したが、20世紀の頃から組織の水面下でヒドラが着々と再興をはじめており、同勢力の構成員が職員やエージェントとして多数潜伏。組織は影でヒドラに掌握されてしまっていた。
そして2014年に、世界各地で一斉蜂起したヒドラの攻撃により当組織は事実上壊滅。この際の一件により世間から「S.H.I.E.L.D.はテロ勢力」とレッテルを貼られてしまう。
マーベル・テレビジョン製作のテレビドラマ『エージェント・オブ・シールド』でも、当組織の壊滅が描写されたが、フューリーが片腕であるエージェントのフィル・コールソンに長官職と組織の再編を託したことで、以前より小規模ながらも組織はコールソンを中心に再起動し、人知れず世界各地で平和維持のために戦い続ける様子が描かれる。しかし、同作のシーズン4以降は再び世間に認知されていたり、長官が公の場に出るシーンも描写されている。一方で、同時期以降に製作された映画作品では引き続き壊滅状態のままであり、MCU内での組織の扱いは不明瞭となっている。
『ホワット・イフ...?』版
現在のところ、“アース82111”・“アース51825”・“アース72124”にS.H.I.E.L.D.の存在が描写され、正史の当組織と同様に平和維持に務めるが、ヒドラのような悪の勢力の潜伏は確認されていない。また、各宇宙ごとに所属するメンバーが稀に正史の当組織と異なっている場合もある。
関連施設
- トリスケリオン(Triskelion)
- アメリカ・ワシントンD.C.のセオドア・ルーズベルト島に位置する[注釈 4]、S.H.I.E.L.D.の現代における本部施設[注釈 5]。40階以上の階層を持つ庁舎ビルの内部には、最上階の委員会室や、フューリーの長官室、作戦本部、鑑識課、管理部、資料部、統計分析部など、数多くの部署が点在し、勤務する人物の音声入力で行き先階へ昇降するエレベーターなど、最先端設備も複数設けられている。
-
2014年の“インサイト計画”の際に、施設内はヒドラ構成員の一斉蜂起によって混乱に陥り、墜落したヘリキャリア1機に激突され、崩壊する。
- インサイト・ベイ(Insight Bay)
- トリスケリオンの地下に設けられた、新型ヘリキャリア3機のための格納庫。エレベーターでここへ入れるのは、フューリーや特定の人物のみのようで[注釈 6]、インサイト計画実行時にここからヘリキャリア3機が発進する。
- キャンプ・リーハイ
- アメリカ・ニュージャージー州・ウィートンにある、SSRの元訓練施設を利用した、S.H.I.E.L.D.の旧本部施設。
- 2014年には立入禁止の廃墟と化していたが、スティーブ・ロジャース/キャプテン・アメリカとナターシャ・ロマノフ/ブラック・ウィドウが、インサイト計画のファイルの出所であると知り来訪。ゾラからS.H.I.E.L.D.とヒドラについての因縁を聞いた直後にヒドラが放った短距離ミサイルで壊滅する。
- 後にアベンジャーズの“タイム泥棒”では、1970年の本施設にトニー・スターク/アイアンマンとスティーブがタイムトラベル・潜入する。
- ベースキャンプ
- ニューメキシコ州の“プエンテ・アンティグオ”から西に80キロの地点に落着した“ムジョルニア”が作ったクレーターをS.H.I.E.L.D.が抑えて、研究対象のムジョルニアを中心に、プレハブ事務所や通路とフェンスなどを急造して完成させた仮設研究所。S.H.I.E.L.D.の兵士や捜査官に厳重に警護され、敵襲に備えて銃器庫も置かれた。ソーはここでムジョルニアを取り戻すために突入し、ムジョルニアによって発生した雷雨の中で兵士たちを相手に泥臭い肉弾戦を繰り広げる。
- ジョイント・ダーク・エナジー・ミッション・ファシリティーズ(Joint Dark Energy Mission Facility)
- S.H.I.E.L.D.が“P.E.G.A.S.U.S.計画”のために、テッセラクトの研究活動を行なっていたNASAの研究施設。
- ノース研究所(North Institute)
- かつてオハイオ州に存在していた研究施設。具体的な描写は乏しいものの、ここではスタッフがヒドラの構成員だったことから、“ウィンター・ソルジャー計画”の実験が極秘に継続されていたが、1995年にアレクセイ・ショスタコフによってウィンター・ソルジャー計画のデータを奪取され、施設を焼き尽くされた[注釈 7]。
- サンドボックス(Sandbox)
- S.H.I.E.L.D.の科学技術研究所兼危険物“084”の保管、封印施設。
- ハブ(Hub)
- S.H.I.E.L.D.アカデミー(S.H.I.E.L.D. Academy)
- S.H.I.E.L.D.のエージェントや技術員を育てる養成機関。
- ゲストハウス(Guest House)
- 第二次大戦中に所在不明の孤島に設置された軍用貯蔵庫。現代では“GH325”などの薬品や、“クリー人”の遺体サンプルが保存されていた。
- プロヴィデンス(Providence)
- カナダの森林地帯に隠された寒冷地仕様の秘密基地。世界各地にあるS.H.I.E.L.D.エージェントの緊急避難場所のような施設の一つである。
- プレイグランド(Playground)
- SSRの秘密基地だった施設。コールソンのチームによるS.H.I.E.L.D.再興の拠点となる。
- ライトハウス(Lighthouse)
- SSR時代に放棄した地下施設。核兵器にも耐えうるシェルターで、S.H.I.E.L.D.技術といえど、クインジェットやゼファータイプの飛行機でさえ格納できる広い格納庫がある。地球が破壊されたタイムラインにおいては、“グラヴィトニウム”の作用で宇宙空間にまで浮上し、カサイアスらクリー人によって赤貧を強いられている人類の古いシェルターとなっている。
メンバー
創設メンバー
- チェスター・フィリップス
- 戦時中はアメリカ陸軍大佐にして、“スーパーソルジャー計画”の責任者でもあった元SSR指揮官。故人。
- ハワード・スターク
- 巨大複合産業“スターク・インダストリーズ”の創業者で、SSRに技術提供も行った経歴を持つ天才発明家。トニー・スタークの実父である。
- S.H.I.E.L.D.創設時に組織の幹部となるが、1991年12月16日にヒドラに操られたウィンター・ソルジャー(バッキー・バーンズ)の手で暗殺された。
- ペギー・カーター
- “エージェント・カーター”のコードネームを持つ元SSRの女性士官。S.H.I.E.L.D.創設時に組織の幹部となり、1970年時にはキャンプ・リーハイの長官を務めていた。2014年時点で老人ホームに入居していたが、2016年に息を引き取る。
歴代長官
- ニック・フューリー
- 元CIAエージェント兼元陸軍大佐だった[26]、戦術の天才であるエージェント。S.H.I.E.L.D.壊滅後は、自身の死亡を偽装しアベンジャーズを影から見守るようになる。
- フィル・コールソン
- フューリーが最も信頼する部下のひとりであるエージェント。ロキの手にかかって死亡したが、フューリーの命により自身が関与していたアベンジャーズ蘇生を目的とした“T.A.H.I.T.I.(タヒチ)計画”によって生還を果たす。
- 以降は存在自体がトップシークレットとなっており、優秀なエージェントを少数集めた精鋭チームのリーダーとして密かに活動を続けていた。
- ヒドラ復活後、『エージェント・オブ・シールド』シーズン1のラストにて、フューリーから組織の再編を託され、彼の後継ぎとしてS.H.I.E.L.D.新長官となる。
- 長官就任後は、フューリーが密かに企てていた“シータ・プロトコル”に参加しつつ、クリー人の遺物と超人“インヒューマンズ”に関する事件を陰から捜査していた。シーズン4からは長官職をジェフリー・メイスに託している。
- 『エージェント・オブ・シールド』シーズン5終盤にて、余命が僅かであることが発覚。最終話ではS.H.I.E.L.D.を離れ、タヒチへ向かう。
- 『エージェント・オブ・シールド』シーズン6開始時点で、既に亡くなっている。最終話では、生前のコールソンの記憶を持った“LMD”として復活する。
- アルフォンソ・”マック”・マッケンジー
- シーズン2より登場。メカニックであり、傷を負って不自由になったフィッツのサポートを行った。
- ボビー共々“もう一つのS.H.I.E.L.D.”のメンバーであり、ヒドラによるS.H.I.E.L.D.崩壊時に脱出のため斧を使って以降、戦闘時は斧を用いることが多い。
- ふたつのS.H.I.E.L.D.合流後はコールソンに不快感を示し一時は退職を望んだものの、コールソンの左手を(彼を救うためではあるが)切り落としたため退職を思い止まり、S.H.I.E.L.D.に残った。
- シーズン3では、デイジーとペアを組んで任務に就くようになったほか、コールソンから一時的に長官代理の任を託され、以降はメイと同様にコールソンの片腕的存在となる。
- シーズン5ラストでS.H.I.E.L.D.を離れたコールソンに代わり、S.H.I.E.L.D.長官となった。
メンバー
- ハンク・ピム
- 冷戦期に“アントマン”(初代)として活躍した昆虫学者兼物理学者であり、ホープ・ヴァン・ダイン/ワスプの実父。1989年にハワードたちとの確執により離脱。
- ジャネット・ヴァン・ダイン
- ピムの公私共に良きパートナーであり、“ワスプ”(初代)にして、ホープの実母。1987年において、ピムとの任務で“量子世界”へと縮小してしまい、失踪。
- S.H.I.E.L.D.エージェント(本名不明)
- 演 - アマンダ・リゲッティ
- 日本語吹替 - 東條加那子
- 登場作品 - 『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』
