ここ数十年間、毎年のように浮かび上がってきては袋叩きにあって沈んでいくサマータイム導入論だが、今年もまた浮上してきた。それも東京オリンピックのために。

東京五輪組織委の森会長は27日、安倍首相と会談し、猛暑が予想される2020年の東京オリンピックの暑さ対策の1つとして、夏に限り標準時を1時間から2時間程度進める、サマータイムを導入するよう提案した。

森会長は2020年の東京オリンピックに関して「抜本的な暑さ対策を考えないと」「政府として取り組める一番やりやすい、やってほしいのはサマータイムだ」と述べた。

安倍首相は、「それが1つの解決策かもしれない」と応じたという。

「戦略的失敗は戦術では挽回できない」という常識を発揮していっそのこと10月開催に変更するという抜本的対策が一番いいのではないだろうか。もしくは開催しないとか。

シンガーソングライターの奥華子さんの限定版CDを購入した人だけが抽選で参加できるプレミアムイベントが「メールのシステムトラブル」で当選メールが送信されず、無観客状態になっていたそうだ。

奥さんのプレミアムイベントは15日の東京公演第一部第二部・16日の大阪公演第一部は無事行われたものの第二部の開始時になっても会場に観客は誰も現れず、メールの送信ミスが判明した。

公式サイトによると、大阪第二部は振替公演を行うので改めて応募してほしいとのこと。
http://okuhanako.com/category/information/

担当者にしてみれば真っ青になった事故だろうと思うが、スラドの諸兄諸姉はこういう応募系のシステムでしでかしたことはおありだろうか？

5月中旬以降、Youtubeの動画がユーザーからの報告で大量に削除され、同時に多数の公式チャンネルも閉鎖されるという事態が起きている。

5月28日の時点で閉鎖された公式チャンネルは計45チャンネル（動画数83363本）。これはユーザーからの「差別的な内容を含む」という報告によるもので、報告を受けたYoutube側が動画を判断し悪質であるとした動画を削除、同一チャンネルで３本の削除動画が出た場合チャンネルごと閉鎖されるという制度による。

この動きをうけ自発的に動画を削除したチャンネルも計35チャンネル（動画数50317本）あり、この「差別動画通報」ムーブメントによりYoutube内の日本語の差別動画の数は減っている模様。

https://buzzap.jp/news/20180525-takeda-tsuneyasu-youtube-ban/

削除されたチャンネルのなかには「明治天皇の玄孫（やしゃご）」という血筋を売り物にするタレントの竹田恒泰氏のものもある。

この背景には、5chの「なんでも実況Ｊ」という板のユーザー（通称なんＪ民）たちが弁護士の大量懲戒請求事件で嫌韓感情を持つユーザーの多いハングル板を訪問、遊び場にしているうちに「Youtubeのネトウヨ動画を報告しまくって潰そうぜ」というスレッドを立てて差別動画報告を遊びにしたことがあるらしい。

https://www65.atwiki.jp/operationobihiro/sp/

まあ、最初は遊びでも真面目にヘイトスピーチを撲滅しようとしているのはいいことなのではないかとタレコミ子は思います。２ちゃんねらーがフジテレビに対する嫌がらせのために海岸のゴミ拾いをしたようなもので。

ウナギの稚魚「シラスウナギ」の不漁が各地から報告されている。静岡県内では12月1ヶ月間の漁獲量が184グラムと、昨シーズンの同じ期間の0.04%に留まっている。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180112/k10011286571000.html

鹿児島県では12月10日に解禁されてから25日までの15日間の県内採捕量は483グラムで、この量は昨年解禁後15日間の0.6％である。

http://www.the-miyanichi.co.jp/kennai/_29917.html

なおこのシラスウナギの不漁は台湾や中国でも同様らしく、いよいよウナギはこのまま絶滅してしまうのだろうか。皆様のウナギの思い出なんかもききながらウナギに思いを馳せたい。

なお水産庁は「漁の始まりとして良くないのは確かだが、これから漁が本格化する。今後の推移を見ないと何とも言えない」（栽培養殖課）と静観の構えの模様。

http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/list/201801/CK2018011402000112.html

茨城県筑西市のセルフ式ガソリンスタンドで「謎の装置」が発見され話題になっている。

セルフ式のガソリンスタンドは事務所で店員が客の状況を監視し安全な状態であるのを確かめて「許可」ボタンを押さないと給油が開始されないのだが、筑西市のガソリンスタンドでタッチパネルの「許可」ボタンを定期的に叩く謎の装置が見つかり、TBSの取材カメラでその光景が捕らえられた。

取材後しばらく経って再びそのスタンドに行くと装置は小型化して進化していた。
TBS取材班はその映像を消防署に見せたところ法令違反の可能性が強いとして立ち入り調査が行われ同行取材の結果「謎の装置」は取り外されていたがデスク横に置いてあった「装置」について追求されるとスタンド側は省力化のためにやったと自供。消防署は装置の撤去と以後の継続的な立ち入り検査を通告したとのこと。

モーターで作動する棒が画面をノックし続ける第一世代から画面に取り付いてソレノイド式に許可ボタンを連打する第二世代への進化は電子工作好きとしてはなかなかに興味深い。法令違反だけど。

