イー‐エム‐ユー【EMU/emu】
読み方:いーえむゆー
イー‐エム‐ユー【EMU】
イー‐エム‐ユー【EMU】
読み方:いーえむゆー
《European Monetary Union》EU(欧州連合)の経済通貨統合。EMS(欧州通貨制度)を基盤に、EU全加盟国のEMS参加・欧州中央銀行の設立・単一通貨発行の三つの段階に分けて、経済・金融面の統合を図ろうというもの。1992年発足。1998年に欧州中央銀行が設立され、2002年1月1日から欧州単一通貨ユーロの流通がスタートした。
エミュー【emu】
EMU
エミュ
エミュー(一般和名); エミュー
E-MU Systems
(emu から転送)
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| 種類 | 公開会社 |
|---|---|
| 略称 | E-MU |
| 本社所在地 | スコッツバレーカリフォルニア |
| 設立 | 1971年 |
| 業種 | コンピューターソフトウェア コンピューターハードウェア |
| 事業内容 | デジタルシグナルプロセッサ |
| 外部リンク | http://www.emu.com/index.php |
| 種類 | 株式会社 |
|---|---|
| 本社所在地 | 〒167-0041 東京都杉並区善福寺1丁目26-3 |
| 事業内容 | デジタルシグナルプロセッサ |
E-MU Systems(イーミューシステムズ)は、かつて存在したアメリカ合衆国の音響機器メーカー。シンセサイザー、サンプラーなどの電子楽器を製造・販売していた。略称はE-MU(イーミュー)。
1993年にクリエイティブテクノロジーに買収され、Ensoniqと合併した。その後、E-MUは2011年に解散し、クリエイティブテクノロジーの一部署となった。2010年以降は楽器は販売しておらず、現在はスピーカーやヘッドフォンのブランドとなっている。
概要
E-MU Systems(以下E-MU)は、1971年にデイヴ・ロッサムとスコット・ウェッジによりシンセサイザーメーカーとして設立され、モジュラー・シンセサイザーなどを開発・販売した。また、シーケンシャル・サーキット社のProphet-5の開発に協力し、プログラムのコンパイラやポリフォニック・スキャン・キーボードのOEM提供を行った。
このProphet-5のライセンス収入がなくなると、E-MUは16ボイスのアナログ・シンセサイザーであるAudityの発売を断念し、起死回生のために低価格のサンプラーとしてEmulatorを発売。これが大ヒットし、E-MUはサンプラーやサンプルベースのドラムマシン、低コストのデジタルサンプリング音楽ワークステーションのパイオニアとなった。
1993年にクリエイティブテクノロジーに買収され、同社の完全子会社となった。1998年にはクリエイティブテクノロジー[1]によってシンセサイザーとサンプラーのメーカーであるEnsoniqが買収され、E-MUへ吸収合併された。
E-MUは、シリコンバレー郊外のカリフォルニア州スコッツバレーに本拠を置いていた[1]。日本の事務所も存在した[2]。
2003年以降は、PC向けのオーディオインタフェースと、ソフトウェア楽器Emulator Xを発表し、それ以前に販売していたハードウェアサンプラーや音源モジュールの一切を販売終了した。その後は2010年に発表したMIDIキーボードのSHORT BOARD49/LONG BOARD61の発売を最後に、楽器は販売していない。
2011年にE-MUは解散し、クリエイティブテクノロジーの一部署となった。2018年現在、E-MUは同社内にブランドとして存続し、Sound Blaster向けのパッシブスピーカーXM-7や、FOSTEXのOEMによるヘッドフォンなどを発売している。
主要製品
ヒット商品となったEmulatorシリーズ
- 1973年 - E-mu Modular System
- 1980年 - Audity
- 1981年 - Emulator
- 1983年 - Drumulator
- 1984年 - Emulator II
- 1985年 - E-mu SP-12 Drum Sampler
- 1986年 - Emax
- 1987年 - Emulator III
- 1987年 - E-mu SP-1200 Drum Sampler
- 1989年 - Proteus 1 Pop/Rock
- 1990年 - Proteus 2 Orchestral
- 1991年 - Proteus 3 World
- 1993年 - Morpheus
- 1994年 - Emulator IV / e 64
- 1996年 - Orbit 9090 V2
- 1997年 - Planet Phat
- 1998年 - Proteus 2000
- 1998年 - E-mu APS (Audio Production Studio)
- 1999年 - E4 Ultra Samplers