- 約70年後の現代で目を覚ましたスティーブが、最初に目にした女性エージェント。ニューヨークにあるS.H.I.E.L.D.の施設で1940年代のSSRの軍服に身を包み、目覚めたスティーブに声をかけるが、彼がすぐさまこの場所に不信感を覚えて脱走したため、“コード13”を発動する。
- キャメロン・クライン
- インサイト・ヘリキャリアの管制官を務めるS.H.I.E.L.D.の職員。
- ファイン(Fine)
- 演 - ジョー・ルッソ
- 登場作品 - 『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』
- S.H.I.E.L.D.に所属する医師。フューリーの手術を担当していたほか、終盤のフューリーのアジトでも怪我を負ったナターシャの止血を行った。
- 実はフューリーの協力者であり、彼の死の偽装に協力していた。
- ビル・フォスター
- ピム夫妻と“ゴライアス計画”に携わった科学者。ピムとそりが合わなくなり、一方的に解雇され、バークレー大学で教鞭をとる道に進む。
- エライアス・スター
- “量子研究所”に所属していた科学者。S.H.I.E.L.D.解雇後、独自に“量子トンネル”を開発し実験したものの、トンネルの爆発事故で死亡。
- エイヴァ・スター
- エライアスの一人娘。父の実験に巻き込まれて体質が量子フェージング状態に変わり、S.H.I.E.L.D.にステルス秘密工作員として利用され続けていた。S.H.I.E.L.D.崩壊後はビルに引き取られる。
- ジミー・ウー
- 特に言及されていないが、元S.H.I.E.L.D.エージェント[27]。S.H.I.E.L.D.崩壊後はFBIに移籍。
- ケラー(Keller)
- 演 - ベン・メンデルソーン
- 日本語吹替 - 関俊彦
- 登場作品 - 『キャプテン・マーベル』
- 1995年時のS.H.I.E.L.D.ロサンゼルス支局長。フューリーの上官でもあるが、潜伏したタロスに擬態されて入れ替わられたため、本物の彼は劇中未登場である[注釈 8]。ちなみにタロスは物語のラストで、「(ケラーを)殺してはおらず、彼の青い目が気に入ったから、地球に留まるならまた彼に擬態したい」とも語っている。
- フィリス・ジェンキンス(Phyllis Jenkins)
- 演 - イベット・ニコール・ブラウン
- 登場作品 - 『アベンジャーズ/エンドゲーム』
- 1970年時のキャンプ・リーハイに勤務するS.H.I.E.L.D.職員。施設内のエレベーターで、タイムトラベルして来たトニーとスティーブに遭遇し、愛想良く話しかけるも、2人に不審感をおぼえて警備員たちに報告する[注釈 9]。
- アベンジャーズ関係者
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- ナターシャ・ロマノフ / ブラック・ウィドウ
- 凄腕のスパイであるエージェント。アベンジャーズの結成に一役買い、アベンジャーズに加入。
- S.H.I.E.L.D.崩壊後は、アベンジャーズとして活動。
- クリント・バートン / ホークアイ
- 弓の名手であるエージェント。スナイパーとして暗躍する。
- ロキに洗脳されS.H.I.E.L.D.と敵対したのち、ナターシャを通じて洗脳が解けるとアベンジャーズに加入。
- S.H.I.E.L.D.崩壊後は、アベンジャーズとして活動。
- トニー・スターク / アイアンマン
- ハワードの息子である天才発明家。イワン・ヴァンコ/ウィップラッシュ打倒後に組織の“相談役”として登用され、その直後にサディアス・ロス将軍の元へ赴き、エミル・ブロンスキー/アボミネーションの釈放を阻止した。その後はアベンジャーズに加入・活動する。
- スティーブ・ロジャース / キャプテン・アメリカ
- かつてSSRに在籍していた第二次世界大戦時のアメリカの英雄。ペギーの恋人でもある。
- 70年もの眠りから目覚めたのち、S.H.I.E.L.D.に在籍しつつアベンジャーズとして活動。
- 復活したヒドラを滅ぼすべく、ヘリキャリアを破壊することでインサイト計画を阻止した。S.H.I.E.L.D.崩壊後は、再びアベンジャーズとして活動。
- マリア・ヒル
- フューリーの右腕であるS.H.I.E.L.D.副長官。S.H.I.E.L.D.崩壊後は、トニーに雇われ、アベンジャーズのサポーターの中心格となる。
- シャロン・カーター / エージェント13
- ペギーの姪孫。極秘裏にスティーブを警護していた。S.H.I.E.L.D.崩壊後はCIAに移籍し、“対テロ共同対策本部”に所属。
ヒドラ関係者
『エージェント・オブ・シールド』におけるメンバー
- デイジー・”スカイ”・ジョンソン / クェイク
- シーズン1より登場。コールソンが見出した凄腕ハッカー。途中からS.H.I.E.L.D.に加入し、コールソンのチームに正式参加。
- シーズン2から本格的にフィールドエージェントとして活動すると共に、実母のジャーインの手ほどきで特殊能力を持った超人“インヒューマンズ”となり、振動を操る能力を得る。
- S.H.I.E.L.D.におけるアベンジャーズに相当するインヒューマンズのチーム“シークレット・ウォリアーズ”を結成、指揮を執る。
- シーズン3終盤よりS.H.I.E.L.D.を離脱して“クェイク”を名乗り単独で行動している。
- シーズン4中盤より再びS.H.I.E.L.D.に戻る。
- メリンダ・メイ
- シーズン1より登場。「騎兵隊」の異名を持つ戦闘のスペシャリスト。事情により戦闘から身を引いていたが、コールソンがスカウトしチームに参加。
- 飛行機の操縦のほか、潜入から戦闘までオールマイティにこなし、コールソンのチームにおける切り込み隊長的役割を担う。
- 後にコールソンに恋心を抱くようになり、シーズン5のラストでは余生を過ごすためにタヒチへ来たコールソンに付き添う形でS.H.I.E.L.D.を離れた。
- シーズン6では再びS.H.I.E.L.D.に戻っている。シーズン6終盤でコールソンの外見を持つサージに腹部を刺され瀕死状態となる。
- グラント・ウォード
- シーズン1より登場。スカイの教育を担当。危険な任務も粛々とこなす。
- その正体はヒドラのエージェントであり、チーム離脱後は拘束されるも逃走、後にヒドラの長官となる。
- シーズン3中盤でコールソンによって倒され死亡した。
- レオポルド・“レオ”・フィッツ
- シーズン1より登場。工学部門に長けるエージェント。シモンズと並び、フィッツシモンズと呼ばれる。
- 優秀なエンジニアで、特別なギミックを持った数々の武器や兵器のほか、量子場攪乱装置などの特殊な装置、数多の機能を有するコールソンの義手など、様々なアイテムの開発と研究を行う。
- シモンズに想いを寄せている。シーズン5では、シーズン4ラストで2091年にタイムスリップしてしまった他のS.H.I.E.L.D.メンバーを救うために74年間の冷凍睡眠に入る。シーズン5中盤でシモンズと結婚する。しかしシーズン5ラストでタルボットの暴走により崩れた瓦礫の下敷きになり殉職。
- シーズン6からは冷凍睡眠の途中で目覚めた現代のフィッツが登場する。
- シーズン7では、フィッツを演じているイアン・デ・カーステッカーのスケジュールの都合により、ラスト3話にのみ登場する。
- ジェマ・シモンズ
- シーズン1より登場。生命科学部門に長けるエージェント。フィッツと並び、フィッツシモンズと呼ばれる。
- 主にメンバーの治療やウイルスの研究、特効薬の開発などを行う。
- シーズン5中盤でフィッツと結婚する。
- シーズン6では、宇宙で冷凍睡眠中のフィッツを探すことに奮起している。
- アントニー・トリプレット
- キャプテン・アメリカの戦友の一人であるゲイブ・ジョーンズを祖父に持つフィールドエージェント。愛称はトリップ。上官のギャレットと僚友のウォードがヒドラとしての本性を現すと、コールソンのチームに正式に加入。しかしシーズン2で、“テリジェンクリスタル”の力から皆を救うためにクリスタルを破壊して殉職。
- ランス・ハンター
- シーズン2より登場。元は傭兵だが、コールソンの誘いと元妻ボビーの勧めでS.H.I.E.L.D.に加入。
- 喧嘩っ早く逃げ足が早いが戦闘のプロで、ボビーと共に潜入・戦闘任務に加わることが多い。
- シーズン3中盤でS.H.I.E.L.D.を離れる。
- シーズン5で再登場。アメリカ軍に捕われてしまったフィッツを救出するため、彼の弁護士を名乗り施設に侵入する。
- バーバラ・”ボビー”・モース
- シーズン2より登場。ハンターの元妻。マックと共に、エージェント・ゴンザレス率いる“もう一つのS.H.I.E.L.D.”のメンバーだった。
- ふたつのS.H.I.E.L.D.が合流してからはコールソンの下につき、堪能な語学力で潜入捜査を行い、状況によっては戦闘も行う。
- シーズン3中盤でハンターと共にS.H.I.E.L.D.を離脱。
- フェリックス・ブレイク
- シーズン3に再登場した際には、『ウォッチドッグ』を結成し、自分を瀕死にまで追い込んだインヒューマンズを殺害するために、“ATCU”の基地からミサイルを盗み、基地を破壊するなど、過激な行動をとる。
- L・エイヴリー
- ジョン・ギャレット
- リチャード・ラムレイ
- イサベル・"イジー"・ハートレー
- ビクトリア・ハンド
- キャラ・パラマス / エージェント33
- ロバート・ゴンザレス
- ビリー・ケーニグ
- エリック・ケーニグ
- サム・ケーニグ
- グッドマン博士
- ストライテン博士
部署
- S.T.R.I.K.E.
