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体験型エンタメ情報局: ARGNet
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2022年7月14日

名作ARG『Why So Serious』の魂を受け継ぐARGがKickstarterに登場

2007~2008年に、今でも伝説となっているARGが制作されました。バットマンの映画『バットマン ビギンズ』と『ダークナイト』の間のタイムラインを埋めるARG『Why So Serious』です。
『Why So Serious』は、その規模と期間、参加した人数、そして2009年のカンヌ国際広告祭サイバー部門でグランプリを受賞といった実績から、今でも世界最大級のARGとして君臨しています。
『Why So Serious』がどのようなARGだったのかについては、以前『体験型エンタメ情報局』でも取り上げているので、詳しくはそちらを参照ください。


そして、15年後の2022年、『Why So Serious』の驚きと感動を家庭で楽しめるゲームにする、というコンセプトのボードゲーム型ARGがKickstarterに登場しました。『BATMAN: The Arkham Asylum Files』です。



2011年2月5日

海外ARG 2010年 総まとめ


体験型エンタテインメント 2010年 総まとめ その1」「その2」では、国内の事例に絞って紹介しました。しかし、ARG の本場は英語圏です。日本発で、ワールドワイドに通用する ARG を作ってやる!という視点をぜひとも持つべきでしょう。とはいえ、海外 ARG のまとまった情報は日本語ではあまりありませんでした。

海外における ARG の2010年のまとめとして、ARGNet の記事「A Look Back at the Year in Alternate Reality Games: 2010 Edition」が非常に良くまとまっています。翻訳の許可をいただきましたので、以下にご紹介します。

なお、日本の読者に合わせて、細かすぎるところを削ったり、逆に説明を加えている部分があります(動画の埋め込みは転載にあたって行ったものです)。リンクも、英語が苦手な人でも参照しやすい場所に絞って整理しています。英語が読める方は、ぜひ原文を当たってください。

2010年5月8日

ARGNet:The Scariest Thing I Ever Saw: JJ Abramsの新たなバイラル


ここ数週間にわたり、「Super 8」の噂が持ち上がっている。JJ Abramsによる新しい映画で、「Cloverfield(邦題:クローバーフィールド)」の世界観を新たな切り口で描いているのではないかと推測されていた。Abramsは同作の神秘性を最大限に維持しており、映画館に送られているトレイラーも開くためにスペシャルコードが必要となっている。このように厳重なセキュリティにもかかわらず、昨夜の「Iron Man 2(邦題:アイアンマン2)」のときにリリースされたトレイラーが不法にコピーされYouTubeに公開されている(※YouTubeの動画は5月8日現在削除されている)。

トレイラーには「THESCARIESTTHINGIEVERSAW」というフレーズが隠されており、鋭い洞察によって「ScariestThinglEverSaw.com」が発見され、デスクトップから「PDP-11 Simulator」にアクセスすることができるようになった。このシミュレーターは1977年2月5日にD.Morrisによって作られ、未だ判明していないオペレーションために実行され続けている。

「Super 8」に関する情報は、「MovieViral.com」が利用できそうな情報をわずかに提供したが、それでも非常に少ない。Abramsはこのフィルムについて「Cloverfieldとはまったく関係ありません」と明確に発表したが、それ以外の部分については沈黙したままだ。Abramsはバズプロジェクトについて数々の実績を残しているので(例として、StarTrekFringeCloverfieldLOSTAlians)、これも新しい試みなのかもしれない。Abrams製ARGはLOSTのARGやFringeARGのそれぞれのエピソードに隠されていた象形的な暗号でしばしば時間が一致しないこともあった。しかし水は高きより低きに流れる。LOSTARGは「Primatime Emmy」のインタラクティブ・メディア部門で数々の賞を受賞している。その上Abramsの最新のARG「Alert Vulcan」は現実世界と見事に組み合わせてくれた。今回はそれを上回るだろう。

ディスカッションしたい場合はここをクリック(Unfiction forums)
Wikiを見たい場合はここをクリック(Wikibruce.com)

※以上はARGNetの記事「The Scariest Thing I Ever Saw: Another JJ Abrams Viral」の翻訳です。

2010年5月6日

ARGNet:2010年Webby受賞者発表:「Letters to the Future」、「District 9」、「True Blood Take Home Honors」


5月4日、「第14回Annual Webby Awards」の受賞者が発表された。同賞はその年の「インターネットにおけるインタラクティブデザイン、クリエイティビティ、ユーザビリティ、ファンクショナリティが素晴らしいと認められた」ものに対して送られる賞で、今回は「Love Letters to the Future(Xenophile Media)」、「District9(邦題:「第9地区」(Trigger LLC)」、「True Blood(HBO)」の3つのARGが栄誉に輝いた。

「Love Letters to the Future」は「GREEN」部門の「Webby Award Winner」、「People's Voice Winner」の両方を受賞した。このキャンペーンは未来の世代に向けて世界中のコミュニティからメッセージを収集していくというもの。この中からトップ100のメッセージが、2009年12月13日にコペンハーゲンで行われた国連気候変動枠組条約締約国会議のときタイムカプセルに入れられた。
同作品はXenophile Mediaがウェブサイト上に未来からの謎やメッセージを隠したほか、世界中の様々な場所にもAR(Agument Reality)画像を隠し、参加者はキャンペーンをインタラクティブに楽しむことができた。
このARGの詳細については「Greenpeace International」でも紹介されているほか、「the Love Letters to the Future blog」の内容を追うことで知ることができる。

「District 9」は「MOVIE AND FILM」部門の「People's Voice Winner」を受賞した。同作は映画が公開されるまでの期間、視聴者は義勇軍である「Multi-National United」と生活に溶け込んでいるエイリアンについて学べるという内容。ソニーピクチャーズはウェブサイトの視聴者に対して映画をより深く理解するための包括的なトランスメディア・キャンペーンを実施し、特に映画の屋外広告で公園のベンチを利用した「革新的で物語性を喚起させる手法」が評価された。
「District 9」についてより広く知りたければ、「MovieViral.com's coverage」をチェックすると良いだろう。

最後となったが、「True Blood」はセカンド・シーズンのプロモーションを目的としたインテグレーテット・マーケティングが「INTEGRATED CAMPAIGNS」部門で「People's Voice Winner」を受賞した。HBOとCompfire Mediaがシーズン・ワンのときに作っていた「Blood Copy blog」とバイラル・ビデオなどのARGを改造する形で実施された。このやり方はいくぶん論争を巻き起こし、Gawker Mediaによる「vampire-run blog」に反映された。

「2010 Webby Award」を受賞された皆さん、おめでとう。そして2011年のアワードでも素晴らしいデザイナーズ・メイキングを期待している。

※以上はARGNetの記事「2010 Webby Winners Announced: Letters to the Future, District 9, and True Blood Take Home Honors」の翻訳です。