- 2001年 - XL7/MP7 Command Stations
- 2002年 - E-MU performance Keyboards (PK-6,MK-6,XK-6,ensoniq Halo)
- 2003年 - E-MU Vintage keys (VK-6) ,Vintage Pro
- 2004年 - PCI Digital Audio Systems
- 2004年 - Emulator X
- 2005年 - CardBus Digital Audio Systems
- 2006年 - Emulator X2
- 2006年 - E-mu Xboard 25, 49, 61
- 2006年 - E-mu Proteus X2
- 2007年 - デジタル・サウンド・ファクトリー:オリジナルのProteusおよびEmulatorサウンドライブラリのライセンスとリマスター。
- 2008年 - Emulator X3:E-MUの主力ソフトウェアサンプラーの最終版。
- 2008年 - E-mu Proteus VX:USBオーディオ製品にバンドルされていたが、Emulator X3の発売を記念して無償公開された。
- 2009年 - E-mu PIPEline:デジタルワイヤレストランスミッタ/レシーバシステム
- 2010年 - SHORT BOARD49/LONG BOARD61
脚注
- ^ a b About E-MU, Creative.com
- ^ “emu_emulator_apr83_pg71_key.jpg”. blogspot.com (2011年4月28日). 2018年3月5日閲覧。
関連項目
- E-mu Emulator - 代表製品
- クリエイティブテクノロジー - 現在の企業
- シーケンシャル・サーキット
- オーバーハイム
- サンプラー
- 同時発音数
- デジタルシグナルプロセッサ
外部リンク
- E-mu Systems - 公式サイト
- E-mu Mania - ファン有志によるウェブサイト。公式サイトで入手できなくなったマニュアルやアップデータなどがアーカイブされている。
- Digital Sound Factory
- Interview with Scott Wedge NAMM Oral History Library. January 21, 2007.
- Interview with David Rossum NAMM Oral History Library. January 21, 2007.
E.M.U
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/11/23 04:49 UTC 版)
| E.M.U | |
|---|---|
| 出身地 | |
| ジャンル | アニソン |
| 活動期間 | 1995年 - 2000年 |
| 事務所 | 青二プロダクション |
| メンバー | 緑川光 林延年 置鮎龍太郎 石川英郎 阪口大助 |
E.M.U(エム)は、緑川光・神奈延年(当時は「林延年」)・置鮎龍太郎・石川英郎・阪口大助の5人による声優ユニット。
概要
「Entertainment Music Unit」の略で、有栖川ケイ原作による少女漫画「卒業M」の声優で構成するボーカルグループ。キャラクターソングとしてリリースした作品は『卒業M(M)』名義とされる。1995年に結成され、CDリリースの他、ライブ、イベント、ラジオのパーソナリティなどメディアミックス展開し、2000年の作品終了と同時に解散した。
「卒業M」のキャラクター5人がバンドを組むという初期設定があったため、1stライブでは各キャラクターが担当する楽器で演奏している。しかし、ライブでのパフォーマンスは全てアテ振りで、実際に演奏はしていなかった事を後に明かしている。担当楽器は緑川がベース、置鮎・神奈がギター、石川がドラム、阪口がキーボードである。なお、バンド内ではキャラクターと同様に置鮎が名目上リーダーとなっていたが、実際はバンド経験のある神奈がリードしていた。
初期のライブでは5人がアイドルのように振りつきで歌を披露していた。ダンスのレッスン後、メンバー達はファミレスでレッスン中に撮影した自分たちのダンスを見て、互いにアドバイスをしていたという。ちなみに、ダンスはジャニーズの指導も担当した人物による本格的なものだった[1]。しかし、メンバーのレベルに合わせるため、振り付けが徐々に簡単になっていったと後にメンバーによって語られている。[2]
メンバー全員の所属事務所が青二プロダクションということもあってか、メンバー同士の仲は良く、特に最年少の阪口はマスコット(おもちゃ?)としてメンバーに可愛がられた。また、グループ内では緑川が「ボケ大王」と呼ばれるほどボケキャラとして活躍[3]。グループ内の内輪ネタを数多く生み出した張本人でもある事等が、当時のラジオ番組や多数のインタビュー記事からも窺える。