- “Special.Tactical.Reserve for.International.Key.Emergencies.”の略称で、対テロリスト戦などの特別任務を請け負うS.H.I.E.L.D.の精鋭部隊。リーダーはラムロウで、スティーブとナターシャも彼らの活動に複数回参加し、信頼し合っていた。しかし当チームのメンバーの大半もヒドラの構成員であり、スティーブが指名手配されると彼に容赦なく襲いかかった。だがS.H.I.E.L.D.壊滅後にラムロウは意識不明のまま収容され、他のメンバーも死亡・消息不明となったため、当チームも事実上解体となる。
- 量子研究所
- ピムが元部下のエライアスと共に量子トンネルの研究開発を行っていた部署。当時のトンネル研究開発は未完に終わったが、ピムとのトラブルでS.H.I.E.L.D.を解雇されたエライアスは、独自にトンネルの研究開発を続行してしまい、妻と娘を巻き込む悲劇を生んだ。
計画
- アベンジャーズ計画(Avengers Initiative)
- フューリーが提唱した特別チームの編成計画。その概要と目的は、外宇宙からの脅威に立ち向かい、地球の平和を守る1組のチームを編成するために、超人的ヒーロー、若しくはこれに該当する者たちを複数リクルートして、団結させることである。
- フューリーは立ち上げた当初、“プロテクター計画”とネーミングするも、アメリカ空軍時代のキャロル・ダンヴァース/キャプテン・マーベルの写真が目に入ったことで、彼女と共に写るF-15に記された“キャロル・“アベンジャー”・ダンヴァース”というキャロルのコールサインの一部を採り入れ、改名した。
- この計画はフューリーがキャロルと出会い、クリー/スクラル人戦争に関与した1995年に立ち上げられたが、実際に計画が実現するのは17年後の2012年だった。フューリーは“世界安全保障委員会”から計画の中止を命じられるも、ロキに“テッセラクト”を奪われたことから計画は再開され、紆余曲折の末に実を結ぶ。
- アース51825においては、アベンジャーズ候補のヒーローたちがハンク・ピム/イエロージャケットによって次々と殺害されるという事態が発生している。
- P.E.G.A.S.U.S.計画(Project P.E.G.A.S.U.S.)
- テッセラクトを研究して得たデータを元に、強力な破壊兵器を開発する極秘計画。かつてロキが送り込んだ“アスガルド”の人型兵器“デストロイヤー”がプエンテ・アンティグオで猛威を振るった件で、自分たちの力量不足と、外宇宙からの脅威の存在を実感したフューリーが提唱。彼と世界安全保障委員会の言では“第2段階の試作機”まで開発が進んでいたことがうかがえるが、ロキにテッセラクトを奪われ、研究を行なっていた施設も壊滅したことで失敗。この計画の存在はトニーたちからの反感を買うこととなる。
- インサイト計画(Project Insight)
- “ニューヨーク決戦”を経て、フューリーが世界安全保証委員会に防衛の強化を訴えたことで計画され、導入が予定されていた攻撃計画。その概要は、複数の偵察衛星と後述の“データマイニング・アルゴリズム”を用いて検知した「“将来的に世界平和を乱す危険性を持つ人物”を、3機のヘリキャリアで一斉に先制攻撃し排除する」というものだが、その実態は「“ヒドラの脅威になり得る人物”を抹殺する」というものであった。
- スティーブはこの計画に反対し、フューリーも不信感を覚えるが、2014年にこの計画は開始された。しかしスティーブたちによって阻止され、失敗に終わる。
- ゴライアス計画(Project G.O.L.I.A.T.H.)
- “ピム粒子”を応用した人体巨大化計画。ピムがS.H.I.E.L.D.在籍時代に主導し、ビルや複数のスタッフが巨大化実験に携わった結果、6.4メートルの人体巨大化に成功したが、性格に難があるピムはスタッフ全員から嫌われ、ビルとも喧嘩別れしたため、計画は頓挫してしまった。
- タヒチ計画(project T.A.H.I.T.I.)
- クリー人の実験体から抽出したDH325を使い、アベンジャーズが死亡した場合、蘇生しようという計画。コールソンに対し使用された。
- 本人は手術を受けたことに気づかず、タヒチ島で休養したという偽の記憶を植え付けられる。また手術に関しても数名の関係者以外には知られておらず、その中でも記憶処理を受けた者もいる。
- このDH325やそれを抽出していたクリー人の実験体は研究施設ごと爆破されている。
武器・テクノロジー・ビークル
武器・ツール
- デストロイヤーキャノン(Destroyer Canon)[28]
- 登場作品:『アベンジャーズ』、『エージェント・オブ・シールド』
- アスガルドのデストロイヤーの残骸を回収し、そこから得たデータを元に試作した、強力な光弾を放つ大型銃火器。ヘリキャリアの武器庫に保管されていたが、ロキに対処するためコールソンに持ち出された。コールソンは致命傷を負わされながらも、油断したロキへ発砲し吹き飛ばす。
- 『エージェント・オブ・シールド』でも、コールソンやフィッツが使用する。
- 特別作戦用戦闘服 [29]
- 登場作品:『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』、『ホワット・イフ...?』シーズン1第3、9話
- S.T.R.I.K.E.のメンバーが作戦時に着用するユニフォーム。上半身の左袖にS.T.R.I.K.E.のワッペンが付いたジャケットと内側の防弾ベスト、ストライク準軍事用ズボン、大腿部のピストル・ホルスターとナイフ用ホルダー、S.H.I.E.L.D.戦闘用ブーツで構成される[29]。
- テイザー・ロッド(Taser Rod)
- 登場作品:『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』
- S.T.R.I.K.E.のメンバーが装備する電磁警棒。相手に致死に至らない電流を放って、抑圧する。トリスケリオンのエレベーター内での格闘戦で、ラムロウやロリンズがスティーブに対して振るい、スティーブたちを救うためにS.T.R.I.K.E.隊員に変装したマリアも使用する。
- マグネティック・ハンドカフス(Magnetic Handcuffs)
- 登場作品:『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』
- 強力な磁力を発して、はめ込んだ相手を金属性の壁などに固定する特殊手錠で、普段はアタッシュケースの取手として用いられている。トリスケリオンのエレベーター内での格闘戦で、エージェントの一人がスティーブの右腕にはめ込み、ラムロウがエレベーターの内壁に固定したが、スティーブは力尽くで内壁から分離させ、盾で叩き壊す。
- マウスホール(Mouse Hole)[26]
- 登場作品:『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』、『エージェント・オブ・シールド』
- 小型のレーザー切断装置。あらゆる材質の物体を強力なレーザーで焼き切ることが可能で、ウィンター・ソルジャーに運転中の自動車を吹き飛ばされたフューリーが、自動車の天井と地面のコンクリートを焼き切ってその場から離脱するために使用し、マリアもスティーブたちを救った際に、脱出のためこれを使用して輸送車の床を焼き切る。
- 『エージェント・オブ・シールド』でも、コールソンのチームが運用する。
- フォトスタティック・ベール(Photostatic Veil)
- 登場作品:『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』、『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』第6話、『ブラック・ウィドウ』、『シークレット・インベージョン』第5話
- S.H.I.E.L.D.エージェントが他人に変装する際に用いられる薄布状のツールで、別名“ナノ・マスク”。使用者はこれを起動して顔面や両腕などに被せることで、外見と音声を変装する対象の人物と瓜二つのものへ変えることが可能。ナターシャはインサイト計画阻止及びレッドルーム侵入の際に、これを用いて前者ではホーリーに、後者ではメリーナ・ヴォストコフにそれぞれ変装する[注釈 10]。
- フラッグ・スマッシャーズがGRCのニューヨークの会議場を襲撃した際にも、シャロンが出動したニューヨーク市警の目を掻い潜って現地に侵入するために、これを用いて警官に変装する。
- またフューリーも、メイソンから支給された顔だけを覆う「古いバージョン」を使い、同時に提供された偽ID記載のヨハネス・ケルホネンに変装してをフィンランドの空港のパスポートチェックを通過した。
- このほか、キャラ/エージェント33もこれを多用する。
テクノロジー
- データマイニング・アルゴリズム(Data mining Algorithm)
- 登場作品:『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』
- ゾラが開発した、インサイト計画の根幹であるシステム。複数の偵察衛星とリンクして、ネットワークから世界中の人々のDNAから過去の経歴を分析することで、今現在から将来に至るまでにヒドラの脅威となりうる人物をプロファイリングし標的として予見・捕捉するアルゴリズムである。インサイト計画実行時にこのアルゴリズムが起動し、全世界の数多くの人物を標的として捕らえたが、スティーブたちが挿したブレードにより、ヘリキャリア3機が同士討ちをするように標的が変更される。
- 量子トンネル
