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シンギュラリティの先にあるディストピアを妄想する | akiraaniの日記 | スラド
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日記

akiraaniの日記: シンギュラリティの先にあるディストピアを妄想する 1

日記 by akiraani

解放主義社会と仕事をしなくてもいい国 の続き

単純に人間様よりもAIの方が賢くなってしまった社会で、貧富の格差が極大まで広がるだろうと考えられている。
まあ、資本論の世界のままだとその通りだろう。AIは文句を言わない労働者。金のあるやつがより良いAIを手に入れてより金を集めるだろう。運の要素がないモノポリーみたいなものである。
もちろんそれで社会が回るわけはないので、社会システム自体が変容するだろう。

結局のところAI能力が労働力になるわけなので、個人が使役できるAIに制限を設けるのが一番手っ取り早い対処法だろうと思う。
AI管理資格が整備され、より上位の資格を持っているほど、能力の高いAIを使役することができる。
たくさんのAIを使役したければ、管理資格を持った人間と契約し、それなりの給与を払う。

この世界では、人間が受ける教育はすべてAIの育成、管理にかかわるものになるだろう。人は戸籍と引き換えに国から与えられる自分専用のAIを持ち、AI育成のスキルを学校で学び、資格を取って自分のAIが行使できる権限を増やす。
自分専用のAIは究極の個人認証システムでもある。公的な手続きは自分専用のAIに指示すれば即座に完了する。
また、教師でもある。AIには最初から義務教育を施してくれる機能を持っていることだろう。もはや勉学のために学校に通う必要はない。AI資格取得に必要なカリキュラムも、本人の希望に沿って手配してくれることだろう。

……ううむ、ディストピアになるかと思ったら、案外バラ色かもしれない。

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