解散後も緑川・神奈(林)は「零・不死鳥」、置鮎・石川は他の仲のいい声優と「Tea-Cups」というユニットを組んだり、個人のイベントにゲストとして招かれたりしているようである。
2008年9月21日の神奈延年単独ライブツアー『NOBUTOSHI CANNA Live 2008 〜イケてる☆のぶキック!!〜』東京公演にて、シークレットゲストとしてメンバー全員が登場した。解散後、5人全員が揃ってファンの前に立ったのはこれが初となった。
作品
CD
- 『僕たちの方程式(こたえ)〜rule〜』
- 『Mountain』
- 『PhantoM』
- 『オレ達の卒業』(『夢の続きを探して』と両A面)
M名義
- 『ハートは高気圧』
- 『夢の続きを探して』(『オレ達の卒業』と両A面)
- 卒業Mキャラクターズスペシャル
- 『ラストダンス』
- 『もっと遠くまで』(新井透吾)
- 『Brilliant Future』(高城紫門)
- 『Hey-Hey Bomb-Bomb』(中本翔)
- 『損して得取れ』(加藤勇祐)
- 『裸足のRainy Day』(志村未希麿)
- 『Girl』
- 『=(イコール)』
- 『Smile a Go Go!』
- 『Equal Live Tour』
- 『E.M.U THE REMIX』
- 『E.M.U THE BEST』
- 『オレ達の卒業』
- 『E.M.U MEMORIAL BOX』
M名義
- 『Love Song Collection』
- 『Song Collection』
映像
- 『First Live』
- 『Equal Live Tour』
- 『Tour Making Special』
- 『Another Side of E.M.U』
- 『オレ達の卒業式』
- 『Thank You』
その他
- E.M.U MEMORIAL COLLECTION PHOTO&ESSAY BOOK
- E.M.U SONG BOOK(楽譜集)
脚注
- ^ Kenta Profil 経歴
- ^ DVD『Thank you』座談会、コロムビアミュージックエンタテインメント
- ^ DVD『Thank you』<映像特典>「アニメックス倶楽部」、コロムビアミュージックエンタテインメント
EMU
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/11/04 21:51 UTC 版)
EMU
- エミュレータ (emulator)
- 船外活動ユニット (Extravehicular Mobility Unit) - 宇宙船の備品である。生命維持装置、宇宙服などからなる。
- 経済通貨同盟 (Economic and Monetary Union) - 地域経済統合の形態のひとつ。
- 上記に関連してヨーロッパにおけるそれを指すことが多い。欧州連合の経済通貨統合を参照。
- Electric Multiple-Unitの略。(特にユニットを組んだ編成の)電車のこと。
- エミュー (emu) - オーストラリアに生息する大型の鳥。
- e.mu - かつて存在した日本のロック・バンド。読みは「エミュー」。
- Emu - 日本の姉妹音楽ユニット(森川真由美、森川真澄美)。1993年から1994年にかけて活動。
- emu - CGS単位系における電磁単位。
- Entertainment Music Unit - 卒業Mの声優で構成されるボーカルユニット「E.M.U」(エム)。
- Emu - アダルトゲームメーカー
- emuAUSTRALIA オーストラリアに工場を持つ、シープスキンブーツのメーカーのemu Australia。日本では 株式会社Y'S SURF が2006年より正規輸入元になっている。
- E-MU(E-mu Systems) - サンプラーなどを製造する米国の電子楽器メーカー。現在はクリエイティブテクノロジーの子会社。
- 現代ウクライナ百科事典(Encyclopedia of Modern Ukraine) - ウクライナの百科事典。
e.mu
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/02 07:28 UTC 版)
| e.mu | |
|---|---|
| 別名 | エミュー |
| 出身地 | |
| ジャンル | ヴィジュアル系ロック |
| 活動期間 | 1997年9月 - 2003年7月18日 |
| レーベル | ユニバーサルミュージック |
| メンバー | MIZUKI(ボーカル) DAISUKE(ギター) YUKKU(ベース) TAKAHIRO(ドラム) |
e.mu(エミュー)は、日本のヴィジュアル系ロックバンド。北海道出身。
概要
1997年9月結成[1]。インディーズ時代からテレビ番組「BreakOut」に参加。
2000年4月にユニバーサルミュージックよりシングル「love around」でメジャー・デビュー。X JAPANのPATAがプロデューサーとして参加。