- ピムがS.H.I.E.L.D.在籍時代に設計し、エライアスたちと試作した大型装置。
ビークル
- クインジェット(Quinjet)
-
S.H.I.E.L.D.が複数保有する特殊航空機。人員の移動や輸送、戦闘任務にまで幅広く運用される。
- 旧型機
- 登場作品:『アベンジャーズ』、『エージェント・オブ・シールド』
- ニューヨーク決戦頃までに配備されていたクインジェット。乗降は後部ハッチで行い、VTOL機能やホバリング機能を有し、後部に位置する2基の強力なジェットエンジンによって高速飛行し、両主翼には角度調節可能なタービンと駆動するウィングレットが設けられ、機首は前方に曲がり込み、機首下部に1基、機体下部の左右に2基ずつランディングギアを搭載する。これらの機能から、劇中では空飛ぶ猛禽類が着地する姿を彷彿させる着陸方法が見られ、これに加えて再帰反射性のステルス・クローキング技術を誇る[30]など、従来の航空機を上回るほどの性能と操作性を発揮する。武装は機首下部から展開されるGAU-17/A[30]のみである。
- フューリーがアベンジャーズ計画を開始すると、ヒーローたちの移動手段として運用されたほか、操られたクリントたちがヘリキャリアに乗り込み、ロキもヘリキャリアへの連行・同艦の脱出時に搭乗した。その後、スティーブたちが搭乗した機体はロキに撃墜されている。
- 『エージェント・オブ・シールド』でも運用されている。
- 新型機
- 登場作品:『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』、『ホワット・イフ...?』シーズン1第9話
- インサイト計画時に配備されたアップグレード機。外観と基本構造は大差ないものの、新開発されたスクラムジェット・エンジンを内蔵し、機首下部からのGAU-17/Aに加え、コクピット両脇のガトリングガンや、両翼にミサイルが3発ずつ搭載されるなど、武装も増強された。
- 逃亡犯と烙印を押されてトリスケリオンから脱出しようとするスティーブに対して1機投入され攻撃するが、盾を用いた生身のスティーブに撃墜された。
- インサイト計画開始直後にはサム・ウィルソン/ファルコンと激しいドッグファイトを展開するものの、サムを撃ち落とすことはできず、また、ヒドラに属していないS.H.I.E.L.D.パイロットたちも本機に搭乗してスティーブに加勢しようとしたが、ウィンター・ソルジャーによって彼らは蹴散らされ、残った1機にウィンター・ソルジャーが乗り込んで操縦し、スティーブたちの抹殺へ向かう。
- アース82111においても、運用されている。
- ヘリキャリア(Helicarrier)
- 登場作品:『アベンジャーズ』、『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』、『エージェント・オブ・シールド』、『ホワット・イフ...?』シーズン1第7・9話
- S.H.I.E.L.D.が誇る秘密基地にして、地上9140mまでの高さまで上昇[31]・飛行可能な要塞空母。ハワードが開発した技術などに基づいて設計されており[31]、4ヶ所の側に取り付けられた巨大なタービンエンジンの働きでフライトし、長期航海にも耐える。武装の使用は確認されていないが、VTOL機能やステルス機能を有し、後部着艦用・前部離陸用双方のフライトデッキには、クインジェットなどをはじめとする航空機各種が待機している。艦体内部には本艦の中枢となるブリッジや、最低でも4ヶ所存在するガンマ線感知器やコンピュータワークステーションなど[32]の最先端設備を備えたラボ、武器庫[注釈 11]、護衛機が駐機し、航空機昇降エレベーターで前方フライトデッキと繋がる格納庫[注釈 12]、機密保管室[注釈 13]、鋼鉄製の頑強なガラスケージ[注釈 14]を備える監禁室、船首部分の居住区[31]などが配置されている。エンジンが2基分停止すると墜落してしまう。
- ロキによってテッセラクトを奪われた際に、その捜索のためフューリーの指示で稼働し、ヒーローたちを集結させるが、クリントの攻撃で第3エンジンが停止、第1エンジンもナビゲーションシステムも使用不能となって墜落寸前に陥った。だが、トニーとスティーブの活躍でエンジンが応急修理され、ナターシャやフューリーたちの応戦でクリントらも退治されたことで危機は回避される。
- アベンジャーズとウルトロン軍団の戦いでは、フューリーとマリアたちヒドラに属していなかった元S.H.I.E.L.D.のメンバーによって運用され[注釈 15]、空高く浮上してしまったソコヴィアの市街地に出現。取り残された市民を救うために、右底部から後述のトランスポーターを発艦させた。途中で多数のセントリーの襲撃を受けるが、アベンジャーズやマリアとフューリーの応戦によって難を逃れる。
- 『エージェント・オブ・シールド』シーズン2第20話とシーズン7第13話にも、ワンシーンのみ登場する。
- アース72124やアース51825でも運用され、前者はソーをはじめとするパーティ・ピープルの宇宙人たちへの対策本部として運用され、後者はロキ率いるアスガルド軍との戦場となった。
- MCUにおいて、ただ一機だけ撃墜されていないのが『アベンジャーズ』、『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』、『エージェント・オブ・シールド』シーズン2第20話とシーズン7最終話に登場した64号機である。
- レムリア・スター(Lemurian Star)
- 登場作品:『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』、『ホワット・イフ...?』シーズン1第9話
- インサイト計画のための偵察衛星を打ち上げるように設計されたS.H.I.E.L.D.の船舶。物語序盤の時点で、シットウェルの指示の下、複数の衛星を打ち上げたが、インド洋近海でジョルジュ・バトロックら25人の海賊によって占拠されてしまった。だがスティーブたちの活躍により、海賊らが撃退されたため、人員の被害報告はないままで済む。
- アース82111においても、正史と同様にジョルジュ・バトロック率いる海賊に占拠されている。
- インサイト・ヘリキャリア(Insight Helicarriers)
- 登場作品:『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』
- S.H.I.E.L.D.がインサイト計画実行のために建造した3機の新型ヘリキャリア。外観と基本構造は旧型艦と大差ないが、トニーが新たに発明した新リパルサー・エンジンで補給なしの準軌道飛行が可能となっており、艦底に数十機以上備わった1分間で1000人を射殺できる長距離機関砲と、デッキに複数搭載されたファランクスが主武装である。艦底中央部には、艦のコントロールを司るサーバー・コンピューターが存在する。
- インサイト計画の実行時に、S.H.I.E.L.D.内のヒドラの構成員たちが乗艦し、インサイト・ベイから発艦。スティーブやサムの妨害を受けながらも、高度900メートルの空域に到達し、衛星とリンクして武装準備を完了させ、アルゴリズムを起動。全世界の多数の人々へ砲口を向け始めるが、スティーブたちが取り付けたブレードの機能により、コントロールを奪われて3機で同士討ちを始め、損壊・墜落した。そしてそのまま1機は真下のトリスケリオン庁舎ビルに激突し、もう2機はポトマック川へ水没して、それぞれ大破する。
- ライフボート(Lifeboats)
- 登場作品:『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』
- フューリーが設計した救助艇。敵襲に備えてジェネラル・ダイナミクス GAU-17/Aで武装している。浮上したソコヴィアの市街地に取り残された市民を救うために複数機が用いられる。
- ゼファーワン(Zephyr One)
- フィッツが設計しコールソンのチームに配備された巨大航空機で、クインジェットを一機後部に着艦できる移動本部兼空中要塞。70年近く放置されていても損傷しない程の耐久性を持つ。内部には司令室や治療室、ラボもあり移動本部にふさわしい施設がある、ジャンプドライブが積まれており、宇宙空間での航行やテレポートが可能。
- シーズン7ではタイムドライブも搭載することでタイムトラベルも可能としていた。
各作品での活動
マーベル・スタジオ作品
- 『アイアンマン』
- 本作ではコールソンや、フューリーが初登場。コールソンはトニーからアフガニスタンでの出来事について訊ねようと接触し、オバディア・ステインの陰謀を知ったペッパー・ポッツを複数の同僚たちと共に保護してオバディア逮捕に動くも、“アイアンモンガー”を運用したオバディアに蹴散らされてしまい、トニーの記者会見ではアイアンマンの素性を隠すためにアリバイ作りを行い、後にフューリー自らトニーの前に現れてアベンジャーズの話を持ちかけるが、全て徒労に終わる。
- 劇中では、コールソンが組織名を“戦略国土調停補強配備局”と正称で呼び、「略称を考案中だ」と述懐していたが、本作の年代以前を描いた作品でも“S.H.I.E.L.D.”の略称は登場している。
『インクレディブル・ハルク』には、この組織に所属するエージェントは未登場だが、オープニング・クレジットではブルース・バナー/ハルクに関するS.H.I.E.L.D.の公文書が一瞬登場しており、フューリーの名も記載されていた。また、ロスがブルース捜索のためにS.H.I.E.L.D.のデータベースとメール検閲を使い、彼がサミュエル・スターンズの職場である“グレイバーン大学”へ向かっていることを突き止める。
- 『アイアンマン2』
