The Conversation
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/26 02:55 UTC 版)
URL | theconversation |
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種類 | 非営利団体 |
言語 | 英語・フランス語・スペイン語・インドネシア語・ポルトガル語 |
タイプ | 分析・社説・研究・ニュース |
設立 | 2010年4月 |
本社所在地 | ヴィクトリア州メルボルン |
本国 | オーストラリア |
事業地域 | 全世界 |
設立者 | アンドリュー・ジャスパン、Jack Rejtman |
従業員数 | 150人以上 |
営利性 | なし |
登録 | 任意 |
開始 | 2011年3月24日 |
現在の状態 | 運営中 |
ライセンス
|
CC Attribution / No derivatives 4.0 |
ISSN | 2201-5639 |
The Conversation(ザ・カンバセーション)は、ニュースや研究レポートを公開するオーストラリアの非営利メディアである。記事は大学に所属する研究者が執筆し、プロのジャーナリストにより編集される[1]。学術的な内容を一般向けに速報・説明する解説ジャーナリズム形式をとっている[2]。
概要
オブザーバーとジ・エイジの編集者を務めたアンドリュー・ジャスパンにより2011年に創設された[3]。2013年にイギリス、2014年にアメリカ合衆国へ進出した[4]。以降も世界各国に支局を設置している[5]。2017年にはポインター研究所の国際ファクトチェックネットワークに参加した[6]。
大学に所属する研究者とジャーナリストが協力することで、時事問題に関して即時かつ洞察に富んだ記事を提供することを可能にしている[7]。研究者にとって、The Conversationは研究成果を誤解されることなく自分自身の言葉で説明できるプラットフォームとなっている[8][9]。
記事の執筆者はプロフィール欄で利益相反を開示する必要があり[3]、独立したシンクタンクに所属する研究者や、イデオロギー的立場をもつ研究者の執筆は認めていない[2]。
運営資金は世界各地の大学、慈善財団、読者の寄付などから得ている[5]。
日本における展開
東京大学や一橋大学などの日本の大学に所属する研究者が寄稿することもある[10][11]。
評価
The Conversationの記事はAP通信、CNN、ガーディアン、サイエンティフィック・アメリカン、ワシントン・ポストなどの英語圏の主流メディアにも再掲載されている[1][2]。クリエイティブ・コモンズ・ライセンスに基づいて無料で利用可能なため、2018年時点で毎月3500万人以上の読者に閲覧されている[12]。
『Public Understanding of Science』誌で、The Conversationはサイエンスコミュニケーションと科学ジャーナリズムを融合していると評されている[13]。
2024年には、地球温暖化を扱うImagine Newsletterが科学技術分野で優秀出版社ニュースレター賞を受賞した[14]。
脚注
- ^ a b “The Conversation”. ミシガン州立大学. 2025年5月26日閲覧。
- ^ a b c Adam Sherwin (2015年3月22日). “The Media Column: The Conversation is capitalising on ‘explanatory journalism’”. インデペンデント
- ^ a b Nik Usher (2011年5月19日). “The Conversation, the startup Australian news site, wants to bring academic expertise to breaking news”. ニーマン・ラボ (ハーバード大学)
- ^ Amy Laskowski (2014年10月22日). “The Conversation Comes to the United States, via BU”. BU Today (ボストン大学)
- ^ a b “10 ways we are different”. The Conversation. 2025年5月26日閲覧。
- ^ “The Conversation FactCheck”. ポインター研究所 (2019年2月27日). 2025年5月26日閲覧。
- ^ 瀧口範子「研究者と編集者がタッグを組んだニュースメディア「The Conversation」」『日経クロステック』2015年10月23日。
- ^ Simon Baker (2011年10月6日). “In the virtual newsroom, scholars tell the rest of the story”. タイムズ・ハイアー・エデュケーション 2025年5月26日閲覧。
- ^ “The Conversation”. オックスフォード大学. 2025年5月26日閲覧。
- ^ “第5回国際広報勉強会でThe Conversationについて学びました”. 東京大学 (2016年12月27日). 2025年5月26日閲覧。
- ^ “Yassin Kareman先生(HIAS講師)が、非営利のグローバルオンラインニュースメディア「The Conversation」にニュース記事を掲載しました。”. 一橋大学 (2025年2月13日). 2025年5月26日閲覧。
- ^ Zardo P; Barnett AG; Suzor N; Cahill T (2018). “Does engagement predict research use? An analysis of The Conversation Annual Survey 2016”. PLoS ONE 13 (2): e0192290. doi:10.1371/journal.pone.0192290.
- ^ Guenther, L.; Joubert, M. (2021). “Novel interfaces in science communication: Comparing journalistic and social media uptake of articles published by The Conversation Africa”. Public Understanding of Science 30 (8): 1041-1057. doi:10.1177/09636625211019312.
- ^ “Shortlist 2024”. Publisher Newsletter Awards. 2025年2月21日閲覧。
関連項目
外部リンク
「The Conversation」の例文・使い方・用例・文例
- The Malay Times に掲載されていた、非常勤の下級アナリストの職に関する広告についてご連絡を差し上げています。
- ‘They are flying kites.' はあいまいな文である.
- 話し中です (《主に英国で用いられる》 The number's engaged.).
- 名詞相当語句 《たとえば The rich are not always happier than the poor. における the rich, the poor など》.
- 総称単数 《たとえば The dog is a faithful animal. の dog》.
- =《口語》 These kind of stamps are rare. この種の[こういう]切手は珍しい.
- 王立オペラ劇場 《the Covent Garden Theatre のこと》.
- 英国学士院 (The Royal Society)の会報.
- 初めて読んだ英文小説は“The Vicar of Wakefield”
- 『Scotish』は、『The Scottish Symphony』や『Scottish authors』、あるいは、『Scottish mountains』のような、より正式な言葉遣いの傾向がある
- STD(神学博士)はラテン語のSanctae Theologiae Doctorに由来する
- 『The boy threw the ball(少年がボールを投げた)』は、能動態を使う
- 『The ball was thrown(ボールは投げられた)』は簡略化された受動態である
- 1992年,「The Animals(どうぶつたち)」という本のために,まどさんの動物の詩のいくつかが皇后美(み)智(ち)子(こ)さまによって英訳された。
- 式典は,3Dコンピューターアニメ映画「I Love スヌーピー The Peanuts Movie」の米国公開の数日前に行われた。
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