漫画『快感・フレーズ』14巻ではロックバンド「e.mu」(ミズキ、大介、ユック、タカヒロ)として描かれる[2]。同漫画から派生しデビューしたΛuciferとは反対に、実在のバンド及びバンドメンバーが漫画の登場人物となった。
8枚のシングルと1枚のフルアルバムを発表し2003年7月18日解散。
2022年から、e.muのオリジナルメンバー(YUKKUは会社が忙しく、現在未参加)でe.muの前身のバンド名の「Nervous」で結成。Youtubeチャンネル「函館音楽隊」にて動画を定期的に公開。2023年8月13日に函館某所にてライブを実施することをYoutubeチャンネル「函館音楽隊」にて発表。
メンバー
- MIZUKI(ボーカル)
- 解散後、Needless Lyricsへ加入[3]。
- DAISUKE(ギター)
- 解散後、SIAM SHADEの栄喜を中心に結成されたACIDを経てNeedless Lyricsを結成[3]。
- 2011年にNeedless Lyricsは解散している。
- YUKKU(ベース)
- TAKAHIRO(ドラム)
元メンバー
- Atsuyoshi(ギター)
- インディーズ時代に在籍。脱退後はJeauL(ジェール)を結成。2009年にはToySpeakerでデビュー。
ディスコグラフィー
シングル
- HEART(1998年09月25日/インディーズ)
- Message(1999年01月20日/インディーズ)
- love around(2000年04月19日/UNLIMITED RECORDS/MASH-U RECORDING)オリコン14位、登場回数5回
- Summer Day's Drive(2000年05月31日/UNLIMITED RECORDS)オリコン26位
- Faith(2000年11月29日/UNLIMITED RECORDS)オリコン45位
- Will/Didn't Say(2002年07月03日/ユニバーサルIMS)
- another way(2002年10月30日/ユニバーサルIMS)
- 桜/REAL(2003年03月26日/インディーズ)
アルバム
タイアップ一覧
| 使用年 | 曲名 | タイアップ |
|---|---|---|
| 2000年 | love around | テレビ東京系アニメ『KAIKANフレーズ』エンディングテーマ(第35話 - 第43話) |
| Faith | 日本テレビ系『AX MUSIC-FACTORY』AX POWER PLAY#009テーマソング | |
| 2002年 | another way | TBS系『BLITZ INDEX』オープニングテーマ |
脚注
注釈
出典
外部リンク
エミュー
(emu から転送)
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この記事は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。 (2017年7月)
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| エミュー | |||||||||||||||||||||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
エミュー Dromaius novaehollandiae
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| 保全状況評価[1] | |||||||||||||||||||||||||||
| LEAST CONCERN (IUCN Red List Ver.3.1 (2001)) |
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| 分類 | |||||||||||||||||||||||||||
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| 学名 | |||||||||||||||||||||||||||
| Dromaius novaehollandiae (Latham, 1790)[1][2] |
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| 和名 | |||||||||||||||||||||||||||
| エミュー[3] | |||||||||||||||||||||||||||
| 英名 | |||||||||||||||||||||||||||
| Emu[1][2][3] | |||||||||||||||||||||||||||
エミュー(鴯鶓[4]、英: emu、学名: Dromaius novaehollandiae)は、鳥綱ヒクイドリ目(ダチョウ目とする説もあり)ヒクイドリ科エミュー属に分類される鳥類。飛翔はできず、二足歩行するいわゆる「飛べない鳥」の一種。漢字表記の鴯鶓は英名 emu が中国で音訳されたものである[5]。