- 本作では、トニーのアベンジャーズの適正調査と、彼の体調不良対処のために、フューリーやナターシャ、コールソンたちがトニーに接触・監視し、ハワードのトランクボックス[注釈 16]を託す。
- 『マイティ・ソー』
- 本作では、コールソンやシットウェルの他にも、名のあるエージェントが複数登場し、ムジョルニアやワームホール(“ビフレスト”)の研究調査と、これらに関与するソーの監視を行い、その事前に天文物理学者であるジェーン・フォスターたちの研究機材と観測データを強引に押収する冷徹な行動もとった。しかし、ロキが送り込んだデストロイヤーには一蹴され、その後、押収した研究機材と観測データは全てきちんとジェーンたちへ返却する。
- 『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』
- 本作では北極海の氷の中から発見された“ワルキューレ”の残骸の中で、氷漬けになって眠っていたスティーブをニューヨークの施設へ収容した。その後、目覚めた彼が不信感を覚えたため脱走されるも、フューリーたちがすぐにスティーブを保護する。
- 『アベンジャーズ』
- 本作ではP.E.G.A.S.U.S.計画を極秘に進める中に現れたロキにテッセラクトを奪われたことで、ヘリキャリアを発艦。ロキとテッセラクトの捜索に当たる。
- 『相談役』
- 本作ではコールソンとシットウェルが、ブロンスキーの釈放とアベンジャーズ参入を阻止しようと務め、2人の合議と手配によって、ブロンスキー釈放は取り消しとなる。
- 『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』
- 本作では組織としての劇中描写が増加し、インサイト計画の実行準備を整えてきたが、大戦中に壊滅したと思われていたヒドラが再興・潜伏し、実質的に当組織を支配していたという驚愕の事実が判明。ナターシャとフューリーにより、世界各国に組織の内部機密を流出され、事実上壊滅する。
- 『アントマン』
- 本作の冒頭で1987年にピムがハワードやカーソンとの対立で辞職した出来事が描写される。
- 『アントマン&ワスプ』
- 本作で量子研究所の存在と、エイヴァを秘密工作員に仕立て上げていたことが発覚する。
- 『キャプテン・マーベル』
- 本作では、若き日のフューリーやコールソンたちがロサンゼルスに現れたヴァース(キャロル・ダンヴァース/キャプテン・マーベル)をマークし、タロスたちスクラル人もコールソンやケラーに擬態して潜入活動を行う。
- 『アベンジャーズ/エンドゲーム』
- 本作ではアベンジャーズのタイム泥棒において、2012年のニューヨーク決戦直後のニューヨークと、1970年のキャンプ・リーハイに多数のエージェントたちが登場。
- 前者ではピアースやシットウェルにS.T.R.I.K.E.のメンバーらが決戦の事後処理のために、“スターク・タワー”でアベンジャーズが捕縛したロキと、“セプター”及びテッセラクトの回収にあたるも、シットウェルとS.T.R.I.K.E.はタイムトラベルしてきたスティーブにセプターを持ち去られ、ピアースらはロキとテッセラクトその処遇を巡って当時のトニーやソーと軽く揉めてしまう。
- 後者では、在りし日のペギーやハワード、若き頃のピムがそれぞれの職務に励んでいたほか、トニーとスティーブを不審人物と見做したジェンキンスから報告を受けた守衛たちが2人の身柄確保に動くも、トニーたちと対峙することなく終わる。
- 『ブラック・ウィドウ』
- 本作では1995年の出来事を描写した冒頭の場面にのみアレクセイとメリーナたちを追撃する敵として登場。ノース研究所を焼き払った後に軽飛行機でアメリカから出国しようとするアレクセイたちを捕らえるため、数人のエージェントたちが車両と銃で攻撃するが、返り討ちにあって彼らの離脱を許してしまった。
- 『ホワット・イフ...?』
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- シーズン1
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- 第1話
- 物語のラストにニック・フューリーとクリント・バートン/ホークアイがS.H.I.E.L.Dのメンバーとして登場。ジョイント・ダーク・エナジー・ミッション・ファシリティーズ”で70年前の時代からタイムスリップしてきたペギー・カーター/キャプテン・カーターと邂逅する。
- 第3話
- アース51825におけるS.H.I.E.L.D.が登場。ムジョルニアの研究調査と並行して発生したアベンジャーズ候補者たちの連続不審死と、ロキ率いるアスガルド軍の出現に対処する様子が、フューリーの視点で描写される。
- 第7話
- アース72124におけるS.H.I.E.L.D.が登場。ソーをはじめとする宇宙人たちが地球各地で展開するパーティー騒ぎを、長官代行となったマリア・ヒル指揮の下で、困惑しながらも解決しようと務める。
- 第9話
- アース82111とアース51825双方におけるS.H.I.E.L.D.が登場。
- 前者はペギー/キャプテン・カーターとナターシャ・ロマノフ/ブラック・ウィドウを加えたS.T.R.I.K.E.が、バトロックに占拠されたレムリア・スターの奪還任務にあたる様子が物語序盤とラストで描かれる。
- 後者は物語のラストにおいて、ロキ率いるアスガルド軍に対して、アベンジャーズとの共同戦線で挑む。
『エージェント・オブ・シールド』
当シリーズでは、コールソンが結成した精鋭チームによる超常現象の調査と戦闘を軸に物語が展開する。
- シーズン1
- 復活したコールソンによって精鋭チームを結成されると、さまざまな任務に尽力。その後、組織内部崩壊を機にヒドラとの戦いが勃発し、コールソンがS.H.I.E.L.D.新長官に任命される。
- シーズン2
- デイジー/スカイの出生の秘密と彼女の家族にまつわる謎を軸に、組織崩壊と共に生まれたもう一つのS.H.I.E.L.D.との内乱と統合、デイジーの実母のジャーイン率いるインヒューマンズとの闘争が描写される。
- シーズン3
- 前シーズンラストにおいて世界各地で覚醒したインヒューマンズの対策と、クリー人によって生み出されながらも宇宙に追放された末に地球に帰還し、全人類のインヒューマンズ化を企むハイヴとの戦いに奔走する。
- シーズン4
- 新長官となったメイスの元、ゴーストライダーの出現や、ダークホールドの影響で凶悪な自我に覚醒したアンドロイドA.I.D.A.の暴走に立ち向かう。
- シーズン5
- 前シーズンのラストで主要メンバーが送り込まれた90年後の未来の宇宙に浮かぶライトハウスで、カサイアスらクリー人へのレジスタンス活動を繰り広げ、現代に帰還後はヒドラ残党との抗争とグラヴィトロンと化したタルボットとの激戦が展開される。
- シーズン6
- 帰らぬ人となったコールソン不在の中、新長官に就任したマックの下、コールソンと瓜二つの外見をしたサージの出現の謎と、彼と密接な繋がりを有する宇宙人アイゼルとの戦いに身を投じる。
- シーズン7
- LMDのコールソンを加えた主要メンバーたちは、さまざまな時代をタイムトラベルしながら活動する。
脚注
注釈
- ^ 『エージェント・オブ・シールド』シーズン1の第1話において、「“S.H.I.E.L.D.”は何の略なのですか」と尋ねられたグラント・ウォードがこの略称を返答するが、さらにその意味を尋ねられると「それは誰かがどうしてもイニシャルが“shield”という綴りになるようにしたかったということです」と答えている[24]。
- ^ 1つ目は、胴部にカイトシールドを当てがった猛禽類のシルエットが両翼を広げたもので、S.H.I.E.L.D.の創設期から現代まで使用されている。2つ目は、猛禽類のシルエットが両翼を下ろしたようなイメージのもので、2012年以降からS.H.I.E.L.D.のメインロゴとして登場する。
- ^ 『エージェント・オブ・シールド』シーズン2に登場するロバート・ゴンザレス率いる通称“もう一つのS.H.I.E.L.D.”は、これらとは異なるロゴを使用しており、そのデザインはカイトシールド型の縁の内側に両翼を下ろし、胴部に3つの星を当てがった猛禽類が施されたものだった。
- ^ 座標は、緯度:38N 53' 33.78°、経度:77S 3′ 38.91"、であり、付近にウォーターゲートビルらしき建造物が確認できる。
- ^ 1989年時にはまだ建設途中だった。
- ^ フューリーがスティーブをここへ案内した際には、エレベーターのAIがスティーブを格納庫に入れない対象外人物として扱ったが、フューリーの「長官権限で許可する」の音声入力で許可された。
- ^ 『ブラック・ウィドウ』のオープニング・クレジットのワンカットに本施設の火災映像が映っている。
- ^ 『キャプテン・マーベル』のブルーレイには、未公開シーンであるタロスが本物の彼に擬態した直後と思しき場面が収録されている。
- ^ この時警備員たちにトニーの特徴を「マンゴ・ジェリー風の髭面」と伝えた。
- ^ メリーナ・ヴォストコフもレッドルーム侵入時に、これを用いてナターシャに変装する。
- ^ 入室するには虹彩認証装置に虹彩をスキャンしなければならない。
- ^ トニーのスマートフォン操作で起動する“アイアンマン・アーマー”の格納庫も存在する。
- ^ この部屋のドアも何らかのセキュリティでロックされていたが、スティーブは腕尽くでドアをこじ開けて侵入し、室内でヒドラの武装を発見する。
- ^ 本来はハルクを捕らえておくために造られたものだが、成り行き上でロキを収監した。また、ソーの“ムジョルニア”の打撃でも一発では亀裂すら入らないほどケージの強度は高く、ケージ自体に大きな衝撃を与えると落下装置が自動的に作動する。
