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摩擦溶接。両母材の相対回転運動によって摩擦熱を発生させ、加圧接合する方法。溶接火花や粉塵が出ない、多少、油やごみがあっても摩擦中に押し出され溶接強度に問題ない。アクスルケーシング、ステアリングシャフトなどに適用。外観的には溶接時、溶け込んだ肉が外周に出る。抵抗溶接に比べ電気代が安い。異材接合が可能。
ブレーキ式摩擦溶接
摩擦圧接ともいう。この方法は材料を軸方向に接触させ、加圧しながら、一方は固定し、他方を駆動系に取り付け回転させ、接触面の摩擦発熱により溶接し、溶接後、回転運動をブレーキで停止させるものである。接合面自体が発熱面となることから、熱発生の範囲は狭く、熱効率が高く、溶接変形が小さい。この溶接法はパイプや軸の溶接に適しており、自動車ではリヤアクスルハウジングやプロペラシャフト接合に利用されている。
摩擦圧接
母材(主として棒状の材料)同士の接合面を加圧しながら接触、回転させ、接触面の摩擦熱を、狙いの温度に達したとき相対運動を停止し加圧して、圧接する方法である。圧接の方法は、(1)一方を固定し他方を回転(2)両方の母材を反対方向に回転(3)両方の母材を固定し、間にはさんだ圧接材を回転させる、などの方法があるが、現在では(1)の、一方を固定し他方を回転させる方式が多く使われている。この方法の特徴は、圧接部が摩擦熱によって接合力に影響をおよぼす、汚れや酸化皮膜などが除去され、強力な接合力が得られる、などにある。
摩擦圧接
(friction welding から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/04/08 00:35 UTC 版)
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摩擦圧接(まさつあっせつ、英語: friction welding)とは、2個以上の部材の接合部を圧接触させながら一方の部材を回転や摺動する事による摩擦熱で、接合部を一体化する接合方法。通常は容易に行える回転による摩擦を使用する方法が一般的。圧接に適した温度にコントロールする事が必要。接合部の強度が高いことが特徴。
関連項目
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