オーストラリアの非公式な国鳥で[6]、オーストラリア大陸全域の草原や砂地などの拓けた土地に分布している。周辺海域の島嶼部にも同種ないし近縁種が生息していたが、現生種の1種のみを除いて絶滅したとみられている。
日本を含め、オーストラリア国外にも移入され、観賞・愛玩用や食用として飼育されている。
形態
体高は約1.6 - 2.0メートル程度、体重は40 - 60キログラム程度。鳥類の中ではダチョウに次いで高いが、体重はヒクイドリに及ばない。見た目はダチョウに似るが、ややがっしりした体躯で、頸から頭部に掛けても比較的長い羽毛が生えている。また、趾(あしゆび)は3本であり、先に丈夫な爪を備えている。幼鳥の羽毛には縞模様があるが、成長すると縞が消える。成鳥はオス、メスいずれも同様に全身の羽毛が灰褐色になるが、所々に色が剥げたり濃くなったりしている箇所があり、泥で汚れているかのように見える。エミューの羽はヒクイドリと同じく、2本が1対である特徴を持っている。
翼は体格に比してきわめて小さく、深い羽毛に埋もれているために外からはほとんど視認できない。ダチョウ、ヒクイドリ、レアなどと比べると、最も退化した形であり、長さは約20センチメートル。先端には1本の爪が付いている。
卵はアボカドのような深緑色で、長さは10センチメートル程度、重さは約550 - 600グラム。
分類
以下の亜種の分類・分布は、IOC World Bird List (v10.1)に従う[2]。
- Dromaius novaehollandiae novaehollandiae (Latham, 1790)
- オーストラリア大陸
- †Dromaius novaehollandiae baudinianus Parker, 1984(絶滅亜種)
- カンガルー島
- †Dromaius novaehollandiae diemenensis Le Souef, 1907(絶滅亜種)
- タスマニア島
- †Dromaius novaehollandiae minor Spencer, 1906(絶滅亜種)
- キング島
生態
性格はヒトに対しては温厚であるが、雷・金属音・子供の甲高い声などに反応し走り回ることがある。犬などの動物に対しては警戒心が強く、場合によっては蹴りで相手を攻撃する。蹴りは、前方90度の範囲程度であれば容易に繰り出す。また、繁殖時期になると多少警戒心が強くなる。性別でみると、オスの方が比較的おとなしい。
鳴き声はオスとメスで違い、オスは「ウォー」と低い鳴き声を出し、メスは「ボン……ボボン」とドラムのような鳴き声を出す[7]。メスの鳴き声は繁殖時期が近づく頃がもっとも盛んになる。
食性は雑食性で、主に昆虫、果実、種子、下草などを餌にする。産卵期は日照時間の短くなる11月から4月の期間(オーストラリア大陸がある南半球では、5月から10月あたり)で、3日から5日の間隔で一度に1個ずつ産卵する。産卵数は、期間中に10 - 30個程度であるが、稀に40個以上産卵する個体もある。抱卵は10個程度の産卵後にオスが約2ヶ月間飲まず食わずで行う。孵化後2 - 3ヶ月間はオスが雛を外敵などから守るが、飼育下ではメスも参加することもある。
人間との関係
オーストラリア
2016年時点、オーストラリアにおける生息数は安定しているとされる[1]。亜種D. n. diemenensisは1845年の記録を最後に絶滅した[1]。砂漠化しつつあるような土地でも生息可能で、繁殖力も強く基本的には丈夫な鳥であるが、この食性により、農地を荒らす害鳥として駆除の対象となったため、ダチョウ目の種と同様、頭数が激減している。
- 肉は赤身肉で美味とされる。皮下脂肪は動物油の中でも抜群に優れており、原産国オーストラリアの先住民アボリジニがブッシュ・タッカーとして長く愛用し続けている。
- ダチョウより攻撃性が低いことより、メガソーラーの雑草対策として飼育された事例もある[8]。
- 1932年に西オーストラリア州でエミューを害鳥とし、軍を利用した大掛かりな殺戮作戦が行われたが、失敗した。
日本
丈夫で飼いやすいためか、飼育している動物園等は日本国内にも多い。人に慣れやすく危険性も低いことから、入園者が直接触れられるようにしている飼育施設もある[9]。
その後、北海道網走市の東京農業大学生物産業学部が飼育・研究を開始[10]。大学発ベンチャー企業の東京農大バイオインダストリー社が卵を利用したどら焼き[11]、肉製品、保湿オイルなどを商品化した。東京農業大学北海道オホーツクキャンパスと連携した熊本県菊池エミュー観光牧場株式会社は、生後約8ヶ月のエミューの雛55頭を北海道網走市より陸送し、2020年12月23日より旧迫水小学校において飼育を開始した[12]。2021年10月7日朝、大型の鳥類エミュー約20羽が逃げ出した[13]。
