薄明
crepuscular
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/02/06 14:08 UTC 版)
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『crepuscular』(クリパスキュラー)は、日本のバンド・KIRINJIの通算15枚目のオリジナル・アルバム。2021年12月8日にユニバーサルミュージックから発売された。
概要
2020年末に約8年間にわたるバンド体制を終了し、堀込高樹のソロ・プロジェクトへと移行してから初となるオリジナル・アルバム。前作『cherish』から約2年ぶりのリリースとなった。
アルバムタイトルの「crepuscular」は「薄明(はくめい)の」「黄昏(たそがれ)の」という意味を持つ。コロナ禍という特殊な状況下で、日常の閉塞感や夢と現実の境目のような感覚を音楽に落とし込んでいる。
堀込はインタビューで、「コロナ禍という今までにない変な時代にアルバムを出すなら、自分が今感じていることを歌にして残しておいたほうがいいと思った」と語っている。
制作背景
- サウンドコンセプト 「ソフトなサイケ感」をキーワードの一つとして挙げており、テーム・インパラ(Tame Impala)などの現代的なサイケデリック・サウンドの質感や、リバーブの響かせ方を意識したと語っている。
- コロナ禍の影響 歌詞の端々に「マスク」や「早々に閉まる店」など、当時の社会情勢が記録されている。堀込は「不謹慎かもしれないが、この時代特有の空気を作品に閉じ込めたかった」としている。
収録曲
- ただの風邪 - 堀込の息子が実際に熱を出した際のエピソードが歌詞のベースとなっている。
- 再会 - 2021年4月に新体制初のシングルとして配信された。
- first call. -ミュージシャン仲間の会話から着想を得た。歌詞には「人は孤独な生き物 でも孤立してたらいけない」という一節がある。
- 薄明 feat. Maika Loubté - エレクトロニック・ミュージック・アーティストのMaika Loubtéが参加。
- 曖昧me.
- 気化猫 - 昔の家猫がふといなくなる不思議な感覚と、物質の「蒸発」を重ね合わせて描いた。
- ブロッコロロマネスコ - 野菜のロマネスコをモチーフにした、サイケデリックなニュアンスの楽曲。
- 爆ぜる心臓 feat. Awich - 映画『鳩の撃退法』主題歌。ラッパーのAwichをフィーチャリング。
- 知らない人 - 身近な家族や親の知らない一面を見た時に感じる不安をテーマにしている。
参加ミュージシャン・スタッフ
ソロ体制への移行に伴い、新たな顔ぶれを含む多彩なプレイヤーが参加している。
- 堀込高樹: Vocals, Guitars, Programming
- 千ヶ崎学: Bass(前体制から継続して参加)
- 宮川純: Keyboards
- 伊吹文裕: Drums
- 橋本現輝: Drums
- 角銅真実: Marimba, Percussion
- 小森雅仁: Mix Engineer(本作で初めてタッグを組んだ)
アートワーク・仕様
- アートディレクション: 大島依提亜
- ジャケットイラスト: 漫画家・イラストレーターの西村ツチカの作品『ちくまさん』のイラストを、本人により加筆修正されたもの。
- リリース形態
- 通常盤 (SHM-CD)
- 初回限定盤 (SHM-CD+DVD)
- DVDには、2021年5月の配信イベント「KIRINJI ONLINE SAIKAI」での弾き語り映像4曲を収録。
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