- ^ フューリーは「タンスから引っ張り出してきた」と冗談を呟いている。
- ^ 中には、ハワードのメッセージ映像が録画されたフィルム缶の他、ハワードの写真や、“アーク・リアクター”の設計図、研究ノート、スターク・エキスポの歴代ポスター、アントン・ヴァンコ亡命の記事が記された新聞、キャプテン・アメリカのコミックスなどが入っていた。
出典
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関連項目
盾
(shield から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/01/27 00:08 UTC 版)
盾(たて、楯、英: shield)は、刃物による斬撃や刺突、鈍器による打撃、および弓矢・投石・銃器の射撃などから身を守るための防具。かつての日本では、片手で携帯する盾を持盾、地面に設置する大型の盾を置盾と称した[1]。
表彰の際に贈られる記念品については、後述の記念・賞としての楯を参照。
素材
ルネサンス後期には鉄製が現れたが、ほとんどは木製で、革製のものもよく使用された。古い時代には青銅製もあり、重量が大きかった。通常は縁を補強するが、バイキングはこれをせず材質も柔らかい木材を使った。相手の剣を盾で受け、刃が食い込んで動きがとれなくなった一瞬を狙う目的があった。現在は、ジュラルミンやポリカーボネート製の盾がある。
歴史と形状
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この節は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。 (2017年7月)
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先史時代 - 古代
古代ヨーロッパ
古代ギリシアや、それを源流とするヘレニズム文化圏では、ホプロンと呼ばれる丸盾と貫徹槍を装備した重装歩兵の密集陣形が活躍した。盾と槍の隙間無い陣形は、並大抵のことでは突破できず、ペルシア帝国との戦いでは、圧倒的な数の不利を逆転したという。
古代ローマの帝国初期の歩兵は、スクトゥムと呼ばれる四角、もしくは楕円形の大型のものを使用した。これを隙間なく並べ、個人の技量よりも集団の動きを重視し様々な陣形を組んだ。城壁に接近する場合は亀甲のように上面に盾を並べ投擲物から身を守った。散開した際も個々に使用し、ホプロンと比べてやや重い分、防御力が高い。また、帝国末期には、盾の裏に数本の投げ矢(槍)を仕込んで装備する事もあった。
馬に乗るノルマン人は涙滴形を使った。これは円盾の下部が伸び、足を守るものである。ヨーロッパ騎士の持つアイロン形はこの上部が水平に切られた物で、ドイツ型はさらに裏から見て右片方(すなわち武器を持った利き腕の側)の上辺が切り欠かれ、視界を良くした。この切り欠き部は騎馬突撃に際して槍の保持にも使う。ポーランドなどのものは逆に左上辺が長く上に伸び、側頭部を守る。
金属で補強された盾は、縁を武器で連打して大きな音を出し、敵兵や馬を威嚇することに使われた。日本の機動隊などポリカーボネート製の盾(ライオットシールド)を装備する現代の暴動鎮圧部隊でも行われる事がある。
古代中国
前5世紀の遺跡から出土した盾からも、この時点で高度な漆塗り装飾が行なわれていたことがわかる[2]。前4世紀出土のもので、反りがついており、布が貼られたもの(複合素材盾)もある(これらの盾の形状は、複雑かつ分類ができない)。鉄盾に関しては、『韓非子』の記述にある「重盾(じゅうじゅん)」が鉄盾を指すものと考えられており[3]、戦国期には用いられた。
弥生・古代日本と同様、古代中国でも実戦用だけでなく、行事用の盾があり、追儺がそれに当たる。この大陸式の行事用盾の文化は8世紀初め、文武天皇の治世には日本に伝わり(『広辞苑』一部参考)、『公事十二ヶ月絵巻』の絵画中にも、鬼を追う役が右手に五角の持盾、左手に矛を持つ姿が描かれ、祭事としても各地に伝承されている。中国では、こうした呪術的な面での使用は戦国期には見られ、『周礼』に記述される方相氏が、仮面をかぶり、戈と盾をもち、鬼霊を祓う呪術師一族としている。
古代朝鮮
高句麗安岳3号墳(4世紀後半)の出行図(壁画)には、歩兵は盾を持っているが、重騎兵には盾が描かれていない。時代が下ると、伽耶金海出土の5世紀ごろの騎馬人物形土器に、人馬甲を身にまとった上で盾と槍が表現されており[4]、馬盾がみられる。この馬盾と槍のセットが北方から伝わったのかは不明だが、同時期の日本においては、(記・紀資料や壁画を含め)確認されていない。
弥生時代の日本
- 岡山県岡山市の南方(みなみかた)済生会遺跡(弥生時代中期中葉)から出土した木製盾は針葉樹の板材製で、長さは21.7センチ(部分出土で全長は不明)。中央部にサヌカイト製の石鏃が刺さった状態で出土した。
- 滋賀県守山市の下之郷遺跡(弥生時代中期後葉・1世紀前後)から出土した木製盾は長方形である。4枚のスギ板と2本のサカキの補強材を組み合わせて作られ、裏側には植物繊維が巻かれた把手(とって)がついていた。長さは105センチ。装飾などは見らない。当遺跡からは焼けた弓や折られた銅剣なども出土している。
- 一支国の国都に比定されている原の辻遺跡(長崎県壱岐島)からは赤色に塗られた木製盾が出土しており、また、鳥取県鳥取市青谷上寺地遺跡(弥生時代後期)からは緑色に塗られた盾[注釈 1]が出土している。
- 奈良県田原本町の清水風遺跡(弥生時代中・後期)出土の土器絵画からは、左手に盾、右手に戈を持った羽飾りの戦士が線刻されており、戈と盾が併用されていたことを示す資料となっている。これが祭祀の様子を線刻したものなのか、別の場面を表したものかは不明[5]。
古代日本
日本の盾の初見は「神代紀」の国譲之条の「百八十縫之白盾」である。これは神宝の盾だといわれる[6]。
魏志倭人伝の記述として、倭人が木製楯を用いていたことが記述されている(漢字で楯と表記した場合、木製をさす)。
兵用矛楯 — 『三國志』魏書東夷傳倭人条
奈良県の3世紀から4世紀にかけての遺跡[注釈 2]からは多くの木製盾と木製埴輪(矢傷などがない)が出土している[7]。盾には装飾として、板材に多数穿孔され糸綴じが行われている例があるが、盾に対する糸綴じは強度を高めるためという指摘もある[8]。
5世紀ごろになると、鉄製盾[注釈 3]が登場し、以降、革製、石製盾(実用武具ではなく、石製埴輪であり、福岡県に見られる[注釈 4])なども用いられるようになり、5世紀末から6世紀にかけて、盾持人埴輪が盛んに古墳の周囲に置かれるようになる。古墳を悪霊・邪気の類から守るための呪具として制作されたとみられている。大阪府八尾市美園遺跡の方墳から出土した家形埴輪の2階の壁には盾を表す線刻があり、悪霊の建物への侵入を防ぐ役割を担っていたと解釈されている[9]。建物の四方に盾を立てたと推測されている[注釈 5]。また『日本書紀』の巻二十二において推古天皇11年(603年)の冠位十二階制定前に大楯が作られ、巻第三十において、持統天皇4年(690年)春正月に持統天皇の即位に際して物部麻呂朝臣が大盾を樹てた。『続日本紀』においては文武天皇2年(698年)11月に行われた大嘗に榎井倭麻呂が大盾を立てる儀礼を行い、以降、大嘗に当たり、物部・石上・榎井氏によって、大嘗宮の門に盾を立てることが慣行となったとある。古代日本において盾は実用具以外の面も持ち合わせており、権力者の墓や建物、宮門を悪霊の類から守る信仰は一例とみられる。中には、石室内に盾が描かれている例もある[注釈 6]。権力者の間で仏教が普及すると、こうした盾の信仰も忘れ去られたものとみられる。奈良県四条古墳出土の5世紀の木製盾やそれと形状が類似する盾形埴輪(奈良県から静岡県にかけて見られる上部がY字状でくびれが多い盾)などから5世紀当時の盾の長さは130センチ前後であり、盾持人埴輪の表現にある様に顔は丸出しだったとみられる(四条古墳出土の木製品については、祭祀盾[注釈 7]とする見解が一般的であるが、研究者によっては疑っており、杖とする見解もある。また、5世紀の近畿圏では小型な手持ち盾の例もある)。奈良県の5世紀の遺跡から出土した鉄製盾の長さも130センチ程である。
この他、「隼人の盾」があり、朝廷が隼人を制圧した後、内国に移配した結果、平城宮跡からも出土している。この隼人盾の長さは150センチである。これは、『延喜式』の「長さ五尺、広さ一尺八寸、厚さ一寸、頭には馬髪を編みつけ、赤白の土墨でもって鈎(こう)形を画く[注釈 8]」とある記述と合致し、外国からの客を迎える際の規定であった。6世紀の東国の盾持人埴輪を見る限り、西国よりシンプルなデザインとなっている。
西国・東国・隼人の武人に共通して多く見られる盾の模様は、三角形を単位紋とする鋸歯(きょし)紋、いわゆるギザギザ模様である。一説には悪霊に対する威嚇という呪術的な意味合いのものとされる。古墳時代の盾には漆を塗っている例もある。
『万葉集』の一巻と二十巻に盾に関する歌がある。一巻に記された歌は、弓を射る音が鳴ると、武官は楯を立てるという内容で、音に敏感に反応する武人の様子が描かれている。
8世紀の段階では、歩兵は長柄の矛を両手で使用するようになり、騎兵も史料上から片手で使用・携帯する盾の使用はあまり見られなくなる[10]。
中世
中世ヨーロッパ