岐阜県飛騨市の神岡鉱山はニュートリノ観測施設「スーパーカミオカンデ」で知られるが、その同じ神岡鉱山跡地に大型低温重力波望遠鏡「KAGRA」が完成し、報道陣に一般公開された。
地下200mに長さ3kmの直交するトンネル2本が掘り、その内部でレーザー光を発射し鏡で反射して戻ってきた時間の差によりトンネル空間の歪みを検出する仕組み。
今年度中に試験観測を開始し、2017年には本格観測を開始する予定。なおKAGRAとは「神岡(KAmioka)」のKAと「重力波(GRAvity wave)」のGRAを組み合わせたもの。

重力波は質量を持った物体が動いたときに発生すると考えられている空間の歪みであり、アインシュタインの一般相対性理論によって存在が予言されているがいまだに直接観測されたことはない。
きわめて重い物体である中性子星が互いに廻りあう連星や、回転する赤色超巨星の超新星爆発などでは大きな重力波が発生すると考えられており、精度の高いKAGRAはそのような重力波を観測することを目的にしている。

重力波望遠鏡はアメリカのLIGO（干渉計長さ4km）、イタリアのVIRGO（干渉計長さ3km）、ドイツのGEO600（干渉計長さ600ｍ）、東京都国立市のTAMA300（干渉計長さ300m）などがあるが、KAGRAの観測精度はそれを上回るもので、本格観測から一年以内に重力波が観測できると期待されている。

KAGRA単独では重力波が「来た」ことしか分からないが、LIGOとVIRGOは観測精度をKAGRAと同等に引き上げる改良を計画しており、これによって重力波の観測時刻の差により重力波の発生方向も観測可能になる。

なお欧州宇宙機関(ESA)は宇宙空間に重力波天文台LISAを打ち上げ、干渉計長さ500万kmの超高精度観測を行う予定。（打ち上げは2034年）

http://mainichi.jp/select/news/20151107k0000m040070000c.html

スクエア・エニックスのスマートフォン用ゲーム「拡散性ミリオンアーサー」が来年2015年3月30日をもってサービスを終了することが発表された。

その理由は「コアプログラマが抜けたためプログラムがブラックボックス状態になった」とスクウェア・エニックス第10ビジネス・ディビジョンプロデューサーの岩野弘明氏は語っている。
http://app.famitsu.com/20141226_479007/

運営がクソだとかいろいろ悪評もあったゲームであるが、こんな終わり方をしてしまうとは意外である。
皆さんのかかわっている仕事でも「この人がいなくなったらプロジェクトは座礁する」って人、いませんか？

バンダイナムコゲームスは映画「スターウォーズ」シリーズをモチーフにしたアーケード用シューティングゲームを発表した。
2015年の北米を皮切りにワールドワイドで順次稼働するとのこと。（現時点では日本・アジア・ヨーロッパでの稼働時期は未定）

この「STAR WARS BATTLE POD」（スター・ウォーズ バトル ポッド）は現在『機動戦士ガンダム戦場の絆』『マッハストーム』などで使用されているプレイヤーの視界を広範囲にカバーするドームスクリーンを装備した「P.O.D」（パラノミック・オプティカル・ディスプレイ）筐体で供給されるもので、ゲーム内容はスター・ウォーズエピソード４～６をテーマにしている。

X-WINGに乗りデス・スターを攻撃したりスピーダーバイクに乗り惑星エンドアの森林を駆け抜けたりというスター・ウォーズファンならば誰もが体験してみたい戦闘を実際に遊ぶことができる。
日本国内での稼動はいまだ未定だが、一足先に11/23～24の両日、横浜ランドマークプラザ内フェスティバルスクエアで先行体験会が実施される。
http://game.watch.impress.co.jp/docs/news/20141112_675769.html
マスター・ヨーダに「ルークよ。フォースを使うのだ」と言われてみたい諸兄諸姉はランドマークプラザへGO!

JR東日本新潟支社はこの度、列車運行情報の新しいインターネット配信サービスを開始した。

それは「駅構内の発車時刻案内板をwebカメラで中継する」というもの。
「クローズドなJR内部での案内システムをwebにどうやって配信するか？」という点を柔軟で新しい発想法で解決したなかなかのナイスハックだと言えるだろう。JR・私鉄の各社も追随すると面白いことになりそうだ。

三菱重工は9月26日、カナダの衛星通信会社テレサット社からH-2Aロケットでの衛星打ち上げを受注したと発表した。
2015年後半にJAXAの種子島宇宙センターから打ち上げる予定。
H-2Aロケットは相乗り衛星として韓国航空宇宙研究院の多目的実用衛星3号機（KOMPSAT-3)の打ち上げを受注(打ち上げは2012年5月)したことはあったが、国外大型商業衛星の受注は初めて。

受注額は非公表だが、100億円前後とみられる。
（プレスリリース）http://www.mhi.co.jp/news/story/1309265425.html

打ち上げる通信衛星テルスター12Vはフランスのアストリウム(Astrium)社のEurostar-3000型のバリエーションで西経15度の大西洋上に軌道に置かれ、南北アメリカからヨーロッパ・アフリカの広範囲をカバーする予定。
衛星の重さは5トン以内で、H-2Aは固体ロケットブースター四基を接続したH-2A204(2段式・小型ブースター0基・大型ブースター4基)で打ち上げる模様。

これまで官需頼りだったH-2Aも今後は海外の衛星打ち上げ市場を狙っていけるようになるかもしれない。
ぜひとも成功させてほしいものだ。