他大学でもエミュー卵の特性の研究[14]や首肉を用いたソフトジャーキーも開発される[14]などの開発研究が進められている。佐賀県基山町では、2015年に設立された農業生産法人がエミューを導入して耕作放棄地に放ち、雑草を食べさせて農地を再生。2018年には、町が食肉として出荷できるよう処理する施設を整備した[15]。2022年現在で佐賀県基山町で約600羽のエミューが飼育されている。そのうち、福岡県筑紫野市に本社を置く日本エコシステム株式会社が500羽を飼育[要出典]。その他に唐津市の湊地区の屋形石や神集島でも飼育が行われている。
日本ではひくいどり科(ヒクイドリ科)が科単位で特定動物に指定されているが、特定動物ではClements Checklist of Birds 6th Edition(2011 revisions)の分類に従い本種を含まないヒクイドリ科が指定されている[16]。危険性・攻撃性に関してもダチョウ、ヒクイドリに比べれば遥かに低いものであり、脱走した場合でも周辺施設・住民への警告は最小限にとどまる場合が多い。京都府立大学には、大学のキャンパス内をエミューが闊歩しているエリアがあるほどである。
2022年5月、岩手サファリパークで飼育していたエミューが高病原性鳥インフルエンザ検査で陽性反応を示したことから、飼育していたダチョウとともに計10羽が殺処分された[17]。同年11月にはアドベンチャーワールドで飼育のエミューが、同所で飼育のアヒルから高病原性鳥インフルエンザ陽性反応が出たため、家畜伝染病予防法により殺処分された[18]。
脚注
出典
- ^ a b c d e BirdLife International. 2018. Dromaius novaehollandiae. The IUCN Red List of Threatened Species 2018: e.T22678117A131902466. https://doi.org/10.2305/IUCN.UK.2018-2.RLTS.T22678117A131902466.en. Downloaded on 06 June 2020.
- ^ a b c d Ratites: Ostriches to Tinamous, F.Gill, D.Donsker & P.Rasmussen (Eds). 2020. IOC World Bird List (v10.1). https://doi.org/10.14344/IOC.ML.10.1. (Downloaded 06 June 2020)
- ^ a b 山階芳麿 「エミュー属」『世界鳥類和名辞典』、大学書林、1986年、2頁。
- ^ 森岡弘之. “エミュー”. 日本大百科全書(ニッポニカ)(コトバンク). 2021年8月9日閲覧。
- ^ 藤堂明保ほか編 「鴯」『漢字源』改訂第五版、学研プラス、2010年。
- ^ “National symbols”. オーストラリア 外務貿易省. 2012年10月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年7月3日閲覧。
- ^ “エミュー|いきもの図鑑|ZOO CAN DREAM PROJECT”. www.zoocan.jp. 2020年4月4日閲覧。
- ^ メガソーラーを救う草食動物たち 雑草モグモグ…発電量維持と経費削減に貢献 産経新聞 2013年10月20日(日)9時6分配信
- ^ 一例として富士花鳥園のエミュー(2018年7月29日閲覧)。
- ^ 増子, 孝義; 相馬, 幸作; 石川, 信雄; 渡部, 俊弘 (2014), 新たな動物資源からの生産物創出の可能性, 日本熱帯農業学会, doi:10.11248/nettai.7.11 2020年4月4日閲覧。
- ^ 東京農大バイオインダストリー(2018年7月29日閲覧)。
- ^ “旧迫水小学校でエミューの飼育がスタートしました!”. 菊池市役所 政策企画部 企画振興課 地域振興係. (2020年12月28日) 2021年10月8日閲覧。
- ^ “大型鳥エミューが20羽脱走 熊本の牧場、5羽未発見”. 日本経済新聞. (2021年10月7日) 2021年10月8日閲覧。
- ^ a b 小出あつみ,山内知子「エミュー卵の調理特性」『名古屋女子大学紀要 家政・自然編 』第55巻、名古屋女子大学、2009年3月、19-30頁。
- ^ 【地域力】基山町(佐賀県)エミュー放ち農地復活『読売新聞』朝刊2018年7月19日(地域面)。
- ^ 分類学的変更に伴う特定動物の改訂について(環境省・2020年6月6日に利用)
- ^ “エミューが鳥インフル陽性 岩手サファリ、殺処分開始”. 産経新聞 (2022年5月12日). 2022年5月12日閲覧。
- ^ “アドベンチャーワールドで鳥インフル、アヒルやエミュー殺処分…ペンギンやフラミンゴは実施せず”. 読売新聞オンライン (2022年11月12日). 2022年11月12日閲覧。
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