中世ヨーロッパでは騎士道の象徴であり、盾の形状や紋章は厳格に規定・区分され、紋章を見れば騎士の出自を含めて誰かが分かる程だった。この盾の紋章から、西欧の紋章ひいては近現代の世界各国の国旗・国章が発展した。騎士には必ず盾持ちの従者が伴っていた。中世終期には、鎧がチェーンメイルから全身を覆う頑丈なプレートアーマーに移行し、必ずしも全身を遮蔽する必要がなくなったため盾は小さくなった。そのため上記のような儀礼的・象徴的な意味が強まったとはいえ、実戦においても盾の必要性はさほど変わらなかった(鎧はハンマーやメイス等の重い打撃武器には比較的弱い。また攻城戦でよく用いられる投石、汚物、熱した油、火炎放射、弓矢といった飛び道具を防ぎ、近接戦闘でも剣や槍などの攻撃を受け流しつつ反撃するのに盾は有効だった)。
中世日本
日本では追儺式時の方相氏が盾と矛を持つなどの儀式用以外は平安時代から室町時代初期にかけて置盾を小型にしたような並べた厚板に鍋の取手の様な柄をつけた「持盾」があったが、主要武器の日本刀や薙刀、槍など両手使いに発達すると、鎧が発達し、手にもつタイプの盾(持盾)の使用率が減少した。ただし、完全に廃れたわけではなく、南北朝時代に発生した攻城戦では攻城側が持盾を掲げて城内への突入を試みる例が頻出する[11][注釈 9][注釈 10]。
騎射戦・野戦において、肩部・側面を防護する大袖を腰をひねることで正面に向け、一種の盾として利用する手法がとられていた[12]が、この大袖による防御手段は太刀や薙刀による白兵戦にも使用された。
一方で、地面に固定する型の「置盾」(掻盾、垣盾などといわれる、普通は厚板二枚を縦に並べて接ぎ、表に紋を描き、裏に支柱をつけて地面に立てるようにしてある)が使われた。戦国時代になると矢だけでなく鉄砲の銃弾からの防禦も重視されるようになり、利便性と防禦性の高さから竹束が用いられるようになった。これには大型の物と小型の物が存在し、小型の物は手に持っての銃弾防禦が可能であった。使用の際は弾丸の入射角に対し斜め鋭角に設置する(避弾経始)。また、濡らした厚地の布(場合によっては広げた甲冑など鋼板製のものも共に)を建物の門や戸口などに設置し、カーテンの原理(布地の柔軟性と避弾経始を組み合わせ、飛来物の軌道と威力を逸らす作用)により弾丸を逸らす事実上の置き盾も少数例ながらあった。同様に矢玉避けに背負う母衣も盾と見ることが出来る。また、一部で鉄盾も使われていた[要出典]。また陣を囲むよう多重に巡らし遮蔽させた幔幕も同様の役割を果たした。手盾については後述(東洋の盾→笠)を参照。
-
火縄銃の一斉射撃を行う足軽部隊。身を守るために、掻盾を用いている。
戦国期に多く考案された盾として、「車盾」(下部に車輪を有した攻城用盾)があり、「掻盾牛(かいだてうし)」や「転盾(まくりたて)」、「木慢」[13]、「車竹束」、「車井楼( - せいろう)」(『軍法極秘伝書』内に記載される)などといったものがある。この他、近世の書『海国兵談』には、木慢と外観が似た吊り下げるタイプの盾の「槹木」があるが、これは城壁内に立て、城壁の上から来る投射物を防ぐための城壁を補助する盾で、車盾ではない。
近世江戸期の『和漢三才図会』には、「歩盾(てだて)」として、画と共に記述が見られ、甲冑武者が左手に長方形の盾を持つ姿が描かれている(右には短槍)。画の形式は、掻盾と同じ(この他、様々な盾を記述したものとして、『訓閲集』が見られる)。また、『三才図会』では、盾の説明として、画に車盾が描かれている。歩盾を「てだて」と読むのは、10世紀中ごろの『和名類聚抄』巻十三に見られ、中国の『釋名』を引用した上で、和名を「天太天(てだて)」と記している。
現代
現代においては火器の攻撃力増加により、手盾が正規の戦争で使用されることはほとんど無くなったが、暴動鎮圧用としては世界中の警察や軍隊で装備されている。この種の盾(ライオットシールド)は、本格的な防弾性能はほぼ無いものの、軽量で頑丈なジュラルミン製や透明で視界に優れたポリカーボネート製のものが多く採用されている。また、セラミックや金属などで作られ小銃弾程度なら防御可能な盾や、強靭なケブラー繊維で作られたカーペットのような盾(刃物を振るわれても切れず鈍器も受け流せるが、防弾性能では劣る)も存在しており、警察の銃器対策や軍隊の市街戦などで使用されている。ただし、防御力を重視した盾は重量が大きく扱いづらいという欠点がある。
車両や陣地に備え付けられる銃器には「防盾」と呼ばれる鋼鉄製の盾が付属することがある。地面に置く盾としては、より安価で効果的な土嚢などが使用される。
一方、現代の神社でも「神宝盾」や「儀盾」を用いる事があるが、これは「持盾」と「据盾」の二種である。いずれも木製、黒漆、上部を三山形に切り込み、表面に巴紋または神紋を附けることになっている[14]。
盾の分類
- 盾の大きさの分類
-
- 小盾・小楯(30cm以内)
- 手楯・手盾・楯・盾(30〜60cm)
- 大盾・大楯(0.6m〜1m)
- 壁盾(1m以上)
種類
- 戦闘用と儀式用がある。
- 戦闘用の盾はパヴィースのように矢の防御に最適化した物もある。
- 戦闘時に手で持つ盾と、地面に固定する大型の盾がある。後者の代表的例は、弓兵が矢をつがえる間身を守るための盾(パヴィースなど)がある。日本で盾というとこのタイプを指す。
- 鎧に盾の一部が付いている物がある。大鎧は各所に板状の部品を取り付けることで防御力を高めている。
- 内側に短刀を仕込める盾もある。
- 高い攻撃力を持たせるために刃や突起物などを有する物や、ランタンや他の道具を取り付け複合化した物などがある。
主な盾
西洋
- スクトゥム(scutum)
- 古代ローマ時代、ローマの軍団兵に用いられた大型の盾。ローマ軍の歩兵戦術で重要な要素を担った。本来は集団戦用であるが、一部の剣闘士は試合で使用している。
- 「スクトゥム(scutum)」とはラテン語で「盾」を意味する。
- バックラー(Buckler)
- 相手に突きつけるように構える小型の盾。中型の盾とは異なった技術を要する。13世紀に書かれた西洋剣術の最も古いテキスト『ワルプルギスの剣術書』はバックラーとブロードソードの扱いを述べている。
- レイピアの時代に入っても好まれた息の長い防具である。中心に長いスパイクをつけたスコットランドの物はタージュと呼ばれる。レイピアが使われた時代の物は太い針金をリング状にした物をつけたバックラーが見られる。これはソードブレイカーで、リング状部分で相手の剣を絡め折り取る。
- カイト・シールド (Kite shield)
- 11世紀から13世紀にかけてヨーロッパ・中東で広く用いられた盾。騎乗兵士用に製作された盾と考えられており、上下に長い形をしている。ノルマン・コンクエストを描いた絵巻物バイユーのタペストリーに多数のカイト・シールドが描かれていることから、ノルマン人の盾として有名である。
- ランタン・シールド(Lantern shield)
- これは盾と篭手、腕鎧が一つになり、ダガー、戦闘には不要なはずのランタンまでもなぜかついていた(当該項の説明にあるように、夜間接近戦の際に光で相手の目を眩ますためだったとされている)。
- 原形はおそらくプレートアーマーの肘を大きく強化し盾の代用としたグリニッジ甲冑。甲冑が発達すると盾はトーナメントの際の紋章(看板がわり)と馬上鎗試合用のスポーツプロテクターとなった。左の胸に固定され、中には演出のために槍が当たるとバネで盾が飛散する仕掛けのものもあった。
- デュエリング・シールド(Dueling shield)
- ソードシールドやスパイクシールドとも呼ばれる大形の盾。棒術に使う棒に盾が付いたようなデザインで、両端はフックやスパイクになっている。扱うのに広い場所を要し、複数対複数の戦争には向かないため、決闘裁判に使われた。
アジア
- ティンベー
- 海亀の甲羅で出来た盾。ローチンと呼ばれる短い鉾と合わせて使われる[15]。
- 団牌(だんぱい)
- 円形の盾全般。別名、蛮牌。右手に刀を持って使われる。また、模様は太極図や八卦、虎の顔や鬼の顔なども描かれている。
- 籐牌(とうはい)
- 団牌の一種で籐などのかずらで籠のように編んだもの。籐とはラタンのことである。軽くて丈夫であったが突きや矢には弱い。
- 大袖(おおそで)
- 厳密には鎧を構成する備品であり、両肩に吊り下げられた。側面の保護する役目があったが、しばしば正面に向けることで弓矢に対する盾として用いられた。白兵戦にも対応した。
- 陣笠(じんがさ)
- 元来は簡易兜として作られた革・鍛鉄製笠を紐を持って円形手盾として使用する。戦国時代以降鎧を着込む「甲冑術」には陣笠を積極的に利用する陣笠術も含まれる。
- 持盾(もちたて)/手盾(てたて)/一枚盾(いちまいたて)
- 置盾を小型化した長方形の盾。武士や足軽が敵の城に攻め入る際に、投石や飛来する矢を防ぐために片手に持って使用された。
- 木慢
- 竹束 (たけたば)
- 竹で作った盾、攻城兵器に近い。
中南米
板状方形の木盾にキルティングを施したなめした毛皮で被い長く垂らし、頭部や胸部は木盾で、その布地部分でカーテンの原理で下方から攻める敵刃を逸らして防いだ。マークアウィトルと呼ばれる剣やテポストーピーリーと呼ばれる槍と一対で装備されることが多い。
神話・伝説の盾
- アイギス
- ギリシア神話、アテーナーの盾。現代英語でイージス。
- アキレウスの盾
- ギリシア神話、トロイア戦争でヘーパイストスがアキレウスに与えた盾。
- アンキーレ
- ローマ神話においてローマを救うために天から降ってきたといわれる盾。
- スヴェル
- 北欧神話で名前と短い神話のみが伝わっている楯。
- 白楯
- 『日本書紀』の一書に、「天神 大己貴神(大国主)に勅して180縫の白楯を造らしめた」という記事がある。また、赤盾・黒盾の他、「天石盾」などの名称があるが、材質不明[16]。
盾の文化
攻撃を象徴する刀剣に対し、盾は防御の象徴として用いられる。マケドニアに代表されるファランクスは長い槍と盾を重ね合わせて隊列を作る密集部隊であった。兵士は自分だけでなく横に並んだ戦友の右半身を盾で守ることにより、部隊全体として完全に死角をなくす必要があった。したがって個人を守る鎧兜をなくす事より、仲間を守る盾をなくす事の方がはるかに不名誉な事とされた。また、「盾に担がれて凱旋する」は名誉の戦死を遂げた者が盾に乗せられ仲間に担がれたことを意味する。
現代の盾
- 防弾盾
- 警察や軍隊の特殊部隊で見られる装備で、盾を使用する場合は突入班の前衛がこれを使う。防弾ガラスの覗き窓がついているものも多く、製品によってはライトも装着されている。拳銃などを射撃できるようにピストルポートがついたものもあるが、銃付き盾自体は15世紀には見られる。盾はその材質や形状で防弾性に差異がある。
- ライオットシールド
- ジュラルミンやポリカーボネート製の手盾。主に警察で暴動鎮圧用として使用されているもの。投石による受傷を防ぐことに力点が置かれており、防弾機能はないのが一般的。
- 籐細工の盾
- 東南アジア諸国の暴動鎮圧部隊で使用。デモ参加者を傷つけないためのもの。
盾術
盾を単体で使う伝統武術は少なく、剣術や甲冑術の技術として伝承されている。
現代では暴動鎮圧に適した技術が警察などで訓練されており、「盾操法」と呼ばれている[17]。
盾の利点・欠点
盾の利点、主な使い方
- 敵の弓や投石などの遠距離攻撃を防げる。
- 大型の盾であれば後ろの仲間を守ることが出来るため、攻撃と防御を分担することができる。
- 複数人が大型の盾を並べて構えることで集団を隙間無く防御することができる。
- 硬さや重量を活かし、盾の面や端の部分で殴る・斬りつける[注釈 11]、体当たりに使う、攻撃を逸らす、敵の視界を塞ぐ、動きの始点を抑える等、敵の制圧に用いる。
- 目立つ装備であることは、多くの心理的な効果が見込める。利用する側は守られていることによる士気向上が、一方の利用される側は、警察や軍隊であることをアピールする盾に威圧され、士気低下が見込める。
- 敵味方の識別。盾は大きく目立つため、その形状を見ることで遠方からでも軍勢や所属がはっきりする。同士討ちを防ぐ効果が期待できた。
盾の欠点
- 遠距離攻撃を防げるが、遠距離攻撃の威力と盾の強度次第では有効ではないこともあるる。槍や矢が刺さった盾は重量増加や刺さった物が盾の動きを阻害し、使いにくくなるため適宜放棄される。古代ローマの投槍『ピルム』など、相手の盾の利用を妨害することを目的とした武器が存在する。
- 手持ちの盾は片腕を塞がれるため、重量のある武器や、反動の大きい大型の銃を使えない。ただしこれは、肩盾で対応したり、銃の普及以前の戦闘においては、攻撃力の低下を必ずしも意味しない。
- 密集陣形を維持すると行軍速度が非常に遅くなる。
- 大型盾は必然的に多くの死角が生まれる。素材の進歩した現代では、完全に透明のシールドや、持ち手側からだけ透明に見えるシールドが用いられることもある。
記念・賞としての楯
もともとは、ヨーロッパの領主たちが近隣の領主に贈り物として贈与したもの。
友好の証(私がもし攻撃するようなことがあったら、この盾で防いでください)であるとともに、自領の防御力(私の領地は防御がしっかりしているので攻撃しても撃退されますよ)を暗示していた。時代が下るとともに防衛力を示す意味が薄れてゆき、功績や友情を表す記念品としての形状と『楯(盾)』という名称だけが残り、特別な贈答品として世界中に普及した(表彰盾/楯・優勝盾/楯)。優勝旗は持ち回りなので次回本大会の際に返還しなければならないが、優勝楯はチームに贈呈される。
- イタリアのサッカーリーグセリエAで優勝することを「スクデットを取る」というが、この「スクデット」も盾を意味する。
- 中央競馬の天皇賞では優勝馬の馬主に対して楯が下賜されることから、同競走の略称として「盾」と呼ぶことがある。
- 卓越技能者に授与される卓越技能章のうちの楯(技能者表彰規程(昭和42年労働省告示第38号)第3条第3号の規定による)
- 日本赤十字社銀色有功章の有功章状の楯(章記を兼ねている)
- 日本水難救済会の事業功労有功盾
- 日本水難救済会の名誉総裁盾
- 国民栄誉賞
比喩・記号
- 「人間の盾」とは、施設に人質を配置するなどして空爆などを回避する戦術。人道的に非難される方法だが、反戦活動家などが自発的に参加することがある。またボディーガードなどが文字通り己の体を盾に攻撃を防ぐ様の比喩としても使われる。
- 「矛盾」(むじゅん)とは、辻褄の合わないこと。中国の故事が由来。
- 「砂漠の盾(デザートシールド)」とは、湾岸戦争の作戦名。
- 「醜の御盾」(しこのみたて)とは、戦前の日本で武人が謙った自己表現で、天皇の護り手の意。
- 「盾の半面」とは、物事を判断する上で、一面だけ見る事。
- アメリカ合衆国の警察では、“市民の護り手”の意を込め、盾をかたどった身分証明徽章(バッジ)を使用している機関がある。市警察に多い(保安官は星型)。
- ソ連国家保安委員会の紋章は剣と盾をモチーフとし、のちのロシア連邦保安庁も類似の意匠を採用している。
脚注
注釈
- ^ 鳥取県文化財保護センターの復元では、長さ約120センチ、モミの木製。
- ^ 一例として、奈良県田原本町の保津・宮古遺跡出土の木製楯は3世紀後半のもので、長さ98センチ、幅65センチで、材質はオニグルミ製。直径1ミリ前後の無数の穴があることから糸で通して飾りを施し、置き盾として祭祀に用いられたと考えられている。形状については、湾曲していたものとみられる。ただし、その薄さから革製との指摘もある
- ^ 物部氏が奉納した鉄盾が著名(一族の威力を示す儀礼用盾とも)
- ^ 岩戸山古墳(6世紀前半)、高さ70センチ、中心には靭のような刻みがある
- ^ 『古事記』には、崇神天皇記の記述として、赤の盾と矛を宇陀の墨坂神に、黒の盾と矛を大阪の神に祀って疫病の流行を防いだとある。大和国の東西の入口を防御する意味があったと捉えられている。
- ^ 熊本県三角町小田良古墳(6世紀後半)
- ^ 研究者による呼称は「石見型盾」だが、盾ではないという見解も強まり、現在、「石見型木製品」と呼称される
- ^ 盾の鉤形模様は、敵兵の霊を引っ掛ける意味があったとする説(佐野大和説)もある
- ^ そのほか、投石や弓矢など対飛道具用の危急の際に作る盾として、鞘など棒の先に陣羽織などをぶら下げる「野中の幕」があり(諸流派の巻物に記述がある)、母衣と同様、からめとる原理である。
- ^ 『太平記』巻二に持(手)盾の記述があり、また『法然上人絵伝』には四角の木盾を持った武者が館に攻め入る姿が見られるなど、使用例はある。17世紀の事例になるが『島原陣図屏風』(斎藤秋圃作、秋月郷土館蔵)には、石垣を登る幕府軍に手盾をもった兵の姿が描かれている。
- ^ 例として、パプアニューギニアの部族の盾は防具であると同時に攻撃するための武器でもあった。参考・『埼玉県鶴ヶ島市寄贈 オセアニア民族造形美術品展』 早稲田大学會津八一記念博物館 2011年 p.45.高さは152cmから179cmと大き目である(pp.47 - 48)。
出典
- ^ 平凡社編『新版日本史モノ辞典』30ページ。
- ^ 『漆で描かれた神秘の世界 中国古代漆器展』 東京国立博物館 1998年 p.63
- ^ 陳舜臣 『中国の歴史 (二)』 講談社文庫 (11刷)1997年 p.24
- ^ 尹錫暁著 兼川晋訳 『伽耶国と倭地 韓半島南部の古代国家と倭地進出』 新泉社 新装版2000年(初版1993年) p.89.
- ^ 『田原本町埋蔵文化財調査年報6 1996年度』
- ^ 『神社有職故実』86頁 昭和26年7月15日 神社本庁発行。
- ^ 歴史発掘⑨ 『埴輪の世紀』 1996年
- ^ [pref.kagoshima.jp/ab23/reimeikan/siroyu/documents/6757_20161022153039-1.pdf 隼人の楯に関する基礎的考察 76P]
- ^ 日本の古代5 森浩一編 『前方後円墳の世紀』 1986年 中央公論社 p.320
- ^ 近藤好和『武具の日本史』平凡社新書、24ページ、195ページ。
- ^ 樋口隆晴『図解 武器と甲冑』ワンパブリッシング、55ページ
- ^ 近藤好和『騎兵と歩兵の中世史』吉川弘文館・歴史文化ライブラリー、25頁
- ^ 参考・『歴史人 5 2013』 pp.95 - 97
- ^ 『神社有職故実』86頁中昭和26年7月15日神社本庁発行。
- ^ ティンベー術 (琉球古武術保存振興会)
- ^ 『石上神宮寶物誌』 p.54。
- ^ “法務省:特別機動警備隊”. www.moj.go.jp. 2025年9月29日閲覧。
関連項目
- 籠手
- 矛
- シールド (サイエンス・フィクション)
- エスカッシャン (紋章学)
- たて座
- 防犯装備(いわゆる防犯グッズ)
SHIELD(シールド)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/01 19:22 UTC 版)
「グラディウス リバース」の記事における「SHIELD(シールド)」の解説
自機の前方のみ防御可能なシールドユニットを2個設置。防御能力が通常弾16発分と高い。TYPE-A,C,Dで利用可能。
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固有名詞の分類
| 架空の団体 |
東京特許許可局 廣島連合 S.H.I.E.L.D. 廣島Night''s 地球平和連合TPC |
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